JP2606530B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2606530B2
JP2606530B2 JP15032692A JP15032692A JP2606530B2 JP 2606530 B2 JP2606530 B2 JP 2606530B2 JP 15032692 A JP15032692 A JP 15032692A JP 15032692 A JP15032692 A JP 15032692A JP 2606530 B2 JP2606530 B2 JP 2606530B2
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薫 梶田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ一体型VTR等に
装着される小型のテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTR等に装着され
る小型のテープカセットが盛んに使用されてきている。
【0003】以下、従来のテープカセットについて図面
を参照しながら説明する。図6(a)は従来のテープカ
セットの上ケースの分解斜視図、図6(b)は同下ケー
スの分解斜視図である。図6において、1は上ケースで
この上ケース1の主平面の内側には後述する上フランジ
を下方に押圧するリールリーフバネが取り付けられ、開
口面にはテープ9を保護するためのガードパネル3が開
閉自在に取り付けられている。2は下ケースで、この下
ケース2は開口面の両端に回動自在に軸支されたガイド
ローラ11,12と、環状に形成されてその外周に凹凸
面を有したリール受け部14と、鉛直上方に延びる支軸
17とを備えている。
【0004】下ケース2のリール受け部14にはテープ
クランプ(図示せず)でテープを挟持して後述する巻取
りリールにテープ9を供給する供給リール4が配置さ
れ、図示しないが供給リールハブ4の下フランジにはリ
ール受け部14の凹凸面と接合する凹凸面が外周に形成
され、中心部は図示しないテープデッキのリール駆動部
と係合するための凹部(図示せず)が形成されている。
また、供給リール4の上部には上フランジ6がセンター
ピン8を介して取り付けられている。
【0005】一方、支軸17にはその下フランジ外周面
にギア19を有した巻取りリール5が回動自在に軸支さ
れ、この巻取りリール5は上部に上フランジ7が取り付
けられ、テープ9の始端をテープクランプ10によって
挟持するよう構成されている。
【0006】下ケース2の開口面への対向面の角部の一
端には支軸18が鉛直上方に延びるように形成され、こ
の支軸18にはギア19と当接して巻取りリール5の回
転を阻止するためのブレーキレバー13とブレーキバネ
16とが上方から挿入され、上ケース1と下ケース2と
がネジ20でカセット本体として組み立てられた際に
は、このブレーキレバー13はブレーキバネ16によっ
て下方に押圧される。
【0007】また、カセット本体として組み立てられた
際には、上ケース1のリールリーフバネ15によって供
給リール4の上フランジ6と巻取りリール5の上フラン
ジ7とがそれぞれのリールの回転に影響が出ない程度の
力で下方に押圧されている。
【0008】図7は図6(b)の要部拡大図である。図
7において、2aは下ケース2の外周面角部の近傍にお
いてテープカセットが図示しないテープデッキの軸部
(カセット位置決め用軸)に装着される時に軸部が貫通
するべく形成された孔部でこの孔部2aはブレーキレバ
ー13の先端に形成されたリブ13aの下面に覆われて
いる。またブレーキレバー13には巻取りリール5のギ
ア19と当接して巻取りリール5の回転を阻止するため
の当接部13bが形成されている。
【0009】以上のように構成された従来のテープカセ
ットのブレーキ動作について以下、説明する。
【0010】上ケース1と下ケース2がカセット本体と
して組み立てられてテープデッキの軸部に装着されてい
ない状態(非装着状態)では、供給リール4は前述のよ
うにリールリーフバネ15によって下方に押圧されて下
フランジの凹凸面とリール受け部14の凹凸面とが当接
してその回転を阻止されている。
【0011】同様に巻取りリール5もリールリーフバネ
15によって下方に押圧されるが、この巻取りリール5
はカセット本体の非装着状態では図7に示すようにブレ
ーキレバー13の当接部13bとギア19との当接によ
って回動を阻止されている。またブレーキレバー13は
ブレーキバネ16によって下方に押圧されている。
