JP2607264B2 - 摺動用ブラシ素材の移送方法 - Google Patents

摺動用ブラシ素材の移送方法

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JP2607264B2
JP2607264B2 JP63096602A JP9660288A JP2607264B2 JP 2607264 B2 JP2607264 B2 JP 2607264B2 JP 63096602 A JP63096602 A JP 63096602A JP 9660288 A JP9660288 A JP 9660288A JP 2607264 B2 JP2607264 B2 JP 2607264B2
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JP
Japan
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brush material
sliding
spacer
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sliding brush
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一夫 上田
公幸 那須
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、摺動用ブラシ素材の移送方法に関する。
(従来の技術) 近年、電子機器の発達に伴い、その接触部品に於いて
は、高度な信頼性が要求され、トリマー、ポテンショメ
ーター、その他数多くの機器に使用されている摺動用ブ
ラシに於いては、その信頼性を高める為、多数の線束に
よる摺動用ブラシ、即ち点或いは面接触において多点接
触とすることにより、その接触の安定性を高めるブラシ
が開発された。
従来、摺動用ブラシを製造する方法の一つとして、第
3図aに示す如く水平に整列集束した多数の極細線1の
線束2の長手方向に一定間隔にスペーサー3を直交して
溶接してフープ状の摺動用ブラシ素材4を作り、その後
極細線1の線束2を第3図bに示す如くスペーサー3の
側縁で切断し、極細線1の線束2の先端部を曲成して接
触部5を設けて摺動用ブラシ6、又は更にこの摺動用ブ
ラシ6を第3図cに示す如くばね材料7にスペーサー3
を介して溶接して摺動用ブラシ8を作る方法があった。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記の摺動用ブラシの製造方法では、極細線
1の線束2にスペーサー3を一定間隔に溶接して摺動用
ブラシ素材4を得た後、この摺動用ブラシ素材4を線束
2の切断、成形工程へ移送する場合、第4図に示す如く
スライドテーブル9とプレート10でスペーサー3及び極
細線1の線束2をクランプしてエアーシリンダー11にて
移送し、その後クランプを解放して移送を繰返す方法を
採っていた。この為、クランプ時の押圧力により極細線
1やスペーサー3に傷や汚れが付いて品質、機能上問題
となっていた。また傷が付かないようにクランプ時の押
圧力を弱くすると、滑ってしまう為、移送寸法精度が悪
くなるという問題があった。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、
極細線やスペーサーに傷や汚れを付けずに安定して正確
に移送できる摺動用ブラシ素材の移送方法を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明の摺動用ブラシ素
材の移送方法は、水平に整列集束した多数の極細線の線
束の長手方向に一定間隔にスペーサーを直交して溶接し
たフープ状の摺動用ブラシ素材を移送するに於いて、受
台の上に極細線の線束をはわせ、上下前後に動く送り爪
を上方に動かし、送り爪の上面の複数のピンによりスペ
ーサー及び/又は極細線の線束の側部をはさみ、移送す
ることを特徴とするものである。
(作用) 上記の如く本発明の摺動用ブラシ素材の移送方法で
は、スペーサー及び極細線をクランプしないので、傷や
汚れが付かず、また送り爪を上方に動かし送り爪の上面
の複数のピンによりスペーサ及び/又は極細線の線束の
側部をはさんで移送するので、滑ることが無く、安定し
て正確に移送できるものである。また極細線をはわせた
受台があるので、送り爪をスペーサー及び極細線から容
易にはずすことができるものである。
(実施例) 本発明の摺動用ブラシ素材の移送方法の一実施例につ
いて説明する。第3図aに示す如くAg30wt%−Pd35wt%
−Pd10wt%−Au10wt%−Cu14wt%−Zn1wt%より成る12
本の線径0.09mmの極細線1を水平に集束した線束2の長
手方向に、5.5mm間隔にCu−Ni30wt%より成る厚み0.1m
m、幅1mm、長さ8mmで、中央に高さ0.05mm、幅0.1mmの線
条突起3aを有するスペーサー3を直交して線条突起3aで
抵抗溶接したフープ状の摺動用ブラシ素材4を移送する
際、第1図に示す如く受台15の上に極細線1の線束2を
はわせ、上下前後の動く送り爪16、即ち矢印の如く前後
に移動可能になされ且つ第2図の矢印の如く上下に移動
可能になされた移動ブロック17の上面にピン18を線束2
をはさむように設け且つピン19を前記一側のピン18とに
よりスペーサー3の一側をはさむように設けて成る送り
爪16により線束2及びスペーサー3の一側をはさんで水
平方向に5.5mm移送し、送り爪16を下降し、元の位置に
後退し、以後下流の線束2の切断、成形工程と連動して
前記摺動用ブラシ素材4の移送を繰返した。
一方、従来例として上記実施例と同じ極細線1の線束
2に、実施例と同じスペーサーを抵抗溶接したフープ状
の摺動用ブラシ素材4を移送する際、第4図に示す如く
スライドテーブル9とプレート10の間でスペーサー3及
び極細線1の線束2を押圧力1kgでクランプし、エアー
シリンダー11にて水平方向に5.5mm移送し、その後クラ
ンプを解放し、スライドテーブル9とプレート10を元の
位置に後退し、以後下流の線束2を切断、成形工程と連
動して前記摺動用ブラシ素材4の移送を繰返した。
こうして移送した実施例及び従来例の摺動用ブラシ素
材4の線束2を切断、成形して第3図bに示す摺動用ブ
ラシ6を各1000ケを作り、これらの外観を検査した処、
下記の表に示すような結果を得た。
上記の表で明らかなように従来例の摺動用ブラシは10
00ケ中汚れによる不良品が5ケ、傷による不良品が26ケ
もあったのに対し、実施例の摺動用ブラシではそのよう
なものは皆無であった。
尚、上記実施例では、上下前後に動く送り爪16はピン
18二本とピン19一本の三本より成るが、ピン18二本又は
ピン18二本とピン19二本の合計四本でも良いものであ
る。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の摺動用ブラシ素材の
移送方法によれば、スペーサー及び極細線の線束を上下
からクランプすることなく、従って傷や汚れを付けずに
安定して正確に移送できるので、品質機能上優れた摺動
用ブラシを製作することができるという効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による摺動用ブラシ素材の移送方法の一
実施例を示す平面図、第2図はその側面図、第3図a、
b、cは従来の摺動用ブラシの製造方法を示す図、第4
図は従来の摺動用ブラシ素材の移送方法を示す平面図で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に整列集束した多数の極細線の線束の
    長手方向に一定間隔にスペーサーを直交して溶接したフ
    ープ状の摺動用ブラシ素材を移送するに於いて、受台の
    上に極細線の線束をはわせ、上下前後に動く送り爪を上
    方に動かし、送り爪の上面の複数のピンによりスペーサ
    ー及び/又は極細線の線束の側部をはさみ、移送するこ
    とを特徴とする摺動用ブラシ素材の移送方法。
JP63096602A 1988-04-19 1988-04-19 摺動用ブラシ素材の移送方法 Expired - Lifetime JP2607264B2 (ja)

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