JP3016645U - 理髪用梳鋏 - Google Patents

理髪用梳鋏

Info

Publication number
JP3016645U
JP3016645U JP1995004021U JP402195U JP3016645U JP 3016645 U JP3016645 U JP 3016645U JP 1995004021 U JP1995004021 U JP 1995004021U JP 402195 U JP402195 U JP 402195U JP 3016645 U JP3016645 U JP 3016645U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
comb
edge
edges
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995004021U
Other languages
English (en)
Inventor
新太郎 岡宮
Original Assignee
新太郎 岡宮
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新太郎 岡宮 filed Critical 新太郎 岡宮
Priority to JP1995004021U priority Critical patent/JP3016645U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016645U publication Critical patent/JP3016645U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽い開閉操作によって頭髪を円滑に梳くこと
ができる理髪用梳鋏を提供する。 【構成】 刃体1の櫛状刃部1aの各櫛歯11の先端刃縁を
刃基側から刃先側に向かって斜め内方に傾斜した傾斜刃
縁12に形成することにより、他方の刃体2の刃縁22と噛
合させた際に、両刃縁11、12の交差角度を大きくして両
刃縁11、12を刃先に向かった拡開させた状態とし、頭髪
をこれらの刃縁11、12による剪断と共に両刃縁11、12上
を滑らせながら切断するように構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、理容店や美容店で頭髪を梳き取るために使用する理髪用梳鋏の改良 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
理髪用梳鋏の刃部は、図4に示すように、一方の刃体31の刃部を櫛状刃部32に 形成する一方、他方の刃体41を上記一方の刃体31よりも細幅に形成し、両刃体31 、41を噛合させた時に、一方の刃体31の櫛状刃部32と他方の刃体41の刃部42とに よって頭髪が切断され、櫛状刃部32の櫛歯33、33間にある頭髪は他方の刃体41の 刃部42によって櫛歯33、33間の隙間34に押し込まれて切断されないように構成し ているが、従来から上記櫛状歯部32は、その櫛歯33の先端刃縁35を他方の刃体41 の刃部42の刃縁45の線を一定間隔毎に切欠くことにより形成した形状、即ち、直 線刃縁或いは緩やかな凸弧状の連続線を上記隙間34を形成するように一定間隔毎 に切り欠くことによって形成した形状としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような櫛状刃部32の形状では、その櫛歯33の刃縁35に他 方の刃体41の刃縁45を噛合させて頭髪を切断する際に、これらの刃縁35、45が互 いに略平行に近い状態となり、その状態で頭髪を挟持したのち、押し切るように 頭髪を剪断するものであるから、殆ど剪断力のみによって切断することになる。 従って、比較的大きな剪断力を必要して鋏の開閉操作が重くなり、疲労が増して 長時間の理髪作業が行えなくなるという問題点があった。本考案はこのような問 題点に鑑みてなされたもので、頭髪の切断を剪断作用と摺動切断作用とにより行 うようにして軽快な鋏の開閉操作で頭髪の切断を可能にした理髪用梳鋏の提供を 目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案の理髪用梳鋏は、刃部1a、2aの基端側に柄部 1b、2bを介して指掛環1c、2cを夫々一体に形成してなる一対の刃体1、2の上記 刃部1a、2aの基端部を回動自在に枢着し、且つ一方の刃体1の刃部1aを櫛状刃部 に形成してなる理髪用梳鋏において、上記櫛状刃部1aの各櫛歯11の歯先を一端角 部側から他端角部側に向かって斜め内方に傾斜した傾斜刃縁12に形成しているこ とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記のように構成したので、理髪時において、両刃体1、2を開放させてその 櫛状刃部1aと刃部2aとの間に頭髪を鋏と直交する方向に介在させたのち、刃体1 、2を閉止する方向に操作すると、一方の刃体1の櫛状刃部1aの各傾斜刃縁12は 他方の刃体2の刃部1bの刃縁22に対してその一端角部側から他端角部側に向かっ てX字状に交差しながら噛合し、且つその交差点から各傾斜刃縁12と他方の刃体 2の刃縁22とが刃先に向かって或いは刃基に向かって大きく拡開した状態となり ながら噛合する。従って、刃体1、2の閉止力によって頭髪はこれらの刃縁12、 22上を刃先に向かって或いは刃基に向かって摺動して切断されると共に両刃縁12 、22の剪断力によっても切断され、そのため、両刃体を軽快に開閉操作しながら 小さな噛合圧力でもって円滑に切断し得るものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、櫛状刃部1aの基端側に柄部1bを介 して指掛環1cを一体に形成してなる刃体1と、直線状或いは緩やかな凸弧状刃縁 22を有する刃部2aの基端側に柄部2bを介して指掛環2cを一体に形成してなる刃体 2とを、互いにその刃部1a、2aの基端部を回動自在に枢着3してなる理髪用梳鋏 において、上記一方の刃体1の櫛状刃部1aを形成している各櫛歯11の歯先を一端 角部11a から他端角部11b に向かって斜め内方に傾斜した傾斜刃縁12に形成して いるものである。
