JP2606690B2 - エア放出遅延特性を持つた垂直ループ式反応タンク - Google Patents

エア放出遅延特性を持つた垂直ループ式反応タンク

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JP2606690B2 JP11343486A JP11343486A JP2606690B2 JP 2606690 B2 JP2606690 B2 JP 2606690B2 JP 11343486 A JP11343486 A JP 11343486A JP 11343486 A JP11343486 A JP 11343486A JP 2606690 B2 JP2606690 B2 JP 2606690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は廃水処理プロセスに関連して使われ、活性化
スラッジを原廃水または部分的に処理された廃水中に再
循環して、有機化合物の好気性微生物による分解を促進
させる装置に関する。特に本発明は、微生物によって利
用可能な酸素の量を最適化し、有機廃棄化合物をより有
効に新陳代謝させる装置に関するものである。
(従来の技術) “廃棄物を食べる”バクテリヤやその他の微生物(活
性化スラッジ)を含むスラッジを原汚水または部分的に
処理された廃水中に再循環することは、当該分野で既に
知られている。これは一般に、廃水がタンクや水路塔の
浅い閉塞領域内に向けられ、大きい表面積がエアに曝さ
れることによって、有機廃物を食べるバクテリアやその
他の微生物の成長を促進させるものである。廃水はエア
と混合され、エアと廃水の境界面を増加して懸濁廃物の
有機的分解を高めるための手段がしばしば設けられてい
る。また、固体廃物をできる限り長く懸濁状態に維持す
るため、補助的なかくはん手段も使われる。曝気手段の
例としては、水面下に配置された強制的なエア散布ジェ
ット、及び廃水の表面上に取り付けられ、水中へと延び
てかくはんを引き起すバドル、ローラ、ディスク等のメ
カニカルな混合装置がある。
しかし現在使われている2次的なスラッジ曝気装置
は、ジェット曝気装置やメカニカル装置を駆動するのに
過剰を電力を消費すること、充分な表面積を持ったタン
クを与えるのに比較的大きな土地面積を要すること等多
くの欠点を持つ。
米国特許第3,703,462号(スミス)は上記の欠点の一
部を解消しようとする試みを開示しており、汚水/エア
の混合物を水力学的に垂直な流れ回路を通じ、その流れ
回路の大部分にわたってエアが多量に混合物から散逸す
るのを防ぐように循環させる方法を提供している。
スミスの特許に示された上記方法を実現する装置の好
ましい実施例は、ほぼ長方形のかなり深いタンクを備
え、通常の液面下方に配置されて複数の流通路を形成す
る気体不透過性のバッフル状部材を有する。このような
1つ以上の通路内に各種の曝気機構が配置され、装置内
の廃水にエアと流れエネルギーを持ち込む。
(発明が解決しようとする問題点) かかるバッフル状部材が流通路内のエアが散逸するの
を遅らせ、好気性微生物による酸素の利用率を高める。
この酸素のより効率的な利用は、廃物処理プロセスにお
ける活性化スラッジ相のコストを著しく減じる。しか
し、スミスの特許に開示された装置の主な欠点は、エア
がバッフルの下方から狭い巾のバブルとなって放出さ
れ、液面へと迅速に移動する点にある。トラップエアが
狭い巾のバブルとして放出されることは、廃水中の生物
相によって利用可能な酸素の利用を最大限化するのに充
分な持続時間の間、エアが保持されないことを意味す
る。スミスの装置の別の欠点は、水力学的な流れが垂直
なゾーン内で放出されるため、放出エアバブルの上方へ
の移動を加速する点にある。
従って本発明の主な目的は、廃水中の生物相が利用可
能な酸素の最大限の利用を可能とする2次的な廃水処理
装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、補充酸素の保持時間が従来のモ
デルにおけるよりも増大される活性化スラッジ廃水処理
