JP2605124Y2 - プラズマ切断機のティーチングノズル - Google Patents

プラズマ切断機のティーチングノズル

Info

Publication number
JP2605124Y2
JP2605124Y2 JP1993058336U JP5833693U JP2605124Y2 JP 2605124 Y2 JP2605124 Y2 JP 2605124Y2 JP 1993058336 U JP1993058336 U JP 1993058336U JP 5833693 U JP5833693 U JP 5833693U JP 2605124 Y2 JP2605124 Y2 JP 2605124Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teaching
nozzle
needle
buffer
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993058336U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0726070U (ja
Inventor
法正 藤田
裕一 山元
和隆 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1993058336U priority Critical patent/JP2605124Y2/ja
Publication of JPH0726070U publication Critical patent/JPH0726070U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605124Y2 publication Critical patent/JP2605124Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラズマ切断機のティ
ーチングノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマ切断のティーチングプレ
イバック方式で用いるティーチングノズルとしては、実
開昭62−172580号公報のものが知られる。同公
報には、図2に示す緩衝付の教示用ノズル51と、この
教示用ノズル51に着脱可能な角度検証ゲージ52とが
開示されている。教示用ノズル51は一般的に、図3に
示す多関節ロボットの水平アーム53に回転軸54、連
結部55及び連結板56等を介して装着される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで最近では、プ
ラズマ切断機の切断精度の向上に伴い、上記公報に開示
されている平板の面取り加工や切断等だけでなく、折り
曲げた複雑形状や球半径等の切断にも用途が拡大してい
る。このような複雑形状を精度良く切断するためには、
被切断材から切断ノズル先端までの高さであるスタンド
オフ(通常、約1.5mm程度)と、被切断材上の切断
線とに精度良く合わせることができるティーチングノズ
ルが要望されている。ところが上記公報で開示の緩衝付
の教示用ノズル51を3次元に曲がっている複雑形状の
被切断材等の経路教示に用いた場合、緩衝量が小さい
と、緩衝を吸収できずに教示用ノズル51が破損した
り、また被切断材がキズつく等の不具合が生ずる。一
方、緩衝量を大きくすると、教示用ノズル51が被切断
材に当接して縮小してもその縮小量を正確に把握できず
に正確なスタンドオフに一致させられない不都合があ
る。尚、着脱可能な角度検証ゲージ52では、切断角度
を正確に合わせても、正確なスタンドオフを調整できな
い。本考案は、上記問題に着目し、ロボット等の可動装
置に装着され、プラズマ切断機による切断作業時の経路
教示に用いるティーチングノズルにおいて、切断品質に
高影響を及ぼすスタンドオフを教示時から確保でき、こ
のスタンドオフをもって切断用ノズルによる実際の切断
作業を高品質で行えると共に、ティーチングノズル自体
の損傷を防止でき、かつ被切断材の損傷も防止できるプ
ラズマ切断機のティーチングノズルを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係わるプラズマ切断機のティーチングノズ
ルは、ロボット等の可動装置に装着され、溶断作業の経
路・位置を可動装置の記憶装置に教示する時に用いるプ
ラズマ切断機のティーチングノズルにおいて、ティーチ
ング針と、ティーチング針を被切断材料に押圧する小バ
ネとを有する小緩衝部と、ティーチング針をガイドし、
かつ被切断材料に当接したときに軸芯の方向に移 動する
ガイド部材と、ガイド部材を被切断材料に押圧する大バ
ネとを有する大緩衝部とからなり、ティーチング針は、
ティーチング針の先端が被切断材料に当接してないとき
にティーチング針の先端がガイド部材の先端からスタン
ドオフの寸法だけ突出されており、小バネは、大バネよ
りも小さい取付け荷重で装着されており、両緩衝部は、
それぞれの緩衝量を外観自在とされていることを特徴と
する。
【0005】
【作用】上記構成によれば、 (1)小バネは、大バネよりも小さい取付け荷重で装着
されている。従って緩衝時は、先ず小緩衝部が緩衝量を
吸収し短縮し、ノズル破損を防止する。そして小緩衝部
によっても全緩衝量を吸収できないときは、大緩衝部
引き続き緩衝量を吸収し短縮する。このため、ノズルの
破損は元より、被切断材のキズ付きも防止できる。従っ
て折り曲げた複雑形状や球半径等の被切断材の経路・位
置に対しても、ノズルの破損や被切断材のキズ付きに注
意を払うとの心労もなく正確に思い切った教示を行え
る。 (2)しかも、両緩衝の緩衝量は外観自在であり、ま
た、緩衝の緩衝量がスタンドオフ相当であるため、
教示時のスタンドオフ管理が極めて容易である。具体的
には、先ず小緩衝部が緩衝量を吸収し短縮すると、スタ
ンドオフ以下となっていることを教示作業者は容易に認
識できる。言い換えれば、所定のスタンドオフを自在に
維持した上での教示を正確に行い易い。 (3)即ち上記構成によれば、ロボット等の可動装置に
装着され、プラズマ切断機による切断作業時の経路教示
に用いるティーチングノズルにおいて、切断品質に高影
響を及ぼす切断経路とスタンドオフとを正確に教示で
