JP2733337B2 - 摺動用ブラシの製造方法 - Google Patents
摺動用ブラシの製造方法Info
- Publication number
- JP2733337B2 JP2733337B2 JP1252872A JP25287289A JP2733337B2 JP 2733337 B2 JP2733337 B2 JP 2733337B2 JP 1252872 A JP1252872 A JP 1252872A JP 25287289 A JP25287289 A JP 25287289A JP 2733337 B2 JP2733337 B2 JP 2733337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- belt
- sliding
- wire bundle
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、摺動用ブラシの製造方法に関する。
（従来の技術） 近年、電子機器の発達に伴い、その接触部品に於いて
は高度の信頼性が要求され、トリマー、ポテンショメー
タ、エンコーダ、スリップリング、その他数多くの機器
に使用されている摺動用ブラシにあっては、その信頼性
を高める為、線径数10μｍという極細のブラシ線を多数
整列集束した線束を台材に溶接して成る摺動用ブラシ、
即ち点或いは面接触に於いて多点接触とすることにより
接触の安定性を高めるブラシがある。
は高度の信頼性が要求され、トリマー、ポテンショメー
タ、エンコーダ、スリップリング、その他数多くの機器
に使用されている摺動用ブラシにあっては、その信頼性
を高める為、線径数10μｍという極細のブラシ線を多数
整列集束した線束を台材に溶接して成る摺動用ブラシ、
即ち点或いは面接触に於いて多点接触とすることにより
接触の安定性を高めるブラシがある。
従来、摺動用ブラシの製造方法の一つとして、第４図
ａに示す如く台材１の接点取付用突出部２の幅方向に裏
面からの打込みにより表面に線条突起３を形成し、一方
第４図ｂに示す如く多数整列させたブラシ線４をスペー
サー５に抵抗溶接し、所定の長さに切断して第４図ｃに
示す如くブラシ接点６を作り、次にこのブラシ接点６を
スペーサー５側で第４図ｄに示す如く前記台材１の接点
取付用突出部２の線条突起３に抵抗溶接し、然る後ブラ
シ接点６のブラシ線４の先端部を第４図ｅに示す如く屈
曲し接触部７を形成して摺動用ブラシ８を作る方法があ
る。（特開昭60−79686号公報参照） （発明が解決しようとする課題） ところで、上記の摺動用ブラシの製造方法では、高精
密部品として小型化、高品質の要求に対応し得なかっ
た。
ａに示す如く台材１の接点取付用突出部２の幅方向に裏
面からの打込みにより表面に線条突起３を形成し、一方
第４図ｂに示す如く多数整列させたブラシ線４をスペー
サー５に抵抗溶接し、所定の長さに切断して第４図ｃに
示す如くブラシ接点６を作り、次にこのブラシ接点６を
スペーサー５側で第４図ｄに示す如く前記台材１の接点
取付用突出部２の線条突起３に抵抗溶接し、然る後ブラ
シ接点６のブラシ線４の先端部を第４図ｅに示す如く屈
曲し接触部７を形成して摺動用ブラシ８を作る方法があ
る。（特開昭60−79686号公報参照） （発明が解決しようとする課題） ところで、上記の摺動用ブラシの製造方法では、高精
密部品として小型化、高品質の要求に対応し得なかっ
た。
即ち、ブラシ線４をクランプする装置のスライド移動
の振動や送り精度の悪さにより溶接時ブラシ線４の線束
の先端が第５図ａに示す如く上下方向で不揃いが生じた
り、第５図ｂに示す如く幅方向で不揃いが生じたりす
る。その為ブラシ線４のスペーサー５に対する溶接強度
が低く、不安定であるという問題点があった。従って、
こうして作られたブラシ接点６は、摺動用ブラシ８の小
型化、高品質の要求に対応し得なかった。
の振動や送り精度の悪さにより溶接時ブラシ線４の線束
の先端が第５図ａに示す如く上下方向で不揃いが生じた
り、第５図ｂに示す如く幅方向で不揃いが生じたりす
る。その為ブラシ線４のスペーサー５に対する溶接強度
