JP2604148Y2 - パレット搬出入装置 - Google Patents

パレット搬出入装置

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JP2604148Y2
JP2604148Y2 JP1993022637U JP2263793U JP2604148Y2 JP 2604148 Y2 JP2604148 Y2 JP 2604148Y2 JP 1993022637 U JP1993022637 U JP 1993022637U JP 2263793 U JP2263793 U JP 2263793U JP 2604148 Y2 JP2604148 Y2 JP 2604148Y2
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pallet
processing
wiring
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guide rail
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信之 前田
弘之 山口
正己 千田
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株式会社日平トヤマ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はパレット搬出入装置に
関するもので、特にパレットを使用して加工テーブル上
の加工位置にワークを搬入出するようにしたパレット搬
出入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパレット搬出入装置において
は、パレットがパレット搬出入装置本体の外部の待機位
置に配置されているときに、そのパレット上の治具にワ
ークが据付けられる。そして、パレットがパレット搬出
入装置本体側の加工テーブル上に移動されることによ
り、ワークが加工位置に配置されて、ワークに対して加
工が施される。
【0003】この場合、従来の一般的なパレット搬出入
装置においては、パレット上の治具が手動タイプのもの
であるため、ワークの据付けや取外しに手間がかかるも
のであった。そればかりでなく、パレット搬出入装置本
体内の加工位置において、治具を姿勢変更等のために動
作させることが不可能で、従って、加工位置においてワ
ークを姿勢変更等のために動かすことが不可能である。
このため、手動タイプの治具を使用したものおいては、
ワークに多様な加工を施すためにワークを動かす場合、
パレットを一旦待機位置に引き出して手動により治具を
動作させてワークを動かす必要があり、作業能率が良く
ないものであった。
【0004】これを解消するために、従来、動力駆動式
の治具を設けた構成のパレットが提案されている。この
構成においては、加工テーブル上の所定箇所及びパレッ
トの待機位置と対応する箇所にそれぞれ固定側コネクタ
が設けられ、制御ボックスや圧力供給ユニットから延び
る配線や配管がこれらの固定側コネクタに接続されてい
る。そして、パレットが加工位置または待機位置に移動
されたとき、治具と配線や配管を介して接続されたパレ
ット上の可動側コネクタが前記両固定側コネクタのいず
れか一方に結合されて、治具が制御ボックスや圧力供給
ユニットに接続される。 従って、パレットが待機位置
に配置された状態において可動側コネクタと一方の固定
側コネクタとの結合を介して、制御ボックスや圧力供給
ユニットの内部機構により治具が動作され、ワークの姿
勢変更等の動きやワークの着脱が行われる。また、パレ
ットが加工位置に配置された状態において、可動側コネ
クタと他方の固定側コネクタとの結合を介して、制御ボ
ックスや圧力供給ユニットの内部機構により治具が動作
され、加工に従いワークの姿勢変更等の動きが行われ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この従来の
パレット搬出入装置においては、加工テーブル上及びパ
レットの待機位置にそれぞれ固定側コネクタを設ける必
要があり、構成が複雑になる。場合によっては、これら
の固定側コネクタに対してパレット上の可動側コネクタ
を結合させたり、離脱させたりするための駆動機構が必
要になって、構成がいっそう複雑になるという問題があ
った。
【0006】また、この従来のパレット搬出入装置にお
いては、ワーク加工開始時及びワーク加工終了時、パレ
ットの待機位置到達時及び待機位置からの離脱時にそれ
ぞれコネクタの結合及び結合解除を行う必要がある。こ
のため、その結合及び結合解除に時間が必要になって、
全体の加工タクトが長くなり、加工作業の能率が低下す
るという問題があった。
【0007】さらに、この従来のパレット搬出入装置に