装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、処理生物相による利用を最
大限にする物理的な形状で廃水タンク全体にわたって補
充酸素が分散されるような活性化スラッジ廃水処理装置
を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は一般に廃水を処理する活性化スラッジプロセ
スで使われる装置で、廃物処理容器内におけるエア、廃
液及び廃物消化微生物間の接触が、エアの容器からの散
逸を遅延させることによって著しく増大される装置を提
供するものである。
すなわち、本発明はほぼ長方形のかなり深いタンク
で、通常の液面下方に配置されて複数の気体不透過性流
通路を形成するバッフル状部材を有し、このような1つ
以上の流通路内に各種の水中曝気機構が配置され、タン
ク内の廃水にエアと流れエネルギーを持ち込むようなタ
ンクを改良したものである。酸素のタンクからの散逸を
いっそう遅延させ、タンク内の生物相による利用を最大
限化するため、上記気体不透過性の流れ方向付けバッフ
ルによって保持された大きなエアバブルを捕獲し、それ
らのエアバブルがタンクの頂部へ即座に散逸するのを防
ぐと同時に、エアバブルの表面積を増加させ、そこに含
まれた酸素の微生物による吸収を容易化するように構成
された補助エア放出バッフル手段が設けられる。
本発明とその多くの目的及び利点は、以下の図面を参
照した以下の説明からより明快に理解されるであろう。
(実施例) 図面を参照すると、同じ参照番号は同一か対応する部
分を示している。第1図は、コンクリート,合成樹脂,
鋼鉄等の適切な材料で作られた比較的深い廃水閉じ込め
手段つまりタンク10を示す。タンク10は一般に長四角形
で、液体の所望容量を保持する任意の所望サイズを有す
る。このようなタンクの長軸は約100〜200フィート(約
30〜60m)、幅は約50〜100フィート(約15〜30m)、液
深は約10〜25フィート(約3〜7.5m)である。
原汚水供給部14から、流入導管12を通して原汚水がタ
ンク10に流入する。流入導管12は戻しスラッジ追加部16
のための管接続を備え、有益な微生物を含むスラッジ
が、タンク10に流入する前に原汚水と混合される。この
方法で、タンク10内の生物相の個体数が維持される。
その後、混ぜられた汚水はメカニカルな曝気手段20で
曝気され、タンクの上部にある汚水中にエアバブルある
いはそれに類似するものが加えられる。曝気手段20は、
流入導管12経由でタンク10に流入する混合汚水と少なく
とも部分的に接触するように回転するごとく設計され且
つ汚水の流れに対して垂直をなすようにおかれた共通の
軸24に取り付けられた複数のディスク22を有する。
軸24は、電機モータのような駆動手段26と連動してい
る。ディスク22は多数の細孔と凹み28を備え、これらは
汚水の内部や表面より下方の部分にエアバブルを運び入
れるだけでなく、表面近くの液をトラップしその少量液
を上方へ持ち上げ、外気と接触させるという機能を持っ
ている。図示のように、複数のメカニカル曝気手段20が
設けられ、その回転速度はタンク10と流入汚水の運転条
件に適するように変えられる。このようにメカニカル曝
気手段20は、タンク10内の液の表面下にエアを送り込む
とともに、汚水中の固体廃棄沈殿防止のために、汚水を
かくはんし表面にエネルギーの供給を行っている。
バッフル状部材30が通常の液レベルより下方にほぼ水
平に取り付けられ、タンク10の内部を複数の等しい容量
の流通路に分割し、好ましい実施例では上部の流通路32
と下部の流通路34から成る。第4図の下側に見られるよ
うに、発明の精神から逸脱せずに、流通路を2つより多
く設けることもできる。バッフル状部材30は気体不透過
性で、金属や合成樹脂等任意の合成材料で作製できる
が、耐腐食特性を持つのが好ましい。図示のようにバッ
フル状部材は、波形かあるいはその強度を増す他の形と
してもよい。波形は、エアバブルがバフル状部材30の下
側に集まったり、あるいは被膜を形成するのを防ぐ付加
的な機能を持っている。
流入導管12を通ってタンク10に流れこんだ混合汚水
は、メカニカル曝気手段20により直ちにタンク10の中味
