JP2605228B2 - 磁気治療用椅子 - Google Patents

磁気治療用椅子

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JP2605228B2
JP2605228B2 JP6298418A JP29841894A JP2605228B2 JP 2605228 B2 JP2605228 B2 JP 2605228B2 JP 6298418 A JP6298418 A JP 6298418A JP 29841894 A JP29841894 A JP 29841894A JP 2605228 B2 JP2605228 B2 JP 2605228B2
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義夫 梶原
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有限会社磁気研究所
四国電設工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気治療用の磁石を組
み込んだ磁気治療用椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁石を利用した磁気治療機器
が種々提案されており、その一つとして椅子に複数個の
磁石を敷設してこれに着座した被治療者の体に該磁石か
らの磁力線をあてて所要の治療効果をあげるようにした
磁気治療用椅子がある。かかる磁気治療用椅子は、通常
の椅子に着座したと同様の感覚で治療を受けることがで
きることから、例えばヘッドの横臥面に磁石を敷設して
構成される磁気治療用ベッド等のように被治療者が長時
間横臥状態で治療を受けるものに比して、治療時間中に
おける被治療者の束縛感が少ないという利点があり、こ
のため急速に普及しつつある。
【0003】また、一般に磁気治療用椅子は、できるだ
け被治療者の体の広い範囲に磁力線をあてて治療効果を
あげるという観点から、着座した被治療者の足部と、大
腿部から臀部にかけての部分と、背中の部分と、首筋か
ら頭部にかけての部分にそれぞれ対応する位置に磁石を
敷設している。また、被治療者自身の治療姿勢の好みに
対応するという観点から、磁気治療用椅子にリクライニ
ング機構を付設して該磁気治療用椅子の背もたれ部分を
起倒自在とすることも一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気治療用
椅子に限らず、一般に磁気治療用機器においては、被治
療者の患部に対して磁力線を的確にあてることが良好な
治療効果をあげる上において重要である。
【0005】ところが、従来の磁気治療用椅子において
は、上述の如くリクライニング機構を付設しているもの
の、起倒作動する背もたれ部分に対して頭部に対応する
部分が固定的に取り付けられていたため、背もたれ部分
を起こした状態と後方へ寝かせた状態とでは磁気治療用
椅子の頭部に対応して敷設された磁石の位置と実際の被
治療者の頭部との位置関係が変化し、少なくとも背もた
れ部分を起こした状態とこれを寝かせた状態のうちいず
れか一方においては被治療者の頭部の部分に磁石が的確
に位置せず、従って十分な治療効果を期待することがで
きないということも考えられる。
【0006】また一方、人体の構造として、例えば椅子
にかけた状態から背中の方を後方へ倒して仰向けに寝る
場合、この背中部分の後傾に拘わらず足の位置が一定位
置に固定されていると窮屈感を覚えるが、背中部分の後
傾と共に膝が次第に伸びるように足の位置が上昇すれば
何ら窮屈感は生じず、逆に安楽感が生じ疲れも少なくな
る傾向がある。しかるに、従来の磁気治療用椅子におい
ては、被治療者の足の部分に対応して敷設される磁石の
位置を固定的に設定していたため、リクライニング機構
により背もたれ部分を後方へ寝かせると膝の部分が窮屈
となり却って疲れを生じるという問題もあった。