おいては、結合されていない状態の固定コネクタにおい
て配管や配線の接続部が外部に露出する。従って、その
露出部分に塵埃や切削屑等が溜まって、コネクタ結合時
に接続不良等が生じて電気系統の誤動作や油圧系統の油
漏れ等が発生するおそれがある。
【0008】以上のように、従来の動力駆動型治具をパ
レット上に設けたパレット搬出入装置は多くの問題点を
抱えているために、広く普及されるには至っていない。
この考案は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものである。この考案の目的は、構成
が簡単で、誤動作や油漏れのおそれがなく、しかも加工
タクトを短くできて能率のよい作業が可能となるパレッ
ト搬出入装置を提供することにある。
【0009】また、この考案の目的は、配管や配線が邪
魔になることなく、しかも配線や配管がパレットの移動
に容易に追随して折れ曲がりや断線等の不都合が生じな
いようにすることにある。
【0010】さらに、この考案の目的は、配線や配管が
加工の邪魔にならないようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の考案では、パレットを加工テー
ブル上の加工位置とこの加工位置から離間した待機位置
との間で移動可能に配設し、パレット上にはワーク取付
装置を設け、加工位置側から延びる配線や配管を前記ワ
ーク取付装置に接続したパレット搬出入装置において、
前記加工位置と待機位置とは、パレットの出入口に設け
られる開閉可能なシャッタで区画され、このシャッタ
において、加工位置の上方にはガイドレールが配設さ
れ、該ガイドレールは複数のホルダを移動可能に支持
し、これらのホルダに前記配線や配管を保持させるとと
もに、前記パレットには加工位置側からの配線や配管を
前記ワーク取付装置に導くガイド部材が設けられ、該ガ
イド部材の端部は、パレットが前記加工、待機両位置に
移動しても前記シャッタより加工位置側に位置するよう
に設けられ、前記配線や配管がガイド部材と複数のホル
ダとの間でガイドレール上を移動してパレットの前記加
工、待機両位置間の移動に追随する。
【0012】請求項2に記載の考案では、請求項1に記
載のパレット搬出入装置において、ガイドレールは、加
工、待機両位置間パレットの移動方向と同方向に延び
ている第1部位と、該移動方向と直交する方向に延びて
いる第2部位と、前記第1及び第2部位を連結する湾曲
した第3部位とにより構成される。
【0013】請求項に記載の考案では、請求項1又は
2に記載のパレット搬出入装置において、前記配線や配
管は加工領域を避けて張り巡らされている。
【0014】
【作 用】上記のように構成されたパレット搬出入装置
においては、パレット搬出入装置本体から延びる配線や
配管が、常にパレット上の治具に接続された状態にあ
る。従って、パレットが待機位置に移動されたとき、コ
ネクタの結合を行うことなく治具が動作され、ワークの
着脱等が行われる。また、パレットが加工テーブル上の
加工位置に搬入移動されているときでも、コネクタの結
合を行うことなく治具が動作され、加工に応じてワーク
の姿勢変更等が行われる。
【0015】パレットの加工、待機両位置との間の移動
においては、配線や配管はパレットの移動にともない、
常にシャッタ内においてガイド部材と複数のホルダとの
間でガイドレール上を移動してパレットの移動に容易に
追随する。また、このパレットの移動時に配線や配管が
加工位置を横切ることがなく、加工の邪魔になるような
ことはない。
【0016】
【実施例】以下、この考案を具体化したパレット搬出入
装置の一実施例を、図1〜図4に基づいて詳細に説明す
る。
【0017】図1及び図2に示すように、加工テーブル
1はパレット搬出入装置内において、水平面内でX方向
及びY方向へ移動可能に配設されている。パレット搬出
入装置本体の一部を構成する主軸ヘッド2は加工テーブ
ル1に対応して配置され、図示しないコラムにZ方向へ
移動可能に支持されている。なお、パレット搬出入装置
本体のフレーム等は図示していない。主軸3は主軸ヘッ
ド2に回転可能に支持され、その下端には加工用の工具
4が着脱可能に取り付けられている。
【0018】カバー5はパレット搬出入装置の加工位置
を包囲するように配設され、その一側面には出入口6が
形成されている。シャッタ7は出入口6に開閉可能に設
けられている。このシャッタ7は常時は閉鎖状態にあ
り、加工テーブル1上の加工位置にワークWが搬入され
る際及び加工テーブル1からワークWが搬出される際
に、図示しないシリンダ等の駆動源により、このシャッ
タ7が閉鎖状態から開放方向へ移動される。
【0019】パレット載置台8は前記出入口6に対応し
て、カバー5の側方に配設されている。一対のパレット
9は加工テーブル1上の加工位置と、そこから離間した
パレット載置台8上の待機位置との間でX方向へ移動可