が低く、不安定であるという問題点があった。従って、
こうして作られたブラシ接点６は、摺動用ブラシ８の小
型化、高品質の要求に対応し得なかった。
そこで本発明はブラシ線の溶接強度が高く、安定した
摺動用ブラシの製造方法を提供しようとするものであ
る。
摺動用ブラシの製造方法を提供しようとするものであ
る。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための本発明の摺動用ブラシの製
造方法は、一側端の長手方向に一定間隔にブラシ接点取
付部を突設した帯状ばね材を間欠的に搬送し、これと同
一方向に、帯状台材の各棧部に多数のブラシ線を整列集
束した線束を溶接して成る帯状の摺動用ブラシ素材を前
記帯状ばね材と異なる搬送速度で間欠的に搬送し、次に
帯状ばね材のブラシ接点取付部の先端に帯状の摺動用ブ
ラシ素材の線束又は線束を溶接した棧部を溶接し、次い
でブラシ接点取付部に取付けられた線束を所定の長さに
切断し、次ぎに切断した線束の先端部を所要の形に屈曲
して接触部を形成し、次いでブラシ接点取付部を曲げ加
工し、然る後ブラシ接点取付部の基部を帯状ばね材から
切断することを特徴とするものである。
造方法は、一側端の長手方向に一定間隔にブラシ接点取
付部を突設した帯状ばね材を間欠的に搬送し、これと同
一方向に、帯状台材の各棧部に多数のブラシ線を整列集
束した線束を溶接して成る帯状の摺動用ブラシ素材を前
記帯状ばね材と異なる搬送速度で間欠的に搬送し、次に
帯状ばね材のブラシ接点取付部の先端に帯状の摺動用ブ
ラシ素材の線束又は線束を溶接した棧部を溶接し、次い
でブラシ接点取付部に取付けられた線束を所定の長さに
切断し、次ぎに切断した線束の先端部を所要の形に屈曲
して接触部を形成し、次いでブラシ接点取付部を曲げ加
工し、然る後ブラシ接点取付部の基部を帯状ばね材から
切断することを特徴とするものである。
（作用） 上述の如く本発明の摺動用ブラシの製造方法では、帯
状ばね材及び帯状の摺動用ブラシ素材を個々の搬送速度
で間欠的に搬送するので、帯状ばね材や帯状の摺動用ブ
ラシ素材には振動が生ぜず、送り精度が高いものであ
る。しかも帯状ばね材のブラシ接点取付部に帯状の摺動
用ブラシ素材の線束又は線束を溶接した棧部を溶接する
ので、その溶接時線束のブラシ線が上下方向及び幅方向
で不揃いになることが無い。従って、溶接された線束の
各ブラシ線のブラシ接点取付部に対する溶接強度は高
く、安定したものとなる。
状ばね材及び帯状の摺動用ブラシ素材を個々の搬送速度
で間欠的に搬送するので、帯状ばね材や帯状の摺動用ブ
ラシ素材には振動が生ぜず、送り精度が高いものであ
る。しかも帯状ばね材のブラシ接点取付部に帯状の摺動
用ブラシ素材の線束又は線束を溶接した棧部を溶接する
ので、その溶接時線束のブラシ線が上下方向及び幅方向
で不揃いになることが無い。従って、溶接された線束の
各ブラシ線のブラシ接点取付部に対する溶接強度は高
く、安定したものとなる。
また、ばね材と摺動用ブラシ素材が共に帯状であるか
ら、溶接、切断、屈曲、曲げ加工、切断の各作業が一連
の工程で行うことができ、摺動用ブラシ製造の自動化、
高速化が可能である。
ら、溶接、切断、屈曲、曲げ加工、切断の各作業が一連
の工程で行うことができ、摺動用ブラシ製造の自動化、
高速化が可能である。
（実施例） 本発明の摺動用ブラシの製造方法の実施例１を図によ
って説明する。第１図に示す如く一側端の長手方向に17
mm間隔に幅5mm、長さ15mmで直角に突出したＬ字状のブ
ラシ接点取付部10を直角に突設した幅3.6mm、厚さ0.12m
mの洋白C7701R（Cu55％、Ni18％、Sn27％）より成る帯
状ばね材11を、該帯状ばね材11の長手方向に17mm間隔に
穿設した直径2mmのガイド穴12を用いて17mmピッチにて
間欠的に搬送し、これと同一方向に、縦8mm、横4.4mmの
窓孔13を有する幅11.8mm、厚さ0.2mmのりん青銅C5212R
（Cu91.8％、Sn8％、P0.2％）より成る帯状台材14の幅
0.6mmの各棧部15に32本の線径70μｍのAg30％−Pd35％