【0007】そこで本発明は、磁気治療用椅子におい
て、いかなる治療姿勢においても人体に磁力線を的確に
投射して高い治療効果を得るとともに、安楽姿勢の確保
により疲れのない快適な治療を実現し得るようにした磁
気治療用椅子を提供せんとしてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として、略水平方向に固定配
置されこれに着座した被治療者の臀部及び大腿部を支持
する座面部と、該座面部の後端に起倒可能なる如く枢支
されて上記被治療者の背部を支持する背当部と、該背当
部の上端側に該背当部の高さ方向へ昇降可能に取り付け
られて上記被治療者の頭部をその上方側と後方側とから
囲繞する頭覆部と、上記座面部の前端に上記座面部の前
後方向へ回動自在なる如く枢支されて上記被治療者の足
部を支持する足当部とを備えるとともに、上記座面部と
背当部と頭覆部と足当部にはそれぞれ磁気治療用の磁石
を敷設配置し、さらに、上記背当部をその起倒方向に駆
動する第1駆動手段と、上記頭覆部をその移動方向に駆
動する第2駆動手段と、上記背当部が後方側へ倒伏作動
する時には上記頭覆部を該背当部に接近する降下方向へ
駆動させ上記背当部が前方側へ起立作動する時には該頭
覆部を上記背当部から離間する上昇方向へ駆動させる如
く上記第2駆動手段を上記第1駆動手段の作動に連動し
て作動せしめる第1連動手段と、上記背当部が後方側へ
倒伏作動する時には上記足当部を上方へ回動させ上記背
当部が前方側へ起立作動する時には該足当部を下方側へ
回動させる如く該足当部を上記背当部の作動に連動して
作動せしめる第2連動手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明ではかかる構成とすること
により次のような作用・効果が得られる。即ち、被治療
者は、磁気治療用椅子の座面部に着座し、背中部分を背
当部に、足先部分を足当部に、それぞれ当てがう。ここ
で、背当部の起倒位置が自己の好みに合致していればそ
のまま第2駆動手段を作動させて頭覆部を自己の頭部の
最適位置にセットする。これに対して、最初の着座時に
おける背当部の起倒位置が好みに合わない時には、先ず
第2駆動手段を作動させて頭覆部を自己の頭部の最適位
置にセットし、しかる後、第1駆動手段を作動させて背
当部を適当に起倒させてこれを自己の好みに合わせる。
【0010】この背当部の起倒動作時には、第1駆動手
段による背当部の起倒動作と連動して第2駆動手段によ
る頭覆部の昇降作動が行われ、背当部が後方側へ倒伏作
動する場合には頭覆部が降下作動し、背当部が起立作動
する場合には頭覆部が上昇作動することで該頭覆部と被
治療者の頭部との対応関係が適正状態のまま維持され、
また第2連動手段が作動して背当部が後方側へ倒伏作動
する場合には足当部が上向作動し、背当部が起立作動す
る場合には足当部が下向作動することで上半身の姿勢に
対応した安楽姿勢が自動的に実現される。
【0011】姿勢の調整が完了した時点で、座面部と背
当部と頭覆部と足当部とにそれぞれ敷設配置された磁石
に通電し、磁力線による磁気治療を開始する。
【0012】一方、治療途中において被治療者が姿勢修
正を希望する場合には、第1駆動手段を作動させて背当
部を起倒操作し、好みの姿勢に修正すれば良い。この場
合にも、上記背当部の起倒作動に連動して第1連動手段
と第2連動手段とが作動し、頭覆部と足当部とがそれぞ
れ背当部の起倒位置に対応した最適位置に自動的に設定
されるので、被治療者は姿勢を修正したにも拘わらず引
き続いて頭覆部を自己の頭部の適正位置に位置せしめた
状態で且つ脚部に窮屈感を感じることもなく安楽姿勢で
治療を続行させることができる。
【0013】従って、本発明の磁気治療用椅子によれ
ば、背当部の起倒位置に拘わらず常時安楽な疲れの無い
姿勢でしかも適正な磁力線投射状態で磁気治療を行うこ
とができるものであり、安楽な治療の実現と治療効果の
向上との両立が図れるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の磁気治療用椅子を添付図面に