【0007】 上記他方の刃体2の刃部2aの幅、即ち、その刃縁22と峰部23間の幅は、通常の 理髪用梳鋏と同様に、一方の刃体1の上記櫛状刃部1aの櫛歯11の高さよりも小さ く形成されてあり、両歯体1、2を完全に閉止した状態においては、他方の刃体 2の刃縁22と櫛歯11の基端間には一定の間隔が存在して隣接する櫛歯11、11間の 隙間15の基端部に空隙部16が形成されるように構成されている。
【0008】 上記一方の歯体1の櫛状刃部1aの形状を更に詳しく述べると、この櫛状刃部1a を形成した多数本の櫛歯11は両刃体1、2の上記枢着部3を中心とする円弧でも ってその基端から先端の傾斜刃縁12に向かって円弧状に湾曲していると共に各櫛 歯11の傾斜刃縁12は、通常の理髪用梳鋏の刃縁のように直線状縁或いは緩やかな 凸弧状縁を描く線状に一致している形状とは異なって、刃体1の刃基13側から刃 先14に向かって斜め内方、即ち、図2に示すように、櫛歯11の高さが低くなる方 向に傾斜しているものである。従って、櫛状刃部1aを側面から見た場合、櫛歯11 の歯縁12は鋸歯状を呈した形状となっている。
【0009】 このように構成した理髪用梳鋏の両刃体1、2を開閉させて頭髪を梳く場合、 両刃体1、2を開放させてその櫛状刃部1aと刃部2aとの間に頭髪を鋏と直交する 方向に介在させた状態から刃体1、2を閉止する方向に操作すると、櫛状刃部1a の各櫛歯11の歯先縁が刃基13側から刃先14側に向かって斜め内方に傾斜した傾斜 刃縁12に形成されているので、この傾斜刃縁12と他方の刃体2の刃縁22とが噛合 する際に、傾斜刃縁12の一端側(枢着部側)の角部が他方の刃縁22と交差した時 には、該傾斜刃縁12は他方の刃縁22に対して他端側(刃先側)に向かって大きく 外方に傾斜した状態となり、従って、両刃縁12、22は互いに刃基(枢着部側)か ら刃先に向かって大きく拡開した噛合状態となる。
【0010】 この状態から刃体1、2を閉止させていくと、上記拡開角度を略保った状態で 両刃縁12、22の噛合点が刃先側に移動しながら頭髪Hを切断することになる。即 ち、両刃縁12、22が噛合するに従って頭髪がこれらの刃縁12、22上を刃先側に押 し出されるようにして該刃縁12、22との摺接作用で切断されると共に両刃縁12、 22の剪断力によっても切断されるものである。
【0011】 一方、櫛状刃部1aの隣接する櫛歯11、11間の隙間15に入り込んだ頭髪は切断さ れることなく、他方の刃体2の刃縁22によって該隙間15の基端部の空隙部16にま で押し込まれる。この際、各櫛歯11は両刃体1、2の枢着部3を中心とする円弧 でもってその基端から先端の傾斜刃縁12に向かって円弧状に湾曲しているので、 他方の刃体2の刃縁22は円弧状の隙間15と同一円弧上を移動することになり、従 って、頭髪を該刃縁22で擦ることによる切断作用をなくして頭髪に押し込み力の みを作用させながら頭髪を傷付けることなく梳くことができるものである。
【0012】 なお、以上の実施例においては各櫛歯11の刃縁12を刃基13側から刃先14側に向 かって内方に傾斜させたが、刃基13側を一端側とし、刃縁12側を他端側にして各 櫛歯11の傾斜刃縁12' を図3に示すように、歯先を一端角部11a から他端角部11 b に向かって斜め内方に傾斜した傾斜刃縁に形成しておいてもよい。この場合に は、各櫛状刃部1aの傾斜刃縁12' は他方の刃体2の刃部1bの刃縁22に対してその 一端角部側から他端角部側に向かってX字状に交差しながら噛合し、且つその交 差点から各傾斜刃縁12' と他方の刃体2の刃縁22とが刃基に向かって大きく拡開 した状態となりながら噛合して: 上記同様に頭髪をこれらの刃縁12' 、22上で刃 先側に押し出すようにして該刃縁12' 、22との摺接作用で切断すると共に両刃縁 12' 、22の剪断力によっても切断するものである。また、櫛歯11の先端刃縁を交 互に或いはランダムにその傾斜方向を異ならしめた構造としておいても同様な作 用効果を奏することができる。
【0013】
【考案の効果】
このように、本考案の理髪用梳鋏によれば、刃部1a、2aの基端側に柄部1b、2b を介して指掛環1c、2cを夫々一体に形成してなる一対の刃体1、2の上記刃部1a 、2aの基端部を回動自在に枢着し、且つ一方の刃体1の刃部を櫛状刃部1aに形成 してなる理髪用梳鋏において、上記櫛状刃部1aの各櫛歯11の歯先を一端角部側か ら他端角部側に向かって斜め内方に傾斜した傾斜刃縁12に形成しているので、従 来の理髪用梳鋏に比べて頭髪を切断する際における一方の刃体1の櫛状歯部1aの 刃縁12と他方の刃体2の刃縁22との交差角度が極めて大きくなり、従って、頭髪 を両刃縁12、22による剪断作用でもって切断することができると共にこれらの刃 縁12、22上で滑らせる摺動作用によっても切断することができ、鋏を軽快な開閉 操作でもって頭髪を梳くことができて長時間の理髪作業における疲労を軽減させ ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の理髪用梳鋏の簡略側面図、
【図2】その要部の拡大側面図、
【図3】本考案の別な実施例を示す要部の拡大側面図、
【図4】従来の理髪用梳鋏の一部拡大側面図。
【符号の説明】
1、2 刃体 1a 櫛状刃部 2a 刃部 11 櫛歯 12 傾斜刃縁 22 刃縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃部1a、2aの基端側に柄部1b、2bを介し
    て指掛環1c、2cを夫々一体に形成してなる一対の刃体
    1、2の上記刃部1a、2aの基端部を回動自在に枢着し、
    且つ一方の刃体1の刃部を櫛状刃部1aに形成してなる理
    髪用梳鋏において、上記櫛状刃部1aの各櫛歯11の歯先を
    一端角部側から他端角部側に向かって内方に斜した傾斜
    刃縁12に形成していることを特徴とする理髪用梳鋏。
JP1995004021U 1995-04-05 1995-04-05 理髪用梳鋏 Expired - Lifetime JP3016645U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004021U JP3016645U (ja) 1995-04-05 1995-04-05 理髪用梳鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995004021U JP3016645U (ja) 1995-04-05 1995-04-05 理髪用梳鋏

