JP2606598Y2 - 急勾配用搬送車の固定レール用エントランス装置 - Google Patents

急勾配用搬送車の固定レール用エントランス装置

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JP2606598Y2
JP2606598Y2 JP1992070575U JP7057592U JP2606598Y2 JP 2606598 Y2 JP2606598 Y2 JP 2606598Y2 JP 1992070575 U JP1992070575 U JP 1992070575U JP 7057592 U JP7057592 U JP 7057592U JP 2606598 Y2 JP2606598 Y2 JP 2606598Y2
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政昭 佐藤
俊輔 白井
勝也 山岸
賢三 山崎
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駆動されるローラチェ
ーンのローラを急勾配部の固定レール上に立設した固定
爪に係合させて走行する急勾配用運搬車の固定レール用
エントランス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平坦部においては、レール上を車輪走行
し、急勾配部においては、駆動されるローラチェーンの
ローラを急勾配部の固定レール上に立設した固定爪に係
合させて走行する急勾配用搬送車は、本出願人により提
案されている。これを図4及び図5について説明する
と、図示しない急勾配用搬送車の前後には、1対の駆動
スプロケット1および従動スプロケット2との間に、上
下の固定ガイド3、4にガイドされてローラチェーン5
が巻回されている。そして、そのチェーン5、5の間に
設けられたローラ6は、急勾配部に枕木7を介して敷設
した固定レール8に立設された複数の固定爪9に係合
し、スプロケット1を時計方向に回転すると、ローラ6
が固定爪9から反力を受け、運搬車は矢印A方向に進行
するようになっている。
【0003】上記の運搬車において、車輪走行からチェ
ーン走行に切換える際、急勾配部の固定レールの始まり
部分すなわちエントランスにおいて、駆動されるローラ
チェーンのローラが先頭の固定爪に直ぐに係合しない
と、両走行の切換がスムーズに行われない。そこで、実
開平3−28967号公報に見られるように、レールに
ラックが設けられた勾配部への移行部分に、前方向にの
み逃げてキャリヤの歯車と噛み合う前方向ラチェット爪
と後方向にのみ逃げてキャリヤの歯車と噛み合う後方向
ラチェット爪とを組合わせた組合わせラチェット爪を設
け、キャリヤの歯車とレールのラックの歯とがスムーズ
に噛み合うようにしたものが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術のものは、勾配部のラック付きレールの始まり部分す
なわちエントランス部に設けたラチェツト爪は、自重で
定位置に戻るものであって、ラチェツト爪を垂下して軸
支する形式のものに限られ、したがって、キャリヤを吊
り下げキャリヤの歯車がレールのラックの歯と噛み合っ
て勾配部を移動するものに実施できたとしても、駆動さ
れるローラチェーンのローラを勾配部のレールに立設し
た爪に係合させて走行する形式のものには、そのままで
は実施できない。従って、本考案は、駆動されるローラ
チェーンのローラを急勾配部の固定レールに立設した固
定爪に係合させて走行する急勾配用運搬車において、車
輪走行からチェーン走行への切換えをスムーズに行うこ
とのできる急勾配用運搬車の固定レール用エントランス
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、駆動ス
プロケット(1)と従動スプロケット(2)とを備え、
そして上下に設けた固定ガイド(3、4)にガイドされ
るローラチェーン(5)を有し、そのローラチェーン
(5)のローラ(6)が固定レール(8)に立設した複
数の固定爪(9)と係合して走行する急勾配用運搬車の
固定レール用エントランス装置において、一対の固定レ
ール(20)を備え、固定レール(20)には多数の可
動爪(11)が支持軸(12)に枢着され、その可動爪
(11)にはローラ(6)と係合する位置(P)で垂直
な端面(13)と固定レール(20)間に設けたピン
(17)に係止される段部(14)とが形成され、そし
て可動爪(11)の下部に突設されたブラケット(1
5)と、前記段部(14)と係止させる前記ピン(1
7)の運搬車の進行方向前方の別のピン(17)との間
に、前記段部(14)が前記ピン(17)に係止される
方向に可動爪(11)を付勢する弾性手段(16)が介
装するようになっている。
【0006】
【作用】車輪走行して来た急勾配用搬送車が上記の構成
のエントランス装置に至ると、ローラチェーンの運転を
開始し、ローラチェーンの運転開始時に、ローラが可動
爪に係合する位置にないと、ローラに押されて弾性手段
に抗して可動爪が下方に回動して逃げ、そのローラが移
動すると弾性手段により係止位置に復帰し、車輪走行が
チェーン走行に切換えられる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0008】図1および図2は、本考案を実施したエン
トランス装置10のローラ6と可動爪11との係合関係
を示す説明図および平面図を示し、図3はその要部の拡
大側面図である。
【0009】エントランス装置10は一対の固定レール
20、20よりなり、枕木7により支持されている。固
定レール20には多数の可動爪11が支持軸12に枢着
されている。その可動爪11には、図示のようにローラ
6に係合する位置Pで垂直となる端面13と、レール2
0間に設けたピン17に係止される段部14とが形成さ
れ、段部14とストッパを構成するピン17とにより係
止手段が構成されている。そして、可動爪11の下部に
突設されたブラケット15と、前記段部14と係止され
