JP2604984Y2 - 端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着装置

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JP2604984Y2
JP2604984Y2 JP1993043752U JP4375293U JP2604984Y2 JP 2604984 Y2 JP2604984 Y2 JP 2604984Y2 JP 1993043752 U JP1993043752 U JP 1993043752U JP 4375293 U JP4375293 U JP 4375293U JP 2604984 Y2 JP2604984 Y2 JP 2604984Y2
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JP
Japan
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terminal
seal ring
slide cutter
anvil
machine frame
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山 清 恵 中
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Japan Automatic Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、予め、電線に防水用の
シールリングを挿着したストリップに連鎖端子のブリッ
ジを切り離しながら圧着して取付ける端子圧着装置に係
り、特に、この端子圧着装置におけるスライドカッタの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の防水用のシールリング
を挿着した電線aは、図5に示されるように、予め、ス
トリップbに防水用のシールリングcを挿着し、このス
トリップbに連鎖端子dを切り離しながら圧着して取付
けている。
【0003】特に、防水用の上記シールリングcは、図
6(A)に示されるように、大径部c1 と小径部c2 に
よる絶縁材により形成されており、これは、例えば、自
動車等の防水用配線に使用されている。
【0004】しかし、最近、大径部c1 と小径部c2 に
よる絶縁材により形成された防水用の上記シールリング
cの代りに、図6(B)に示されるように、楕円形をな
す小判型のシールリングeが雨水の水切りの向上を図る
ために採用されている。しかも、楕円形をなす小判型の
シールリングeは縦長にして端子dを圧着するために、
これまで使用されているスライドカッタでは、シールリ
ングeを縦長に位置決めして端子dを圧着することが困
難である。
【0005】既に提案されているこの種の端子圧着装置
は、図3及び図4に示されるように構成されている。
【0006】図3及び図4において、端子圧着装置にお
ける機枠1の下部1aには、連鎖端子nを案内する端子
ガイドレール2及び圧着用のアンビル3が連設されてお
り、このアンビル3の近傍の下部1aには、図4に示さ
れるように、スライドカッタ4が一対のコイルばね5の
弾力で上方へ付勢して一定の高さに保持して設けられて
おり、このスライドカッタ4の上部には、円弧状の凹窩
部4aが防水用のシールリングcの小径部c2 を載置す
るように形成されている。さらに、上記アンビル3の上
の機枠1には、一対の垂直レール7が垂直に設けられて
おり、この両垂直レール7には、昇降クリンパ8が上記
アンビル3と共同してストリップbに端子dを圧着する
ように昇降可能に設けられており、この昇降クリンパ8
は図示されない駆動装置の出力軸9に連結されている。
さらに又、上記昇降クリンパ8の側杆8aには、カムロ
ーラ10がピン軸10aで枢着されており、このカムロ
ーラ10の近傍の上記機枠1には、揺動腕杆11が支軸
12aで揺動自在に枢着されている。又、この揺動腕杆
11の中程には、カム溝12が上記カムローラ10を緩
く嵌合するように形成されており、上記昇降クリンパ8
が昇降する際、このカムローラ10は上記カム溝12に
嵌合しているから、上記揺動腕杆11を支軸12aの周
りに揺動可能にしている。さらに、この揺動腕杆11の
下部11aは上記端子ガイドレール2の上まで垂設され
ており、この揺動腕杆11の下部11aには、送り爪1
3がピン軸14で枢着されると共にコイルばね15の弾
