JP2606485Y2 - 屋根の補強構造 - Google Patents

屋根の補強構造

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JP2606485Y2
JP2606485Y2 JP1993052404U JP5240493U JP2606485Y2 JP 2606485 Y2 JP2606485 Y2 JP 2606485Y2 JP 1993052404 U JP1993052404 U JP 1993052404U JP 5240493 U JP5240493 U JP 5240493U JP 2606485 Y2 JP2606485 Y2 JP 2606485Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は積雪地帯で使用される牛
舎、倉庫、車庫等として使用されるハウス(以下、単に
「ハウス」という。)の屋根の支承材としてのフレーム
の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハウスの屋根を支承するフレーム
としては、丸パイプを用いたもの、あるいは角パイプを
用いたものが知られている。一般に角パイプを用いた方
が強度の点で優れている。そして、フレームとして丸パ
イプあるいは角パイプを用い、該フレームをタイバーに
よって補強した補強構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、屋根の
支承材としてのフレームの補強はタイバーによる補強の
みであり、トラス構造を有するものは知られておらず、
強度の点で問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の技術的課
題を解決し、屋根の支承材としてのフレームを補強する
トラス構造を構成するため、長補強材及び短補強材を使
った補強構造を提供することを目的とする。しかしなが
ら、長補強材をフレームの天井から地面まで設置すると
資材が無駄になる上、ハウス内の有効空間が狭くなる。
そこで、屋根を支承するフレームを正面視で略半円状と
し、その天井中心点と該フレームの左右側方中間点を長
補強材で連結し、該フレームと該長補強材の間を複数の
短補強材で連結してトラス構造としたことを特徴とする
屋根の補強構造を考案した。フレームの材料としては、
角パイプまたは丸パイプを用いる。また、長補強材及び
短補強材の材料としては、アングル材を用いても良い
し、角パイプや丸パイプも使用できる。
【0005】
【作用】本考案に係るハウスの屋根の補強構造によれ
ば、フレームが長補強材及び短補強材によるトラス構造
で補強されているので、屋根の積雪に対する耐久性が大
きくなる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
先ず、図1は本考案に係るハウスの屋根の補強構造1の
斜視図である。これはハウスの一例である牛舎として使
用されているものであり、ハウスを覆う屋根2の材質は
トタンである。ハウスの横巾は地上で15メートル、高
さ8メートル、奥行きは18メートルである。そして、
1.8メートルごとに屋根を支承するフレーム3が配設
されている。
【0007】図2は本考案に係るハウスの屋根の補強構
造1の正面図である。屋根を支承するフレーム3は正面
視で地上より略半円状に高さ8メートルの天井に達して
いる。フレーム3の材料としては、125×75×4.
5の一般構造用角形鋼管(長方形)JISG3466等
を使用している。フレーム3は、地上より天井まで左右
2本のパイプが使用されて天井で連結されている。長補
強材4は、フレーム3の天井中心点5より、フレーム3
の左右側方中間点6に向かって直線状に配設されてい
る。左右側方中間点6は、ハウスの中心から左右に約
6.5メートル離れ、地上よりの高さ約3.2メートル
の地点にある。長補強材4を地上ではなく、左右側方中
間点6までにとどめたことにより、建設資材、手間、金
銭面で節約でき、ハウス内の有効利用空間が広がるとい
う効果が生じる。長補強材4の材料としては、等辺山形
鋼JISG3192等を使用している。また、フレーム
3と左右の長補強材4の間は左右4本ずつの短補強材7
で連結されており、トラス構造となっている。タイバー
8は左右の長補強材4の間を連結しており、積雪等上方
からの圧力に抗する目的で配設されており、ハウスにお
いては従来よりよく用いられるものである。材料は、φ
16の丸鋼を使用している。以上のようなフレーム3お
よびその補強構造により、ハウスの屋根の強度が大きく
なり、積雪地帯での使用に十分耐え得るものとなる。具
体的に構造計算書による数値を示すと、従来型のトラス
構造を持たない牛舎等のハウスにおいては、横巾10.
8メートル、高さ5.4メートル、フレーム間隔1.2
メートルのもので1.3メートルの積雪にしか耐えられ
ないのに対し、本考案に係るハウスにおいては、横巾1
5メートル、高さ8メートル、フレーム間隔1.8メー
トルのものでも1.5メートルの積雪に耐え得る。
【0008】図3は本考案に係るハウスの屋根の補強構
造1の平面図である。フレーム3は、太い縦線で示され
ている。リップ溝型鋼9は横線で示されており、1.8
メートルごとのフレーム3の間を連結している。材料
は、C型鋼(C−60×30×10×2.3)を使用し
ている。タンバックル付き屋根ブレス10は斜線で示さ
れており、これもフレーム3の間を連結している。材料
は、φ13の丸鋼を使用している。リップ溝型鋼9及び
タンバックル付き屋根ブレス10は横方向のハウスのね
じれに抗する目的で配設されており、ハウスにおいては
従来よりよく用いられるものである。
【0009】
【考案の効果】本考案の屋根の補強構造によれば、フレ
ームが長補強材及び短補強材によるトラス構造によって
補強されているので、積雪に対して十分に耐え得るハウ
スを得ることができる。また、長補強材が、フレームの
天井中心点より、地上ではなく、フレームの左右側方中
間点までにとどめて配設されているので、建設資材、手
間、金銭面で節約でき、ハウス内の有効利用空間が広が
るという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る屋根の補強構造の斜視図
【図2】本考案に係る屋根の補強構造の正面図
【図3】本考案に係る屋根の補強構造の平面図
【符号の説明】
1 屋根の補強構造 2 屋根 3 フレーム 4 長補強材 5 フレームの天井中心点 6 フレームの左右側方中間点 7 短補強材 8 タイバー 9 リップ溝型鋼 10 タンバックル付き屋根ブレス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根を支承するフレームを正面視で略半
    円状とし、その天井中心点と該フレームの左右側方中間
    点を長補強材で連結し、該フレームと該長補強材の間を
    複数の短補強材で連結してトラス構造としたことを特徴
    とする屋根の補強構造。
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