及びエアと混ぜあわされる。曝気手段20は、流れ方向に
ほぼ平行な平面内で機能し、汚水中にエアと流れのエネ
ルギーを持ち込む。
すなわち、メカニカル曝気手段20は、エア中に酸素の
欠乏した汚水を引き出すことと、廃水中にエアをいれる
ことによって、混合汚水中にエアを混ぜるという二重の
機能を果している。またメカニカル曝気手段20は、固体
廃物を懸濁状態に維持するのに必要な適切な速さのタン
ク流パターンを流通路32,34に形成することも行なって
いる。微細な生物相が有機的な廃棄化合物と最適状態で
衝突しそれを消化可能とするため、廃物固体はできるだ
け長く懸濁状態に置かれなければならない。
メカニカル曝気手段20によって形成される流れの方向
は、内側タンクの幾何形状に従い曲線形の端部壁31に沿
って変化し、上部の流通路32の全長を通って下部の流通
路34へいき、再び上部の流通路32にもどるようになって
いる。
排水の流れは、上部から下部の流通路へと向かう循環
経路に沿ってトラップされたバブルの形でエアを運んで
いき、その間にエア中の酸素が汚水中に溶け、水中にあ
る活性有機耐により消費される。流れのサイクルは次の
ようになる。つまり、廃水のある特定部分が上部と下部
の通路32,34を通って流れていくにつれ、排水が他の曝
気手段と出会うかまたは最初の地点にもどるまで、メカ
ニカル曝気手段20を離れた地点から次第に排水中の酸素
の量は消費されていく。曝気手段20と出会うとき廃水が
酸素欠乏性であることによって、酸素の吸収を容易に
し、その装置の効率を高める。
原汚水の少なくとも大部分が充分に処理されるまでの
間、上記の循環は持続される。流出液は、自動または手
動の制御手段42を有するダムまたは堰38を備えた適当な
出口手段36を通り、タンク内から流出する。その流出液
は、出口手段36から最後の浄化器(図には示していな
い)へと進み、そこでスラッジが最終処分および/また
は新しい原汚水と混ぜる再循環のため取り出される。残
った流出液は浄化されるか別の方法で処理され、川また
はその種の場所へ排出できるだけの水にされる。
これまでの装置において、エアバブルからの酸素の生
物学的な吸収は、ある特定の流れ部分が下部の流通路34
に達するまでに完了することはない。つまり、液体流は
その地点においても、トラップされたバブルのかなりの
部分を含んでいる。この事実が、水中に沈んだエアバブ
ルの水面へ浮上しようとする自然の傾向と、タンク10内
の流れ力学と組み合わされることによって、バッフル状
部材30の下側に大きなエアバブル43が蓄積される。
バッフル状部材30下側の表面張力がタンク10内の廃水
の境界相の流れを遅くするので、エアバブルは、流れる
汚水中に泡立てられるのに充分な大きさの大きいバブル
43になるまで、バッフル状部材30の下側表面に蓄積され
うる。これらの大きなバブルがバッフル状部材30の端に
達すると、タンク10内の液面に向かって素速く細いバン
ド内を上昇していき、酸素のかなりの量が利用されない
ままタンクから散逸してしまう。さらに、標準的なバッ
フル33の位置では、大きなバブルがほぼ垂直な流れのゾ
ーンの中に放出されるので、タンク表面へのバブルの移
動をいっそう促進させる。
この問題は、一対の入口導管(一つ46はエア取り入れ
用で、もう一つ47は戻しスラッジ追加手段に接続されて
いる)を備えたポンプ45から成る水中曝気手段44の形で
追加の曝気手段をタンク10内に、取り入れると、いっそ
う複雑化する。このエア/戻しスラッジ混合物はポンプ
45を通り、下部の流通路34へとエアを向ける複数の開口
端のジェット分散チューブ48を通ってタンク10内の循環
している汚水に注入される。ジェット分散チューブは、
汚水に追加のエアを与えると共に、スラッジの流れに追
加の速度を与える。
酸素を充分利用していないというこの問題を緩和する
ためには、バッフル状部材30の端に着いたバブルがタン
ク10から散逸するのを遅らせ、酸素が微生物によってよ
りたやすく吸収されるようにする必要がある。また、比
較的大きい蓄積バブルをより小さい多数のバブルに分解
し、水面へ至るエアを増加することは好ましいことであ
る。
