JP2605192Y2 - 湯かき棒 - Google Patents
湯かき棒Info
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- JP2605192Y2 JP2605192Y2 JP1993067316U JP6731693U JP2605192Y2 JP 2605192 Y2 JP2605192 Y2 JP 2605192Y2 JP 1993067316 U JP1993067316 U JP 1993067316U JP 6731693 U JP6731693 U JP 6731693U JP 2605192 Y2 JP2605192 Y2 JP 2605192Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として一般家庭で用
いられる湯かき棒に関する。
いられる湯かき棒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の湯かき棒1は、図5に示すよう
に、板状の撹拌部2と該撹拌部2に立設された柄3とに
より構成されている。前記撹拌部2は、長方形状であ
り、表面4の中央部に固定用穴を有した立設部5が突設
されている。また、前記撹拌部2には、前記表面4側か
ら裏面6側に開口する略長方形状の穴7が設けられてお
り、該穴7は、前記撹拌部2の長手方向に沿って、前記
立設部5と並んで配置されている。
に、板状の撹拌部2と該撹拌部2に立設された柄3とに
より構成されている。前記撹拌部2は、長方形状であ
り、表面4の中央部に固定用穴を有した立設部5が突設
されている。また、前記撹拌部2には、前記表面4側か
ら裏面6側に開口する略長方形状の穴7が設けられてお
り、該穴7は、前記撹拌部2の長手方向に沿って、前記
立設部5と並んで配置されている。
【0003】一方、前記柄3は、前記立設部5に内嵌す
る円筒形の第1円筒部材8と、該第1円筒部材8に形成
された連結部9により一端側が連結された第2円筒部材
10とにより形成されている。該第2円筒部材10の他
端側には、壁掛け用穴11が形成されたキャップ12が
取り付けてある。
る円筒形の第1円筒部材8と、該第1円筒部材8に形成
された連結部9により一端側が連結された第2円筒部材
10とにより形成されている。該第2円筒部材10の他
端側には、壁掛け用穴11が形成されたキャップ12が
取り付けてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
湯かき棒1にあっては、図6に示すように、非使用時に
は、壁13に設けられたフック14を前記壁掛け用穴1
1に挿入し、前記フック14に掛けられ収納される。こ
のとき、湯かき棒1は、前記柄3の伸びる方向が、地面
に対して垂線になるとき安定するが、前記撹拌部2が前
記壁13に当接し、湯かき棒1は斜めに取り付けられ不
安定な状態となる。このため、湯かき棒1には、前記柄
3の伸びる方向が地面に対して垂直になろうとする力が
常に働き、湯かき棒1の壁掛け用穴11はフック14か
ら抜け易い状態となる。この状態を軽減させるために
は、突出量の多いフック14、あるいは、先端部が上方
へ屈曲したフック14を使用しなければならない。ま
た、柄3が壁13の壁面から離れているので、前記壁1
3からの湯かき棒1全体の突出量が大きくなり邪魔にな
る。さらに、大型のクリップが設けられた収納器具を前
記壁13に取り付け、前記クリップにより湯かき棒1の
柄3を挟んで保持する場合であっても、前述と同様の問
題点が生じてしまう。
湯かき棒1にあっては、図6に示すように、非使用時に
は、壁13に設けられたフック14を前記壁掛け用穴1
1に挿入し、前記フック14に掛けられ収納される。こ
のとき、湯かき棒1は、前記柄3の伸びる方向が、地面
に対して垂線になるとき安定するが、前記撹拌部2が前
記壁13に当接し、湯かき棒1は斜めに取り付けられ不
安定な状態となる。このため、湯かき棒1には、前記柄
3の伸びる方向が地面に対して垂直になろうとする力が