基づいて具体的に説明すると、図1には本発明の実施例
にかかる磁気治療用椅子Zを示している。この磁気治療
用椅子Zは、被治療者Hが着座姿勢あるいは仰臥姿勢で
磁力線の投射による磁気治療を行うためのものであっ
て、後述する如く座面部1と背当部2と頭覆部3と足当
部4とを備えて構成されている。
【0015】座面部1 上記座面部1は、着座する被治療者Hの大腿部から臀部
にかけての部分を支持するものであって、図1、図5及
び図6に示すように、複数の縦フレーム24,24,・
・により所定間隔をもって連結された左右一対のサイド
フレーム23,23をそれぞれ台フレーム6,6により
浮上支持するとともに、該左右一対のサイドフレーム2
3,23の間に複数の磁石M,M,・・を敷設して構成
されている。尚、上記各サイドフレーム23,23の外
側には、それぞれ肘掛部5,5が装着されている。
【0016】背当部2 上記背当部2は、上記座面部1上に着座した被治療者H
の背中部分を支持するものであって、図1、図3及び図
4に示すように、所定間隔をもって離隔対向する左右一
対のサイドフレーム25,25を備えている。この左右
一対のサイドフレーム25,25は、これらの間に跨が
ってその上段部に取り付けられた上下一対のガイドプレ
ート31とガイドプレート32と、下段部に取り付けら
れたカバー支持プレート43とで略梯子状に一体化され
るとともに、上記ガイドプレート32とカバー支持プレ
ート43の間には上記各サイドフレーム25,25に添
わせてサイドプレート26,26を配置している。そし
て、この左右一対のサイドプレート26,26の間に跨
がって複数の連結バー28,28,・・を多段状に取り
付けるとともに、該各サイドプレート26,26の間に
は上記各連結バー28,28,・・により支持した状態
で複数の磁石M,M,・・を敷設配置している。
【0017】そして、この背当部2は、上記左右一対の
サイドフレーム25,25の下端を、上記座面部1の左
右一対のサイドフレーム23,23の後端部に対してそ
れぞれ支点ピン19,19により前後方向に起倒自在に
枢支せしめることで該座面部1と一体化されている。さ
らに、この背当部2の上記各サイドフレーム25,25
の最下端に横設配置した横桁27には、下方に突出する
略L字状の固定アーム13が固定されるとともに、該固
定アーム13の先端にはリンクバー12の一端が連結さ
れている。さらに、このリンクバー12の他端は、大ギ
ヤ10の側面にその径方向外方へ延出状態で固定配置さ
れた揺動アーム11の先端に連結されている。また、こ
の大ギヤ10は、ピニオンギヤ9に噛合せしめられると
ともに、該ピニオンギヤ9は上記座面部1の下面側に固
定されたモータブラケット34により支持されたブレー
キ22付きの起倒用モータ7により駆動されるようにな
っている。
【0018】従って、上記背当部2は、上記起倒用モー
タ7が回転することで上記揺動アーム11とリンクバー
12のクランク作用により、上記支点ピン19を中心と
して図1に実線図示する起立位置と同図に鎖線図示(符
号2′参照)する最後傾位置との間で前後方向に起倒駆
動される(即ち、この実施例においては、上記起倒用モ
ータ7が特許請求の範囲中の第1駆動手段Aに該当す
る)。尚、上記起倒用モータ7は、起倒用スイッチ72
のON操作に基づいてコントロールユニット71から出
力される制御信号により作動制御される。
【0019】頭覆部3 上記頭覆部3は、被治療者Hの首筋から頭部にかけての
部分に磁力線を投射するものであって、図1、図2及び
図4に示すように、前後一対の円弧状のプレート材4
7,47間を連結バー49,49により連結するととも
にその内側に複数の磁石M,M,・・を敷設配置してな
り被治療者Hの頭部の上面側を覆う第1磁石ホルダー4
5と、上下一対の円弧状のプレート材48,48間を連
結バー50,50により連結するとともにその内側に複