酸素を充分利用していないこの問題は、この発明にお
いて、タンク10の片側に、気体透過性の2次バッフル50
を取り付けることによって解消される。2次バッフル50
は、湾曲した気体捕獲部52と、ランダムに離間した多数
の気体放出孔56とを有するほぼ水平な気体放出部54で構
成されている。この2次バッフル50は、1〜2フィート
(約30〜60cm)の高さを持つ細長いテェンバー58を形成
するように、バッフル状部材30の上方でタンク10内に位
置する。また2次バッフル50は、タンク10内でバッフル
状部材30の端近くに位置するので、湾曲した気体捕獲部
52によってバッフル状部材30の下側から上昇してくる大
きなバブル43を途中で捕えることができる。
その後、大きなバブル43は細長いチェンバー58に流れ
込み、そこで水面に上昇しようとする自然の傾向のため
バブルは、より小さな気体放出孔56を通ることをしいら
れる。気体放出孔56は、業界標準的なつまり直径約1/4
〜1/2インチ(約0.64〜1.3cm)の大きさの粗バブル拡散
装置から発せられるバブルに近い大きさを持つ小さなバ
ブル60を作るように、構成且つ配置されている。こうし
たチェンバー58内における大きなバブル43からの多数の
小さなバブル60の形成は、追加のエア/液体の表面積を
与えることによって、システムの酸素伝達効率を大巾に
増加させる。
好ましい実施例において、気体放出部54はバッフル状
部材30にほぼ平行で、気体捕獲部52からバッフル状部材
30の長さのおよそ15〜30%の位置まで縦方向に延びてい
る。2次バッフル50の設置位置は、そのエア捕獲機能が
損なわれず流通路32における汚水の流れを妨げないかぎ
り、変えてもよい。小さなバブル60は、移動する廃水の
流れの中へ運び込まれる際、角度を成す軌道を描きなが
ら上部の流通路32に放出される。
第3図は本発明の別の実施例を示しており、ここで
は、タンク10の上部の流通路中に、少なくとも1つの付
加の気体透過性エア放出バッフル62が配置されている。
エア放出バッフル62は、2次バッフル50の放出孔と同様
の大きさをした気体放出孔56がランダムに多数形成され
たほぼフラットな剛性材料から成る。追加のエア放出バ
ッフル62は、タンク10内の液面へ向かう小さなバブル60
をその途中で止められるように、2次バッフル50の上方
且つ下流に配置されている。
こうして、水中にいれられたエアバブルの利用できる
ほとんどの酸素は、タンク10から出ていく前に、浮動す
る生物相によって消費される。所望の酸素再捕獲量、タ
ンクの長さ及び流速を生じるのに必要なパワーの量とコ
ストに応じ、複数のバブル保留ゾーン64を形成するよう
に、追加のエア放出バッフル62は下流の方向に段状また
はジグザグ状に配置してもよい。上部の流通路32におけ
る流速が実質的に妨げられないかぎり、追加のエア放出
バッフル62の数はさらに加えていってもよい。しかし結
局のところ、付加的なエア放出バッフル62の最大数は、
いわゆる収益漸減の法則によってコントロールされ、よ
り多いバッフルは、それらのバッフルによって回収され
る追加酸素の最小量の点から許容される以上の流速に対
する抵抗を生じることになる。
発明の原理に従って構成され運転される装置の代替実
施例70が、第4図に示してある。タンク10は前述したも
のと同じで、長方形を成し、コンクリートまたは他の適
当な材料で作られており、液体の必要容量を許容できる
ものである。タンク10の内部は外側のバッフル手段71と
内側のバッフル手段73から成る適当な気体不透過性のバ
ッフル状手段30によって、複数の流通路74,76,78及び80
に分けられている。これらの流通路74,76,78及び80は、
流体流を形成するように連続的につながっており、各通
路間で液体が混ざりあったり、通路内にブラインドまた
はデッドスポットを生じることなく、一つの通路から他
の通路へと液を導く。
タンク10は、原汚水供給部14に接続された適当な流入
導管12と戻しスラッジ16を追加するための接続管とを備
え、原汚水と戻しスラッジはタンク10内に流入するとき
に混合され、その混合汚水がタンク内を捕獲し、上述し
た各流通路を通過する。
