JP2604096B2 - プラスチック製特殊袋の製造方法 - Google Patents

プラスチック製特殊袋の製造方法

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JP2604096B2
JP2604096B2 JP4313804A JP31380492A JP2604096B2 JP 2604096 B2 JP2604096 B2 JP 2604096B2 JP 4313804 A JP4313804 A JP 4313804A JP 31380492 A JP31380492 A JP 31380492A JP 2604096 B2 JP2604096 B2 JP 2604096B2
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heat seal
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吉男 山下
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平成ポリマー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体、粉体、粒体、ペ
ースト、スティック、固形物製品に限らず、液状、ゼリ
ー状製品に至るあらゆる製品の収納に用いられ、内容物
を収納した際には、袋本体の自立が可能であるプラスチ
ック製特殊袋の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内容物収納後に自立性を有するプ
ラスチック特殊袋の例としては、図10に示すようなガ
ゼット四方シールパック100及び、図11に示すよう
なスタンディングパウチ型の特殊袋110が製品化され
ている。
【0003】図10に示すガゼット四方シールパック1
00は、容器内部に谷折を有するガゼット部材101、
101が一対相対してなり、その間を一対のフラット部
材102、102が相対して、それぞれの側辺を互いに
ヒートシールしてなり、かつその底辺は、内容物が収納
された状態で四角底を有するような底部を形成してなる
ようにヒートシールされてなるものである。図11に示
すスタンディングパウチ型の特殊袋110は、一対のフ
ラット面111、111を相対して、それぞれの側辺を
ヒートシールしてなり、かつその底辺は容器内部に谷折
を有するガゼット部材112の周辺とそれぞれヒートシ
ールされて底部を形成してなるものである。従って、上
記のようなガゼット四方シールパック100及びスタン
ディングパウチ型の特殊袋110は、内容物を収納した
際に自立性を有するようになっている。
【0004】そして、上記ガゼット四方シールパック1
00は、図8(a)に示すように、上記積層基材からな
る一対の長尺方形状のフラッド部材102、102を前
記内面基材が相対するように対向し、さらに前記フラッ
ト部材102、102の長尺両側辺に、谷折り101
a、101aを有する前記基材からなるガゼット部材1
01、101を、それぞれ鋏み込んだ後、図8(b)に
示すように、前記フラット部材102、102そしてガ
ゼット部材101、101が重ね合わされた前記長尺両
側辺部103、103をヒートシールするとともに、そ
の両端部を直交する方向に、船底型のヒートシール部1
04を形成する。そして、図8(b)のXで示すよう
に、船底型ヒートシール部104と平行に切断すること
により図8(c)に示すようなガゼット四方シール型パ
ック100を完成していた。
【0005】一方、スタンディングパウチ型の特殊袋1
10は、図9(a)に示すように、上記積層基材からな
る一対の長尺方形状のフラット部材111、111を前
記内面基材が相対するように対向し、さらに前記フラッ
ト部材111、111の長尺両側辺に、谷折112a、
112aを有する前記基材からなるガゼット部材11
2、112をそれぞれ挟み込んだ後、図9(b)に示す
ように、前記フラット部材111、111を、そしてガ
ゼット部材112、112が重ね合わされた前記長尺両
側辺部113、113を波型にヒートシールする。そし
て、その後、前記のようにヒートシールされたフラット
部材111、111及びガゼット部材112、112
を、図9(c)に示すように、前記に波型ヒートシール
部113、113の対向する山頂部を結ぶ線の所をヒー
トシール112’をし、その後長尺方向の中央線Yに沿
って切断するとともに、ヒートシール部113、113
の中央Zを境に切り放して、図9(d)に示すような上
記スタンディングパウチ型の特殊袋110を完成してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、ガゼット四方シールパックについても、スタンディ
ングパウチ型の特殊袋についても、別体からなるフラッ
ト部材111、111、102、102及びびガゼット
部材112、112、101、101を組あわせヒート
シールすることによって製造しているため、前記それぞ
れの部材の位置あわせ作業時に、前記フラット部材11
1、111、101、101とガゼット部材112、1
12、101、101の部材間で位置あわせ不良等によ
り不良品が生じたり、あらかじめ前記フラット部材11
1、111、102、102そしてガゼット部材11
2、112、102、102のそれぞれに、製品ネーム
等や加飾デザイン印刷等を施したものを使用した場合に
は、前記各部材間の位置合わせ不良による前記加飾デザ
インの絵のずれや文字ずれ等の印刷ずれのある不良品が
生じるといった問題を有していた。
【0007】よって、本願発明は上記事情に鑑みてなさ
