JP2606831Y2 - ダクト類の接続構造 - Google Patents
ダクト類の接続構造Info
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- JP2606831Y2 JP2606831Y2 JP1993009634U JP963493U JP2606831Y2 JP 2606831 Y2 JP2606831 Y2 JP 2606831Y2 JP 1993009634 U JP1993009634 U JP 1993009634U JP 963493 U JP963493 U JP 963493U JP 2606831 Y2 JP2606831 Y2 JP 2606831Y2
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- connection opening
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調ダクト類の接続構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空調ダクトを各種の空調機器類に
接続させる場合においては、例えば機器類の接続口に突
設したフランジにダクトの端部に設けたフランジをパッ
キンを介して接合させ、フランジ相互のボルト孔にボル
トを通係して固締したり、またダクト相互においては、
相互の端部に設けたフランジをパッキンを介して接合し
てボルトで固締するフランジ継手が多用されている。
接続させる場合においては、例えば機器類の接続口に突
設したフランジにダクトの端部に設けたフランジをパッ
キンを介して接合させ、フランジ相互のボルト孔にボル
トを通係して固締したり、またダクト相互においては、
相互の端部に設けたフランジをパッキンを介して接合し
てボルトで固締するフランジ継手が多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
フランジ継手においては、接合させたフランジの相互を
複数のボルトで固締するのに手間を要し、特に、建物の
天井裏等の高い位置に配置された空調機や空調ダクトを
相互に接続する場合においては、作業が長時間となって
落下事故を発生する危険もあり、安全性の点からも好ま
しくない等の問題があった。
フランジ継手においては、接合させたフランジの相互を
複数のボルトで固締するのに手間を要し、特に、建物の
天井裏等の高い位置に配置された空調機や空調ダクトを
相互に接続する場合においては、作業が長時間となって
落下事故を発生する危険もあり、安全性の点からも好ま
しくない等の問題があった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的はダクト類を他の被接続体に
対してワンタッチで能率的に接続でき、しかも気密性を
も保持できるダクト類の接続構造を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的はダクト類を他の被接続体に
対してワンタッチで能率的に接続でき、しかも気密性を
も保持できるダクト類の接続構造を提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本考案は、空調ダクト12と接続すべき壁面16
を備えた被接続体14の同壁面または壁面に取りつけた
受枠36に接続開口18を設け、この接続開口18縁に
被接続体14の接続開口より小さな開口を有する板状の
弾性パッキン20を固定し、この弾性パッキンの開口2
2から空調ダクト12の一端を被接続体または受枠の接
続開口18へ挿入し嵌着接続させ、弾性パッキン20は
被接続体14または受枠36の内部側に固定され、か
つ、弾性パッキン20の内部側側面には接続開口18と
略同じ大きさの開口を有し板状のリングからなる受片3
2が隣接配置されると共に、弾性パッキン20そのもの
の内部側であって受片32の開口と弾性パッキンの開口
22との中間位置には、内方に向けてリブ34が環状に
突設形成されて成るダクト類の接続構造から構成され
る。
めに、本考案は、空調ダクト12と接続すべき壁面16
を備えた被接続体14の同壁面または壁面に取りつけた
受枠36に接続開口18を設け、この接続開口18縁に
被接続体14の接続開口より小さな開口を有する板状の
弾性パッキン20を固定し、この弾性パッキンの開口2
2から空調ダクト12の一端を被接続体または受枠の接
続開口18へ挿入し嵌着接続させ、弾性パッキン20は
被接続体14または受枠36の内部側に固定され、か
つ、弾性パッキン20の内部側側面には接続開口18と
略同じ大きさの開口を有し板状のリングからなる受片3
2が隣接配置されると共に、弾性パッキン20そのもの
の内部側であって受片32の開口と弾性パッキンの開口
22との中間位置には、内方に向けてリブ34が環状に
突設形成されて成るダクト類の接続構造から構成され