バッフル状部材30は、タンク内部をほぼ等しい容量の
複数の流通路に分けるように、通常の液体レベルより下
方のタンク10内に取り付けられている。一般的に、各通
路は約6〜12フィート(約1.8〜3.6m)の深さである。
バッフル状部材30はタンク10の一部にそって取り付けら
れ、汚水は所定の垂直軌道回路内でのみその端を回って
流れることができ、これによって汚水の各部は流通路の
すべてを順次通過していく。
第1図に関連して述べたように、メカニカルな曝気手
段20が、最上の流通路74の内部を流れる汚水と接触する
状態になるようにタンク10の上面に沿って取り付けられ
ている。曝気手段20は一般的に、指示の方向に回転する
ように適切にすえつけられた回転装置22で構成されてい
る。そのメカニカル曝気手段20は、曝気のためエア中に
水滴を引き出すばかりでなく、流れている汚水中にエア
を送りこむことによって、汚水を曝気している。曝気手
段20による第2の機能は、固体物体を懸濁状態に維持す
るのに充分な液体流の速さをつくりだすことである。
汚水が流通路74の端に達すると、タンク10の湾曲した
端部壁31に衝突し、下方の流通路76へ流れるようにしい
られる。エアの放出および/または流通路76へのスラッ
ジ戻しのために配置されたジェット分散装置48aから成
る追加の中空曝気手段44が流通路76内で追加のエアと流
速を与える。バルブVが、ジェット分散手段48a,48bに
よって加えられるエアおよび/またはエア/持沿しスラ
ッジ混合物の量を調整するために設けられている。
汚水は、それが遠方端に達し外側バッフル状部材71の
湾曲した端部壁82に衝突するまで、矢印の方向へ流通路
76に沿って流れつづける。そしてバッフル状部材71が汚
水を下方に流し、流通路78へと向ける。自明のごとく、
汚水が流通路76,78に沿って流れる間に生物学的分解プ
ロセスと固体廃物の懸濁状態両方を維持するのに充分な
エアと流速を与えるため、複数のジェット分散チューブ
48aを流通路76の入口に沿って整列して設けてもよい。
汚水が流通路78の端に達すると、汚水は再びタンク10
の湾曲した端部壁31に衝突し、流通路80へと下方に向か
う。別のジェット分散チューブ48bが流通路80の入口に
沿って並んでおり、これによってさらに追加のエアとエ
ネルギーが循環する汚水に与えられる。この循環システ
ムは、はじめに供給された原汚水の少なくとも大部分が
処理されるのに充分な時間維持され、その後は出口手段
36が作動し、前に述べたように処理済の流出液がその量
を調節されつつ除去されていく。
利用可能な酸素を最大限利用すること、及び実施例70
のタンク10内におけるエアバブルの滞留期間を増すこと
とを目的として、ほぼ水平方向の流れ内に幅広く帯状に
エアバブルを放出させる気体透過性の2次バッフル50が
設けられている。2次バッフル50は、ほぼ水平で平らな
エア放出部54と、湾曲したエア捕獲部52とを有する剛性
材料から成り、断面が“J"字状である。エア放出部54に
は、直径1/4〜1/2インチ(約0.64〜1.3cm)のエア放出
孔56がランダムに多数ならべられている。代替実施例70
において、2次バッフル50の配置位置は、蓄積されたバ
ブル43が効果的に捕獲され流通路74内での汚水の流れが
著しく妨げられない限り変更できるが、その縦軸がバッ
フル状部材30の最上縁とほぼ平行となるように配置され
る。バッフル状部材30を2次バッフル50の最上縁より上
方に置くことによって、高さ1〜2フィート(約30〜60
cm)の細長いチェンバー58が形成される。2次バッフル
50はさらに横方向に関して、湾曲したエア捕獲部52がバ
ッフル状部材30の下側にトラップされた大きなエアバブ
ル43を液面へ上昇しようとする途中で止められるように
位置するごとく配置されている。その大きなエアバブル
43は、ほぼ水平方向の流れパターンを持つタンク10内領
域へ幅広く帯状に分裂しながら放出される。代替実施例
70における2次バッフル50の動作は、前に述べた実施例
におけるその動作と大体同じである。
(発明の効果) 上記のごとく本発明は、一定の液体レベルを収容可能
