JP2603856B2 - インタフェース復旧方式 - Google Patents

インタフェース復旧方式

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JP2603856B2 JP63199461A JP19946188A JP2603856B2 JP 2603856 B2 JP2603856 B2 JP 2603856B2 JP 63199461 A JP63199461 A JP 63199461A JP 19946188 A JP19946188 A JP 19946188A JP 2603856 B2 JP2603856 B2 JP 2603856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コンピュータシステムの上位装置と外部周辺装置間に
介設される入出力コントローラと上位装置間のインタフ
ェース復旧方式に関し、 入出力コントローラの電源の一時的な切断により、上
位装置に対して無応答になることを避け、装置を有効に
継続活用することを目的とし、 入出力コントローラに不揮発性メモリを備え、上位装
置と接続されるバスの切り離しに際し前記不揮発性メモ
リにその切り離し情報を記憶し、この入出力コントロー
ラの電源投入時の処理で、その記憶情報により前記バス
の切り離し中での一時的な電源切断であるかを判断し、
その一時的な電源切断であれば前記バスの接続を行うと
ともに、電源が切断されたことを前記上位装置に報告す
るように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コンピュータシステムの上位装置と外部周
辺装置間に介設される入出力コントローラと上位装置間
のインタフェース復旧方式に関し、特に、入出力コント
ローラの上位装置からのコマンドの処理中における電源
の位置的な切断に対するインタフェース復旧方式に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図は、コンピュータシステムの構成図である。同
図に示すように、上位装置である中央処理装置(CPU)
HのチャネルCH#0,CH#1…と、磁気ディスク装置など
の外部周辺装置P1,P2…,Pa,Pb…とは、インタフェース
・バス1及び入出力コントローラC1,C2…を介して接続
されている。
そのチャネルCH#0,CH#1…と入出力コントローラC
1,C2…間のインタフェースは、チャネルCH#0,CH#1…
からコマンドが発行され、入出力コントローラC1,C2…
では、そのコマンドにより起動されて外部周辺装置P1,P
2…,Pa,Pb…に対して制御を行い、データ転送がなされ
ている。
従来、このインタフェースではコマンドの種類におい
て、例えば磁気ディスク装置におけるシーク動作や、磁
気テープ装置における巻き戻しなど、各部周辺装置P1,P
2…,Pa,Pb…における処理動作時間が長くなるコマンド
では、入出力コントローラC1,C2…がインタフェース・
バス1から自装置を一旦切り離し(以下、これをDiscon
nectという)、インタフェース・バスI及びチャネルを
他装置に空け渡して、外部周辺装置の処理完了後にイン
タフェース・バスIの空き状態の時、バスの再結合(以
下、これをReconnectという)を行い、チャネルに対し
てコマンドの終了報告もしくはデータ転送等のコマンド
の続行を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、中央処理装置の能力向上により、多くの外部周
辺装置に対する処理が可能になり、そのため入出力コン
トローラは別フレームで外部周辺装置の側に置かれ、電
源系統も別な構成となってきている。
このため、前述した従来の技術において、入出力コン
トローラがインタフェース・バスを切り離したDisconne
ct中に、その入出力コントローラの電源が瞬断(一時的
にOFF状態となった後に再度ON状態となる)した場合に
は、上位装置である中央処理装置またはチャネルにはそ
の瞬断が認識されないため、上位装置では入出力コント
ローラからReconnect処理を待ち続けることになる。一
方、電源の瞬断があった入出力コントローラでは、内部
情報が全てクリアされ、電源投入時の状態となるためRe
connect処理は行われない。従って、上位装置では入出
力コントローラから無応答の状態、いわゆるハングアッ
プとなり、入出力コントローラとそれに制御される外部
周辺装置が、動作可能であるにもかかわらず使用できな
くなるという欠点があった。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、上位装置と入出力コントローラのインタフェースに
おいて、入出力コントローラの電源の一時的な切断によ
り、上位装置に対して無応答になることを避け、装置が
有効に継続活用され得るインタフェース復旧方式を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明における手段は、上