る。
【0006】
【作用】本考案のダクト類の接続構造においては、被接
続体の任意側面に接続開口を形成し、この開口周縁に同
開口より小さな開口を有する弾性パッキンを取りつけた
ものである。これによって、空調ダクトと被接続体とを
接続する際には単にダクトを接続開口に対して突入させ
るだけの操作で接続できる。また、弾性パッキンによ
り、気密状態を保持する。更に弾性パッキンには被接続
体の内部側に向けてリブを突設している。これによっ
て、空調ダクトと被接続体の接続開口が垂直状態で接続
できないような場合でも、気密性を保持しつつ簡単に接
続状態を得る。
続体の任意側面に接続開口を形成し、この開口周縁に同
開口より小さな開口を有する弾性パッキンを取りつけた
ものである。これによって、空調ダクトと被接続体とを
接続する際には単にダクトを接続開口に対して突入させ
るだけの操作で接続できる。また、弾性パッキンによ
り、気密状態を保持する。更に弾性パッキンには被接続
体の内部側に向けてリブを突設している。これによっ
て、空調ダクトと被接続体の接続開口が垂直状態で接続
できないような場合でも、気密性を保持しつつ簡単に接
続状態を得る。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実
施例を説明する。図1ないし図3には、本考案の参考例
に係るダクト類の接続構造10が示されており、図にお
いて、このダクト類の接続構造10は、空調ダクト12
と、諸種の空調機器例えば空調チャンバー等の被接続体
14の壁面16に接続用の開口18を設け、この接続開
口18と空調ダクト類との接続をワンタッチで行わんと
するものである。
施例を説明する。図1ないし図3には、本考案の参考例
に係るダクト類の接続構造10が示されており、図にお
いて、このダクト類の接続構造10は、空調ダクト12
と、諸種の空調機器例えば空調チャンバー等の被接続体
14の壁面16に接続用の開口18を設け、この接続開
口18と空調ダクト類との接続をワンタッチで行わんと
するものである。
【0008】この参考例において、被接続体14として
の空調チャンバーは縦方向に組設され壁面16を有する
矩形の中空箱体から成る。この壁面16は縦方向として
説明しているが、空調チャンバーの取付位置によって底
面、平面、四方側面等に構成する事としても良い。
の空調チャンバーは縦方向に組設され壁面16を有する
矩形の中空箱体から成る。この壁面16は縦方向として
説明しているが、空調チャンバーの取付位置によって底
面、平面、四方側面等に構成する事としても良い。
【0009】壁面16の任意の位置には円形の接続開口
18が穿孔されている。そして、この接続開口18の内
縁Nに弾性パッキン20が付設固定されている。
18が穿孔されている。そして、この接続開口18の内
縁Nに弾性パッキン20が付設固定されている。
【0010】弾性パッキン20は、例えば、シリコンゴ
ムを素材としたドーナツ型薄板状に形成されており、弾
力性、耐食性に優れた弾性生地体を素材としている。こ
の弾性パッキン20は接続開口18の中心と同心で径が
接続開口18より小さく形成されたパッキン開口22を
備えている。
ムを素材としたドーナツ型薄板状に形成されており、弾
力性、耐食性に優れた弾性生地体を素材としている。こ
の弾性パッキン20は接続開口18の中心と同心で径が
接続開口18より小さく形成されたパッキン開口22を
備えている。
【0011】そして、接続開口18の内面側の周縁にこ
のパッキン20の上面から環状リング等の固定部材19
により壁面16の内面側に付設固定されている。これに
よって前記空調チャンバーの接続開口18の内縁側にパ
ッキン開口22を同心的に位置合わせした状態で弾性パ
ッキン20は固定される。
のパッキン20の上面から環状リング等の固定部材19
により壁面16の内面側に付設固定されている。これに
よって前記空調チャンバーの接続開口18の内縁側にパ
ッキン開口22を同心的に位置合わせした状態で弾性パ
ッキン20は固定される。
【0012】なお、弾性パッキン20の壁面16への付
設は数か所をビス止め固定としても良く、また、壁面に
直接に接着固定しても良い。また、24は、壁面16の
内面に貼着付設された発泡材やガラス繊維の様な断熱材
である。
設は数か所をビス止め固定としても良く、また、壁面に
直接に接着固定しても良い。また、24は、壁面16の
内面に貼着付設された発泡材やガラス繊維の様な断熱材
である。
【0013】前記被接続体14に接続する空調ダクト1
2は、例えばフレキシブル筒体26と、このフレキシブ
ル筒体26の一端に連通固定され前記接続開口18の内
径に略近似した外径を有したソリッド筒体28、を備
え、このソリッド筒体28の外周面には同ソリッド筒体
28の深さ方向への挿入幅を規制するためのストッパ3
0が突設されている。
2は、例えばフレキシブル筒体26と、このフレキシブ
