JP2604916B2 - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP2604916B2
JP2604916B2 JP10122491A JP10122491A JP2604916B2 JP 2604916 B2 JP2604916 B2 JP 2604916B2 JP 10122491 A JP10122491 A JP 10122491A JP 10122491 A JP10122491 A JP 10122491A JP 2604916 B2 JP2604916 B2 JP 2604916B2
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陽一 山田
孔司 桜田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを圧縮して
符号化データを出力する画像符号化装置、特にその符号
化制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。
【0003】文献1;アイ イ イ イ トランスアク
ションズ オン コミュニケーションズ(IEEE TRANSAC
TIONS ON COMMUNICATIONS) COM−32[3](19
84−3)(米)H.H.CHEN他「シーン アダプ
ティブ コーダ(Scene Adaptive Coder)」P.225
−232 文献2;シー シー アイ ティ ティ SGXV勧告
(CCITT SGXV Recommendation)H.261 従来、画像(静止画像と動画像双方を含む)を符号化
し、効率的にデータ量を圧縮する標準的な画像符号化装
置については、前記文献2に記載されている。以下、そ
の構成を図を用いて説明する。
【0004】図2は、従来の画像符号化装置の一構成例
を示す機能ブロック図である。
【0005】この画像符号化装置は、個別回路、あるい
はコンピュータのプログラム制御等で構成されるもの
で、ビデオカメラ等よりのビデオ信号(動画像信号)、
あるいはイメージスキャナ等よりの画像信号(静止画像
信号)Siを入力する画像入力手段1を有している。こ
の画像入力手段1の出力側には、画像データ記憶手段2
及び直交変換手段3が接続されている。直交変換手段3
の出力側には、量子化手段4、可変長符号化手段5、及
び符号化データ入出力バッファ6が接続され、さらにそ
の出力側に、符号量制御手段7が接続されている。
【0006】次に、図3を参照しつつ、図2の動作を説
明する。
【0007】図3は、図2におけるブロックの分割例を
示す図である。この分割例では、ブロック分割数が10
個の場合が示されている。なお、この分割数は任意の数
でよい。
【0008】図2において、画像信号Siが画像入力手
段1に入力されると、該画像入力手段1では、画像信号
Siをアナログ/ディタル変換(以下、A/D変換とい
う)した後、水平方向及び垂直方向に広がりを持つ画像
データDiとして画像データ記憶手段2へ出力する。こ
の画像データ2は、画像入力手段1において、図3に示
すように、ブロック分割され、その分割されたブロック
単位で符号化処理が実行される。
【0009】直交変換手段3では、一つの処理ブロック
の画像データDiに対し、該処理ブロックに該当する画
像データ記憶手段2のアドレスを発生し、その画像デー
タ記憶手段2から画像データDiを読み出し、例えばD
escrete Cosine Transform
(以下、DCTという)演算を行い、次式(1)に従い
画像データDiの周波数スペクトルの大きさを算出し、
直交変換データF(u,v)を量子化手段4へ出力す
る。
【0010】
【数1】
【0011】(1)式による変換処理の結果として出力
される直交変換データF(u,v)は、u,vが小さい
領域で比較的大きな値をとり、u,vが大きい領域で小
さな値をとるのが一般的な傾向である。これは、画像の
濃度分布は空間的冗長性が大きく、極端に変動が大きい
部分は発生確率が低いためである。
【0012】量子化手段4は、直交変換データF(u,
v)と、符号量制御手段7より出力される量子化ステッ
プ幅QP(ブロック番号mの時の量子化ステップ幅qp
(m))とを入力し、例えば次式(2)に基づき、量子
化データQF(u,v)を可変長符号化手段5へ出力す
る。
【0013】
【数2】
【0014】この量子化手段4における量子化処理によ
り、直交変換データF(u,v)の小さい成分に対して
量子化出力が0となる。この0の数が多いほど、データ
量の圧縮が容易である。
【0015】可変長符号化手段5では、量子化データQ
F(u,v)を入力し、その量子化データQF(u,
v)の値の発生確の大きさに対して相対的に符号長が
小さくなるよう予め定められたコードを割当て、その割
当てられたコードを符号化データS5として符号化デー
タ入出力バッファ6へ出力すると共に、一つの処理ブロ
ックに対して割当てられた符号量を入力符号量BRi
(m)として符号量制御手段7へ出力する。
【0016】符号化データ入出力バッファ6は、可変長
符号化手段5からの符号化データS5を入力開始後、直
ちに伝送データS6の形で伝送路8へ出力する。伝送路
8の容量は一定であり、伝送エラー等の障害が発生しな