き、この切断経路とスタンドオフとをもって切断用ノズ
ルによる実際の切断作業を高品質で行えると共に、ティ
ーチングノズル自体の損傷を防止でき、かつ被切断材の
損傷も防止できる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を図1を参照し説明する。図1
は実施例なるプラズマ切断機のティーチングノズル1の
概略構成断面図であり、多関節ロボット部等の可動装置
は省略し、またノズル先端部のみを示している。
【0007】図1において、ノズル1は、切断用ノズル
30において、その先端部中心にある電極を二つの緩衝
部10、20に組み換えてある。緩衝部10、20の
内、小さい方の緩衝部10(以下「小緩衝部10」とい
う)はノズル先端部(図示右側)の軸芯中心位置に設け
られ、他の大きい方の緩衝部20(以下「大緩衝部2
0」という)は小緩衝部10の図示左側(ノズル反先端
側)の軸芯中心位置に小緩衝部10に対して直列に設け
られている。
【0008】小緩衝部10は、略中央部からノズル反先
端側方向側で外径を小径化する段付き面11aを有し、
被切断材3の切断位置に先端を当接可能なティーチング
針11と、ティーチング針11を被切断材3に押圧する
小さいバネ12(以下「小バネ12」という)と、ノズ
ル先端側端面をティーチング針11の段付き面11aに
当接すると共にノズル反先端側端面を小バネ12のノズ
ル先端側に当接して当該小バネ12のバネ力を受け、こ
れによりティーチング針11の図示左右方向への移動を
規制する第1バネ受け13とを有して構成される。
【0009】一方、大緩衝部20は、ティーチング針1
1の図示左右方向への移動をガイドし、かつ被切断材3
に先端が当接してさらに押し込まれた時にノズル反先端
側方向にそれ自体が移動するガイド部材21と、ガイド
部材21のノズル反先端側内にノズル先端側を螺設さ
れ、かつノズル先端側端面で小バネ12のノズル反先端
側を受ける第2バネ受け22と、第2バネ受け22を介
してガイド部材21を被切断材3に押圧可能とする大き
いバネ23(以下「大バネ23」という)と、大バネ2
3と第2バネ受け22のノズル反先端側部とを内嵌して
ガイドし、かつ大バネ23のノズル反先端側端面を支持
する筒形の第1プラグ24と、第1プラグ24のノズル
反先端側端面にノズル先端側端面を当接する凹形の第2
プラグ25とを有して構成される。尚、第1、第2プラ
グ24、25は一体でもよい。ところで、ガイド部材2
1は筒状の保持部材26の筒内に図示左右方向に摺動可
能に内嵌されて保持される。保持部材26は、この保持
部材26のノズル反先端側端面に先端側端面を当接する
第1プラグ24と共に、キャップ31に内嵌され固設さ
れた第3プラグ27内に固設されている。
【0010】上記実施例において、ティーチング針11
が被切断材3に当接していないとき、ティーチング針1
1はガイド部材21の先端より所定高さのスタンドオフ
Lだけ外部へ突出している。また、小バネ12は大バネ
23よりも小さい取付荷重で装着されている。
【0011】上記実施例の作用効果を説明する。3次元
に曲がっている複雑形状等の被切断材3において、切断
線を図示しないコンピュータ等の記憶装置に記憶させる
ために切断経路を教示するとき、ノズル1の先端(即
ち、ティーチング針11の先端)を被切断材3に接触さ
せる。このとき、緩衝量が小さいときは、先ず小さい取
付荷重の小バネ12を有する小緩衝部10のティーチン
グ針11がガイド部材21内に没入し逃げて緩衝量を吸
収する。そしてこの緩衝量でも吸収できないときは、テ
ィーチング針11がガイド部材21内に没入し切り(即
ち、ティーチング針11がスタンドオフLだけノズル反
先端側へ移動してガイド部材21の先端が被切断材3に
接触し)、大緩衝部20の大バネ23が縮み、ガイド部
材21が保持部材26内に没入し逃げて緩衝量を吸収す
る。従って緩衝量が大きくても、ノズル1が破損するこ
となく、また被切断材3がキズつくこともない。また、
ティーチング針11がガイド部材21内に没入して逃げ
たときは、これを簡単に視認できるため、これによりス
タンドオフが無くなったことを正確に把握できる。換言
すれば、適正なスタンドオフLの維持管理が容易であ
り、適正なスタンドオフLを維持した教示を行える。こ
れにより適正なスタンドオフ管理を要求されるプラズマ
切断作業に対するティーチングノズルとして極めて最適
なものとなり、切断作業が高品質となる。勿論、ガイド
部材21が保持部材26内に没入すれば、これも容易に
視認でき、そのときスタンドオフ(例えば約1.5m
m)が無くなって教示が極めて不良であることも視認で
きる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
3次元に曲がっている複雑形状等の経路教示に用いても
緩衝量が大きいので破損することがなく、また被切断材
にキズをつける等のこともない。またティーチング針の
移動を視認でき、この視認によって適正なスタンドオフ
を維持した教示を行える。従って切断作業時、切断用ノ
ズルのスタンドオフが適正に維持されるため、適正なス
タンドオフ管理が要求されるプラズマ切断機による切断
作業を高品質で行える。勿論、ガイド部材が保持部材内
に没入すれば、これも容易に視認でき、そのときスタン
ドオフが無くなって教示が不良であることも視認でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成断面図である。
【図2】従来のプラズマ切断機のティーチングノズル例
の構成断面図である。
【図3】プラズマ切断機のティーチングノズルの可動装
置例の斜視図である。
【符号の説明】
1:ティーチングノズル、3:被切断材、10:小緩衝
部、11:ティーチング針、20:大緩衝部、21:ガ
イド部材、26:保持部材、30:切断用ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−204179(JP,A) 実開 平2−82487(JP,U) 実開 昭59−6065(JP,U) 実開 昭60−190470(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 10/00 B25J 9/22 G05B 19/408