ル筒体26の一端に連通固定され前記接続開口18の内
径に略近似した外径を有したソリッド筒体28、を備
え、このソリッド筒体28の外周面には同ソリッド筒体
28の深さ方向への挿入幅を規制するためのストッパ3
0が突設されている。
【0014】なお接続開口18或はパッキン20等に設
けられた開口22等の形状は、円形として構成されてい
るが、これに限定されることなく、接続する空調ダクト
の端部のソリッド筒体28の形状に合わせ、四角形、多
角形等の任意の形状としても良いものである。
けられた開口22等の形状は、円形として構成されてい
るが、これに限定されることなく、接続する空調ダクト
の端部のソリッド筒体28の形状に合わせ、四角形、多
角形等の任意の形状としても良いものである。
【0015】そこで、図2に示す様に、被接続体14の
接続開口18に空調ダクト12を接続する時には、この
空調ダクト12の端部のソリッド筒体28を接続開口1
8に位置合わせして空調ダクト内部側に向けて挿入す
る。
接続開口18に空調ダクト12を接続する時には、この
空調ダクト12の端部のソリッド筒体28を接続開口1
8に位置合わせして空調ダクト内部側に向けて挿入す
る。
【0016】すると、弾性パッキン20がソリッド筒体
28の端部で押圧されながら、折曲されつつパッキン開
口22が拡径される。そして、ソリッド筒体28の外面
に密着し、ストッパ30が接続開口18に係着した時点
でソリッド筒体28は被接続体14の接続開口18に嵌
合され図3に示すような状態となる。このとき、ソリッ
ド筒体28の外面に弾性パッキン20が完全に密着する
ので気密性が十分に保持され、これによって、ワンタッ
チで被接続体16に空調ダクト12を接続できることと
なる。
28の端部で押圧されながら、折曲されつつパッキン開
口22が拡径される。そして、ソリッド筒体28の外面
に密着し、ストッパ30が接続開口18に係着した時点
でソリッド筒体28は被接続体14の接続開口18に嵌
合され図3に示すような状態となる。このとき、ソリッ
ド筒体28の外面に弾性パッキン20が完全に密着する
ので気密性が十分に保持され、これによって、ワンタッ
チで被接続体16に空調ダクト12を接続できることと
なる。
【0017】このように、空調ダクト12と、被接続体
14との気密は拡径、収縮自在な弾性パッキン20によ
って保持されるので、壁面16に穿孔する接続開口18
と空調ダクト12の径、すなわち、ソリッド筒体28部
分の外形が必ずしも正確に一致していなくとも、その弾
性力により吸収できる。よって、接続開口、あるいは空
調ダクトの製造上の精度を厳格に管理することなく、簡
単に施工現場等で製作が可能である。
14との気密は拡径、収縮自在な弾性パッキン20によ
って保持されるので、壁面16に穿孔する接続開口18
と空調ダクト12の径、すなわち、ソリッド筒体28部
分の外形が必ずしも正確に一致していなくとも、その弾
性力により吸収できる。よって、接続開口、あるいは空
調ダクトの製造上の精度を厳格に管理することなく、簡
単に施工現場等で製作が可能である。
【0018】次に図4、5には、本考案の他の参考例に
係る前記ダクト類の接続構造10が示されている。
係る前記ダクト類の接続構造10が示されている。
【0019】この参考例では被接続体14の壁面16の
外縁Gに弾性パッキン20は固定部材19等を介して付
設固定されている。
外縁Gに弾性パッキン20は固定部材19等を介して付
設固定されている。
【0020】この場合においても前記の参考例と同様の
作用効果を得ることが可能である。本参考例の場合には
空調チャンバー等の被接続体を組み立てた後に外部から
弾性パッキン20を付設固定できる。
作用効果を得ることが可能である。本参考例の場合には
空調チャンバー等の被接続体を組み立てた後に外部から
弾性パッキン20を付設固定できる。
【0021】次に、本考案の実施例について図6ないし
図8に基づき説明するが前記した参考例と同一部材には
同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に基づき説明するが前記した参考例と同一部材には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0022】例えば、前記した参考例におけるようなダ
クト類の接続構造を実施する際に、図9のような正しい
接続状態でなく、被接続体14の壁面16に穿孔された
接続開口18と、空調ダクト12の設置位置等により、
現場によっては図10に見られるように、接続開口18
に対して垂直状態でなく、傾斜した状態で接続せねばな
らない場合がある。そして、このような場合には図10
上で弾性パッキン20の一部が接続開口18の上縁側か
ら外側にはみ出してしまい、完全に気密を保持すること
が困難となる場合も生じる。
クト類の接続構造を実施する際に、図9のような正しい
接続状態でなく、被接続体14の壁面16に穿孔された
