JP2605736Y2 - トイレットペーパ用ホルダー - Google Patents

トイレットペーパ用ホルダー

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JP2605736Y2
JP2605736Y2 JP1993029458U JP2945893U JP2605736Y2 JP 2605736 Y2 JP2605736 Y2 JP 2605736Y2 JP 1993029458 U JP1993029458 U JP 1993029458U JP 2945893 U JP2945893 U JP 2945893U JP 2605736 Y2 JP2605736 Y2 JP 2605736Y2
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Japan
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toilet paper
paper roll
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roll
spare
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純三 立野
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UNION CO.,LTD.
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、予備のトイレットペ
ーパを収納できるトイレットペーパ用ホルダーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路のサービスエリア等の公共用ト
イレは、多くの人数が使用するため、予備のトイレット
ペーパを収納できるトイレットペーパ用ホルダーを使用
している。予備のトイレットペーパを収納できるトイレ
ットペーパ用ホルダーとしては、実開昭57−3489
5号や実開昭61−151590号がある。
【0003】これらのトイレットペーパ用ホルダーは、
トイレットペーパ取出部の上部に予備のトイレットペー
パロールを収納する収納部を設けたトイレットペーパ用
ホルダーであって、使用するトイレットペーパロールだ
けでなく、予備のトイレットペーパロールにも心棒を通
して収納部に収納しておくものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】公共用のトイレは、多
くの人数が使用するため、トイレットペーパの補給が頻
繁に行われる。そのため、トイレットペーパに心棒を通
してホルダーに収納する作業は大変煩わしいものであっ
た。また、使い終わったトイレットペーパの心棒は、ホ
ルダーの外に取り出されるため、紛失するという問題も
あった。
【0005】そこで、この考案は、心棒が不要なトイレ
ットペーパ用ホルダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのためこの考案では、
トイレットペーパ取出部1の上部に予備のトイレットペ
ーパロールPを収納する収納部2を設けたトイレットペ
ーパ用ホルダーであって、トイレットペーパ取出部1の
前面にトイレットペーパロールPの紙芯よりも少し大き
な引出し窓4を設けてトイレットペーパロールPにトイ
レットペーパが残っている状態ではトイレットペーパロ
ールPが引出し窓4から出ないようにすると共に、底面
の前部にトイレットペーパを引き出したときにトイレッ
トペーパロールPが自重により引き出し方向と逆の方向
に転がるようにした斜面5を設け、さらに、トイレット
ペーパ取出部1に、常時は予備のトイレットペーパロー
ルPの下面を支え、上方に回動させたときにトイレット
ペーパロールPの支えを解放する上板部7bと、上方に
回動させたときに予備のトイレットペーパロールPを一
個だけ収納可能な大きさの凹部7aを形成した可動枠7
設け、さらに、前記可動枠7の上板部7bの後端付近を
中心として可動枠7を回動させる回動手段を設けたトイ
レットペーパ用ホルダーとした。
【0007】そして、前記可動枠7の凹部7aの内側面
は弧状曲面とすることが好ましい。
【0008】
【作用】トイレットペーパを引きだすと、トイレットペ
ーパロールPは引出し窓4の方向に引っ張られる。しか
し、トイレットペーパ取出部1の底面の前部に斜面5を
