JP2603456C - - Google Patents
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- JP2603456C JP2603456C JP2603456C JP 2603456 C JP2603456 C JP 2603456C JP 2603456 C JP2603456 C JP 2603456C
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は郵送用はがきの裏面へ写真プリントが貼り合わされた、はがき付写真
プリントを得るための製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 年賀状用はがき等として裏面に画像を焼付けたものが用いられることがある。
この場合のはがきは、画像がプリントされた印画紙の画像プリント面と反対側の
白紙表面を切手貼付面及び宛名等の住所記載面とする必要がある。 【0003】 しかし印画紙は表面処理が施されているので、水溶性のインクを用いた筆記具
では安定した文字を記載することができず、容易に剥離し消えやすい。また料金
前納済のはがきと異なり、切手を別個に貼る必要があると共に、接着糊による切
手の貼付が不確実であり、切手が剥離しやすい。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記事実を考慮し、表面へ写真画像を有し、切手を貼らないでもその
まま郵送でき、文字書込みも容易な、はがき付写真プリントを得るための製造装
置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本発明の製造装置は一定間隔で複数個の画像がプリントされて現像処理された
連続印画紙であるロール写真プリントが用いられ、このロール写真プリントの接
着剤が施された裏面へ向けて、裏面を上に向けて重ねた多数枚のはがきを同時に
上下動させ、これらのはがきのうちの最上層のはがきの裏面先端側を他より強く
ロール写真プリントへ圧着させる圧着手段と、ロール写真プリントと前記はがき
とを共に先端側から挟持して、はがき全面をロール写真プリントへ圧着させる挟
持手段と、を有している。 【0006】 このため本発明は、はがきを写真プリントへ圧着させる場合に、間へ不必要な
エアーを混入させることがなく、はがきと写真プリントとを確実に密着させるこ
とができるようになっている。 【0007】 【実施例】 図1から図3には本発明が適用されるはがき付写真プリント10を得るための
製造装置12が示されている。 【0008】 図1に示される如く立設基台14の片側には連続印画紙16の一端が巻軸18
へロール状に巻取られている。この印画紙16には既に前工程において一定間隔
で複数個の画像10Aが直列的にプリントされて現像処理されている。 【0009】 この印画紙16は接着剤貼付手段20によってその裏面に接着剤が付与され、
圧着手段22によってはがき24の裏面が接着剤を介して印画紙16へ圧着され
、挟持手段26によってはがき24と印画紙16との全面が圧着されて空気抜き
が行なわわ、打抜手段28で所定大きさに打ち抜かれ、はがき付写真プリント1 0と打抜残部30とに分れるようになっている。 【0010】 巻軸18から引き出された印画紙16は立設基台14へ軸支される折返しロー
ラ40を通った後に上ローラ42と下ローラ44との間へ挟持され、さらに折返
しローラ45、テンシヨンローラ46及び折返しローラ47を経て圧着手段22
へと至るようになっている。この印画紙16の駆動力は上ローラ42、下ローラ
44へ接続される図示しないモータ等の駆動源から伝えられる。 【0011】 折返しローラ47と圧着手段22との間には印画紙16の画像駒を検出するセ
ンサ32が設けられている。画像駒の検出は、例えば画像駒位置へ焼付時に施さ
れた穴やマークを検出することで行なわれる。 【0012】 接着剤貼付手段20では立設基台14から突出される巻軸48へ接着紙50の
ー端がロール状に巻取られている。この巻軸48の外周から引き出された接着紙
50は折返しローラ52で折り返された後に上ローラ42、下ローラ44の間へ
挟持されて印画紙16の裏面と密着され、この密着状態は折返しローラ45、テ
ンシヨンローラ46、折返しローラ47まで維持され、折返しローラ47で折り
返された接着紙50はテンシヨンローラ54を経て巻軸56へ巻取られる構成で
ある。この巻軸56は図示しない駆動手段によって接着紙50の巻取方向に回転
