JP2607125B2 - 手術用ハンドピース - Google Patents

手術用ハンドピース

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JP2607125B2 JP63144576A JP14457688A JP2607125B2 JP 2607125 B2 JP2607125 B2 JP 2607125B2 JP 63144576 A JP63144576 A JP 63144576A JP 14457688 A JP14457688 A JP 14457688A JP 2607125 B2 JP2607125 B2 JP 2607125B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は高圧流体の噴射によって切開、切除、洗浄
等を行なうための手術用ハンドピースのノズル、特に流
体噴射の適正化に関する。
[従来の技術] 近年、各種手術方法を改善するために、限定された部
位に対して加圧流体ジェットを使用する方法が研究され
ており、この方法に使用する手術用ハンドピースは例え
ば特公昭61−24013号公報、実公昭62−13604号公報、実
公昭62−32009号公報、実公昭62−32010号公報等に開示
されている。
この加圧流体ジェットを使用する方法においては、圧
力と噴射量を適正な範囲に調整することによって、脈管
系等の索状物を切ることなく周囲の組織と遊離すること
が可能であるのみならず、遊離した組織を噴射した流体
と共に施術部から排除し得る。そして、その適用範囲は
広く、10MPa等の高圧を用いた切開、切断、あるいは1MP
a又はそれ以下の低圧を用いた剥離、柔軟部位における
実質細胞と索状物の分離、洗浄等に利用することができ
る。
第2図は例えば実公昭62−32010号公報に開示された
手術用のハンドピースの先端部を示す断面図である。図
において11は、ハンドピース本体1に取付けられ先端に
オリフィス18を有するノズルチップであり、ノズルチッ
プ11は下流方向に延設したノズルパイプ12を有し、ノズ
ルパイプ12の噴射孔13はノズルチップ11に設けた通孔14
と連通している。
15はノズルパイプ12の外周を取り囲んで設けた吸引孔
16を有する吸引パイプであり、吸引パイプ15は吸引ホー
ス17を介して吸引装置(不図示)に連結されている。
上記のように構成された手術用のハンドピースにポン
プ(不図示)から加圧流体が送られると、加圧流体はノ
ズルチップ11の通孔14とノズルパイプ12の噴射孔13を通
って術部に噴射される。一方、吸引パイプ15を通して術
部やその周囲の流体を吸引している。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の手術用ハンドピースにおいてはノズルチッ
プ11の通孔14先端部にオリフィス18を設けているため、
オリフィス18から噴射した高圧流体がノズルパイプ12の
噴射孔13を通る間に圧力紛失を受けるという短所があっ
た。
また、このハンドピース先端部、すなわちノズルパイ
プ12と吸引パイプ15は手術部で直接使用されるため、先
端が吸引パイプ15の先端と同一面とされているノズルパ
イプ12も手術部実質に直接触れることがあり、ノズルパ
イプ12の先端に力が加えられることもある。このため細
い管から形成されたノズルパイプ12に変形が生じ、第3
図に示すようにノズルパイプ12の先端部に変形が生じ、
ノズルパイプ12から噴出する高圧流体のジェット流が所
定の位置に当たらないと共にノズルパイプ12と吸引パイ
プ15との間隔が狭くなった部分に吸引すべき剥離物等が
詰まり正常な能力を発揮し得ない場合が生じるという短
所もあった。また、ノズルパイプに直接変形が生じなく
ても、ノズルパイプ端面に付着物が付くとジェット流の
噴射方向並びに噴射形状が乱れるので、ノズルパイプ先
端部は常に清浄に保つ必要があった。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもの
であり、操作性の向上を図ると共に常に正常な能力を発
揮することができる手術用ハンドピースを得ることを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る手術用のハンドピースは、先端に吸引
口を有し、ハンドピース本体から突出して設けられた吸
引パイプと、先端にオリフィスを有し、先端が吸引パイ
プ先端により1〜10mm内側に位置するように吸引パイプ
内に配置されたノズルパイプとを備えたことを特徴とす
る。
[作用] この発明においては、ハンドピース本体から突出して
設けた吸引パイプ先端より内側にノズルパイプ先端を設
けたから、ノズルパイプ先端が手術部実質に直接触れる
ことを防止する。
また、ノズルパイプのオリフィスをノズルパイプ先端
に設けるようにしたから、高圧流体の圧力損失を生じる
ことがなく、かつハンドピース本体の軸線と高圧流体の
