JP2607303B2 - 熱インキジェット印刷用組成物 - Google Patents

熱インキジェット印刷用組成物

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JP2607303B2
JP2607303B2 JP2157423A JP15742390A JP2607303B2 JP 2607303 B2 JP2607303 B2 JP 2607303B2 JP 2157423 A JP2157423 A JP 2157423A JP 15742390 A JP15742390 A JP 15742390A JP 2607303 B2 JP2607303 B2 JP 2607303B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インキジェット用組成物及び印刷方法に関
する。特に、本発明は熱インキジェット印刷方法での使
用に適したインキ組成物に関する。本発明の一実施態様
は、熱インキジェット用インキ組成物に属し、染料、液
体媒体及び界面活性剤(例えば、ポリオキシアルキル化
エーテル、陰イオン性ビテイル(bitail)フルオロアル
キル、アルキルアリールスルホネート、アルキルアミン
第四級塩及びこれらの混合物からなる群より選ばれたも
の)を含むものである。
〔従来の技術〕
一般に、インキジェット印刷システムには、連続スト
リームとドロップ−オン−デマンドの2つのタイプがあ
る。ドロップ−オン−デマンドシステムにおいては、液
滴はデジタルデータシグナルに従って記録媒体上の所定
位置に直接に、オリフィスから噴射される。
ドロップ−オン−デマンドシステムは、インキの回
収、荷電偏向を必要としないので、このシステムは連続
ストリームタイプもさらに簡単である。
ドロップ−オン−デマンドシステムには、熱インキジ
ェット又はバブルジェットとして知られるものがあり、
高い速度の液滴を作り出し、かつ非常に近接したノズル
の間隔を可能としている。この種のドロップ−オン−デ
マンドシステムの主要な構成要素は、一端にノズルを有
するインキ充填チャンネルと、そのノズルの近くにある
発熱抵抗体である。デジタル情報を表わす印刷ジグナル
は、オリフィスはノズル近くの各インキ通路内の抵抗層
に電流パルスを発生させ、抵抗層のすぐ近くのインキは
ほとんど瞬時に蒸発させ、気泡を発生する。オリフィス
のところにあるインキは、気泡の膨張により液滴として
噴射される。インキの動水力学的運動が停止したとき、
このプロセスは、再び同一動作を開始するように準備さ
れる。熱発生気泡による液滴噴射システムを採用したも
のは、通常“バブルジェット”システムと呼ばれ、この
ドロップ−オン−デマンドインキジェットプリンター
は、連続ストリームを採用する同装置よりも簡単で低コ
ストの装置を提供し、かつ該装置は実質的に同じ高速印
刷能力を有している。
バルブジェットシステムの作動順序は、インキ充填チ
ャンネル中の抵抗層(この抵抗層は、このチャンネルの
オリフィス又はノズルにきわめて近くに設けられてい
る)、を通る電流パルスにより開始される。熱は抵抗体
からインキに移転される。該インキは通常の沸点をはる
かに越えて過熱され、水をベースとするインキにあって
は、最終的に280℃程度の気泡形成又は核形成の臨界温
度に到達する。一担、核が形成されると、気泡又は水蒸
気が加熱器からインキを熱的に分離し、それ以上の加熱
をインキに行うことはできない。この気泡は、通常の沸
点を越えてインキに蓄積されたすべての熱が拡散し又は
気体を液体に転換するのに使用され、気化熱により熱が
除去されるまで、膨張する。気泡の膨張はインキの液滴
をノズルの外に押し出し、一担過剰の熱が除去される
と、核気泡は抵抗体上でつぶれてしまう。この時点で、
電流パルスが通過してしまうため、抵抗体は、もはや過
熱されず、同時に気泡はつぶれてしまい、液滴は、高速
で記録媒体の方向へ飛んでいく。抵抗層は気泡のつぶれ
により、きびしいキャビテェーションの力に遭遇し、こ
れにより腐食する傾向がある。続いて、インキチャンネ
ルは毛管現象により再び満される。この全体の気泡形成
及びつぶれの過程は約10マイクロ秒で起る。チャンネル
を100〜500マイクロ秒の最小休止時間の後、再噴射し、
チャンネルの再充填を可能とし、かつ動的な充填ファク
ターを幾分静めることができる。熱インキジェット方法
は周知である。
インキジェット用インキも公知である。例えば、本願
明細書中に引用している米国特許第4,508,570号には、
インキジェット印刷用水性インキが開示されており、該
インキ中に含まれているのは、水溶性直接染料及び/又
は酸性染料、ポリヒドロアルコール及び/又はそのアル
キルエーテル、水、及び特定のポリオキシエチレンアル
キルアミン、特定のポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル及び特定のポリオキシエチレンアルキルエー
テルから選ばれた少なくとも一種の水溶性非イオン性界
面活性剤である。さらに、本明細書中に引用されている
米国特許第4,623,689号は、水性着色ポリマーを含むイ
ンキジェット用インキを開示しており、該水性着色ポリ
マーは、エチレン性不飽和スルホン酸又はその塩のホモ
ポリマー、又はエチレン系不飽和スルホン酸又はその塩
と他のエチレン性不飽和モノマーのコポリマーを含み、
このホモポリマー又はコポリマーが塩基性染料で染色さ
れ、かつ35℃を越えない最低薄膜形成温度を有するもの
である。さらに、本明細書中に引用されている米国特許
第4,627,875号は、インキジェット記録に適した記録用
液体を開示しており、該記録用液体は、記録用試案であ
るC.I.アシドレッド8(C.I.Acid Red 8)、及び液状媒
体を含み、該液状媒体は、少なくとも、ポリエチレング
リコール、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
及びこれらの混合物のうちの一種;ジエチレングリコー
ル、スルホラン及びこれらの混合物の一種;N−メチル−
2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン及びこれらの混合物の一種及び水を含む。
公知のインキジェット用インキ組成物は、これらの意
図する目的には適しているけれども、さらに新しくかつ
改良された熱インキジェット用インキが引き続き必要と
されている。また、非毒性、非発ガン性かつ非突然変異
性の熱インキジェット用インキも必要とされている。ま
