JP2604523B2 - 自動色校正装置 - Google Patents

自動色校正装置

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JP2604523B2
JP2604523B2 JP4243299A JP24329992A JP2604523B2 JP 2604523 B2 JP2604523 B2 JP 2604523B2 JP 4243299 A JP4243299 A JP 4243299A JP 24329992 A JP24329992 A JP 24329992A JP 2604523 B2 JP2604523 B2 JP 2604523B2
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卓真 瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色刷印刷物の色校正
に使用される自動色校正装置、特にケミカルプルーフ方
式の自動色校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色刷印刷物の色校正を行なう色
校正装置として、主に平台校正機が使用されていたが、
各工程毎に人手が要り、その作業効率が悪いために、色
校正作業を迅速に行なうことは困難であった。そこで、
近時、品質の良い校正刷り(プルーフ)を得ることが可
能で、しかも人手を大幅に省くことのできるケミカルプ
ルーフ方式の自動色校正装置が提案されている。
【0003】この種の自動色校正装置としては、例えば
特開昭63−135828号公報に記載されたものがあ
る。この装置は、原画の色分解に基づき各色用のポジ又
はネガとして作製された複数種の網点フィルムを用いて
校正刷りを出力するもので、シート材供給装置、ラミネ
ート装置、露光装置、現像装置、網点フィルム集積装
置、並びに、各シートやフィルムの搬送・位置決め装置
等から構成されている。この自動色校正装置では、ま
ず、その色分解の1色に対応する色材をベース紙の上に
ラミネートし、ラミネートされたベース紙及び色材(以
下、ラミネートシートともいう)の上に前記複数種のう
ち1種の網点フィルムを重ね合わせて露光し、露光後の
ラミネートシートを現像処理することで、ベース紙上に
1色の色画像を形成する。次いで、そのベース紙上に次
の色材をラミネートし、同様な工程でベース紙上に次の
1色の色画像を重ねて形成する。このような工程を順次
各色について行なうことにより、多色刷りが行なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動色校正装置にあっては、ベース紙に色材
をラミネートし、その上に露光用の網点フィルムを重ね
合わせる段階で、シート材供給装置から露光装置までの
ベース紙及び色材の搬送方向と、網点フィルム集積装置
から前記ラミネートシート上への網点フィルムの搬送方
向とが、水平方向に直交していた。したがって、これら
の搬送・位置決めのために3次元アームが必要になって
装置全体が大型で構造の複雑なものになり、コスト高で
あるとともに、高速化の面で不利であった。
【0005】また、ラミネートされたベース紙及び色材
の上に網点フィルムを重ね合わせる場所を露光装置の外
に設ける必要があるとともに、網点フィルム集積装置内
において、露光後の網点フィルムを未露光の網点フィル
ム束の下に差し込むために、露光後の網点フィルムの受
渡し場所と未露光の網点フィルムの受渡し場所とを隣合
う別々の場所にする必要があり、設置面積の大きな装置
にならざるを得ないという問題があった。
【0006】後者の問題に対しては、上記の自動色校正
装置でも、網点フィルム集積装置の配置を工夫すること
で、設置スペースを極力削減するようにしているが、装
置の前面側に網点フィルム集積装置が突出するため、そ
の後方の装置のメンテナンス作業性及び装置の見栄え等
の点で解決すべき課題が残る。そこで、本発明は、小
型、簡素で、メンテナンスが容易であり、しかも、外観
的にも見栄えの良い低コストの自動色校正装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、ベースシート及び複数種の色材シ
ートを収納しベースシートと複数種のうち何れか1種の
色材シートとを搬送経路に給送可能なフィード装置と、
フィード装置から給送されたベースシート及び色材シー
トを重ねて該ベースシート上に該色材シートをラミネー
トするラミネート装置と、ベースシート上にラミネート
された色材シートを該色材シートに対応する色画像情報
を有する網点フィルムを通して露光する露光装置と、前
記複数種の色材シートに対応する複数の網点フィルムを
1組として複数組の網点フィルムを上下に相対移動可能
な複数のトレイに収納する網点フィルム収納装置と、露
光された色材シートを現像処理してベースシート上に所
定の色画像を形成する現像装置と、ベースシート及び色
材シートを前記フィード装置、ラミネート装置、露光装
置及び現像装置を通る所定の搬送経路で搬送する搬送装
置と、を備え、前記フィード装置、ラミネート装置、露
光装置及び網点フィルム収納装置を前記所定の搬送経路
に沿って一直線上に配置するとともに、一直線上に配置
されたラミネート装置の下方側に前記現像装置を配置
し、前記搬送装置には、前記ラミネートされたベースシ
ート及び色材シートをラミネート装置から露光装置に供
給するとともに前記網点フィルムを網点フィルム収納装
置内で上下に離間する2つのトレイのうち下方のトレイ
から取り出して前記露光装置内のベースシート及び色材
シートの上に搬送する第1搬送手段と、露光済みのベー
スシート及び色材シートを下降させて現像装置に供給す
る第2搬送手段と、現像装置から排出された現像済みの
ベースシートを上昇させてラミネート装置に再度給送す
る第3搬送手段と、を設けたことを特徴とするものであ
り、請求項2記載の発明は、前記フィード装置、ラミネ
ート装置、露光装置及び網点フィルム収納装置が互いに
係合・離脱可能な独立した装置として構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、フィード装置、ラミ
ネート装置、露光装置及び網点フィルム収納装置が、所
定の搬送経路に沿って一直線上に配置されるとともに、
そのラミネート装置の下方側に現像装置が配置されるか
ら、自動色校正装置が全体として前方への突出物の無い
ものとなり、各装置のメンテナンスが容易で見栄えの良
い装置となる。
【0009】また、搬送装置に設けられる第1搬送手段
は、前記直線沿いに露光装置の両側に移動することで、
