JP2607018B2 - 空気調和装置の運転方法 - Google Patents

空気調和装置の運転方法

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JP2607018B2
JP2607018B2 JP4329721A JP32972192A JP2607018B2 JP 2607018 B2 JP2607018 B2 JP 2607018B2 JP 4329721 A JP4329721 A JP 4329721A JP 32972192 A JP32972192 A JP 32972192A JP 2607018 B2 JP2607018 B2 JP 2607018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房運転、暖房運転、
及び除湿運転が選択可能な空気調和装置の運転方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、対流ファン、冷媒蒸発器、及
び暖房用熱交換器を備えた室内機と、冷媒圧縮機、冷媒
凝縮器、循環ポンプ、及びバーナで加熱される室外機側
熱交換器を有する室外機と、室内- 室外機間を接続する
温水、冷媒配管とを具備し、冷房運転、暖房運転、及び
除湿運転が可能な空気調和装置が知られている。尚、こ
の空気調和装置では、除湿運転の際、室温を低下させる
事無く除湿を行なう為に、冷媒圧縮機とバーナとを同時
に作動させ、冷媒蒸発器を通過して降温した空気を暖房
用熱交換器により昇温させている。除湿運転時に、冷媒
圧縮機とバーナの能力調整により、室温調整はできる
が、冷媒圧縮機が作動している限り湿度は下がり続け
る。そこで、この空気調和装置では、除湿運転中に、室
温が設定温度となり、湿度が目標湿度となると、目標湿
度を保持する為、バーナ、循環ポンプ、及び冷媒圧縮機
の作動を一時休止させる快適キープを行って、不必要な
除湿を停止し、冷媒圧縮機の再起動防止時間(3分間)
経過後に快適キープ動作を終了させている。尚、快適キ
ープ動作の終了後に、室温センサの出力に基づいて室温
を速やかに設定値に戻す為、快適キープ中、対流ファン
の作動を継続する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷媒蒸発器
の熱保有量をQ1 、暖房用熱交換器の熱保有量をQ2
室内空気中の水蒸気をドレンに凝縮させるのに必要な熱
量をQ3 とすると、除湿運転時は、室内機が取り込み冷
媒蒸発器を通過させる室内空気の温度t1 と室内機から
吹き出す空調空気の温度t2 とが、t1 =t2 の関係に
あるので、各熱量の関係はQ1 =Q2 +Q3 となり、Q
1 >Q2 である。この為、快適キープ動作の際、図7に
示す様に、対流ファンの作動に伴って空調空気の温度が
低下して行くので使用者に不快な冷風感を与える。
【0004】本発明の目的は、除湿運転中の快適キープ
動作の際、空調空気の吹き出し温度を略一定にできる空
気調和装置の運転方法の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を採用した。 (1) 室内空気を取り込む吸入口及び空調空気を吹き出す
吹出口を設けた送風ケーシング、該送風ケーシング内に
配され暖房・冷房・除湿運転時に前記吸入口から前記吹
出口に向かう空気流を発生させる対流ファン、冷房・除
湿運転時に前記送風ケーシング内に取り込んだ室内空気
を冷却する冷媒蒸発器、暖房・除湿運転時に前記冷媒蒸
発器を通過した空気を加熱する暖房用熱交換器、室温を
検出するための室温センサ、湿度を検出するための湿度
センサ、室温を設定する室温設定器、及び湿度を設定す
る湿度設定器を有する室内機と、冷媒配管により前記冷
媒蒸発器に接続され冷房・除湿運転時に冷媒を圧縮する
冷媒圧縮機、圧縮冷媒を凝縮して冷媒配管を介して凝縮
冷媒を前記冷媒蒸発器に供給する冷媒凝縮器、前記暖房
用熱交換器に温水配管で接続され暖房・除湿運転時に循
環水を循環させる循環ポンプ、及び暖房・除湿運転時に