数の磁石M,M,・・を敷設配置してなり被治療者Hの
首筋から後頭部の部分を覆う第2磁石ホルダー46とを
一体的に連結して構成されている。
【0020】また、上記頭覆部3の上記第2磁石ホルダ
ー46には、U字状に屈曲形成されるとともにその下端
部が上記背当部2側のガイドプレート31及びガイドプ
レート32に対して貫通状態で相対変位可能に支持され
た左右一対の支持ポスト38,38が取り付けられてい
る。さらに、この支持ポスト38,38の下端には、図
1及び図3に示すように、ポスト固定具41に立設固定
された左右一対のガイドポスト39,39が、スプリン
グ40を介して摺動可能に内挿されている。従って、上
記頭覆部3は、上記ポスト固定具41が上下方向に移動
することでこれと一体的に昇降駆動されることになる。
【0021】さらに、上記ポスト固定具41は、チエー
ン固定具42を介してエンドレスのチエーン37に連結
されている。また、このチエーン37は、上記ガイドプ
レート32側に支持されたスプロケット36と、図4に
示すように上記横桁27に対してモータブラケット18
により固定された昇降用モータ8に設けられたスプロケ
ット35との間に掛け回されている。
【0022】従って、上記昇降用モータ8が回転し上記
チエーン37が走行することで上記ポスト固定具41が
昇降し、これによって上記頭覆部3が上下方向に昇降駆
動されることとなる。即ち、この実施例においては、上
記昇降用モータ8が特許請求の範囲中の第1駆動手段B
に該当する。
【0023】尚、この昇降用モータ8は、昇降用スイッ
チ73のON操作により上記コントロールユニット71
から出力される制御信号によりその作動が制御されるこ
とを基本とするが、これとは別に上記起倒用スイッチ7
2がON操作された時にはこれと連動して上記コントロ
ールユニット71から出力される制御信号により連動し
て作動するように構成されている。但し、この起倒用ス
イッチ72との連動による作動時における回転速度は、
スピードコントローラ74によって、昇降用スイッチ7
3が単独操作された場合の回転速度以下の速度に任意に
調整できるようになっている。これは、背当部2の起倒
に伴う被治療者Hの頭部の変化速度と上記頭覆部3の昇
降速度とを対応させることで該頭覆部3と被治療者Hの
頭部との相対位置関係を背当部2の起倒動作に拘わらず
常時適正状態に維持するためである。従って、この実施
例においては、上記コントロールユニット71とスピー
ドコントローラ74とで特許請求の範囲中の第1連動手
段Cが構成される。
【0024】足当部4 上記足当部4は、被治療者Hの足先部分を支持して所定
の磁気治療を行わしめるものであって、図1及び図6に
示すように、次述する基端部材51と先端部材52とで
構成されている。
【0025】上記基端部材51は、その一端が上記座面
部1の左右一対のサイドフレーム23,23の前端部に
対して支点ピン20により前後方向に揺動自在に枢支さ
れた筒状部材でなる左右一対の外筒材54,54を、そ
の前面にクッション67を装着したプレート56によっ
て連結するとともに、該左右一対の外筒材54,54内
に、クッション68を備えたプレート57の左右両端に
それぞれ立設固定された左右一対の内筒材55,55を
伸縮自在に嵌挿して構成される。尚、この内筒材55,
55の伸縮位置、即ち、上記支点ピン20,20に対す
る上記プレート57の離隔位置は、図示しないロック機
構により任意に設定可能とされている。
【0026】また、この左右一対の外筒材54,54に
は、上記座面部1の下面側に配設される連結バー15の
一端が連結されている。この連結バー15の他端側には
長穴16が形成されているとともに、この長穴16に
は、上記背当部2の最下端に位置する上記横桁27に突
設した固定アーム14に設けた係合ピン17が摺動変位
可能に係入されている。
【0027】従って、上記基端部材51は、上記長穴1
6と係合ピン17との非係合状態が維持される範囲内に
おいてはこれを手で持って前後方向へ任意に移動させる