ラミネートされたベースシート及び色材シートをラミネ
ート装置から露光装置に供給するとともに、網点フィル
ムを網点フィルム収納装置内で上下に離間する2つのト
レイのうち下方のトレイから取り出して露光装置内のベ
ースシート及び色材シートの上に搬送することができ
る。したがって、これらのシートを重ね合わせるための
スペースを露光装置外に設ける必要がないとともに、第
1搬送手段を3次元アーム等の複雑な搬送手段にする必
要がなく、小型で低コストの搬送手段にできる。この結
果、自動色校正装置の設置面積が削減されるとともに、
その小型化が容易になる。
【0010】さらに、現像装置の両脇のスペースを利用
して、露光済みのシートを下降させ現像装置から排出さ
れた現像済みのシートを上昇させる第2及び第3搬送手
段を設けることができ、各装置を効率良く一体化した自
動色校正装置となる。請求項2記載の発明では、フィー
ド装置、ラミネート装置、露光装置及び網点フィルム収
納装置が互いに係合・離脱可能な独立した装置として構
成されているから、装置全体の輸送やフロアー上での移
動が容易になるとともに、各装置の調整やメンテナンス
作業も容易にできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図7は請求項1、2記載の発明に係る自動
色校正装置の一実施例を示す図である。まず、その全体
的な構成について説明すると、本実施例の自動色校正装
置は、原画の色分解に基づき各色用のポジ(ネガでもよ
い)として作製された4種類(複数種)の網点フィルム
とこれらに対応する複数種の色材シートとを用いて校正
刷りを出力するもので、図1に示すフィード装置10、ラ
ミネート装置20、露光装置30、網点フィルム収納装置40
及び現像装置50と、これらの装置10〜50に分割して設け
られ全体として所定の搬送経路を形成する搬送装置60と
を備えている。これらフィード装置10、ラミネート装置
20、露光装置30及び網点フィルム収納装置40は、互いに
係合・離脱可能な独立した装置として構成され、前記所
定の搬送経路に沿って一直線上に配置されているととも
に、一直線上に配置されたラミネート装置20の下方側に
現像装置50が配置されている。これらの装置10〜50のそ
れぞれには、動作指令用の操作入力部と、その操作入力
部への入力に基づいてその装置を独立して動作させるこ
とのできる制御回路とが内蔵されており、各装置10〜50
に内蔵された制御回路は各装置10〜50の動作を集中管理
する図外のホストコンピュータに接続され、このホスト
コンピュータからの指令に従って各装置の動作を実行さ
せるようになっている。
【0012】なお、図示していないが、各装置10〜50の
前面には一辺側を回動支点とする略四角形の開閉ドアが
取り付けられており、これら開閉ドアは常時は閉じてい
る。開閉ドアをメンテナンス等のために開く場合には、
開閉ドアの一部を押してその背面側の公知のロック手段
を解除させるが、そのとき押すべき部位は装置の正面か
らは見えないようになっており、その部位を示す表示手
段(例えば、所謂パッチシール)が開閉ドアの側面に設
けられている。したがって、隣接するドア間の隙間を斜
めに覗き、前記表示手段の近傍を押すことでドアを開
く。また、フィード装置10、露光装置30及び網点フィル
ム収納装置40は、それぞれ単独のフレームに支持された
もので、そのフレームの下部に設けられた周知のキャス
タ及びねじ式固定部材によって移動及び固定可能になっ
ている。ラミネート装置20及び現像装置50は共通フレー
ムに支持され、同様なキャスタ及び固定部材により移動
及び固定可能である。
【0013】次に、各装置の具体的な構成について説明
する。 <フィード装置10>図2、図3に示すように、フィード
装置10は、主に、図示しない複数枚(例えば50枚)の
ベースシートを積載して収納するする昇降可能なベース
シート収納トレイ11と、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)及びブラック(BK)の4種類
(複数種)の色材シートをそれぞれ複数枚(例えば50
枚)ずつ収納する上下複数段(複数)の色材シート収納
トレイ12、13、14、15と、ベースシート収納トレイ11の
下方に設けられた搬送ユニット16と、色材シート収納ト
レイ12〜15及び搬送ユニット16を昇降駆動する昇降駆動
手段17、18と、トレイ11〜15の出し入れ口を覆う図示し
ない自動巻き取り式カバーとから構成されている。
【0014】ベースシート収納トレイ11は、通常は所定
のベースシート給紙高さ(図2に示す位置)に位置する
よう設けられ、搬送ユニット16が昇降駆動手段18によっ
てその最上昇位置まで駆動されたとき、その搬送ユニッ
ト16によって図1に示すように持ち上げられるようにな
っている。また、色材シート収納トレイ12〜15は、昇降
駆動手段17によって一群として昇降され、色材シート収
納トレイ12〜15のうち何れか1つが所定の色材シート給
紙高さ(図2中の色材シート収納トレイ12の位置)に位
置するようになっている。搬送ユニット16は、最下降位
置(図1、図2に図示した位置)で正回転可能で、前記
最上昇位置にて逆回転可能な搬送ベルト16aを有してお
り、処理済みの校正刷りを排紙トレイ71に排紙し、ある
いは、現像済みの循環シートを再給紙するようになって
いる(詳細は後述する)。
【0015】図3には、昇降駆動手段17、18の構成を示
している。同図に示すように、昇降駆動手段17は、フィ
ード装置10の前後両側に、色材シート収納トレイ12〜15
を着脱可能に支持する支持板19に図中左右で連結された
チェーン171と、このチェーン171に係合する複数のスプ
ロケットホイール172〜176と、スプロケットホイール17
2を回転駆動するモータ177とを有している。また、昇降
駆動手段18は、フィード装置10の前後両側に、搬送ユニ
ット16と図中左右でそれぞれ連結するチェーン181と、
このチェーン181に係合する複数のスプロケットホイー
ル182〜186と、スプロケットホイール182を回転駆動す
るモータ187とを有している。なお、各スプロケットホ
イール172〜176及び182〜186はフィード装置10のフレー
ム10fに回転自在に支持されている。また、支持板19及
び搬送ユニット16の図3中右端部にはそれぞれ複数のリ
ミットスイッチ用のドグ179、189が取り付けられ、フィ
ード装置10のフレーム10f側にはこれらに対応するそれ
ぞれ複数のリミットスイッチ178、188が取り付けられて
おり、各複数のリミットスイッチ178、188の信号を受け