れたもので、一枚の部材よりプラスチック特殊袋を製造
することによって、上記のように多部材からなるプラス
チック製袋を製造する際の部材間の位置合わせ時のずれ
による不良品の発生を回避するとともに、前記部材間の
位置合わせのずれにより生じていた製品表面に施された
加飾デザイン印刷の印刷ずれ等も同時に回避することが
できるプラスチック特殊袋の製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のプラス
チック製特殊袋の製造方法は、上記課題を解決するため
に、1枚の長尺状のフラット部材をその長尺方向にセン
ターシールして筒状とする第一工程と、前記センターシ
ール部が形成されたセンターシール面とこれに対向する
面をフラット面とし、前記両フラット面の両側をその内
側に折り込みガゼット面を形成する第二工程と、かくし
て形成されたガゼット面のそれぞれを、その両側にある
フラット面と重ね合わせて、その両側辺部をヒートシー
ルし4辺のヒートシール側辺部を形成する第三工程と、
前記ヒートシール側辺部が形成された長尺部材を前記セ
ンターシール部を挟んで、その両側に2本の平行なヒー
トシール部を同時に形成する下駄シールを行なう第四工
程と、前記下駄シールにより形成された2本のヒートシ
ール部及び前記ヒートシール側辺部のシール方向に対し
て垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記2本
のヒートシール部及びこれと同一平面内にある対向する
ヒートシール側辺部に形成されるように波型ヒートシー
ル部を形成する第五工程と、前記2本のヒートシール部
と前記波型ヒートシール部の底辺部において、それぞれ
を切断する第六工程とからなることを特徴としたもので
ある。
【0009】請求項2に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、1枚の長尺状
のフラット部材をその長尺方向にセンターシールし筒状
とする第一工程と、前記センターシール部を一側辺とし
て、このセンターシール部の対向面に内側に折り込みを
有するガゼット面を形成する第二工程と、前記センター
シール部と、かくして形成されたガゼット面をその両側
辺にあるフラット面の両側辺部を重ね合わせてヒートシ
ールし、センターシール処理部と2本のヒートシール側
辺部とを形成する第三工程と、前記センターシール処理
部とヒートシール側辺部のシール方向に対して垂直方向
に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記センターシール
処理部及びこれと同一平面内にある対向するヒートシー
ル側辺部に形成されるように波型ヒートシール部を形成
する第四工程と、前記波型シール部の底辺部において、
それぞれを切断する第五工程とからなることを特徴とし
たものである。
【0010】請求項3に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するめに、長尺状の筒状部
材に、その長尺方向に対向したフラット面を形成し、前
記フラット面の両側辺部を内側に折り込んで、内側に谷
部を有するガゼット面を形成する第一工程と、かくして
形成されたガゼット面のそれぞれを、その両側辺にある
フラット面と重ね合わせて、その両側辺部をヒートシー
ルし4辺のヒートシール側辺部を形成する第二工程と、
前記ヒートシール側辺部が形成された長尺部材の対向す
るフラット面に、前記ヒートシール側辺部と平行な2本
のヒートシール部を同時に形成する下駄シールを行なう
第三工程と、前記下駄シールにより形成された2本のヒ
ートシール部と前記ヒートシール側辺部のシール方向に
対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記
2本のヒートシール部及びこれと同一平面内にある対向
するヒートシール側辺部に形成されるように、波型ヒー
トシール部を形成する第四工程と、前記2本のヒートシ
ール部の間と前記波型シール部の底辺部において、それ
ぞれを切断する第五工程とからなることを特徴としたも
のである。
【0011】請求項4に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、長尺状の筒状
部材に、その長尺方向に対向したフラット面を形成し、
前記フラット面の両側辺部を内側に折り込んで、内側に
谷部を有するガゼット面を形成する第一工程と、かくし
て形成されたガゼット面のそれぞれを、その両側辺にあ
るフラット面と重ね合わせて、両側辺部と前記両側辺部
の間のフラット面に前記側辺部と平行なヒートシールを
同時に施し、4本のヒートシール側辺部を形成すると同
時に、対向するフラット面に前記両側辺部と平行なヒー
トシール部を形成する第二工程と、前記フラット面のヒ
ートシール部及びヒートシール側辺部のシール方向に対
して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記ヒ
ートシール部及びこれと同一平面内にある対向するヒー
トシール側辺部に形成されるように波型ヒートシール部
を形成する第三工程と、前記対向するフラット面に形成
されたヒートシール部と前記波型シール部の底辺部にお
いて、それぞれを切断する第四工程とからなることを特
徴としたものである。
【0012】請求項5に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、長尺状の筒状
部材に、その長尺方向に対向したフラット面を形成し、
前記両フラット面の一方の側辺部に筒内部に折込みを有
するガゼット面を形成する第一工程と、前記両フラット
