JP2603827Y2 - 電源監視装置 - Google Patents

電源監視装置

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JP2603827Y2
JP2603827Y2 JP1992009748U JP974892U JP2603827Y2 JP 2603827 Y2 JP2603827 Y2 JP 2603827Y2 JP 1992009748 U JP1992009748 U JP 1992009748U JP 974892 U JP974892 U JP 974892U JP 2603827 Y2 JP2603827 Y2 JP 2603827Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は1つのブロック的なハー
ネスの電源部を監視し、過電流の流出を防止する特に自
動車用に適した電源監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、例えば特開
昭55−47931において提案された図3に示された
ようなものが一般に使用されていた。同図において、1
は1つのブロック的なハーネスの電源部のヒューズを収
容するベースリレーボックス、2はこのベースリレーボ
ックス1から分岐し、各制御ユニット(C/U)の電源
部のヒューズを収容するサブリレーボックス、3a乃至
3cは制御ユニット、4a乃至4c1 ,4c2 は各制御
ユニット3a乃至3cが駆動する負荷である。
【0003】このような従来の電源監視装置では、各制
御ユニット3a乃至3cで駆動している負荷4a乃至4
1 ,4c2 又は各制御ユニット3a乃至3c自体に異
常が生じ過電流が生じると、サブリレーボックス2のヒ
ューズが溶断されるようになっている。このように、サ
ブリレーボックス2のヒューズが溶断することによっ
て、もしサブリレーボックス2のヒューズがない場合に
は、過電流が流れ続けることによって制御ユニットや負
荷が破損したり、分岐後の電源ラインが溶断したりする
ことが防止されるようになる。勿論、分岐後の電源ライ
ンが溶断する前に、ベースリレーボックス1内のヒュー
ズを溶断させることもできる。しかし、ベースリレーボ
ックス1内のヒューズが溶断することがあると、異常の
生じている回路だけでなく、他回路への電源供給も停止
するようになって、1つの負荷及び制御ユニットの異常
による過電流が他の回路に影響を及ぼすことになる。こ
の点、サブリレーボックス2のヒューズが溶断すること
によってこのようなことが防止されるようになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電源監視装置においては、自動車の多様な機能アッ
プに伴ない、サブリレーボックス2内の分岐後のヒュー
ズの個数も増加し、リレーボックスが複雑化し、またそ
れに伴ってスペースを拡大しなければならないという問
題点があった。
【0005】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、ブロック的に見たハーネスの電源部を監視する手
段を設けることにより過電流の流出を一括して防止して
ヒューズ数の低減、それに伴うリレーボックス内の回路
の簡略化とスペースの低減を図った電源監視装置を提供
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は、電源ラインから分岐した分岐ラインにそれぞ
れ接続された負荷に前記電源ラインを通じて直流電源か
ら供給する電流を、分岐前の前記電源ラインにおいて監
視する電源電流監視センサと、前記負荷を駆動制御する
複数の負荷制御ユニットと、該負荷制御ユニットと多重
ラインを介して相互に接続され、該多重ラインを介して
前記負荷制御ユニットとの間で通信を行うと共に、前記
電源電流監視センサが監視している前記電源ラインに流
れる電流が許容値を越えているか否かを監視する監視用
制御ユニットとを備え、前記監視用制御ユニットは、前
記電源ラインに流れる電流が許容値を越えたとき、前記
多重ラインを介して前記負荷制御ユニットの全てと通信
を行い、前記負荷制御ユニットの各々から当該負荷制御
ユニットに接続された前記負荷の動作状況を示すデータ
を前記多重ラインを介して受信し、該受信したデータに
基づいて当該負荷制御ユニットに接続された前記負荷に
ついて異常の有無を診断し、異常有りと診断した当該負
荷制御ユニットに対して当該負荷制御ユニットに接続さ
れている負荷の動作を停止させる指令を前記多重ライン