力で下方へ付勢して上記端子ガイドレール2上の連鎖端
子nに係止して間欠的に移送するように枢着されてい
る。さらに、上記機枠1の下部1aには、端子挿着レバ
ー16が支軸17で回動可能に設けられており、この端
子挿着レバー16は上記端子ガイドレール2上の連鎖端
子nをコイルばね18の弾力で浮上しないように位置規
制している。
【0007】従って、予め、電線aの端部には、ストリ
ップb及び防水用のシールリングcが設けられており、
このストリップbに端子dを圧着する際、上記電線aは
回転円板型のクランプ装置(図示されず)で把持されて
図3の鎖線vで示されるように旋回しながら上記アンビ
ル3の上に間欠的に停止して待機している。
【0008】他方、上述した端子圧着装置は、駆動装置
の出力軸9で上記昇降クリンパ8を上記両垂直レール7
に案内されて降下し、この昇降クリンパ8とアンビル3
とで上記ストリップbに予め待機している端子dを圧着
すると同時に、上記連鎖端子nをブリッジ(図示され
ず)を上記スライドカッタ4の上端部と昇降クリンパ8
の一部とで切断すると共に、上記揺動腕杆11のカム溝
12に沿って上記カムローラ10を降下するから、上記
揺動腕杆11を支軸12aの周りに揺動し、これにより
上記送り爪13で連鎖端子nを一ピッチづつ端子ガイド
レール2に沿って上記アンビル3へ移送している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た端子圧着装置における上記スライドカッタ4は、前述
したように、大径部c1 と小径部c2 による絶縁材によ
り形成された防水用の上記シールリングcのみを専用に
している関係上、図6(B)に示されるように、雨水の
水切りの向上を図るための楕円形をなす小判型のシール
リングeが縦長に位置決めして端子dを圧着するので、
これまで使用されているスライドカッタでは、シールリ
ングeを縦長にして端子dを圧着することが困難であ
る。
【0010】本考案は、上述した問題を解消するため
に、通常の防水用のシールリングばかりでなく、水切り
の向上を図るための楕円形をなす小判型のシールリング
をも自由に使用できるようにして生産効率の向上を図る
ようにした端子圧着装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、機枠のアンビ
ルにスライドカッタを設け、上記機枠の上部に昇降クリ
ンパを上記スライドカッタと共同して連鎖端子のブリッ
ジを切断すると共に端子を圧着するように昇降可能に設
けた端子圧着装置において、上記スライドカッタの上部
に、垂直部を小判型のシールリングの大径部を位置規制
するように形成するとともに、案内部を内方へ傾斜して
形成したものである。
【0012】
【作用】本考案は、予め、電線の端部にストリップ及び
防水用のシールリングを形成し、このストリップに端子
を圧着する際、上記電線をクランプ装置で把持して旋回
しながら上記アンビルの上に間欠的に停止して待機する
と、駆動装置の出力軸で上記昇降クリンパを上記両垂直
レールに案内されて降下し、この昇降クリンパとアンビ
ルとで上記ストリップに予め待機している端子を圧着す
ると同時に、上記連鎖端子のブリッジを上記スライドカ
ッタの上端部と昇降クリンパの一部とで切断し、通常の
防水用のシールリングばかりでなく、水切りの向上を図
るための楕円形をなす小判型のシールリングをも自由に
使用できるようにして生産効率の向上を図るものであ
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図示のー実施例について説明
する。
【0014】なお、本考案は、上述した具体例と同一構
成部材には、同じ符号を付して説明する。
【0015】図1乃至図3において、符号1は、端子圧
着装置における機枠であって、この機枠1の下部1aに
は、連鎖端子nを案内する端子ガイドレール2及び圧着
用のアンビル3が連設されており、このアンビル3の近
傍の下部1aには、図1に示されるように、スライドカ
ッタ20が一対のコイルばね5の弾力で上方へ付勢して
一定の高さに保持されている。又、このスライドカッタ
20の上部には、垂直部21がシールリングeの位置規
制するように形成されており、上記スライドカッタ20
の上部には、案内部22が内方へ傾斜角度約20°程度
に傾斜して形成されており、この案内部22と上記垂直
部21はシールリングeを載置するように円弧部23で
連接されている。さらに、上記アンビル3の上の機枠1
