JP2604762B2 - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP2604762B2
JP2604762B2 JP28195387A JP28195387A JP2604762B2 JP 2604762 B2 JP2604762 B2 JP 2604762B2 JP 28195387 A JP28195387 A JP 28195387A JP 28195387 A JP28195387 A JP 28195387A JP 2604762 B2 JP2604762 B2 JP 2604762B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、テレビジョン信号をはじめとする画像信号
を少ない情報量で伝送する高能率符号化方式即ち、高能
率符号化装置に関する。
(従来の技術) 画像信号の高能率符号化方式は広く研究が進められ、
予測符号化方式、直交変換符号化方式、ベクトル量子化
方式などのアルゴリズムが実現されている。一方、符号
化制御にどのような方法を用いるかも、良好な画品質を
得るために符号化アルゴリズムと同様に重要である。
従来の代表的な符号化制御方式としてフィードバック
による方式がある。これは、量子化器出力を符号化し
て、符号化データをバッファメモリに入力する。そし
て、バッファメモリの占有量に応じて量子化特性を変更
し、バッファメモリのオーバフロー、アンダフローを防
止しながら、伝送路の伝送速度に整合させる動作をす
る。このとき、バッファメモリのオーバフロー、アンダ
フロー対策として、バッファメモリの占有量に応じて情
報発生抑制の処理、例えば量子化特性を粗くするなどの
処理を行なっている。この方法は、制御の加えられた過
去のデータに基づいて新たな信号に制御を加え、量子歪
みを可変としている。このため、情報抑圧の過多と過を
繰り返す、いわゆるバッファメモリ占有量の発振減少が
避けられない。したがって処理画に空間的、時間的に劣
化のある領域とない領域が交互に現れることになり、大
きな劣化となる。(参考文献:N.MUKAWA et.al.,“Anint
erframe coding system for video teleconferecing si
gnal transmission at a 1.5Mdit/s rata,2"IEEE Tran
s.on COM,vol.COM−32,No.3,March 1984)。
一方、フィードフォワード制御では符号化の対象とな
る信号の情報量を測定し、与えられた伝送速度が得られ
るように対象の信号に歪みを繰り返し変化させたのち符
号化を行う。符号化の対象となる信号自身で制御を行う
ためコントロールは常に安定で、制御の不安定さに基づ
く画質劣化を生じないが、与えられた伝送速度を得るた
めの操作が一般にリアルタイムで実行不可能であるため
遅延時間が大きい。(参考文献:A.G.Tescher,“Rate ad
aptivc communication,"19.1.1.NTC 78)。
また、情報量をまえもって、推定する方法として
(1)特願昭55−175241(特開昭57−99885号公報参
照)あるいは、(2)特願昭60−293019(特開昭62−15
4987号公報参照)に記述の方法もある。(1)は、フレ
ーム間差分信号のパワなどに応じて情報量を推定し、こ
の推定値に基づいて符号化パラメータを制御している。
しかしながら、直接量子化による情報量を測定するもの
でないため推定精度が低く安定した動作を得ることが難
しいという欠点があった。(2)は、直交変換符号化に
係る変換係数をビット配分テーブルを用いて符号化して
いる。このため、符号化制御では、ビット配分テーブル
を変換する制御を行なっている。したがって、ビット配
分テーブルを用いない符号化方式、即ち、全ての変換係
数に対し1つの符号化特性を適用する方式、例えばW.Ch
en,“Scene adaptive coder"IEEE Trans.on COM,Vol.CO
M−32,pp.225−232,March 1984などの方式には適用でき