常に働き、湯かき棒1の壁掛け用穴11はフック14か
ら抜け易い状態となる。この状態を軽減させるために
は、突出量の多いフック14、あるいは、先端部が上方
へ屈曲したフック14を使用しなければならない。ま
た、柄3が壁13の壁面から離れているので、前記壁1
3からの湯かき棒1全体の突出量が大きくなり邪魔にな
る。さらに、大型のクリップが設けられた収納器具を前
記壁13に取り付け、前記クリップにより湯かき棒1の
柄3を挟んで保持する場合であっても、前述と同様の問
題点が生じてしまう。
【0005】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、非使用時に、安定的に、かつ邪魔
なく収納できる湯かき棒を提供することを目的とする。
なされたものであり、非使用時に、安定的に、かつ邪魔
なく収納できる湯かき棒を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案における湯かき棒にあっては、柄の一端側に
流体を撹拌する板状の撹拌部が設けられた湯かき棒にお
いて、前記撹拌部を、円弧状の周縁及び該周縁の両端よ
りそれぞれ延出して互いに交差する直線状の側縁によっ
て包囲された扇形状に形成し、前記両側縁が交差する前
記撹拌部の角部に前記柄を立設して前記撹拌部を前記柄
の外周面に接する仮想平面より前記柄側に形成するとと
もに、該柄を、前記撹拌部の前記周縁側へ向けて傾斜さ
せ、前記撹拌部に対する前記柄の立設角度を90度未満
に設定し、かつ前記柄の他端側に、前記仮想平面に接す
るとともに前記撹拌部の前記周縁方向へ開口した湾曲面
を有する壁掛け部を形成し、前記仮想平面と接する前記
壁掛け部の部位に壁掛け用穴を設ける一方、前記撹拌部
に、その表面側より裏面側へ開口する穴を形成し、該穴
の周辺部に、前記柄側から前記穴へ向かうに従って前記
裏面側に傾斜する案内面を形成した。
に、本考案における湯かき棒にあっては、柄の一端側に
流体を撹拌する板状の撹拌部が設けられた湯かき棒にお
いて、前記撹拌部を、円弧状の周縁及び該周縁の両端よ
りそれぞれ延出して互いに交差する直線状の側縁によっ
て包囲された扇形状に形成し、前記両側縁が交差する前
記撹拌部の角部に前記柄を立設して前記撹拌部を前記柄
の外周面に接する仮想平面より前記柄側に形成するとと
もに、該柄を、前記撹拌部の前記周縁側へ向けて傾斜さ
せ、前記撹拌部に対する前記柄の立設角度を90度未満
に設定し、かつ前記柄の他端側に、前記仮想平面に接す
るとともに前記撹拌部の前記周縁方向へ開口した湾曲面
を有する壁掛け部を形成し、前記仮想平面と接する前記
壁掛け部の部位に壁掛け用穴を設ける一方、前記撹拌部
に、その表面側より裏面側へ開口する穴を形成し、該穴
の周辺部に、前記柄側から前記穴へ向かうに従って前記
裏面側に傾斜する案内面を形成した。
【0007】
【作用】前記構成において、非使用時に、前記仮想平面
が壁に面するように、前記湯かき棒を壁に掛ける。この
とき、前記柄の一端側に設けられた撹拌部は、前記柄の
外周面に接する前記仮想平面より前記柄側に設けられて
いるため、前記撹拌部は壁に当接せず、前記湯かき棒は
前記壁に対して斜めに取り付けられることはない。ま
た、前記柄は、前記撹拌部側に傾斜して立設されている
ので、湯かき棒を床に置く場合、前記湯かき棒の重心は
前記撹拌部上に位置する。
が壁に面するように、前記湯かき棒を壁に掛ける。この
とき、前記柄の一端側に設けられた撹拌部は、前記柄の
外周面に接する前記仮想平面より前記柄側に設けられて
いるため、前記撹拌部は壁に当接せず、前記湯かき棒は
前記壁に対して斜めに取り付けられることはない。ま
た、前記柄は、前記撹拌部側に傾斜して立設されている
ので、湯かき棒を床に置く場合、前記湯かき棒の重心は
前記撹拌部上に位置する。
【0008】そして、前記柄の他端側の壁掛け用穴を、
前記仮想平面と接する部位に設けたので、壁に設けられ
たフックの突出量が少ない場合であっても、前記湯かき
棒は安定してフックに掛けられる。
前記仮想平面と接する部位に設けたので、壁に設けられ