加熱源で加熱される循環水を温水にして温水配管を介し
て前記暖房用熱交換器に供給する室外機側熱交換器を有
する室外機とを具備し、制御回路が、前記室温センサ、
前記湿度センサ、前記室温設定器、及び前記湿度設定器
の各出力に基づいて、前記対流ファン、前記循環ポン
プ、前記冷媒圧縮機、及び前記加熱源を制御する空気調
和装置の運転方法であって、除湿運転中に検出室温が設
定温度に到達し検出湿度が目標湿度に到達すると、前記
対流ファンの作動を継続したまま、前記加熱源及び前記
冷媒圧縮機の作動を一時休止させ、循環ポンプを低速運
転又は断続作動させる快適キープ動作に入り、前記冷媒
圧縮機の再起動防止時間が終了するまでのあいだ前記快
適キープ動作を継続する。
【0006】(2) 室内空気を取り込む吸入口及び空調空
気を吹き出す吹出口を設けた送風ケーシング、該送風ケ
ーシング内に配され暖房・冷房・除湿運転時に前記吸入
口から前記吹出口に向かう空気流を発生させる対流ファ
ン、冷房・除湿運転時に前記送風ケーシング内に取り込
んだ室内空気を冷却する冷媒蒸発器、暖房・除湿運転時
に前記冷媒蒸発器を通過した空気を加熱する暖房用熱交
換器、室温を検出するための室温センサ、湿度を検出す
るための湿度センサ、室温を設定する室温設定器、及び
湿度を設定する湿度設定器を有する室内機と、冷媒配管
により前記冷媒蒸発器に接続され冷房・除湿運転時に冷
媒を圧縮する冷媒圧縮機、圧縮冷媒を凝縮して冷媒配管
を介して凝縮冷媒を前記冷媒蒸発器に供給する冷媒凝縮
器、前記暖房用熱交換器に温水配管で接続され暖房・除
湿運転時に循環水を循環させる循環ポンプ、温水配管中
に配される流量絞弁、及び暖房・除湿運転時に加熱源で
加熱される循環水を温水にして温水配管を介して前記暖
房用熱交換器に供給する室外機側熱交換器を有する室外
機とを具備し、制御回路が、前記室温センサ、前記湿度
センサ、前記室温設定器、及び前記湿度設定器の各出力
に基づいて、前記対流ファン、前記循環ポンプ、前記冷
媒圧縮機、前記流量絞弁、及び前記加熱源を制御する、
空気調和装置の運転方法であって、除湿運転中に検出室
温が設定温度に到達し検出湿度が目標湿度に到達する
と、前記対流ファン及び前記循環ポンプの作動を継続し
たまま、前記加熱源及び前記冷媒圧縮機の作動を一時休
止させ、前記流量絞弁を一時絞る快適キープ動作に入
り、前記冷媒圧縮機の再起動防止時間が終了するまでの
あいだ前記快適キープ動作を継続する。
【0007】
【作用】〔請求項1について〕 除湿運転中に検出室温が設定温度に到達し検出湿度が目
標湿度に到達すると、制御回路は、対流ファンの作動を
継続したまま、加熱源及び冷媒圧縮機の作動を一時休止
させ、循環ポンプを低速運転又は断続作動させる快適キ
ープ動作に入り、冷媒圧縮機の再起動防止時間が終了す
るまでのあいだ快適キープ動作を継続する。
【0008】これにより、温水配管や室外機側熱交換器
中の温水が制限されて暖房用熱交換器に供給されるので
暖房用熱交換器の熱保有量が増加する。尚、循環ポンプ
の低速運転度合、又は循環ポンプの作動時間- 停止時間
割合を設定することにより、暖房用熱交換器の熱保有量
と冷媒蒸発器の熱保有量とを等しくする。
【0009】〔請求項2について〕 除湿運転中に検出室温が設定温度に到達し検出湿度が目
標湿度に到達すると、制御回路は、除湿運転中に検出室
温が設定温度に到達し検出湿度が目標湿度に到達する
と、対流ファン及び循環ポンプの作動を継続したまま、
加熱源及び冷媒圧縮機の作動を一時休止させ、流量絞弁
を一時絞る快適キープ動作に入り、冷媒圧縮機の再起動
防止時間が終了するまでのあいだ快適キープ動作を継続
する。
【0010】これにより、温水配管や室外機側熱交換器
中の温水が制限されて暖房用熱交換器に供給されるので
暖房用熱交換器の熱保有量が増加する。尚、流量絞弁の
絞り具合を設定することにより、暖房用熱交換器の熱保
有量と冷媒蒸発器の熱保有量とを等しくする。
【0011】
【発明の効果】除湿運転中の快適キープ動作の際、空調
空気の吹き出し温度が略一定となるので、快適性を維持