た前記内蔵の制御回路により支持板19及び搬送ユニット
16の複数の停止位置で各モータ177、187を停止させ、こ
れによって色材シート収納トレイ12〜15及び搬送ユニッ
ト16を各停止位置に停止させるようになっている。
【0016】さらに、図2において、ベースシート収納
トレイ11及び色材シート収納トレイ12〜15がラミネータ
装置20に近接する部位A1 、A2 には、それぞれ図示し
ない吸着式のシート移送ロボット(以下、単に吸着ロボ
ットともいう)が設けられており、ベースシート及び各
色材シートはこの吸着ロボットによりそれぞれ紙面の上
下を一定に保ったままラミネート装置20の上下の導入ロ
ーラ23a、23bのニップ部に送り込まれるようになって
いる。すなわち、フィード装置10は、ベースシートと複
数種のうち何れか1種の色材シートとをラミネート装置
20側の搬送経路に給送することができるようになってお
り、搬送ユニット16の搬送ベルト16aをベースシート給
紙高さにて逆回転させ循環シートを再給紙することで、
ラミネート装置20へのベースシートの給紙通路と循環シ
ートの給紙通路とを共用するようになっている。
【0017】前記自動巻き取り式カバーは、トレイ出し
入れ口の上部に巻取り部を有し、適宜位置で開閉及び停
止可能な周知の巻き上げ式カーテンのようなものであ
り、そのカバーの下端を多少引っ張り、奥側に押して手
を離すと自動的に開くようになっている。 <ラミネート装置20>ラミネート装置20は、フィード装
置10に隣接するラミネータ部21と露光装置30に隣接する
剥ぎ取り部22とからなり、ラミネータ部21は、前記導入
ローラ23a、23bと、ベースシート搬送路24a及び色材
シート搬送路24bに近接して配置されたバキュームタン
ク25と、バキュームタンク25上でベースシート及び色材
シートの対向する側の面をそれぞれクリーニングするク
リーニングシート26と、両搬送路24a、24bの合流部分
に設けられた一対のラミネートローラ27と、図示しない
ローラ駆動手段等から構成されている。そして、フィー
ド装置10から各1枚のベースシート及び色材シートが給
送されたとき、そのベースシート及び色材シートをクリ
ーニング手段26によりクリーニングした後、所定圧で接
触する一対のラミネートローラ27の間に通し、そのベー
スシート上に色材シートをラミネートするようになって
いる。なお、クリーニングシート26は、帯状不織布等で
形成しこれをロールに巻き取ったもので、バキュームタ
ンク25の搬送路24a、24bとの近接部位を覆うととも
に、順次繰出し及び巻取り可能になっている。
【0018】剥ぎ取り部22は、ラミネータ部21でラミネ
ートされたベースシート及び色材シートの上面、すなわ
ち、ベースシート上の色材シートの上面に接触する剥ぎ
取りテープユニット28を有している。このテープユニッ
ト28は、搬送路24a、24bの合流搬送路24に対向する面
が粘着面となっている粘着テープ28aと、このテープ28
aを通紙回数に応じて順次繰出し及び巻取りする一対の
ロール28b、28cと、テープ28aを合流搬送路24に近接
させる案内ローラ28dと、巻取りテープの押え部材28e
等から構成されており、ベースシート上の色材シートの
上面に粘着テープ28aを接触させることで、この色材シ
ートの上面を形成するキャリアフィルムの先端側を下層
部から剥ぎ取るようになっている。この剥ぎ取り作業が
必要なのは、色材シートが色材を可撓性キャリアフィル
ムの一面に塗布した公知のもので、ベースシートに色材
をラミネートした後にそのキャリアフィルムが不要にな
るからである。
【0019】ラミネータ部21によりラミネートされ、剥
ぎ取りテープユニット28により色材フィルムのキャリア
フィルムを剥ぎ取られたベースシート及び色材(以下、
ラミネートシートSという)は、剥ぎ取り部22内に露光
装置30側に近接して設けられたラミネートシート載置テ
ーブル29の上に位置決めされて載置されるようになって
おり、このテーブル29はループ状の位置決め用ベルト29
aとシート位置センサ29bとによってこのシートを所定
位置に位置決めする。
【0020】なお、剥ぎ取りテープユニット28の粘着テ
ープ28aに接触しその先端側を所定量剥ぎ取られたキャ
リアフィルムは、図示しない剥ぎ取り爪によって全面的
に剥ぎ取られた後、剥ぎ取り部22の上方側に設けられた
図示しない排出トレイに排出される。また、図3におい
て、201はラミネータ部21と剥ぎ取り部22の同期をとる
ため両者の駆動系(詳細は図示していない)を連動させ
るチェーンである。
【0021】<露光装置30>露光装置30は、その最上部
に設けられた露光ランプユニット31と、露光ランプユニ
ット31の下方に設けられたガラス板32と、そのガラス板
32より下方に設けられた露光テーブル35と、露光テーブ
ル35の昇降駆動手段36等から構成されている。露光ラン
プユニット31は、予め設定された露光時間(この露光時
間の増減により画像の濃淡が変化する)の間、所定出力
の光(例えば紫外線)を放出する。ガラス板32はその周
辺部全周の下面にスカート状のシール部材33を配した四
角形のもので、図4に示すように、その周辺部の一部に
は図外のバキュームポンプに接続されたエア抜き通路34
を有しており、このガラス板32と露光テーブル35とは露
光時以外は上下に所定距離だけ離間している。また、露
光テーブル35は、図4に示すように、例えばステンレス
鋼の薄板からなる略四角形の弾性プレート351と、その
弾性プレート351の周辺部を支持する支持フレーム352
と、網点フィルム収納装置40と近接する弾性プレート35
1の一辺側に突出及び没入可能に設けられその突出時に
ラミネートシートSの位置決め穴(ベースシートに形成
された複数の位置決め穴)に係合する公知の複数のレジ
ストピン353とを有している。なお、レジストピン353の
駆動は図示しないエアシリンダ等によって行なわれる。
また、このレジストピン353をガイドするよう弾性プレ
ート351の一辺部に固定されたガイド部354にはレジスト
ピン353を取り囲む複数のOリング355、356が装着され
ている。
【0022】これらガラス板32及び露光テーブル35は、
露光テーブル35の上昇により互いに接近したとき(図4
の状態)、その間に前記シール部材33によって周囲から
遮断された空間を形成し、前記エア抜き通路34を通して
この空間内の空気が吸引されたとき、ラミネートシート
Sを位置決め載置した弾性プレート351が湾曲してその
中央部から順次放射外方側へガラス板に接触して行き、
ついにはその画像形成領域の全域(但し、支持フレーム