たフックの突出量が少ない場合であっても、前記湯かき
棒は安定してフックに掛けられる。
【0009】さらに、お湯の中で湯かき棒を上下に動か
し、撹拌部によりお湯を撹拌する場合、湯かき棒を引き
上げる際には、撹拌部の穴の周辺部に形成された案内面
に沿ってお湯が流れるので、前記湯かき棒には、前記柄
の方向、すなわち手元側に向けた力が作用する。
し、撹拌部によりお湯を撹拌する場合、湯かき棒を引き
上げる際には、撹拌部の穴の周辺部に形成された案内面
に沿ってお湯が流れるので、前記湯かき棒には、前記柄
の方向、すなわち手元側に向けた力が作用する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。図1に示すように、本考案に係る湯かき棒1は、
円筒部15が表面4側に立設された板状の撹拌部2と、
前記円筒部15に連結されて柄3を形成する延長部材1
6とにより構成されている。
する。図1に示すように、本考案に係る湯かき棒1は、
円筒部15が表面4側に立設された板状の撹拌部2と、
前記円筒部15に連結されて柄3を形成する延長部材1
6とにより構成されている。
【0011】前記撹拌部2は、図2にも示すように、前
記円筒部15、すなわち前記柄3の外周面に接する仮想
平面17より前記柄3側に設けられ、該柄3を中心とし
た扇形状に形成されている。具体的には、前記撹拌部2
は、円弧状の周縁と、該周縁の両端より延出して交差す
る直線状の側縁とにより包囲された扇形状に形成されて
おり、該撹拌部2の前記両側縁が交差する角部に前記柄
3が立設されることによって、前記撹拌部2は、前記柄
3の外周面に接する仮想平面17より前記柄3側に形成
されている。前記撹拌部2には、前記表面4側から裏面
側に開口する円形の穴7が3つ設けられており、該穴
7,・・・は、前記撹拌部2の周方向に沿って等間隔に
並んで配置されている。前記穴7,・・・の周辺部に
は、前記円筒部15側、すなわち前記柄3側から前記穴
7へ向かうに従って前記裏面側に傾斜する案内面18が
形成されている。また、前記撹拌部2に立設された前記
円筒部15は、図4に示すように、前記撹拌部2の周縁
側に向かって傾斜している。すなわち撹拌部2と円筒部
15の立設角度θは、90度未満に設定されている。
記円筒部15、すなわち前記柄3の外周面に接する仮想
平面17より前記柄3側に設けられ、該柄3を中心とし
た扇形状に形成されている。具体的には、前記撹拌部2
は、円弧状の周縁と、該周縁の両端より延出して交差す
る直線状の側縁とにより包囲された扇形状に形成されて
おり、該撹拌部2の前記両側縁が交差する角部に前記柄
3が立設されることによって、前記撹拌部2は、前記柄
3の外周面に接する仮想平面17より前記柄3側に形成
されている。前記撹拌部2には、前記表面4側から裏面
側に開口する円形の穴7が3つ設けられており、該穴
7,・・・は、前記撹拌部2の周方向に沿って等間隔に
並んで配置されている。前記穴7,・・・の周辺部に
は、前記円筒部15側、すなわち前記柄3側から前記穴
7へ向かうに従って前記裏面側に傾斜する案内面18が
形成されている。また、前記撹拌部2に立設された前記
円筒部15は、図4に示すように、前記撹拌部2の周縁
側に向かって傾斜している。すなわち撹拌部2と円筒部
15の立設角度θは、90度未満に設定されている。
【0012】一方、前記円筒部15に連結された延長部
材16は円筒形状であり、先端部には、前記撹拌部の前
記周縁方向へ開口する湾曲面(図1及び図2参照)を有
した壁掛け部19が形成されている。該壁掛け部19
は、図3に示すように、先端が半球状に加工された延長
部材16を先端側から前記仮想平面17に平行して長さ
方向に沿って裁断した形状であり、前記壁掛け部19の
基端は下方に傾斜した傾斜面21を介して前記延長部材
16に連続している。また、前記壁掛け部19の中央部
には、前記仮想平面17に接した楕円形の壁掛け用穴1
1が設けられおり、前記壁掛け用穴11は前記壁掛け部
19を形成する湾曲面により包囲されている。