される。 【0013】 この接着紙50は印画紙16の裏面との密着面に予め接着剤が付与されており
、印画紙16と密着されることによってこの接着剤が接着紙50から印画紙16
の裏面へ移動密着するようになっている。 【0014】 なお折返しローラ40と上ローラ42との間にはセンサ43が設けられ、印画
紙16の終了状態を検出し、装置を停止させるようになっている。また折返しロ
ーラ52と下ローラ44との間にはセンサ58が設けられ、接着紙50の終了状
態を検出し装置を停止させるようになっている。 【0015】 圧着手段22では折返しローラ47から挟持手段26へと至る印画紙16が水
平方向へ直線的に搬送されている。この印画紙16の下面すなわち画像がプリン
トをされていない裏面に対応して、はがき24が多数枚配置されている。これら
のはがき24は料金前納はがきであり、一例として官製はがきを使用することが
でき、その住所記載面の反対側の面、すなわち裂面が上方向へ向けて重ねられて
いる。 【0016】 これらのはがき24を収容するために立設基台14には収容箱60が取付けら
れている。この収容箱60は通過する印画紙16に面した上部が開放されており
、内部にははがき24を載置するための昇降台62が収容されている。この昇降
台62は下方へガイドロツド64が突出し、このガイドロツド64は収容箱60
の底面に設けられたブツシユ66を貫通している。このため昇降台62はガイド
ロツド64がブツシユ66に案内されることにより垂直に上下動できるようにな
っている。 【0017】 また昇降台62の底面に固着された軸受68とこれへ嵌り込む球体70は球継
手を構成しており、球体70へはプツシユロツド72の一端が固着されている。
このプツシユロツド72の他端にはピン74を介してアーム76の先端部が軸支
されている。アーム76はその基部が軸78で立設基台14へ軸支されている。
またアーム76の中間部には立設基台14との間に引張コイルばね80が介在さ
れ、アーム76が図1の時計方向へ付勢回転されている。このためプツシユロツ
ド72は常に昇降台62を上昇させてはがき24を印画紙16の裏面へ圧着させ
るようになっている。 【0018】 しかしアーム76には軸78と引張コイルばね80との間にローラ82が対応
しており、立設基台14へ固着されたモータ84の駆動力で回転するようになっ
ている。このためモータ84の駆動力でローラ82がアーム76を押下げた状態
では図1に示される如く昇降台62が印画紙16から離間した状態を維持されて おり、ローラ82が回転するとローラ82がアーム76の移動軌跡の外則へ至る
ので、アーム76が引張コイルばね80の付勢力で上昇できるようになっている
。 【0019】 圧着手段22には通過する印画紙16の反対側、すなわち上部に受台86が立
設機台14へ固着されており、上昇される昇降台62と共にはがき24を挟持で
きる状態となっている。 【0020】 しかし受台86には上昇して印画紙16へ密着されるはがき24の下流側端部
(図1右方向端部)に対応してゴム突起88が設けられているので、上昇して印
画紙16へ圧着されるはがき24は、主としてその下流側端部のみが強く印画紙
16へ圧着されるようになっている。 【0021】 挟持手段26では上ローラ90と下ローラ92とが立設基台14へ軸支されて
、印画紙16とはがき24とを挟持圧着するようになっている。すなわちこれら
の上ローラ90、下ローラ92は図示しないモータ等の駆動力を受けて回転し、
はがき24の下流側から次第にはがき24と印画紙16とを強く圧着して密着さ
せる。従ってはがき24と印画紙16との間に入り込んだエアーはこれらの上ロ
ーラ90、下ローラ92によって押し出されることになる。 【0022】 打抜手段28では通過する印画紙16及びはがき24が搭載される固定台96
に対して上方から昇降台98が下降し、この昇降台98へ取付けられたカツタ1
00が固定台96との間に印画紙16及びはがき24を挟持して打ち抜くように
なっている。 【0023】 図2に示される如くカツタ100は矩形枠状に形成されて固定台96へ取付け
られており、このカツタ100内にはゴム等の弾住体102が取付けられ、その
弾力で打ち抜かれた後のはがき付写真プリント10をカツタ100から押し出す
ようになっている。 【0024】 また固定台96には中央部に貫通孔104が形成され、立設基台14へ軸支さ
れる駆動ローラ106が配置されている。この駆動ローラ106は図示しないモ
ータ等の駆動力を受けて回転し、打ち抜かれた後のはがき付写真プリント10へ