352及びガイド部354の近傍を除く)においてガラス板32
と密着する。すなわち、ガラス板32及び露光テーブル35
は前記バキュームポンプと共に、ガラス板32とラミネー
トシートS及び網点フィルムとの間に空気を取り除くエ
ア抜き手段として機能し、弾性プレート351上のラミネ
ートシートS及び網点フィルムの積層体をガラス板32に
密着させるようになっている。そして、このガラス板32
に密着した網点フィルム及びラミネートシートS(ベー
スシート上にラミネートされた色材シート)は、その色
材シートに対応する色画像情報を有する網点フィルムを
通し、露光ランプユニット31からの強い光によって露光
される。そして、この露光により色材シートに潜像が形
成される。
【0023】露光テーブル35の昇降駆動手段36は、図3
に示すように、露光装置30の前後両側に、露光テーブル
35を下方から支持する支持部材361と同図中左右で連結
されたチェーン362と、このチェーン362に係合する複数
のスプロケットホイール363〜368と、スプロケットホイ
ール363を回転駆動するモータ370と、露光装置30のフレ
ーム(詳細は図示していない)に取り付けられ前記内蔵
の制御回路に接続された4つ(複数)のリミットスイッ
チ371〜374とを有しており、複数のリミットスイッチ37
1〜374のON/OFF状態に応じて前記モータ370を停
止させ、露光テーブル35を上下4箇所の停止位置に位置
させることができる。なお、露光テーブル35が最下降位
置に停止したとき、前記シリンダによりレジストピン35
3が駆動され、ラミネートシートSのレジスト穴に係合
していたレジストピン353が下方側に没入してラミネー
トシートSの位置決めが解除される。また、支持部材36
1にはその移動方向が支持部材361と逆になるようワイヤ
375及び複数のプーリ376、377を介して比較的軽量のカ
ウンターウェィト378が連結されており、支持部材361の
昇降に伴う駆動負荷のばらつきを少なくするようになっ
ている。
【0024】<網点フィルム収納装置40>網点フィルム
収納装置40は、上下複数段のトレイ41と、これらのトレ
イ41を昇降させる昇降駆動手段42と、所定の受渡し高さ
より上方まで上昇したトレイ41を位置決め保持するとと
もにその保持状態を解除可能な預け装置43(図5参照)
と、複数のトレイ41の出し入れ口を覆う図示しない自動
巻き取り式カバー(フィード装置10の自動巻き取り式カ
バーと略同様なもの)を具備している。
【0025】各トレイ41は前記複数種の色材シートに対
応する複数の網点フィルム、例えば、原画の色分解から
得られた4種類(4枚)の網ポジフィルムを1組として
所定の色順序(例えば下からブラック(BK)、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順序)で収
納するトレイであり、各トレイ41の4枚の網点フィルム
を使用して露光及び現像を繰り返すことでその原画に対
応する校正刷りができる。このトレイ41の一辺部には、
図6に示すようにそれぞれ複数の位置決めピン411及び
除電ブラシ412が所定間隔に設けられており、これら除
電ブラシ412は網点フィルムF同士が静電気により吸着
するのを防止するようになっている。また、各トレイ41
の左右両側壁は凹溝上に形成されており、その両側壁に
預け装置43が係合するようになっている。
【0026】昇降駆動手段42は、図3に示すように、網
点フィルム収納装置40の前後両側に、複数段のトレイ41
を下方から支持する支持板421に同図中左右で連結され
たチェーン422と、このチェーン422に係合する複数のス
プロケットホイール423〜428と、スプロケットホイール
423を回転駆動する図示しない誘導電動機と、網点フィ
ルム収納装置40のフレーム(詳細は図示していない)に
一列に整列して取り付けられ前記内蔵の制御回路に接続
された複数のリミットスイッチ429と、支持板の端部に
取り付けられた複数のリミットスイッチ用のドグ431
と、を有している。複数のリミットスイッチ用ドグ431
は、それぞれ長さ及び位置の異なる切欠き領域を有し、
各ドグに対応するリミットスイッチ429はそのドグの切
欠き領域で例えばON、他の領域でOFFとなるように
なっており、複数のリミットスイッチ429のON/OF
Fの組合せからトレイ41の各段及び複数段分の昇降量が
検出可能になっている。トレイ41の昇降時にはこの検出
情報に基づいて必要な段数分の移動が完了する直前(例
えばその1段前)に前記誘導電動機を減速させ、多段停
止の停止位置精度を向上させるようにしている。
【0027】また、図示しないが、スプロケットホイー
ル423にはワンウェイクラッチ及びベルトを介してブレ
ーキ装置が連結されており、支持板421の下降時にはこ
のブレーキ装置からの制動力がスプロケットホイール42
3に作用するようになっている。さらに、支持板421に
は、その移動方向が上下逆になるようワイヤ435及び複
数のプーリ436〜439を介してカウンターウェィト441が
連結されており、支持板421上にトレイ41を満載した状
態での前記誘導電動機の負荷が軽減されるようになって
いる。なお、前記ブレーキ装置及びプーリは網点フィル
ム収納装置40のフレームに支持されている。
【0028】預け装置43は、図5に示すように、その前
後両側に、前記所定の受渡し高さで水平方向回動可能に
設けられた一対の回動爪431a、431bと、トレイ41のコ
ーナー部分を両回動爪431a、431bの他端を連結するシ
リンダ433及びロッド434とを有している。一対の回動爪
431a、431bは一端でトレイ41の両側壁に係合可能であ
り、シリンダ433はその伸長時にロッド434を介し回動爪
431a、431bをトレイ41の両側壁に圧接するよう回動さ
せることができ、前後各一対の回動爪431a、431bの圧
接係合によりトレイ41が位置決め保持される。また、シ
リンダ433はその収縮時にトレイ41の昇降が可能な位置
まで一対の回動爪431a、431bを回動させて前記位置決
め保持状態を解除させ、それぞれの回動爪431a、431b
をトレイ41の両側壁から離脱させる。この預け装置43
は、前後各一対ずつの回動爪431a、431bにより前記所
定の受渡し高さより上方のトレイ41を保持し、それより
下方に下降した支持板上のトレイ41との間に所定段数分
以上の空間を形成することができる。
【0029】また、支持板421は、その上方に載置した
複数のトレイ41のうち最上部のトレイ41(網点フィルム
収納装置40内で上下に離間する2つのトレイのうち下方
のトレイ)が所定のパスラインの高さに位置するよう昇