い限り、一定の速度で符号化データS5が伝送路8へ出
力される。符号化データ入出力バッファ6では、さらに
1ブロック分の符号化処理時間で出力したデータ量を出
力符号量BRo(m)の形で符号量制御手段7へ出力す
る。
【0017】符号量制御手段7は、各処理ブロック毎の
入力符号量BRi(m)と出力符号量BRo(m)とを
入力し、適当な量子化ステップ幅qp(m)を決定し、
量子化手段4へ出力する。この量子化ステップ幅qp
(m)の決定方法の一例が、前記文献1に記載されてい
る。その基本的な考え方は、次の通りである。
【0018】ある一つの処理ブロックの画像データDi
に対して実際に符号化した時の符号量(入力符号量)を
BRi(m)、(m;ブロック番号)、各処理ブロック
における伝送路8への出力符号量をBRo(m)、量子
化ステップ幅をqp(m)、各ブロック処理段階におい
て符号化データ入出力バッファ6に残っている符号化デ
ータ量をBR(m)、該符号化データ入出力バッファ6
に残っている符号化データ量の標準的な量をBSとする
と、残存符号化データ量BR(m)及び量子化ステップ
幅qp(m)は、次式(3),(4)より求められる。 m m BR(m)=Σ BRi(m)−Σ BRo(m) π=1 i=1 ・・・(3) qp(m)=qp(m−1)+α(BR(m)−BS) ・・・(4) 但し、α;正定数で、符号化データをバッファリングする装 置内部のバッファ容量の逆数に比例する値 つまり、符号化データ入出力バッファ6に残っている残
在符号化データ量(以下、バッファ残量という)BR
(m)が、符号化データ量の標準的な残量BSよりも大
である時、量子化ステップ幅qp(m)を大きい値に更
新してバッファ残量BR(m)を減少させる。バッファ
残量BR(m)が標準的残量BSより小である時、量子
化ステップ幅qp(m)を小さい値に更新してバッファ
残量BR(m)を増加させる。これにより、バッファ残
量BR(m)を常に一定量に保持できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像符号化装置における量子化ステップ幅決定方法によ
る符号量制御方式では、入力符号量BRi(m)の増加
により、バッファ残量BR(m)が、この画像符号化装
置に実装されたバッファ容量を越えるおそれがあった。
この問題点を図4を参照しつつ説明する。
【0020】図4は、図2の問題点を説明する図であ
る。量子化対象ブロックの濃度変化の大きさが、例えば
図4のようになったとする。(3),(4)式に従い、
量子化ステップ幅qp(m)を決定した場合におけるバ
ッファ残量BR(m)は、図4のように変動し、時刻t
3において該バッファ残量BR(m)が、バッファ容量
を越える危険性がない上限値(バッファ容量の1/2程
度に設定)を越えており、危険な領域に入っている。
【0021】これは、(4)式において、バッファ残量
に相当するBR(m)が与えられると、量子化ステップ
幅qp(m)の変動量が標準的残量BSとの差に比例し
た値として定まる。従って、バッファ残量BR(m)が
同じ値であっても、変更前の量子化ステップ幅qp
(m)の値が異なれば、更新後の量子化ステップ幅qp
(m)の値も異なったものとなることが原因である。そ
のため、バッファ残量BR(m)が標準値より大きく上
限値に近い値であったとしても、更新前の量子化ステッ
プ幅qp(m)が小さい時には、更新後も量子化ステッ
プ幅qp(m)の値が十分に大きくならないので、バッ
ファ残量BR(m)の増大を招く。この状態が、図4中
の時刻t2に示されている。
【0022】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、バッファ残量BR(m)がバッファ容量を越え
るおそれがある点について解決した画像符号化装置を提
供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
入力して複数の処理ブロックに分割し、前記各処理ブロ
ック毎の画像データを量子化ステップ幅で量子化して量
子化データを求め、前記量子化データを圧縮して符号化
データを出力する画像符号化装置において、次のような
手段を設けている。
【0024】画像データを量子化ステップ幅に応じて量
子化する量子化手段と、前記量子化手段によって量子化
された量子化データを符号化する符号化手段と、前記符
号化手段によって符号化された符号化データが入力され
る符号化データ入出力バッファと、符号化対象処理ブロ
ックの入力時刻における前記符号化データ入出力バッフ
ァの残量を参照して実施可能な量子化ステップ幅である
か否かを判定し、量子化ステップ幅変更可能最小値を算
出する量子化ステップ幅変更可否判定手段と、前記符号
化データ入出力バッファの残量と所定の前記符号化デー
タ入出力バッファの標準値との差分値に比例する値を前
記符号化対象処理ブロックの入力時刻における量子化ス
テップ幅に加算して量子化ステップ幅候補値とし、前記
量子化ステップ幅変更可能最小値と前記量子化ステップ
幅候補値とを比較して大きい方の量子化ステップ幅を出
力する量子化ステップ幅決定手段と、を備える。
【0025】
【作用】本発明によれば、以上のように画像符号化装置
を構成したので、量子化ステップ幅決定手段によって量
子化ステップ幅を更新する時、ステップ幅変更可否判定