ないという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は、符号化制御の基となる情報量の推定を符号
化に先立ち行なうことにより符号化制御を安定化させ、
再生画像の品質を向上させることを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、全ての変換係数に対し1つの量子化、符号
化特性を適用する符号化方式において、対象とする画像
信号の情報量を符号化するに先立ち推定し、その結果に
より量子化特性などの符号化パラメータを制御して、符
号化システムの制御を安定化させることにより再生画像
の品質を向上させるものである。従来の方法とはヒスト
グラムを用いて情報量を符号化前に精度良く推定して、
利用する点が異なる。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例の構成を示す図であり、1
はディジタル化ビデオ入力端子、2はブロック化回路、
3は2次元直交変換回路、4は遅延回路、5は符号化制
御回路、6は量子化器、7は有効無効ブロック判定回
路、8はスキャン変換回路、9,10は可変長符号化回路、
11は時分割符号多重化回路、12は送信部バッファメモ
リ、13は伝送路、14は受信部バッファメモリ、15は符号
化分離回路、16,17は可変長復号回路、18はスキャン変
換回路、19は切換回路、20は2次元直交逆変換回路、21
はテレビスキャン回路、22はディジタル化ビデオ出力端
子である。
ディジタル化ビデオ入力端子からは、ディジタル化さ
れた画像信号が入力され、2のブロック化回路に入力さ
れている。ブロック化回路では、まず入力信号を縦横A
*B画素ずつにブロック化する。ブロック化は走査線の
スキャン方法の変換に対応するもので、これは、メモリ
回路とアドレス制御回路により容易に構成できる。これ
により、TVスキャンの信号は第2図(a)のように走査
順が変更される。得られたブロック化信号は2次元直交
変換回路3に入力される。変換回路はA*B画素を入力
して同じ個数の変換係数を出力するものであり、例えば
ブロック毎に2次元ディスクリートコサイン変換(以降
は2次元ディスクリートコサイン変換を単にDCT変換と
略して呼ぶ)され、A*B個のDCT係数を得る。第2図
(b)に、あるブロックのDCT係数の並びとその走査順
を示す。この図で、ブロックの左上が直流部分、右上は
水平方向成分の最高シーケンスの係数。左下が垂直方向
の最高シーケンス、右下が垂直水平ともに高いシーケン
スの係数を示す。
得られた変換係数は、遅延回路4と符号化制御回路5
に入力される。符号化制御回路では設定期間(例えば1
フレーム時間)の入力変換係数データを監視することに
より入力信号の発生情報量を推定し、符号化結果があら
かじめ与えられた伝送路速度(伝送レート)になるよう
に符号化制御のパラメータ、たとえば、量子化器のパラ
メータを決定する。一方、遅延回路4は変換値を上記設
定期間遅延させて、符号化制御と変換値の量子化タイミ
ングが一致するよう符号化制御回路5の回路の遅延時間
を補償する。
量子化器6では、入力されたDCT係数を符号化制御回
路5によって選択された符号化パラメータ(ここでは量
子化特性)に従って量子化し、量子化代表値に対応する
量子化インデックスを有効無効ブロック判定回路7、ス
キャン変換回路8に送出する。量子化特性の例を第3図
に示す。第3図に示すように量子化特性は複数の特性が
あり、切り換えて用いられる。たとえば、情報量を少な
くおさえたいときは粗い量子化(例えば第3図
(h))、多くしたいときは細かい量子化(例えば第3
図(a))が用いられる。
有効無効ブロック判定回路7は量子化器6の出力値を
監視し、1ブロック中に量子化代表値が1つでも零でも
ないものがあれば、当該ブロックを有効ブロックとし、
量子化代表値がすべて零であれば当該ブロックを無効ブ
ロックとして、判定結果を可変長符号化回路9に出力す
る。可変長符号化回路9は、有効ブロックに対し、有効
ブロックであることを示すインデックスコードを出力す
る。また、無効ブロックに対し、無効ブロックであるこ
とを示すインデックスコードを出力する。一例として、
有効ブロックのインデックスコードを“01"、無効ブロ