降駆動手段42により位置決めされる。そして、所定のパ
スラインに位置するトレイ41内の網点フィルムが、後述
する第1搬送手段70によって順次最上のものから現像装
置50側に取り出されるようになっている。
【0030】<現像装置50>現像装置50は、具体的な構
成を図示しないが、露光装置30による露光が終了したラ
ミネートシートSに現像液を噴射し、ブラシローラ等に
より色材シートの未定着部分の色材をベースシート上か
ら除去して、そのベースシート上に所定の色画像を現像
する。そして、色画像が現像されたベースシートを水洗
いし、次いで、熱風及びモルトンロール等により乾燥さ
せ、後露光して排出する。このような現像処理は公知の
ものであり、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0031】なお、排出されるベースシートに次の色画
像を重ねる必要が無い場合、すなわち校正刷りができあ
がっている場合には、このベースシートは搬送ユニット
16により排紙トレイ71に排紙される。一方、そのベース
シートに次の色画像を重ねる必要がある場合、このベー
スシートは循環シートとして搬送ユニット16によって前
記ベースシート給紙高さまで持ち上げられ、再度ラミネ
ート装置20に給送される。
【0032】<搬送装置60>搬送装置60は、フィード装
置10の前記2つの吸着ロボット、搬送ユニット16及び昇
降駆動手段17と、ラミネート装置20内の複数のローラ群
23a、23b等及び位置決め用ベルト29aと、露光装置30
の露光テーブル35の昇降駆動手段42及び後述する第1搬
送手段70と、現像装置50のシート導入側に設けられた第
2搬送手段80と、現像装置50のシート排出側に設けられ
た第3搬送手段90とからなり、ベースシート及び色材シ
ートを、フィード装置10、ラミネート装置20、露光装置
30及び現像装置50を通る所定の搬送経路で搬送する。
【0033】ここで、第1搬送手段70は、図2及び図6
に示すように、ラミネート装置20及び網点フィルム収納
装置40の前後内壁面に沿って両装置20、40に入り込んだ
メインガイドレール71及び補助ガイドレール72と、複数
のローラ73a、73b、74a、74bを介して両ガイドレー
ル71、72に案内された図示しないロッドレスシリンダに
より直進駆動される直進搬送ロボット75と、直進搬送ロ
ボット75とガイドレール71、72を支持するフレーム70f
(詳細は図示していない)との間に介装された振れ止め
機構77と、を有している。直進搬送ロボット75は、ガイ
ドレール71、72に沿って移動可能な上部フレーム76と、
複数の関節部材79を介して上部フレーム76に昇降可能に
支持された吸着保持ユニット78とから構成されている。
吸着保持ユニット78はその複数の吸着部781に負圧を導
入することでラミネートシートSや網点フィルムFの周
辺部を吸着保持することができ、この負圧を解放するこ
とでシート保持状態を解除することができる。また、上
部フレーム76には図示しないカムとモータが取り付けら
れており、そのカムが吸着保持ユニット78に係合して回
動するとき吸着保持ユニット78が昇降するようになって
いる。
【0034】この第1搬送手段70は、直進搬送ロボット
75によってラミネートシートSをラミネート装置20から
露光装置30に供給するとともに、網点フィルムFを網点
フィルム収納装置40内で上下に離間する2つのトレイの
うち下方のトレイ41から取り出し、露光装置30内の露光
テーブル35に載置されたラミネートシートS上に搬送し
載置する。なお、この第1搬送手段70のフレーム70fは
各装置10〜40の分離時には露光装置30のみに支持され
る。また、ガイドレール71には上部フレーム76を露光装
置30内で位置決めする位置決めシリンダ711、712が設け
られており、両シリンダ711、712は図示しない位置決め
部材を上部フレーム76に押し当てて上部フレーム76を所
定位置に位置決めする。
【0035】また、直進搬送ロボット75には、図7に示
すように、それぞれ上下移動可能なクリーニング部材75
1とスクィーズローラ752とが設けられている。クリーニ
ング部材751は、上部フレーム76に上下回動可能に支持
され、上昇時にガラス板32に接触し上部フレーム76の移
動(復帰動作)に伴ってガラス板32をクリーニングす
る。スクィーズローラ752は、クリーニング部材751と同
様に上部フレーム76に上下回動可能に支持され、下降時
に露光テーブル35上のラミネートシートS及び網点フィ
ルムFに接触して、そのシートS及びフィルムFを押下
しながら上部フレーム76の移動に伴って転がることで、
シートS及びフィルムFを露光テーブル35上に隙間無く
押し付けるようになっている。これらの部材751、752は
共にシリンダ753によって駆動される。
【0036】また、振れ止め機構77は、直進搬送ロボッ
ト75の上部フレーム76から垂直上方に突出するよう設け
られた図示しない1対の滑車支持軸と、滑車支持軸に1
対ずつ取り付けられた2対の滑車771、772と、ガイドレ
ール71の一端部近傍から補助ガイドレール72の他端部近
傍まで掛け渡されるとともにその途中で2対の滑車77
1、772のうち上方の一対の滑車771、772に巻き掛けられ
た第1ワイヤ773と、補助ガイドレール72の一端部近傍
からガイドレール71の他端部近傍まで掛け渡されるとと
もにその途中で2対の滑車771、772のうち下方の滑車77
1、772に巻き掛けられた第2ワイヤ774とを有してい
る。第1ワイヤ773及び第2ワイヤ774は、所謂ケンカワ
イヤで、それぞれの両端をフレーム70fに係止したもの
であり、ガイドレール71側で前記ロッドレスシリンダに
駆動される直進搬送ロボット75の傾きをそれぞれの張力
により阻止することができる。
【0037】第2搬送手段80は、前記露光テーブル35の
昇降駆動手段36と、露光テーブル35が最下降位置まで下
降したときその露光テーブル35上のラミネートシートS
(画像形成領域外のベースシート)に係合する引込みロ
ーラロボット81とを具備している。引込みローラロボッ
ト81は、ラミネート装置20及び現像装置50の共通ベース
フレーム(図示していない)に図2の左右方向に揺動可
能に支持されたアーム部材82と、アーム部材82の一端部
に装着されたOリング付きの摩擦搬送ローラ83と、アー
ム部材82の他端部に連結されアーム部材82を揺動させる
図示しない駆動シリンダ等かならなり、ベースシートと
弾性プレート351の間の摩擦係数に対して摩擦搬送ロー
ラ83(Oリング)とベースシートの間の摩擦係数が大き
