JP2606473Y2 - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JP2606473Y2
JP2606473Y2 JP1992027431U JP2743192U JP2606473Y2 JP 2606473 Y2 JP2606473 Y2 JP 2606473Y2 JP 1992027431 U JP1992027431 U JP 1992027431U JP 2743192 U JP2743192 U JP 2743192U JP 2606473 Y2 JP2606473 Y2 JP 2606473Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
drilling machine
output shaft
tip tool
flange
absorbing member
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992027431U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0585597U (ja
Inventor
裕幸 尾田
和実 武石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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  • Drilling Tools (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、穿孔機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7には穿孔機の従来例が示されてい
る。同図に示されているようにドリル本体1はポール2
に上下に摺動自在に取付けられ、ポール2に設けられた
ラック3に噛み合うピニオン付きハンドル4を回すこと
により、上下動する。ラック3はベース5に固定され、
穿孔時はベース5を被削材にアンカーで固定する。ドリ
ル本体1はモートル6を収納するハウジング7と、減速
部、出力軸を収納するギヤカバ8とを備えている。
【0003】ところで従来の穿孔機では穿孔中に先端工
具の刃先がコンクリート内の鉄筋に当たり、急激に出力
軸がロックした場合、穿孔機の動力伝達機構であるギア
およびピニオン等に加わる衝撃力を緩和するため、スリ
ップクラッチ装置を内蔵させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のスリップク
ラッチ装置を内蔵する穿孔機は、スリップクラッチ装置
を内蔵しているので体格が大きくなり、重量も重く、構
造が複雑になり価格の高いものであった。またスリップ
トルクの調整のためメンテナンスが難かしかった。
【0005】本考案は以上の点に鑑みなされたものであ
り、小型で軽く、構造も単純で廉価を可能とした穿孔機
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、フランジ部
の端面と前記先端工具との間に少なくとも先端工具がロ
ックした際に変形する衝撃緩和部材を設けることによ
成される。
【0007】
【作用】上記したように衝撃緩和部材を設けたので、
撃緩和部材によって先端工具のロック時に生じる衝撃
緩和することができ、従来のようにスリップクラッチ装
置を設けなくてもよくなる。
【0008】
【実施例】次に本考案を実施例により具体的に説明す
る。
【0009】図1び図2には本考案の一実施例が示さ
れている。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付した
ので説明を省略する。本体1に内蔵された図示しない駆
動手段により回転可能に保持され、先端側に先端工具
あるダイヤモンドコアビット9を取付けるねじ部10
びフランジ部11を有する出力軸12を備え、このねじ
部10は先端工具9に対して出力軸12を回転方向と同
方向に回転させることにより先端工具9を出力軸12に
取付けるよう形成されている穿孔機において、本実施例
ではフランジ部11の端面と前記先端工具9との間に変
形自在で少なくとも先端工具9がロックした際に変形す
る衝撃緩和部材を設けた。このような構成とすることに
より、衝撃緩和部材で衝撃が緩和されるようになって、
従来のようにスリップクラッチ装置を設けなくてもよく
なり、小型で軽く、構造も単純で廉価を可能とした穿孔
機を得ることができる。
【0010】すなわちモートルに連結されたピニオン1
3は2段階にギヤ14で減速され、出力軸12を回転さ
せる。出力軸12はボールベアリング15で支持され、
先端部はダイヤモンドコアビット9を取付けるフランジ
部11とねじ部10が形成されている。フランジ部11
の端面には衝撃緩和部材である変形自在なワッシャ16
が、ダイヤモンドコアビット9を取外しても脱落しない
ようにリング17で止められている。
【0011】先端工具であるダイヤモンドコアビット9
は出力軸12の先端のねじ部10を介して出力軸12に
取付けられ、ワッシャ16はダイヤモンドコアビット9
端部と出力軸12のフランジ部11との間にはさみ込ま
れる。図に示す実施例ではねじ部10は出力軸12の回
方向と同じ右方向にねじれた形状をしており、これに
よって穿孔中は先端工具9と出力軸12との締付力が増
す方向に負荷が加わる構造となっている。
【0012】穿孔中にダイヤモンドコアビット9の刃先
がコンクリート内の鉄筋に当たり急激に出力軸12がブ
ロックした場合、衝撃的に増加する締付力をワッシャ1
6が弾性変形または塑性変形することにより、出力軸1
2への締付力の伝達を抑制し、ギヤ14、ピニオン13
に加わる衝撃を緩和できる。
【0013】このように本実施例によればスリップクラ
ッチ装置を具備せず、出力軸12のフランジ部11に組
み込んだワッシャ16の変形によってダイヤモンドコア
ビットに作用する衝撃荷重が直接出力軸12に伝わる
のを緩和することができるので、穿孔機を小型、軽量、
廉価なものにすることができる。
【0014】図3には本考案の他の実施例が示されてい
る。本実施例は出力軸12に衝撃緩和部材であるワッシ
ャ16の変形を吸収する溝部18を設けたものであり、
このような構成にすることより、ワッシャ16の変形が
しやすくなって、更に出力軸12への衝撃緩和するこ
とができるようになる。
【0015】すなわち出力軸12が急激にロックした場
合、半径方向に変形しようとするワッシャ16は、この
ワッシャ16の係合部外周に設けられた溝部18によっ
て、ワッシャ16の変形許容範囲が広められ、変形が促
進される。
【0016】図4び図5には本考案の更に他の実施例
が示されている。本実施例では衝撃緩和部材を、出力軸
12の先端工具9側のフランジ部11aにフランジ部1
1aと一体に形成され、かつ衝撃ロックトルク(22〜
40kg・m)で変形するつば状部材19としたもので
あり、このような構成とすることにより、衝撃ロックト
ルクを受けた場合につば状部材19が変形して衝撃を緩
和するようになって、衝撃ロックトルクを受けた場合の
出力軸12への衝撃を緩和することができる。因みにこ
のつば状部材19は実用トルク(1〜8kg・m)では
変形しない。
【0017】すなわち穿孔中にコアビット9が衝撃ロッ
クトルクを受けて急激にロックした場合、このつば状部
材19には大きな推力が作用し、外縁が弾性変形するこ
とにより、ギヤ14、ピニオン13に作用する衝撃荷重
を緩和する。
【0018】図6には本考案の更に他の実施例が示され
ている。本実施例ではつば状部材19を、先端工具9a
のフランジ部11側端部に先端工具9aと一体に形成し
た。この場合も前述の場合と同様な作用効果を奏するこ
とができる。
【0019】
【考案の効果】上述のように本考案は、フランジ部の端
面と前記先端工具との間に少なくとも先端工具がロック
した際に変形する衝撃緩和部材を設けたので、衝撃緩和
部材で衝撃が緩和されるようになって、従来のようにス
リップクラッチ装置を設けなくてもよくなり、小型で軽
く、構造も単純で廉価を可能とした穿孔機を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の穿孔機の一実施例の縦断側面図であ
る。
【図2】 図1の先端工具取付部の拡大図である。
【図3】 本考案の穿孔機の他の実施例の先端工具取付
部の拡大図である。
【図4】 本考案の穿孔機の更に他の実施例の縦断側面
図である。
【図5】 図4の先端工具取付部の拡大図である。
【図6】 本考案の穿孔機の更に他の実施例の先端工具
取付部の拡大図である。
【図7】 従来の穿孔機の斜視図である。
【符号の説明】
9、9は先端工具(ダイヤモンドコアビット)、10は
ねじ部、11、11aはフランジ部、12は出力軸、1
6はワッシャ、18は溝部、19つば状部材である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26F 1/16 B23B 31/02,47/00 B23B 51/04,51/12