た、潜在時間、つまり、目詰まりを起すことなくジェッ
トを停止しかつ再スタートできるための時間、を改善し
た熱インキジェット用インキが必要とされている。さら
に、許容される粘度及び表面張力の値を有する熱インキ
ジェット用インキが必要とされている。インキジェット
プリンター過熱装置を汚染せずまた劣化を起こさない熱
インキジェット用インキが必要とされている。また、乾
燥時間が短縮された熱インキジェット用インキが必要と
されている。特殊紙、普通紙及び透明体上でインキのし
み出しやにじみの減少を示す熱インキジェット用インキ
が必要とされている。さらに、良好な耐光性、耐水性及
び印刷濃度を示し、かつプリンター加熱器に残留デポジ
ットをほとんど又は全く形成しない熱インキジェット用
インキが必要とされている。また原色が良好に混合さ
れ、原色インキを支持体上に塗布するという指示に影響
を受けることなく、所望の色の斑紋のない像を生じさせ
る熱インキジェット用インキも必要とされている。斑紋
が観察されるのは、2種の異なる色のインキを混合し等
和色の像を形成した場合に、インキが表面張力の相違に
より相互に退けあう結果、色による分離が生じたときで
ある。本発明のインキを使用すると、等和色の斑紋がな
い像を形成することができ、色の質は、着色インキが印
刷指示体上に塗布される順序にかかわらず一定に保たれ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、改良された熱インキジェット用イン
キを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
したがって、本発明は、染料、水を含む液状媒体、及
び界面活性剤を含む熱インキジェット印刷用組成物であ
って、該界面活性剤が、 式(F2110CH2S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イ
オンビテイルフルオロアルキル、又は式(F2110CH2
S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イオンビテイルフル
オロアルキルと、式R−O−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH
(式中Rは、8〜40の炭素原子を有する脂肪族炭化水素
鎖であり、nは1〜約100である。)のポリオキシエチ
ル化エーテル、アルキルアリールスルホネート、アルキ
ルアミン第4級塩からなる群より選ばれた少なくとも1
種との混合物である組成物を提供する。
さらに本発明は、染料、水を含む液状媒体、及び界面
活性剤を含むインキ組成物を、支持体上に熱インキジェ
ット印刷装置から像様に噴射する工程を含む像形成方法
であって、該界面活性剤が、 式(F2110CH2S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イ
オンビテイルフルオロアルキル、又は式(F2110CH2
S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イオンビテイルフル
オロアルキルと、式R−O−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH
(式中Rは、8〜40の炭素原子を有する脂肪族炭化水素
鎖であり、nは1〜約100である。)のポリオキシエチ
ル化エーテル、アルキルアリールスルホネート、アルキ
ルアミン第4級塩からなる群より選ばれた少なくとも1
種との混合物である像形成方法を提供するものである。
本発明は、熱インキジェットプリンターにより印刷さ
れた像を生じさせる方法を含む。この方法は、本発明の
インキ組成物を、適当な支持体、例えば普通紙、処理又
は被覆された紙、透明材料等の上に、熱インキジェット
印刷装置から像様に噴射させる工程を含むものである。
本発明のインキは、一般に染料着色剤を含む。一般的
に、例えば、直接染料又は酸性染料の1種であって、他
のインキの成分と融和性であり、かつ液状媒体に溶解性
であれば、いかなる有効な染料をも選ぶことができる。
適当な染料の例として次のようなものがある:バーンア
シドレッド2BMN(Bernacide Red 2BMN);ポンタミンブ
リリアントボンドブルーA(Pontamine Brilliant Bond
Blue A);BASF X-34;ポンタミン(Pontamine);フー
ドブラック2(Food Black 2);カロダイレクトツルク
オイスFBLスプラコンク(Carodirect Turquoise FBL Su
pra ConC.)(ダイレクトブルー199(Direct Blue 19
9)(カロライナカラーアンドケミカル社(Carolina Co
lor and Chmical);スペシャルファーストツルクオイ
ス8GLリキョド(Special Fast Turquoise 8GL Liquid)
(ダイレクトブルー86(Direct Blue 86))(モーベイ
ケミカル社(Mobay Chemical);イントラボンドリキッ
ドツルクオイス(GLL Intrabond Liquid Turquoise GL
L)(ダイレクトブルー86(Direct Blue 86)(クロン
プトンアンドノウルズ社(Crompton and Knomles));
シブラクロンブリリアントレッド38-A(Cibracron Bri
lliant Red 38-A)(リアクティブレッド4(Reactive
Red 4))(アルドリッチケミカル社(Aldrich Chemic
al));ドリマレンブリリアントレッドX-2B(Drimare
ne Brilliant Red X-2B)(リアクティブレッド56(Rea
ctive Red 56)(ピラム社(Pylam Inc.));レバフィ
ックスブリリアントレッドE-4B(Levafix Brilliant R
ed E-4B)(モーベイケミカル社);レバフィックスブ
リリアントレッドE-6BA(モーベイケミカル社);プロ
シオンレッドH8B(Procion Red H8B)(リアクティブレ
ッド31(Reactive Red 31)(ICIアメリカ社(ICIAmeri
ca));ピラムサーティファイドD&Cレンド#28(Py
lam Certified D & C Red #28)(アシドレッド92(A
cid Red 92)(ピラム社);ダイレクトブリルピンクB
グラウンドクルード(Direct Brill Pink B Ground Cru