形成しており、トイレットペーパロールPは自重により
斜面5を転がるので、トイレットペーパロールPに心棒
を通して固定していなくても、トイレットペーパ取出部
1より飛びださない。
【0009】トイレットペーパがなくなって紙芯だけに
なると、回動手段を操作する。回動手段を操作すると、
可動枠7が、上板部7bの後端付近を中心として上方に
回動し、さらに紙芯が、遠心力によりトイレットペーパ
取出部1の前面に沿って移動し、引出し窓4から出てく
る。さらに可動枠7を上方に回動させると、トイレット
ペーパ取出部1の上部に設けた収納部2に収納してあっ
た予備のトイレットペーパロールPが一個可動枠7の凹
部7aに入る。可動枠7を回動手段により下方に回動さ
せて元の位置に戻すと、新しいトイレットペーパロール
Pがトイレットペーパ取出部1に供給される。
【0010】トイレットペーパロールPを使いきってい
ないときは、回動手段を操作しても、トイレットペーパ
ロールPが引出し窓4から出ないので、可動枠7の凹部
7aにトイレットペーパロールPが残り、新しいトイレ
ットペーパロールPが可動枠7の凹部7aに完全に入る
ことができない。この状態で可動枠7を回動手段により
元の位置に戻すように回動させると、可動枠7の上板部
7bの先端が予備のトイレットペーパロールPを押し上
げるので、新しいトイレットペーパロールPはトイレッ
トペーパ取出部1に供給されない。
【0011】前記可動枠7の凹部7aの内側面を弧状曲
面とすれば、トイレットペーパロールPが凹部7a内に
収納されやすいだけでなく、トイレットペーパを使い切
らない状態で操作桿9を操作して可動枠7を上方に回動
させたとき、使用途中のトイレットペーパロールPが凹
部7aの中央付近に位置するようになり、使用途中のト
イレットペーパロールPの真上に予備のトイレットペー
パロールPが乗るようになる。
【0012】
【実施例】以下、この考案のトイレットペーパ用ホルダ
ーの実施例を図面に従って説明する。図1は、トイレッ
トペーパ用ホルダーの斜視図であり、トイレットペーパ
取出部1の上部に予備のトイレットペーパロールPを複
数個収納する収納部2を設けている。さらに、収納部2
には鍵Kにより開閉する補給口3を設けている。
【0013】トイレットペーパ取出部1の前面には、図
2に示す通り、トイレットペーパを引き出す横長の引出
し窓4があり、引出し窓4の大きさは丁度トイレットペ
ーパロールPの紙芯だけが取り出せる大きさに形成して
ある。これは、トイレットペーパを勢いよく引っ張った
ときにトイレットペーパロールPが引出し窓4から飛び
ださないようにすると共に、トイレットペーパが残り少
なくならないとトイレットペーパロールPをトイレット
ペーパ取出部1より取り出せないようにしてトイレット
ペーパロールPの盗難を防ぐためでもある。
【0014】さらに、トイレットペーパ取出部1の底面
の前部には、トイレットペーパを引き出したときにトイ
レットペーパロールPがトイレットペーパ引き出し方向
とは逆の方向に転がってトイレットペーパ取出部1より
飛びださないようにするために斜面5を形成している。
尚、この実施例では、斜面5を曲面に形成したものとし
ている。さらに、斜面5の中央には切欠部6を設けてお
り、トイレットペーパの端が分からなくなったときに切
欠部6より指を入れてトイレットペーパロールPを転が
したり、トイレットペーパが無くなったトイレットペー
パロールPの紙芯を指で引出し窓4の方へ移動させ、引
出し窓4より取り出すことができるようにしている。
【0015】トイレットペーパ取出部1には、常時は予
備のトイレットペーパロールPの下面を支え、上方に回
動させたときにはトイレットペーパロールPの下面の支
えを解放する上板部7bと、上方に回動させたときに予
備のトイレットペーパロールPを一個だけ収納可能な大
きさの凹部7aを形成した可動枠7を軸棒8により回動
自在に取り付けている。前記軸棒8は、可動枠7の上板
部7bの後端付近を挿通しており、軸棒8の端には操作
桿9が取り付けられている。そして、操作桿9を上方に
回動することにより可動枠7も上方に回動するようにな
っている。尚、この実施例では、凹部7aの内側の面を
弧状曲面に形成している。
【0016】以上が実施例の構成であり、この実施例で
は、回動手段を軸棒8と操作桿9で構成したが、可動枠
7を上板部7bの後端付近を中心として回動させる他の
構成に変更して実施することも可能である。次に、以上
のように構成したこの考案のトイレットペーパ用ホルダ