ックのコードを“1"などと与えることができる。
スキャン変換回路8は、量子化器6の出力値を入力
し、シーケンスの順序、各係数の走査順序を変更するも
のである。たとえば、第2図(b)のシーケンス即ち、
順次走査が第2図(c)のようなジグザグ走査に変更さ
れる。本回路はブロック化回路2と同様のメモリおよび
アドレス制御回路により容易に構成できる。このように
スキャンを変換する理由は以下のためである。2次元直
交変換係数の一般的性質として、係数値の大きいものは
直流成分および低次のシーケンスに集中するため、第2
図(c)のようにジグザグに走査すると高域に対応する
シーケンスの係数値は0となることが多い。従って、第
2図(c)の最終有効(非零)係数の後ろに特殊な識別
符号を加えると、この後ろの零係数を符号化する必要が
なくなり、符号化効率が向上することになる。また、直
流分から最終非零係数までの係数についても零値が多い
ため、零値をランレングス符号化することによりさらに
効率を上げる方法もある。
スキャン変換回路8の出力は可変長符号化回路10に入
力され、前記量子化インデックスに対応して所定の可変
長符号を割り当てて出力する。なお、無効ブロックの係
数に対しては、既に可変長符号化回路9でブロック全て
の係数が零であることが符号化されているため、符号化
の必要はない。当該回路は例えばROMにより構成され
る。可変長符号の例を表1に示す。
可変長符号回路9および10の出力は、符号多重化回路
11に入力され、前記符号は時系列的に多重化される。本
回路は通常セレクタ回路により構成される。符号多重化
回路の出力信号は送信バッファメモリ12に送出され、こ
こで伝送路の伝送速度に整合するように制御される。そ
のためメモリの書き込みアドレスと読み出しアドレスの
差(バッファメモリ内の情報占有量)を符号制御回路
5、即ち、推定回路にフィードバックして符号化処理に
おける情報発生量を制御することも行われる。さらに、
送信バッファメモリにより、伝送路13にデータが送られ
る。
伝送路13は、入力値を受信側に送るもので、伝送路自
身の他、例えば伝送路に都合のよい符号形式(例えばAM
I,B8ZSなど)に符号化復号化するための回路などをふく
んでいる。
受信部では、受信部の逆の操作が行われる。まず、受
信部バッファメモリ14において伝送符号速度とビデオ復
号速度の変換が行われ、符号分離回路15に送られる。符
号分離回路15では例えば有効無効ブロック符号と有効無
効係数符号に分離する。可変長復号回路16では、有効無
効ブロック符号が復号され、無効ブロックに対しては零
係数値に対応する量子化代表値が出力される。復号の結
果、有効ブロックと解読されたブロックに対しては、可
変長復号回路17が用いられ、可変長符号が量子化代表値
に復号される。更に、スキャン変換回路18により操作順
序が再び第2図(b)のように変更される。無効ブロッ
クの復号値を示す可変長復号回路の出力とスキャン変換
回路18の出力は、切換回路19に入力されて無効ブロック
データのときは可変長復号回路16の出力を、有効ブロッ
クのときはスキャン変換回路18の出力を選ぶように処理
される。切換え回路19の出力は、2次元直交逆変換回路
20に入力され、元の画像信号に変換される。続いて、テ
レビスキャン化回路21によりテレビスキャンに変換さ
れ、出力端子22を介して出力される。以上説明した符号
化回路は、符号制御回路、即ち、推定回路5を除き、従
来の技術で実現できるものである。
第4図は、本発明の実施例の符号化制御部5の構成を
示す図であり、31は係数入力端子、32はブロック内最大
係数値検出回路、33は最大係数ヒストグラム算出回路、
34は係数ヒストグラム算出回路である。35は有効無効ブ
ロック情報量演算回路、36は有効無効係数情報量演算回
路、37はオーバーヘッド情報量演算回路、38は量子化特
性設定回路、39は量子化特性パラメータ出力である。
第4図において、入力端子31から変換係数データがブ
ロック内最大係数検出回路32および、係数ヒストグラム
算出回路34に入力される。本実施例では、係数符号と有
効無効ブロック符号が発生する符号データの主要部分で
あることから、これらの情報量を推定する。