能に配設されている。そして、図示しないシリンダ等の
駆動源により、このパレット9が出入口6を通して、加
工位置と待機位置とに移動される。
【0020】ワーク取付装置としての動力駆動式の治具
10は前記各パレット9上に配設され、この治具10に
よりパレット9上におけるワークWの支持、及び加工時
におけるワークWの姿勢変更等が行われる。すなわち、
円テーブル11はパレット9の一側上面に配設され、そ
の内部には回転用電気モータ(図示しない)が設けられ
ている。テールストック12は円テーブル11に対向し
てパレット9の他側上面に配設され、その内部には油圧
ブレーキ(図示しない)が設けられている。支持板13
は前記円テーブル11とテールストック12との間に配
設され、その上面にはワークWを載置するためのワーク
載置台14が固設されている。クランプ用エアシリンダ
15は支持板13上に配設され、そのピストンロッドの
先端にはクランプ16が取り付けられている。そして、
クランプ用エアシリンダ15の作動にて、クランプ16
がワークWの表面に圧接されることにより、ワークWが
ワーク載置台14との間でクランプされる。
【0021】図1〜図4に示すように、支持枠17はパ
レット搬出入装置本体やカバー5に立設した複数の支柱
18を介して前記カバー5の上方に配設されている。一
対のガイドレール19は加工テーブル1の上面に沿って
相互に平行に延びるように、支持枠17の下面に敷設さ
れ、X方向に延びる第1部位としての部分19aと、Y
方向へ延びる第2部位としての部分19bと、両部分1
9a,19b間の大きな弧を描く第3部位としての湾曲
部19cとから構成されている。従って、ガイドレール
19のX方向部分19aは、前記パレット9の加工、待
機両位置間の移動方向と平行に延びている。
【0022】複数のホルダ20は前記両ガイドレール1
9に移動可能に支持されている。すなわち、各ホルダ2
0の上端に位置する走行体21は一対のローラ22を介
してガイドレール19に移動可能に支持され、その下部
には3組の保持金具23がボルト24により垂設固定さ
れている。各保持金具23はボルト25により接合固定
された一対の挟持板26からなり、両挟持板26間には
2つの挟持部27がそれぞれ形成されている。
【0023】両ガイドレール19の端部には、ホルダ2
0がガイドレール19から脱落するのを防止するための
ドグ19dが固定されている。制御ボックス28は前記
カバー5の後部に配設され、その内部には前記治具10
の前記回転用電気モータを制御したり、治具10に設け
たセンサ(図示しない)からの信号を入力したりするた
めの制御機器等(図示しない)が設けられている。圧力
供給ユニット29は制御ボックス28に隣接してカバー
5の後部に配設され、その内部には治具10の油圧ブレ
ーキやクランプ用エアシリンダ15等に対する油圧やエ
アの供給を制御するための制御機器等(図示しない)が
設けられている。
【0024】図1〜図4に示すように、各2本の電気配
線30は前記制御ボックス28から延出され、両治具1
0の回転用電気モータ等にそれぞれ接続されている。各
4本の可撓性を有する油圧及び空圧配管31は圧力供給
ユニット29から延出され、両治具10の油圧ブレーキ
やクランプ用エアシリンダ15にそれぞれ接続されてい
る。
【0025】また、前記制御ボックス28及び圧力供給
ユニット29から一方のパレット9上の治具10に延び
る配線30及び配管31は、一方のガイドレール19に
支持された複数のホルダ20の各挟持部27に挿通挟持
されて、一方のガイドレール19に沿って架設されてい
る。さらに、制御ボックス28及び圧力供給ユニット2
9から他方のパレット9上の治具10に延びる配線30
及び配管31は、他方のガイドレール19に支持された
複数のホルダ20の各挟持部27に挿通挟持されて、他
方のガイドレール19に沿って架設されている。
【0026】ガイド部材としての防護フレーム32は前
記各パレット9の前縁に固定され、その一端が上方に起
立されている。この起立部は、パレット9が待機位置に
おいても常にパレット9の出入口6に設けられたシャッ
タ7よりも加工位置側に位置される。そして、図1及び
図2に示すように、ホルダ20から延びる配線30及び
配管31が、この防護フレーム32の起立部の上端のコ
ネクタ32aに常時結合されている。コネクタ32aか
らは前記配線30及び配管31に接続された配管及び配
線(図示しない)が防護フレーム32内で同防護フレー
ム32により防護されつつ、前記治具10の電気モータ
や油圧ブレーキ等に導かれている。
【0027】図1及び図3に示すように、前記配線30
及び配管31は最もパレット待機位置側のホルダ20か
ら引き出されてコネクタ32aに接続されるとともに、
両ガイドレール19は主軸ヘッド2の前方に配置されて
いる。従って、配管30及び配線31は工具4による加