いことにより、露光テーブル35上のベースシートを現像
装置50側の図示しないコンベアまで摩擦搬送することが
できる。すなわち、第2搬送手段80は、露光済みのラミ
ネートシートSを昇降駆動手段36により下降させ、引込
みローラロボット81により現像装置50に供給するように
なっている。
【0038】第3搬送手段90は、搬送ユニット16、昇降
駆動手段18及びフィード装置10の内蔵の制御回路を含ん
で構成されており、現像済みのベースシートに次の色画
像を重ねて形成する必要がある場合、ホストコンピュー
タからの指令を受けて、昇降駆動手段18によりベースシ
ート給紙高さまで移動させた搬送ユニット16の搬送ベル
ト16aを逆回転させ、循環シートをラミネート装置20の
導入ローラ23aに噛み込ませ、ベースシート搬送路24a
へと再給紙する。すなわち、第3搬送手段90は現像装置
50から排出された循環シートを上昇させてラミネート装
置20に再度給送するようになっている。
【0039】<ホストコンピュータ>前記ホストコンピ
ュータは、その制御プログラムに従い、出力枚数等の設
定条件や各装置10〜50に内蔵された制御回路からの信
号、メモリ内に予め記憶させた各種データ等に基づいて
処理を実行するようになっており、1つの原画に対応す
る前記1組の網点フィルムを用い、複数種の色材シート
の各種に対応する色画像をベースシート上に重ねて形成
することができるように、フィード装置10、ラミネート
装置20、露光装置30、網点フィルム収納装置40、現像装
置50及び搬送装置60の動作を集中管理してシステム全体
としての作業の流れを制御する。なお、本実施例では、
原画が1つで出力する校正刷りが1枚であれば、ラミネ
ートから現像までの処理を各色について連続実行させる
が、原画が複数で出力する校正刷りの枚数が複数の場
合、若しくは原画1つに対し複数部を出力するような場
合には、例えばC(シアン)の露光後に次のM(マゼン
タ)の露光を行なう(ベースシートを一巡させる)より
は、同一色の網点フィルムを用いてその露光を行なう方
が処理速度を高めるのに有利である。したがって、本実
施例では、例えば複数の原画に対応する複数の校正刷り
を作製する場合、複数のトレイ41に収納されている同一
色の網点フィルムを用いてその同一色の露光工程まで連
続して実行し(その間にその現像処理を実行できる)、
その後に次の1色についての露光を実行するというシー
ケンスを採用している。このような場合、システム内を
流れるベースシートの数は例えば最大3枚となる。ま
た、複数部を出力する場合には、露光済みの網点フィル
ムが一旦トレイ41に戻され、必要部数分の露光完了後は
図示しない排出トレイに排出される。
【0040】次に、その作用について説明する。まず、
準備段階においては、予め原画の色分解によりその各色
用のポジとして4種類(複数種)の網点フィルムを原画
毎に1組作製し、その各組の網点フィルムを網点フィル
ム収納装置40の各トレイ41に収納する。このときの網点
フィルムの収納順序は、校正刷りを作製する段階で先に
使用するものが上になるような順序である。また、ベー
スシート収納トレイ11及び色材シート収納トレイ12、1
3、14、15にそれぞれベースシート及び色材シートを適
当な枚数ずつ収納する。さらに、各原画の番号と複数段
のトレイ41のトレイ番号とが符合するよう前記ホストコ
ンピュータに必要なデータを入力する。
【0041】次に、実際に校正刷りを出力する段階にお
いては、最初に、校正刷りを作製する画像の原画番号と
その必要部数等を前記ホストコンピュータに入力し、装
置の運転を開始させる。運転が開始されると、まず、フ
ィード装置10からラミネート装置20にベースシートが供
給されるとともに、複数種のうち1種の色材シートがラ
ミネート装置20に給送される。ラミネート装置20のラミ
ネータ部21に内に給送されたベースシート及び色材シー
トは、クリーニング手段26により互いの対向する側の面
をクリーニングされた後、ラミネートローラ27によりラ
ミネートされながら、剥ぎ取り部22側に送られる。この
剥ぎ取り部22では、剥ぎ取りテープユニット28によって
色材シートのキャリアフィルムが先端側から剥ぎ取ら
れ、前記剥ぎ取り爪によって全面的に剥ぎ取られて排出
される。
【0042】一方、キャリアフィルムを剥ぎ取られたラ
ミネートシートSは、ラミネートシート載置テーブル29
の上に位置決めされ、直進搬送ロボット75の吸着保持ユ
ニット78と上下に対面する。次いで、直進搬送ロボット
75の吸着保持ユニット78が前記カムの作動により下降
し、吸着部781に負圧を導入してラミネートシートSの
周辺部を吸着保持した後、再度上昇して露光装置30側に
移動する。このとき、ガイドレール71側で駆動される直
進搬送ロボット75の上部フレーム76にケンカワイヤであ
るワイヤ773、774が掛けられていることから、直進搬送
ロボット75の傾きが各ワイヤ773、774の張力により常時
阻止される。
【0043】ラミネートシートSが露光テーブル35上ま
で移動すると、吸着保持ユニット78が前記カムの作動に
より下降するとともに、前記負圧が解放されて吸着保持
ユニット78のシート保持状態が解除される。このとき、
露光テーブル35の弾性プレート351の一辺側に突出した
複数のレジストピン353がラミネートシートSの前記位
置決め穴に係合し、ラミネートシートSが位置決めされ
る。
【0044】次いで、吸着保持ユニット78が上昇した
後、直進搬送ロボット75が網点フィルム収納装置40側へ
移動し、ラミネートシートSの場合と同様にして、網点
フィルム収納装置40内で上下に離間する2つのトレイ41
のうち下方のトレイ41から網点フィルムを取り出した
後、再度露光装置30内に移動してラミネートシートS
(ベースシート及び色材シート)の上に搬送し、積載す
る。このときも、網点フィルムの位置決め穴に係合する
前記レジストピンにより所定の位置決めがされる。な
お、前記下方のトレイ41に収納された網点フィルムは校
正刷りを作製しようとする画像に対応するもので、網点
フィルム収納装置40が原画番号に対応して予め前記2つ
のトレイ41を上下に相対移動させることによって前記原
画に対応する網点フィルムを収納したトレイ41が2つの
うちの下方側に位置している。
【0045】次いで、直進搬送ロボット75は、初期位置
(図2中最も右側の図示位置)に復帰するが、このと
き、クリーニング部材751が上昇してガラス板32に接触
し、上部フレーム76の復帰動作に伴ってガラス板32をク
リーニングする。さらに、スクィーズローラ752が下降
して露光テーブル35上の網点フィルムに接触し、ラミネ
