JP2604816Y2 - 導電接触ピン - Google Patents
導電接触ピンInfo
- Publication number
- JP2604816Y2 JP2604816Y2 JP1993025829U JP2582993U JP2604816Y2 JP 2604816 Y2 JP2604816 Y2 JP 2604816Y2 JP 1993025829 U JP1993025829 U JP 1993025829U JP 2582993 U JP2582993 U JP 2582993U JP 2604816 Y2 JP2604816 Y2 JP 2604816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- coil spring
- conductive contact
- pin head
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は回路基板検査装置
などに用いられる導電接触ピンに関し、さらに詳しく言
えば、ピンヘッドの部分を交換可能とした導電接触ピン
に関するものである。
などに用いられる導電接触ピンに関し、さらに詳しく言
えば、ピンヘッドの部分を交換可能とした導電接触ピン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2にはこの種の導電接触ピンの典型的
な従来例が示されている。これによると、この導電接触
ピン1は、回路基板検査装置などのピンボード2に穿設
されている取付け孔3に嵌合保持されるスリーブ4と、
同スリーブ4内に摺動自在に挿通され、その先端に被検
査部位に対して電気的に接触するピンヘッド5aを有す
るピン本体5とを備えている。
な従来例が示されている。これによると、この導電接触
ピン1は、回路基板検査装置などのピンボード2に穿設
されている取付け孔3に嵌合保持されるスリーブ4と、
同スリーブ4内に摺動自在に挿通され、その先端に被検
査部位に対して電気的に接触するピンヘッド5aを有す
るピン本体5とを備えている。
【0003】そして、ピン本体5のまわりにはスリーブ
4を固定端とするコイルバネ6が配設され、同ピン本体
5はこのコイルバネ6により、その先端側であるピンヘ
ッド5a方向に弾性的に付勢されている。なお、ピン本
体5の反対側にはスリーブ4の端部に当接して同ピン本
体5の抜けを防止するストッパーリング7が取付けられ
ている。
4を固定端とするコイルバネ6が配設され、同ピン本体
5はこのコイルバネ6により、その先端側であるピンヘ
ッド5a方向に弾性的に付勢されている。なお、ピン本
体5の反対側にはスリーブ4の端部に当接して同ピン本
体5の抜けを防止するストッパーリング7が取付けられ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ピン本体5
には硬質の導電性金属、例えばベリリウム銅、リン青銅
もしくはSK焼入れ鋼(工具鋼)などが用いられるが、
従来のものはこれらの金属材からピン本体5とピンヘッ
ド5aとを削り出しなどにより一体的に形成している。
には硬質の導電性金属、例えばベリリウム銅、リン青銅
もしくはSK焼入れ鋼(工具鋼)などが用いられるが、
従来のものはこれらの金属材からピン本体5とピンヘッ
ド5aとを削り出しなどにより一体的に形成している。
【0005】したがって、例えばピンヘッド5aの摩耗
(この摩耗は接触抵抗の増大を招く要因として知られて
いる。)により交換する場合には、そのリード線8とス
トッパーリング7を外してからピン本体5をスリーブ4
から引き抜き、新しいピン本体5にコイルバネ6を取り
付けたうえで、それをスリーブ4に挿通した後、リード
線8とストッパーリング7を取り付けなければならず、
その作業がきわめて繁雑であった。コイルバネ6を交換
する場合にも、同様な作業が強いられる。
(この摩耗は接触抵抗の増大を招く要因として知られて
いる。)により交換する場合には、そのリード線8とス
トッパーリング7を外してからピン本体5をスリーブ4
から引き抜き、新しいピン本体5にコイルバネ6を取り
付けたうえで、それをスリーブ4に挿通した後、リード
線8とストッパーリング7を取り付けなければならず、
その作業がきわめて繁雑であった。コイルバネ6を交換
する場合にも、同様な作業が強いられる。
【0006】特に、一度に多数のピンやコイルバネを交
換する場合には、それに伴ってリード線8を同時に外す
ため、それらのリード線8を新たなピン本体5に取り付
けるにあたっては、接続ミスを起こさぬように配線系統
をチェックする必要があり、これが交換作業上の負担を
大きくしている。
換する場合には、それに伴ってリード線8を同時に外す
ため、それらのリード線8を新たなピン本体5に取り付
けるにあたっては、接続ミスを起こさぬように配線系統
をチェックする必要があり、これが交換作業上の負担を
大きくしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は上記従来の事
情にかんがみなされたもので、その構成上の特徴は、回
路基板検査装置などのピンボードに穿設されている取付
け孔に嵌合保持されるスリーブと、同スリーブ内に摺動
自在に挿通され、その先端に被検査部位に対して電気的
に接触するピンヘッドを有するピン本体と、同ピン本体
