JP2606330Y2 - 板ガラス破砕装置 - Google Patents

板ガラス破砕装置

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JP2606330Y2
JP2606330Y2 JP1993053170U JP5317093U JP2606330Y2 JP 2606330 Y2 JP2606330 Y2 JP 2606330Y2 JP 1993053170 U JP1993053170 U JP 1993053170U JP 5317093 U JP5317093 U JP 5317093U JP 2606330 Y2 JP2606330 Y2 JP 2606330Y2
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正文 大日向
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、周面に複数のハンマが
設けられた回転体を回転して、複数のハンマで板ガラス
を破砕する板ガラス破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融ガラスをリボン状に成形して徐冷
し、後工程でリボン状の板ガラスを所望の形状に切断す
る板ガラスの生産ラインにおいて、徐冷後、リボン状の
板ガラスに欠陥が生じた場合、欠陥が生じたリボン状の
板ガラスを後工程に搬送しないように除去する必要があ
る。また、リボン状の板ガラスの徐冷後の工程で使用さ
れる設備(例えば、切り機、折り機)が故障した場合、
後工程の設備にリボン状の板ガラスを一時的に搬送しな
いようにする必要がある。
【0003】このために、板ガラス破砕装置が徐冷工程
の下流側に設けられている。図3に示すように、従来の
板ガラス破砕装置10は筒状回転体14を備えている。
筒状回転体14は、リボン状の板ガラスの搬送方向(矢
印A方向)に対して直交する方向に配置されていて、か
つ反時計回り方向に回転自在に支持されている。また、
筒状回転体14の周面には円周方向に一定間隔(120
°)をおいて3個のハンマ16が固定されていて、さら
に、3個のハンマ16は軸線方向に一定間隔をおいて配
設されている。そして、筒状回転体14は上下方向に移
動自在に支持されてい、リボン状の板ガラス20の上方
の待機位置とリボン状の板ガラス20を破砕する破砕位
置間で移動する。
【0004】板ガラス破砕装置10はピンチローラ18
の下流側に設けられている。ピンチローラ18の上ロー
ラ18Aは反時計回り方向に回転自在に支持されてい
て、下ローラ18Bは時計回り方向に回転自在に支持さ
れている。また、上ローラ18A及び下ローラ18B
は、リボン状の板ガラス20を両面から押さえる押さえ
位置と、押さえ位置から退避した待機位置間で移動する
ように、上下方向に移動自在に支持されている。
【0005】そして、リボン状の板ガラス20に欠陥が
生じない場合や、リボン状の板ガラスの徐冷後の工程で
使用される設備が正常に稼働している場合、板ガラス破
砕装置10及びピンチローラ18は待機位置に保持され
る。一方、リボン状の板ガラス20に欠陥が生じた場合
や、リボン状の板ガラス20の徐冷後の工程で使用され
る設備が故障した場合、上ローラ18A及び下ローラ1
8Bが押さえ位置まで移動して、リボン状の板ガラス2
0の両面から押さえる。さらに、板ガラス破砕装置10
が破砕位置まで移動して反時計回り方向に回転すると、
リボン状の板ガラス20がハンマ16、16…で打撃さ
れる。これにより、リボン状の板ガラス20が、リボン
状の板ガラス20の搬送方向に対して直交する方向に破
砕される。そして、破砕されたリボン状の板ガラス20
のガラス片(すなわち、カレット)21、21…が下方
に落下する。尚、図3上で22は搬送ローラである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
板ガラス破砕装置10には下記の5つの問題点がある。 (1)従来の板ガラス破砕装置10は回転体14を待機
位置と破砕位置間で移動するので、回転体14の昇降機
構が必要になり設備が複雑になる。 (2)また、ハンマ16、16…で破砕されたリボン状
の板ガラス20の破砕面が凹凸状になるので、板ガラス
破砕装置10の下流側に設けられたカッタ装置で破砕面
を直線状に切断する必要がある。
【0007】(3)さらに、ハンマ16が回転体14に
固定されているので、ハンマ16が摩耗した場合、ハン
マ16と一緒に回転体14を交換するので、ハンマ16
の交換が困難である。特に、このハンマ付回転体は、そ
の機能上重量物である上に、ベルトコンベア上にての取
替えを強いられるので、取替えが一層困難である。 (4)また、ハンマ16、16…で破砕されたカレット
