JP2605457B2 - 画像符号化手法 - Google Patents

画像符号化手法

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JP2605457B2
JP2605457B2 JP19362790A JP19362790A JP2605457B2 JP 2605457 B2 JP2605457 B2 JP 2605457B2 JP 19362790 A JP19362790 A JP 19362790A JP 19362790 A JP19362790 A JP 19362790A JP 2605457 B2 JP2605457 B2 JP 2605457B2
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JP
Japan
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眞也 角野
達郎 重里
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は画像信号を伝送または記録する場合に、原信
号の符号量を削減して伝送容量の削減または記録時間の
延長をはかる画像符号化手法に関するものである。
従来の技術 従来の画像符号化手法においては、直交変換された信
号を、周波数の高さに対応する順番に並べ換えてそのま
ま符号化していた。画像は隣接画素間の相関が強く、低
周波成分が高周波成分よりも格段に振幅が大きくなる。
従ってインターレースされた静止画や準静止画では、画
素値の時間的な変化が少なく、非インターレース信号に
変換して後、直交変換を行って、低周波数に対応する成
分から順番に符号化すれば、高周波数に対応する成分は
殆ど0となり、高周波数を符号化しないことによりかな
り効率の高い高能率符号化を行うことが出来る。
一方、動画においては、水平方向には低周波数に対応
する成分の振幅が高周波数成分に対応する成分の振幅よ
り大きく、低周波数成分より符号化することにより圧縮
が可能となるが、動きによってフィールド間の相関が弱
くなるので垂直方向には非インターレースした場合には
高周波数に対応する成分の振幅が大きくなり、圧縮が困
難である。従って、動画では非インターレース信号に変
換せずにフィールド内で直交変換して並べ換える手法が
用いられる。第3図は、4ラインで1フィールドを構成
した1フレームのブロックの並べ替えの一例であり、各
行は水平方向に直交変換して左側に低周波数に対応する
成分がくるように並べてある。また、第i成分は垂直周
波数の低周波数に対応する成分からi番目の成分であ
る。第3図のように並べた場合には左上方の成分の振幅
が大きく、右下方の成分の振幅が小さくなり、右下方の
成分を符号化しないことにより高能率符号化が実現でき
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、動画でも多くはフィールド間に相関が
あり、前記のようなフィールド間の相関を使わない画像
符号化手法は効率がよくない。
本発明はかかる点に鑑み、従来よりも更に圧縮率を向
上させた画像符号化手法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は1フレームを構成する各フィールド内で水平
m点垂直n点の2次元直交変換された信号に対し、前記
各フィールドの対応する周波数成分の和と差を計算し、
水平周波数が低い周波数に対応する成分からj番目で垂
直周波数が低い周波数に対応する成分からi番目のフィ
ールド間の画素の和を第(i,j)成分とし、水平周波数
が低い周波数に対応する成分からj番目で垂直周波数が
低い周波数に対応する成分からi番目のフィールド間の
画素の差を第(n+i,j)成分とする2n行m列の行列を
構成し、この行列をこの水平・垂直関係を保ったまま高
能率符号化することを特徴とする画像符号化手法、およ
び1フレームを構成する各フィールド内で水平m点垂直
n点の2次元直交変換された信号に対し、前記各フィー
ルドの対応する周波数成分の和と差を計算し、水平周波
数が低い周波数に対応する成分からj番目で垂直周波数
が低い周波数に対応する成分からi番目のフィールド間
の画素の和を第(2i,j)成分とし、水平周波数が低い周
波数に対応する成分からj番目で垂直周波数が低い周波
数に対応する成分からi番目のフィールド間の画素の差
を第(2n+i,j)成分とする2n行m列の行列を構成し、
この行列をこの水平・垂直関係を保ったまま高能率符号
化することを特徴とする画像符号化手法である。
作用 本発明は前記した構成により、フィールド間の画素値
の和と差をとって、前述の順番に並べ換えることによ
り、振幅が大きい成分と振幅が小さい成分に効率よく分
離することができ、殆どの動画で従来例のように各フィ
ールドで独立に符号化するよりも圧縮率を高めて符号量
を削減することができる。
実施例 第1図は第1の発明の画像符号化手法を示すブロック
構成図である。同図は従来例の構成図(第3図)に対応
しており、第i成分間の和は第1フィールドの第i成分
と第2フィールドの第i成分の和であり、第i成分間の
差は第1フィールドの第i成分と第2フィールドの第i
成分の差である。
一般に、画像信号をフィールド内で垂直方向に直交変
換すると、前述のように第i成分は垂直周波数の低周波
数に対応する成分からi番目の成分とすると、 第1成分の振幅>第2成分の振幅>第3成分の振幅>第