の周りに配設され、同ピン本体を上記ピンヘッド方向に
弾性的に付勢するコイルバネとを備えている導電接触ピ
ンにおいて、上記ピン本体と上記ピンヘッドとを分離し
て形成し、それらの間に圧入嵌合による着脱可能な連結
手段を設けるとともに、上記スリ ーブを上記コイルバネ
の固定端とし、上記コイルバネの可動端を上記ピンヘッ
ドにて受けるようにしたことにある。
情にかんがみなされたもので、その構成上の特徴は、回
路基板検査装置などのピンボードに穿設されている取付
け孔に嵌合保持されるスリーブと、同スリーブ内に摺動
自在に挿通され、その先端に被検査部位に対して電気的
に接触するピンヘッドを有するピン本体と、同ピン本体
の周りに配設され、同ピン本体を上記ピンヘッド方向に
弾性的に付勢するコイルバネとを備えている導電接触ピ
ンにおいて、上記ピン本体と上記ピンヘッドとを分離し
て形成し、それらの間に圧入嵌合による着脱可能な連結
手段を設けるとともに、上記スリ ーブを上記コイルバネ
の固定端とし、上記コイルバネの可動端を上記ピンヘッ
ドにて受けるようにしたことにある。
【0008】この構成によれば、ピンヘッドが摩耗した
場合には、リード線、ストッパーリングおよびピン本体
はそのままとして、ピンヘッドのみを交換することで足
りる。また、上記スリーブを上記コイルバネの固定端と
し、上記コイルバネの可動端を上記ピンヘッドにて受け
るようにしたことにより、コイルバネの交換も同様に容
易に行なうことができる。
場合には、リード線、ストッパーリングおよびピン本体
はそのままとして、ピンヘッドのみを交換することで足
りる。また、上記スリーブを上記コイルバネの固定端と
し、上記コイルバネの可動端を上記ピンヘッドにて受け
るようにしたことにより、コイルバネの交換も同様に容
易に行なうことができる。
【0009】
【考案の実施の形態】次に、この考案を図1に示されて
いる実施例により説明する。
いる実施例により説明する。
【0010】この導電接触ピン10は、先に説明した図
2の従来例と同様、回路基板検査装置などのピンボード
2に穿設されている取付け孔3に嵌合保持されるスリー
ブ4と、同スリーブ4内に摺動自在に挿通されるピン本
体5とを備えているが、この場合、ピン本体5に対して
ピンヘッド11が着脱自在に取り付けられている。
2の従来例と同様、回路基板検査装置などのピンボード
2に穿設されている取付け孔3に嵌合保持されるスリー
ブ4と、同スリーブ4内に摺動自在に挿通されるピン本
体5とを備えているが、この場合、ピン本体5に対して
ピンヘッド11が着脱自在に取り付けられている。
【0011】この実施例において、ピンヘッド11はピ
ン本体5よりも大径の棒状体からなり、その一端側(図
1において上端側)には、ピン本体5に対する連結手段
としての保持穴11aが穿設されている。
ン本体5よりも大径の棒状体からなり、その一端側(図
1において上端側)には、ピン本体5に対する連結手段
としての保持穴11aが穿設されている。
【0012】保持穴11aの内径は、ピン本体5の外径
よりも例えば0.2mm程度小さく、したがって、この
保持穴11a内にピン本体5が着脱可能に圧入される。
なお、ピンヘッド11は例えばSK焼入れ鋼、超鋼もし
くはダングステンなどの硬質金属材よりなる。
よりも例えば0.2mm程度小さく、したがって、この
保持穴11a内にピン本体5が着脱可能に圧入される。
なお、ピンヘッド11は例えばSK焼入れ鋼、超鋼もし
くはダングステンなどの硬質金属材よりなる。
【0013】ピン本体5の周りには、先に説明した図2
従来例と同じく、コイルバネ6が配設されるが、この場
合、コイルバネ6はスリーブ4を固定端とし、ピンヘッ
ド11の上端面11bを可動端として配設される。
従来例と同じく、コイルバネ6が配設されるが、この場
合、コイルバネ6はスリーブ4を固定端とし、ピンヘッ
ド11の上端面11bを可動端として配設される。
【0014】これにより、ピン本体5はコイルバネ6に
より、その先端側であるピンヘッド11方向に弾性的に
付勢される。また、ピン本体5の反対側にはスリーブ4
の端部に当接して同ピン本体5の抜けを防止するストッ
パーリング7が取付けられている。
より、その先端側であるピンヘッド11方向に弾性的に
付勢される。また、ピン本体5の反対側にはスリーブ4
の端部に当接して同ピン本体5の抜けを防止するストッ
パーリング7が取付けられている。
【0015】この構成によれば、ピンヘッド11が摩耗
した場合には、同ピンヘッド11をピン本体5から強制
的に外し、そのピン本体5に対して、新たなピンヘッド
11の保持穴11aを差し込む(圧入する)だけで良
く、きわめて簡単にピンヘッド11のみを交換すること
ができる。
した場合には、同ピンヘッド11をピン本体5から強制
的に外し、そのピン本体5に対して、新たなピンヘッド
11の保持穴11aを差し込む(圧入する)だけで良
く、きわめて簡単にピンヘッド11のみを交換すること
ができる。
【0016】また、例えば多数回にわたる繰り返し使用
により、コイルバネ6にヘタリが生じ、コイルバネ6の
交換が要求される場合にも、ピンヘッド11を取り外す
だけで、そのコイルバネ6の交換を簡単に行なうことが
できる。
により、コイルバネ6にヘタリが生じ、コイルバネ6の
交換が要求される場合にも、ピンヘッド11を取り外す
だけで、そのコイルバネ6の交換を簡単に行なうことが