まず、有効無効ブロック符号の情報量を算出するため
に、ブロック内最大係数値検出回路32で、あるブロック
のA*B個の係数値のうちで絶対値が最大となる値を検
出する。これは、この値が各量子化特性の最小量子化ス
テップより大きければこのブロックを有効ブロック、小
さければ無効ブロックとすることに対応する。
今、量子化特性の数を第3図に示すように8種あると
すると、前記最大値が、8種の特性のうちの最小量子化
ステップを越えているかを検出する。そして、対応する
量子化特性の種類を示す信号を最大係数ヒストグラム算
出回路33に出力する。最大係数ヒストグラム算出回路33
は、設定時間中の最大係数値のヒストグラムを各量子化
特性毎に生成する。ここで、このヒストグラムをブロッ
クヒストグラムと呼ぶ。演算結果は例えば量子化特性の
粗いほうから細かいほうへ順番にその累算値(頻度)の
形で有効無効ブロック情報演算回路35に出力される。
同様に、係数ヒストグラム算出回路34において、ブロ
ックの全ての係数値を各量子化特性毎に算出し、係数ヒ
ストグラムを生成する。これは、係数値が量子化器の最
終量子化ステップより大きければこの係数を有効係数、
小さければ無効係数とすることに対応する。これを設定
時間演算すると、メモリにはすべての量子化器の最小量
子化ステップの数に対する頻度のヒストグラムが完成す
る。演算結果は係数ヒストグラム出力端子を介して、例
えば量子化特性の粗いほうから細かいほうへ順番にその
頻度を出力する。
2つのヒストグラムは有効無効ブロック量情報演算回
路35および有効無効係数情報量演算回路36に入力され
る。まず、有効無効ブロック量情報演算回路35では、ヒ
ストグラムを入力し、各最小量子化ステップを越えるブ
ロックの数に有効ブロックに割り当てる符号長を乗じ、
越えないブロックの数に無効ブロックに割り当てる符号
長を乗じる。これにより最小量子化ステップが与えられ
たときの有効/無効ブロック情報量が求まる。例えば、
第3図のように最小量子化ステップが8種類与えられて
いるとき、8通りの有効/無効ブロック情報量が得られ
ることになる。
また、同様に係数情報量演算回路36において、係数ヒ
ストグラムが入力され、最小量子化ステップを8通りに
変化させたとき、最小量子化ステップを越える係数の数
に有効係数に割り当てる平均符号長を乗じ、越えない係
数の数に無効係数に割り当てる符号長を乗じる。これに
より最小量子化ステップが与えられたときの有効/無効
係数の情報量が求まる。
オーバヘッド情報算出回路37は、上記2つの情報量以
外に必要な情報量を算出するもので、たとえば適応化が
行われたときのクラス分けに必要な情報量などがある。
量子化特性設定回路38は、上記、有効無効ブロック量
情報演算回路35、および係数情報量演算回路36およびオ
ーバヘッド情報量演算回路37より得られるデータに基づ
き、具備されている8種類の量子化器に対応する推定情
報量を計算する。さらに、8種類の推定情報量のうち当
該設定時間に割り当て可能な情報量に最も近い情報量の
量子化器番号をひとつ選択して出力端子39に出力する。
第5図は、本発明の符号化制御部のブロック内最大係
数値検出回路32および最大係数ヒストグラム算出回路33
の構成例を示す図であり、41は係数入力端子、42は絶対
値回路、43は比較回路、44,47,52はフリップフロップ、
45は選択回路、46はブロックタイミング信号発生回路、
48は最小量子化ステップテーブル、49はメモリ、50はイ
ンクリメンタ、51は加算器、53は有効無効ブロックヒス
トグラム出力、54は量子化番号カウンタ、55は量子化番
号シーケンス出力である。
第5図において、入力端子41から1ブロック分の変換
係数データが絶対値回路42に入力される。演算された絶
対値は比較回路43に入力される。比較回路43ではフリッ
プフロップ44に記憶されている最大値と比較し、選択値
回路42の入力値がフリップフロップ44より大きい、また
は小さいことを示す信号を選択回路45に送出する。選択
回路45では、前記比較回路の結果に基づき、より大きい
値を選択して、フリップフロップ44および47に出力す
る。ブロックタイミング信号発生回路46は、ブロック毎
にフリップフロップ44をリセットするので、フリップフ