手段は、変更前の符号化データ量(例えば、バッファ残
量)に対し、量子化ステップ幅変更後のステップ幅の値
の中で所定の上限値(例えば、バッファ上限値)を越え
る可能性がある量子化ステップ幅への変更を抑制するよ
うに働く。これにより、符号化処理動作の安定性が図れ
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0026】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す画像符号化
装置の機能ブロック図であり、従来の図2中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。
【0027】この画像符号化装置では、図2の符号量制
御手段7に代えて、可変長符号化手段5及び符号化デー
タ入出力バッファ6の出力側に、ステップ幅変更可否判
定手段10及び量子化ステップ幅決定手段11が接続さ
れている。
【0028】ステップ幅変更可否判定手段10は、可変
長符号化手段5からの入力符号量BRi(m)、符号化
データ入出力バッファ6からの出力符号量BRo
(m)、及び量子化ステップ幅決定手段11からの変更
前の量子化ステップ幅qp(m)を入力し、各量子化ス
テップ幅qp(m)への変更が該時刻における条件下で
実施可能か否かを判定し、ステップ幅変更可能最小値q
min (BR(m))を量子化ステップ幅決定手段11
へ出力する機能を有している。
【0029】量子化ステップ幅決定手段11は、入力符
号量BRi(m)、出力符号量BRo(m)及びステッ
プ幅変更可能最小値qpmin (BR(m))を入力し、
量子化ステップ幅qp(m)を算出して量子化手段4及
びステップ幅変更可否判定手段10へ出力する機能を有
している。
【0030】次に、図5及び図6を参照しつつ図1の動
作を説明する。
【0031】図5は図1の画像符号化処理における符号
量制御方法の動作説明図、及び図6は図1中のステップ
幅変更可否判定手段10の処理内容を示す図である。
【0032】図1において、画像信号Siが画像入力手
段1に入力されると、該画像入力手段1では、画像信号
SiをA/D変換した後、水平方向及び垂直方向に広が
りを持つ画像データDiとして画像データ記憶手段2へ
格納する。この画像データDiは、画像入力手段1にお
いてブロック分割される。直交変換手段3では、一つの
処理ブロックの画像データDiに対してその処理ブロッ
クに該当する画像データ記憶手段2のアドレスを発生
し、該画像データ記憶手段2から画像データDiを読み
出し、例えばDCT演算を行って画像データの周波数ス
ペクトルの大きさを算出し、直交変換データF(u,
v)を量子化手段4へ出力する。
【0033】量子化手段4では、量子化ステップ幅決定
手段11から出力される量子化ステップ幅qp(m)に
基づき、直交変換データF(u,v)の量子化を行い、
量子化データQF(u,v)を可変長符号化手段5へ出
力する。可変長符号化手段5では、量子化データQF
(u,v)に基づき、符号化データS5を符号化データ
入出力バッファ6へ出力すると共に、一つの処理ブロッ
クに対して割当てられた入力符号量BRi(m)をステ
ップ幅変更可否判定手段10へ出力する。
【0034】符号化データ入出力バッファ6は、入力さ
れた符号化データS5を入力開始後、直ちに伝送データ
S6として伝送路8へ出力する。さらに、1ブロック分
の符号化処理時間で出力したデータ量を出力符号量BR
o(m)としてステップ幅変更可否判定手段10及び量
子化ステップ幅決定手段11へ出力する。
【0035】ステップ幅変更可否判定手段10は、入力
符号量BRi(m)、出力符号量BRo(m)、及び変
更前の量子化ステップ幅qp(m)を入力し、各量子化
ステップ幅qp(m)への変更が該時刻における条件下
で実施可能か否かを判定し、その判定結果であるステッ
プ幅変更可能最小値qpmin (BR(m))を量子化ス
テップ幅決定手段11へ出力する。このステップ幅変更
可否判定手段10の処理内容を次に説明する。
【0036】ステップ幅変更可否判定手段10では、処
理ブロック毎に入力される入力符号量BRi(m)、及
び出力符号量BRo(m)より、(3)式に従いバッフ
ァ残量BR(m)を算出する。この算出されたバッファ
残量BR(m)に対するステップ幅変更可能最小値qp
min (BR(m))を次式(5)より決定する。
【0037】
【数3】
【0038】但し、BRMAX;バッファ残量BR
(m)の上限値 BRMIN;バッファ残量BR(m)の下限値 このステップ幅変更可能最小値qpmin (BR(m))
の内容が図6に示されている。
【0039】図6に示すように、バッファ残量BR
(m)が大きい時には、該バッファ残量BR(m)の上
限値BRMAXとの差が少ないので、符号量が増加する
可能性がある量子化ステップ幅qp(m)への変更を禁
止する。バッファ残量BR(m)の値が図6に示すaで
ある場合、そのaに対するxをステップ幅変更可能最小
値qpmin (BR(m))として量子化ステップ幅決定
手段11へ出力する。
【0040】量子化ステップ幅決定手段11は、入力符
号量BRi(m)、出力符号量BRo(m)、及びステ
ップ幅変更可能最小値qpmin (BR(m))を入力
