JP2608911B2 - 集合管継手 - Google Patents

集合管継手

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JP2608911B2
JP2608911B2 JP63048379A JP4837988A JP2608911B2 JP 2608911 B2 JP2608911 B2 JP 2608911B2 JP 63048379 A JP63048379 A JP 63048379A JP 4837988 A JP4837988 A JP 4837988A JP 2608911 B2 JP2608911 B2 JP 2608911B2
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drainage
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pipe
water collecting
collecting
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隆 草野
徹朗 松野
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中高層等の建築物に設けられる排水用立管
に接続される集合管継手に関し、さらに詳しくは立管内
の通気を確保することにより、排水トラップによる封水
効果が損なわれるのを防止した集合管継手に関する。
(従来の技術) 例えば、中高層建築物に取付けられる排水管は、各階
層を通過する立管と、該立管の適所に接続される集合管
継手と、各階層から集合管継手に接続される枝管とから
構成されており、このような枝管と立管との接続構造
は、第5図に示す構造が一般に採用されている。
図中4は立管、Bは集合管継手、5は枝管である。集
合管継手Bには立管4からの排水が流入される流入筒6
を収容配置する大径部61と、この大径部61の下端に連設
されており、下端部が縮径された集水部62とを有し、集
水部62の下端の排出口64には下側の立管4が接続されて
いる。流入筒6から流下した排水は流入筒6の下端から
周囲に飛び散り、集水部62の内壁面に当たって、この内
壁面に沿いながら流下することで集水され、また枝管5
から集合管継手Bの大径部61内へ流入した排水は流入筒
6の周側壁に当たって落下して集水部62に集められる。
このようにして集水部62部分で集められた排水は、排出
口64から立管4へ流出するように構成されている。な
お、図中63は大径部61に設けられた枝管接続部である。
ところが、立管4又は各枝管5からこの集合管継手B
内に多量の排水が勢い良く流入すると、排水が集水部62
の下部内面に当たって跳ね返り、この跳ね返った排水が
その勢いにより排水口64を飛び越えて反対側の側壁を昇
り、このようにして集水部62の周側壁を伝って流下した
排水が集水部62の下端部分で合流して排水口64を一次的
に塞ぐ場合がある。
このように排水管の一部でも排水によって閉塞される
と、排水管内の空気層が上下で連通しなくなると共に、
その排水の流下によって集合管継手Bの上側における排
水管内が一次的に負圧となり、その結果枝管5に接続さ
れている各種衛生厨房機器類のトラップが破水し、排水
管内の悪臭が各室内等に逆流することになる。また、立
管4を流下する排水が管壁を真直ぐ下方に流下すると水
流が速くなり、最下階の曲り部においてジャンピング現
像を起こして管を閉塞することになり、これによっても
排水立管4内が負圧になり、トラップが破水する。
そこで、従来から、この集合管継手B内を流下する排
水に旋回流を発生させることにより、排水管が排水で閉
塞されないようにした種々の通気構造が提案されてい
る。
例えば、特公昭57−18015号公報には、集合管継手の
内面に螺旋形の羽根体を突設することにより、立管及び
枝管から集合管継手内に流入した排水をこの羽根体の上
面に当てることで、排水に旋回流を発生させるようにし
ている。
また、実公昭58−41428号公報では、集合管継手の下
部内面に螺旋状の凹溝を設け、該凹溝に沿って排水を流
下させることにより旋回流を発生させる構造も提案され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の構成では、羽根体が集合管継手
の内面より突出しているために、この羽根体に、排水に
含まれる塵や繊維屑が引っ掛かって堆積し、集合管継手