面の他方の側辺部と、かくして形成されたガゼット面を
その両側辺にあるフラット面とを重ね合わせてヒートシ
ールし、3本のヒートシール側辺部を形成する第二工程
と、前記ヒートシール側辺部に対して垂直方向に、かつ
一定間隔をおいて、波山が同一平面内にある対向するヒ
ートシール側辺部に形成されるように波型ヒートシール
部を形成する第四工程と、前記波型シール部の底辺部に
て、それぞれを切断する第五工程とからなることを特徴
としたものである。
【0013】請求項6に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、請求項1から
請求項5のいずれかに記載のプラスチック製特殊袋の製
造方法における波型ヒートシール工程時に、その長尺方
向に形成されたヒートシール部及びヒートシール側辺部
並びにヒートシール処理部のそれぞれに、これらを底辺
とした台型形状のヒートシールを行ない追い込み部を形
成し、その後の工程は上記請求項1から請求項5に記載
のそれぞれに従い、最終工程後に、そのガゼット部上部
をその両側辺のヒートシール側辺部を境に外側に山型形
状となるように引出して注ぎ口を形成し、前記注ぎ口上
部をヒートシールすることを特徴とするものである。
【0014】請求項7に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、請求項1から
請求項2のいずれかに記載のプラスチック製特殊袋の製
造方法における長尺状のフラット部材に、内面基材と外
面基材からなる多層積層基材を使用し、前記内面基材は
直鎖状低密度ポリエチレンやエチレン酢酸ビニル重合体
等の同材同士が熱融着容易な低融点基材より構成されて
なり、前記外面基材はAl箔、ナイロン、紙等からなる
基材から構成されてなり、その第一工程においてセンタ
ーシールする際に前記内面基材が内側となるように構成
してなることを特徴とするものである。
【0015】請求項8に記載のプラスチック製特殊袋の
製造方法は、上記課題を解決するために、請求項3から
請求項5のいずれかに記載のプラスチック製特殊袋の製
造方法における長尺状の筒状部材に、内面基材と外面基
材からなる多層インフレーションフィルムを使用し、前
記内面基材には直鎖状低密度ポリエチレンやエチレン酢
酸ビニル重合体等の同材同士が熱融着容易な低融点基材
より構成されてなり、前記外面基材は、ナイロン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等からなる基材から構成されてなり、前記内面基材が内
側となるように構成してなることを特徴とするものであ
る。
【0016】
【作用】本願発明は、上記方法のようにプラスチック製
特殊袋を一枚の連続したフラット部材または連続した筒
状部材より形成することにより、従来の多部材から製造
されるプラスチック製特殊袋のような各部材間のヒート
シール前における部材の位置合わせ作業等を必要とせ
ず、よってこの部材間の位置ずれによる不良品の発生等
を回避するとともに、各部材間の位置合わせのずれによ
り部材表面に印刷された加飾デザインの印刷ずれの問題
も同時に解決することができるものである。
【0017】そしてまた、本願発明方法においては、ス
タート基材を従来のような多部材によらず、一枚の連続
した部材または連続した筒状部材より構成することで、
従来の生産ラインにおける部材の位置合わせ作業等の工
程を省略する他は、従来の生産ラインをそのまま使用す
ることが可能であり、生産ラインの大幅な変更なく生産
効率の良好なプラスチック特殊袋を製造することが可能
である。
【0018】そしてさらに、本願発明方法におけるプラ
スチック製特殊袋の製造方法は、フラット部材を、同材
同士の熱融着が可能な低融点基材からなる内面基材と、
同材同士の熱融着が困難な外面基材からなる多層積層基
材を使用し、筒状部材においても、内面基材が同材同士
では熱融着が容易な部材そして外面基材が同材同士では
熱融着が困難な部材から構成された多層インフレーショ
ンフィルムを使用することにより、前記フラット部材に
おいても筒状部材においても、そのヒートシール時に
は、前記内面基材が対向した状態でヒートシールされ、
前記内面基材同士での融着を利用して袋の接着形成がな
されるために接着剤等が不要な袋の製造が可能である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明におけるプラスチック製特殊
袋の製造方法の実施例について説明する。下記の実施例
のプラスチック製特殊袋を製造する際に使用したフラッ
ト部材及び筒状部材は、以下のような構成からなるもの
を使用した。フラット部材については、その外面基板に
Al箔、ナイロン、紙等の単体又は複合体等の同材のも
の同士では熱融着し難い基材が用いられ、内面基材には
直鎖状低密度ポリエチレンやエチレン酢酸ビニル共重合
体等の同材のもの同士では熱融着し易い基材が用いら
れ、これらが積層状態をなしている多層積層基材を使用
し、筒状部材については、その外面基材にナイロン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等の同材同士では熱融着し難い基材が用いられ、内面
基材には、直鎖状低密度ポリエチレンやエチレン酢酸ピ
ニル共重合体等の同材同士では熱融着し易い基材が用い
られ、これらが積層状態をなしている多層インフレーシ
ョンフィルムを使用した。
【0020】(実施例1)本実施例1においては、図1
(a)に示すように、上記基材からなる一対の長尺状の
フラット部材1の外面基材1aに加飾デザイン印刷2を
施し、前記印刷面が表となるように、そして内面基材1
