JP2603379Y2 - 重機等の積載運搬車 - Google Patents

重機等の積載運搬車

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JP2603379Y2
JP2603379Y2 JP1991114294U JP11429491U JP2603379Y2 JP 2603379 Y2 JP2603379 Y2 JP 2603379Y2 JP 1991114294 U JP1991114294 U JP 1991114294U JP 11429491 U JP11429491 U JP 11429491U JP 2603379 Y2 JP2603379 Y2 JP 2603379Y2
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規照 大西
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規照 大西
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は重機等の積載運搬車の改
良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】本願考案と同一出願人の考案に係る実公
昭51−47288号公報の傾斜床2の後端には、台座
なり歩み台が設けられていないので、最適傾斜を得る為
に傾斜床2を比較的長く設定する必要がある。(仮にそ
の長さを短く設定すると傾斜角度が地面に対して大きく
なり、重量物を積載するのに大きな力を必要とし、得策
ではない。)実開昭48−35010号公報の勾配部7
aにはかなり長い道板(歩み台14)を必要とし、積載
時に、その分スペースを要する等の問題があった。実開
昭49−27809号公報の踏台は傾斜床5の後端に直
結されたものであって、踏台の表面後端と地面との間に
は大きなギャップが生じて踏台としての機能を充分に発
揮し得ないものである。このように、上記各公知文献は
技術的に不充分なものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】更に、他の従来の重機
等の積載運搬車は、前輪後方の左右に設けたジャッキを
作動して車の前部を地上15m程持ち上げ、最高部の
車輪のみを接地した状態で荷台6を傾斜させ荷台6の後
端に2本の走り板を渡し、重機等を自走で積載した後、
車を水平に戻した。このような重機等の積載運搬車は、
重機等のオペレーターがいないと不可能であり、冬期の
凍結時や雨降りにはスリップして大変危険であるととも
に、重機等の使用は建設現場が殆どであるため路盤が悪
く、積込み中にジャッキの一方が路盤にめり込み3〜5
度傾くと重機を積んだ積載運搬車は横転し、オペレータ
ーが死亡するなどの惨事になることも屡々で、積載時の
技術に安全性の問題があった。そして、従来の重機等の
積載運搬車は、重機等の輸送にのみ限定され、しかも荷
台が短いので積載量に制限を受ける欠点があるととも
に、走り板は荷台と別体のため、取り付け、取り外しと
運搬に人手を必要とするなど機能上欠点があった。か
つ、車の前部を持ち上げるのでシャシーを強くしなけれ
ばならず、ジャッキが長いので200lのオイルを必要
とし、製作費と維持費が多大であるとともに、特殊車と
してのラインに従って製作されるので、製造販売が特定
の会社に限られて価格が独占され、一般の貨物車よりの
改造は不可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、車軸2のシャ
シー3に積載床1を固定し、この積載床1に傾斜床の
転支軸14にて傾斜床4を回転自在に連結し、両側の煽
17は通常の大型貨物車と同じに取付け、荷台の長さが
従来より1.0〜1.5m程長くなるように構成し、シ
ャシー3の下面に枠体(支枠)5を固定し、この枠体
(支枠)5に水平支持油圧機構6の一端を支持ピン16
にて軸着し、ピストン15の端部を傾斜床4に軸着し、
この傾斜床4の後方左右に油圧押上機構7、7を設け、
この油圧押上機構7、7の各脚部に傾斜支持機構8を具
備させ、前記シャシー3の後端を18度の角度で斜めに
切り欠いて切欠部9を形成し、この切欠部9に三角形状
傾斜床支持機構10の長辺部11を回動自在に蝶着
し、この三角形状の傾斜床支持機構10はアングル状の
鉄骨aと補強材bとを組み合わせて固定して構成し、傾
斜床4を水平にした時は傾斜床4を支持し、傾斜床4を
傾斜させる時は、蝶番19にて折り返し、傾斜床4が1
8度の角度で斜めに傾斜するように構成し、傾斜床4の
後部下面に、傾斜床4を傾斜させた際に傾斜床4を支持