de)(クロンプトン&ノウルズ社(Crompton & Knomle
s));カータソルイエローGTFプレスケーク(Cartasol
Yellow GTF Presscake)(サンドズ社(Sandoz In
c.));タートラジンエクストラコンク(Tartrazine E
xtra Conc.)(FD&Cイエロー#5、アシドイエロー
(Acid Yellow)23)(サンドズ社);カロダイレクト
イエローRL(Carodirect Yellow RL)(ダイレクトイエ
ロー86(Direct Yellow 86))(カロライナカラーアン
ドケミカル社(Carolina Color and Chemical);カー
タソルイエローGTFリキッドスペシャル110(Cartasol Y
ellow GTF Liquid Specical 110)(サンドズ社);D&
Cイエロー#10(アシドイエロー3(Acid Yellow 3)
(トリコン社(Tricon));イエローシェイド16948(Y
ellow Shade 16948)(トリコン社);バサシドブラッ
クX34(Basacide Black X34)(BASF社);カータブラ
ック2GT(Carta Black 2GT)(サンドズ社);ネオザポ
ンレッド492(Neozapon Red 492)(BASF社);オラソ
ルレンドG(Orasol Red G)(チバガイギー社(Ciba-G
eigy));ダイレクトブリリアントレッドピンクB(Di
rect Brilliant Pink B)(クロンプトンアンドノウル
ズ社);アイゼンスピロンレッドC-BH(Aizen Spilon
Red C-BH)(ホドガヤケミカルカンパニー);カヤノー
ルレッド3BL(Kayanol Red 3BL)(ニッポンカヤクカン
パニー);レバノールブリリアントレッド3BW(Levanol
Brillant Red 3BW)(モーベイケミカルカンパニー(M
obey Chemical Company);レバダームレモンイエロー
(Levaderm Lemon Yellow)(モーベイケミカルカンパ
ニー);スピリットファーストイエロー3G(Spirit Fas
t Yellow 3G);アイゼンスピロンイエローC-GNH(Aiz
en Spilon Yellow C-GNH)(ホドガヤケミカルカンパニ
ー);シリウススプライエローGD167(Sirius Supra Ye
llow GD 167);カータソールブリリアントイエロー4GF
(Cartasol Brilliant yellow 4GF)(サンドズ社);
パーガソルイエローCGP(Pergasol Yellow CGP)(チバ
ガイギー社);オラソールブラックRL(Orasol Black R
L)(チバガイギー社);オラソールブラックRLP(チバ
ガイギー社);サビニルブラックRLS(Savinyl Black R
LS)(サンドス社);ダーマカーボン2GT(dermacarbon
2 GT)(サンドズ社);ピラゾールブラックBG(Pyraz
ol Black BG)(ICI社);モルファーストブラックコン
クA(Morfast Black Conc.A)(モルトンチオコール社
(Morton-Thiokol社));ジアゾールブラックRNクアド
(Diazol Black RN Quad)(ICI社);オラソールブル
ーGN(Orasol Blue GN)(チバガイギー社);サビニル
ブルーGLS(Savinyl blue GLS)(サンドズ社);ルキ
ソールブルーMBSN(Luxol Blue MBSN)(モルトンチオ
コール社);セブロンブルー5GMF(Servron-Blue 5 GM
F)(ICI社);バサシドブルー750(Basacid Blue 75
0)(BASF社);等である。一般に好ましい染料はバー
ンアシドレッド(バーンカラー社(Berncolors)、ポウ
キープシー(Poughkeepsie)NY)、ポンタミンブリリア
ントボンドブルー、バーンカラーAY34(Berncolar A.Y.
34)、バサシドブラックX34(Basacide Black X34)、
カータブラック2GT、(Carta Black 2 GT)、テロンフ
ァーストイエロー4GL-175(Telon FastYellow 4 GL-17
5)等である。これらの染料は、一般的にインキ組成物
中に有効量を加えるが、その量は一般に約0.5〜約8重
量%、好ましくは約1〜約6重量%である。
本発明のインキも液状媒体を含む。しばしば、水は、
本発明のインキの液状媒体の主要部を構成し、一方、水
100%で構成することもでき、一般には、インキの約7
〜約93重量%、好ましくはインキの約55〜約85重量%存
在する。好ましくは、本発明のインキは液状媒体の一部
として保湿剤を含み、この保湿剤は、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール、その他のグリコール
等のグリコール、又は他の公知の保湿剤である。保湿剤
が使用される場合、保湿剤は有効量、一般には約5〜約
60重量%、好ましくは、約10〜20重量%、最も好ましく
は約17重量%で存在する。他の適当な液状媒体も、本発
明の目的が達成される限り、使用することができる。さ
らに、本発明のインキジェット用インキは、N−アルキ
ルピロリドン、例えばN−メチル−2−ピロリドンを含
むことができ、液状媒体、中に有効量、一般に約2〜約
20重量%、好ましくは約4〜約16重量%、最も好ましく
は約8重量%含むようにする。界面活性剤は、有効量、
一般にインキの約0.1〜約8重量%、好ましくは、イン
キの約0.2〜6重量%を含むようにする。また任意に、
殺菌剤を本発明のインキ中に含ませることができ、この
殺菌剤は例えば、ソルビン酸、1−(3−クロロアリ
ル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾナイアアダマンタン
(azoniaadamantane)クロライド(ダウイシル200(Dow
icil 200))(ダウケミカル社ミッドランド(Midlan
d)MI)、ビニレン−ビス−チオシアネート(シトック
ス3711(Cytox 3711)アメリカンシアナミド社(Americ
an Cyanamid社)ウェイン(Wayne),NJ)、エチレンビ
ス−ジチオカルバミン酸二ナトリウム(デイトンD14(D
ithone D14)(ローム&ハース社(Rohm and Haas Comp
any)フィラデルフィア、PA)、ビス(トリクロロメチ