ートシートS及び網点フィルムを押下しながら上部フレ
ーム76の移動に伴って転がることで、そのフィルムF及
びシートSを露光テーブル35上に隙間無く押し付ける。
したがって、ガラス板32に塵等が付着することが防止さ
れるとともに、ラミネートシートS及び網点フィルムの
見当精度が向上する。
【0046】このような第1搬送手段70の搬送作業時に
おいては、露光テーブル35は4つのうち下から2つ目の
リミットスイッチ373に検知された位置で停止している
が、上部フレーム76及び吸着保持ユニット78が初期位置
へ復帰した後、この露光テーブル35が昇降駆動手段36に
より駆動され、上から2番面の位置(例えばガラス板32
の下面から10mm程度下の位置)まで比較的高速で移
動する。露光テーブル35はこの位置から低速で上昇し、
シール部材33に接触した後も少量だけ上昇して停止す
る。
【0047】次いで、ガラス板32と露光テーブル35の間
でシール部材33により周囲から遮断された空間内の空気
が、エア抜き通路34を通して図外のバキュームポンプに
より吸引される。この吸引により前記室内の圧力が低下
すると、ラミネートシートSを位置決め載置した弾性プ
レート351が、その中央部をガラス板32に接近するよう
湾曲し、所定の圧力に達すると、その中央部から順次放
射外方側へとガラス板32に接触していき、ついにはその
画像形成領域の全域においてガラス板32と密着する。こ
のとき、弾性プレート351はガラス板32の中央部から順
次放射外方側へと密着していくことで、網点フィルムと
ガラス板32の間に空気が残ることなく、瞬時にエア抜き
が完了する。したがって、ラミネートシートS及び網点
フィルムのガラス板32に対する位置決めとエア抜きの作
業効率が格段に向上する。
【0048】ガラス板32に密着したラミネートシートS
は、その上に重ねられた網点フィルムを通して、露光ラ
ンプユニット31からの光により露光される。そして、こ
の露光により色材シートに潜像が形成される。この後、
露光テーブル35が元の位置に下降し、直進搬送ロボット
75が再度露光装置30内に移動する。そして、この直進搬
送ロボット75のによって網点フィルムFがラミネートシ
ートS上から取り去られ、複数部出力の場合は元のトレ
イ41へ、必要部数終了時は排出トレイへ送られる。
【0049】次いで、露光テーブル35が昇降駆動手段36
により駆動されて最下の位置に下降すると、レジストピ
ン353が没入方向に駆動されてラミネートシートSの位
置決めが解かれるとともに、引込みローラロボット81が
露光テーブル35上のラミネートシートSに係合するよう
揺動し、その摩擦搬送ローラ83がラミネートシートSに
当接する。そして、この摩擦搬送ローラ83が回転する
と、ベースシートと弾性プレート351の間の摩擦係数に
対して摩擦搬送ローラ83とラミネートシート(画像形成
領域外のベースシート)の間の摩擦係数が大きいので、
露光テーブル35上のベースシートが現像装置50の図示し
ないコンベアまで摩擦搬送される。
【0050】複数部出力するの場合、元の位置(下から
2番目の位置)に戻った露光テーブル35上には、フィー
ド装置10から給送されてラミネート装置20によりラミネ
ートされた後続のラミネートシートSが直進搬送ロボッ
ト75によって載置され、更に次の原画に対応する複数種
の網点フィルムのうち1種の網点フィルムF(例えばシ
アン(C)の網ポジ)が載置されて、上述のような露光動
作が行なわれる。
【0051】第2搬送手段80により現像装置50まで搬送
された露光済みのラミネートシートSは、上述した現像
処理によって現像され、ベースシート上に所定の色画像
が形成される。そして、色画像が現像されたベースシー
トが水洗いされ、乾燥及び後露光されて搬送ユニット16
上に排出される。そのベースシートに次の色画像を重ね
る必要がある場合、ベースシートは循環シートとして第
3搬送手段90の搬送ユニット16によって前記ベースシー
ト給紙高さまで持ち上げられ、搬送ユニット16の搬送ベ
ルト16aの逆転により再度ラミネート装置20に給送され
る。
【0052】以下、次の色に対応する色材シート及び網
点フィルムを用いて順次同様な工程が実行され、現像装
置50から排出されたベースシートに全ての色画像が重ね
て形成されると、校正刷りができあがり、この校正刷り
が搬送ユニット16により排紙トレイ71に排紙される。こ
のように本実施例においては、フィード装置10、ラミネ
ート装置20、露光装置30及び網点フィルム収納装置40
が、搬送装置60の搬送経路に沿って一直線上に配置さ
れ、そのラミネート装置20の下方側に現像装置50が配置
されるから、自動色校正装置全体をその前方側への突出
物の無いものにすることができ、前記複数の開閉ドアを
一面に配置することができる。したがって、各装置10〜
50のメンテナンスに際し、何れかの開閉ドアを開くだけ
で、障害物の無い状態で容易にメンテナンス作業を行な
うことができるとともに、一面に配置された複数の開閉
ドアがその開閉操作部を正面見えないようにしてあるこ
とと相俟って非常に見栄えの良い装置となる。
【0053】また、搬送装置60に設けられる第1搬送手
段70は、前記直線沿いに露光装置30の両側に移動するこ
とで、ラミネートシートSをラミネート装置20から露光
装置30に供給するとともに、網点フィルムを網点フィル
ム収納装置40内で上下に離間する2つのトレイ41のうち
下方のトレイ41から取り出して露光装置30内のラミネー
トシートSの上に搬送することができるから、これらの
シートを重ね合わせるためのスペースを露光装置30に設
ける必要がない。したがって、自動色校正装置の設置面
積が大幅に削減される。しかも、第1搬送手段70は前記
直線沿いに移動するから、3次元アーム等の複雑な搬送
手段にする必要がなく、第1搬送手段70をきわめて小型
で低コストの搬送手段とすることができ、装置の小型化
がきわめて容易になる。
【0054】さらに、ラミネート装置20の下方に配した
現像装置50の両脇のスペースを利用して、露光済みのシ
ートを下降させる第2搬送手段80と、現像装置50から排
出された現像済みのシートを上昇させる第3搬送手段90
とを設けることができ、シート搬送経路を極めて単純な
ものにするとともに、各装置10〜60を効率良く一体化し
た自動色校正装置を実現することができる。また、現像
装置50の前後でシートを水平のまま昇降させる手段とし
て第2、第3搬送手段80、90をチェーン駆動式の簡素な
構成とすることができる。
【0055】これらに加え、本実施例では、フィード装
置10、ラミネート装置20、露光装置30及び網点フィルム