位装置からのコマンドにより起動され、その上記装置と
接続されるバスを一旦切り離して外部周辺装置の制御を
行い、その制御の終了後前記バスを接続し、前記上位装
置へ終了報告を行う入出力コントローラと上位装置間の
インタフェースであって、入出力コントローラに不揮発
性メモリを備え、前記バスの切り離しに際し、前記不揮
発性メモリにその切り離し情報を記憶し、この入出力コ
ントローラの電源投入時の処理で、その記憶情報により
前記バスの切り離し中での一時的な電源切断であるかを
判断し、その一時的な電源切断であれば前記バスの接続
を行うとともに、電源が切断されたことを前記上位装置
に報告するインタフェース復旧方式によるものとする。
〔作用〕
本発明では、入出力コントローラが上位装置からのコ
マンドにより、インタフェース・バスを切り離すDiscon
nect処理を行う際に、不揮発性メモリにDisconnectフラ
グをセットし、同時にReconnect時に必要となる上位装
置のチャネルID(I−dentify)等からなる切り離し情
報を記憶させる。そして、Reconnect処理時にはDisconn
ectフラグをリセットして、前記切り離し情報を消去す
る。
一方、入出力コントローラでの電源投入時の立上り処
理で、常に不揮発性メモリ上のDisconnectフラグがチェ
ックされる。不揮発性メモリは電源が切れても内容が失
われないものであるから、もしそのチェックでDisconne
ctフラグがセットされている状態であった場合、Discon
nect中に一時的な電源切断があったと判断し、不揮発性
メモリ上の切り離し情報により、インタフェース・バス
に対してReconnect処理を行うと同時に、上位装置に電
源切断エラーを報告する。
これにより、上位装置では要求した処理がエラーによ
り中断されたことが認識され、再実行の指令を出すこと
により処理を継続させることができる。また、電源切断
エラーを記録に残すことも可能になり、対策上重要なデ
ータとなり得る。
〔実施例〕
以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例の入出力コントローラの
構成図である。同図に示す入出力コントローラCは、第
4図に示したようにコンピュータシステムにおいて、上
位装置である中央処理装置のチャネルと外部周辺装置と
の間に介設されるものである。
第1図において、1はプログラムの実行により上位装
置であるチャネルからコマンドを受けて解析し、上位装
置及び外部周辺装置とのデータ転送を制御する主制御装
置であるMPU(マイクロプロセッサ)、2は記憶装置で
あり、MPU1の実行するプログラムが格納されるプログラ
ムメモリ2aと、作業域を形成するRAM(random access m
emory)2bと、同じく作業域を形成する不揮発性メモリ
であるEPROM(electrically erasable read only memor
y)とにより構成されている。3は上位装置であるチャ
ネルとインタフェース・バスIを介して接続されるイン
タフェース回路であり、4は外部周辺装置との接続をな
すI/Oコントロール回路である。これらはデータバス5
及びアドレス・制御バス6により接続されている。
上記構成の入出力コントローラCと上位装置であるチ
ャネル間のインタフェースは、チャネルからコマンドが
発行され、そのコマンドにより入出力コントローラCは
起動され、コマンドに従った外部周辺装置への処理を行
い、そしてその処理が終了するとチャネルに終了報告を
行うことによりなされている。さらに詳述すれば、入出
力コントローラCではチャネルからの処理要求がない場
合には、MPU1がインタフェース・バスIに対して、イン
タフェース回路3でハイ・インピーダンス状態にして切
り離し(Disconnect)、アイドル状態となっている。そ
して、チャネルからの処理要求信号により、インタフェ
ース回路3でインタフェース・バスIを接続状態にして
(Reconnect)、チャネルからのコマンドを受け、解析
を行う。そのコマンドによる外部周辺装置における処理
が秒,分単位の長時間を要する場合は、一旦インタフェ
ース・バスIを切り離すDisconnect処理を行い、インタ
フェース・バスIを他のコントローラに空け渡し、外部
周辺装置への処理を行って、その処理の終了した時点で
インタフェース・バスIの空きを確認してReconnect処
理を行い、チャネルに対して終了報告又はデータ転送等
のコマンド処理の継続を行う。
第2図は、本実施例によるコマンド処理におけるDisc
onnect,Reconnect処理時の詳細な動作フローチャートで
ある。
同フローチャートに示すように、MPU1はチャネルから
のコマンドの解析を行い、()、Disconnect処理が必
要であるかチェックし()、必要でなければコマンド
を実行する()。必要であればまずEEROM2cにDisconn