ロップ44には1ブロックにおける最大値が形成される。
また、フリップフロップ47においてブロックタイミング
発生回路により前記最大値がラッチされ、1ブロックに
つき1つの最大値が最小量子化ステップテーブル48に送
出される。
ROMによって構成された最小量子化ステップテーブル4
8では、前記最大値が、8種の量子化特性のうちどの最
小量子化ステップを越えているかを検査する。そして、
対応する量子化特性の種類を示す番号をメモリ49に出力
する。ここでは、第3図に示すように、番号の小さいも
のが細かい量子化、番号の大きいものが粗い量子化を示
すとする。
量子化特性の番号はメモリ49のアドレスに入力され、
メモリはその量子化特性番号のこれまでの累算個数をイ
ンクリメンタ50に出力する。インクリメンタは累積値を
1増やしてその数を再びメモリ49に入力してメモリの内
容を書き替える。これを設定時間(たとえばフレーム時
間)演算すると、メモリには最大係数のヒストグラムが
完成することになる。したがって、ブロック内最大係数
値検出回路32及び最大係数ヒストグラム算出回路33とは
ブロックヒストグラム作成するためのヒストグラム回路
を構成している。
つぎに、ヒストグラムの値を量子化番号の大きい順に
累算して累積ヒストグラムを生成する。量子化番号の大
きい順にヒストグラムは、加算器51に入力され、フリッ
プフロップ52に記憶されている値を累算し、再びフリッ
プフロップ52に書き込む。従って、量子化番号8の頻度
は元のまま、量子化番号7の累積頻度は量子化番号7と
8の頻度を足したもの、量子化番号6は量子化番号6と
7と8を足したものというようになる。これは、各量子
化番号が与えられたときの有効ブロックの数を推定する
ものである。
前記演算結果は最大係数ヒストグラム出力端子53を介
して、例えば量子化番号の大きいほうから小さいほうへ
順番にその頻度を出力する。また、カウンタ54は、ヒス
トグラムにタイミングを合わせて量子化器番号を発生さ
せるものでここでは、大きい量子化番号から小さい量子
化番号の順に量子化番号出力端子55を介して出力する。
一方、ブロックの係数値のヒストグラムも最大値のヒ
ストグラムと同様に係数ヒストグラム算出回路34により
作成される。この回路は、第5図回路において最大値検
出回路の部分を除き、演算の速度を係数単位とすること
で実現される。
第6図は、量子化特性設定回路38の構成例を示したも
のである。図は、35は有効無効ブロック情報量演算回
路、36は係数情報量演算回路、37はオーバヘッド符号演
算回路、61は有効無効ブロックヒストグラム入力端子、
62は係数ヒストグラム入力端子、63は加算器、64は比較
回路、65は伝送レート演算回路、66は量子化番号入力端
子、67はフリップフロップ、68は量子化番号出力端子で
ある。
有効無効ブロックヒストグラム入力端子61から、各量
子化番号に対応する有効無効ブロックヒストグラムが有
効無効ブロック情報量演算回路35に入力される。有効無
効ブロック情報量演算回路では各量子化番号に対応する
ヒストグラム値から最小量子化ステップが与えられたと
きの有効/無効ブロック情報量を求める。即ち、ヒスト
グラムの値に有効ブロックに割り当てる符号長を乗じ、
また、ヒストグラムからの対応する無効ブロック数が
〔(全ブロック数)−(ヒストグラムの頻度)〕により
得られ、これに無効ブロックに割り当たる符号長を乗じ
る。これにより例えば、最小量子化ステップが8種類与
えられているとき、8通りの可能性のある有効/無効ブ
ロック符号量が得られることになる。回路構成上は上記
演算を1つのROMテーブルで実現できる。有効/無効ブ
ロック符号量は、加算器63に出力する。
同様に、係数ヒストグラム入力端子62から、各量子化
番号に対応する係数ヒストグラムが係数情報量演算回路
36に入力される。係数情報量演算回路では各量子化番号
に対応するヒストグラム値から、最小量子化ステップが
与えられたときの係数情報量を求める。即ち、ヒストグ
ラムの値に有効係数に割り当てる符号長を乗じ、また、
ブロック内の無効係数の数を推定して、これに無効係数
に割り当てる符号長を乗じる。これにより例えば、最小