できる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例(請求項1、2に対応)を
図1〜図4に基づいて説明する。空気調和装置Kは、送
風ケーシング11、対流ファン12、冷媒蒸発器13、
暖房用熱交換器14を有する室内機1と、冷媒圧縮機2
1、冷媒凝縮器22、循環ポンプ23、室外側熱交換器
24を有する室外機2とに分割され、室内機用制御回路
3及び室外機用制御回路4により制御され、冷房運転、
除湿運転及び暖房運転が可能である。尚、温水戻配管2
31- 温水往配管242間には、電磁開閉弁51を配し
たバイパス通路5が設けられており、この電磁開閉弁5
1は、暖房運転時に閉弁され、除湿運転時(快適キープ
動作中も含む)に開弁される。
【0013】送風ケーシング11は、室内空気111を
取り込む吸入口112、及び空調空気113を吹き出す
吹出口114が設けられる。対流ファン12は、吹出口
114近傍の送風ケーシング11内に配され、吸入口1
12から吹出口114に向かう空気流を、暖房・冷房・
除湿運転時に発生させる。冷媒蒸発器13は、吸入口1
12近傍の送風ケーシング11内に配され、取り込まれ
た室内空気111を、冷房・除湿運転時に冷却する。暖
房用熱交換器14は、冷媒蒸発器13の背後に配され、
冷媒蒸発器13を通過した空気を、暖房・除湿運転時に
加熱する。
【0014】冷媒圧縮機21は、冷媒戻配管211によ
り冷媒蒸発器13に接続され、冷房・除湿運転時に、吸
引した冷媒を圧縮して冷媒凝縮器22に排出する。この
冷媒圧縮機21は、通電量に応じて回転数が変化し、冷
媒排出量を段階的に増減可能である。尚、冷媒圧縮機2
1は、除湿運転の快適キープ動作中、作動が一時休止さ
れる。
【0015】冷媒凝縮器22は、冷媒圧縮機21の下流
に設けられ、流入した圧縮冷媒と、冷房運転時及び除湿
運転時(快適キープ動作中は除く)に作動する電動ファ
ン221により吹き付けられる空気とを、冷房・除湿運
転時に熱交換させて冷媒を凝縮させるものである。ま
た、凝縮冷媒は、冷媒往管222を介して冷媒蒸発器1
3に供給される。
【0016】循環ポンプ23は、暖房用熱交換器14に
温水戻配管231で接続され、暖房・除湿運転時に、暖
房用熱交換器14から流出する温水を室外側熱交換器2
4に送り込む。尚、除湿運転中に、室温が設定温度にな
り、湿度が目標湿度になると、再起動防止時間(3分
間)の間、快適キープ動作に入り、循環ポンプ23は、
冷媒圧縮機21の再起動防止時間(3分間)の間、断続
作動(5秒作動- 25秒停止)される。
【0017】室外側熱交換器24は、燃焼能力が複数段
階に変化可能な、暖房運転時及び除湿運転時(但し、快
適キープ動作中は消火する)に燃焼するガスバーナ24
1により加熱され、循環ポンプ23により供給される循
環水を温水にする。また、この温水は、温水往配管24
2を介して暖房用熱交換器14に戻される。
【0018】室内機用制御回路3は、接続される、運転
スイッチ31、運転モードスイッチ32、室温センサ3
3、湿度センサ34、温度設定器35、及び湿度設定器
36の各出力に基づいて対流ファン12への通電量を制
御する。また、室内機用制御回路3は、冷房能力、除湿
能力、暖房能力を予め設定した複数の制御パターンを記
憶させた記憶部30を備え、運転モードスイッチ32、
室温センサ33、湿度センサ34、温度設定器35、及
び湿度設定器36の各出力に基づいて最適な制御パター
ンを選び、室外機用制御回路4に送出する。
【0019】室外機用制御回路4は、室内機用制御回路
3から送り込まれた制御パターンに基づいて、電動ファ
ン221及び循環ポンプ23の通電制御、冷媒圧縮機2
1の回転数制御、及びガスバーナ241の燃焼能力制御
等を行なう。また、室外機用制御回路4は、冷媒圧縮機
21、電動ファン221、循環ポンプ23、及びガスバ
ーナ241の動作状態を室内機用制御回路3に送出す
る。
【0020】運転スイッチ31は、空気調和装置Aの運
転開始- 停止を指示するスイッチである。運転モードス
イッチ32は、空気調和装置Aの運転モードを選択する
スイッチであり、冷房運転、暖房運転、又は除湿運転の