を介して送信し、前記負荷制御ユニットは、前記監視用
制御ユニットからの前記停止指令の受信に応じて当該負
荷制御ユニット自身に接続されている前記負荷の動作を
停止することを特徴とする電源監視装置に存する。
【0007】
【作用】以上の構成により、負荷のいずれかに異常が生
じ過電流が流れると、これに応じて電源電流監視センサ
が分岐前の電源ラインにおいて監視している負荷に供給
する電流が増大するようになる。そして、電源電流監視
センサが監視している電源ラインに流れる電流が許容値
を越えて増大すると、監視用制御ユニットは多重ライン
を介して負荷制御ユニットの全てと通信を行い、負荷制
御ユニットの各々から当該負荷制御ユニットに接続され
た負荷の動作状況を示すデータを前記多重ラインを介し
て受信する。そして、監視用制御ユニットはこの受信し
たデータに基づいて当該負荷制御ユニットに接続された
負荷について異常の有無を診断し、異常有りと診断した
当該負荷制御ユニットに対して当該負荷制御ユニットに
接続されている負荷の動作を停止させる指令を前記多重
ラインを介して送信する。負荷制御ユニットは監視用制
御ユニットからの停止指令の受信に応じて当該負荷制御
ユニット自身に接続されている負荷の動作を停止する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案による電源監視装置の一実施例を示
す構成図である。図1において、10はバッテリなどか
らなる直流電源、11は電源ヒューズ、12は電源ライ
ン、13a及び13bは負荷、14は電源ライン12を
介して負荷13a及び13bに流れる電流を監視する電
源電流監視センサである。
【0009】15はこの電源電流監視センサ14に接続
され、その検出電流に従って負荷13aを制御する監視
用制御ユニット(C/U)、16は多重ライン、17及
び18はこの多重ライン16を介して監視用制御ユニッ
ト15に接続され、監視用制御ユニット15とデータを
やりとりして制御され負荷13a,13bの駆動を制御
する負荷制御ユニットである。19は多重ライン16を
介して監視用制御ユニット15に接続され、その指示に
より負荷13a,13bの状態を表示する表示器であ
る。
【0010】監視用制御ユニット15はデータを送受信
する送受信器(Tx/Rx)15a及び送受信器15a
とデータをやりとりし、負荷制御ユニット17,18及
び表示器19の駆動を実際に制御するマイクロプロセッ
サユニット(MPU)15bを備えている。負荷制御ユ
ニット17はデータを送受信する送受信器(Tx/R
x)17a及び送受信器17aとデータをやりとりし、
負荷13aの駆動を実際に制御するマイクロプロセッサ
ユニット(MPU)17bを備えている。負荷制御ユニ
ット18はデータを送受信する送受信器(Tx/Rx)
18a及び送受信器18aとデータをやりとりし、負荷
13bの駆動を実際に制御するマイクロプロセッサユニ
ット(MPU)18bを備えている。更に、表示器19
もデータを送受信する送受信器(Tx/Rx)19aを
備えている。
【0011】以上の構成において、各制御ユニット1
5,17,18のデータを送受信する送受信器(Tx/
Rx)と負荷13bの駆動を実際に制御するマイクロプ
ロセッサユニット(MPU)との間でデータのやりとり
が行われ、負荷13a,13bが異常をきたし過電流が
流れた場合、監視用制御ユニット15よりその負荷の駆
動をやめさせる信号が送られ、負荷制御ユニット17,
18の送受信器17a,18aに入り、マイクロプロセ
ッサユニット17b,18bが負荷の駆動を中止する。
そのとき、同時に表示器19内の送受信器19aにもデ
ータを送って、警報のためのランプを点灯したり、ブザ
ーを鳴動させて異常を知らせる。
【0012】次に、監視用制御ユニット15のマイクロ
プロセッサユニット15bが予め定めたプログラムに従
って行う仕事を示す図2のフローチャートを参照して動
作を更に詳細に説明する。マイクロプロセッサユニット
15bは電源の投入によって動作を開始し、その最初の
ステップS1において電源電流監視センサ14により負
荷13a,13bに供給している電源電流が通常の値か
否かを判定する。
【0013】ステップS1の判定がYESのときはこの
ステップを繰り返し、判定がNOのときは次のステップ
S2において各負荷制御ユニット17,18との通信を
行って各負荷制御ユニット17,18の動作状況が正常
か否かを判定する。正常のときはステップS1に戻り、
異常のときはステップS3に進む。
【0014】このステップS3においては多重ライン1