ーの操作桿9を操作したときの状況について説明する。
【0017】トイレットペーパ取出部1にあるトイレッ
トペーパがなくなると、引出し窓4より紙芯を取り出し
た後、操作桿9を操作して可動枠7を上方に回動させ
る。すると、収納部2にある予備のトイレットペーパロ
ールPが可動枠7の凹部に入る。再び操作桿9を操作し
て可動枠7を下方に回動させると、予備のトイレットペ
ーパロールPがトイレットペーパ取出部1に供給され
る。
【0018】トイレットペーパを使い切らない状態で操
作桿9を操作して可動枠7を上方に回動させると、トイ
レットペーパロールPが可動枠7の凹部に入ったままで
あるので、使用途中のトイレットペーパロールPの上に
予備のトイレットペーパロールPが乗る。(図3参照)
この状態で、操作桿9を再び操作して可動枠7を下方に
回動させると、可動枠7の上板部7bの先端が予備のト
イレットペーパロールPを押し上げて収納部2に戻すの
で、予備のトイレットペーパロールPはトイレットペー
パ取出部1に供給されない。(図4参照)
【0019】
【考案の効果】この考案のトイレットペーパ用ホルダー
は上述のように構成されており、心棒がないので、大変
煩わしかったトイレットペーパロールに心棒を通す作業
が不要となり、トイレットペーパロールの補給作業が簡
単になる。さらに、心棒がないので、使い終わったトイ
レットペーパの心棒を紛失するという問題もなくなる。
【0020】さらに、凹部7aの内側の面を弧状曲面に
形成すれば、トイレットペーパロールPを凹部7a内に
収納しやすくなるだけでなく、トイレットペーパを使い
切らない状態で操作桿9を操作して可動枠7を上方に回
動させたとき、使用途中のトイレットペーパロールPが
凹部7aの中央付近に位置するようになり、使用途中の
トイレットペーパロールPの真上に予備のトイレットペ
ーパロールPが乗るので、可動枠7の上板部7bの先端
が予備のトイレットペーパロールPを押し上げやすくな
るという効果もある。
【0021】このように、この考案のトイレットペーパ
用ホルダーは、実用的効果にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のトイレットペーパ用ホルダーの斜視
図。
【図2】この考案のトイレットペーパ用ホルダーの内部
構造を示す断面図。
【図3】使用途中のトイレットペーパロールを可動枠内
に入れたままで可動枠を上げたときの状態を示す説明
図。
【図4】使用途中のトイレットペーパロールを可動枠内
に入れたままで可動枠を上げた後、可動枠を下げたとき
の状態を示す説明図。
【符号の説明】
P トイレットペーパロール 1 トイレットペーパ取出部 2 収納部 4 引出し窓 5 斜面 7 可動枠 7a 凹部 7b 上板部 8 軸棒

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレットペーパ取出部(1)の上部に
    予備のトイレットペーパロール(P)を収納する収納部
    (2)を設けたトイレットペーパ用ホルダーであって、
    トイレットペーパ取出部(1)の前面にトイレットペー
    パロール(P)の紙芯よりも少し大きな引出し窓(4)
    を設けてトイレットペーパロール(P)にトイレットペ
    ーパが残っている状態ではトイレットペーパロール
    (P)が引出し窓(4)から出ないようにすると共に、
    底面の前部にトイレットペーパを引き出したときにトイ
    レットペーパロール(P)が自重により引き出し方向と
    逆の方向に転がるようにした斜面(5)を設け、さら
    に、トイレットペーパ取出部(1)に、常時は予備のト
    イレットペーパロール(P)の下面を支え、上方に回動
    させたときにトイレットペーパロール(P)の支えを解
    放する上板部(7b)と、上方に回動させたときに予備
    のトイレットペーパロール(P)を一個だけ収納可能な
    大きさの凹部(7a)を形成した可動枠(7)設け、さ
    らに、前記可動枠(7)の上板部(7b)の後端付近を
    中心として可動枠(7)を回動させる回動手段を設けた
    ことを特徴とするトイレットペーパ用ホルダー。
  2. 【請求項2】 可動枠(7)の凹部(7a)の内側面が
    弧状曲面であることを特徴とする請求項1記載のトイレ
    ットペーパ用ホルダー。
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