噴射方向とを異ならしめることも容易となる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例の構造を示す部分縦断側
面図である。図において、2はノズルパイプ本体1の先
端部に突出して設けられた吸引パイプであり、吸引パイ
プ2はハンドピース本体1の軸線に対して所定角度曲げ
られており、その先端面と先端部側面に吸引口3、4が
設けられている。5は内部に通孔6を有し吸引パイプ2
内に設けられたノズルパイプであり、ノズルパイプ5は
パイプホルダ7によりハンドピース本体1の先端部に固
定されている。このノズルパイプ5の先端部にはオリフ
ィス8を有する。このオリフィス8はノズルパイプ5の
通孔6の断面積を縮小して噴出口を設けるか、あるいは
微小噴出口の摩耗を防ぐためにサファイヤ等からなるノ
ズルチップをノズルパイプ5の先端に取付けて形成し、
その先端はノズルパイプ5の外周をとりまく吸引パイプ
2の先端吸引口7より1−10mm内側に設けられている。
上記のように構成された手術用ハンドピースに高圧流
体を送ると、高圧流体はハンドピース本体1からノズル
パイプ5を通ってオリフィス8に送られ、オリフィス8
により術部にむけて噴射される。一方、術部に噴射され
た流体やその周囲の流体は吸引パイプ2の吸引口3、4
と、ノズルパイプ5の外面と吸引パイプ2の内面との間
に画定された吸引孔9及び吸引ホース17を通って吸引装
置(不図示)に送られる。
この高圧流体を噴射する際、ノズルパイプ5の先端部
が吸引パイプ2の先端吸引口7より1〜10mm内側にある
ため、吸引パイプ2により保護され、吸引パイプ2に手
術部実質に直接触れてもノズルパイプ5の先端が手術部
実質に直接触れることを防いでいる。したがってノズル
パイプ5先端のオリフィス8から常に真直ぐに、術部に
高圧流体を噴出させることができる。
ここで、ノズルパイプ5の先端を吸引パイプ2の先端
吸引口7より1〜10mm内側にしたのは、ノズルパイプ5
の先端部が術部に直接触れることを防ぐと共に、あまり
ノズルパイプ5の先端部を吸引パイプ2の先端吸引口7
より内側にすると、ノズルパイプ5の先端オリフィス8
から噴出する高圧流体のジェット流が拡散しかつ吸引パ
イプ2の吸引口からの吸収力に影響され易くなるから、
それを防ぐためである。
また、高圧流体の噴射の際、ハンドピース本体1から
オリフイス8に送られる高圧流体はオリフィス8より断
面積の大きい通孔6を通るため、オリフィス上流での圧
力損失を小さくすることができる。このようにノズルパ
イプ5の圧力損失が小さいため、用途によってノズルパ
イプ5の長さを種々変えても、つねに一定圧力を流体を
オリフィス8から噴出させることができる。
尚、図示の例では吸引パイプ2とノズルパイプ5をハ
ンドピース本体1の軸線から所定角度曲げてあるが、こ
れは真直ぐに形成しても良い。
但し、所定角度曲げることにより術部の確認を容易に
行なうことができ、手術用ハンドピースの操作性の向上
を図ることができる。
[発明の効果] この発明は以上説明したようにハンドピース本体から
突出したノズルパイプ先端に高圧流体を噴出するオリフ
ィスを設けたから、ノズルパイプ内で圧力損失を生じる
ことなしに高圧流体を噴射させることができる。
また、ノズルパイプ先端を吸引パイプの先端吸引口よ
り1〜10mm内側に設けるようにしてノズルパイプ先端が
手術部実質に直接触れないようにしたから、ノズルパイ
プ先端部の変形を防止することができ、常にノズルパイ
プから所定の術部に良い噴射形状の高圧流体を噴射する
ことができると共に、吸引パイプの吸引口の詰まりなし
に良好に吸引することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構造を示す部分縦断側面
図、第2図は従来の手術用ハンドピースの先端部を示す
断面図、第3図は従来例の動作を示す断面図である。 1……ハンドピース本体、2……吸引パイプ、3,4……
吸引口、5……ノズルパイプ、6……通孔、7……パイ
プホルダ、8……オリフィス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧流体を噴射する手術用ハンドピースに
    おいて、先端に吸引口を有し、ハンドピース本体から突
    出して設けられた吸引パイプと、先端にオリフィスを有
    し、先端が吸引パイプ先端より1〜10mm内側に位置する
    ように上記吸引パイプ内に配設されたノズルパイプとを
    備えたことを特徴とする手術用ハンドピース。
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CN104873248A (zh) * 2015-05-19 2015-09-02 罗凤玲 一种高切割力医用水刀及其应用

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