何れかを選択できる。
【0021】バイパス通路5は、本実施例の場合、電磁
開閉弁51の開弁時(除湿運転時)に、暖房用熱交換器
14を流れる温水量の3/4の温水を流している。つま
り、バイパス通路5に多量の温水を迂回させる事によ
り、室外側熱交換器24の出口における目標湯温を高く
設定する(排ガスによるドレンが防止できる)事が可能
となり、暖房用熱交換器14の発熱量を除湿運転に見合
った低い値にできる。
【0022】次に、空気調和装置Kの作動を説明する。
図3は、設定温度Tsに対する室内温度ゾーン(d〜
j)を示す図である。表1は、除湿運転時の室内温度ゾ
ーン(d〜j)における積分比例制御の制御パターンコ
ード表である。図4は、室内機用制御回路3の除湿運転
を表すフローチャートである。
【表1】
【0023】ステップS1で、除湿運転が選択されてい
るか否かを判断し、除湿運転が選択されている(Ye
s)場合、ステップS2に進む。ステップS2で初期設
定を行ない、ステップS3に進む。初期設定は、設定温
度と室内温度とに基づいて表1の初期パターンコード
(“2”、“4”、“6”、“8”、“A”、“C”、
“E”)の内、何れかをセットし、このセットした初期
パターンコードを室外機用制御回路4に送出する。
【0024】ステップS3で、対流ファン12を微風状
態にする。又、電磁開閉弁51に通電して開弁状態にす
る。ステップS4で、室内温度Tiが、設定温度Tsよ
り高い第1基準温度Ts+Δt(例えばΔt=1.25
℃)以下に低下しているか否かを判断し、低下していな
い(No)場合はステップS5に進み、低下している
(Yes)場合は、ステップS8に進む。
【0025】ステップS5で、除湿パターンコード
“1”をセットし、この除湿パターンコード“1”を室
外機用制御回路4に送出し、ステップS6に進む。ステ
ップS6で、室内温度Tiが設定温度Ts迄下降した
か、否か判断し、下降している(Yes)場合、ステッ
プS7に進む。ステップS7で、除湿パターンコード
“4”をセットし、この除湿パターンコード“4”を室
外機用制御回路4に送出し、ステップS13に進む。
【0026】ステップS8で、室内温度Tiが、設定温
度Tsより低い第2基準温度Ts−Δt(例えばΔt=
1.25℃)以上に上昇しているか否かを判断し、上昇
していない(No)場合はステップS9に進み、上昇し
ている(Yes)場合は、ステップS12に進む。ステ
ップS9で、除湿パターンコード“F”をセットし、こ
の除湿パターンコード“F”を室外機用制御回路4に送
出し、ステップS10に進む。
【0027】ステップS10で、室内温度Tiが設定温
度Ts迄上昇したか、否か判断し、上昇している(Ye
s)場合、ステップS11に進む。ステップS11で、
除湿パターンコード“C”をセットし、この除湿パター
ンコード“C”を室外機用制御回路4に送出し、ステッ
プS13に進む。
【0028】ステップS12で、室内温度Tiが、設定
温度Tsより低く、第2基準温度よりも高い第3基準温
度Ts−Δt’以上に上昇している(Ti≧Ts−Δ
t’)か否かを判断し、第3基準温度以上に上昇してい
る場合(Yes)は、ステップS13に進み、上昇して
いない場合(No)は、ステップS15に進む。
【0029】ステップS13で、室内湿度Si及び設定
湿度Ssを読み込み、ステップS14に進む。ステップ
S14で、室内湿度Siが設定湿度Ss以上に上昇して
いる(Si≧Ss)か否か判断し、上昇している(Ye
s)場合は、ステップS15に進む。また、上昇してい
ない(No)場合は、除湿パターンコード“0”をセッ
トし、この除湿パターンコード“0”を室外機用制御回
路4に送出して、3分間の快適キープ動作に入り、該動
作の終了後、ステップS4に戻る。
【0030】ステップS15で、室内温度ゾーンが変化
したか否かを判断し、変化が認められる場合(Yes)
はステップS16に進み、変化が認められない場合(N
o)はステップS19に進む。ステップS16で、室内
温度ゾーンの変化が増加側であるか否かを判断し、増加
