JP2606737Y2 - 溝加工機における部品支持装置 - Google Patents

溝加工機における部品支持装置

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JP2606737Y2
JP2606737Y2 JP4569393U JP4569393U JP2606737Y2 JP 2606737 Y2 JP2606737 Y2 JP 2606737Y2 JP 4569393 U JP4569393 U JP 4569393U JP 4569393 U JP4569393 U JP 4569393U JP 2606737 Y2 JP2606737 Y2 JP 2606737Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、部品の回転軸外周面に
溝を加工するための溝加工機における部品支持装置関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の溝加工機における部品支持
装置としては、例えば図3,図4に示されているような
ものが知られている。図3において、溝加工機は、溝が
加工される部品Wを支持し、かつ回転させるための部品
支持装置51と、加工工具、例えば回転する溝形砥石T
を部品Wの左側の回転軸52aの半径方向から接近離反
させる工具操作手段53とを有する。
【0003】部品支持装置51には、図3の右方におい
て部品Wの回転軸52aと同心の右側の回転軸52bを
その軸線上で左方へ押圧するとともに、心出しをして支
持するためのテールセンタ装置54が設けられている。
このテールセンタ装置54は、そのテールセンタ54a
を油圧で軸方向に移動可能とされている。他方、図にお
ける左方にはテールセンタ装置54の押圧力を部品Wの
回転軸52aを介して受け止め、かつ部品Wを回転させ
るためのストッパ55が設けられている。
【0004】このストッパ55は、スピンドル56に対
してそのテーパ面で心出しされるとともに、ボルト57
により固定されて設けられている。また、部品Wにスピ
ンドル56の回転を伝達させるために、図4にも示され
ているように、ストッパ55の右側面にピン58で位置
決めされ、かつボルト59で固定されたドライブプレー
ト60が設けられており、さらにこのドライブプレート
60に設けられたドライブピン61が前記回転軸52a
の左側端面に設けられたピン穴62に係合されている。
なお、ドライブプレート60はストッパ55の一部に切
削された凹溝63に埋込まれている。
【0005】さらに、スピンドル56内には、スプリン
グセンタユニット64が設けられている。このスプリン
グセンタユニット64は、スピンドル56のテーパ状内
孔に係合するテーパーシャンク状のセンタースリーブ6
5を有しており、このセンタースリーブ65の内孔に
は、センタ66が軸方向に摺動自在に支持されて設けら
れている。センタ66の右端にはテーパ部66aが設け
られていて、回転軸52a左端に設けられたテーパ穴に
係合して部品Wの心出しがされるようになっている。
【0006】なお、テーパ部66aは前記ドライブプレ
ート60と干渉しないように一部切り欠かれている。ま
た、センタースリーブ65の内孔左端にはプラグ67が
ねじ込まれていて、センタ66左端に設けられた内孔6
6bとの間にスプリング68,69が設けられ、センタ
66を常に右方へ付勢している。さらにセンタ66の外
面円筒部には長溝70が設けてあり、センタースリーブ
65にねじ込まれたセットボルト71の先端が係合する
ことにより、センタ66の軸方向の移動を制限するとと
もに回り止めの役目もするようになっている。これによ
り、ストッパ55が部品Wの回転軸52aの左端に当接
してテールセンタ装置54の押圧力を受け止める前に、
回転軸52aの心出しが行なわれる。
【0007】すなわち、上記構成においては、まず溝形
砥石Tがセンタ66とテールセンタ54aのセンターラ
インから離反させた状態で、上記センタ66とテールセ
ンタ54a間に部品Wを上記センターラインに合わせる
ように搬入する。そして、テールセンタ装置54により
テールセンタ54aを部品方向へ移動させる。すると、