【0012】ここでカセット本体を図示しないテープデ
ッキの軸部に装着させると、軸部は前述のように下ケー
ス2の孔部2aを貫通してリブ13aをブレーキバネの
押圧による下方への付勢力に逆らって押し上げる。そう
するとブレーキレバー13は図7に示した状態から上方
へ押し上げられて、当接部13bとギア19とは当接し
なくなるので巻取りリール5は自由に回転できるように
なる。また供給リール4は、下フランジに形成された凹
部(図示せず)が図示しないテープデッキの駆動部との
係合によってリールリーフバネの下方への押圧による付
勢力に逆らって上方に押圧され、凹凸面の接合が解除さ
れて自由に回転できるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテープカセットでは、供給リール4は下フランジと
リール受け部14の凹凸面の接合だけで回転を阻止され
ているので、リールリーフバネ15の下方への押圧によ
る付勢力以上の振動が加わった時(例えば不注意にもテ
ープを落下させてしまった時)にはテープ9がたるんで
しまう。
【0014】また巻取りリール5はギア19とブレーキ
レバー13との当接のみによって回転を阻止されている
ので回転を阻止する力は弱く、ギア19は右にも左にも
回転させることができるので供給リール4と同様にテー
プ9がたるみやすい。
【0015】従ってこのようなテープ9のたるんだテー
プカセットをそのままテープデッキの軸部に装着する
と、テープ9がテープデッキ上の正規の位置に装てんさ
れずに、9を破損させてしまうという問題点を有してい
た。
【0016】本発明は、カセット本体のテープデッキへ
の非装着状態でテープのたるみが生じないテープカセッ
トを提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために本発明のテープカセットは上ケースと、組立
時に、前記上ケースとともにカセット本体を構成する下
ケースと、前記下ケースの底面に設けられた孔部を介し
てテープデッキの軸部に装着されるテープカセットであ
って、前記上ケースより下方へ延びる傾斜リブと、テー
プを巻回してその下フランジ外周部にギアを有して前記
下ケースの底部に回動自在に保持された供給リール及び
巻取りリールと、前記供給リールと前記巻取りリールの
うちの一方のリールのギアと係合して前記一方のリール
を係止する第1の係止部と前記下ケースの孔部の全面を
覆うべくその一端の下方に形成された平面部とを有して
前記一方のリールの方向へ回動可変に付勢される第1の
ブレーキ部材と、一端が前記第1のブレーキ部材の他端
と当接するとともに他端に他方のリールのギアと係合し
て前記他方のリールを係止する第2の係止部を有して前
記他方のリールの方向へ回動可能に付勢される第2のブ
レーキ部材とを備え、前記カセット本体を前記テープデ
ッキの軸部に装着した時に、前記第1のブレーキ部材は
前記上ケースの前記傾斜リブと摺接するべく上方に押圧
されて前記供給リール及び前記巻取りリールの係止を解
除するよう構成したものである。
【0018】
【作用】本発明によればカセット本体をテープデッキの
軸部に装着した時に第1のブレーキ部材が上ケースの傾
斜リブと摺接して供給リール及び巻取りリールの係止を
解除し、前記軸部への非装着時は供給リール及び巻取り
リールは係止されて回転しないので、簡単、かつ確実に
供給リール及び巻取りリールを係止することができる。
さらに第1のブレーキ部材の平面部は前記非装着状態で
下ケースの孔部の全面を覆っているので、前記テープデ
ッキの軸部の取付精度が低くても軸部が前記孔部に入れ
ば必ず第1のブレーキ部材は上方に押し上げられ、確実
に供給リール及び巻取りリールの係止を解除することが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例のテープカセットに
ついて図面を参照しながら説明する。なお図6,図7に
示した従来のテープカセットと同じ構成については同一
番号を付して詳細な説明を省略する。
【0020】図1(a)は本発明の一実施例のテープカ
セットの上ケースの部分断面傾斜図、図1(b)は同下
ケース平面図である。図2は、図1(b)の要部拡大斜
視図(係止時)、図3は図1(b)の要部拡大斜視図
(係止解除時)である。
【0021】図において、22は図6に示した従来のテ
ープカセットと同じ外形寸法の下ケースであり、この下
ケース22は上ケース21と組み立てられてカセット本
体を構成する。下ケース22には開口面に対向する面の
一端の近傍に支軸22aリブ22c及び孔部22dが形