−Pt10％−Au10％−Cu14％−Zn1％より成るブラシ線16
を整列集束した線束17を溶接して成る帯状の摺動用ブラ
シ素材18を、その一側端部即ち帯状台材14の一側端部長
手方向に5mm間隔に穿設した直径2mmのガイド穴19を用い
て5mmピッチにて間欠的に搬送し、次に帯状ばね材11の
ブラシ接点取付部10の先端の下面に設けた幅0.2mm、長
さ3.2mm、高さ0.05mmの線条突起３に帯状の摺動用ブラ
シ素材18の線束17を溶接し、次いでブラシ接点取付部10
の先端に取付けられた線束17を3.3mmの長さに棧部15及
び帯状台材14も含めて切断し、次に切断した線束17の先
端部を高さ0.44mm、長さ0.8mmの山形に屈曲して接触部2
0を形成し、次いでブラシ接点取付部10の先端から4.2mm
の位置の帯状ばね材11の直角方向で10度に曲げ加工21を
行い、然る後ブラシ接点取付部10の基部を帯状ばね材11
から切断して摺動用ブラシ22を得た。
って説明する。第１図に示す如く一側端の長手方向に17
mm間隔に幅5mm、長さ15mmで直角に突出したＬ字状のブ
ラシ接点取付部10を直角に突設した幅3.6mm、厚さ0.12m
mの洋白C7701R（Cu55％、Ni18％、Sn27％）より成る帯
状ばね材11を、該帯状ばね材11の長手方向に17mm間隔に
穿設した直径2mmのガイド穴12を用いて17mmピッチにて
間欠的に搬送し、これと同一方向に、縦8mm、横4.4mmの
窓孔13を有する幅11.8mm、厚さ0.2mmのりん青銅C5212R
（Cu91.8％、Sn8％、P0.2％）より成る帯状台材14の幅
0.6mmの各棧部15に32本の線径70μｍのAg30％−Pd35％
−Pt10％−Au10％−Cu14％−Zn1％より成るブラシ線16
を整列集束した線束17を溶接して成る帯状の摺動用ブラ
シ素材18を、その一側端部即ち帯状台材14の一側端部長
手方向に5mm間隔に穿設した直径2mmのガイド穴19を用い
て5mmピッチにて間欠的に搬送し、次に帯状ばね材11の
ブラシ接点取付部10の先端の下面に設けた幅0.2mm、長
さ3.2mm、高さ0.05mmの線条突起３に帯状の摺動用ブラ
シ素材18の線束17を溶接し、次いでブラシ接点取付部10
の先端に取付けられた線束17を3.3mmの長さに棧部15及
び帯状台材14も含めて切断し、次に切断した線束17の先
端部を高さ0.44mm、長さ0.8mmの山形に屈曲して接触部2
0を形成し、次いでブラシ接点取付部10の先端から4.2mm
の位置の帯状ばね材11の直角方向で10度に曲げ加工21を
行い、然る後ブラシ接点取付部10の基部を帯状ばね材11
から切断して摺動用ブラシ22を得た。
次に実施例２について第２図によって説明すると、前
記実施例１と同一寸法、同一形状、同一材質の帯状ばね
材11を同様に間欠的に搬送し、これと同一方向に、前記
実施例１と同一寸法、同一形状、同一材質の帯状の摺動
用ブラシ素材18を同様に間欠的に搬送し、次に帯状ばね
材11のブラシ接点取付部10の先端に帯状の摺動用ブラシ
素材18の線束17を溶接した棧部15をスペーサーとして溶
接し、次いで棧部15を介してブラシ接点取付部10の先端
に取付けられた線束17を3.3mmの長さに切断し、次に切
断した線束17の先端部を高さ0.44mm、幅0.8mmの山形に
屈曲して接触部20を形成し、次いでブラシ接点取付部10
の先端から4.2mmの位置の帯状ばね材11の直角方向で10
度に曲げ加工21を行い、然る後ブラシ接点取付部10の基
部を帯状ばね材11から切断して摺動用ブラシ22′を得
た。
記実施例１と同一寸法、同一形状、同一材質の帯状ばね
材11を同様に間欠的に搬送し、これと同一方向に、前記
実施例１と同一寸法、同一形状、同一材質の帯状の摺動
用ブラシ素材18を同様に間欠的に搬送し、次に帯状ばね
材11のブラシ接点取付部10の先端に帯状の摺動用ブラシ
素材18の線束17を溶接した棧部15をスペーサーとして溶
接し、次いで棧部15を介してブラシ接点取付部10の先端
に取付けられた線束17を3.3mmの長さに切断し、次に切