する三角形状の台座12を固着し、この台座12の後方
の傾斜床4の後端左右に安全確認の標識13’を設けた
三角形状の歩み台13、13を支軸18にて回転自在に
軸着してあり、傾斜床4に連続した状態にして地上に据
え、重機等を傾斜床4上に載せ、重機等を積載床1に移
動した後は、回転して傾斜床4上に載せるように構成
し、傾斜床4に重機等を載せ始めた初期から積載床1に
移動する迄の間、運転席からのウインチの巻き上げ作動
によって車両の逆戻りを防いだり、多少の引き上げを援
助するようになし、水平支持油圧機構6及び押上油圧機
構7は電気的な機構、あるいは螺旋式の機構を使用可能
とし、油圧オイルタンク20、手動操作レバー21及び
燃料タンク22を備えたことを特徴とする重機等の積載
運搬車である。
【0005】
【作用】本考案は上記の構成からなるので、一旦水平支
持油圧機構6の油圧を強めて傾斜床4を水平に支持して
いる三角形状の傾斜床支持機構10を蝶番19により回
動し、蝶番19から折り返すことによって三角形状の
斜床支持機構10を傾斜床4から外し、次に水平支持油
圧機構6及び油圧押上機構7の油圧を逐次解除して傾斜
床4を傾斜させ、傾斜床4に固着した台座12を着地す
る。そこで傾斜床4の歩み台13、13を回動して傾斜
床4に連続した状態で着地し、重機等を自走によって傾
斜床4上に、更に積載床1上に移動する。
【0006】積載作業の終了後、油圧押上機構7を作動
して傾斜床4を上昇させ、傾斜床4が水平になったとこ
ろで三角形状の傾斜床支持機構10を蝶番19により回
動して傾斜床4の下に位置させるとともに、水平支持油
圧機構6を作動して水平に保持し、歩み台13、13は
回動して傾斜床4に載せる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1は車軸2上のシャシー3に固定した積載床であって、
この積載床1に回転支軸14にて傾斜床4を回動自在に
連結し、両側の煽17は通常の大型貨物車と同じに取付
け、荷台の長さが従来車より1.0〜1.5m程長くな
るよう構成してある。シャシー3の下面に枠体(支枠)
5を固定し、この枠体(支枠)5に水平支持油圧機構6
の一端を支持ピン16にて軸着し、ピストン15の端部
を傾斜床4に軸着してある。傾斜床4の後方左右に押上
油圧機構7、7を設け、この押上油圧機構7、7の各脚
部に傾斜支持機構8を具備させてある。
【0008】シャシー3の後端を18度の角度で斜めに
切欠し、この切欠部9に三角形状の傾斜床支持機構10
の長辺部11を回動自在に蝶着してある。この三角形状
の傾斜床支持機構10はアングル状の鉄骨aと補強材b
とを組み合わせ固定して構成するものであって、傾斜床
4を水平にした時は傾斜床4を支持し、傾斜床4を傾斜
させる時は蝶番19にて折り返し、傾斜床4が18度の
角度で斜めに傾斜するよう構成してある。
【0009】傾斜床4の後部下面に、傾斜床4を傾斜さ
せた際に傾斜床4を支持する三角形状の台座12を固着
し、この台座12の後方の傾斜床4の後端左右に三角形
状の歩み台13、13を支軸18にて回転自在に軸着し
てあり、傾斜床4に連続した状態にして地上に据え、重
機等を傾斜床4上に載せ、重機等を積載床1に移動した
後は、回転して傾斜床4上に載せ得るよう構成してあ
る。
【0010】傾斜床4に重機等を載せ始めた初期から積
載床1に移動するまでの間、運転席からのウインチの巻
き上げ作動によって車輛の逆戻りを防いだり、多少の引
き上げを援助することも可能である。なお、水平支持油
圧機構6および押上油圧機構7は油圧式としたが、電気
的な機構あるいは螺旋式の機構を使用しても自由であ
る。図中符号20は油圧オイルタンク、21は手動操作
レバー、22は燃料タンクである。
【0011】
【効 果】本考案は、上記のように積載床1と傾斜床4
を回動自在に連結し、傾斜床4に水平支持油圧機構6と
押上油圧機構7とを取り付け、シャシー3の端部に設け
た傾斜切欠9に三角形状の傾斜床支持機構10を蝶着
したので、傾斜床4を傾斜させ前輪後輪共接地した状態
にて重機等を積載することができ、凍結や降雨時のスリ
ップ事故から免かれ、建設現場の路盤が悪くとも重機を
積んだ積載運搬車が横転するようなことがなく、オペレ
ーターがいなくとも大型自動車を運転できる者なら重機
等を前後に動かすことが容易であり、傾斜床の支持操作
を容易にするとともに確実に作動させ、係合油圧機構の
ピストンが自動車の運行中に折れ曲り、係合油圧機構が
作動しなくなる欠陥など積載時の問題を技術的に解決し
た。また、多機能的に製作し、荷台の長さが従来車より
1.0〜1.5m程長くなるので、重機類の輸送のみな
らず長尺物(鉄骨類、材木等)の一般貨物の輸送も可能