bが、内側となるようにセンターシールする。そして図
1(b)に示すように、前記センターシール部3aが形
成されたセンターシール面と、これに対向する面をフラ
ット面3、4とし、前記両フラット面3、4の両側をそ
の内側に折り込み、内側に谷折5a、6aを有するガゼ
ット面5、6を形成する。
【0021】そして、図1(c)に示すように前記フラ
ット面3、4間に形成されたガゼット面5、6のそれぞ
れを、その前記両側にあるフラット面3、4、3、4と
重ね合わせて両側辺部をヒートシールし4本のヒートシ
ール側辺部7、7、8、8を形成する。続いて、図1
(d)に示すように前記センターシール部3aを挟ん
で、その両側に平行なヒートシール部9a、9bが形成
されるように下駄シール部材G、Gを用いて、前記対向
するフラット面を挟むようにして下駄シールを施す。そ
の後、図1(e)に示すように、下駄シールにより形成
された2本のヒートシール部9a、9b及び前記ヒート
シール側辺部7、7、8、8に、これらのシール方向に
対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記
2本のヒートシール部9a、9b及びこれと同一平面内
にある前記ヒートシール側辺部7、8に形成されるよう
に波型ヒートシール部10・・・を形成する。
【0022】そして、図1(f)に示すように前記2本
のヒートシール部9a、9bに設けられた直線α、α’
と前記波型ヒートシール部10・・・の底辺部βにおい
て、それぞれを切断し、前記センターシール部3aを除
去した後に、前記波型ヒートシール部10・・・の端部
を図中符号C、D、C’、D’に沿ってカット処理する
ことにより、図1(g)に示すような本実施例1のプラ
スチック製特袋11を完成する。
【0023】従って、上記構成からなる本実施例1の方
法により製造されたプラスチック製特殊袋11は、従来
の多部材から製造された従来のプラスチック製特殊袋の
ように、ヒートシール時の部材間の位置ずれによる不良
品等の発生を回避するとともに、各部材間の位置合わせ
のずれにより生じていた部材表面に印刷された加飾デザ
インの印刷ずれを防止することが可能である。そして、
従来においてはこうしたデザインの印刷ずれを考えた上
で、前記従来のプラスチック製特殊袋表面に複雑な加飾
デザイン等が施されることが敬遠されていたが、本願発
明方法によれば、こうした袋表面のデザインの印刷ずれ
の問題を心配せずに製造でき、時代にあった複雑多彩な
デザインを多目的用途のプラスチック特殊袋表面に施す
ことが可能である。
【0024】そして、上記のような方法により製造され
た本実施例1におけるプラスチック製特殊袋11は、図
1(g)に示すように、2枚の長尺で底辺が山形を有す
るフラット部材12a、12bと、前記フラット部材1
2a、12bと同様の形状からなり、かつ前記形状の底
辺山型の位置を境に谷折を有するガゼット部材13が、
それぞれ、その側辺14、15、16及び底辺17、1
8、19がヒートシールされてなるものであり、上記構
成からなる本実施例1によるプラスチック性特殊袋11
に内容物を収納し密封処理して使用する際には、図2に
示すように三角柱状となり、どの面を底面としても自立
性を有するものとなる。
【0025】従って、上述したような本発明方法によっ
て製造されたプラスチック製特殊袋11に、製品(内容
物)が密封されたものは、どの面を底面として積載して
も安定した収納が可能であることから、複数積み重ねて
運搬・収納する際には、限られたスペースでも効率良く
運搬・収納することが可能であり、またこれらを店頭に
ディスプレイする際などにおいても、縦横自在に安定載
置でき、多様なディスプレイ方法を取ることが可能で製
品の購買効果の向上を図ることができるものである。
【0026】(実施例2)本実施例2においては、図3
(a)に示すように、上記基材からなる一対の長尺状の
フラット部材40の外面基材40aに加飾デザイン印刷
41を施し、前記印刷面が表となるように、そして内面
基材40bが内側となるようにセンターシール43aを
施す。そして、図3(b)に示すように、前記センター
シール部43が一側辺となるようにして、対向するフラ
ット面44、45を形成する。さらに、前記両フラット
面44、45により新たに形成された一側辺部をその内
側に折り込み、内側に谷折46aを有するガゼット面4
6を形成する。
【0027】そして、前記のように形成されたガゼット
面46と、その側辺にあるフラット面44、45を重ね
合わせて両側辺部をヒートシールしヒートシール側辺部
48、48を形成するとともに、前記一方の側辺部を形
成するセンターシール部43をヒートシールしセンター
シール処理部47を形成する。続いて、前記センターシ
ール処理部47及びヒートシール側辺部49、49のシ
ール方向に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、
波山が前記ヒートトール処理部47とこれと同一平面内
にある前記ヒートシール側辺部48に形成されるように
波型ヒートシール部49・・・を形成する。そして、上
記のように形成された前記波型シール部49・・・の底
辺部ε・・・において、それぞれを切断し、前記波型ヒ
ートシール部49・・・の端部を図中符号G、H、
G’、H’に沿って図3(e)に示すようにカット処理
することにより図4(f)に示すような本実施例2のプ
ラスチック製特殊袋50を完成する。
【0028】以上、上記のような方法により製造された
本実施例2のプラスチック製造袋50も上記実施例1と
同様な形状からなるものであり、上記本実施例2が実施
例1と異なるところは、対向するフラット面44、45