材16は円筒形状であり、先端部には、前記撹拌部の前
記周縁方向へ開口する湾曲面(図1及び図2参照)を有
した壁掛け部19が形成されている。該壁掛け部19
は、図3に示すように、先端が半球状に加工された延長
部材16を先端側から前記仮想平面17に平行して長さ
方向に沿って裁断した形状であり、前記壁掛け部19の
基端は下方に傾斜した傾斜面21を介して前記延長部材
16に連続している。また、前記壁掛け部19の中央部
には、前記仮想平面17に接した楕円形の壁掛け用穴1
1が設けられおり、前記壁掛け用穴11は前記壁掛け部
19を形成する湾曲面により包囲されている。
【0013】以上の構成からなる本実施例において、前
記湯かき棒1を使用して風呂の湯を撹拌するとき、湯か
き棒1の前記柄3を握持し、お湯の中で湯かき棒を上下
に動かす。すると、前記撹拌部2によりお湯が撹拌され
る。このとき、湯かき棒1を引き上げると、撹拌部2の
穴7,・・・へ向かって流れるお湯を、穴7,・・・の
周辺部の案内面18,・・・に沿って流すことにより、
湯かき棒1には、前記柄3の方向、すなわち手元側に向
けた力が働く。このため、前記湯かき棒1は、引き上げ
るときに手元に寄せられ、手元から離れにくい。そし
て、前記湯かき棒1を床に置いて、手で湯かげんを確認
するような場合には、前記撹拌部2に立設された柄3が
撹拌部2の周縁側に向け傾斜しているので倒れにくい。
記湯かき棒1を使用して風呂の湯を撹拌するとき、湯か
き棒1の前記柄3を握持し、お湯の中で湯かき棒を上下
に動かす。すると、前記撹拌部2によりお湯が撹拌され
る。このとき、湯かき棒1を引き上げると、撹拌部2の
穴7,・・・へ向かって流れるお湯を、穴7,・・・の
周辺部の案内面18,・・・に沿って流すことにより、
湯かき棒1には、前記柄3の方向、すなわち手元側に向
けた力が働く。このため、前記湯かき棒1は、引き上げ
るときに手元に寄せられ、手元から離れにくい。そし
て、前記湯かき棒1を床に置いて、手で湯かげんを確認
するような場合には、前記撹拌部2に立設された柄3が
撹拌部2の周縁側に向け傾斜しているので倒れにくい。
【0014】次に、図4に示すように、前記湯かき棒1
の壁掛け用穴11を壁13に設けられたフック14に掛
け収納する。このとき、前記撹拌部2は、前記柄3の外
周面に接する仮想平面17より前記柄3側に設けられて
いるので、撹拌部2が壁13に当接することはない。こ
のため、柄3が前記壁13に対して斜めにならず、湯か
き棒1は前記フック14から不用意に抜けることはな
い。また、柄3は壁面と密着するので、壁面からの湯か
き棒1の突出量は少なく邪魔にならない。
の壁掛け用穴11を壁13に設けられたフック14に掛
け収納する。このとき、前記撹拌部2は、前記柄3の外
周面に接する仮想平面17より前記柄3側に設けられて
いるので、撹拌部2が壁13に当接することはない。こ
のため、柄3が前記壁13に対して斜めにならず、湯か
き棒1は前記フック14から不用意に抜けることはな
い。また、柄3は壁面と密着するので、壁面からの湯か
き棒1の突出量は少なく邪魔にならない。
【0015】さらに、前記壁掛け用穴11は前記仮想平
面17に面しているので、壁13に設けられたフック1
4の突出量が少ない場合であっても、フック14が壁掛
け部19の湾曲面を挿通した安定状態で前記湯かき棒1
をフック14に掛ることができる。加えて、前記壁掛け
用穴11に挿入されたフック14は、図4に示したよう
に、壁掛け部19を形成する湾曲面により包囲されてい
るため、フック14が図4のように短い場合には、フッ
ク14が突出せずに安全である。また、前記壁掛け部1
9にお湯が入っても前記傾斜面21が下方に向け傾斜し
ているので、お湯は前記傾斜面21に沿って流れ落ち
る。
面17に面しているので、壁13に設けられたフック1
4の突出量が少ない場合であっても、フック14が壁掛
け部19の湾曲面を挿通した安定状態で前記湯かき棒1
をフック14に掛ることができる。加えて、前記壁掛け
用穴11に挿入されたフック14は、図4に示したよう