21、21…が大きいので、カレットの再使用時に、カ
レットの溶解前にクラッシャでカレットの粒度調整をす
る必要がある。
【0008】(5)そして、従来の板ガラス破砕装置1
0のハンマ16、16…では板ガラス20の板厚が19
mm以上になると、板ガラス20を破砕することができ
ない。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、 (1)回転体の昇降機構をなくして構成の簡素化を図
り、 (2)破砕面を直線状に破砕することにより、板ガラス
破砕装置の下流側に設けられたカッタ装置を不要にし、 (3)ハンマの交換を容易に行うことができ、 (4)クラッシャを不要とすることができ、 (5)板厚が19mm以上の板ガラスを破砕することが
できる板ガラス破砕装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、ピンチローラ
の下流側に設けられ、ピンチローラで両面から押圧され
た板ガラスを、複数のハンマが周面に設けられた回転体
を回転して、複数のハンマの打撃力で板ガラスを破砕す
る板ガラス破砕装置において、前記ハンマを前記回転体
に揺動自在に支持し、前記回転体の回転時に前記ハンマ
を放射状に広げて前記ハンマで前記板ガラスを打撃破砕
し、前記回転体の非回転時に前記ハンマを前記板ガラス
と非接触状態にすることを特徴とする板ガラス破砕装置
である。
【0010】
【作用】本考案によれば、ハンマを回転体に揺動自在に
支持し、回転体の回転時にハンマを放射状に広げてハン
マで板ガラスを打撃破砕する。また、回転体の非回転時
にハンマを板ガラスと非接触状態となる様に折りたた
む。このように、回転体を回転又は停止するだけで、板
ガラスを打撃破砕可能にハンマを放射状に広げ、又は、
板ガラスと非接触状態にハンマを折りたたむことができ
る。従って、板ガラスを打撃破砕する場合に回転体を下
降し、板ガラスを打撃破砕しない場合に回転体を上昇す
る必要がないので、従来必要とされた回転体の昇降機構
を除去することができる。
【0011】また、本考案によれば、板ガラスの破砕面
をその衝撃力により直線状に破砕することが容易とな
り、さらに、ハンマがピンを介して回転体に揺動自在に
支持されているのでハンマのみを回転体から取り外すこ
とができる。さらに、本考案によれば、ハンマの遠心力
による強い衝撃により板ガラスを細かく破砕することが
できるのでカレットを小さくすることができ、かつ、ハ
ンマの打撃力が大きくなるので、板厚が19mm以上の
板ガラスを破砕することができる。
【0012】
【実施例】以下添付図面に従って本考案に係る板ガラス
破砕装置について詳説する。図1は本考案に係る板ガラ
ス破砕装置の正面図であり、図2はその側面図である。
図2上で図3に示した構成部材と同一類似部材について
は同一符号を付して説明を省略する。
【0013】板ガラス破砕装置30はピンチローラ18
の下流側に設けられている。板ガラス破砕装置30の筒
状回転体32は、リボン状の板ガラス20の搬送方向
(矢印A方向)に対して直交する方向に配置されてい
て、かつ反時計回り方向に回転自在に支持されている。
筒状回転体32の周面にはピン34、34…を介してハ
ンマ36、36…が揺動自在に支持されている。ピン3
4、34は円周上に180°の間隔をおいて設けられて
いて、さらに、ピン34、34…は軸線方向に一定間隔
をおいて配設されている。従って、複数のハンマ36は
図1、図2に示す位置に揺動自在に支持される。
【0014】図1に示すように、筒状回転体32の左右
端部は軸受40(左側のみ図示)を介して回転自在に支
持されている。筒状回転体32の左端部には同軸上にプ
ーリ46が設けられている。また、駆動モータ48の駆
動シャフトには同軸上にプーリ50が設けられている。
プーリ50とプーリ46とには無端状ベルト52が張設
されている。従って、駆動モータ48が回転すると無端
状ベルト52等を介して筒状回転体32が回転する。
【0015】筒状回転体32が回転するとハンマ36、
36…が遠心力で筒状回転体32の半径方向に揺動する
ので、ハンマ36、36…の回転による円弧52が大き
くなり、ハンマ36、36…の先端部がリボン状の板ガ
ラス20を打撃する。このハンマ36、36…の打撃力
でリボン状の板ガラス20が破砕される。一方、筒状回
転体32の回転が停止する場合、ピン34、34…が筒
状回転体32の軸線と同一高さ位置(図2参照)に位置
決めされるように制御される。そして、ハンマ36、3
6…が自重で垂れ下がる。
【0016】従って、この状態でハンマ36、36…が
リボン状の板ガラス20に接触しないように、ハンマ3
6の長さを設定すれば、筒状回転体32を昇降すること
なくハンマ36、36…がリボン状の板ガラス20に非
接触状態に保持される。これにより、ハンマ36、36