に、これを二分する長尺方向のヒートシール部を設けな
いところであり、よって前記のようなヒートシール部を
形成しないことにより、この部分のカット工程もなく、
その製造効率は上記実施例1よりも、さらに良好なもの
となるが、本実施例2を上記実施例1と同様な製造ライ
ンにおいて適用し、フラット面の横幅が一定のものを使
用すると、必然的に完成するプラスチック製特殊袋は大
型のものとなる。
【0029】(実施例3)本実施例3においては、図4
(a)に示すように、上記基材からなる内面基材20b
が内面、そして外面基材20aが外面を形成する筒状部
材20の前記外面基材20aに加飾デザイン印刷21施
され、上記のような筒状部材20が図4(b)に示すよ
うに、その長尺方向に対向したフラット面22、23を
形成し、前記フラット面22、23の両側をその内側に
折り込み内側に谷折24a、25aを有するガゼット面
24、25を形成する。そして、図4(c)に示すよう
に、前記のように形成されたガゼット面24、25のそ
れぞれを、その前記両側辺のフラット面23、24と重
ね合わせて両側辺部をヒートシールし、4本のヒートシ
ール側辺部26、26、27、27を形成する。続い
て、前記対向するフラット面22、23に、前記ヒート
シール側辺部26、26、27、27と平行な2本のヒ
ートシール28a、28bを形成するために、下駄シー
ル部材G、Gを用いて前記対向するフラット面22、2
3を鋏むようにして下駄シールを行なう。
【0030】その後、図4(e)に示すように、前記2
本のヒートシール部28a、28b及びヒートシール側
辺部26、26、27、27のシール方向に対して垂直
方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が前記2本のヒー
トシール部28a、28bとこれらと同一平面内ヒート
シール側辺部26、27に形成されるように波型のヒー
トシール部29・・・を形成した後、図4(f)に示す
ように、前記ヒートシール部28a、28bの間の直線
δと前記波型シール部の底辺部γ・・・において、それ
ぞれを切断し、前記波型ヒートシール部29・・・の端
部を図中符号E、F、E’、F’に沿ってカット処理す
ることにより、図4(g)に示すような本実施例3のプ
ラスチック製特殊袋30を完成する。
【0031】上記のような方法によって製造された本実
施例3のプラスチック製特殊袋30は、上記実施例1と
同様の形状からなるものであり、上記本実施例3におけ
るその製造方法において、上記実施例1及び上記実施例
2と異なるところは、実施例1はそのスタート基材が一
枚の長尺状のフラット部材1であるのに対して実施例3
では連続した筒状部材20を用いたところに違いがあ
る。つまり、上記のような違いにより、実施例1におい
ては、前記長尺状のフラット部材1を筒状にするセンタ
ーシールが必要であり、さらに、前記センターシール部
3aを取り除くするために最終のカット工程で、前記セ
ンターシール部3aを挟んだ2直線α、αのカットを必
要とするものであるが、本実施例3においては、こうし
た工程を必要としない。よって、本実施例3において
は、上記実施例1と同様な効果を奏するものであるとと
もに、上記実施例1より、より簡単な工程より同様な形
状のプラスチック製特殊袋を製造することが可能であ
る。
【0032】また、上記実施例3においては、前記ガゼ
ット面24、25とフラット面22、23とを重ね合わ
せた状態で、その両側辺をヒートシールしてヒートシー
ル側辺部26、26、27、27を形成した後、前記対
向するフラット面22、23に、下駄シールによって2
本の平行なヒートシール部28a、28bを形成した
が、前記2本のヒートシール28a、28bに変えて、
一本の直線状のヒートシールを行なっても良く、これは
前記ヒートシール側辺部26、26、27、27を形成
する際に同時にヒートシール形成することが可能であ
り、上記実施例3の方法より、より効率の良い製造効率
を有するプラスチック製特殊袋の製造が可能である。
【0033】(実施例4)本実施例4においては、図5
(a)に示すように、上記基材の内面基材60bが内
側、外面基材60aが外側を形成する筒状部材60の前
記外面基材60aに加飾デザイン印刷62を施し、図5
(b)に示すように、その長尺方向に対向したフラット
面63、64を形成し、前記フラット面63、64の一
方の側辺をその内側に折り込み、内側に谷折65aを有
するガゼット面65を形成する。
【0034】そして、上記のように形成したガゼット面
65と、その両側辺にあるフラット面63、64との側
辺部とを重ね合わせて図5(c)に示すようにヒートシ
ールし、ヒートシール側辺部67、67を形成すると同
時に、前記一方の側辺部もヒートシールしヒートシール
側辺部66を形成する。続いて、前記ヒートシール側辺
部66、67、67のシール方向に対して垂直方向に、
かつ一定間隔をおいて、波山が前記ヒートシール側辺部
66及びこれと同一平面内にあるヒートシール側辺部6
7に形成されるように図5(d)に示すように波型ヒー
トシール部68・・・を形成する。その後、前記波型シ
ール部68・・・の底辺部ηにおいて、図5(e)に示
すようにそれぞれを切断し、さらに前記波型ヒートシー
ル部68・・・の端部を図中符号にI、J、I’、J’
に沿ってカット処理することにより、図5(f)にしめ
すようなプラスチック製特殊袋70を完成する。
【0035】以上、上記のように製造されたプラスチッ
ク製特殊袋70は、上記実施例1から実施例3と同様の
形状であり、本実施例4が上記実施例1及び実施例3と
異なるところは、上述した実施例2と同様に対向するフ
ラット面63、64に、これを二分する長尺方向のヒー