ル)スルホン、(バイオシドN-1386(Biocide N-138
6)(スタッファーケミカル社(Stauffer Chemical Com
pany)ウエストポートCT)、ピリジンチオン亜鉛(ジン
クオマディン(Zinc Omadine)(オリン社(Olin Corpo
ration)スタンフォード、CT)、2−ブロモ−t−ニト
ロプロパン−1,3−ジオール(オニキシド500(Onyxide
500)(オニックスケミカル社(Onyx Chmical Compan
y)、ジャーセイシティ(Jersey City)NJ)、ボスコー
トMB50(Bosquat MB50)(ローザ社(Louza Inc.)ファ
イアタウン(Fairtown)NJ)等である。殺菌剤を使用す
る場合、殺菌剤は有効量、一般には約0.01〜約1重量
%、好ましくは約0.1〜約0.5重量%含むようにする。他
の公知の添加剤又はインキジェットインキ用液状媒体配
合物、例えば、本願明細書に引用されている米国特許第
4,627,875号に開示されているもの、を本発明のインキ
に使用することができる。ただし、これらの添加剤等は
本発明のインキに使用されている界面活性剤を沈澱させ
る強い陽イオン性添加剤を含有するものであってはなら
ない。
本発明に用いる界面活性剤は、ポリオキシアルキル化
エーテル、陰イオン性ビテイル(bitail)フルオロアル
キル、アルキルアリールスルホネート、アルキルジアミ
ン第4級塩及びこれらの混合物からなる群より選ばれ
る。ポリオキシアルキル化エーテル界面活性剤には、次
の式を有するものが含まれる。
R−O−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH (式中Rは、炭化水素であって、一般にほとんど又は全
く枝分れしておらず、かつ好ましくは約8〜40の炭素原
子を有し、例えば、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデ
シル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、エイコシル等であり、かつまた、芳香族官能
基、例えばフェニル、ナフチル、ビフェニル等を含んで
もよく、nはセグメントの反復数を表わしており、1〜
約100が好ましい。この種の界面活性剤の典型的なもの
は、H3518O(CH2CH2O)20Hであり、ペレガル“O"
(Peregal“O")(GAF社、ウェイン(Wayne)、NJ)が
入手できる。この種の界面活性剤の他のものには、炭素
原子数約11〜約15の鎖長を有する二級アルコールのエト
キシレート、例えばテルギトール (Tergitol )シリ
ーズ(ユニオンカーバイト社)(Union Carbide)、ダ
ンバリイ(Danbury)CT)が入手できる。また、この種
の界面活性剤には、エミュルホルゲン (Emulphogene
)レリーズ(GAF社)があり、その中には、ポリオキ
シエチル化トリデシルアルコール、ポリエトキシル化デ
シルアルコール、ポリオキシエチル化アルキルチオエー
テル、直鎖脂肪族エトキシレート、ポリオキシエチル化
ヒマシ油、ポリオキシエチル化ヤシ脂肪酸、ポリオキシ
エチル化オレイルアルコール等が含まれる。ポリオキシ
アルキル化エーテル界面活性剤を含むインキは、加熱器
デボジットの減少、ノズルの外皮形成の抑制及び異なる
色のインキの良好な混合を示した。改善された色の混合
は、印刷を右から左へ行うか、左から右へ行うかによっ
て色が異なる順序で付着する二方向の印刷(bidirectio
nal printing)を可能とし、理想的な色の混合により、
印刷の色は印刷の方向に影響されることはない。さら
に、この種の界面活性剤の存在は、粘度に影響を与える
ことなく表面張力を減少し、支持体へのインキの均一な
浸透を可能にし、かつ改善された色の混合をうながす。
この種の界面活性剤を用い、R基のアルキル鎖の長さ
を、例えば9〜40に変えることにより、表面張力、滴下
拡散(drop spread)及び印刷濃度を容易に調整するこ
とができる。印刷濃度はアルキル鎖の長さが増加するに
したがって減少する傾向がある。例えば、鎖りの長さが
炭素原子9個である場合、印刷濃度は約1.18光学濃度単
位である。炭素原子が15〜30個であれば、光学濃度は約
1.12に減少し、炭素原子が40個であれば、光学濃度はさ
らに1.08に減少する。また、鎖の長さが増加すると、像
の拡散を減少する傾向がある。ポリオキシアルキル化エ
ーテル界面活性剤を含むインキは加熱器のデポジットを
減少させ、ドロップ速度の経時的な低下はほとんど又は
全くない。例えば、エチレングリコール40重量%、ブチ
ルカルビトール4.5重量%及びバーンアシドレッド染料
1.5重量%を含むインキ組成物において、ドロップ速度
は、約1,000,000滴までの間は比較的一定のままであ
り、その後、加熱器上のデポジットの形成により低下す
る。しかし、ペレガル“O"を0.5重量%加えた同じ組成
物のインキは、約1,000,000滴までは、比較滴一定のド
ロップ速度を示し、その後、そのドロップ速度は、おそ
らく界面活性剤の洗浄又は清浄効果のために、実際に増
加する。これらの界面活性剤、特にペレガル“O"を含む
インキはまた、よく混合して、等和色の斑紋のない像を
生み出す。
本発明のインキに使用する他の種の界面活性剤、例え
ば、陰イオンビテイルフルオロアルキル界面活性剤は、
例えば、空気と液体の界面に二重層構造を形成すること
が考えられるような特質を表わす。二重層構造は、界面
活性物質が、以下に示すように、分子の一端が内側に、
分子の他端が外側に配向するように、2つの層内で配向
する場合に形成されると考えられる。例えば、Aは界面
活性剤分子の疎水性末端を表わし、Bは界面活性剤分子
の親水性末端を表わす。
この種の界面活性剤の典型的なものは式: であり、ロディンP200(Lodyne P200)としてチバガイ
ギー社(アルドスレイ(Ardsley)N.Y)から商業的に入
手できる。この種の界面活性剤を含むインキは、界面活
性剤を含まないインキと比較して、潜在力(latency)
においてほぼ5倍以上の増加を示す。例えば、インキ組
成物であって、水58重量%、エチレングリコール40重量
%、バーンアシドレッド染料1.5重量%及びロディンP20
0を0.5重量%を含むものは、相対湿度10%の条件で、1,
000秒を超える潜在時間を示す。同一の条件で、ロディ
ン200を含まない他は同一の配合のインキは約150秒の潜
在時間を示す。この種の界面活性剤を含むインキは、ノ
ズルの沿面漏れ、つまりインキが印刷を停めている合間