移動する力を生じさせるようになっている。 【0025】 この駆動ローラ106に対応して昇降台98には駆動ローラ108が軸支され
て昇降台98と共に昇降するようになっている。 【0026】 昇降台98の頂面には支柱110の下端部が固着されており、この支柱110
の中間部は立設基台14へ取付けられるガイドブラケツト112に案内されて上
下動できるようになっている。この支柱110の上端部には図示しないモータで
駆動されるカム114が対応しており、カム114の回転時に昇降台98が固定
台96へと降下押圧されるようになっている。なお昇降台98は図示しない弾住
体の付勢力で常に上方へ付勢されている。 【0027】 図3に示される如くこの打抜手段28で打ち抜かれるはがき付写真プリント1
0の大きさははがき24の縦寸法A、横寸法Bよりも若干小さな縦寸法C及び横
寸法Dとなっている。このため打抜残部30には、はがき24の周囲の打抜後残
枠24Aが残存していることになる。なおこの印画紙16の裏面の打抜後残枠2
4Aが付着していない部分には全て接着剤貼付手段20によって付与された接着
剤が露出している。 【0028】 打抜手段28ではがき付写真プリント10が打ち抜かれた後の打抜残部30は
巻掛ローラ118へ巻掛けられた後に巻取リール120へ巻取られるようになっ
ている。この巻掛ローラ118には押圧ローラ122が対応しており、はがき付
写真プリント10を送り出すようになっている。 【0029】 すなわち打抜手段28における駆動ローラ106,108によって打ち抜かれ た後のはがき付写真プリント10が打抜残部30と共に図2に示される如く送ら
れると、これらは巻掛ローラ118、押圧ローラ122に挟持されて押出される
が、打抜残部30は巻掛ローラ118へ巻掛けられて略直角に屈曲されるので、
はがき付写真プリント10のみがそのまま平面状態を維持したまま送り出されて
トレイ124内へ収容されるようになっている。 【0030】 巻掛ローラ118は打抜残部30の両端部が入り込む幅寸法のリング溝126
を設けることにより、打抜残部30を確実に案内することができる。押圧ローラ
122には、はがき付写真プリント10を確実に摩擦駆動するためにオーリング
128が軸方向中間部へはめ込まれている。なお巻掛ローラ118、巻取リール
120は図示しないモータ等の駆動力を受けて回転する構成である。 【0031】 次に本実施例の作用を説明する。 既に画像が焼付現像された印画紙16がロール状に巻取られて巻軸18へセツ
トされる。このロール状印画紙16はその外周を引き出して接着剤貼付手段20
へと送り出す。これによって巻軸48と巻軸56との間に巻取られ、印画紙16
と同期して送り出される接着紙50がその接着剤を接着剤貼付手段20部分で印
画紙16の裂面全域に亘って付与する。 【0032】 圧着手段22ではローラ82の回転によってアーム76が昇降台62を上昇さ
せるので、多数枚収容されたはがき24の内の最上層のはがき24はその裏面が
印画紙16へと押圧される。この場合特にゴム突起88の作用によってはがき2
4の下流側端部が印画紙16へ密着されるので、この圧着手段22部分では、は
がき24の全面が強く印画紙16へ圧着されていることにはならない。 【0033】 挟持手段26へ至った印画紙16とはがき24は、圧着手段22においてゴム
突起88の作用で強く圧着されている部分から次第に印画紙16とはがき24と
を強圧し、印画紙16とはがき24との間に入り込んでいる不要なエアーを排除
する。 【0034】 このため全面に亘って強圧密着された印画紙16とはがき24とは打抜手段2
8へと至り、カム114の回転によってカツタ100がはがき付写真プリント1
0を打ち抜く。この打抜後のはがき付写真プリント10は弾性体102によって
カツタ100から押出され、駆動ローラ106,108の駆動力で打抜前と同様
の相対位置で打抜残部30と共に巻掛ローラ118へと至る。巻掛ローラ118
で折り返された打抜残部30は巻取リール120へ巻取られ、屈曲力を受けない
はがき付写真プリント10はそのまま直線的に移動してトレイ124内へ集積さ
れる。 【0035】 このはがき付写真プリント10はその裏面に印画紙16が密着されて画像が形
成されており、その表面は一般に販売されているはがき24と同様であるため、
すでに料金が前納されており、切手を貼付する必要はない。 【0036】 巻掛ローラ118へ巻取られる打抜残部30は、打抜後残枠24Aの周囲に接
着剤が露出しているので、その取扱いが不便であるが、巻取リール120へ巻取
るようにすれば、容易な後処理が可能である。特にこの実施例では打抜手段28