に、壁掛け部19を形成する湾曲面により包囲されてい
るため、フック14が図4のように短い場合には、フッ
ク14が突出せずに安全である。また、前記壁掛け部1
9にお湯が入っても前記傾斜面21が下方に向け傾斜し
ているので、お湯は前記傾斜面21に沿って流れ落ち
る。
【0016】一方、湯かき棒1を床に置き配置する場合
にも、壁面側に密着させて置くことができるので、前記
柄3が邪魔になることはない。
にも、壁面側に密着させて置くことができるので、前記
柄3が邪魔になることはない。
【0017】特に、前記撹拌部2は、円弧状の周縁と、
該周縁の両端より延出して交差する直線状の側縁とによ
り包囲された扇形状に形成されており、前記柄3は、前
記両側縁が交差する前記撹拌部2の角部に立設されてい
る。このため、前記各側縁のいずれか一方または両側縁
の交差部分を壁面に接触させた状態で、湯かき棒1を自
立させることにより、前記柄3を前記壁13の壁面に近
接させることができる。したがって、矩形状に形成され
た撹拌部2の一辺中央に柄3を立設した場合のように、
該柄3が立設された前記一辺を壁面に密着させなけれ
ば、前記柄3を壁面に近接させることができない場合と
比較して、起立時における壁面に対する湯かき棒1の向
きに自由度を持たせることができる。
該周縁の両端より延出して交差する直線状の側縁とによ
り包囲された扇形状に形成されており、前記柄3は、前
記両側縁が交差する前記撹拌部2の角部に立設されてい
る。このため、前記各側縁のいずれか一方または両側縁
の交差部分を壁面に接触させた状態で、湯かき棒1を自
立させることにより、前記柄3を前記壁13の壁面に近
接させることができる。したがって、矩形状に形成され
た撹拌部2の一辺中央に柄3を立設した場合のように、
該柄3が立設された前記一辺を壁面に密着させなけれ
ば、前記柄3を壁面に近接させることができない場合と
比較して、起立時における壁面に対する湯かき棒1の向
きに自由度を持たせることができる。
【0018】加えて、壁面が交差するコーナー部へ湯か
き棒1を配置する際には、前記柄3を前記コーナー部の
隅側に合わせることにより、柄3の位置をよりコーナー
部の隅へ近接させることができる。よって、どのような
形状の撹拌部2であっても、その一辺中央に柄3が起立
され、柄3の位置をコーナー部の隅側へ近接させようと
した際に、当該一辺の両端が壁面に当接してしまい、コ
ーナー部の隅側へ近接させることができない場合と比較
して、コーナー部への配置にも適している。
き棒1を配置する際には、前記柄3を前記コーナー部の
隅側に合わせることにより、柄3の位置をよりコーナー
部の隅へ近接させることができる。よって、どのような
形状の撹拌部2であっても、その一辺中央に柄3が起立
され、柄3の位置をコーナー部の隅側へ近接させようと
した際に、当該一辺の両端が壁面に当接してしまい、コ
ーナー部の隅側へ近接させることができない場合と比較
して、コーナー部への配置にも適している。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案の湯かき棒に
あっては、湯かき棒を壁に掛ける際に、前記撹拌部が壁
に当接して壁面に対して斜めに取り付けられることは無
く、安定的に収納できる。また、前記柄は壁面と密着す
るので、壁面からの前記湯かき棒の突出量は少なくなり
邪魔にならない。さらに、前記湯かき棒を床に置く際に
は、前記湯かき棒の重心は、前記撹拌部上に位置するの
で、倒れにくくなる。
あっては、湯かき棒を壁に掛ける際に、前記撹拌部が壁
に当接して壁面に対して斜めに取り付けられることは無
く、安定的に収納できる。また、前記柄は壁面と密着す
るので、壁面からの前記湯かき棒の突出量は少なくなり
邪魔にならない。さらに、前記湯かき棒を床に置く際に
は、前記湯かき棒の重心は、前記撹拌部上に位置するの
で、倒れにくくなる。
【0020】特に、前記撹拌部は、円弧状の周縁と、該
周縁の両端より延出して交差する直線状の側縁とにより
包囲された扇形状に形成されており、前記柄は、前記両
側縁が交差する前記撹拌部の角部に立設されている。こ