成され、この対向する面の略中央部近傍には支軸22b
が形成されている。23は供給リールであり、この供給
リール23は下フランジ23aの外周にギア23bが形
成されている他は図6に示した従来のテープカセットの
場合と同じ構成である。また巻取りリール5については
すべて図6の場合と同じ構成である。
【0022】24は第1のブレーキ部材で、この第1の
ブレーキ部材24は支軸22aに回動可能に軸支され、
一端には下ケース22の孔部22dの全面を覆う平面部
24aと、この平面部24aから上方に延びる回動用リ
ブ24bとが形成されている。第1のブレーキ部材24
の他端24dは後述するストッパ22cと当接してい
る。また第1のブレーキ部材24には回動用リブ24b
から支軸22aを臨む方向に第1の係止部24cが形成
され、この第1の係止部24cは巻取りリール5のギア
19と係合し、巻取りリール5が反時計方向に回転しな
いように係止している。
【0023】また図1,図2に示すように下ケース22
より斜方に突出するべく形成された規制リブ22eとリ
ブ24eが当接して第1のブレーキ部材24は位置規制
され、支軸22aに挿入されたばね25によって下方へ
押圧されている。
【0024】なお、この第1のブレーキ部材24の他端
24dにおいてストッパー22cと当接する部分は他の
部分より厚みを増して機械的強度を大きくしているので
力の伝達ロスが最小限に抑えられる。
【0025】26は下ケース22の支軸22bにそのリ
ブ26cが回動可能に軸支された第2のブレーキ部材2
6で、この第2のブレーキ部材26は一端26bが第1
のブレーキ部材24の他端24dに当接し、他端に形成
された第2の係止部26aが供給リール23のギア23
bと係合して供給リール23をその回転を阻止するべく
係止している。また、この第2のブレーキ部材26はリ
ブ26cの外周面にばね27が挿入されて、反時計方向
に付勢されている。
【0026】28は上ケース21に下方に延びるよう形
成された傾斜リブであり、回動用リブ24bの上面の延
長上に位置している。29は図示しないテープデッキか
ら上方に延びる軸部(カセット位置決め用軸)で、この
軸部29はカセット本体をテープデッキに装着した時に
孔部22dの内部を通過して平面部24aの下面を上方
へ押圧する。
【0027】図4は、本発明の一実施例のテープカセッ
トの部分斜視図である。図4において下ケース22には
第1のブレーキ部材24の他端24dと当接するべくス
トッパ22が形成されており、このストッパ24は図示
しないテープが巻取りリール5に全て巻取られた時のテ
ープの最外周面よりも外側に形成されて第1のブレーキ
部材24が巻取りリール5の係止時にテープと接触して
しまわないようになっている。
【0028】以上のように構成された本発明の一実施例
のテープカセットについて以下、その動作を述べる。
【0029】図1,図2に示すようにカセット本体が図
示しない上ケースと下ケース22によって構成されか
つ、カセット本体がテープデッキの軸部に装着されてい
ない時、第1のブレーキ部材24の第1の係止部24c
は巻取りリール5のギア19と係合して、巻取りリール
5の反時計方向の回転を阻止して、時計方向(テープの
たるみを取る方向)にだけ回転可能とするべく巻取りリ
ール5を係止している。また、第1のブレーキ部材24
はばね25によって下方に押圧され、先端24dがスト
ッパ22及び第2のブレーキ部材26の一端26bと当
接している。
【0030】第2のブレーキ部材26はばね27によっ
て反時計方向に付勢され、他端に形成された第2の係止
部26aと供給リール23のギア23bとの係合によっ
て供給リール23の回転を阻止している。
【0031】次にカセット本体をテープデッキの軸部2
9に装着すると軸部29の先端が下ケース22の孔部2
2dを通過して第1のブレーキ部材24の平面部24a
の下面を上方に押圧する。すると、第1のブレーキ部材
24の回動用リブ24bの上面が上ケース21に形成し
た傾斜リブ28の傾斜面に摺接して、支軸22aを中心
として第1のブレーキ部材24が反時計方向に回動し、
これと同時に第1の係止部24cと巻取りリール5のギ
ア19との係合が解かれる。そして第1のブレーキ部材
24の他端24dも反時計方向に回動して第2のブレー
キ部材26の一端26bをばね27の付勢力に反して支
軸22bを中心として時計方向に回動させる。すると、
第2の係止部26aも時計方向に回動して供給リール2
3のギア23bとの係合が解かれる。
【0032】ここで、回動用リブ24bは、平面部24
aから上方に延びているが、これは、カセット本体をテ
