JP2607278Y2 - 梳 鋏 - Google Patents

梳 鋏

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JP2607278Y2
JP2607278Y2 JP1993076474U JP7647493U JP2607278Y2 JP 2607278 Y2 JP2607278 Y2 JP 2607278Y2 JP 1993076474 U JP1993076474 U JP 1993076474U JP 7647493 U JP7647493 U JP 7647493U JP 2607278 Y2 JP2607278 Y2 JP 2607278Y2
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blade
scissors
comb
cutting
hair
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JP1993076474U
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Inventor
八朗 平川
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八朗 平川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、直刃形の刃部を具え
た切断刃と刃部をくし歯形に形成した梳刃とを備えて、
調髪用に用いられるようにした梳鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】主として職業的に理容店等で用いられる
この種の梳鋏には、例えば特開昭63−255088号
公報がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】切断刃と摺れ合うよう
に重ね合わされ、鋏の開閉に際して枢支軸の周りで互い
に摺れ合う梳刃側の平板状部分、即ち梳刃の胴部は、く
し歯形に形成された刃部よりも刃幅が広く形成されてい
る。
【0004】この胴部の前縁部は、例えば上記従来の梳
鋏においては、図4に示されるように、くし歯形の刃部
との間に段差bを形成して連らなり、刃の形成の無い部
分で形成されている。
【0005】一方、梳鋏の使用に際して、切断刃と梳刃
とが枢支軸を中心として開閉する角度は、90°もしく
はそれ以上から始まる。そして、枢支軸を中心とする交
差角が70°〜60°位に達するまでの切断刃の回転
は、主として毛髪を横方向に追いやるように働くので、
鋏の回転も円滑に行われるが、交差角が70゜〜60°
位の位置では、双方の刃の交差角内にある毛髪が、該角
度内で梳刃側に押え込まれ易い状態に切り変わり始め
る。
【0005】しかしながら、上記の時点における切断刃
との交差接点は、梳刃側に刃の無い胴部前縁上にあり、
その接点をくし歯形の刃部側へ移動させつつ切断刃との
交差を続けることになり、この間に、交差角内に挾まれ
た毛髪が切断刃との摺れ合い面内に押し込まれるという
鋏の喰い込み現象が生ずる。以上のようなことから、梳
刃の胴部における毛髪の喰い込みを防止するようにする
ことがこの種の梳鋏において、解決すべき課題となって
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】直刃形の刃部2を具えた
切断刃1とくし歯形の刃部4を具えた梳刃3とを枢着軸
7開閉自在に連結した梳鋏において、前記梳刃3は、胴
部6の前縁部6’に、前記くし歯形の刃部4の始端部
4’から適宜に下がった該刃の側面に向けて下り勾配を
なす直線で斜めに切欠した傾斜切除部8を設けたことを
特徴とする梳鋏を提供するものである。
【0007】
【作用】本考案梳鋏は、枢支軸を支点とする切断刃と梳
刃との交差角が90°ないしはそれ以上から70°〜6
0°位まで閉じられた時点では、少なくとも梳刃と切断
刃との交差点が梳刃の胴部前縁に形成した傾斜切除部上
に移行し、鋏の閉じ方向に沿って下り勾配をなす該切除
部上に毛髪を誘導する。また、見かけ上漸減する鋏の閉
じ角は、傾斜切除部の傾斜角度分だけ加算されるので、
実質的には交差角度の減少が抑止され、毛髪を押さえ込