トシール部を設けないところであり、よって前記のよう
なヒートシール部を形成しないことにより、この部分の
カット工程もなく、上記実施例2と同様に、その製造効
率は上記実施例1よりも、さらに良好なものとなるが、
本実施例4を上記実施例1と同様な製造ラインにおいて
適用し、フラット面の横幅が一定のものを使用すると、
必然的に完成するプラスチック製特殊袋は大型のものと
なる。しかし、上記実施例2は一枚のフラット部材40
をセンターシール43aして、これを筒状にした後に、
前記センターシール部43を一側辺としてフラット面4
4、45を形成するが、本実施例4の場合は、そのスタ
ート基材として、すでに連続して筒状となっている部材
60を使用するため、前記実施例2のようなセンターシ
ール工程を必要とせず、上記実施例2よりも、より効率
的なプラスチック製特殊袋の製造を可能とするものであ
る。
【0036】以上実施例1から実施例4においては、ス
タート基材が、一枚のフラット部材または筒状の連続し
た部材であることから、前記フラット面とガゼット面の
加工時またはヒートシール時の位置合わせを必要とせ
ず、従来の多部材によるプラスチック製袋の製造方法の
ように前記各部材間における位置ずれを完全に回避する
ことができる。よって、前記フラット面またはガゼット
面の位置ずれの回避により、前記フラット面またはガゼ
ット面に印刷された加飾デザイン等の絵ずれや文字ずれ
等を回避することが可能である。従って、上記構成から
なるプラスチック製特殊袋は、その表面に、より複雑で
多彩な加飾デザイン等の印刷も可能となり、時代のニー
ズに応じた多目的に使用可能なプラスチック製特殊袋の
提供を可能とするものである。
【0037】そして、上述したように上記実施例1から
実施例4に記載のプラスチック製特殊袋の製造方法は、
いずれも従来の製造ラインの一部を除くことにより、同
一の製造ラインでの製造が可能であり、従来の製造ライ
ンを大幅に変えることなく、上記のような製造効率の良
好なプラスチック製特殊袋を製造することができるもの
である。
【0038】さらに、上記実施例における応用例につい
て、以下に図面を参照しつつ説明する。本発明における
プラスチック製の特殊袋は、その内容物の製品を本発明
におけるプラスチック製の特殊袋に入れたまま使用する
場合もあるが、収納された製品を別容器に移して利用す
る場合も多い。そこで、特に内容物の製品が微細な粉体
や液体である場合には、本実施例におけるプラスチック
製特殊袋から別容器に、その内容物の製品を移すための
注ぎ口が形成されていると便利である。そこで、本応用
例においては、上述した実施例に内容物の注ぎ口を付け
たプラスチック製特殊袋の製造方法について説明する。
【0039】(応用例)本応用例のプラスチック製特殊
袋は、上記実施例1におけるプラスチック製特殊袋の図
1(d)に示す工程までは、上記実施例1と同様に作成
し、図1(e)に示す工程を図6に示すように、前記波
型ヒートシール部10・・・を形成すると同時に、その
長尺方向のヒートシール部7、8、9a、9bに、これ
を底辺とした台形状の追い込み部81、82、83、8
4をヒートシール形成する。その後のカット工程は、上
記実施例1の図1(f)と同様な工程で行なう。その
後、図7に示すように、ガゼット面5、6の両側辺部を
境に前記ガゼット面5、6の上部開口端を外側に折り返
すことによって形成された注ぎ口86a上端をヒートシ
ール85することによって完成するものである。なお、
前記図1(f)に示すような隅部処理は、図6に示す各
ヒートシール部のカットの前に行なっても良い。
【0040】従って、上記構成からなる本応用例のプラ
スチック製特殊袋90は、上記実施例と同様の効果を奏
するとともに、収納された内容物の製品を他の容器に移
し替えて使用する際や、注ぎ出す際には、上記ヒートシ
ールされた注ぎ口85上端を切断することにより、容易
に内容物を注ぎ移す、または、注ぎ出す事が可能であ
り、内容物を外部にこぼしたり、たらしたりする無駄を
防ぐことができ、作業効率の向上を図ることが可能であ
る。
【0041】なお、上記応用例においては、上記実施例
1についての変形例を示したが、上記実施例2から実施
例4のいずれにおいても、その波型ヒートシール部の形
成時に追い込み部のヒートシールを同時に行なうことに
より、上記実施例1の変形によりなされた応用例と同様
な形状のプラスチック製特殊袋の製造が可能である。
【0042】
【発明の効果】本願発明は、上記方法のようにプラスチ
ック製特殊袋を一枚の連続したフラット部材または連続
した筒状部材より形成することにより、従来の多部材か
ら製造されるプラスチック製特殊袋のような各部材間の
ヒートシール前における部材の位置合わせ作業等を必要
とせず、よってこの部材間の位置ずれによる不良品の発
生等を回避するとともに、各部材間の位置合わせのずれ
により部材表面に印刷された加飾デザインの印刷ずれの
問題も同時に解決することができるものである。
【0043】そしてまた、本願発明方法においては、ス
タート基材を従来のような多部材によらず、一枚の連続
した部材または連続した筒状部材より構成することで、
従来の生産ラインにおける部材の位置合わせ作業等の工
程を省略する他は、従来の生産ラインをそのまま使用す
ることが可能であり、生産ラインの大幅な変更なく生産
効率の良好なプラスチック特殊袋を製造することが可能
である。
【0044】そしてさらに、本願発明方法におけるプラ
スチック製特殊袋は、フラット部材を、同材同士の熱融
着が可能な低融点基材からなる内面基材と、同材同士の
熱融着が困難な外面基材からなる多層積層基材を使用
し、筒状部材においても、内面基材が同材同士では熱融