接続開口18と、空調ダクト12の設置位置等により、
現場によっては図10に見られるように、接続開口18
に対して垂直状態でなく、傾斜した状態で接続せねばな
らない場合がある。そして、このような場合には図10
上で弾性パッキン20の一部が接続開口18の上縁側か
ら外側にはみ出してしまい、完全に気密を保持すること
が困難となる場合も生じる。
【0023】本考案の実施例は、上記のような場合に対
応して構成されるものであり、図6において、この接続
構造では、弾性パッキン20に隣接配置される受片32
を備えると共に、弾性パッキン20にはリブ34が突設
形成されている。
応して構成されるものであり、図6において、この接続
構造では、弾性パッキン20に隣接配置される受片32
を備えると共に、弾性パッキン20にはリブ34が突設
形成されている。
【0024】本実施例においては、被接続体14の任意
の壁面16に開口を形成してその部分に扁平箱状に受枠
36を突設固定し、この受枠36に円形の接続開口18
を形成している。
の壁面16に開口を形成してその部分に扁平箱状に受枠
36を突設固定し、この受枠36に円形の接続開口18
を形成している。
【0025】本実施例では、弾性パッキン20は受枠3
6の接続開口18の内部側であってその縁側Nに固定さ
れており、かつ、弾性パッキン20の内部側側面に接続
開口18と略同じ大きさの開口を有する受片32として
の環状のリングが上方から押しつけるように付設され、
その状態でビス止め固定されている。この受片32は後
述のように弾性パッキンの端部係止用として形成される
ものであり、本実施例のように、弾性パッキンの固定部
材を兼用したものとして構成しても良いし、あるいは、
弾性パッキンの固定とは別の部材としてそのようなパッ
キンの端部の係止用として機能し得る構成としても良
い。
6の接続開口18の内部側であってその縁側Nに固定さ
れており、かつ、弾性パッキン20の内部側側面に接続
開口18と略同じ大きさの開口を有する受片32として
の環状のリングが上方から押しつけるように付設され、
その状態でビス止め固定されている。この受片32は後
述のように弾性パッキンの端部係止用として形成される
ものであり、本実施例のように、弾性パッキンの固定部
材を兼用したものとして構成しても良いし、あるいは、
弾性パッキンの固定とは別の部材としてそのようなパッ
キンの端部の係止用として機能し得る構成としても良
い。
【0026】この実施例で特徴的なことは、上記受片3
2を備えると共に、弾性パッキンそのものに内部側に向
けてリブ34を突設形成したことである。これによっ
て、空調ダクト12と、接続開口18が直角方向でな
く、傾斜した状態でこねるような接続状態となった場合
であっても、パッキンの一部が外部にはみ出すことな
く、気密性を保持し得る。
2を備えると共に、弾性パッキンそのものに内部側に向
けてリブ34を突設形成したことである。これによっ
て、空調ダクト12と、接続開口18が直角方向でな
く、傾斜した状態でこねるような接続状態となった場合
であっても、パッキンの一部が外部にはみ出すことな
く、気密性を保持し得る。
【0027】図6に示すように、弾性パッキン20はパ
ッキン開口22を形成するように接続開口18から更に
中心方向に突設部38を形成している。そして、このリ
ブ34はパッキン開口22の径と接続開口18の径との
略中間の位置に環状に突出する突設部を形成しているも
のである。
ッキン開口22を形成するように接続開口18から更に
中心方向に突設部38を形成している。そして、このリ
ブ34はパッキン開口22の径と接続開口18の径との
略中間の位置に環状に突出する突設部を形成しているも
のである。
【0028】この実施例の作用を説明すると、図6のよ
うな状態から空調ダクト12を接続開口18に向けて挿
入する。そして、ストッパ30による規制深さ位置まで
ソリッド筒体28を挿入嵌着すると、ソリッド筒体28
が弾性パッキン20のパッキン開口22を押し広げて拡
開させてゆき、弾性パッキン20はソリッド筒体28の
表面に密着して突設部38は筒体28の長手方向に沿う
ように受片32から断面略直角状に折曲されている。こ
の時、図7のように、弾性パッキン20の基部20a
と、リブ34間に溝33が形成され、この溝33内に受
片32が挟装される。
うな状態から空調ダクト12を接続開口18に向けて挿
入する。そして、ストッパ30による規制深さ位置まで
ソリッド筒体28を挿入嵌着すると、ソリッド筒体28
が弾性パッキン20のパッキン開口22を押し広げて拡
開させてゆき、弾性パッキン20はソリッド筒体28の
表面に密着して突設部38は筒体28の長手方向に沿う
ように受片32から断面略直角状に折曲されている。こ
の時、図7のように、弾性パッキン20の基部20a
と、リブ34間に溝33が形成され、この溝33内に受
片32が挟装される。
【0029】これによって、例えば施工現場において空