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボット等の可動装置に装着され、溶断
    作業の経路・位置を可動装置の記憶装置に教示する時に
    用いるプラズマ切断機のティーチングノズルにおいて、ティーチング針(11)と、ティーチング針(11)を被切断材
    料(3)に押圧する小バネ(12)とを有する小緩衝部(10)
    と、 ティーチング針(11)をガイドし、かつ被切断材料(3)に
    当接したときに軸芯の方向に移動するガイド部材(21)
    と、ガイド部材(21)を被切断材料(3)に押圧する大バネ
    (23)とを有する大緩衝部(20)とからなり、 ティーチング針(11)は、ティーチング針(11)の先端が被
    切断材料(3)に当接してないときにティーチング針(11)
    の先端がガイド部材(21)の先端からスタンドオフの寸法
    (L)だけ突出されており、 小バネ(12)は、大バネ(23)よりも小さい取付け荷重で装
    着されており、 両緩衝部(10,20)は、それぞれの緩衝量を外観自在とさ
    れてい ることを特徴とするプラズマ切断機のティーチン
    グノズル。
JP1993058336U 1993-09-30 1993-09-30 プラズマ切断機のティーチングノズル Expired - Lifetime JP2605124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993058336U JP2605124Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 プラズマ切断機のティーチングノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993058336U JP2605124Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 プラズマ切断機のティーチングノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0726070U JPH0726070U (ja) 1995-05-16
JP2605124Y2 true JP2605124Y2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=13081483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993058336U Expired - Lifetime JP2605124Y2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 プラズマ切断機のティーチングノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605124Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6441101B2 (ja) * 2015-02-04 2018-12-19 日立建機株式会社 プラズマ溶接装置
JP7066827B2 (ja) * 2018-03-20 2022-05-13 株式会社Fuji プラズマ装置、プラズマヘッド用ダミーノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0726070U (ja) 1995-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6568096B1 (en) Device and method for measuring shape deviations of a cylindrical workpiece and correcting steadying element and correcting follower for use therewith
JPH028689Y2 (ja)
US5782445A (en) Mounting and locating device for a breakaway tool holder
US4520700A (en) Tailstock for rotatably mounting a workpiece in precision machinery
US7252466B1 (en) Tool position referencing for CNC machines
US3813970A (en) Tool holder
JP2776427B2 (ja) 座標測定機
JP2605124Y2 (ja) プラズマ切断機のティーチングノズル
JP2005164475A (ja) 真直度測定装置
CN110954016A (zh) 一种高精度光学元件干涉检测中的装夹装置
EP0018244A1 (en) Automatic machining apparatus
GB2112522A (en) Coordinate measuring machine
US4489497A (en) Groove measuring gauge
JP2820632B2 (ja) 自動疵取り装置
US3442018A (en) Combined measuring instruments
JPH0665453B2 (ja) ロボット
CN218017337U (zh) 一种机械手及轴类零件上下料装置
JP3354019B2 (ja) 刃物回動型切削装置およびこれを使用した切削加工方法
CN219829724U (zh) 通用瓶模组立高度治具
JP2022159211A (ja) 工具フローティング機構、加工装置及び加工装置用工具フローティング機構
JPS6246510Y2 (ja)
JP3316817B2 (ja) 測定ヘッド
KR102053727B1 (ko) 난간 파이프 가공용 선반 장치
JP2000329503A (ja) 計測器および、ワークの測定方法
KR102298742B1 (ko) 외경 미세 절삭용 완충 식 인서트 팁 홀더

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080421

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9