ectフラグをセットし()、同時にインタフェース・
バスIの切り離し情報として、処理要求のあったチャネ
ルID,自装置情報であるコントロールID及び処理する外
部周辺装置の情報であるI/OドライブIDをEEROM2cにセッ
トする()。
その後インタフェース・バスIを切り離すDisconnect
処理を行い()、外部周辺装置に対してコマンドを実
行し、外部周辺装置の処理の終了を待つ()。終了す
ると()Disconnectフラグをチェックし()、フラ
グがセットされてなければ終了報告等の次の処理へ移行
し、フラグがセットされていればインタフェース・バス
Iに対してReconnect処理を行う()。
インタフェース・バスIの接続がなされると、EEROM2
c上のDisconnectフラグをリセットするとともに、切り
離し情報を消去する()。この後にチェネルへの終了
報告又はデータ転送等の次の処理が行われる。
第3図は、本実施例の入出力コントローラCの電源投
入(Power on)時の動作フローチャートである。同フロ
ーチャートに示すように、MPU1は電源投入時の初期診断
()及びレジスタ等の初期化()など通常処理の終
了後、EEROM2c内のDisconnectフラグをチェックする
()。このフラグがリセット(OFF)状態であれば従
来通りアイドル処理に移行する。
Disconnectフラグがセット(ON)されている状態であ
ると、チャネルからのコマンド処理におけるDisconnect
中に電源の一時的な切断があったものと判断し、電源切
断エラーの情報となるセンスデータを生成する()。
そして、インタフェース・バスIに対してReconnect処
理を行い()、EEROM2cに記憶されている切り離し情
報により、中断されたコマンドの発行元であるチャネル
にアクセスを行い、前述したセンスデータを伴いエラー
報告を行う()。その後、コマンドの終結処理をして
()、アルドル処理に移行する。
このように本実施例では、入出力コントローラにおけ
るチャネルからのコマンドによる処理において、チャネ
ルと接続されるインタフェース・バスを一旦切り離した
Disconnect中に、瞬断等の一時的な電源切断があったと
しても、電源の切断時にも情報を保持可能な不揮発性メ
モリにDisconnect中である旨の情報を記憶させてあるた
め、電源投入時の処理でその情報により、コマンドの実
行中に電源の切断があったことが認識され、チャネルに
対してその旨のエラー情報の報告がなされている。これ
により、上位装置のチャネルに対して入出力コントロー
ラから無応答となるハングアップの状態を避けることが
でき、チャネルでは再度コマンドを発行して再試行させ
ることができる。また、上位装置側では時機にかなった
エラー情報が得られるため、その後の対策にも有効なも
のとなっている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、上位装置と入
出力コントローラのインタフェースにおいて、入出力コ
ントローラの電源の一時的な切断により上位装置に対し
て無応答となることを避けることができ、装置を有効に
継続活用することができる。
さらに、対策上有用なエラー情報をも得ることがで
き、信頼性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、 第2図は実施例のDisconnect及びReconnect時の処理フ
ローチャート、 第3図は実施例の電源投入時の動作フローチャート、 第4図はコンピュータシステムの構成図である。 H;中央処理装置(CPU)、CH#0,CH#1…;チャネル、
I;インタフェース・バス、C1,C2…;入出力コントロー
ラ、P1,P2…,Pa,Pb…;外部周辺装置、1;MPU、2;記憶装
置、2c;EEROM(不揮発性メモリ)、3;インタフェース回
路、4;I/Oコントロール回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置からのコマンドにより起動され、
    その上記装置と接続されるバス(I)を一旦切り離して
    外部周辺装置の制御を行い、その制御の終了後前記バス
    を接続し、前記上位装置へ終了報告を行う入出力コント
    ローラ(C)と前記上位装置間のインタフェースであっ
    て、 入出力コントローラ(C)に不揮発性メモリ(2c)を備
    え、 前記バス(I)の切り離しに際し、前記不揮発性メモリ
    (2c)にその切り離し情報を記憶し、 この入出力コントローラ(C)の電源投入時の処理で、
    その記憶情報により前記バス(I)の切り離し中での一
    時的な電源切断であるかを判断し、その一時的な電源切
    断であれば前記バス(I)の接続を行うとともに、電源
    が切断されたことを前記上位装置に報告することを特徴
    とするインタフェース復旧方式。
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