量子化ステップが8種類与えられたとき、8通りの可能
性のある係数符号量が得られることになる。回路構成上
は上記演算を1つのROMテーブルで実現できる。係数符
号量は、加算器63に出力される。
オーバヘッド符号量演算回路37は、上記2つの情報量
以外に必要な情報量を算出するもので、たとえば適応化
が行われたときのクラス分けに必要な情報量などがこれ
にあたる。演算結果は加算器63に出力される。
有効無効ブロック符号量演算回路35、係数符号量演算
回路36、オーバベッド符号量演算回路37の出力は、加算
器63で加算され、量子化ステップを大きい方から小さい
方に可変にした時の各量子化特性に対応する情報量の推
定値が算出できることになる。
加算器63からは、情報推定量が量子化器の粗い順に送
出され、比較回路64に入力される。比較回路では、加算
器63で得られた情報量を伝送レート演算回路65より得ら
れる。当該設定時間に割り当てられる情報量と比較し、
この値と最も近い情報量になるときタイミングパルスを
発生し、フリップフロップ67に出力する。伝送レート演
算回路65では、当該設定時間(例えばフレーム)に割当
て可能な情報量を演算して出力する。例えば、毎秒30フ
レームは300kbit/sで符号化するとき1フレームは10kbi
tが割り当てられる。
量子化番号入力端子66から入力される量子化番号と比
較回路64より得られるタイミング信号は同期しているた
め、フリップフロップ67においてタイミング信号でラッ
チすると目的とする情報発生をさせる量子化番号が選択
できる。量子化番号は量子化番号出力端子68より出力さ
れる。これにより目標とする情報量を発生する量子化特
性が選択されたことになる。
以上のような構成になっているため、符号化時に符号
化フレーム自身の情報量に応じてパラメータが制御でき
る。従って、シーンチェンジの際にもシートチェンジシ
ーン画面に応じて制御が可能で有るため次フレーム以降
に制御の影響が残らないように出来るため安定な制御が
出来る。安定な制御に応じて量子化ステップが長時間同
じものが選択され、画品質が安定する。
以上の説明では、直交変換にDCT変換を例にとったが
これは他の直交変換(HADAMARD,FOURIER,SLANT,K−L)
などでも同様に適用できる。また、以上説明では、画像
信号を直接処理する場合について述べたが、予測誤差信
号を処理する場合も同様の構成で実現可能であることは
容易に類推できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、情報量推定を用いて
符号化制御を行っているため、制御が安定し、画品質が
向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の実施例の構成を示す図、第2図は、
走査変換、スキャン変換の概念図、第3図は量子化特性
の例を示す図、第4図は、本発明の実施例の符号化制御
部の構成を示す図、第5図は、本発明の符号化制御部の
ブロック内最大係数値検出回路および最大係数ヒストグ
ラム算出回路の構成例を示す図、第6図は、量子化パラ
メータ算出回路の構成例を示したものである。 1……ディジタル化ビデオ入力端子、2……ブロック化
回路、3……2次元直交変換回路、4……遅延回路、5
……符号化制御回路、6……量子化器、7……有効無効
ブロック判定回路、8……スキャン変換回路、9,10……
可変長符号化回路、11……時分割符号多重化回路、12…
…送信部バッファメモリ、13……伝送路、14……受信部
バッファメモリ、15……符号分離回路、16,17……可変
長復号回路、18……スキャン変換回路、19……切換回
路、20……2次元直交逆変換回路、21……テレビスキャ
ン化回路、22……ディジタル化ビデオ出力端子、31……
入力端子、32……ブロック内最大係数値検出回路、33…
…最大係数ヒストグラム算出回路、34……係数ヒストグ
ラム算出回路、35……有効無効ブロック量情報演算回
路、36……係数情報量演算回路、37……オーバヘッド情
報量演算回路、38……量子化特性設定回路、39……量子
化特性パラメータ出力、41……係数入力端子、42……絶
対値回路、43……比較回路、44,47,52……フリップフロ