着が容易な部材そして外面基材が同材同士では熱融着が
困難な部材から構成された多層インフレーションフィル
ムを使用することにより、前記フラット部材においても
筒状部材においても、そのヒートシール時には、前記内
面基材が対向した状態でヒートシールされ、前記内面基
材同士での融着を利用して袋の接着形成がなされるため
に接着剤等が不要な袋の製造が可能である。
【0045】以上のように本発明方法によれば、確実に
設計どうりの特殊袋を効率良く製造することが可能であ
るとともに、その外装の加飾の自由度を広げることによ
って、時代のニーズにあった多様なプラスチック製特殊
袋を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明における実施例1のプラスチッ
ク製特殊袋の製造方法及びその応用例を説明するための
図である。
【図2】図2は、本発明における実施例におけるプラス
チック製特殊袋に内容物が収納された状態を示す図であ
る。
【図3】図3は、本発明における実施例2のプラスチッ
ク製特殊袋の製造方法を説明するための図である。
【図4】図4は、本発明における実施例3のプラスチッ
ク製特殊袋の製造方法を説明するための図である。
【図5】図5は、本発明における実施例4のプラスチッ
ク製特殊袋の製造方法を説明するための図である。
【図6】図6は、本発明における応用例のプラスチック
製特殊袋製造時の追い込み部をヒートシール形成する一
工程を説明するための図である。
【図7】図7は、本発明のおける応用例のプラスチック
製特殊袋製造時の最終工程を説明するための図である。
【図8】図8は、従来ガゼット四方シールパックを示す
斜視図である。
【図9】図9は、従来のスタンディングパウチ型の特殊
袋を示す斜視図である。
【図10】図10は、従来のガゼット四方シールパック
の製造工程を説明するための図である。
【図11】図11は、従来のスタンディングパウチ型の
特殊袋の製造工程を説明するための図である。
【符号の説明】
1、40、 フラット部材 1a、20a、40a、60a、 外面基材 1b、20b、 40b、60b、内面基材 2、21、42、62、 加飾デザイン印刷 3、4、22、23、44、45、63、64、 フラ
ット面 3a、43a、 センターシール部 5、6、24、25、46、65、 ガゼット面 5a、6a、24a、24b、46a、65a、谷折 7、8、26、27、48、67、 ヒートシール側辺
部 47、66、 センターシール処理部 9a、9b、28a、28b、 ヒートシール部 10、29、49、68、 波型ヒートシール部 20、60、 筒状部材 11、30、50、70、 プラスチック製特殊袋 81、82、83、84、 追い込み部 90、注ぎ口付プラスチック製特殊袋 G、 下駄シール部材

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の長尺状のフラット部材をその長尺
    方向にセンターシールして筒状とする第一工程と、前記
    センターシール部が形成されたセンターシール面とこれ
    に対向する面をフラット面とし、前記両フラット面の両
    側をその内側に折り込みガゼット面を形成する第二工程
    と、かくして形成されたガゼット面のそれぞれを、その
    両側にあるフラット面と重ね合わせて、その両側辺部を
    ヒートシールし4辺のヒートシール側辺部を形成する第
    三工程と、前記ヒートシール側辺部が形成された長尺部
    材を前記センターシール部を挟んで、その両側に2本の
    平行なヒートシール部を同時に形成する下駄シールを行
    なう第四工程と、前記下駄シールにより形成された2本
    のヒートシール部及び前記ヒートシール側辺部のシール
    方向に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山
    が前記2本のヒートシール部及びこれと同一平面内にあ
    る対向するヒートシール側辺部に形成されるように波型
    ヒートシール部を形成する第五工程と、前記2本のヒー
    トシール部と前記波型ヒートシール部の底辺部におい
    て、それぞれを切断する第六工程とからなることを特徴
    としたプラスチック製特殊袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 1枚の長尺状のフラット部材をその長尺
    方向にセンターシールし筒状とする第一工程と、前記セ
    ンターシール部を一側辺として、このセンターシール部
    の対向面に内側に折り込みを有するガゼット面を形成す
    る第二工程と、前記センターシール部と、かくして形成
    されたガゼット面をその両側辺にあるフラット面の両側
    辺部を重ね合わせてヒートシールし、センターシール処
    理部と2本のヒートシール側辺部とを形成する第三工程
    と、前記センターシール処理部とヒートシール側辺部の
    シール方向に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおい
    て、波山が前記センターシール処理部及びこれと同一平
    面内にある対向するヒートシール側辺部に形成されるよ
    うに波型ヒートシール部を形成する第四工程と、前記波
    型シール部の底辺部において、それぞれを切断する第五
    工程とからなることを特徴としたプラスチック製特殊袋
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 長尺状の筒状部材に、その長尺方向に対