工領域を避けて張り巡らされている。また、配線30及
び配管31は、パレット9が待機位置及び加工位置にあ
るとき、及び加工位置においてX,Y両方向への移動し
ているとき、パレット9に追随して、パレット9のコネ
クタ32aとの結合状態を維持できる長さを有してい
る。
【0028】なお、対向する各ホルダ20間、及び待機
位置側の端部のホルダ20と前記コネクタ32aとの間
において、2本の配線30及び4本の配管31がテープ
等により結束されている。
【0029】次に、前記のように構成されたパレット搬
出入装置について動作を説明する。さて、この実施例の
パレット搬出入装置においては、制御ボックス28及び
圧力供給ユニット29から延びる配線30や配管31
が、ガイドレール19上のホルダ20により加工テーブ
ル1の上方に延長配置され、防護フレーム32を介して
パレット9上の治具10に接続されている。そして、図
1に実線で示すように、一方または両方のレット9が
パレット載置台8上の待機位置に移動されたとき、配線
30及び配管31とパレット9との接続状態が維持さ
れ、制御ボックス28及び圧力供給ユニット29の内部
機構により、配線30及び配管31を介して治具10が
動作され、パレット9上へのワークWの着脱あるいはワ
ークWの姿勢変更等が行われる。
【0030】パレット9上の治具10にワークWが装着
された状態で、図1に鎖線で示すように、一方のパレッ
ト9が加工テーブル1上の加工位置に搬入移動される。
そして、加工テーブル1がX方向及びY方向に移動され
るとともに、主軸ヘッド2がZ方向に移動されながら、
工具4によりワークW上の所定位置に加工が施される。
また、このワークWの加工時には、配線30及び配管3
1とパレット9との接続状態が維持され、制御ボックス
28及び圧力供給ユニット29の内部機構により、配線
30及び配管31を介して治具10が動作され、加工の
進行に応じてワークWの姿勢変更等が行われる。
【0031】そして、パレット9の加工、待機両位置間
の移動時、及び加工位置におけるX、Y方向の移動時に
は、配線30及び配管31は充分な長さを有しているた
め、パレット9の動きに容易に追随して、断線等が生じ
ることがなく、治具10の動作に支障が生じることはな
い。また、パレット9の移動時には、配線30及び配管
31を保持するホルダ20が配線30及び配管31の移
動や撓み具合の変動にともない、ガイドレール19上を
自在に移動する。従って、配線30及び配管31の撓み
具合や張力が適正に保たれ、同配線30や配管31の折
れ曲がりや断線等のおそれがなく、治具10上の電気モ
ータや油・空圧機器の動作に支障が生じることがない。
【0032】加えて、ガイドレール19には、パレット
9の待機位置と加工位置との間の移動方向と平行に延び
るX方向部分19aが形成されているので、ホルダ2
0、すなわち配線30及び配管31はパレット9の移動
に円滑に追随し、断線やコネクタ外れ等が生じることが
ない。
【0033】さらに、パレット9が加工位置において、
ワークWの加工のために、X,Y方向に移動される際に
は、配線30及び配管31が工具4による加工領域を避
けて張り巡らされているため、その配線30及び配管3
1が加工の邪魔になったり、配線30及び配管31が工
具4により損傷したりすることを未然に防止できる。
【0034】なお、パレット9が加工位置に配置された
状態においては、配線30及び配管31を支持する各ホ
ルダ20のうち、制御ボックス28及び圧力供給ユニッ
ト29側のものが、ガイドレール19の湾曲部19cか
らY方向部分19b側に移動するため、各ホルダ20間
には充分な間隔が確保され、配線30及び配管31の折
れ曲がりを防止できる。
【0035】以上のように、このパレット搬出入装置に
おいては、制御ボックス28及び圧力供給ユニット29
から延びる配線30や配管31が、常にパレット9上の
治具10に接続された状態にある。このため、従来構成
とは異なり、パレット9の加工位置及び待機位置に対応
して固定側のコネクタを設けるとともに、その固定側の
コネクタに可動側のコネクタを結合及び離脱させるため
の駆動機構を設ける必要がない。従って、制御ボックス
28や圧力供給ユニット29とパレット9上の治具10
との接続構成を簡単にして、安価に製作することができ
る。
【0036】しかも、このパレット搬出入装置において
は、固定側のコネクタが不要なために、非結合状態のコ
ネクタにおける配線や配管の外部への露出という事態が
ない。従って、露出部分に溜まる塵埃等による接続不良
や、配管接続部からの油漏れが生じることが全くなく、
治具10が誤動作等のおそれを確実に防止することがで
きる。
【0037】また、このパレット搬出入装置において
は、パレット9が加工位置及び待機位置に移動されたと
き、コネクタの結合及び離脱を行うことなく、ワークW
の加工動作や着脱動作を直ちに開始することができる。
