JP2603711Y2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JP2603711Y2
JP2603711Y2 JP1993050743U JP5074393U JP2603711Y2 JP 2603711 Y2 JP2603711 Y2 JP 2603711Y2 JP 1993050743 U JP1993050743 U JP 1993050743U JP 5074393 U JP5074393 U JP 5074393U JP 2603711 Y2 JP2603711 Y2 JP 2603711Y2
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solenoid
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信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、取付基板の前面に打球
を入り難い状態と入り易い状態とに変化可能な開閉部材
を設けると共に、該開閉部材をソレノイドで作動させる
ようにしたパチンコ機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞装置として例えば、遊技盤に
取り付けられる取付基板の前面に開口が設けられ、該開
口に前方へ傾動自在な開閉扉が軸着され、また、取付基
板の裏側に前記開口と連通状に箱枠が装着され、該箱枠
内に一般入賞球と特別入賞球を検出する検出器が設けら
れると共に、該箱枠の裏側には前記開閉扉を作動させる
ソレノイドが装着されたものが有る。
【0003】この入賞装置によれば、遊技盤面に打ち込
まれた打球が特定の入賞口に入って遊技者に有利となる
特定遊技状態となったとき、前記開閉扉はソレノイドの
励磁により開成して一定の時間が経過するまでの間(例
えば30秒)、または所定個数(例えば10個)の入賞
球が発生するまでの間持続され、ソレノイドが消磁する
ことにより閉成するようになっている。そして、開閉扉
の開成時に特別入賞球が検出されると、開閉扉が閉成さ
れた後、再び一定時間経過するまでまたは所定個数の入
賞球を検出するまで開成され、この動作は特別入賞球が
検出されることを条件に所定回数(例えば16回)行な
われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の入
賞装置では、開閉扉が開成している間に特別入賞球が検
出されると、開閉扉が閉成した後再び一定時間経過する
まで、または所定個数の入賞球を検出するまで開成した
ままになるので、この動作が繰り返されるとソレノイド
自体が異常に発熱して、故障を起す原因になっていた。
そこで、本考案は、上記課題を解決するべくなされたも
ので、ソレノイドの外周をその外周に密着する放熱板で
囲って放熱を促進させると共に、これに伴い生ずる強い
残留磁気によりソレノイドが誤作動を起さないようにし
たパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本考案は、取付基板の前面に打球を入り難い状態と入
り易い状態とに変化可能な開閉部材を設けると共に、取
付基板の裏面側に開閉部材を作動させるためのソレノイ
ドを設けてなる入賞装置において、前記ソレノイドの外
周一側面を入賞装置の一部で囲うと共にその外周三側面
とソレノイドのプランジャ先端部とを放熱板で囲うよう
にし、該放熱板は、ソレノイドの外周三側面と密着し、
また、プランジャ先端部と対向する位置に前記放熱板が
磁化されるのを防ぐための透孔が開設されている構成か
らなる。
【0006】
【作用】このように、ソレノイドの外周三側面は該ソレ
ノイドの外周三側面に密着する放熱板で囲われ、またソ
レノイドのプランジャ先端部も同じ放熱板で囲われてい
ることから、入賞装置の裏面という非常に狭いスペース
であっても放熱板自体広い放熱面積が得られることとな
り、ソレノイドは外周を囲われた放熱板によって充分な
放熱が促進される。また、放熱板のプランジャ先端部と
対向する位置に、放熱板が磁化されるのを防ぐための透
孔が開設されていることにより、連続して長い時間ソレ
ノイドが励磁されてもプランジャ内を軸方向に沿って通
る磁束密度の高い磁力線は透孔内を通過してしまい、放
熱板内を通らないので、放熱板は強く磁化されずに済
む。これにより、放熱板には強い残留磁気が生ずること
はなく、従ってソレノイドが励磁した時もプランジャが
放熱板に吸着されたままにならず正常に吸引され、開閉
扉を確実に開成させることができる。
【0007】
【実施例】以下に本考案に係るパチンコ機の入賞装置の
一実施例を図面と共に説明する。図1は本考案に係る入
賞装置が適用されるパチンコ機の正面図を示す。図にお
いて、1はパチンコ機Pの前面枠、2は該前面枠1の前