ではがき付写真プリント10を打ち抜いているので、このはがき付写真プリント
10を得るために、直線刃を有するカツタを用いる場合に比べて極めて取扱いが
容易となっている。すなわち直線刃を有するカツタを用いる場合には、複数回の
せん断作用ではがき付写真プリント10をせん断分離することになり、打ち抜き
後の打抜残部30が細かく、また幅が狭く切断されるので、さらには接着剤の残
部が残存しているのでその取扱いは極めて不便になる。 【0037】 一例として縦寸法Aが148mm、横寸法Bが100mmで重量が2.89のはが
き24へ本実施例を適用すると、その全面に付与される接着剤が0.6g、重量
は2.28gであり、合計重量が5.6gとなるが、これから縦寸法Cが145
mm、横寸法Dが9.7mmに打ち抜いてはがき付写真プリント10を製作すると、
打ち抜かれた後のはがき部分は2.65g、接着剤は0.56g、印画紙は2. 16gであり、合計が5.37gの重量となる。このため縦寸法が140〜15
0mm、横寸法が90〜107mmで重量が2〜6gと規定されている私製はがきの
条件に合致する。 【0038】 【発明の効果】 以上説明した如く本発明にかかるはがき付写真プリントの製造装置は、一定間
隔で複数個の画像がプリントされて現像処理された連続印画紙であるロール写真
プリントが用いられ、このロール写真プリントの接着剤が施された裏面へ向けて
、裏面を上に向けて重ねた多数枚のはがきを同時に上下動させ、これらのはがき
のうちの最上層のはがきの裏面先端側を他より強くロール写真プリントへ圧着さ
せる圧着手段と、ロール写真プリントと前記はがきとを共に先端側から挟持して
、はがき全面をロール写真プリントへ圧着させる挟持手段と、を有するので、写
真画像を有するとともに切手を貼らないでもそのまま郵送でき、裏面への文字書
込みも容易なはがき付写真プリントを得ることができる優れた効果を有する。
プリントを得るための製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 年賀状用はがき等として裏面に画像を焼付けたものが用いられることがある。
この場合のはがきは、画像がプリントされた印画紙の画像プリント面と反対側の
白紙表面を切手貼付面及び宛名等の住所記載面とする必要がある。 【0003】 しかし印画紙は表面処理が施されているので、水溶性のインクを用いた筆記具
では安定した文字を記載することができず、容易に剥離し消えやすい。また料金
前納済のはがきと異なり、切手を別個に貼る必要があると共に、接着糊による切
手の貼付が不確実であり、切手が剥離しやすい。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記事実を考慮し、表面へ写真画像を有し、切手を貼らないでもその
まま郵送でき、文字書込みも容易な、はがき付写真プリントを得るための製造装
置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本発明の製造装置は一定間隔で複数個の画像がプリントされて現像処理された
連続印画紙であるロール写真プリントが用いられ、このロール写真プリントの接
着剤が施された裏面へ向けて、裏面を上に向けて重ねた多数枚のはがきを同時に
上下動させ、これらのはがきのうちの最上層のはがきの裏面先端側を他より強く
ロール写真プリントへ圧着させる圧着手段と、ロール写真プリントと前記はがき
とを共に先端側から挟持して、はがき全面をロール写真プリントへ圧着させる挟
持手段と、を有している。 【0006】 このため本発明は、はがきを写真プリントへ圧着させる場合に、間へ不必要な
エアーを混入させることがなく、はがきと写真プリントとを確実に密着させるこ
とができるようになっている。 【0007】 【実施例】 図1から図3には本発明が適用されるはがき付写真プリント10を得るための
製造装置12が示されている。 【0008】 図1に示される如く立設基台14の片側には連続印画紙16の一端が巻軸18
へロール状に巻取られている。この印画紙16には既に前工程において一定間隔
で複数個の画像10Aが直列的にプリントされて現像処理されている。 【0009】 この印画紙16は接着剤貼付手段20によってその裏面に接着剤が付与され、
圧着手段22によってはがき24の裏面が接着剤を介して印画紙16へ圧着され
、挟持手段26によってはがき24と印画紙16との全面が圧着されて空気抜き