6を介して各負荷制御ユニット17,18との通信によ
って異常データが続くか否かを判定する。続かないとき
はステップS2に戻り、続いたときはステップS4に進
む。このステップS4においては負荷制御ユニット1
7,18のうちの異常なデータが続いた負荷制御ユニッ
トに対しその送受信器及び多重ライン16を介してその
負荷13a,13bの動作を中止するよう指令する。こ
れにより、指令を受け取った制御ユニットのマイクロプ
ロセッサユニットは負荷の動作を停止させる。更に、ス
テップS5で表示器19の送受信器19aに多重ライン
16を介して指令を出し、警報のためのランプやブザー
を作動させる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、負
荷に供給する電源電流を一括して監視し、この監視によ
り電源電流の異常が検出されたとき、多重ラインを介し
て行う通信によって、どの負荷に異常があるかを見つけ
てその負荷の駆動を停止させるようにしているので、過
電流に対する負荷、負荷制御ユニット及び分岐ラインの
保護動作を行うために、負荷に対応して分岐した分岐ラ
インごとにヒューズを設けることが必要なくなり、した
がってヒューズ数を減らして負荷制御ユニットを構成す
るリレーボックス内の回路を簡略にし省スペースを実現
できる。また、電源電流の異常を検出してから、どの負
荷に異常があるかを見つけるための通信を監視用制御ユ
ニットが複数の負荷制御ユニットとの間で行い、負荷制
御ユニットの各々から受信した当該負荷制御ユニットに
接続された負荷の動作状況を示すデータに基づいて当
負荷制御ユニットに接続された負荷について異常の有無
を診断し、異常有りと診断した当該負荷制御ユニットに
対して当該負荷制御ユニットに接続されている負荷の動
作を停止させる指令を前記多重ラインを介して送信する
ようにしているので、常に監視用制御ユニットが複数の
負荷制御ユニットとの間で異常検出のための通信を行っ
ている必要が無く、多重ラインの効率的な利用を可能に
してもいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電源監視装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】従来の電源監視装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10 直流電源 13a,13b 負荷 14 電源電流監視センサ 15 監視用制御ユニット 16 多重ライン 17,18 負荷制御ユニット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/20 - 7/26 H02J 3/00 B60R 16/02 H04L 11/00 - 11/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ラインから分岐した分岐ラインにそ
    れぞれ接続された負荷に前記電源ラインを通じて直流電
    源から供給する電流を、分岐前の前記電源ラインにおい
    て監視する電源電流監視センサと、 前記負荷を駆動制御する複数の負荷制御ユニットと、 該負荷制御ユニットと多重ラインを介して相互に接続さ
    れ、該多重ラインを介して前記負荷制御ユニットとの間
    で通信を行うと共に、前記電源電流監視センサが監視し
    ている前記電源ラインに流れる電流が許容値を越えてい
    るか否かを監視する監視用制御ユニットとを備え、 前記監視用制御ユニットは、前記電源ラインに流れる電
    流が許容値を越えたとき、前記多重ラインを介して前記
    負荷制御ユニットの全てと通信を行い、前記負荷制御ユ
    ニットの各々から当該負荷制御ユニットに接続された前
    記負荷の動作状況を示すデータを前記多重ラインを介し
    て受信し、該受信したデータに基づいて当該負荷制御ユ
    ニットに接続された前記負荷について異常の有無を診断
    し、異常有りと診断した当該負荷制御ユニットに対して
    当該負荷制御ユニットに接続されている負荷の動作を停
    止させる指令を前記多重ラインを介して送信し、 前記負荷制御ユニットは、前記監視用制御ユニットから
    の前記停止指令の受信に応じて当該負荷制御ユニット自
    身に接続されている前記負荷の動作を停止することを特
    徴とする電源監視装置。
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