にノズルから漏れる場合に生じるもの、の抑制を示し、
また80%を超える耐水性の増加及び普通紙上の像縁部鮮
鋭度の増加を示す。
本発明のインキに使用される界面活性剤の第3のクラ
スは、アルキルアリールスルホネート界面活性剤であっ
て、次の式を有する: (式中Rは、アルキル基であって、好ましくは、炭素原
子が約3〜約12コであるもの、又はアリール基(例えば
プロピレン、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、またはドデシ
ル、フェニル、ナフチル等)、好ましくは、イソプロピ
ル、n−ブチル、又はラウリル及びさらに好ましくはそ
の炭素原子が3又は4のいずれかであるものであり、n
は1又は2、及びMは1価の金属で一般には、ナトリウ
ムのようなアルカリ金属である。この種の界面活性剤の
典型的なものは、式: であって、ネカルBA77(NeKal BA 77)(GAF社ウェイン
(Wayne)、NJ)が入手できる。この種の界面活性剤の
他の例は、式: 及び (nは1又は2) である。このクラスの界面活性剤を含むインキは、紙へ
の速い吸収、普通紙及び透明物質上での速い乾燥時間を
示す。これらの界面活性剤はまた、インキが透明体素材
を非常に効果的に湿らすことを可能にし、ビーディング
(beading)を防ぎ、かつ高品質の透明体コピーを提供
する。さらに、この種の界面活性剤は、特に優れた分散
剤であり、一般には不溶性の染料、例えばテロンファー
ストイエロー4GL/175(Telon Fast Yellow 4GL/175)
(モーベイ社(Mobay Corpration)ユニオン(Union),
N.J.)、の溶解性を増加させることができ、それにより
それらをインキジェット用インキ染料として使用するこ
とが可能になる。
アルキルアミン第4級塩界面活性剤は、次式で表され
る。
式中R1は、約8〜約30の炭素原子を有する長鎖のアル
キル基(例えば、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナ
デシル、エイコシル等)であり、R2及びR3は、炭素原
子1〜約4を有する低級アルキル基又は極性基(例え
ば、エトキシ鎖のようなアルコキシ基)のいずれかであ
る。界面活性剤のこのクラスの典型的なものは次式で表
される。
式中Rは、炭素原子12〜20コを有する長鎖アルキル基x
+yは2〜15である。またこの種の界面活性剤には、ア
ルキルジアミン第4級塩が含まれ、これには、2つの陽
性に帯電した窒素原子が含まれ、一般に次式で表され
る。
式中R2、R3、R4及びR5は、炭素原子1〜約4コを有
する低級アルキル基又は極性基(例えばエトキシ鎖のよ
うなアルコキシ基)のいずれか、R1は炭素原子約8〜
約30コを有する長鎖アルキル基、及びR6は炭素数1〜
約4コを有する低級アルキル基又は極性基(例えばエト
キシ鎖のようなアルコキシ基)のいずれか、又は炭素数
約8〜約30コの長鎖アルキル基である。典型的アルキル
ジアミン第4級塩界面活性剤は次式で表される ものであって、デュオコートT50(Duoquat T50)(アク
ゾクミ社(Akzo Chemle)シカゴ、IL)が入手できる。
この種の界面活性剤を含むインキは、80%を超える耐
水性の増加、滲みの減少及び移行耐性を示す。界面活性
剤のこのクラスのものは、約40〜43dyn/cmという比較的
高い表面張力をインキに与える傾向がある。多くの例に
おいて、界面活性剤として選ばれたアルキルアミン第4
級塩は一価に帯電した塩であることが好ましく、その塩
にはただ1つの第4級アンモニウム部位が存在する。そ
の理由は、2つの第4級アンモニウム部位を含む帯電し
ていない第4級アンモニウム塩は、しばしば、通常イン
キジェット用インキに使用される陰イオン性染料を沈澱
させる傾向があるからである。例えば、ポンタミンブリ
リアントボンドブルーA又はバサシドブラックX−-34
(BASF社)染料がインキ中に存在する場合、適当なアル
キルアミン第4級塩界面活性剤はエトコードD/12(Etho
quad C/12)であり、一価に帯電した第4級アンモニウ
ム塩は、式: (式中Rは、炭素原子12コを有する長鎖アルキル基、x
+yは2)であって、アクゾケミ社(シカゴ、IL)で入
手できる。
上記界面活性剤の混合物を本発明のインキ組成物に含
有させることができる。一般に、混合物における界面活
性剤のそれぞれは、インキの約0.5〜約5.0重量%の量で
含まれる。
界面活性剤を組み合わせることにより、各界面活性剤
によって生じる利点が単一のインキ中で観察できる。例
えば、デュオコートT50、非帯電アルキルアミン第4級
塩界面活性剤は、バーンアシド2BMNのような染料を沈澱
させる。しかし、デュオコートT50にネカルBA77(アル
キルアリールスルホネート界面活性剤)を加えた場合、
沈澱した染料は再び可溶化される。
界面活性剤の混合物を含む一般的な配合は、エチレン
グリコール17重量%、N−メタル−2−ピロリドン8重
量%、及び水75重量%を含有する液状媒体にバーンアシ
ドレッド2BMN染料2重量%、デュオコートT50を2重量
%、ネカルBA77を2重量%及びロディンP200(陰イオン
性ビテイルフルオロアルキル界面活性剤)0.5重量%を
加えたものである。このインキ配合物は、シリカ紙及び
普通紙上で約80%の耐水性を示す。陰イオン性ビテイル
フルオロアルキル界面活性剤(例えばロディンP200)及
びアルキルアリールスルホネート界面活性剤(例えばネ
カルBA77)の混合物を含むインキは、特に普通紙(例え
ばゼロックス 4024(Xerox 4024)上で滲みの減少を
示す。陰イオン性ビテイルフルオロアルキル界面活性剤
(例えばロディンP200)(エトキシル化界面活性剤の混
合物を含むインキは、外皮(crust)を形成しない作用
を示す。
本発明のインキ組成物は、種々の方法によって製造す
ることができ、その中には、周囲条件の下で、生産され
るインキの所望の相対量で材料を単純に混合することも
含まれる。
本発明のインキは、熱インキジェット印刷のために極
めて好ましい特性を示す。例えば、本発明のインキの表
面張力は一般に約30〜約65dyn/cmにわたるが、できるだ
け高くすることが好ましく、好ましくは約40〜約65dyn/
cmであり、さらに好ましくは約65dyn/cmである。また粘
度は一般に約1.0〜約5.0センチポイズにわたるが、でき
るだけ低くすることが好ましく、好ましくは1〜2セン
チポイズの範囲である。潜在時間、すなわち、インキジ