…は、筒状回転体32の回転時にリボン状の板ガラス2
0を打撃し、筒状回転体32の非回転時にリボン状の板
ガラス20に接触しない状態に保持される。
【0017】前記の如く構成された本考案に係る板ガラ
ス破砕装置の作用について説明する。先ず、リボン状の
板ガラス20に欠陥が生じない場合や、リボン状の板ガ
ラスの徐冷後の工程で使用される設備が正常に稼働して
いる場合、筒状回転体32は回転停止状態に維持され
る。この場合、ピン34、34…が筒状回転体32の軸
線と同一高さ位置(図2参照)に位置決めされ、ハンマ
36、36…が自重で垂れ下がる。そして、ハンマ3
6、36…の先端部がリボン状の板ガラス20の上方に
位置決めされる。これにより、ハンマ36、36…はリ
ボン状の板ガラス20に非接触状態になる。また、ピン
チローラ18の上ローラ18A及び下ローラ18Bが待
機位置に保持される。従って、リボン状の板ガラス20
は正常に搬送される。
【0018】一方、リボン状の板ガラス20に欠陥が生
じた場合や、リボン状の板ガラス20の徐冷後の工程で
使用される設備が故障した場合、ピンチローラ18の上
ローラ18A及び下ローラ18Bを押さえ位置まで移動
して、上ローラ18A及び下ローラ18Bでリボン状の
板ガラス20の両面を押さえる。さらに、板ガラス破砕
装置30の駆動モータ48を駆動して筒状回転体32を
回転する。これにより、ハンマ36、36…が遠心力で
筒状回転体32の半径方向に揺動するので、ハンマ3
6、36…の回転による円弧52が大きくなり、ハンマ
36、36…の先端部がリボン状の板ガラス20を打撃
する。このハンマ36、36…の打撃力でリボン状の板
ガラス20が破砕される。そして、破砕されたリボン状
の板ガラス20のカレット21A、21A…が下方に落
下する。カレット21A、21A…は従来の板ガラス破
砕装置でリボン状の板ガラス20を破砕した場合のカレ
ット21、21…より小さい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る板ガラ
ス破砕装置によれば、回転体を回転又は停止するだけ
で、板ガラスを打撃破砕可能にハンマを放射状に広げ、
又は、板ガラスと非接触状態にハンマを折りたたむこと
ができる。従って、板ガラスを打撃破砕する場合に回転
体を下降し、板ガラスを打撃破砕しない場合に回転体を
上昇する必要がないので、従来必要とされた回転体の昇
降機構を除去することができる。これにより、構成の簡
素を図ることができ、かつメンテナンス性の向上を図る
ことができる。また、本考案によれば、板ガラスの破砕
面を直線状に破砕することができるので、従来必要とさ
れていた、板ガラス破砕装置の下流側のカッタ装置を除
去することができる。さらに、ハンマは回転体にピンを
介して揺動自在に支持されているので、ハンマが摩耗し
た場合にハンマだけを交換することができるので、ハン
マの交換が容易になる。
【0020】また、本考案に係る板ガラス破砕装置で板
ガラスを破砕した場合、破砕されたカレットが小さくな
り、カレットの溶解前にクラッシャでカレットの粒度調
整をする必要がないので、クラッシャを除去することが
できる。そして、本考案に係る板ガラス破砕装置は板厚
が19mm以上の板ガラスを破砕することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る板ガラス破砕装置の正面図
【図2】図1の側面図
【図3】従来の板ガラス破砕装置の側面図
【符号の説明】 18…ピンチローラ 20…板ガラス 30…板ガラス破砕装置 36…ハンマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−11311(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 18/02 C03B 33/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチローラの下流側に設けられ、ピン
    チローラで両面から押圧された板ガラスを、複数のハン
    マが周面に設けられた回転体を回転して、複数のハンマ
    の打撃力で板ガラスを破砕する板ガラス破砕装置におい
    て、 前記ハンマを前記回転体に揺動自在に支持し、前記回転
    体の回転時に前記ハンマを放射状に広げて前記ハンマで
    前記板ガラスを打撃破砕し、前記回転体の非回転時に前
    記ハンマを前記板ガラスと非接触状態にすることを特徴
    とする板ガラス破砕装置。
JP1993053170U 1993-09-30 1993-09-30 板ガラス破砕装置 Expired - Fee Related JP2606330Y2 (ja)

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