な内部チェンバーを有するタンク、内部チェンバー内で
且つ通常の液体レベル下方に配置され、複数の縦方向に
延びた流通路を形成する気体不透過性のバッフル手段、
内部チェンバーに汚水を供給する手段、少なくとも1つ
の流通路内に配置され、エアと流れ誘起エネルギーを汚
水に持ち込んでエア/汚水混合物を複数の流通路を通し
て循環させる曝気手段、及びエアバブルの汚水からの散
逸を、利用可能な実質上すべての酸素が汚水分解生物相
によって吸収されるまで遅らすように構成配置された少
なくとも1つの気体透過性のエア放出バッフルを備えた
廃水処理用の垂直ループ式反応タンクを開示するもので
ある。
垂直ループ式反応タンクの特定実施例を図示し説明し
たが、発明をその広義の範囲内で逸脱せずに変形及び変
更可能なことは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の垂直ループ式反応タンクの一部断面側
方斜視図; 第2図は本発明の2次バッフル手段を含む側断面図で、
好ましい実施例におけるエアの流れを示す; 第3図は複数のジグザグ状に配置された制御形エア放出
バッフルを有する本発明の別の実施例の部分断面側面
図;及び 第4図は複数の気体不透過性の流れ方向付けバッフルを
用いた垂直ループ式反応タンクの別の実施例の部分断面
側面図である。 10……閉じ込め手段(タンク)、12……導入導管,14…
…原汚水供給部,16……戻しスラッジ追加部、20……曝
気手段、30;71,73……第1バッフル手段、31……端部
壁、32,34;74,76,78,80……流通路、36……処理済汚水
取出手段、50……第2バッフル手段、52……エア放出
部、54……エア捕獲部、56……エア放出孔、62……補助
エア放出バッフル。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚水流入端と汚水流出端を成す両端部壁、
    両側壁、及び一定の流体レベルを収容可能な内部チェン
    バーを備えた細長い閉じ込め手段、 上記閉じ込め手段とほぼ同じ寸法だが両端部壁から離間
    してバッフル手段と端部壁の間に流通路を与える水平に
    配置された気体不透過性の第1バッフル手段で、該バッ
    フル手段が内部チェンバー内で上記流体レベル下方に位
    置すること、 上記閉じ込め手段と第1バッフル手段が複数の連続的に
    相互接続された流通路を形成し、これら流通路が閉じ込
    め手段内で汚水を完全に混合させる細長いエンドレスの
    垂直流れ回路を確立すること、 原汚水と戻しスラッジを内部チェンバーに加える手段、 少なくとも1つの上記流通路中に配置され、内部チェン
    バー内の汚水にエアと流れ誘起エネルギーを持ち込む曝
    気手段、及び 処理後の汚水を内部チェンバーから取り出す手段、を備
    えた汚水処理装置で、 上記閉じ込め手段の側壁とほぼ同じ寸法で、第1バッフ
    ル手段によって保持されたエアバブルを捕獲するととも
    に閉じ込め手段内の液面へ向かうエアバブルの散逸を遅
    延させるように構成配置され、散逸しようとするいくば
    くかのエアバブルさえもタンクに入ってくる汚水の中に
    導入させ有効に利用させるようにタンクの入口端近くに
    配置された、エア捕獲部と、多数のエア放出孔をもつ水
    平エア放出部とを有する、少なくとも1つの水平に配置
    された気体透過性第2バッフル手段を具備したことを特
    徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】上記第2バッフル手段のエア捕獲部が湾曲
    し、第2バッフル手段が“J"字状の断面を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の汚水処理装置。
  3. 【請求項3】上記第2水平バッフル手段の縦軸が第1水
    平バッフル手段にほぼ平行に配置されたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】上記第2水平バッフル手段のエア捕獲部が
