JP2605480Y2 - ゴキブリ用毒餌の収納容器 - Google Patents

ゴキブリ用毒餌の収納容器

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JP2605480Y2
JP2605480Y2 JP1992035503U JP3550392U JP2605480Y2 JP 2605480 Y2 JP2605480 Y2 JP 2605480Y2 JP 1992035503 U JP1992035503 U JP 1992035503U JP 3550392 U JP3550392 U JP 3550392U JP 2605480 Y2 JP2605480 Y2 JP 2605480Y2
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cockroach
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雅博 反保
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴキブリを駆除するた
めに用いられるゴキブリ用毒餌の収納容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴキブリの駆除方法としては、粘
着剤を内蔵した紙箱による捕獲或いは液体殺虫剤の噴霧
等の手段が一般的であったが、近年、ゴキブリの通り道
や集まりやすい場所に、ホウ酸、澱粉及び特殊誘引剤等
からなるホウ酸ダンゴと称する毒餌を仕掛けておき、こ
れをゴキブリに食べさせて駆除する方法が広く採られて
いる。そして、このような毒餌は無包装のままで使用す
ると安全性に問題があるため、通常は容器の中に入れて
使用するようになっており、このようなゴキブリ用毒餌
の収納容器として、下面に底板を接着一体化した容器本
体内に毒餌を充填するとともに、容器本体上面の開口部
に剥離可能な封止片を貼着しておき、使用時にこの封止
片を剥すようにしたものが知られている(例えば、実開
昭62−149974号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たゴキブリ用毒餌の収納容器は、容器本体、底板及び封
止片の3パーツで構成されており、しかも容器本体上面
に開口部を形成する必要があるため、部材が多い上に製
造工程が複雑でコストが高くなるという問題点があっ
た。
【0004】本考案は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、部材数が
少なくて済みしかも製造工程が簡単なゴキブリ用毒餌の
収納容器を提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のゴキブリ用毒餌の収納容器は、フランジ状
の底板部と該底板部の内側周縁辺に連接して該底板部か
ら同一高さの平坦な上面を有するように突設された周壁
部と該周壁部で囲まれた凹所とを備えた樹脂成形品から
なる容器本体と、前記凹所に毒餌を収納した後に前記周
壁部の上面に貼着される蓋材とで構成され、該蓋材は一
方向に引裂性を有するシートからなり、一部を残して引
裂開封されるようになっていることを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の本考案の収納容器では、蓋材を引裂開封
した後に形成される開口部からゴキブリが中の毒餌を食
べるようになる。また、残った蓋材の残留部分により毒
餌が誤って取り出されるのが防止される。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例としてのゴキブリ用
毒餌の収納容器を示す斜視図、図2は図1におけるX−
X断面図である。
【0008】これらの図に示されるように、ゴキブリ用
毒餌の収納容器1は容器本体2とこの容器本体2に貼着
された蓋材3とから構成される。容器本体2はポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン等の剛性のあるプラスチックを
シート成形(真空成形或いは圧空成形)してなるもの
で、フランジ状の底板部2aの内側周縁辺に連接して該
底板部2aから同一高さの平坦な上面を有するように突
設された周壁部2bと該周壁部2bによって囲まれる毒
餌収納用の凹所2cを備えた形状をしている。なお、容
器本体2はインジェクション成形で形成してもよいもの
である。一方、蓋材3は摘み片3aを有し、図の矢印A
方向に引裂性を有するシートからなるもので、容器本体
2の凹所2cに毒餌Pを収納した後に周壁部2bの上面
に貼着されている。
【0009】蓋材3として本実施例では、外側から順に
ポリエステルフィルム、一軸延伸ポリエチレンフィル
ム、アルミ箔、イージーピールシーラントを積層したシ
ートを使用しており、このシートを打ち抜く際に、一軸
延伸ポリエチレンフィルムの延伸方向と摘み片3aとの
位置関係が図1の如くなるように、かつ摘み片3aの両
側にノッチ3bを形成するようにして打ち抜くことで形
成されている。なお、ポリエステルフィルムと一軸延伸
ポリエチレンフィルムの間には適宜説明文等の印刷を施
している。
【0010】上記の収納容器1を使用するに際しては、
図3に示すように、蓋材3の摘み片3aを引っ張ること
により蓋材3を引き裂いて開封する。この場合、蓋材3
には一軸延伸ポリエチレンフィルムが積層されているの
で、図4に示す如く摘み片3aの幅で開封が行われ、開
口部3cの両側に蓋材3の一部分が残留部分3dとして
残った状態となる。したがって、ゴキブリは開口部3c
から中の毒餌Pを食べることができるとともに、蓋材3
の残留部分3dにより毒餌Pが脱落することなく凹所2
c内に保持されることになる。
【0011】図5は本考案の他の実施例としてのゴキブ
リ用毒餌の収納容器を示す斜視図である。
【0012】この実施例のゴキブリ用毒餌の収納容器1
は、先の実施例のものと略同じ構成であるが、蓋材3の
形状が異なっている。すなわち、矢印A方向に引裂性を
有する蓋材3に2つの摘み片3a,3aを図示の如く反
対向きに設け、その根元にそれぞれノッチ3bを形成し
ている。
【0013】本実施例の収納容器1は、使用する時に、
図6に示すように各摘み片3aを反対向きにそれぞれ引
っ張ることにより蓋材3の両側を引き裂いて開封する。
これにより、図7に示す如く中央に所定幅の残留部分3
dを残して両側に開口部3cが形成される。
【0014】上記の各収納容器1を製造するに際して
は、複数の容器本体2をその底板部2aで連接してなる
樹脂成形品を形成し、各容器本体2の凹所2c内に毒餌
Pを充填した後、各容器本体2に蓋材3をそれぞれ貼着
し、各容器本体2を底板部2aで切断して単体の収納容
器1とする。なお、底板部2aの境界に破断可能なミシ
ン目を入れた状態で商品とし、使用時にこのミシン目で
単体の収納容器1を適宜切り取って使用するようにして
もよい。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のゴキブリ
用毒餌の収納容器は、樹脂成形品からなる容器本体と、
一部を残して引裂開封される蓋材とで構成したので、部
材数が2パーツと少なくて済みしかも製造工程が簡単で
あることから低いコストで製造することができ、しかも
開封後は底板部を下にしてゴキブリの通り道や集まりや
すい場所に安定した状態で置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴキブリ用毒餌の収納容器の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1に示す収納容器の開封方法を説明するため
の斜視図である。
【図4】図1に示す収納容器の開封後の斜視図である。
【図5】ゴキブリ用毒餌の収納容器の他の実施例を示す
斜視図である。
【図6】図5に示す収納容器の開封方法を説明するため
の斜視図である。
【図7】図5に示す収納容器の開封後の斜視図である。
【符号の説明】 1 収納容器 2 容器本体 2a 底板部 2b 周壁部 2c 凹所 3 蓋材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ状の底板部と該底板部の内側周
    縁辺に連接して該底板部から同一高さの平坦な上面を有
    するように突設された周壁部と該周壁部で囲まれた凹所
    とを備えた樹脂成形品からなる容器本体と、前記凹所に
    毒餌を収納した後に前記周壁部の上面に貼着される蓋材
    とで構成され、該蓋材は一方向に引裂性を有するシート
    からなり、一部を残して引裂開封されるようになってい
    ることを特徴とするゴキブリ用毒餌の収納容器。
JP1992035503U 1992-04-30 1992-04-30 ゴキブリ用毒餌の収納容器 Expired - Fee Related JP2605480Y2 (ja)

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