面に装着されるガラス扉枠、3は該ガラス扉枠2の下方
で前面枠1に装着される前板である。4は前面枠1の裏
側に配置される遊技盤であり、その前面にレール5で囲
われる遊技部6が形成されている。遊技部6には一般の
入賞口7の他可変表示装置8,始動入賞口9及び本考案
に係る入賞装置Aがそれぞれ装着されている。
【0008】図2は入賞装置の前から見た斜視図、図3
は同じく裏から見た斜視図、図4は同分解斜視図、図5
は同要部の側面断面図をそれぞれ示し、図中11は遊技
盤4に取り付けられる取付基板であり、その中央部に横
長の開口12が開設されている。13は下端が軸支され
前方へ自在に傾動して開口12を開閉する扉状の開閉部
材であり、下端両側部に設けた軸筒部14,14にそれ
ぞれ支軸15,15の一端が挿入され、他端が取付基板
11の開口12の両内側に設けられた軸受部16,16
に軸支されている。また、開閉部材13の前面には傾動
した状態を支持させる支持片17,17が左右側に一対
突設され、更に、一側端の軸筒部14の外周に平歯車状
の歯部18が設けられている。
【0009】なお、19,19は取付基板11の前面の
左右両側に対称に取り付けられる一般の入賞口で、該入
賞口19,19に入った入賞球は遊技盤の裏面に導かれ
て下方へ排出されるようになっている。また、20,2
0は取付基板11の裏側から前記入賞口19,19内を
照明する照明具、21,21はこれらの照明具20,2
0の裏面を保護するカバー部材である。
【0010】22は、取付基板11の裏面に開口12と
連通するよう設けられた箱枠であり、該箱枠22内の底
部には、一側へ下傾する受板23が設けられ、その下流
端に球受口24が開設されると共に一般入賞球を検出す
る検出器25が装着されている。また、受板23の他側
にも球受口26が開設されると共に特別入賞球を検出す
る検出器27が装着されている。
【0011】28は前記開閉部材13を作動させるソレ
ノイドであり、該ソレノイド28は、金属製の直方体形
状の保持枠29内に電磁コイル30が内装され、該電磁
コイル30内に保持枠29の下面から自在に進退動する
プランジャ31が挿通された公知の構成からなる。そし
て、入賞装置Aの一部として箱枠22の裏蓋22aの裏
面に、保持枠29の外周四側面の内の一側面が前記裏蓋
22aの裏面で囲われるようにして配置される。32は
プランジャ31に巻装されるコイルスプリングである。
プランジャ31の下端には前端面にラック33を垂直状
に設けたロッド34が固着され、該ラック33を前記開
閉部材13の一側に設けた歯部18に噛合させるように
している。
【0012】そして、ソレノイド28が消磁した状態で
は、図5実線に示すようにコイルスプリング32の弾発
力によりプランジャ31が保持枠29より下方へ突出し
て開閉部材13を起立させ開口12が閉成されている。
また、ソレノイド28が励磁した状態では、図5鎖線に
示すようにコイルスプリング32の弾発力に抗してプラ
ンジャ31が保持枠29内へ吸引され、開閉部材13が
前傾して開口12が開成される。
【0013】そこで、図1において、例えば遊技盤4面
に打ち込まれた打球が流下する途中で、遊技盤4面に設
けられた始動入賞口9に入ると検出器10で検出され
る。そして、入賞球一個に相当する一定量の景品球が払
い出されると共に、遊技盤4面に装着される可変表示装
置8が電気的に作動する。そこで、該可変表示装置8の
前面に設けられた可変表示部8aに表された複数の数
字,文字,図柄等の表示がランダムに変動を始め、所定
時間経過すると各表示が止まる。この変動停止時におい
て、各表示が予め設定された表示記号と同じ数字,文字
または図柄で停止すると遊技者に有利となる特定遊技状
態となる。
【0014】この特定遊技状態では、ソレノイド28が
励磁してプランジャ31が吸引され、開閉部材13が前
傾して開口12が一定時間経過するまでの間、または検
出器25,27が所定個数(例えば10個)の入賞球を
検出するまでの間開成し、その後ソレノイド28が消磁
すると開閉部材13が起立して、開口12が閉成され
る。そして、前記入賞球の何れかが球受口26に入り検
出器27により検出されると、開閉部材13を一定時間
(例えば2秒)閉成した後、再び開成することとなり、
この条件が続く限り前述の動作が所定回数(例えば16
回)行なわれる。
【0015】しかして、図4において35は前記ソレノ
イド28の外周を囲う金属製の放熱板である。この放熱
板35は保持枠29の残りの三側面、すなわち保持枠2
9の二側面全部と一側面の一部との三側面、を各面に沿
ってっ屈曲しかつ密着するようにして囲う平面略コ字状
を成し、更にその底部35aでプランジャ31の先端部
を囲うようにしている。また、該底部35aにはプラン
ジャ31の先端部に対向させて透孔36が開設されてい
る。
【0016】放熱板35の一側には取付片35bが延設