には、一対の垂直レール7が垂直に設けられており、こ
の両垂直レール7には、昇降クリンパ8が上記アンビル
3と共同してストリップbに端子dを圧着するように昇
降可能に設けられており、この昇降クリンパ8は図示さ
れない駆動装置の出力軸9に連結されている。さらに
又、上記昇降クリンパ8の側杆8aには、カムローラ1
0がピン軸10aで枢着されており、このカムローラ1
0の近傍の上記機枠1には、揺動腕杆11が支軸12a
で揺動自在に枢着されている。又、この揺動腕杆11の
中程には、カム溝12が上記カムローラ10を緩く嵌合
するように形成されており、上記昇降クリンパ8が昇降
する際、このカムローラ10は上記カム溝12に嵌合し
ているから、上記揺動腕杆11を支軸12aの周りに揺
動可能にしている。さらに、この揺動腕杆11の下部1
1aは上記端子ガイドレール2の上まで垂設されてお
り、この揺動腕杆11の下部11aには、送り爪13が
ピン軸14で枢着されると共にコイルばね15の弾力で
下方へ付勢して上記端子ガイドレール2上の連鎖端子n
に係止して間欠的に移送するように枢着されている。さ
らに、上記機枠1の下部1aには、端子挿着レバー16
が支軸17で回動可能に設けられており、この端子挿着
レバー16は上記端子ガイドレール2上の連鎖端子nを
コイルばね18の弾力で浮き上らないように位置規制し
ている。
【0016】以下、本考案の作用について説明する。
【0017】従って、予め、電線aの端部には、ストリ
ップb及び防水用のシールリングeが設けられており、
このストリップbに端子dを圧着する際、上記電線aは
回転円盤状のクランプ装置(図示されず)で把持されて
図3の鎖線vで示されるように旋回しながら上記アンビ
ル3の上に間欠的に停止して待機している。
【0018】他方、本考案は、駆動装置の出力軸9で上
記昇降クリンパ8を上記両垂直レール7に案内されて降
下し、この昇降クリンパ8とアンビル3とで上記ストリ
ップbに予め待機している端子dを圧着すると同時に、
上記連鎖端子nをブリッジ(図示されず)を上記スライ
ドカッタ20の上端部と昇降クリンパ8の一部とで切断
すると共に、上記揺動腕杆11のカム溝12に沿って上
記カムローラ10を降下するから、上記揺動腕杆11を
支軸12aの周りに揺動し、これにより上記送り爪13
で連鎖端子nを一ピッチづつ端子ガイドレール2に沿っ
て上記アンビル3へ移送する。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案は、機枠のアン
ビルにスライドカッタを設け、上記機枠の上部に昇降ク
リンパを上記スライドカッタと共同して連鎖端子のブリ
ッジを切断すると共に端子を圧着するように昇降可能に
設けた端子圧着装置において、上記スライドカッタの上
部に、垂直部を小判型のシールリングの大径部を位置規
制するように形成するとともに、案内部を内方へ傾斜し
て形成してあるので、通常の防水用のシールリングばか
りでなく、水切りの向上を図るための楕円形をなす小判
型のシールリングをも自由に使用できると共に生産効率
の向上を図ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の端子圧着装置の要部のみを示す正面
図。
【図2】同上拡大正面図。
【図3】既に提案されている端子圧着装置の正面図。
【図4】同上要部のみ示す正面図。
【図5】端子圧着装置に使用される電線と端子との関係
を説明するための図。
【図6】端子圧着装置に使用されるシールリングを説明
するための図。
【符号の説明】
1 機枠 3 アンビル 8 昇降クリンパ 20 スライドカッタ 21 垂直部 22 案内部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠のアンビルにスライドカッタを設け、
    上記機枠の上部に昇降クリンパを上記スライドカッタと
    共同して連鎖端子のブリッジを切断すると共に端子を圧
    着するように昇降可能に設けた端子圧着装置において、
    上記スライドカッタの上部に、小判型のシールリングの
    大径部を位置規制する垂直部と、内方へ傾斜して形成し
    た案内部とを設けたことを特徴とする端子圧着装置。
JP1993043752U 1993-08-10 1993-08-10 端子圧着装置 Expired - Fee Related JP2604984Y2 (ja)

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