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に内蔵された駆動手段により回転可
    能に保持され、先端側に先端工具を取付けるねじ部
    フランジ部を有する出力軸を備え、該ねじ部は先端工具
    に対して出力軸を回転方向と同方向に回転させることに
    より先端工具を出力軸に取付けるよう形成されている穿
    孔機であって、前記フランジ部の端面と前記先端工具と
    の間に少なくとも先端工具がロックした際に変形する衝
    撃緩和部材を設けたことを特徴とする穿孔機。
  2. 【請求項2】 前記衝撃緩和部材をワッシャとしたこと
    を特徴とする請求項1記載の穿孔機。
  3. 【請求項3】 前記出力軸に衝撃緩和部材の変形を吸収
    する溝部を設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の穿孔機。
  4. 【請求項4】 前記衝撃緩和部材を、前記出力軸のフラ
    ンジ部の前記先端工具側端部にフランジ部と一体に形成
    したつば状部材としたことを特徴とする請求項1記載の
    穿孔機。
  5. 【請求項5】 前記衝撃緩和部材を、前記先端工具の前
    記フランジ部側端部に先端工具と一体に形成したつば状
    部材としたことを特徴とする請求項1記載の穿孔機。
JP1992027431U 1992-04-24 1992-04-24 穿孔機 Expired - Lifetime JP2606473Y2 (ja)

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JPH0585597U JPH0585597U (ja) 1993-11-19
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JPH0349883A (ja) * 1989-07-15 1991-03-04 Matsushita Electric Works Ltd 回転工具

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