ープデッキの軸部29に装着させた時に平面部24aが
軸部29に押圧される方向に回動用リブ24bが形成さ
れていることを示している。したがって押圧される力が
無駄なく回動用リブ24bに伝わるので、確実に傾斜リ
ブ28と回動用リブ24bとを摺接させることができ
る。
【0033】また、この状態からカセット本体をテープ
デッキから取り出すだけで図1及び図2に示すように両
リールとも確実に係止される。しかも、図4に示すよう
に両リールが係止されている状態で第1のブレーキ部材
24の他端24dはストッパ22cに当接しているの
で、たとえ巻取りリール5に全テープが巻取られていて
も他端24dがテープに接することはなく、テープを傷
つけてしまうことはない。
【0034】また、第1のブレーキ部材24の平面部2
4aは下ケース22の孔部22aの全面を覆うように構
成されているので、軸部29のテープデッキへの取付位
置が多少ずれていても、カセット本体のテープデッキへ
の装着時に確実に第1のブレーキ部材24を押し上げて
両リールの係止を解除できる。
【0035】以上のように本実施例によればカセット本
体をテープデッキの軸部29に装着すると回動用リブ2
4bが上ケース21の傾斜リブ28の傾斜面と摺接して
供給リール23及び巻取りリール5の係止を解除するよ
う構成したので、簡単な構成で確実に両リールの係止解
除ができ、カセット本体はテープデッキの軸部29と非
装着の状態にしておくだけで両リールの係止が確実に行
えるのでテープがたるんでしまうこともない。
【0036】しかも回動用リブ24bは平面部24aか
ら上方に(テープデッキの軸部29にカセット本体を装
着した時に平面部24aが軸部29に押圧される方向
に)形成しているので、軸部29に押圧される力が無駄
なく回動用リブ24bに伝わるので、傾斜リブ28と回
動用リブ24bとを摺接させて供給リール23及び巻取
りリール5の係止を確実に解除できる。
【0037】次に本発明のテープカセットの他の実施例
を図5を用いて説明する。図5は図1〜図4に示した一
実施例のうち第1のブレーキ部材の回動用リブを設けな
い構成としたものである。
【0038】以下、本発明のテープカセットの他の実施
例について図5を参照しながら説明する。なお、図1〜
図4に示した一実施例と共通する構成には同一番号を付
して詳細な説明を省略する。
【0039】図5において、30は第1のブレーキ部材
で、この第1のブレーキ部材30は、図に示す状態(カ
セット本体をテープデッキの軸部に装着していない状
態)でばね25により下方に押圧され下ケース22の規
制リブ22eによって下面部30fが規制されて反時計
方向への回動を規制されている。また一端には下ケース
22の孔部22dの全面を覆う平面部24aが形成され
ており、他端には第1の係止部31dが形成されてい
る。
【0040】また、上ケース21は下方に延びる傾斜リ
ブ31を有し、この傾斜リブ31は、第1のブレーキ部
材30において支軸22aに近い上面部30eと対向す
るべく傾斜面31aが形成されている。
【0041】以上のように構成された本発明の他の実施
例のテープカセットについて、以下その動作を述べる。
【0042】カセット本体を図示しないテープデッキの
軸部に装着すると軸部が下ケース22の孔部22dを通
過して、平面部24aの下面がばね25の付勢力に反し
て押圧される。すると、第1のブレーキ部材30は上方
に押し上げられるとともに、上面部30eが傾斜リブ3
1の傾斜面31aと摺接し、下面部30fも規制リブ2
2eの傾斜面22fと摺接するので図中矢印方向(反時
計方向)に回動する。そして、第1の係止部30dによ
って、図1〜図3に示した第2のブレーキ部材26の一
端26bを時計方向に回動させれば供給リール23及び
巻取りリール5の係止を解除できる。
【0043】以上のように、本実施例では第1のブレー
キ部材30の上面部30eに対向する位置に傾斜面31
aを持つ傾斜リブ31を上ケース21に形成したので、
より簡単な構成で確実に第1のブレーキ部材30による
巻取りリール5の係止解除及び第2のブレーキ部材26
による供給リール23の係止解除が行える。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明のテープカセットに
よれば、上ケースより下方へ延びる傾斜リブと、供給リ
ールと巻取りリールのうちの一方のリールのギアと係合
して前記一方のリールを係止する第1の係止部と下ケー
スの孔部の全面を覆うべくその一端の下方に形成された
平面部とを有して前記一方のリールの方向へ回動可能に