テールセンタ54aは部品Wの回転軸52bのセンタ穴
に係合して心出ししながら部品Wを図3における左方へ
移動させる。
【0008】やがて、回転軸52aのセンタ穴もセンタ
66に係合してスプリング68,69を圧縮するから、
部品Wは心出しされながらその回転軸52aの左端面が
ストッパ55の右側面に当接され、テールセンタ装置5
4により適宜な力で押圧される。同時に、回転軸52a
左端面に設けられたピン穴62もドライブピン61に係
合される。
【0009】次に、スピンドル56を低速で回転させる
と、部品Wも低速で回転する。ここで、溝形砥石Tを工
具操作手段53により高速で回転させながら回転軸52
aに半径方向から接近させる。すると、回転軸52a外
周部は溝形砥石Tの外周部によって押圧されるから、回
転軸52a外周部には溝形砥石Tの外周部に刻まれた溝
形に対応した溝Gが加工されることとなる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、溝形砥石T
により部品Wの回転軸52aの外周部が研削されると
き、研削開始初期には回転軸52aの温度は大気温度に
近い低温度t1であるが、加工が進むにつれて温度が上
昇して、溝Gの加工が終了する頃には温度はt2にまで
上昇してしまう。そのため、回転軸52aは膨脹するこ
とになる。この膨脹量L2は、回転軸52aの長さをL
1,部品Wの素材の膨脹係数をαとすると、熱膨脹の公
式から、 L2=L1×α(t2−t1) が成立する。よって、例えば素材材質をFC25(α=
11.7×10-6)とし、 L1=58.5mmとした
場合、t1=20°C,t2=80°Cであったとすれ
ば、 L2=0.041mm となる。
【0011】この膨脹量L2=0.041mmは、スト
ッパ位置が固定のとき、油圧で押圧するテールセンタ5
4aの変位によって吸収される。したがって、図3にお
ける部品Wの回転軸52aに加工される溝Gのうち右寄
りのものは、加工の間温度が上昇するにつれて約0.0
4mmまで右方へ移動しつつある部位に形成されること
になる。このためこうして加工された部品Wが大気温度
t1=20°Cにもどると、図5に示されるように溝G
の右側面G1は右側に約0.04mm(実測値36〜4
0μ)倒れた状態になる。さらに左側面G2の位置は右
側面G1とともに、加工が終わった時点より左方へ同程
度の量だけ移動する。
【0012】したがって、この部品Wの溝Gにおける溝
側面の倒れに対する要求精度が±0.02mmであると
すると、加工終了時の温度t2が80°C近くになる場
合には規格外れの不良品が続出するという問題が出てく
る。上記の問題を防止するため、従来種々な対策が行わ
れていた。すなわち、(1)加工終了時の温度t2を例
えば40°C以上に上げないようにサイクルタイムを延
ばして加工する。(2)全数精度チェックを行って不良
品は後で修正する。(3)旋削加工にて、荒溝加工を行
ない、切削負荷を軽減させて発熱を抑さえるなどであ
る。
【0013】しかし、従来の対策はいずれの方法にして
も作業能率が低下してコストアップにつながるという問
題が出てくる。したがって、本考案は、上記従来の問題
点にかんがみ、作業能率を落とすことなく、また、溝形
工具の修正調整の要なく、規格寸法内に入る部品が加工
できる溝加工機における部品支持装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、回転軸を有する部品を回転可能に支持
し、前記回転軸にその外周面半径方向から溝形工具を接
近離反させて溝を加工する溝加工機における部品支持装
置であって、前記部品の回転軸の一端をばね性をもって
押圧するテールセンタと、他端を受けて部品位置を規定
るストッパを有し、前記ストッパは該ストッパを前
記テールセンタ方向へ付勢する弾性体を備えてなり、加
工中における前記部品の熱膨張が前記テールセンタとス
トッパの変位に分散されて吸収されるものとした。
【0015】
【作用】回転軸を有する部品の一端をテールセンタで押
圧し、他端をストッパに押し当て、ストッパの弾性体を
適宜に圧縮して上記部品を支持させた後、ストッパを回
転させると、回転軸を有する部品も回転する。部品を回