ェットが停止し、かつ、インキを含んでおり、つづいて
ノズル詰まりを生じることなく再始動できる時間、は一
般に100秒を超え、1000秒よりも長くすることができ
る。この潜在時間は、一般にできる限り長くすべきであ
って、長い休止期間後インキジェット印刷の再始動を開
始できるために、少なくとも50秒なければならない。異
なる色を有する本発明のインキは、相互にいかなる影響
も受けることなく、良好に混合することができる。さら
に、本発明のインキは、1×106滴を超えるインキを噴
射した後でさえ、インキジェットプリンターの加熱器を
汚染し又は劣化させることなく、腐食又はデポジット
は、これらのインキを使用した加熱器上にほとんど又は
全く見られない。本発明のインキを用いて行なった印刷
は、普通紙並びに処理又はコートされた紙及び透明体上
で、一般に約40〜約80%を超える耐水値を示し、かつす
ぐれた像端鮮鋭度及び、滲みの減少を示す。
本発明の特定の実施態様を以下に詳細に述べる。これ
らの実施例は発明を詳細に説明するものであり、本発明
は、これらの実施態様に述べる材料、条件、又は方法の
パラメーターに制限されない。なお、すべての部及びパ
ーセントは、特に記載がない限り重量を基準とする。
参考例1 エチレングリコール約40重量%及び水約60重量%を含
む液状媒体に、ペレガル“O"、ポリオキシエチル化エー
テル界面活性剤(GAF社)を液状媒体の0.5重量%、ソル
ビン酸を液状媒体の0.1重量%、ポンタミンブリリアン
ボンドブルー染料を液状媒体の5.0重量%を加え、シア
ン(青緑色)熱インキジェット用インキ組成物を、製造
した。各成分を、室温(約25℃)で単純に混合し、次い
で濾過した。次ぎに像を、ダイアブロ (Diablo )シ
リカコート紙及びゼロックス4024 普通紙上に、当該イ
ンキを熱インキジェット用プリントヘッド試験取り付け
具を装着することによって改良したダイアブロ 圧電式
プリンターを有する試験装置(fixture)と組み合わせ
て、形成した。形成された像は、40秒を下回るすばらし
い乾燥時間を示し、しみ出しや滲みの程度が小さく、か
つ同一の組成であるが異なる色の染料(バーンアシドレ
ッド2BMN及びバーンカラーA.Y.34)を含有する異種のイ
ンキと特によく混ざり、色の性質がそれぞれの原色が付
着される順序とは無関係である、斑紋のない像を形成し
た。
参考例2 マゼンタ(紫紅色)熱インキジェット用インキが組成
物を、エチレングリコール約40重量%及び水約60重量%
を含む液状媒体に、ペレガル‘O'、ポリオキシエチル化
エーテル界面活性剤(GAF社)を液状媒体の0.5重量%、
ソルビン酸を液状媒体の0.1重量%、バーンアシドレッ
ド2BMN染料を液状媒体の2.0重量%を加えることにより
製造した。各成分を、室温で単純に混合し、次いで濾過
した。次いで像を、ダイアブロ シリカコート紙及びゼ
ロックス4024 普通紙上に、当該インキを熱インキジェ
ット用プリントヘッド試験取り付け具を装着することに
より改良したダイアブロ 圧電式プリンターを有する試
験装置と組み合わせて、形成した。形成された像は、50
秒を下回るすばらしい乾燥時間を示し、しみ出しや滲み
の程度が小さく、かつ同一の組成であるが異なる色彩の
染料(ポンタミンブリリアンレッド及びバーンカラーA.
Y.34)を有する異種のインキと特によく混ざり、色の性
質がそれぞれの原色が付着される順序とは無関係である
斑紋のない像を形成した。さらに、2×107の液滴を噴
霧した後、ほとんど無視してよい程度のヒーターデポジ
ットがプリンターで観察され、液滴形成特性には事実上
変化はなく、かつ液滴の速さはこの間に増加し、ヒータ
ーデポジット及びジェットの詰まりは最小であった。さ
らに、ペレガル‘O'を含まないほかは同一組成のインキ
と比較して、このインキによりノズルのクリープ現象及
び一晩で生じる外皮の形成が有意に抑制された。
参考例3 黄色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレング
リコール約40重量%及び水約60重量%を含む液状媒体
に、ペレガル‘O'、ポリオキシエチル化エーテル界面活
性剤(GAF社)を液状媒体の0.5重量%、ソルビン酸を液
状媒体の0.1重量%、バーンカラーA.Y.34染料を液状媒
体の5.0重量%を加えることにより製造した。各成分を
室温で単純に混合し、次いで濾過した。ついで像を、ダ
イアブロ シリカコート紙及びゼロックス4024 普通紙
上に、当該インキを熱インキジェット用プリントヘッド
試験取付け具を装着することにより改良したダイアブロ
圧電式プリンターを有する試験装置と組み合わせて、
形成した。形成された像は、30秒を下回るすばらしい乾
燥時間を示し、しみ出しや滲みの程度が小さく、かつ同
一の組成であるが異なる色彩の染料(ポンタミンブリリ
アンレッド及びバーンアシドレッド2BMN)を有する異種
のインキと特によく混ざり、色の性質がそれぞれの原色
が付着される順序と無関係である、斑紋のない像を形成
した。
参考例4 黒色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレング
リコール約40重量%及び水約60重量%を含む液状媒体
に、ペレガル‘O'、ポリオキシエチル化エーテル界面活
性剤(GAF社)を液状媒体の0.5重量%、ソルビン酸を液
状媒体の0.1重量%、及びバサシドブラックX34染料を液
状媒体の3.75重量%加えることにより製造した。各成分
を、室温で単純に混合し、ついで濾過した。次いで像
を、ダイアブロ シリカコート紙及びゼロックス4024
普通紙上に、当該インキを熱インキジェット用プリント
ヘッド試験取り付け具を装着することにより改良したダ
イアブロ 圧電式プリンターを有する試験装置と組み合
わせて、形成した。形成された像は、約20〜50秒のすば
らしい乾燥時間を示し、しみ出しや滲みの程度も小さか
った。
参考例5 マゼンタ(紫紅色)インキジェット用インキ組成物
を、エーテルグリコール約17重量%、N−メチルピロリ
ドン約8重量%及び水約75重量%を含む液状媒体に、バ
ーンアシドレッド2BMN2.25重量%及びテルジトール 15
-S-20(Tergitol 15-S-20)(エトキシル化アルコー
ル、ユニオンカーバイド社、ダンバリー、CT)を液状媒
体の0.5重量%を加えることにより製造した。各成分
を、室温で単純に混合し、次いで濾過した。次いで像
を、ダイアブロ シリカコール紙及びゼロックス4024
普通紙上に、当該インキを熱インキジェット用プリント
ヘッド試験取り付け具を装着することにより改良したダ