され、該取付片35bに2個の小孔37,37が貫設さ
れており、これらの小孔37,37を図3に示すよう箱
枠22の裏蓋22a裏面に突出させた軸筒38,38に
合致させ、ビス39,39を軸筒38,38に螺通させ
る。さらに、他側にも2個の小孔40,40が貫設さ
れ、ソレノイド28の側面に設けたビス孔41,41に
合致させ、各ビス孔41,41にビス42,42を螺通
させることにより放熱板35が取付基板11の裏面に固
設される。
【0017】このように、保持枠29の外周側面に沿っ
て屈曲しかつ密着するようにしてその三側面を囲うと共
にプランジャ31の先端部も囲う放熱板35を配置する
ことにより、入賞装置A裏面のごく限られた狭いスペー
ス内で、放熱効果を高めるべく極力放熱面を広く採るよ
うにしている。よって、放熱板35で囲ったソレノイド
28は、連続的に長く励磁した状態が続いても、放熱板
35により放熱が促進されるので異常に発熱することは
ない。また、底部35aのプランジャ31先端部と対向
する位置に透孔36が開設してあるために、プランジャ
31の軸方向に沿って流れる磁束密度の高い磁力線は透
孔36内を通過してしまい、放熱板35内を通らないの
で、放熱板35が強く磁化されることがほとんどなく、
このため強い残留磁気が生ずることもなくなる。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係るパチンコ
機の入賞装置は、ソレノイドの外周三側面とソレノイド
のプランジャ先端部とを放熱板で囲うようにし、該放熱
板は、ソレノイドの外周三側面と密着するようにしたの
で、入賞装置の裏面といった狭いスペースでもコンパク
ト化でき、しかも広い放熱面が確保されることから、コ
ンパクト化されているにもかかわらず高い放熱効果が発
揮される。また、ソレノイドの一側面が入賞装置の一部
で囲われると共に残りの三側面は放熱板で囲われるの
で、外周面全体が強固に覆われることとなり、遊技盤裏
面の入賞球集合カバー内を流下するパチンコ球が当って
衝撃を受けてもソレノイドは安全に保護され故障や誤動
作がなくなる。更に、プランジャの先端部と対向する放
熱板に透孔を開設したので、ソレノイドを連続的に長く
励磁させても、放熱板に強い残留磁気が生ずることはな
く、従ってプランジャが放熱板に吸着されたままになっ
て開閉部材が開かないという誤動作が防止され、開閉部
材の開閉動作を常に設定条件通りに正確に行なわせるこ
とができる。また、これによりソレノイド自体の寿命も
伸び経済的である等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本入賞装置が適用されるパチンコ機の正面図。
【図2】入賞装置の前面から見た斜視図。
【図3】同上裏面から見た斜視図。
【図4】同上分解斜視図。
【図5】同上要部の側面断面図。
【符号の説明】
11 取付基板 13 開閉部材 28 ソレノイド 31 プランジャ 35 放熱板 36 透孔 A 入賞装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板の前面に打球を入り難い状態と
    入り易い状態とに変化可能な開閉部材を設けると共に、
    取付基板の裏面側に開閉部材を作動させるためのソレノ
    イドを設けてなる入賞装置において、前記ソレノイドの外周一側面を入賞装置の一部で囲うと
    共にその外周三側面とソレノイドのプランジャ先端部と
    を放熱板で囲うようにし、該放熱板は、ソレノイドの外
    周三側面と密着し、また、プランジャ先端部と対向する
    位置に前記放熱板が磁化されるのを防ぐための透孔が開
    設されている ことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
JP1993050743U 1993-08-24 1993-08-24 パチンコ機の入賞装置 Expired - Lifetime JP2603711Y2 (ja)

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JPH0715082U JPH0715082U (ja) 1995-03-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5791533B2 (ja) * 2012-01-31 2015-10-07 株式会社ニューギン 遊技機
JP5608261B2 (ja) * 2013-04-25 2014-10-15 株式会社藤商事 弾球遊技機
KR102170330B1 (ko) * 2018-11-20 2020-10-26 주식회사 피엔아이컴퍼니 게임용 총의 진동음향장치

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