収納装置40が互いに係合・離脱可能な独立した装置とし
て構成されていることから、装置全体の輸送やフロアー
上での各装置10〜50の移動がきわめて容易になり、しか
も、その調整やメンテナンス作業がきわめて容易化でき
る。
【0056】また、露光装置30のエア抜きを迅速化する
露光テーブル35の弾性プレート351とベースシートとの
摩擦係数が、従来のゴムマットを使用した露光テーブル
の場合より大幅に小さくなることに着目し、露光済みの
ラミネートシートSを摩擦搬送により現像装置50に送る
ようにしているので、露光済みシートの搬送手段である
第2搬送手段80及び第3搬送手段90を吸着手段(エア吸
引用の配管等を含む)の必要無い簡素なものにすること
ができ、自動色校正装置の製造コストを低減させること
ができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フィード
装置、ラミネート装置、露光装置及び網点フィルム収納
装置を所定の搬送経路に沿って一直線上に配置するとと
もに、そのラミネート装置の下方側に現像装置を配置し
ているので、自動色校正装置を全体として前方への突出
物の無いものにすることができ、各装置のメンテナンス
が容易で見栄えの良い装置を提供することができる。
【0058】また、第1搬送手段が前記露光装置の両
側、即ちラミネート装置から網点フィルム収納装置まで
直線的に移動して、ラミネートされたシートをラミネー
ト装置から露光装置に供給するとともに、網点フィルム
を網点フィルム収納装置から内で上下に離間する2つの
トレイのうち下方のトレイから取り出して露光装置内の
ベースシート及び色材シートの上に搬送するので、これ
らのシートを重ね合わせるためのスペースを露光装置外
に設ける必要を無くすことができ、3次元アーム等の複
雑な搬送手段ではなく小型で低コストの搬送手段にする
ことできる。この結果、自動色校正装置の設置面積を大
幅に削減するとともに、装置の小型化と簡素化を容易に
することができる。
【0059】さらに、現像装置の両脇のスペースを利用
して、露光済みのシートを下降させ現像装置に供給する
第2搬送手段と、現像装置から排出された現像済みのシ
ートを上昇させ再給送する第3搬送手段を設けることが
でき、各装置を効率良く一体化した自動色校正装置とな
る。請求項2記載の発明によれば、フィード装置、ラミ
ネート装置、露光装置及び網点フィルム収納装置を互い
に係合・離脱可能な独立した装置として構成しているの
で、装置全体の輸送やフロアー上での移動を容易にする
とともに、各装置の調整やメンテナンス作業をも容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動色校正装置の一実施例を示す
その概略構成図である。
【図2】一実施例の正面断面図である。
【図3】その昇降駆動系の構成を示す正面図である。
【図4】その露光装置の要部拡大断面図である。
【図5】その網点フィルム収納装置内の預け装置の動作
説明図である。
【図6】その第1搬送手段の構成を示す平面図である。
【図7】その第1搬送手段の吸着保持ユニットの正面断
面図である。
【符号の説明】
10 フィード装置 11 ベースシート収納トレイ 12、13、14、15 色材シート収納トレイ 16 搬送ユニット 17、18、36、42 昇降駆動手段 20 ラミネート装置 21 ラミネータ部 22 剥ぎ取り部 28 剥ぎ取りテープユニット 30 露光装置 31 露光ランプユニット 32 ガラス板 35 露光テーブル 40 網点フィルム収納装置 41 複数のトレイ 50 現像装置 60 搬送装置 70 第1搬送手段 71 ガイドレール 77 振れ止め機構 78 吸着保持ユニット 80 第2搬送手段 81 引込みローラロボット 90 第3搬送手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースシート及び複数種の色材シートを収
    納し、ベースシートと複数種のうち何れか1種の色材シ
    ートとを搬送経路に給送可能なフィード装置(10)と、 フィード装置(10)から給送されたベースシート及び色材
    シートを重ねて該ベースシート上に該色材シートをラミ
    ネートするラミネート装置(20)と、 ベースシート上にラミネートされた色材シートを、該色
    材シートに対応する色画像情報を有する網点フィルムを
    通して露光する露光装置(30)と、 前記複数種の色材シートに対応する複数の網点フィルム
    を1組として、複数組の網点フィルムを上下に相対移動
    可能な複数のトレイ(41)に収納する網点フィルム収納装
    置(40)と、 露光された色材シートを現像処理してベースシート上に
    所定の色画像を形成する現像装置(50)と、 ベースシート及び色材シートを前記フィード装置(10)、
    ラミネート装置(20)、露光装置(30)及び現像装置(50)を
    通る所定の搬送経路で搬送する搬送装置(60)と、を備
    え、 前記フィード装置(10)、ラミネート装置(20)、露光装置
    (30)及び網点フィルム収納装置(40)を前記所定の搬送経
    路に沿って一直線上に配置するとともに、一直線上に配
    置されたラミネート装置(20)の下方側に前記現像装置(5
    0)を配置し、 前記搬送装置(60)には、前記ラミネートされたベースシ
    ート及び色材シートをラミネート装置(20)から露光装置
    (30)に供給するとともに、前記網点フィルムを網点フィ
    ルム収納装置(40)内で上下に離間する2つのトレイ(41)
    のうち下方のトレイから取り出して前記露光装置(30)内
    のベースシート及び色材シートの上に搬送する第1搬送
    手段(70)と、露光済みのベースシート及び色材シートを
    下降させて現像装置(50)に供給する第2搬送手段(80)
    と、現像装置(50)から排出された現像済みのベースシー
    トを上昇させてラミネート装置(20)に再度給送する第3
    搬送手段(90)と、を設けたことを特徴とする自動色校正
    装置。
  2. 【請求項2】前記フィード装置(10)、ラミネート装置(2
    0)、露光装置(30)及び網点フィルム収納装置(40)が互い
    に係合・離脱可能な独立した装置として構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の自動色校正装置。
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