イアブロ 圧電式プリンターを有する試験装置と組み合
わせて、形成した。形成された像は、液滴のより大きな
広がりが観察され、その結果、ベタの像(solid area d
ensity image)がより均一となり、なり、さらに幾分か
の滲みがでることを除き、参考例1〜4のインキについ
て観察されたと同様の特性を示した。
実施例1 紫紅色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレン
グリコール約40重量%及び水約60重量%を含む液状媒体
に、ロディンP200を液状媒体の0.5重量%、ソルビン酸
を液状媒体の0.1重量%、バーンアシドレッド2BMN染料
を液状媒体の2.0重量%加えることにより製造した。各
成分を室温で単純に混合し、次いで濾過した。次いで像
を、ダイアブロ シリカコート紙及びゼロックス4024
普通紙上に、当該インキを熱インキジェット用プリント
ヘッド試験取り付け具を装着することにより改良したダ
イアブロ 圧電式プリンターを有する試験装置と組み合
わせて、形成した。形成された像は、50秒を下回るすば
らしい乾燥時間と、良好なしみ出しや滲みの性質を示
し、かつ組成は同一であるが異なる色の染料(ポンタミ
ンブリリアンボンドブルー及びバーンカラーA.Y.34)を
有する異種のインキと特によく混ざり、色の性質がそれ
ぞれの原色が付着される順序とは無関係である斑紋のな
い像を形成した。さらに、2×107の液滴を噴霧した
後、ほとんど無視してよい程度のヒーターデポジットが
プリンターで観察され、液滴形成特性には事実上変化は
なく、かつ液滴の速さはこの間に増加した。さらに、こ
のインキによりノズルのクリープ現象及び一晩で生じる
外皮の形成が有意に抑制されることが観察された。さら
に、このインキは、1,000秒を越える潜在時間を示し、
これに比べ、ロディンP200の代わりにペレガル“O"を含
む同様のインキ組成物では、200秒の潜在時間が観察さ
れた。
実施例2 紫紅色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレン
グリコール約17重量%、N−メチルピロリドン約8重量
%及び水約75重量%を含む液状媒体に、ロディンP200を
液状媒体の0.5重量%、ネカルBA77を液状媒体の0.5重量
%及びバーンアシドレッド2BMN染料2.0重量%を加える
ことにより製造した。各成分を、室温で単純に混合し、
次いで濾過した。次いで像を、ゼロックス 4020透明材
料及びゼロックス4020 普通紙上に、当該インキを熱イ
ンキジェット用プリントヘッド試験取り付け具を装着す
ることにより改良したダイアブロ 圧電式プリンターを
有する試験装置と組み合わせて、形成した。形成された
像は、普通紙上で約25秒の、また透明材料上で10秒を下
回るすばらしい乾燥時間を示し、ロディンP200及びネカ
ルBA77を含まない同様の組成のインキに対しほぼ5倍の
改善がみられた。さらに、形成された像は、ロディンP2
00及びネカルBA77を含まない同様の組成物のインキと比
べ、しみ出しや滲みの著しい減少が見られた。
実施例3 黄色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレング
リコール約40重量%及び水約60重量%を含む液状媒体
に、ネカルBA77を液状媒体の2重量%、ロディンP200を
液状媒体の2重量%、デュオクアドT50(アクゾケミカ
ル社)を液状媒体の2重量%及びバーンカラードA.Y.34
を液状媒体の5重量%加えることにより製造した。各成
分を、室温で単純に混合し、次いで濾過した。次いで像
を、ダイアブロ シリカコート紙及びゼロックス4024
普通紙上に、ガードナーロッド(Gardner rod)を用い
て支持体上に該インキをハンドコーティングすることに
より、形成した。形成された像は、約10分水に浸けた
後、約60%の耐水性を示した。これに比べ、ネカルBA7
7、ロディンP200及びデュオクアドT50を含まない同様の
組成のインキで形成し像は耐水性が0%であった。
実施例4 黒色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレング
リコール約17重量%、N−メチルピロリドン約8重量%
及び水約75重量%を含む液状媒体に、ネカルBA77を液状
媒体の3重量%、ロディンP200を液状媒体の2重量%、
エトクアドC/12(アクゾケミ社)を液状媒体の1重量%
及びバサシドブラックX34染料を液状媒体の3.75重量%
加えることにより製造した。各成分を、室温で単純に混
合し、次いで濾過した。次いで像を、ダイアブロ シリ
カコート紙、ゼロックス4020透明材料及びゼロックス40
24 普通紙上に、ガードナーロッドを用いて支持体上に
該インキをハンドコーティングすることにより、形成し
た。形成された像は、透明材料上では、約10秒のすばら
しい乾燥時間を示し、ネカルBA77、ロディンP200及びエ
トクアドC/12を含まない同様の組成のインキの乾燥時間
に対し、ほぼ5倍の改善を示した。さらに、形成された
像は、約10分水に浸けた後、約70%の耐水性を示した。
これに比べ、界面活性剤としてペレガル“O"を含むほか
は同一組成のインキは約30%の耐水性を示した。また、
形成された像は、しみ出しや滲みの著しい減少を示し
た。
実施例5 青緑色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレン
グリコール約17重量%、N−メチルピロリドン約8重量
%及び水約75重量%を含む液状媒体に、ポンタミンブリ
リアントボンドブルーA染料を液状媒体の5重量%、エ
トクアドC/12(アクゾケミ社、シカゴ、IL)を液状媒体
の1重量%、ネカルBA77(GAF社ウェインN.J)を3重量
%及びロディンP200を液状媒体の2重量%加えることに
より製造した。各成分を、室温で単純に混合し、次いで
濾過した。次いで像を、ダイアブロ シリカコート紙、
ゼロックス 4020透明材料及びゼロックス4024 普通紙
上に、ガードナーロッドを用いて支持体上に該インキを
ハンドコーティングすることにより、形成した。このよ
うに形成された像は、分散又は汚されることなく形成さ
れた滑らかで均一なデポジットを含んでいた。インキの
乾燥時間は普通紙上で約10秒間であり、透明材料上で約
20秒時間であった。形成された像は、約10分水に浸けた
後、約50%の耐水性を示した。これに比べ、エトクアド
C/12、ネカルBA77及びロディンP200を含まない同様の組