転させながら溝形工具を回転軸の半径方向から接近させ
る。溝形工具が回転軸の外周面に喰い込むと溝が加工さ
れる。溝加工が終了したら溝形工具を回転軸から離反さ
せて、テールセンタを弛めると、部品は部品支持装置か
ら外される。上記の溝加工中において回転軸の温度上昇
により発生する熱膨脹のため、部品が取り外されて大気
温度に戻ると加工溝側面が倒れるが、その熱膨脹はテー
ルセンタと可動ストッパの両側に分散されて吸収される
ため、上記溝側面の倒れは半減されるから、溝側面の倒
れに対する精度が向上する。
【0016】
【実施例】図1および図2は、本考案の実施例を示す断
面説明図である。溝加工機には、溝が加工される部品W
を支持するとともに回転させるための部品支持装置1
と、溝形工具としての溝形砥石Tを部品Wの半径方向か
ら接近離反させる工具操作手段3が設けられている。部
品支持装置1には、図1における右方に部品Wの右側の
回転軸2bを左方へ押圧するとともに、心出しをして支
持するためのテールセンタ装置4が設けられている。こ
のテールセンタ装置4は、油圧シリンダ5によりテール
センタ6を左右に移動させることができる。
【0017】部品支持装置1の図1中の左側には、上記
テールセンタ装置4の押圧力を部品Wの回転軸2aを介
して受け止めるための可動ストッパ7が設けられてい
る。この可動ストッパ7は、セットリング8とストッパ
ベース9に挟まれて微少量、例えば0.06mm以上、
軸方向に移動可能となっている。また、可動ストッパ7
の背面(図1における左側面)と上記ストッパベース9
との間には、皿ばね10と調整スペーサ11が挟持され
ていて、常に可動ストッパ7を前記テールセンタ装置4
の方向へ付勢している。
【0018】上記ストッパベース9は、スピンドル12
に対してそのテーパ面で心出しされるとともに、ボルト
13により固定されて設けられている。また、部品Wに
スピンドル12の回転を伝達させるために、セットリン
グ8がストッパベース9に軸心を案内されてボルト14
で固定されているとともに、セットリング8の図1にお
ける右面には、図2にも示されているように、ピン15
で位置決めされ、かつボルト16で固定されたドライブ
プレート17が設けられている。さらに、このドライブ
プレート17に設けられたドライブピン18が、回転軸
2aの左側端面に設けられたピン穴19に係合されるよ
うになっている。
【0019】なお、ドライブプレート17は、セットリ
ング8の一部に形成された凹溝8aに埋め込まれてい
る。そしてまた、ドライブプレート17が可動ストッパ
7の動きを妨げないように、可動ストッパ7の図1にお
ける右側には切り欠き7aが設けられている。さらに、
スピンドル12内には、回転軸2aの心出しをするため
にスプリングセンタユニット20が設けられている。
【0020】このスプリングセンタユニット20は、ス
ピンドル12のテーパ状内孔12aに係合するテーパー
シャンク状のセンタースリーブ21を有しており、この
センタースリーブ21の内孔21aには、センタ22が
軸方向に摺動自在に支持されて設けられている。このセ
ンタ22の右端にはテーパ部22aが設けられていて、
回転軸2a左端に設けられたテーパ状のセンタ穴に係合
して、部品Wの心出しがなされるようになっている。ま
た、センタースリーブ21の内孔21aの左端には、プ
ラグ23がねじ込まれており、このプラグ23の中心に
はガイドピン24が右方へ突出して設けられている。
【0021】プラグ23の右面とセンタ22の左端面と
の間には、多数の皿ばねからなる皿ばねユニット25が
上記ガイドピン24に案内されて設けられているので、
センタ22は常に右方へ付勢されている。さらに、セン
タ22の外周円筒部には長溝22bが設けてあり、セン
タースリーブ21にねじ込まれたセットボルト26の先
端が係合されていることにより、センタ22の軸方向の
移動を制限するとともに、回り止めの役目もするように
なっている。
【0022】このスプリングセンタユニット20は、可
動ストッパ7が部品Wの回転軸2aの左端に当接する
際、テールセンタ装置4の押圧力を受け止める前に、回
転軸2aの心出しを行なう。なお、可動ストッパ7に
は、加工能率を上げるための冷却液や切削液およびダス