付勢される第1のブレーキ部材と、一端が第1のブレー
キ部材の他端と当接するとともに他端に他方のリールの
ギアと係合して他方のリールを係止する第2の係止部を
有して他方のリールの方向へ回動可能に付勢される第2
のブレーキ部材とを備えたので、カセット本体がテープ
デッキを軸部と非装着の状態にあれば供給リール及び巻
取りリールの係止が確実に行え、テープがたるんでしま
うことがなく、軸部への装着時にテープが破損してしま
うこともない。
【0045】また、カセット本体をテープデッキの軸部
に装着した時に、第1のブレーキ部材は上ケースの傾斜
リブと摺接するべく上方に押圧されて供給リール及び巻
取りリールの係止を解除するので、軸部にカセット本体
を装着するだけで供給リール及び巻取りリールの係止が
簡単かつ確実に行える。
【0046】また平面部は孔部の全面を覆っているの
で、軸部が確実に平面部に当接し、供給リール及び巻取
りリールの係止解除が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のテープカセットの上ケースの部
分断面斜視図 (b)同下ケースの平面図
【図2】図1(b)の要部拡大斜視図(係止時)
【図3】図1(b)の要部拡大斜視図(係止解除時)
【図4】本発明の一実施例のテープカセットの部分斜視
【図5】本発明の実施例のテープカセットの部分斜視図
【図6】(a)従来のテープカセットの上ケースの分解
斜視図 (b)同下ケースの分解斜視図
【図7】図6(b)の要部拡大図
【符号の説明】
5 巻取りリール 19 ギア 21 上ケース 22 下ケース 22d 孔部 23 供給リール 23b ギア 24 第1のブレーキ部材 24a 平面部 24d 第1の係止部 26 第2のブレーキ部材 26a 第2の係止部 29 軸部(カセット位置決め用軸)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと、組立時に前記上ケースとと
    もにカセット本体を構成する下ケースと、前記下ケース
    の底面に設けられた孔部を介してテープデッキの軸部に
    装着されるテープカセットであって、前記上ケースより
    下方へ延びる傾斜リブと、テープを巻回してその下フラ
    ンジ外周部にギアを有して前記下ケースの底部に回動自
    在に保持された供給リール及び巻取りリールと、前記供
    給リールと前記巻取りリールのうちの一方のリールのギ
    アと係合して前記一方のリールを係止する第1の係止部
    と前記下ケースの孔部の全面を覆うべくその一端の下方
    に形成された平面部とを有して前記一方のリールの方向
    へ回動可変に付勢される第1のブレーキ部材と、一端が
    前記第1のブレーキ部材の他端と当接するとともに他端
    に他方のリールのギアと係合して前記他方のリールを係
    止する第2の係止部を有して前記他方のリールの方向へ
    回動可能に付勢される第2のブレーキ部材とを備え、前
    記カセット本体を前記テープデッキの軸部に装着した時
    に、前記第1のブレーキ部材は前記上ケースの前記傾斜
    リブと摺接するべく上方に押圧されて前記供給リール及
    び前記巻取りリールの係止を解除することを特徴とする
    テープカセット。
  2. 【請求項2】 第1のブレーキ部材において回動用リブ
    を傾斜リブと摺接するべく平面部から鉛直上方に延びる
    ように形成したことを特徴とする請求項1記載のテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 第1のブレーキ部材が一方のリールを係
    止している場合に前記第1のブレーキ部材と巻取りリー
    ルの全テープ巻取り時のテープの最外周面とを非接触と
    するべく前記第1のブレーキ部材の他端と当接するスト
    ッパを下ケースにおいて前記最外周面の外側に形成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のテープ
    カセット。
  4. 【請求項4】 テープカセットをテープデッキに軸部に
    装着した時に第1のブレーキ部材の他端において第2の
    ブレーキ部材の一端と当接する部分の強度を他の部分よ
    りも増したことを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載のテープカセット。
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