従って、コネクタの結合及び離脱のためにロス時間が生
じることはなく、加工タクトを短くして全体の加工時間
を大幅に短縮することができる。
【0038】なお、この考案は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように任意に変更して具体化することも可能
である。
【0039】(1) 図5に示すように、パレット9の
側面に防護カバーとは別体のコネクタ33を設け、ガイ
ドレール19の端部のホルダ20から延びる配線30及
び配管31を、このコネクタ33を介してパレット9上
の治具10に接続するように構成すること。
【0040】(2) 複数の配線及び配管を帯状に並設
して、いわゆるフラットケーブル状に形成すること。こ
のフラットケーブル状の配線及び配管は、パレット搬出
入装置本体の下部にパレットの移動方向と平行に延びる
ように設ける。
【0041】(3) この考案を、1つのパレット9に
より加工テーブル1上にワークWを搬入出するようにし
たパレット搬出入装置に実施すること。 (4) パレット9の移動にともなうホルダ20の移動
をモータ等の駆動手段により行うように構成すること。
【0042】(5) 配線30や配管31をリールに支
持すること。
【0043】
【考案の効果】この考案は、以上説明したように構成さ
れているため、構成が簡単で、誤動作や油漏れのおそれ
がなく、しかも加工タクトを短くできて能率のよい作業
が可能となる効果がある。また、この考案においては、
配管や配線が邪魔になることなく、特に、パレットの待
機位置側に配管や配線が現れることがないため、ワーク
着脱等の作業スペースをより広く確保することができ
る。そして、配線や配管がパレットの移動に容易に追随
して折れ曲がりや断線等の不都合が生じない。さらに、
この考案においては、配線や配管が加工の邪魔になら
ず、作業を円滑に進行できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を具体化したパレット搬出入装置の一
実施例を示す要部正断面図である。
【図2】そのパレット搬出入装置の要部平面図である。
【図3】同じくパレット搬出入装置の部分拡大側面図で
ある。
【図4】図1のA−A線における部分拡大断面図であ
る。
【図5】この考案を具体化したパレット搬出入装置の別
の実施例を示す部分正断面図である。
【符号の説明】
1…加工テーブル、3…主軸、4…工具、8…パレット
載置台、9…パレット、10…駆動式の治具、11…円
テーブル、12…テールストック、19…ガイドレー
ル、20…ホルダ、21…走行体、23…保持金具、2
8…制御ボックス、29…圧力供給ユニット、30…配
線、31…配管、W…ワーク。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 7/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを加工テーブル上の加工位置と
    この加工位置から離間した待機位置との間で移動可能に
    配設し、パレット上にはワーク取付装置を設け、加工位
    置側から延びる配線や配管を前記ワーク取付装置に接続
    したパレット搬出入装置において、 前記加工位置と待機位置とは、パレットの出入口に設け
    られる開閉可能なシャッタで区画され、このシャッタ
    において、加工位置の上方にはガイドレールが配設さ
    れ、該ガイドレールは複数のホルダを移動可能に支持
    し、これらのホルダに前記配線や配管を保持させるとと
    もに、前記パレットには加工位置側からの配線や配管を
    前記ワーク取付装置に導くガイド部材が設けられ、該ガ
    イド部材の端部は、パレットが前記加工、待機両位置に
    移動しても前記シャッタより加工位置側に位置するよう
    に設けられ、前記配線や配管がガイド部材と複数のホル
    ダとの間でガイドレール上を移動してパレットの前記加
    工、待機両位置間の移動に追随することを特徴とするパ
    レット搬出入装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールは、加工、待機両位置
    間のパレットの移動方向と同方向に延びている第1部位
    と、該移動方向と直交する方向に延びている第2部位
    と、前記第1及び第2部位を連結する湾曲した第3部位
    とにより構成されることを特徴とした請求項1に記載の
    パレット搬出入装置。
  3. 【請求項3】 前記配線や配管は加工領域を避けて張り
    巡らされていることを特徴とした請求項1又は2に記載
    のパレット搬出入装置。
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