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3016645U true JP3016645U (ja) 1995-10-09

Family

ID=43152166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995004021U Expired - Lifetime JP3016645U (ja) 1995-04-05 1995-04-05 理髪用梳鋏

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016645U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861874B1 (ko) * 2007-04-20 2008-10-06 서정래 즐인(櫛刃)과 봉인(捧刃)의 구분이 없는 이,미용 틴닝가위
JP2016209209A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 株式会社刃物屋トギノン 梳鋏

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861874B1 (ko) * 2007-04-20 2008-10-06 서정래 즐인(櫛刃)과 봉인(捧刃)의 구분이 없는 이,미용 틴닝가위
JP2016209209A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 株式会社刃物屋トギノン 梳鋏

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61290978A (ja) そぎばさみ
JP3016645U (ja) 理髪用梳鋏
JPH06154432A (ja) 安全鋏
US4602431A (en) Haircutting shears
JP3031843U (ja) 調髪用梳鋏
JP3047242U (ja) 美理容はさみ
JPH0658872U (ja) すき鋏
JP4969067B2 (ja) 理髪用の梳き鋏
JP3029505U (ja) 櫛刈り器
JPH0681463U (ja) 梳 鋏
JP2551985Y2 (ja) 梳 鋏
JPH09308778A (ja) 理美容用すき鋏
JP3086965U (ja) 梳 鋏
JP3031187U (ja) 櫛刃体理髪用鋏
US20020026713A1 (en) Hair-cutting scissor with combination cutting and blending blades
JP2005034577A (ja) 理髪用梳鋏
KR0125580B1 (ko) 조발용 가위
JP2009213638A (ja) 理美容鋏
JPH0626768U (ja) 理容用梳き鋏
JPH0626767U (ja) 理容用梳き鋏
JP2004041268A (ja)
JPH0648574U (ja) 梳 鋏
JP3053384U (ja) 美容鋏
JP2001276447A (ja)
JPH1190057A (ja) 理容用梳き鋏