のため、前記各側縁のいずれか一方または両側縁の交差
部分を壁面に接触させた状態で、湯かき棒を自立させる
ことにより、前記柄を前記壁面に近接させることができ
る。したがって、矩形状に形成された撹拌部の一辺中央
に柄を立設した場合のように、該柄が立設された前記一
辺を壁面に密着させなければ、前記柄を壁面に近接する
ことができない場合と比較して、起立時における壁面に
対する湯かき棒の向きに自由度を持たせることができ
る。
周縁の両端より延出して交差する直線状の側縁とにより
包囲された扇形状に形成されており、前記柄は、前記両
側縁が交差する前記撹拌部の角部に立設されている。こ
のため、前記各側縁のいずれか一方または両側縁の交差
部分を壁面に接触させた状態で、湯かき棒を自立させる
ことにより、前記柄を前記壁面に近接させることができ
る。したがって、矩形状に形成された撹拌部の一辺中央
に柄を立設した場合のように、該柄が立設された前記一
辺を壁面に密着させなければ、前記柄を壁面に近接する
ことができない場合と比較して、起立時における壁面に
対する湯かき棒の向きに自由度を持たせることができ
る。
【0021】加えて、壁面が交差するコーナー部へ配置
する際には、前記柄を前記コーナー部の隅側に合わせる
ことにより、柄の位置を、よりコーナー部の隅側へ近接
させることができる。よって、どのような形状の撹拌部
であっても、その一辺中央に柄が起立され、柄の位置を
コーナー部の隅側へ近接させようとした際に、当該一辺
の両端が壁面に当接してしまい、コーナー部の隅側へ近
接させることができない場合と比較して、コーナー部へ
の配置にも適している。
する際には、前記柄を前記コーナー部の隅側に合わせる
ことにより、柄の位置を、よりコーナー部の隅側へ近接
させることができる。よって、どのような形状の撹拌部
であっても、その一辺中央に柄が起立され、柄の位置を
コーナー部の隅側へ近接させようとした際に、当該一辺
の両端が壁面に当接してしまい、コーナー部の隅側へ近
接させることができない場合と比較して、コーナー部へ
の配置にも適している。
【0022】また、前記壁掛け用穴を、前記仮想平面と
接する部位に設けたので、壁に設けられたフックの突出
量が少ない場合であっても、フックが湾曲面を挿通した
安定状態で前記湯かき棒をフックに掛けることができ
る。これにより、前記フックの突出量を少なくすること
ができるので、湯かき棒を使用しているとき、すなわち
フックが露出しているときでも、フックの突出量が少な
く安全性を高めることができる。また、前記フックの先
端部を上方に向けて曲げる必要もなくなり、曲げの無い
フックが使用できる。この場合には、フックと壁掛け用
穴との係合が簡単に行え、湯かき棒の取り付け、取り外
しが容易に行える。加えて、前記壁掛け用穴に挿入され
たフックを、壁掛け部を形成する湾曲面により包囲する
ことができるので、フックの露出を押さえることがで
き、安全である。
接する部位に設けたので、壁に設けられたフックの突出
量が少ない場合であっても、フックが湾曲面を挿通した
安定状態で前記湯かき棒をフックに掛けることができ
る。これにより、前記フックの突出量を少なくすること
ができるので、湯かき棒を使用しているとき、すなわち
フックが露出しているときでも、フックの突出量が少な
く安全性を高めることができる。また、前記フックの先
端部を上方に向けて曲げる必要もなくなり、曲げの無い
フックが使用できる。この場合には、フックと壁掛け用
穴との係合が簡単に行え、湯かき棒の取り付け、取り外
しが容易に行える。加えて、前記壁掛け用穴に挿入され
たフックを、壁掛け部を形成する湾曲面により包囲する
ことができるので、フックの露出を押さえることがで
き、安全である。
【0023】さらに、湯の中で湯かき棒を引き上げた際
に撹拌部の穴へ向かって流れるお湯を、穴の周辺部の案
内面に沿って流すことにより、湯かき棒には、柄の方
向、すなわち手元側に向けた力が働く。このため、前記
湯かき棒は、引き上げるときに手元に寄せられ、手元か
ら離れにくいので、使い勝手が向上する。