できる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ピン本体とピンヘッドとを分離して形成し、それら
の間に圧入嵌合による着脱可能な連結手段を設けるとと
もに、スリーブをコイルバネの固定端とし、コイルバネ
の可動端をピンヘッドにて受けるようにしたことによ
り、ピンヘッドが摩耗した場合やコイルバネにヘタリな
どが生じた場合において、リード線、ストッパーリング
およびピン本体はそのままとして、ピンヘッドやコイル
バネを簡単に交換することができる。
ば、ピン本体とピンヘッドとを分離して形成し、それら
の間に圧入嵌合による着脱可能な連結手段を設けるとと
もに、スリーブをコイルバネの固定端とし、コイルバネ
の可動端をピンヘッドにて受けるようにしたことによ
り、ピンヘッドが摩耗した場合やコイルバネにヘタリな
どが生じた場合において、リード線、ストッパーリング
およびピン本体はそのままとして、ピンヘッドやコイル
バネを簡単に交換することができる。
【図1】この考案の一実施例に係る導電接触ピンを示し
た断面図。
た断面図。
【図2】従来例の導電接触ピンを示した断面図。
2 ピンボード 3 取付け孔 4 スリーブ 5 ピン本体 6 コイルバネ 7 ストッパーリング 8 リード線10 導電接触ピン 11 ピンヘッド 11a 保持穴 11b 上端面
Claims (1)
- 【請求項1】 回路基板検査装置などのピンボードに穿
設されている取付け孔に嵌合保持されるスリーブと、同
スリーブ内に摺動自在に挿通され、その先端に被検査部
位に対して電気的に接触するピンヘッドを有するピン本
体と、同ピン本体の周りに配設され、同ピン本体を上記
ピンヘッド方向に弾性的に付勢するコイルバネとを備え
ている導電接触ピンにおいて、 上記ピン本体と上記ピンヘッドとを分離して形成し、そ
れらの間に圧入嵌合による着脱可能な連結手段を設ける
とともに、上記スリーブを上記コイルバネの固定端と
し、上記コイルバネの可動端を上記ピンヘッドにて受け
るようにしたことを特徴とする導電接触ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025829U JP2604816Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 導電接触ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025829U JP2604816Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 導電接触ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680179U JPH0680179U (ja) | 1994-11-08 |
JP2604816Y2 true JP2604816Y2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12176753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025829U Expired - Lifetime JP2604816Y2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 導電接触ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604816Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309798A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Espec Corp | 電流・電圧プローブ |
JP2010085292A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Fuji Electric Systems Co Ltd | コンタクトピン及び素子試験装置 |
JP5898862B2 (ja) * | 2011-06-10 | 2016-04-06 | 日鉄住金テックスエンジ株式会社 | 大電流用コンタクトプローブ |
HUP1700051A2 (hu) * | 2017-02-02 | 2018-08-28 | Equip Test Kft | Kontaktáló eszköz, fejegység ahhoz, valamint eljárások kontaktáló eszköz és fejegység elõállítására |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP1993025829U patent/JP2604816Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680179U (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000202 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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