成のインキは耐水性が0%であった。
実施例6 紫紅色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレン
グリコール約17重量%、N−メチルピロリドン約8重量
%及び水約75重量%を含む液状媒体にバーンアシドレッ
ド2BMN染料を2.25重量%、デュオクアドT50を2重量
%、ネカルBA77を2重量%及びロディンP200を2重量%
加えることにより製造した。各成分を、室温で単純に混
合し、次いで濾過した。次いで像を、ダイアブロ シリ
カコート紙、ゼロックス 4020透明材料及びゼロックス
4024 普通紙上に、ガードナーロッドを用いて支持体上
に該インキをハンドコーティングすることにより、形成
した。このように形成された像は、約10分水に浸けた
後、シリコーン紙上では約80%の耐水性を、普通紙上で
は約50%の耐水性を示した。れれに比べ、エトクアドC/
12、ネカルBA77及びロディンP200を含まないほかは同様
の組成のインキは耐水性が0%であった。透明材料上の
像は10秒以内で乾燥し、滑らかで良く湿ったデポジット
が得られた。この画像を有する透明材料を相対湿度100
%の雰囲気に16時間放置したが、ブルーミング(bloomi
ng)又はインキの分散は検出されなかった。エトクアド
C/12、ネカルBA77及びロディンP200を含まないほかは同
様の組成のインキにより形成された透明材料上の像は、
相対湿度100%の雰囲気に16時間置いた場合、容易に観
察できるような分散を受けた。
実施例7 黒色インキジェット用インキ組成物を、エチレングリ
コール約17重量%、N−メチルピロリドン約8重量%及
び水約75重量%を含む液状媒体に、カルタブラック2GT
(サンドッズ社、グリーンスボロ、NC)染料を5.0重量
%、デュオクアドT50(アクゾケミ社、シカゴ、IL)を
2重量%、ネカルBA77(GAF社)を3重量%及びロディ
ンP200(チバガイギー)を2重量%加えることにより製
造した。各成分を、室温で単純に混合し、次いで濾過し
た。次いで像を、ダイアブロ シリカコート紙及びゼロ
ックス4024 普通紙上に、ガードナーロッドを用いて支
持体上に該インキをハンドコーティングすることによ
り、形成した。このように形成された像は、シリカコー
ト紙上では90%を越える耐水性を示し、普通紙上では約
50%を越える耐水性を示した。
実施例8 黄色熱インキジェット用インキ組成物を、エチレング
リコール約40重量%及び水約60重量%を含む液状媒体に
ネカルBA77を液状媒体の2重量%、ロディンP200を液状
媒体の2重量%及びテロンファーストイエロー4GL-175
(モーベイケミカル社、ユニオン、NJ)染料を液状媒体
の4.0重量%を加えることにより製造した。各成分を、
室温で単純に混合し、次いで濾過した。次いで像を、ダ
イアブロ シリカコート紙及びゼロックス4024 普通紙
上に、当該インキを熱インキジェット用プリントヘッド
試験取り付け具を装着することにより改良したダイアブ
圧電式プリンターを有する試験装置と組み合わせ
て、形成した。形成された像は、約10秒のすばらしい乾
燥時間を示し、水に10分間浸けた後、両方の紙上の像と
も90%を越える耐水性を示した。インキの安定した均一
な噴射が観察された。
ネカルBA77及びロディンP200を含有させないほかは同
様のインキを製造し、像を同じ手順によりシリカコート
紙及び普通紙に形成した。しかし、インキの噴射は非常
に不安定になり、続いて、おそらくインキ媒体中の染料
の制限された溶解性による、明白なジェット詰まりが生
じた。
本願明細書の情報を検討することにより、いわゆる当
業者は本発明の他の実施例や改良を思い付くであろが、
これらの実施例や改良、並びにこれらの均等物も、本発
明の範囲に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−143602(JP,A) 特開 昭52−146304(JP,A) 特開 昭60−32866(JP,A) 特開 昭63−165469(JP,A) 特開 昭61−250077(JP,A) 特開 昭62−1765(JP,A) 特開 昭63−210178(JP,A) 特開 昭63−105077(JP,A) 特開 昭55−29546(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染料、水を含む液状媒体、及び界面活性剤
    を含む熱インキジェット印刷用組成物であって、該界面
    活性剤が、 式(F2110CH2S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イ
    オンビテイルフルオロアルキル、又は式(F2110CH2
    S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イオンビテイルフル
    オロアルキルと、式R−O−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH
    (式中Rは、8〜40の炭素原子を有する脂肪族炭化水素
    鎖であり、nは1〜約100である。)のポリオキシエチ
    ル化エーテル、アルキルアリールスルホネート、アルキ
    ルアミン第4級塩からなる群より選ばれた少なくとも1
    種との混合物である組成物。
  2. 【請求項2】染料、水を含む液状媒体、及び界面活性剤
    を含むインキ組成物を、支持体上に熱インキジェット印
    刷装置から像様に噴射する工程を含む像形成方法であっ
    て、該界面活性剤が、 式(F2110CH2S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イ
    オンビテイルフルオロアルキル、又は式(F2110CH2
    S)2C(CH3)−CH2CH2COO(-)の陰イオンビテイルフル
    オロアルキルと、式R−O−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH
    (式中Rは、8〜40の炭素原子を有する脂肪族炭化水素
    鎖であり、nは1〜約100である。)のポリオキシエチ
    ル化エーテル、アルキルアリールスルホネート、アルキ
    ルアミン第4級塩からなる群より選ばれた少なくとも1
    種との混合物である像形成方法。
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