が行なわわ、打抜手段28で所定大きさに打ち抜かれ、はがき付写真プリント1 0と打抜残部30とに分れるようになっている。 【0010】 巻軸18から引き出された印画紙16は立設基台14へ軸支される折返しロー
ラ40を通った後に上ローラ42と下ローラ44との間へ挟持され、さらに折返
しローラ45、テンシヨンローラ46及び折返しローラ47を経て圧着手段22
へと至るようになっている。この印画紙16の駆動力は上ローラ42、下ローラ
44へ接続される図示しないモータ等の駆動源から伝えられる。 【0011】 折返しローラ47と圧着手段22との間には印画紙16の画像駒を検出するセ
ンサ32が設けられている。画像駒の検出は、例えば画像駒位置へ焼付時に施さ
れた穴やマークを検出することで行なわれる。 【0012】 接着剤貼付手段20では立設基台14から突出される巻軸48へ接着紙50の
ー端がロール状に巻取られている。この巻軸48の外周から引き出された接着紙
50は折返しローラ52で折り返された後に上ローラ42、下ローラ44の間へ
挟持されて印画紙16の裏面と密着され、この密着状態は折返しローラ45、テ
ンシヨンローラ46、折返しローラ47まで維持され、折返しローラ47で折り
返された接着紙50はテンシヨンローラ54を経て巻軸56へ巻取られる構成で
ある。この巻軸56は図示しない駆動手段によって接着紙50の巻取方向に回転
される。 【0013】 この接着紙50は印画紙16の裏面との密着面に予め接着剤が付与されており
、印画紙16と密着されることによってこの接着剤が接着紙50から印画紙16
の裏面へ移動密着するようになっている。 【0014】 なお折返しローラ40と上ローラ42との間にはセンサ43が設けられ、印画
紙16の終了状態を検出し、装置を停止させるようになっている。また折返しロ
ーラ52と下ローラ44との間にはセンサ58が設けられ、接着紙50の終了状
態を検出し装置を停止させるようになっている。 【0015】 圧着手段22では折返しローラ47から挟持手段26へと至る印画紙16が水
平方向へ直線的に搬送されている。この印画紙16の下面すなわち画像がプリン
トをされていない裏面に対応して、はがき24が多数枚配置されている。これら
のはがき24は料金前納はがきであり、一例として官製はがきを使用することが
でき、その住所記載面の反対側の面、すなわち裂面が上方向へ向けて重ねられて
いる。 【0016】 これらのはがき24を収容するために立設基台14には収容箱60が取付けら
れている。この収容箱60は通過する印画紙16に面した上部が開放されており
、内部にははがき24を載置するための昇降台62が収容されている。この昇降
台62は下方へガイドロツド64が突出し、このガイドロツド64は収容箱60
の底面に設けられたブツシユ66を貫通している。このため昇降台62はガイド
ロツド64がブツシユ66に案内されることにより垂直に上下動できるようにな
っている。 【0017】 また昇降台62の底面に固着された軸受68とこれへ嵌り込む球体70は球継
手を構成しており、球体70へはプツシユロツド72の一端が固着されている。
このプツシユロツド72の他端にはピン74を介してアーム76の先端部が軸支
されている。アーム76はその基部が軸78で立設基台14へ軸支されている。
またアーム76の中間部には立設基台14との間に引張コイルばね80が介在さ
れ、アーム76が図1の時計方向へ付勢回転されている。このためプツシユロツ
ド72は常に昇降台62を上昇させてはがき24を印画紙16の裏面へ圧着させ
るようになっている。 【0018】 しかしアーム76には軸78と引張コイルばね80との間にローラ82が対応
しており、立設基台14へ固着されたモータ84の駆動力で回転するようになっ
ている。このためモータ84の駆動力でローラ82がアーム76を押下げた状態
では図1に示される如く昇降台62が印画紙16から離間した状態を維持されて おり、ローラ82が回転するとローラ82がアーム76の移動軌跡の外則へ至る
ので、アーム76が引張コイルばね80の付勢力で上昇できるようになっている
。 【0019】 圧着手段22には通過する印画紙16の反対側、すなわち上部に受台86が立
設機台14へ固着されており、上昇される昇降台62と共にはがき24を挟持で
きる状態となっている。 【0020】 しかし受台86には上昇して印画紙16へ密着されるはがき24の下流側端部
(図1右方向端部)に対応してゴム突起88が設けられているので、上昇して印
画紙16へ圧着されるはがき24は、主としてその下流側端部のみが強く印画紙
16へ圧着されるようになっている。 【0021】 挟持手段26では上ローラ90と下ローラ92とが立設基台14へ軸支されて