断した線束17の先端部を高さ0.44mm、幅0.8mmの山形に
屈曲して接触部20を形成し、次いでブラシ接点取付部10
の先端から4.2mmの位置の帯状ばね材11の直角方向で10
度に曲げ加工21を行い、然る後ブラシ接点取付部10の基
部を帯状ばね材11から切断して摺動用ブラシ22′を得
た。
尚、実施例１、２共に摺動用ブラシ22、22′を得た後
の帯状ばね材11は、スクラップとして順次一定長さに切
断される。
の帯状ばね材11は、スクラップとして順次一定長さに切
断される。
一方、従来例として、第４図ａに示す如く厚さ0.12mm
の実施例と同じ洋白より成る台材１の先端部幅方向に裏
面からの打込みにより表面に幅0.2mm、長さ3.2mm、高さ
0.05mmの線条突起３を形成し、一方第４図ｂに示す如く
夫々32本づつ整列させたAg30％−Pd35％−Pt10％−Au10
％−Cu14％−Zn1％より成る線径70μｍのブラシ線４を
間欠的に送給し、これに5mm間隔に側方より供給された
実施例と同じりん青銅より成る長さ4mm、幅0.6mm、厚さ
0.2mmのスペーサー５を抵抗溶接し、ブラシ線４をスペ
ーサー５の側端で順次切断して第４図ｃに示す如くブラ
シ接点６を作り、次にこのブラシ接点６をスペーサー５
側で第４図ｄに示す如く前記台材１の線条突起３に抵抗
溶接し、然る後ブラシ接点６のブラシ線４の先端部を第
４図ｅに示す如く高さ0.44mm、長さ0.8mmの山形に屈曲
し、接触部７を形成して次いでブラシ取付部10の先端か
ら4.2mmの位置で10度に曲げ加工を行い、摺動用ブラシ
８を得た。
の実施例と同じ洋白より成る台材１の先端部幅方向に裏
面からの打込みにより表面に幅0.2mm、長さ3.2mm、高さ
0.05mmの線条突起３を形成し、一方第４図ｂに示す如く
夫々32本づつ整列させたAg30％−Pd35％−Pt10％−Au10
％−Cu14％−Zn1％より成る線径70μｍのブラシ線４を
間欠的に送給し、これに5mm間隔に側方より供給された
実施例と同じりん青銅より成る長さ4mm、幅0.6mm、厚さ
0.2mmのスペーサー５を抵抗溶接し、ブラシ線４をスペ
ーサー５の側端で順次切断して第４図ｃに示す如くブラ
シ接点６を作り、次にこのブラシ接点６をスペーサー５
側で第４図ｄに示す如く前記台材１の線条突起３に抵抗
溶接し、然る後ブラシ接点６のブラシ線４の先端部を第
４図ｅに示す如く高さ0.44mm、長さ0.8mmの山形に屈曲
し、接触部７を形成して次いでブラシ取付部10の先端か
ら4.2mmの位置で10度に曲げ加工を行い、摺動用ブラシ
８を得た。
こうして得た実施例１、２及び従来例の摺動用ブラシ
各100個の外観検査を行い且つブラシ線の溶接強度を測
定した処、下記の表に示すような結果を得た。
各100個の外観検査を行い且つブラシ線の溶接強度を測
定した処、下記の表に示すような結果を得た。
上下方向の不揃いは上側のブラシ線と下側のブラシ線
間の高低差が150μｍ以上のもの、幅方向の不揃いはブ
ラシ線間の間隙が70μｍ以上のものをいう。溶接強度は
線束のブラシ線１本毎の剥離強度100本分の測定結果で
ある。
間の高低差が150μｍ以上のもの、幅方向の不揃いはブ
ラシ線間の間隙が70μｍ以上のものをいう。溶接強度は
線束のブラシ線１本毎の剥離強度100本分の測定結果で
ある。
上記の表で明らかなように従来例の摺動用ブラシはブ
ラシ線の上下方向の不揃いが100個中13個、幅方向の不
揃いが100個中14個もあったのに対し、実施例の摺動用
ブラシはそのようなものは皆無であった。また従来例の
摺動用ブラシは溶接強度が低く、ばらつきが大きくて不
安定であったのに対し、実施例の摺動用ブラシは溶接強
度が高く、ばらつきが小さく安定していることが判る。
ラシ線の上下方向の不揃いが100個中13個、幅方向の不
揃いが100個中14個もあったのに対し、実施例の摺動用
ブラシはそのようなものは皆無であった。また従来例の
摺動用ブラシは溶接強度が低く、ばらつきが大きくて不
安定であったのに対し、実施例の摺動用ブラシは溶接強
度が高く、ばらつきが小さく安定していることが判る。