側である(Yes)場合は、ステップS18に進み、増
加側でない場合は、ステップS17に進む。
【0031】ステップS17で、除湿パターンコードを
二ランク上げた後、ステップS4に戻る。ステップS1
8で、除湿パターンコードを二ランク下げた後、ステッ
プS4に戻る。ステップS19で、室温が三分間以上、
同一ゾーンにあるか否かを判断し、同一ゾーンにある
(Yes)場合は、ステップS20に進み、同一ゾーン
に無い(No)場合は、ステップS13に戻る。
【0032】ステップS20で、室内温度ゾーンがiゾ
ーン又はhゾーンにあるか否か、判断し、iゾーン又は
hゾーンにある(Yes)場合は、ステップS22に進
み、無い(No)場合は、ステップS21に進む。ステ
ップS21で、除湿パターンコードを一ランク上げた
後、ステップS4に戻る。ステップS22で、除湿パタ
ーンコードを一ランク下げた後、ステップS4に戻る。
【0033】つぎに、空気調和装置Kの利点を述べる。
除湿運転中に、室温が設定温度となり、湿度が目標湿度
となると、バーナ241、冷媒圧縮機21の作動を一時
休止させて目標湿度を維持する快適キープ動作中に、循
環ポンプ23を断続作動(5秒作動- 25秒停止)させ
ているので、室内側熱交換器24や温水往配管242中
の温水が暖房用熱交換器14に供給されるので暖房用熱
交換器14の熱保有量が増加し、暖房用熱交換器14の
熱保有量が冷媒蒸発器13の熱保有量と略同じになる。
この為、空調空気113の吹き出し温度は、図5に示す
様に略一定に保たれるので使用者に不快な冷風感を与え
ず、快適性を維持できる。尚、循環ポンプ23を連続作
動させると、図6に示す様に空調空気113の吹き出し
温度が過渡的に上昇するので不適当である。
【0034】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.除湿運転中の快適キープ動作における、循環ポンプ
23の作動時間・停止時間は、上記実施例では、固定
(5秒作動- 25秒停止)であるが、快適キープ動作に
入る前の、除湿運転に係る冷房能力(冷媒蒸発器13に
よる)と暖房能力(暖房用熱交換器14による)との比
率により増減する構成を採用すれば、空調空気113の
吹き出し温度の一層の安定化が図れる。 b.バイパス通路5及び電磁開閉弁51を省いても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、空気調和装置の構成
図である。
【図2】その空気調和装置のブロック図である。
【図3】設定温度Tsに対する室内温度ゾーンを示す説
明図である。
【図4】本発明の一実施例に係る、空気調和装置の室内
機用制御回路の除湿運転を表すフローチャートである。
【図5】上記空気調和装置において、除湿運転中の快適
キープ動作における、経過時間に対する、循環ポンプ作
動及び空調空気温度を示すグラフである。
【図6】除湿運転中の快適キープ動作において循環ポン
プを連続作動させる空気調和装置に関し、経過時間に対
する、循環ポンプ作動及び空調空気温度を示すグラフで
ある。
【図7】除湿運転中の快適キープ動作において循環ポン
プを停止する従来の空気調和装置に関し、経過時間に対
する、循環ポンプ作動及び空調空気温度を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
K 空気調和装置 1 室内機 2 室外機 5 バイパス通路 11 送風ケーシング 12 対流ファン 13 冷媒蒸発器 14 暖房用熱交換器 21 冷媒圧縮機 22 冷媒凝縮器 23 循環ポンプ 24 室外側熱交換器 51 電磁開閉弁(開閉弁) 111 室内空気 112 吸入口 113 空調空気 114 吹出口 211 冷媒戻配管 222 冷媒往管 231 温水戻配管 241 ガスバーナ(バーナ) 242 温水往配管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を取り込む吸入口及び空調空気
    を吹き出す吹出口を設けた送風ケーシング、該送風ケー
    シング内に配され暖房・冷房・除湿運転時に前記吸入口