がそれらの繊維屑等で詰まるおそれがある。また、この
構成では排水に充分な旋回流を発生させる機能を持たせ
るためには、集合管継手の全長を長くする必要があり、
そのため集合管継手の形状が大型化すると共に重量も増
して施工性に劣る。また、立管の流入筒から集合管継手
内に流入した排水はその羽体に勢い良く当たるので、不
快音が発生するおそれがある。さらに、上記のように、
集合管継手の内面に複雑な形状の羽根体を設ける必要が
あるので、集合管継手の製作コストが高くなる等の欠点
がある。
また、後者の構成では、集合管継手の内面に設けた凹
溝内にスライム(油垢)が付着し易く、そのため長期間
使用されると、スライムが凹溝内に堆積して凹溝が形成
されなくなり、旋回流を発生させる効果が著しく低減す
る。さらに、上記したようにこの凹溝だけで排水の旋回
流を発生させるためには、集合管継手の全長を長くする
必要があって、形状が大型化すると共に重さが増して施
工製に劣り、また製作コストも高くなる欠点があった。
本発明は上記欠点を解決するものであり、その目的と
するところは、排水管内で大きい負圧が生じるのを防い
で、排水トラップの封水効果が損なわれるのを防止でき
ると共に、繊維屑等が内部に詰まるおそれのない集合管
継手を提供することにある。本発明の他の目的は、騒音
を発することがなく、また施工性に優れ、さらに比較的
安価に製作することができる集合管継手を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明の集合管継手は、立管からの排水が流入される
流入筒が収容配置されており、枝管接続部が設けられた
大径部と、該大径部の下端に連設されており、下端部が
縮径された集水部とを有する集合管継手であって、該集
水部の内面の横断面形状が多角形に形成され、集水部の
下部が集水部の上部から周方向へ順次捻られており、そ
のことにより上記目的が達成される。
(作用) 流入筒から集合管継手内に排水が流入すると、流入筒
の下端から排水は末広がりに落下して、大径部及び集水
部の内面に当たる。そして、排水は大径部及び集水部の
内面に沿って流下する。ここで、流入筒から周囲に広が
った排水の慣性によって、排水は集水部の隣接する各曲
面部間で形成されるコーナー部に集まり易いと共に、各
曲面部に沿って下方へ流下する排水は、この排水の流下
方向に対して斜めに交差するコーナー部に集まる。この
コーナー部は集合管継手の軸芯方向に向かって螺旋形に
形成されているので、コーナー部に沿って流下する排水
は旋回しながら流下することになり、集合管継手から立
管へ排出された排水には旋回流が発生する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、集合管継手Aは、立
管2からの排水が流入される流入筒3と、枝管接続部11
が設けられた大径部10と、該大径部10の下端に一体に連
設されており、下端部が縮径された集水部1とを有して
いる。
大径部10は、筒状の側面部10bと上面部10aとを有して
おり、側面部10b外面の対向する両側に枝管が接続され
る枝管接続部11が設けられている。大径部10の上面部10
aの中央に形成された貫通口10cに流入筒3が垂設されて
おり、この流入筒3は大径部10内に収容配置されてい
る。大径部10の下端には漏斗状の集水部1が連設され、
該集水部1の下端部には排出口12が形成されている。そ
して、この排水口12の下端には、立て管2が接続されて
いる。
大径部10の下端より連設された集水部1の内面の断面
形状は六角形に形成されている。該集水部1の上部には
大径で且つ断面六角形の大径角形部14が形成され、集水
部1の下部には前記大径角形部14より小径で、且つ断面
六角形の小径角形部15が形成されている。そして、第3
図に示すように、小径角形部15は大径角形部14から周方
向へ捻られている。従って、集水部1の内面には六つの
曲面部16、16…と、隣接する各曲面部16、16間において
六つのコーナー部17が形成される。各曲面部16は下端が
集合管継手Aの中心側に位置するよう傾斜し、また各コ
ーナー部17は集水部1の上側から下側へ行くにつれて一
方の周方向へ旋回した螺旋状となり、しかも集水部1の
上部に形成されたコーナー部17と下側に形成されたコー
ナー部17の内角は等しく設定されている。
集水部1の大径角形部14と小径角形部15との捻り角度
は、限定するものではないが、例えば、30〜90度程度に