ことができる。また、上記基端部材51が図1に実線図
示する最下位位置にある場合において上記背当部2がそ
の起立位置から最後傾位置側に傾倒すると、上記基端部
材51は、上記長穴16と係合ピン17とが非係合状態
とされる倒伏動作の初期段階においては不作動とされる
ものの、背当部2がさらに倒伏作動して上記長穴16と
係合ピン17とが係合すると該背当部2の倒伏作動力が
連結バー15を介して基端部材51に伝達されることか
ら、それ以後においては該背当部2の後傾量の増大とと
もにその最下位位置から図1に鎖線図示(符号4′参
照)する最上位位置まで連続的に上昇変位せしめられ
る。即ち、この実施例においては、上記連結バー15が
特許請求の範囲中の第2連動手段Dに該当する。
【0028】上記先端部材52は、被治療者Hの足先部
分が載置されるものであって、所定幅をもつプレート体
で構成され、その上面には複数の磁石M,M,・・が敷
設配置されるとともにクッション70が設けられてい
る。そして、この先端部材52は、その一端が上記基端
部材51のプレート57に対して支点ピン21により上
下方向に揺動自在に枢支されるとともに、その下面側に
は床面G上を転動するローラー53,53が設けられて
いる。
【0029】磁気治療椅子Zの使用方法等 続いて、上述の如き構成の磁気治療椅子Zの使用方法等
について説明すると、使用に際しては、図1に実線図示
するように背当部2を起立位置に設定するとともに、上
記頭覆部3を上昇させておく。かかる状態で被治療者H
が上記座面部1上に腰を下ろし、その背中部分を背当部
2側に当てがう。ここで、各部の位置調整を行う。即
ち、先ず、昇降用スイッチ73を操作して頭覆部3を降
下させてこれを自己の頭部の最適位置に設定する。ま
た、足先を上記足当部4上に置いた状態で膝が必要以上
に持ち上がらないかを調べ、必要以上に持ち上がってい
れば大腿部が座面部1側の磁石M,M,・・から離れ過
ぎて十分な治療効果が期待できないということも考えら
れるため、この場合にはロック機構を操作して足当部4
の基端部材51の長さ調整を行い(即ち、図1に実線図
示する位置と鎖線図示(符号4″参照)との間で調整す
る)、安楽な姿勢となるようにする。
【0030】次に、現在は背当部2が起立位置に設定さ
れているが、自己の好みとしてこれで良いかどうかを考
えて、もし、これよりも後方へ倒伏した姿勢が好みと思
う場合には、起倒用スイッチ72を操作して背当部2を
好みの位置まで倒伏させる。この背当部2の倒伏作動時
には、これに連動して上記頭覆部3が降下し、先に調整
した頭覆部3と自己の頭部との相対位置関係がそのまま
維持される。また、背当部2の倒伏量が所定以上である
場合には、該背当部2の倒伏作動に連動して足当部4が
上昇変位して足先側が持ち上げられ、体の倒伏状態に対
応した安楽姿勢がとられる。
【0031】全ての姿勢調整が完了した時点で、座面部
1と背当部2と頭覆部3と足当部4とにそれぞれ敷設配
置された磁石M,M,・・にそれぞれ通電し、磁力線に
よる磁気治療を開始する。
【0032】一方、治療途中において被治療者Hが姿勢
修正を希望することもあるが、かかる場合には、起倒用
スイッチ72操作して背当部2を適宜に起倒させ、好み
の姿勢に修正すれば良い。この場合にも、上記背当部2
の起倒作動に連動して上記頭覆部3と足当部4とがそれ
ぞれ背当部の起倒位置に対応した最適位置に自動的に設
定されるので、被治療者Hは姿勢を修正したにも拘わら
ず引き続いて頭覆部3を自己の頭部に対して最適位置に
位置せしめた状態で且つ脚部に窮屈感を感じることもな
く安楽姿勢で治療を続行することができる。
【0033】このように、この実施例の磁気治療用椅子
Zによれば、背当部2の起倒位置に拘わらず常時安楽な
疲れの無い姿勢でしかも適正な磁力線投射状態で磁気治
療を行うことができるものであり、安楽な治療の実現と
治療効果の向上との両立が図れ、延いては磁気治療椅子