トがスピンドル12やスプリングセンタユニット20内
に侵入することを防止するために、ダストシール付オイ
ルシール27および0リング28が設けられている。
【0023】また、工具操作手段3は、溝形砥石(溝形
工具)Tを回転自在に支持して、図示されない駆動モー
タにより回転させるようになっているとともに、図示さ
れない油圧シリンダにより、溝形砥石Tを部品Wの回転
軸2aに半径方向から接近離反させるようになってい
る。
【0024】本実施例は以上のように構成され、まず溝
形砥石Tがセンタ22とテールセンタ6のセンターライ
ンから離反させた状態で、上記センタ22とテールセン
タ6間に部品Wを上記センターラインに合わせるように
搬入する。そして、テールセンタ装置4を操作してテー
ルセンタ6を部品W方向へ移動させる。テールセンタ6
は部品Wの回転軸2bのセンタ穴に係合して、心出しし
ながら部品Wを図1における左方へ移動させる。やが
て、回転軸2aのセンタ穴もセンタ22に係合して皿ば
ねユニット25を圧縮するから、部品Wは心出しされな
がらその回転軸2aの左端面が可動ストッパー7の右側
面に当接される。そして、テールセンタ装置4により所
定の押圧力、例えば可動ストッパー7の移動量が0.0
1mmのとき押圧シリンダ5の圧力が6Kg/cm2
押圧されるようにする。このとき、回転軸2a左端面に
設けられたピン穴19もドライブピン18に係合され
る。
【0025】次に、スピンドル12を低速で回転させる
と、部品Wも低速で回転する。同時に、工具操作手段3
を操作して、溝形砥石Tを高速で回転させながら回転軸
2aに半径方向から接近させる。すると、回転軸2aの
外周部は溝形砥石Tの外周部によって押圧され研削され
るから、回転軸2aの外周部には溝形砥石Tの外周部に
刻まれた溝形に対応した溝Gが加工される。
【0026】ここで、前述のように、高速回転をしてい
る溝形砥石Tが部品Wの回転軸2aに接触して外周部が
研削されていく過程において、回転軸2aの温度が研削
初期の気温程度から加工終了時には80°C程度の高温
になった場合を考えると、この温度上昇により、前述の
とおり回転軸2aは徐々に膨脹して最終的には例えば
0.04mmの膨脹量となる。この膨脹量は左右に押し
拡げられて吸収される。
【0027】すなわち、左方へは皿ばね10の付勢力に
抗して可動ストッパー7が左方に、例えば、0.02m
m動かされる。また、右方へは油圧シリンダ5内とこれ
に連がる密閉された作動油の圧縮力に抗してテールセン
タ6が右方に、例えば0.02mm動かされる。したが
って、加工中に大気温の例えば20°Cから80°Cに
温度変化した回転軸2cに形成された溝Gは、部品支持
装置1から取り外されて気温に戻ったとき、回転軸2c
の右寄りの溝Gの右側面の倒れは約0.02mmに抑さ
えられる。また左寄りの溝Gの左側面の倒れも同様に約
0.02mmに抑さえられる。そして上記両溝の間に位
置した溝は中央部に近づく程溝側面の倒れはさらに小さ
いものとなる。これにより、どの溝も倒れ量の規格±
0.02mm以内に入ることになる。
【0028】以上のように本実施例によれば、加工中に
発生する部品Wの熱膨脹は、可動ストッパー7とテール
センタ6の変位で左右に吸収されるので、熱膨脹に起因
する加工溝G側面の倒れも従来の技術によるものに比べ
て半減させることができる。したがって、加工のサイク
ルタイムを短縮できる上に、全数精度チェックを行って
後工程で不良品を修正する必要もないので、作業能率を
向上させることができる。また、熱発生を抑さえるため
の荒加工の必要もなく、荒溝加工工具の削減等経済的効
果が得られる。
【0029】なお、この考案は、上述の実施例に限定さ
れるものでなく、適宜な変更を行うことにより、他の態
様でも実施することができる。例えば、熱膨脹を吸収さ
せるためのテールセンタ6は、実施例では油圧シリンダ
5とそれにつながる配管中の密閉作動油の圧縮性による
ばね性により変位移動するものとしたが、これに代え油
圧シリンダ5とテールセンタ6との間に、可動ストッパ
7を付勢する皿ばね10と同様の皿ばねを配設すること
により変位移動するものとしてもよい。ただし、この場
合は、油圧シリンダ5はテールセンタ6を大きく移動さ