調ダクト12の長手方向と接続開口18が垂直状態でな
く、ダクトを斜め方向からこの接続開口18に対して接
続せねばならない場合であっても、受片32にリブ34
が並んだ状態で密着することとなり、その結果、図8に
示すように弾性パッキン20の突設部38側が空調ダク
ト12をこねるような作業を行う場合においてもそれに
よって形成される間隙から外部へはみ出すのを防止する
こととなる。そして、ダクトと被接続体の接続部におけ
る気密性を損なうことはないものである。すなわち、ダ
クトを斜め方向から接続開口に対して突入させねばなら
ない場合においても、弾性パッキン20の弾性力が吸収
して依然として気密性を保持しているものである。ま
た、外観上の仕上がりを良好に保持することとなる。
調ダクト12の長手方向と接続開口18が垂直状態でな
く、ダクトを斜め方向からこの接続開口18に対して接
続せねばならない場合であっても、受片32にリブ34
が並んだ状態で密着することとなり、その結果、図8に
示すように弾性パッキン20の突設部38側が空調ダク
ト12をこねるような作業を行う場合においてもそれに
よって形成される間隙から外部へはみ出すのを防止する
こととなる。そして、ダクトと被接続体の接続部におけ
る気密性を損なうことはないものである。すなわち、ダ
クトを斜め方向から接続開口に対して突入させねばなら
ない場合においても、弾性パッキン20の弾性力が吸収
して依然として気密性を保持しているものである。ま
た、外観上の仕上がりを良好に保持することとなる。
【0030】なお、実施例では被接続体14の壁面16
に開口を形成し、かつ、扁平箱状に受枠36を突設固定
して、この受枠36に円形の接続開口18を形成してい
るが、直接被接続体の壁面16に開口して接続開口を形
成し、これに対して上記弾性パッキン及びリブ34並び
に受片32を構成することとしても良い。
に開口を形成し、かつ、扁平箱状に受枠36を突設固定
して、この受枠36に円形の接続開口18を形成してい
るが、直接被接続体の壁面16に開口して接続開口を形
成し、これに対して上記弾性パッキン及びリブ34並び
に受片32を構成することとしても良い。
【0031】また、受片32は上記した弾性パッキン2
0の突設部38の外部はみ出し及びそれに伴う気密性保
持を行うストッパとして機能すれば良く、実施例のよう
に弾性パッキン20そのものの固定部材を兼用させたも
のとしても良いし、あるいは、固定部材と別にそのよう
なストッパ機能を行うものを設ける事としても良いもの
である。
0の突設部38の外部はみ出し及びそれに伴う気密性保
持を行うストッパとして機能すれば良く、実施例のよう
に弾性パッキン20そのものの固定部材を兼用させたも
のとしても良いし、あるいは、固定部材と別にそのよう
なストッパ機能を行うものを設ける事としても良いもの
である。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、本考案にかかるダ
クト類の接続構造によれば、空調ダクトと接続すべき壁
面を備えた被接続体の同壁面または壁面に取りつけた受
枠に接続開口を設け、この接続開口縁に被接続体の接続
開口より小さな開口を有する板状の弾性パッキンを固定
し、この弾性パッキンの開口から空調ダクトの一端を被
接続体または受枠の接続開口へ挿入し嵌着接続させ、弾
性パッキンは被接続体または受枠の内部側に固定され、
かつ、弾性パッキンの内部側側面には接続開口と略同じ
大きさの開口を有し板状のリングからなる受片が隣接配
置されると共に、弾性パッキンそのものの内部側であっ
て受片の開口と弾性パッキンの開口との中間位置には、
内方に向けてリブが環状に突設形成された構成としてい
るので、ダクトと被接続体の接続部の気密性を確実に保
持しつつダクト類を他の被接続体に対してワンタッチで
能率的に接続させ得ると同時に、空調ダクトを接続開口
に斜め方向から接続せねばならない場合であっても、接
続部における気密性を損なうことなく、確実に接続状態
を保持し得る。
クト類の接続構造によれば、空調ダクトと接続すべき壁
面を備えた被接続体の同壁面または壁面に取りつけた受
枠に接続開口を設け、この接続開口縁に被接続体の接続
開口より小さな開口を有する板状の弾性パッキンを固定
し、この弾性パッキンの開口から空調ダクトの一端を被
接続体または受枠の接続開口へ挿入し嵌着接続させ、弾
性パッキンは被接続体または受枠の内部側に固定され、
かつ、弾性パッキンの内部側側面には接続開口と略同じ
大きさの開口を有し板状のリングからなる受片が隣接配
置されると共に、弾性パッキンそのものの内部側であっ
て受片の開口と弾性パッキンの開口との中間位置には、
内方に向けてリブが環状に突設形成された構成としてい
るので、ダクトと被接続体の接続部の気密性を確実に保
持しつつダクト類を他の被接続体に対してワンタッチで
能率的に接続させ得ると同時に、空調ダクトを接続開口
に斜め方向から接続せねばならない場合であっても、接