    第1水平バッフル手段の汚水流入端側に隣接しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の汚水処理装
    置。
  5. 【請求項5】上記第2水平バッフル手段のエア捕獲部が
    第1水平バッフル手段の汚水流入側端の周囲及び下方に
    延びるように構成配置されたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の汚水処理装置。
  6. 【請求項6】上記第2水平バッフル手段が閉じ込め手段
    内で第1水平バッフル手段から比較的わずかな上方位置
    に取り付けられたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の汚水処理装置。
  7. 【請求項7】上記第2水平バッファ手段が閉じ込め手段
    内で第1水平バッフル手段の上方1〜2フィート(約30
    〜60cm)の位置に取り付けられたことを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の汚水処理装置。
  8. 【請求項8】上記第2水平バッフル手段が第1水平バッ
    フル手段より長さが短いことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の汚水処理装置。
  9. 【請求項9】上記第2水平バッフル手段が第1水平バッ
    フル手段の長さの約15〜30%であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の汚水処理装置。
  10. 【請求項10】上記第2水平バッフル手段が重合材料で
    構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の汚水処理装置。
  11. 【請求項11】上記第2水平バッフル手段がその表面に
    多数の孔が形成されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の汚水処理装置。
  12. 【請求項12】上記第2水平バッフル手段の表面に多数
    の孔がランダムに離間して形成されたことを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の汚水処理装置。
  13. 【請求項13】ランダムに離間した孔が約1/2インチ
    (約1.3cm)以下の直径であることを特徴とする特許請
    求の範囲第12項記載の汚水処理装置。
  14. 【請求項14】上記第2水平バッフル手段の上方且つ下
    流に配置された少なくとも1つの気体透過性の補助エア
    放出バッフルを備えたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の汚水処理装置。
  15. 【請求項15】上記補助エア放出バッフルが多数のラン
    ダムに離間した孔を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第14項記載の汚水処理装置。
  16. 【請求項16】上記孔が約1/2インチ(約1.3cm)以下の
    直径であることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載
    の汚水処理装置。
  17. 【請求項17】上記補助エア放出バッフルが、利用可能
    なほぼすべての酸素が汚水タンク内の微生物によって吸
    収されるまで、エアバブルのタンクからの散逸をさらに
    遅延させるように構成配置されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第14項記載の汚水処理装置。
JP11343486A 1985-06-12 1986-05-17 エア放出遅延特性を持つた垂直ループ式反応タンク Expired - Lifetime JP2606690B2 (ja)

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