である。そして、油圧機構に使用する油圧油は40lで
済むなど経済的であり、新車、中古車を問わず、どのメ
ーカーの車でも容易に改造できる利点がある。傾斜床4
の後部に支持用の台座12を固着し、この台座12の後
方の傾斜床4に三角形状の歩み台13を回動自在に軸着
し、傾斜床4に連続させて重機等を積載し得るよう構成
したので、積載作業に際しての車の揺動が防止されると
ともに、傾斜床4を普通の積荷面とした場合には、歩み
台13、13は積荷の荷止めになり、また、背面を安全
確認等の標識として利用することができ、経費の節減が
図られるとともに安全な作業を保証できるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】傾斜床を水平にした状態の側面図。
【図2】傾斜床を傾斜した状態を示す一部拡大説明図。
【図3】水平支持油圧機構の一部拡大側面図。
【図4】押上油圧機構の一部拡大側面図。
【図5】走り台を着地した状態の一部拡大側面図。
【図6】走り台を傾斜床上に載せる状態の一部拡大説明
図。
【図7】後方から見た一部拡大背面図。
【図8】傾斜床を傾斜した状態の説明図。
【図9】重機を積載中の状態を示す説明図。
【図10】従来の重機等積載運搬車の側面図。
【符号の説明】
1 積載床 2 車軸 3 シャシー 4 傾斜床 5 枠体(支枠 6 積載床の水平支持油圧機構 7 積載床の押上油圧機構 8 押上油圧機構の傾斜支持機構 9 シャシーの切欠部 10 傾斜床の支持機構 11 傾斜床の支持機構の長辺部 12 台座 13 歩み台13’ 標識 14 傾斜床の支軸 15 ピストン 16 支持ピン 17 煽 18 歩み台の支軸 19 蝶番 20 油圧オイルタンク 21 手動操作レバー 22 燃料タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−85117(JP,A) 実開 昭48−35010(JP,U) 実開 昭49−27809(JP,U) 実開 昭54−32414(JP,U) 実開 昭49−139720(JP,U) 実公 昭51−47288(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸(2)のシャシー(3)に積載床
    (1)を固定し、この積載床(1)に回転支軸(14)
    にて傾斜床(4)を回転自在に連結し、積載床(1)の
    両側に煽(17)を取付け、シャシー(3)の下面に枠
    (支枠)(5)を固定し、この枠体(支枠)(5)に
    水平支持油圧機構(6)の一端を支持ピン(16)にて
    軸着し、ピストン(15)の端部を傾斜床(4)に軸着
    し、この傾斜床(4)の後部両側に油圧押上機構
    (7)、(7)を設け、この油圧押上機構(7)、
    (7)の各脚部に傾斜支持機構(8)を載置し、前記シ
    ャシー(3)の後端部を18度の角度で斜めに切り欠い
    て切欠部(9)を形成し、この切欠部(9)に三角形状
    傾斜床支持機構(10)の長辺部(11)を回転自在
    に蝶着し、この三角形状の傾斜床支持機構(10)はア
    ングル状の鉄骨(a)と補強材(b)とを組み合わせて
    固定して構成し、傾斜床(4)を水平にした時は傾斜床
    (4)を支持し、傾斜床(4)を傾斜させる時は、三角
    形状の傾斜床支持機構(10)に設けた蝶番(19)に
    て折り返し、傾斜床(4)が18度の角度で斜めに傾斜
    するように構成し、傾斜床(4)の後部下面に、傾斜床
    (4)を傾斜させた際に傾斜床(4)を支持する三角形
    状の台座(12)を固着し、この台座(12)の後方の
    傾斜床(4)の後端部両側に安全確認の標識(13’)
    を取り付けた三角形状の歩み台(13)、(13)を支
    軸(18)にて回転自在に軸着してあり、歩み台(1
    3)、(13)を傾斜床(4)に連続した状態にして地
    上に据え、重機等の車輪を回転して傾斜床(4)上に載
    せ、重機等を積載床(1)に移動した後は、重機等の車
    輪を回転して傾斜床(4)上に載せるように構成した重
    機等の積載運搬車。
JP1991114294U 1991-12-20 1991-12-20 重機等の積載運搬車 Expired - Lifetime JP2603379Y2 (ja)

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JPH0554081U JPH0554081U (ja) 1993-07-20
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