ップ、45……選択回路、46……ブロックタイミング信号
発生回路、48……最小量子化ステップテーブル、49……
メモリ、50……インクリメンタ、50……加算器、53……
有効無効ブロックヒストグラム出力、54……量子化番号
カウンタ、55……量子化番号シーケンス出力、61……有
効無効ブロックヒストグラム入力端子、62……係数ヒス
トグラム入力端子、63……加算器、64……比較回路、65
……伝送レート演算回路、66……量子化番号入力端子、
67……フリップフロップ、68……量子化番号出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽鳥 好律 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国 際電信電話株式会社内 (72)発明者 武川 直樹 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 古閑 敏夫 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 松田 喜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−99885(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像信号を所定時間内で、複数
    のブロックに区分する手段と、各ブロック毎に、予め定
    められた変換を施すことによって得られた変換係数を生
    成する手段と、当該変換係数を処理し、処理結果にした
    がって、前記所定時間内における符号量を伝送すべき伝
    送路に応じた目標値に合わせるように、制御するための
    情報伝送量制御部とを備え、前記情報伝送量制御部は、
    各ブロック内の変換係数が、最小量子化ステップの異な
    る複数の量子化特性の各量子化特性毎に有効であるか無
    効であるかを決定する決定手段と、当該決定手段で決定
    された有効係数の個数を各量子化特性毎に所定時間にわ
    たって累積することによって係数ヒストグラムを作成す
    る係数ヒストグラム作成手段と、各ブロック内の変換係
    数の最大値を検出する最大値検出手段と、当該最大値検
    出手段で検出された最大値から、最小量子化ステップの
    異なる複数の量子化特性の各量子化特性毎に、各ブロッ
    クが有効であるか無効であるかを判定する判定手段と、
    当該判定手段で判定された有効ブロックの個数を各量子
    化特性毎に、所定時間にわたって累積することによって
    ブロックヒストグラムを作成するブロックヒストグラム
    作成手段と、前記所定時間内の係数ヒストグラムから、
    係数に割り当てられる符号量を各量子化特性毎に計算す
    る第1の計算手段と、前記ブロックヒストグラムから、
    各ブロックが有効であるか無効ブロックであるかを識別
    するための情報に割り当てられる符号量を各量子化特性
    毎に計算する第2の計算手段と、前記第1及び第2の計
    算手段で計算された符号量の合計符号量を、前記量子化
    特性毎に、前記所定時間内の伝送符号量として算出する
    手段と、前記算出された伝送符号量を前記目標値と比較
    して、前記目標値に見合った伝送量を持つ量子化特性に
    よる符号、当該量子化特性に対して有効ブロックか否か
    を識別する符号、及び、当該量子化特性に割り当てられ
    た量子化番号を前記所定時間内の伝送信号として、出力
    する手段とを備えていることを特徴とする画像符号化装
    置。
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JPS5799885A (en) * 1980-12-13 1982-06-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Coder between frames

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