む角度成分が少なくなり、毛髪の食い込みを防止した円
滑な梳鋏の使用ができる。さらに本発明梳鋏は、上記傾
斜切除部の延長先が始端部の刃の刃先から適宜に下がっ
た側面にあたるので、該切除部上を誘導された毛髪のほ
とんどが図3に示すように梳刃の始まりの溝内に流入し
て、直接刃先に達する量が少なくなる。したがって、始
端部の第1刃、第2刃にかかる切断負荷が軽減し、一度
毎の鋏の切れ味を良好にするという独特の作用を奏す
る。本発明は以上のようにして前記の課題を解決したも
のである。
【0008】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面について説明す
る。図1において、1は直刃形の刃部2を具えた切断
刃、3は刃部4をくし歯形に形成した梳刃、5は切断刃
1の胴部、6は梳刃3の胴部、7は重ね合わせた切断刃
1と梳刃3の胴部5、6を挿通して双方の刃1、3を開
閉自在に連結する枢支軸である。
【0009】梳刃3の胴部6が、鋏を閉じる方向の回転
時に、回転方向前側となる前縁部6′には、図2、図3
にそれぞれ示すように、くし歯形の刃部4の始端部4′
側に向けて傾斜し、適宜の下り勾配を有する直線状の傾
斜切除部8が設けられている。
【0010】次にこの傾斜切除部8の作動について説明
すると、梳鋏が90°もしくはそれ以上の角度に開かれ
た位置から閉じられる場合に、枢支軸7を支点として回
転する切断刃1と梳刃3との交差角度が70°〜60°
未満の場合には、毛髪9が横方向から追いやられるよう
になるので、胴部6の前縁部6′上にその交差接点を形
成するようにしてもよいが、鋏の閉じ角度が70゜〜6
0°位に達すると切断刃1の回転は梳刃3との交差角内
の毛髪9を押え込む方向にも作用することになる。
【0011】このとき、切断刃1との交差接点が傾斜切
除部8上に位置すれば、交差角度内にある毛髪9は、該
傾斜切除部8の傾斜に誘導されることになって押え込ま
れる率が低くなる。また、見かけ上の鋏の閉じ角度より
も傾斜切除部8上の交差角度が大になるので、切断刃に
よる押え込みが少なく、したがって、毛髪の喰え込みが
防止される。
【0012】なお、傾斜切除部8は、図2に示すよう
に、くし歯形の刃部4の始端部4′に接近して急傾斜す
る場合と、図3に示すように枢支軸7側にその始端を接
近させて緩傾斜させる場合があり、その長さ、傾斜角度
は本考案の要旨に沿って適宜に設計変更できる。即ち、
梳鋏を使う人の使い勝手に応じて、大きく開いて使う人
には緩傾斜したものを、小さく開いて使う人には急傾斜
したものが好適する。
【0013】
【考案の効果】以上のように、梳刃の胴部に傾斜切除部
を設けた本考案梳鋏によれば、切断刃の回転につれて狭
くなる梳刃の胴部における交差角度を、傾斜切除部の傾
斜角度によって補うことができるので、鋏に対する毛髪
の喰え込みを防止することができ、円滑な梳鋏の使用を
促進するという優れた実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例を示す正面図。
【図2】図2は傾斜切除部の一例を示す一部切欠拡大正
面図。
【図3】図3は傾斜切除部の別の例を示す一部切欠拡大
正面図。
【図4】図4は従来の梳刃の胴部を示す一部切欠拡大正
面図。
【符号の説明】
1 切断刃 2 切部 3 梳刃 4 くし歯形の刃部 4′ 刃部の始端部 5 切断刃の胴部 6 梳刃の胴部 6′ 胴部の前縁部 7 枢支軸 8 傾斜切除部 9 毛髪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直刃形の刃部2を具えた切断刃1とくし
    歯形の刃部4を具えた梳刃3とを枢着軸7開閉自在に連
    結した梳鋏において、前記梳刃3は、胴部6の前縁部
    6’に、前記くし歯形の刃部4の始端部4’から適宜に
    下がった該刃の側面に向けて下り勾配をなす直線で斜め
    に切欠した傾斜切除部8を設けたことを特徴とする梳
    鋏。
JP1993076474U 1993-12-25 1993-12-25 梳 鋏 Expired - Lifetime JP2607278Y2 (ja)

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