に撹拌部の穴へ向かって流れるお湯を、穴の周辺部の案
内面に沿って流すことにより、湯かき棒には、柄の方
向、すなわち手元側に向けた力が働く。このため、前記
湯かき棒は、引き上げるときに手元に寄せられ、手元か
ら離れにくいので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す湯かき棒の外観斜視図
である。
である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例の壁掛け部を示す側面図である。
【図4】同実施例の湯かき棒がフックに掛けられた状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図5】従来例を示す湯かき棒の外観斜視図である。
【図6】同従来例の湯かき棒がフックに掛けられた状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 湯かき棒 2 撹拌部 3 柄 7 穴 17 仮想平面 18 案内面 θ 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 柄の一端側に流体を撹拌する板状の撹拌
部が設けられた湯かき棒において、 前記撹拌部を、円弧状の周縁及び該周縁の両端よりそれ
ぞれ延出して互いに交差する直線状の側縁によって包囲
された扇形状に形成し、前記両側縁が交差する前記撹拌
部の角部に前記柄を立設して前記撹拌部を前記柄の外周
面に接する仮想平面より前記柄側に形成するとともに、
該柄を、前記撹拌部の前記周縁側へ向けて傾斜させ、前
記撹拌部に対する前記柄の立設角度を90度未満に設定
し、 かつ前記柄の他端側に、前記仮想平面に接するとともに
前記撹拌部の前記周縁方向へ開口した湾曲面を有する壁
掛け部を形成し、前記仮想平面と接する前記壁掛け部の
部位に壁掛け用穴を設ける一方、 前記撹拌部に、その表面側より裏面側へ開口する穴を形
成し、該穴の周辺部に、前記柄側から前記穴へ向かうに
従って前記裏面側に傾斜する案内面を形成した ことを特
徴とする湯かき棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067316U JP2605192Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 湯かき棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067316U JP2605192Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 湯かき棒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730872U JPH0730872U (ja) | 1995-06-13 |
JP2605192Y2 true JP2605192Y2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=13341501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993067316U Expired - Fee Related JP2605192Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 湯かき棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605192Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP1993067316U patent/JP2605192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730872U (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |