JP2603626Y2 - デッキプレート - Google Patents

デッキプレート

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JP2603626Y2
JP2603626Y2 JP1993040017U JP4001793U JP2603626Y2 JP 2603626 Y2 JP2603626 Y2 JP 2603626Y2 JP 1993040017 U JP1993040017 U JP 1993040017U JP 4001793 U JP4001793 U JP 4001793U JP 2603626 Y2 JP2603626 Y2 JP 2603626Y2
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JP
Japan
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deck plate
plate
top plate
deck
lower floor
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JP1993040017U
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JPH076329U (ja
Inventor
行臣 吉崎
茂 佐々木
Original Assignee
日本鋼管ライトスチール株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建築物の床や屋根を
現場でコンクリート打設して構築する際に捨下型枠とし
て用いるデッキプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のデッキプレートの一例の斜
視図である。このデッキプレートは、長尺の亜鉛メッキ
鋼板からなり、同図に示すように、鋼板の一方の面側
(同図では下側)には複数本のリブ部10が突出した状
態で所定間隔をおいて略平行に折曲形成され、リブ部1
0の間には天板部12が形成されている。
【0003】この例のデッキプレートの天板部12は略
平坦になっており、滑り止め用のエンボス14が上方に
多数突出形成させられている。エンボス14は幅を有す
る線状を成しており、天板部12の幅方向に向いて形成
されている。更に、エンボス14は天板部12の長手方
向に所定間隔をおいて形成されている。
【0004】また、このデッキプレートのリブ部10は
断面三角形状をしており、リブ部10の側壁の上部の折
曲部16付近はカシメ加工または、スポット溶接等によ
って相互に連結させられ、その結果、天板部12は相互
に接近し、略平坦な一つの面が形成されるように連続的
になっている。
【0005】このデッキプレートは一方の側(同図では
左上側)が天板部12で終わり、この天板部12の長手
方向端部は下方に折れ曲って係合部18を形成してい
る。また、デッキプレートの他方の側(同図では右下
側)はリブ部10で終わり、このリブ部10は他のデッ
キプレートの係合部18を受け入れて相互に係合するよ
うになっている。
【0006】次に、このデッキプレートを使用する場合
について説明する。まず、建築物の鉄骨構造を形成して
いる梁と梁との間にこのデッキプレートを架け渡すよう
にして並べる。この場合、デッキプレートの長手方向の
両端部は梁に溶接で固定し、また、隣り合うデッキプレ
ート同士は、一方のデッキプレートのリブ部10に他方
のデッキプレートの係合部18を挿入して係合させる。
【0007】次に、これらのデッキプレートの上にコン
クリートを打設する。床または屋根はこの生コンクリー
トの硬化により完成する。このデッキプレートはコンク
リートに埋め込まれ、床または屋根の構造材ともなるの
で、強度の大きい床または屋根が簡単に形成されること
になる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデッキプレートは、天板部12にエンボス14を形
成して滑らないように工夫はしてあるが、亜鉛メッキ鋼
板で形成されているので、デッキプレートの上に雨や雪
が付いて濡れている場合には、かなり滑り易くなる。こ
のため、デッキプレートを架設する現場において、作業
者が滑ったり誤って滑り落ちる危険性がかなり大きかっ
た。
【0009】また、上の階でデッキプレートの架設が進
むにつれ、上からの光がデッキプレートに遮られ、下の
階の作業現場が次第に暗くなり、下の階での他の作業が
し難くなるという問題もあった。更に、下の階からは上
の階のコンクリートの打設が、どこまで進んでいるか分
かり難いという問題もあった。
【0010】この考案は、デッキプレートを架設する際
に作業者が滑り落ちる危険がなく、下の階を暗くせず、
しかもコンクリートの打設状況が下の階からわかるよう
にしたデッキプレートを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案に係るデッキプ
レートは、鋼板の一方の面側に複数本のリブ部を所定間
隔をおいて折曲形成し、該リブ部の間に形成された各天
板部に複数の窓孔を設け、該天板部の、該鋼板の他方の
面側に、透光性を有しかつ摩擦係数の大きい樹脂フィル
ムを、少なくとも該窓孔を覆うように被覆することによ
り、上記課題を解決した。
【0012】
【作用】この考案においては、デッキプレートの上面を
形成する天板部に摩擦係数の大きな樹脂フィルムを被覆
しているので、作業者がデッキプレートの上に乗っても
滑り落ちる危険が少ない。
【0013】また、この考案においては、天板部に窓孔
を設け、被覆する樹脂フィルムを透光性のものとしたの
で、窓孔から下の階に光が供給されて明るくなり、ま
た、下の階から上の階のコンクリートの打設状況がわか
る。
【0014】
【実施例】図1はこの考案にかかるデッキプレートの一
例の斜視図である。このデッキプレートは、長尺の亜鉛
メッキ鋼板からなる。鋼板の一方の面側(同図では下
側)には複数本のリブ部10が下方に突出した状態で所
定間隔をおいて略平行に折曲形成され、リブ部の間には
天板部12が形成されたような状態になっている。
【0015】デッキプレートのリブ部10の側壁の上部
の折曲部16付近はカシメ加工または、スポット溶接等
によって相互に連結させられ、天板部12は相互に接近
し、略平坦な一の面が形成されるように連続的になって
いる。なお、デッキプレートのリブ部10の断面形状
は、三角形状に限定されるものではなく、L字状、逆T
字状でも良い事は、勿論である。
【0016】デッキプレートは一方の側(同図では左上
側)は天板部12で終わり、この天板部12の長手方向
端部は下方に折れ曲がって係合部18を形成している。
デッキプレートの他方の側(同図では右下側)はリブ部
10で終わり、このリブ部10は隣り合うデッキプレー
トの係合部18を受け入れて相互に係合するようになっ
ている。
【0017】デッキプレートの天板部12には複数の窓
孔20が設けられている。窓孔20の形状には特に限定
がない。例えば、図1または図3に示すような長円形で
もよいし、図2に示すような円形でもよい。また、図示
しないが、三角形、四角形、その他の多角形であっても
よい。窓孔20の大きさは、下の階に供給する光の量と
コンクリートの落下を阻止する樹脂フィルム(後述)の
強度を考慮して定める必要がある。
【0018】デッキプレートの天板部12の、鋼板の他
方の面側(同図では上側)には、透光性を有しかつ摩擦
係数の大きい樹脂フィルム22が、少なくとも窓孔20
を覆うように被覆してある。樹脂フィルム22の被覆の
仕方としては、図1に示すように天板部12ごとにその
長手方向に沿って被覆するか、図2に示すように天板部
12と交差する方向に被覆するか、図3に示すようにす
べての天板部12を含むように全面的に被覆する方法が
考えられるが、いずれの方法を採用してもよい。
【0019】透光性を有しかつ摩擦係数の大きい樹脂フ
ィルム22としては、ポリエチレン、ふっ素樹脂、ポリ
塩化ビニル等の合成樹脂、または合成樹脂表面を粗くし
たり、合成樹脂中にガラス繊維を混入しても良いし、さ
らには、天然ゴムまたはポリウレタン等の合成ゴム等が
好ましい。また、透光性を有するとは、樹脂フィルム2
2が透明な場合のみならず、半透明な場合も含むことを
意味している。なお、樹脂フィルム22は、接着剤を使
用して被覆してもよいし、粘着剤を使用したテープ形式
で被覆してもよい。
【0020】このデッキプレートは、建築構造物の梁と
梁との間に、従来の技術において説明したと同様の方法
で架設する。このデッキプレートの架設の際にデッキプ
レートの上に作業者が乗ることがあるが、デッキプレー
トの天板部には摩擦係数の大きい樹脂フィルムが被覆さ
れているので、作業者がデッキプレートから滑り落ちる
危険は少ない。
【0021】また、このデッキプレートの天板部12に
は多数の窓孔20が設けられているので、図4に示すよ
うに、空からの光は架設されたデッキプレートの天板部
12の窓孔20を通って下の階に照射され、下の階はあ
る程度の明るさに保たれることになる。
【0022】コンクリートの打設も従来の技術において
説明したと同様に行なう。この場合、上の階で生コンク
リートを打設すると、その部位の窓孔20がコンクリー
トで塞がれ、この窓孔20から下の階への光の照射がな
くなるので、上の階でのコンクリートの打設の状況が下
の階からわかることになる。
【0023】
【考案の効果】この考案によれば、作業者がデッキプレ
ートの上に乗っても摩擦係数の大きい樹脂フィルムで滑
り難くなっているので、デッキプレートを架設する作業
者が滑って落下する危険が少なくなるという効果があ
る。
【0024】また、この考案によれば、空からの光が天
板部の窓孔を通って下の階に照射されるので、下の階が
明るくなり、下の階での作業が容易になるという効果が
ある。
【0025】また、この考案によれば、上の階で生コン
クリートを打設すると、その部位の窓孔が生コンクリー
トで塞がれ、この窓孔から下の階への光の照射がなくな
るので、上の階での生コンクリートの打設の状況が下の
階からわかるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の一実施例に係るデッキプレー
トの斜視図である。
【図2】図2はこの考案の他の実施例に係るデッキプレ
ートの斜視図である。
【図3】図3はこの考案の更に他の実施例に係るデッキ
プレートの斜視図である。
【図4】図4はこの考案に係るデッキプレートにおいて
上の階から下の階に光が照射される様子を示す説明図で
ある。
【図5】図5は従来のデッキプレートの一例の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 リブ部 12 天板部 16 折曲部 18 係合部 20 窓孔 22 樹脂フィルム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の一方の面側に複数本のリブ部を所
    定間隔をおいて折曲形成し、該リブ部の間に形成された
    各天板部に複数の窓孔を設け、該天板部の、該鋼板の他
    方の面側に、透光性を有しかつ摩擦係数の大きい樹脂フ
    ィルムを、少なくとも該窓孔を覆うように被覆したこと
    を特徴とするデッキプレート。
JP1993040017U 1993-06-26 1993-06-26 デッキプレート Expired - Lifetime JP2603626Y2 (ja)

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JP1993040017U JP2603626Y2 (ja) 1993-06-26 1993-06-26 デッキプレート

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JP1993040017U JP2603626Y2 (ja) 1993-06-26 1993-06-26 デッキプレート

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JPH076329U JPH076329U (ja) 1995-01-31
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JPS49148960U (ja) * 1973-04-23 1974-12-24
JPS5043761U (ja) * 1973-08-17 1975-05-02
JP2021509700A (ja) * 2018-01-02 2021-04-01 パトコ リミテッド ライアビリティ カンパニーPatco, Llc 金属デッキ材

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