Zとしての商品価値の向上が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる磁気治療用椅子の全体
図である。
【図2】図1のII-II矢視図である。
【図3】図1のIII-III矢視図である。
【図4】図1のIV-IV矢視図である。
【図5】図1のV-V矢視図である。
【図6】図1のVI-VI矢視図である。
【符号の説明】
1は座面部、2は背当部、3は頭覆部、4は足当部、5
は肘掛部、6は台フレーム、7は起倒用モータ、8は昇
降用モータ、9はピニオンギヤ、10は大ギヤ、11は
揺動アーム、12はリンクバー、13は固定アーム、1
4は固定アーム、15は連結バー、16は長穴、17は
係合ピン、18はモータブラケット、19は支点ピン、
20は支点ピン、21は支点ピン、22はブレーキ、2
3はサイドフレーム、24は縦フレーム、25はサイド
フレーム、26はサイドプレート、27は横桁、28は
連結バー、29は縦継材、31はガイドプレート、32
はガイドプレート、33はカバー、34はモータブラケ
ット、35はスプロケット、36はスプロケット、37
はチエーン、38は支持ポスト、39はガイドポスト、
40はスプリング、41はポスト固定具、42はチエー
ン固定具、43はカバー支持プレート、45は第1磁石
ホルダー、46は第2磁石ホルダー、47はプレート
材、48はプレート材、49は連結バー、50は連結バ
ー、51は基端部材、52は先端部材、53はローラ
ー、54は外筒材、55は内筒材、56はプレート、5
7はプレート、67〜70はクッション、71はコント
ロールユニット、72は起倒用スイッチ、73は昇降用
スイッチ、74はスピードコントローラ、Aは第1駆動
手段、Bは第2駆動手段、Cは第1連動手段、Dは第2
連動手段、Gは床面、Hは被治療者、Mは磁石、Zは磁
気治療用椅子である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に固定配置されこれに着座し
    た被治療者の臀部及び大腿部を支持する座面部と、該座
    面部の後端に起倒可能なる如く枢支されて上記被治療者
    の背部を支持する背当部と、該背当部の上端側に該背当
    部の高さ方向へ昇降可能に取り付けられて上記被治療者
    の頭部をその上方側と後方側とから囲繞する頭覆部と、
    上記座面部の前端に上記座面部の前後方向へ回動自在な
    る如く枢支されて上記被治療者の足部を支持する足当部
    とを備えるとともに、 上記座面部と背当部と頭覆部と足当部にはそれぞれ磁気
    治療用の磁石が敷設配置され、 さらに、上記背当部をその起倒方向に駆動する第1駆動
    手段と、 上記頭覆部をその移動方向に駆動する第2駆動手段と、 上記背当部が後方側へ倒伏作動する時には上記頭覆部を
    該背当部に接近する降下方向へ駆動させ上記背当部が前
    方側へ起立作動する時には該頭覆部を上記背当部から離
    間する上昇方向へ駆動させる如く上記第2駆動手段を上
    記第1駆動手段の作動に連動して作動せしめる第1連動
    手段と、 上記背当部が後方側へ倒伏作動する時には上記足当部を
    上方へ回動させ上記背当部が前方側へ起立作動する時に
    は該足当部を下方側へ回動させる如く該足当部を上記背
    当部の作動に連動して作動せしめる第2連動手段と、を
    備えたことを特徴とする磁気治療用椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520290A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 ムンターマン,アクセル 磁場を用いた治療用機器

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JPH08155042A (ja) 1996-06-18

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