    向したフラット面を形成し、前記フラット面の両側辺部
    を内側に折り込んで、内側に谷部を有するガゼット面を
    形成する第一工程と、かくして形成されたガゼット面の
    それぞれを、その両側辺にあるフラット面と重ね合わせ
    て、その両側辺部をヒートシールし4辺のヒートシール
    側辺部を形成する第二工程と、前記ヒートシール側辺部
    が形成された長尺部材の対向するフラット面に、前記ヒ
    ートシール側辺部と平行な2本のヒートシール部を同時
    に形成する下駄シールを行なう第三工程と、前記下駄シ
    ールにより形成された2本のヒートシール部と前記ヒー
    トシール側辺部のシール方向に対して垂直方向に、かつ
    一定間隔をおいて、波山が前記2本のヒートシール部及
    びこれと同一平面内にある対向するヒートシール側辺部
    に形成されるように、波型ヒートシール部を形成する第
    四工程と、前記2本のヒートシール部の間と前記波型シ
    ール部の底辺部において、それぞれを切断する第五工程
    とからなることを特徴としたプラスチック製特殊袋の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 長尺状の筒状部材に、その長尺方向に対
    向したフラット面を形成し、前記フラット面の両側辺部
    を内側に折り込んで、内側に谷部を有するガゼット面を
    形成する第一工程と、かくして形成されたガゼット面の
    それぞれを、その両側辺にあるフラット面と重ね合わせ
    て、両側辺部と前記両側辺部の間のフラット面に前記側
    辺部と平行なヒートシールを同時に施し、4本のヒート
    シール側辺部を形成すると同時に、対向するフラット面
    に前記両側辺部と平行なヒートシール部を形成する第二
    工程と、前記フラット面のヒートシール部及びヒートシ
    ール側辺部のシール方向に対して垂直方向に、かつ一定
    間隔をおいて、波山が前記ヒートシール部及びこれと同
    一平面内にある対向するヒートシール側辺部に形成され
    るように波型ヒートシール部を形成する第三工程と、前
    記対向するフラット面に形成されたヒートシール部と前
    記波型シール部の底辺部において、それぞれを切断する
    第四工程とからなることを特徴としたプラスチック製特
    殊袋の製造方法。
  5. 【請求項5】 長尺状の筒状部材に、その長尺方向に対
    向したフラット面を形成し、前記両フラット面の一方の
    側辺部に筒内部に折込みを有するガゼット面を形成する
    第一工程と、前記両フラット面の他方の側辺部と、かく
    して形成されたガゼット面をその両側辺にあるフラット
    面とを重ね合わせてヒートシールし、3本のヒートシー
    ル側辺部を形成する第二工程と、前記ヒートシール側辺
    部に対して垂直方向に、かつ一定間隔をおいて、波山が
    同一平面内にある対向するヒートシール側辺部に形成さ
    れるように波型ヒートシール部を形成する第四工程と、
    前記波型シール部の底辺部にて、それぞれを切断する第
    五工程とからなることを特徴としたプラスチック製特殊
    袋の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のプラスチック製特殊袋の製造方法における波型ヒート
    シール工程時に、その長尺方向に形成されたヒートシー
    ル部及びヒートシール側辺部並びにヒートシール処理部
    のそれぞれに、これらを底辺とした台型形状のヒートシ
    ールを行ない追い込み部を形成し、その後の工程は上記
    請求項1から請求項5に記載のそれぞれに従い、最終工
    程後に、そのガゼット部上部をその両側辺のヒートシー
    ル側辺部を境に外側に山型形状となるように引出して注
    ぎ口を形成し、前記注ぎ口上部をヒートシールすること
    を特徴とするプラスチック製特殊袋の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項2のいずれかに記載
    のプラスチック製特殊袋の製造方法における長尺状のフ
    ラット部材に、内面基材と外面基材からなる多層積層基
    材を使用し、前記内面基材は直鎖状低密度ポリエチレン
    やエチレン酢酸ビニル重合体等の同材同士が熱融着容易
    な低融点基材より構成されてなり、前記外面基材はAl
    箔、ナイロン、紙等からなる基材から構成されてなり、
    その第一工程においてセンターシールする際に前記内面
    基材が内側となるように構成してなることを特徴とする
    プラスチック製特殊袋の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    のプラスチック製特殊袋の製造方法における長尺状の筒
    状部材に、内面基材と外面基材からなる多層インフレー
    ションフィルムを使用し、前記内面基材には直鎖状低密
    度ポリエチレンやエチレン酢酸ビニル重合体等の同材同
    士が熱融着容易な低融点基材より構成されてなり、前記
    外面基材は、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、
    ポリブチレンテレフタレート等からなる基材から構成さ
    れてなり、前記内面基材が内側となるように構成してな
    ることを特徴とするプラスチック特殊袋の製造方法。
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