4成分の振幅 となり、従って、 第1成分間の和の振幅>第2成分間の和の振幅>第3成
分間の和の振幅>第4成分間の和の振幅 第1成分間の差の振幅>第2成分間の差の振幅>第3成
分間の差の振幅>第4成分間の差の振幅 となる。視覚の動画に対する識別能率は静止画に比べる
と低く、従って、フィールド間差信号はフィールド間和
信号ほど視覚的な重要性は低い。更にフィルード内信号
でも低周波数に対応する成分の方が高周波数に対応する
成分よりも視覚的に重要なことが知られており、以上の
理由からフィールド間差信号を和信号よりも圧縮し、高
周波数に対応する成分を低周波数に対応する成分よりも
圧縮する重み付けが行われ、その結果、 第1成分間の和の振幅>第2成分間の和の振幅>第3成
分間の和の振幅>第4成分間の和の振幅>第1成分間の
差の振幅>第2成分間の差の振幅>第3成分間の差の振
幅>第4成分間の差の振幅 となることが多い。従って、本発明のような成分配置に
することにより左上方の振幅が大きく右下の振幅が小さ
くなり、右下方の成分を符号化しないことにより高能率
符号化が実現できる。この集中度は従来例よりも高く、
より圧縮が可能である。
以上のように、本実施例によれば和と差をとって並べ
かえることにより、符号化効率を高めることができる。
第2図は第2の発明の画像符号化手法を示すブロック
構成図である。本実施例は先の実施例の垂直方向の成分
を並べ替えたものでる。
フレーム間符号化を用いた場合には、フィールド間の
差信号は和信号よりは振幅が小さいが、かなり大きな値
となる。また、フレーム間で信号が累積するので、差信
号を和信号よりも圧縮することができない。従って、振
幅の分布は 第1成分間の和の振幅>第1成分間の差の振幅>第2成
分間の和の振幅>第2成分間の差の振幅>第3成分間の
和の振幅>第3成分間の差の振幅>第4成分間の和の振
幅>第4成分間の差の振幅 となる。従って、第2図のように各成分を並べることに
より、左上方の振幅が大きく右下の振幅が小さくなり、
右下方の成分を符号化しないことにより高能率符号化が
実現できる。
以上のように、本実施例によれば和と差をとって並べ
かえることにより、符号化効率を高めることができる。
なお、第1および第2の実施例に於て、直交変換する
ブロックを構成するライン数を8ライン/フィールド以
外にしてもよく、また、低周波数に対応する成分は本実
施例のように和と差をとり、高周波数に対応する成分は
従来例のように和と差を取らずに符号化してもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、フィールド間
の和と差をとることにより従来例よりも圧縮率を高めて
符号量を削減することができ、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明における符号化ブロックの構成図、
第2図は第2の発明における符号化ブロックの構成図、
第3図は従来の符号化ブロックの構成図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームを構成する各フィールド内で水
    平m点垂直n点の2次元直交変換された信号に対し、前
    記各フィールドの対応する周波数成分の和と差を計算
    し、水平周波数が低い周波数に対応する成分からj番目
    で垂直周波数が低い周波数に対応する成分からi番目の
    フィールド間の画素の和を第(i,j)成分とし、水平周
    波数が低い周波数に対応する成分からj番目で垂直周波
    数が低い周波数に対応する成分からi番目のフィールド
    間の画素の差を第(n+i,j)成分とする2n行m列の行
    列を構成し、この行列をこの水平・垂直関係を保ったま
    ま高能率符号化することを特徴とする画像符号化手法。
  2. 【請求項2】1フレームを構成する各フィールド内で水
    平m点垂直n点の2次元直交変換された信号に対し、前
    記各フィールドの対応する周波数成分の和と差を計算
    し、水平周波数が低い周波数に対応する成分からj番目
    で垂直周波数が低い周波数に対応する成分からi番目の
    フィールド間の画素の和を第(2i,j)成分とし、水平周
    波数が低い周波数に対応する成分からj番目で垂直周波
    数が低い周波数に対応する成分からi番目のフィールド
    間の画素の差を第(2n+i,j)成分とする2n行m列の行
    列を構成し、この行列をこの水平・垂直関係を保ったま
    ま高能率符号化することを特徴とする画像符号化手法。
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EP91306625A EP0467718B1 (en) 1990-07-20 1991-07-19 Image coding apparatus and image decoding apparatus
DE69121995T DE69121995T2 (de) 1990-07-20 1991-07-19 Bild-kodiereinrichtung und Bild-dekodiereinrichtung
HK98101195A HK1002135A1 (en) 1990-07-20 1998-02-16 Image coding apparatus and image decoding apparatus

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