せるのに使用し、密閉作動油に剛性を持たせるためその
体積をできるだけ小さくする方がよい。
【0030】
【考案の効果】以上のとおり、本考案によれば、部品の
回転軸をテールセンタとストッパで支持する溝加工機に
おける部品支持装置において、テールセンタが部品の回
転軸の一端をばね性をもって押圧するとともに、他端を
受けて部品位置を規定するストッパには該ストッパをテ
ールセンタ方向へ付勢する弾性体を備えるものとして
加工中に発生する部品の熱膨脹は、上記可動のストッパ
とテールセンタの変位移動で両側に分散吸収されるよう
にしたから、熱膨脹に起因する加工溝側面の倒れが半減
されて、加工精度が向上するという効果がある。これに
より、ある程度の熱膨脹が許容されるのでサイクルタイ
ムを短縮できる上に、全数精度チェックと不良品の修正
加工の必要がなくなり作業能率を向上させるという効果
がある。また、熱膨張に起因する加工溝側面の倒れを防
止するための、荒溝加工の必要もなくなるので、工程削
減、工具費削減という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す軸方向断面図である。
【図2】図1における可動ストッパ周りの右側面図であ
る。
【図3】従来例の軸方向断面図である。
【図4】図3におけるストッパ周りの右側面図である。
【図5】従来例において、溝加工後に気温温度に戻った
部品の溝の形状を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 部品支持装置 2a、2b 回転軸 3 工具操作手段 4 テールセンタ装置 5 油圧シリンダ 6 テールセンタ 7 可動ストッパ 7a 切り欠き 8 セットリング 8a 凹溝 9 ストッパーベース 10 皿ばね(弾性体) 11 調整スペーサ 12 スピンドル 15 ピン 17 ドライブプレート 18 ドライブピン 20 スプリングセンタユニット 21 センタースリーブ 22 センタ 23 プラグ 24 ガイドピン 25 皿ばねユニット 51 部品支持装置 52a、52b 回転軸 53 工具操作手段 54 テールセンタ装置 54a テールセンタ 55 ストッパ 56 スピンドル 60 ドライブプレート 61 ドライブピン 63 凹溝 65 センタースリーブ 66 センタ 67 プラグ 68、69 スプリング 70 長溝 G 溝 T 溝形砥石(溝形工具) W 部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−69672(JP,A) 実開 平3−40009(JP,U) 実開 昭59−34947(JP,U) 特公 昭49−1519(JP,B1) 特公 昭51−14186(JP,B1) 実公 昭49−8520(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 19/02 B24B 41/06 B23B 23/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を有する部品を回転可能に支持
    し、前記回転軸にその外周面半径方向から溝形工具を接
    近離反させて溝を加工する溝加工機における部品支持装
    置であって、 前記部品の回転軸の一端をばね性をもって押圧するテー
    ルセンタと、他端を受けて部品位置を規定するストッパ
    を有し、 前記ストッパには該ストッパを前記テールセンタ方向へ
    付勢する弾性体を備えてなり、 加工中における前記部品の熱膨張が前記テールセンタと
    ストッパの変位に分散されて吸収されることを特徴とす
    る溝加工機における部品支持装置。
  2. 【請求項2】 前記テールセンタは油圧シリンダに連結
    されて前記ばね性を備え、 前記ストッパは、前記部品に係合して心出しを行うセン
    タ上に配置され、 前記弾性体は、前記センタを支持するスピンドルに固定
    されたストッパベースと前記ストッパとの間に設けられ
    た皿ばねであることを特徴とする請求項1記載の溝加工
    機における部品支持装置。
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