設定することができ、この実施例では、第3図に示すよ
うに、大径角形部14と小径角形部15とは約45度捻られて
いる。また、第2図に示すように流入筒3からの排水が
大径部3及び集水部1内周面に向かって流下するよう
に、立管2の流入筒3の下端と集水部1上端との間の寸
法hは流入筒3の半径以上に設定するのが好ましい。
また、大径角形部14及び小径角形部15においては断面
円形部と断面角形部とが接続されて段を生じるが、その
前後において円形から角形または角形から円形に滑らか
に変化させて段が生じないようにするのが好ましい。
次に、上記のようにして構成される集合管継手Aの作
用を説明する。
第1図に示すように、流入筒3及び枝管接続部11から
排水が集合管継手A内に流入すると、排水wは流入筒3
下端から周囲に広がって大径部10及び集水部1の内周面
に当たりながら流下する。すると、排水wは曲面部16に
沿って流下する際に、排水wの流下方向と交差して設け
られたコーナー部17に達し、また排水wには外方向の慣
性力が付いているので、集水部1の各コーナー部17に集
められる。このコーナー部17は前記したように、下側へ
いくにつれて縮径する螺旋状に形成されているので、排
水wはコーナー部17に沿って旋回しながら流下する。そ
して、集水部1から流下した排水wはその旋回流を維持
した状態でこの集水部1の下部に連設された立管2の内
周面を流下する。
従って、集水部1内面を流下する排水の流下抵抗が増
大し、排水の流速が低下すると共に、集水部1及び立管
2の中心部には空気層が形成されることになり、この空
気層が排水立管2の全長に亘って連続する。
尚、流下筒3も断面角形とし、上部から下部に向けて
集水部1と同方向に順次捻られている形状とすると、立
管2からの排水を旋回流として流下させることができる
と共に、枝管11からの排水も流下筒3の外面に当てて旋
回流として流下させることができ、排水に効率よく旋回
流を与えることができる。
なお、集水部1の横断面形状は、四角形、五角形ある
いは七〜十角形程度に形成することもできる。
(発明の効果) このように、本発明によれば、集合管継手の集水部内
で排水は旋回流となり、その慣性を維持した状態で立管
内へ流下するので、排水の流速を低下することができる
と共に、集合管継手及び立管の中心部に空気の芯を形成
することができる。従って、衛生厨房排水機器等から多
量の排水が集合管継手内に流入した場合でも、排水管の
空気の連通状態が常時維持されるから、排水管内の圧力
の変動を低減できてトラップ破水を確実に防止すること
ができる。
しかし、本発明の集合管継手は、集水部を横断面多角
形に形成し、且つ捻りを加えるだけで上記効果を奏し得
るので、従来の集合管継手のように内面に設けた羽根体
等に塵や繊維屑等が引っ掛かって集合管継手が詰まるお
それがなく、しかも騒音の問題も生じない。また、集合
管継手の内周面に凹溝を設けた場合のように、長期間の
使用でその凹溝内にスライムが堆積して旋回流が低減す
ることもない。さらに、小型化が可能となるため、施工
性にも優れており、また、内面の形状が簡略化できるの
で、製作コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の集合管継手の一実施例の斜視図、第2
図はその作用説明図、第3図はその要部横断面図、第4
図はその作用説明図、第5図は従来の集合管継手の断面
図である。 1……集水部、2……立管、3……流入筒、10……大径
部、A……集合管継手。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立管からの排水が流入される流入筒が収容
    配置されており、枝管接続部が設けられた大径部と、該
    大径部の下端に連設されており、下端部が縮径された集
    水部とを有する集合管継手であって、該集水部の内面の
    横断面形状が多角形に形成され、集水部の下部が集水部
    の上部から周方向へ順次捻られている集合管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6011798A (ja) * 1983-06-29 1985-01-22 株式会社クボタ 排水用集合管
JPS63243589A (ja) * 1987-03-30 1988-10-11 東亜高級継手バルブ製造株式会社 排水管

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