、印画紙16とはがき24とを挟持圧着するようになっている。すなわちこれら
の上ローラ90、下ローラ92は図示しないモータ等の駆動力を受けて回転し、
はがき24の下流側から次第にはがき24と印画紙16とを強く圧着して密着さ
せる。従ってはがき24と印画紙16との間に入り込んだエアーはこれらの上ロ
ーラ90、下ローラ92によって押し出されることになる。 【0022】 打抜手段28では通過する印画紙16及びはがき24が搭載される固定台96
に対して上方から昇降台98が下降し、この昇降台98へ取付けられたカツタ1
00が固定台96との間に印画紙16及びはがき24を挟持して打ち抜くように
なっている。 【0023】 図2に示される如くカツタ100は矩形枠状に形成されて固定台96へ取付け
られており、このカツタ100内にはゴム等の弾住体102が取付けられ、その
弾力で打ち抜かれた後のはがき付写真プリント10をカツタ100から押し出す
ようになっている。 【0024】 また固定台96には中央部に貫通孔104が形成され、立設基台14へ軸支さ
れる駆動ローラ106が配置されている。この駆動ローラ106は図示しないモ
ータ等の駆動力を受けて回転し、打ち抜かれた後のはがき付写真プリント10へ
移動する力を生じさせるようになっている。 【0025】 この駆動ローラ106に対応して昇降台98には駆動ローラ108が軸支され
て昇降台98と共に昇降するようになっている。 【0026】 昇降台98の頂面には支柱110の下端部が固着されており、この支柱110
の中間部は立設基台14へ取付けられるガイドブラケツト112に案内されて上
下動できるようになっている。この支柱110の上端部には図示しないモータで
駆動されるカム114が対応しており、カム114の回転時に昇降台98が固定
台96へと降下押圧されるようになっている。なお昇降台98は図示しない弾住
体の付勢力で常に上方へ付勢されている。 【0027】 図3に示される如くこの打抜手段28で打ち抜かれるはがき付写真プリント1
0の大きさははがき24の縦寸法A、横寸法Bよりも若干小さな縦寸法C及び横
寸法Dとなっている。このため打抜残部30には、はがき24の周囲の打抜後残
枠24Aが残存していることになる。なおこの印画紙16の裏面の打抜後残枠2
4Aが付着していない部分には全て接着剤貼付手段20によって付与された接着
剤が露出している。 【0028】 打抜手段28ではがき付写真プリント10が打ち抜かれた後の打抜残部30は
巻掛ローラ118へ巻掛けられた後に巻取リール120へ巻取られるようになっ
ている。この巻掛ローラ118には押圧ローラ122が対応しており、はがき付
写真プリント10を送り出すようになっている。 【0029】 すなわち打抜手段28における駆動ローラ106,108によって打ち抜かれ た後のはがき付写真プリント10が打抜残部30と共に図2に示される如く送ら
れると、これらは巻掛ローラ118、押圧ローラ122に挟持されて押出される
が、打抜残部30は巻掛ローラ118へ巻掛けられて略直角に屈曲されるので、
はがき付写真プリント10のみがそのまま平面状態を維持したまま送り出されて
トレイ124内へ収容されるようになっている。 【0030】 巻掛ローラ118は打抜残部30の両端部が入り込む幅寸法のリング溝126
を設けることにより、打抜残部30を確実に案内することができる。押圧ローラ
122には、はがき付写真プリント10を確実に摩擦駆動するためにオーリング
128が軸方向中間部へはめ込まれている。なお巻掛ローラ118、巻取リール
120は図示しないモータ等の駆動力を受けて回転する構成である。 【0031】 次に本実施例の作用を説明する。 既に画像が焼付現像された印画紙16がロール状に巻取られて巻軸18へセツ
トされる。このロール状印画紙16はその外周を引き出して接着剤貼付手段20
へと送り出す。これによって巻軸48と巻軸56との間に巻取られ、印画紙16
と同期して送り出される接着紙50がその接着剤を接着剤貼付手段20部分で印
画紙16の裂面全域に亘って付与する。 【0032】 圧着手段22ではローラ82の回転によってアーム76が昇降台62を上昇さ
せるので、多数枚収容されたはがき24の内の最上層のはがき24はその裏面が
印画紙16へと押圧される。この場合特にゴム突起88の作用によってはがき2
4の下流側端部が印画紙16へ密着されるので、この圧着手段22部分では、は
がき24の全面が強く印画紙16へ圧着されていることにはならない。 【0033】 挟持手段26へ至った印画紙16とはがき24は、圧着手段22においてゴム