尚上記実施例では、摺動用ブラシ素材18の線束17が一
条であったが、二条、三条でも良いものである。また帯
状ばね材11のブラシ接点取付部10の先端部に、線束17又
は線束17を溶接した棧部15を溶接するに於いて、ブラシ
接点取付部10の先端部にはプロジェクションを一本又は
日本設けて、プロジェクション溶接するようにしても良
いものである。さらに摺動用ブラシ素材18の帯状台材14
は窓孔13付であるが、これに限るものではなく第３図ａ
及びｂに示す形状の帯状台材14′、14″でも良いもので
ある。
条であったが、二条、三条でも良いものである。また帯
状ばね材11のブラシ接点取付部10の先端部に、線束17又
は線束17を溶接した棧部15を溶接するに於いて、ブラシ
接点取付部10の先端部にはプロジェクションを一本又は
日本設けて、プロジェクション溶接するようにしても良
いものである。さらに摺動用ブラシ素材18の帯状台材14
は窓孔13付であるが、これに限るものではなく第３図ａ
及びｂに示す形状の帯状台材14′、14″でも良いもので
ある。
（発明の効果） 以上の説明で判るように本発明の摺動用ブラシの製造
方法によれば、ブラシ線の溶接強度が高く、ばらつきが
小さく安定したしかも寸法精度に優れ品質良好な摺動用
ブラシを得ることができる。
方法によれば、ブラシ線の溶接強度が高く、ばらつきが
小さく安定したしかも寸法精度に優れ品質良好な摺動用
ブラシを得ることができる。
また本発明の摺動用ブラシの製造方法では、ばね材と
摺動用ブラシ素材が共に帯状であるから、溶接、切断、
屈曲、曲げ加工、切断の各作業が一連の工程で行うこと
ができ、摺動用ブラシ製造の自動化、高速化が可能であ
る。
摺動用ブラシ素材が共に帯状であるから、溶接、切断、
屈曲、曲げ加工、切断の各作業が一連の工程で行うこと
ができ、摺動用ブラシ製造の自動化、高速化が可能であ
る。
第１図は本発明の摺動用ブラシの製造方法の一実施例を
示す図、第２図は他の実施例を示す図、第３図ａ、ｂは
本発明の摺動用ブラシの製造方法において用いる帯状台
材の他の例を示す図、第４図ａ乃至ｅは従来の摺動用ブ
ラシの製造方法の一例を示す工程図、第５図ａ、ｂは従
来の摺動用ブラシの製造方法で発生した不良品を示す図
である。 10…ブラシ接点取付部、11…帯状ばね材、14…帯状台
材、15…棧部、16…ブラシ線、17…線束、18…摺動用ブ
ラシ素材、20…接触部、21…曲げ加工、22,22′…摺動
用ブラシ。
示す図、第２図は他の実施例を示す図、第３図ａ、ｂは
本発明の摺動用ブラシの製造方法において用いる帯状台
材の他の例を示す図、第４図ａ乃至ｅは従来の摺動用ブ
ラシの製造方法の一例を示す工程図、第５図ａ、ｂは従
来の摺動用ブラシの製造方法で発生した不良品を示す図
である。 10…ブラシ接点取付部、11…帯状ばね材、14…帯状台
材、15…棧部、16…ブラシ線、17…線束、18…摺動用ブ
ラシ素材、20…接触部、21…曲げ加工、22,22′…摺動
用ブラシ。
Claims (1)
- 【請求項１】一側端の長手方向に一定間隔にブラシ接点
取付部を突設した帯状ばね材を間欠的に搬送し、これと
同一方向に、帯状台材の各棧部に多数のブラシ線を整列
集束した線束を溶接して成る帯状の摺動用ブラシ素材を
前記帯状ばね材と異なる搬送速度で間欠的に搬送し、次
に帯状ばね材のブラシ接点取付部の先端に帯状の摺動用
ブラシ素材の線束又は線束を溶接した棧部を溶接し、次
いでブラシ接点取付部に取付けられた線束を所定の長さ
に切断し、次に切断した線束の先端部を所要の形に屈曲
して接触部を形成し、次いでブラシ接点取付部を曲げ加
工し、然る後ブラシ接点取付部の基部を帯状ばね材から