る前記ピン17の運搬車の進行方向前方の別のピン17
との間に、前記段部14が前記ピン17に係止される方
向に可動爪11を付勢する弾性手段であるコイルスプリ
ング16が介装されている。なお、図1の符号Rは固定
レールである。
【0010】次に作用について説明する。
【0011】車輪走行時、ローラチェーン5は静止状態
であって、搬送車は矢印A方向(図3)に進行する。そ
して、先頭の可動爪11の直前で、ローラチェーン5は
時計方向に搬送車の走行速度より若干早い速度で運転を
開始する。すると、ローラ6は可動爪11に対し走行速
度との速度差で矢印B方向(図3)に移動する。ローラ
チェーン5の運転を開始した時点で、ローラ6が位置p
にあって可動爪11に係合していないとき、可動爪11
はローラ6に押されコイルスプリング16に抗して時計
方向に回動される。そして、ローラ6が位置pから位置
p1に移動する間に、可動爪11は、コイルスプリング
16に付勢されて反時計方向に回動し、段部14がピン
17に係止されて位置Pに起立される。すると、先程、
位置p2にあった次のローラ6aが位置pに移動し、可
動爪11に係止されて可動爪11から反力を受け、搬送
車の走行は、車輪走行よりチェーン走行に切換えられ
る。したがって、この時点で、車輪の駆動を停止する。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、急勾配部の爪を立設し
た固定レールの始まり部分すなわちエントランスに、可
動爪を設けたものであるので、車輪走行からチェーン走
行に切り換わる際、ローラチェーンのローラは円滑に可
動爪と係合し、次いで急勾配部の固定爪と係合して、ス
ムーズに車輪走行からチェーン走行に切り換えられる。
その際、本考案は、可動爪をその段部がピンに係止する
方向に弾性手段により付勢しているものであるので、ロ
ーラによる押圧力が解けると可動爪は直ちに起立位置に
復帰し、作動が確実である。また、本考案は、可動爪が
その垂直端面でローラと係合するものであるので、可動
爪から得られる反力は、可及的搬送車の走行方向成分だ
けとなり、車輪走行からチェーン走行への切り換えが一
層スムーズになされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示しエントランス装置のロ
ーラと可動爪との係合関係を示す説明図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の要部の拡大図。
【図4】本考案が実施される急勾配用搬送車の要部を示
す側面図。
【図5】図4の正面図。
【符号の説明】
1・・・駆動スプロケット 2・・・従動スプロケット 3、4・・・固定ガイド 5・・・ローラチェーン 6、6a・・・ローラ 7・・・枕木 8・・・固定レール 9・・・固定爪 10・・・エントランス装置 11・・・可動爪 12・・・支持軸 13・・・端面 14・・・段部 15・・・ブラケット 16・・・コイルスプリング 17・・・ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 政昭 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 白井 俊輔 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 山岸 勝也 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 山崎 賢三 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−29013(JP,A) 特開 昭54−144685(JP,A) 実開 昭60−37470(JP,U) 実開 平3−28967(JP,U) 実開 平2−40661(JP,U) 実公 昭49−47606(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動スプロケット(1)と従動スプロケ
    ット(2)とを備え、そして上下に設けた固定ガイド
    (3、4)にガイドされるローラチェーン(5)を有
    し、そのローラチェーン(5)のローラ(6)が固定レ
    ール(8)に立設した複数の固定爪(9)と係合して走
    行する急勾配用運搬車の固定レール用エントランス装置
    において、一対の固定レール(20)を備え、固定レー
    ル(20)には多数の可動爪(11)が支持軸(12)
    に枢着され、その可動爪(11)にはローラ(6)と係
    合する位置(P)で垂直な端面(13)と固定レール
    (20)間に設けたピン(17)に係止される段部(1
    4)とが形成され、そして可動爪(11)の下部に突設
    されたブラケット(15)と、前記段部(14)と係止
    させる前記ピン(17)の運搬車の進行方向前方の別の
    ピン(17)との間に、前記段部(14)が前記ピン
    (17)に係止される方向に可動爪(11)を付勢する
    弾性手段(16)が介装されていることを特徴とする急
    勾配用運搬車の固定レール用エントランス装置。
JP1992070575U 1992-10-09 1992-10-09 急勾配用搬送車の固定レール用エントランス装置 Expired - Fee Related JP2606598Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5229013A (en) * 1975-08-25 1977-03-04 Yoshimitsu Sannomiya Monorail carriage
JPS54144685U (ja) * 1978-03-31 1979-10-06
JP3028967U (ja) * 1996-02-23 1996-09-17 禎江 石倉 イヤリング金具

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