続部における気密性を損なうことなく、確実に接続状態
を保持し得る。
【図1】本考案の参考例に係るダクト類の接続構造の要
部正面説明図である。
部正面説明図である。
【図2】図1のダクト類の接続構造の断面説明図であ
る。
る。
【図3】空調ダクトを接続させたダクト類の接続構造の
断面説明図である。
断面説明図である。
【図4】本考案の他の参考例に係るダクト類の接続構造
の断面説明図である。
の断面説明図である。
【図5】図4のダクト類の接続構造に空調ダクトを接続
させた断面説明図である。
させた断面説明図である。
【図6】本考案の実施例に係るダクト類の接続構造の断
面説明図である。
面説明図である。
【図7】図6のダクト類の接続構造に空調ダクトを接続
させた断面説明図である。
させた断面説明図である。
【図8】実施例の作用説明図である。
【図9】実施例の背景作用説明図である。
【図10】同じく実施例の背景作用説明図である。
10 ダクト類の接続構造 12 空調ダクト 14 被接続体 16 壁面 18 接続開口 20 弾性パッキン 22 パッキン開口 32 受片 34 リブ 38 突設部
フロントページの続き (72)考案者 鳥実 明 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034番地の 4 協立エアテック株式会社内 (72)考案者 花田 幸典 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034番地の 4 協立エアテック株式会社内 (72)考案者 別府 正俊 福岡県粕屋郡篠栗町大字和田1034番地の 4 協立エアテック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−173329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】 空調ダクトと接続すべき壁面を備えた被
接続体の同壁面または壁面に取りつけた受枠に接続開口
を設け、この接続開口縁に被接続体の接続開口より小さ
な開口を有する板状の弾性パッキンを固定し、この弾性
パッキンの開口から空調ダクトの一端を被接続体または
受枠の接続開口へ挿入し嵌着接続させ、 弾性パッキンは被接続体または受枠の内部側に固定さ
れ、かつ、弾性パッキンの内部側側面には接続開口と略
同じ大きさの開口を有し板状のリングからなる受片が隣
接配置されると共に、弾性パッキンそのものの内部側で
あって受片の開口と弾性パッキンの開口との中間位置に
は、内方に向けてリブが環状に突設形成されて成るダク
ト類の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009634U JP2606831Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ダクト類の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009634U JP2606831Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ダクト類の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664046U JPH0664046U (ja) | 1994-09-09 |
JP2606831Y2 true JP2606831Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=11725672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993009634U Expired - Fee Related JP2606831Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | ダクト類の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606831Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499583B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2010-07-07 | シャープ株式会社 | ダクト取付構造 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP1993009634U patent/JP2606831Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0664046U (ja) | 1994-09-09 |
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