し、量子化ステップ幅qp(m)を次式(6)より算出
し、量子化手段4及びステップ幅変更可否判定手段10
へ出力する。 qp(m) =max [{qp(m-1) +α(BR(m)-BS)},qpmin (B
R(m))]…(6) 但し、max[A,B];A,Bの大きい方の値を示
す。
【0041】図4と同じ入力データに対して(6)式の
方法による量子化ステップ幅決定を行った結果が図5に
示されている。この図5の時刻t2において、量子化ス
テップ幅qp(m)を、図4の結果より大きい値に設定
してバッファ残量BR(m)が上限値BRMAXを越え
る可能性を回避している。
【0042】本実施例では、次のような利点を有してい
る。
【0043】量子化ステップ幅決定手段11により量子
化ステップ幅qp(m)を更新する時、ステップ幅変更
可否判定手段10では、変更前のバッファ残量BR
(m)に対して、量子化ステップ幅変更後のステップ幅
の値の中でバッファ残量BR(m)の上限値BRMAX
を越える可能性がある量子化ステップ幅を予め記憶して
おき、その記憶された量子化ステップ幅への変更を行わ
ないようにしている。これにより、バッファ残量BR
(m)が上限値BRMAXを越える可能性を回避した量
子化ステップ幅qp(m)が決定され、バッファ残量B
R(m)の急激な変動が抑制された安定な動作をする画
像符号化装置の実現が可能となる。
【0044】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。
【0045】ステップ幅変更可否判定手段10の処理内
容は、図6に示したものに限定されず、他の手段によっ
ても実現可能である。例えば、バッファ残量BR(m)
の上限値BRMAXと該バッファ残量BR(m)との差
分Sを、次式(7)より算出する。 S=BMAX−BR(m) ・・・(7) の様に算出した差分Sに基づき、1ブロックデータの符
号量が該差分Sを越える可能性がある量子化ステップ幅
への変更を禁止することにより、上記実施例と同様の利
点が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に
よれば、量子化ステップ幅変更可否判定手段と、量子化
ステップ幅決定手段を備えたことでオーバーフローを起
こしてしまう可能性のない量子化ステップを選択するこ
とができる。このため、符号化データ量の急激な変動を
抑え、安定した動作をする画像符号化装置の実現が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像符号化装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】従来の画像符号化装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】図2のブロック分割例を示す図である。
【図4】図2の問題点の説明図である。
【図5】図1の画像符号化処理の動作説明図である。
【図6】図1中のステップ幅変更可否判定の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 画像データ記憶手段 3 直交変換手段 4 量子化手段 5 可変長符号化手段 6 符号化データ入出力バッファ 10 ステップ幅変更可否判定手段 11 量子化ステップ幅決定手段 Si 画像信号 Di 画像データ F(u,v) 直交変換データ QF(u,v) 量子化データ S5 符号化データ S6 伝送データ BRi(m) 入力符号量 BRo(m) 出力符号量 qp(m) 量子化ステップ幅 qpmin (BR(m)) ステップ幅変更可能最小値
フロントページの続き (72)発明者 呉 志雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−79182(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを量子化ステップ幅に応じて
    量子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された量子化データを符
    号化する符号化手段と、 前記符号化手段によって符号化された符号化データが入
    力される符号化データ入出力バッファと、 符号化対象処理ブロックの入力時刻における前記符号化
    データ入出力バッファの残量を参照して実施可能な量子
    化ステップ幅であるか否かを判定し、量子化ステップ幅
    変更可能最小値を算出する量子化ステップ幅変更可否判
    定手段と、 前記符号化データ入出力バッファの残量と所定の前記符
    号化データ入出力バッファの標準値との差分値に比例す
    る値を前記符号化対象処理ブロックの入力時刻における
    量子化ステップ幅に加算して量子化ステップ幅候補値と
    し、前記量子化ステップ幅変更可能最小値と前記量子化
    ステップ幅候補値とを比較して大きい方の量子化ステッ
    プ幅を出力する量子化ステップ幅決定手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
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