    から前記吹出口に向かう空気流を発生させる対流ファ
    ン、冷房・除湿運転時に前記送風ケーシング内に取り込
    んだ室内空気を冷却する冷媒蒸発器、暖房・除湿運転時
    に前記冷媒蒸発器を通過した空気を加熱する暖房用熱交
    換器、室温を検出するための室温センサ、湿度を検出す
    ための湿度センサ、室温を設定する室温設定器、及び
    湿度を設定する湿度設定器を有する室内機と、 冷媒配管により前記冷媒蒸発器に接続され冷房・除湿運
    転時に冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、圧縮冷媒を凝縮して
    冷媒配管を介して凝縮冷媒を前記冷媒蒸発器に供給する
    冷媒凝縮器、前記暖房用熱交換器に温水配管で接続され
    暖房・除湿運転時に循環水を循環させる循環ポンプ、及
    び暖房・除湿運転時に加熱源で加熱される循環水を温水
    にして温水配管を介して前記暖房用熱交換器に供給する
    室外機側熱交換器を有する室外機とを具備し、制御回路が、前記室温センサ、前記湿度センサ、前記室
    温設定器、及び前記湿度設定器の各出力に基づいて、前
    記対流ファン、前記循環ポンプ、前記冷媒圧縮機、及び
    前記加熱源を制御する空気調和装置の運転方法であっ
    て、 除湿運転中に検出室温が設定温度に到達し検出湿度が目
    標湿度に到達すると、前記対流ファンの作動を継続した
    まま、前記加熱源及び前記冷媒圧縮機の作動を一時休止
    させ、循環ポンプを低速運転又は断続作動させる快適キ
    ープ動作に入り、前記冷媒圧縮機の再起動防止時間が終
    了するまでのあいだ前記快適キープ動作を継続する空気
    調和装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 室内空気を取り込む吸入口及び空調空気
    を吹き出す吹出口を設けた送風ケーシング、該送風ケー
    シング内に配され暖房・冷房・除湿運転時に前記吸入口
    から前記吹出口に向かう空気流を発生させる対流ファ
    ン、冷房・除湿運転時に前記送風ケーシング内に取り込
    んだ室内空気を冷却する冷媒蒸発器、暖房・除湿運転時
    に前記冷媒蒸発器を通過した空気を加熱する暖房用熱交
    換器、室 温を検出するための室温センサ、湿度を検出す
    るための湿度センサ、室温を設定する室温設定器、及び
    湿度を設定する湿度設定器を有する室内機と、 冷媒配管により前記冷媒蒸発器に接続され冷房・除湿運
    転時に冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、圧縮冷媒を凝縮して
    冷媒配管を介して凝縮冷媒を前記冷媒蒸発器に供給する
    冷媒凝縮器、前記暖房用熱交換器に温水配管で接続され
    暖房・除湿運転時に循環水を循環させる循環ポンプ、温
    水配管中に配される流量絞弁、及び暖房・除湿運転時に
    加熱源で加熱される循環水を温水にして温水配管を介し
    て前記暖房用熱交換器に供給する室外機側熱交換器を有
    する室外機とを具備し、 制御回路が、前記室温センサ、前記湿度センサ、前記室
    温設定器、及び前記湿度設定器の各出力に基づいて、前
    記対流ファン、前記循環ポンプ、前記冷媒圧縮機、前記
    流量絞弁、及び前記加熱源を制御する、空気調和装置の
    運転方法であって、 除湿運転中に検出室温が設定温度に到達し検出湿度が目
    標湿度に到達すると、前記対流ファン及び前記循環ポン
    プの作動を継続したまま、前記加熱源及び前記冷媒圧縮
    機の作動を一時休止させ、前記流量絞弁を一時絞る快適
    キープ動作に入り、前記冷媒圧縮機の再起動防止時間が
    終了するまでのあいだ前記快適キープ動作を継続する空
    気調和装置の運転方法。
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