突起88の作用で強く圧着されている部分から次第に印画紙16とはがき24と
を強圧し、印画紙16とはがき24との間に入り込んでいる不要なエアーを排除
する。 【0034】 このため全面に亘って強圧密着された印画紙16とはがき24とは打抜手段2
8へと至り、カム114の回転によってカツタ100がはがき付写真プリント1
0を打ち抜く。この打抜後のはがき付写真プリント10は弾性体102によって
カツタ100から押出され、駆動ローラ106,108の駆動力で打抜前と同様
の相対位置で打抜残部30と共に巻掛ローラ118へと至る。巻掛ローラ118
で折り返された打抜残部30は巻取リール120へ巻取られ、屈曲力を受けない
はがき付写真プリント10はそのまま直線的に移動してトレイ124内へ集積さ
れる。 【0035】 このはがき付写真プリント10はその裏面に印画紙16が密着されて画像が形
成されており、その表面は一般に販売されているはがき24と同様であるため、
すでに料金が前納されており、切手を貼付する必要はない。 【0036】 巻掛ローラ118へ巻取られる打抜残部30は、打抜後残枠24Aの周囲に接
着剤が露出しているので、その取扱いが不便であるが、巻取リール120へ巻取
るようにすれば、容易な後処理が可能である。特にこの実施例では打抜手段28
ではがき付写真プリント10を打ち抜いているので、このはがき付写真プリント
10を得るために、直線刃を有するカツタを用いる場合に比べて極めて取扱いが
容易となっている。すなわち直線刃を有するカツタを用いる場合には、複数回の
せん断作用ではがき付写真プリント10をせん断分離することになり、打ち抜き
後の打抜残部30が細かく、また幅が狭く切断されるので、さらには接着剤の残
部が残存しているのでその取扱いは極めて不便になる。 【0037】 一例として縦寸法Aが148mm、横寸法Bが100mmで重量が2.89のはが
き24へ本実施例を適用すると、その全面に付与される接着剤が0.6g、重量
は2.28gであり、合計重量が5.6gとなるが、これから縦寸法Cが145
mm、横寸法Dが9.7mmに打ち抜いてはがき付写真プリント10を製作すると、
打ち抜かれた後のはがき部分は2.65g、接着剤は0.56g、印画紙は2. 16gであり、合計が5.37gの重量となる。このため縦寸法が140〜15
0mm、横寸法が90〜107mmで重量が2〜6gと規定されている私製はがきの
条件に合致する。 【0038】 【発明の効果】 以上説明した如く本発明にかかるはがき付写真プリントの製造装置は、一定間
隔で複数個の画像がプリントされて現像処理された連続印画紙であるロール写真
プリントが用いられ、このロール写真プリントの接着剤が施された裏面へ向けて
、裏面を上に向けて重ねた多数枚のはがきを同時に上下動させ、これらのはがき
のうちの最上層のはがきの裏面先端側を他より強くロール写真プリントへ圧着さ
せる圧着手段と、ロール写真プリントと前記はがきとを共に先端側から挟持して
、はがき全面をロール写真プリントへ圧着させる挟持手段と、を有するので、写
真画像を有するとともに切手を貼らないでもそのまま郵送でき、裏面への文字書
込みも容易なはがき付写真プリントを得ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明が適用された製造装置を示す正面図である。
【図2】
図1の印画紙と、はがきとの対応状態を示す分解斜視図である。
【図3】
印画紙とはがきの貼付状態及び打抜き状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 はがき付写真プリント
16 印画紙
20 接着剤貼付手段
22 圧着手段
24 はがき
26 挟持手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一定間隔で複数個の画像がプリントされて現像処理された連続印
画紙であるロール写真プリントが用いられ、このロール写真プリントの接着剤が
施された裏面へ向けて、裏面を上に向けて重ねた多数枚のはがきを同時に上下動
させ、これらのはがきのうちの最上層のはがきの裏面先端側を他より強くロール
写真プリントへ圧着させる圧着手段と、 ロール写真プリントと前記はがきとを共に先端側から挟持して、はがき全面を
ロール写真プリントへ圧着させる挟持手段と、 を有することを特徴とした、はがき付写真プリントの製造装置。
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