切断することを特徴とする摺動用ブラシの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1252872A JP2733337B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 摺動用ブラシの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1252872A JP2733337B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 摺動用ブラシの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03114164A JPH03114164A (ja) | 1991-05-15 |
| JP2733337B2 true JP2733337B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17243341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1252872A Expired - Lifetime JP2733337B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 摺動用ブラシの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733337B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP1252872A patent/JP2733337B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03114164A (ja) | 1991-05-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2733337B2 (ja) | 摺動用ブラシの製造方法 | |
| JP2575786B2 (ja) | 摺動用ブラシ素材の製造方法 | |
| US3943625A (en) | Method for making tined electrical contacts | |
| US4777720A (en) | Method for manufacturing multiple-wire brush contact | |
| JPS6016718B2 (ja) | 摺動用ブラシ素材の製造方法 | |
| JP2733338B2 (ja) | 多線束摺動ブラシ素材の製造方法 | |
| JP2619525B2 (ja) | 摺動用ブラシ素材 | |
| JP2536765B2 (ja) | ブラシアセンブリ−用基板及びブラシアセンブリ−の製造方法 | |
| JP2574684B2 (ja) | 一体型バネ台座をフレーム内に配したブラシアセンブリー用基板及びブラシアセンブリーの製造方法 | |
| JPH0236241Y2 (ja) | ||
| JPH0227522Y2 (ja) | ||
| JP2680047B2 (ja) | ブラシ片の製造方法 | |
| JPS58114414A (ja) | ２端子構造の電子部品製造方法 | |
| JP2769562B2 (ja) | 電子部品の摺動子取付方法 | |
| JPH0750202A (ja) | 摺動用ブラシ片の製造方法 | |
| JPS60227456A (ja) | 半導体装置用リ−ドフレ−ム | |
| JP2733336B2 (ja) | 多線束摺動ブラシ素材の製造方法 | |
| JP3959849B2 (ja) | 線材をターミナルに接続固定する方法及び装置 | |
| JP3520299B2 (ja) | 摺動用ブラシ片の製造方法 | |
| JPH0123906B2 (ja) | ||
| JPS6311698Y2 (ja) | ||
| JPS6049617A (ja) | リ−ド線付きのチップ部品 | |
| JPH01676A (ja) | ブラシアセンブリ−の製造方法 | |
| JPS6230307A (ja) | リード端子付き電子部品の製造方法 | |
| JPH01274372A (ja) | 摺動接点用ブラシの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 12 |