JP2603187B2 - 気化性液体の充填装置並びにそれに用いるノズル装置 - Google Patents
気化性液体の充填装置並びにそれに用いるノズル装置Info
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- JP2603187B2 JP2603187B2 JP16823493A JP16823493A JP2603187B2 JP 2603187 B2 JP2603187 B2 JP 2603187B2 JP 16823493 A JP16823493 A JP 16823493A JP 16823493 A JP16823493 A JP 16823493A JP 2603187 B2 JP2603187 B2 JP 2603187B2
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- Japan
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- nozzle
- liquid
- vaporizable liquid
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフロン等の、又はその
他の気化性液体を冷蔵庫、冷凍装置、カークーラ等の使
用対象に充填するための充填装置並びにそれに用いるノ
ズル装置に関するものである。
他の気化性液体を冷蔵庫、冷凍装置、カークーラ等の使
用対象に充填するための充填装置並びにそれに用いるノ
ズル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来上記のようなカークーラ、冷蔵庫、
冷凍装置等へのフロン、アンモニア等のような気化性液
体を充填する場合、公知のため詳細な説明及び図示等は
省略するが、一般にピストン形式のポンプを用いてフロ
ン等を吸引し、かつ吐出し、ノズルから放出して行って
いる。
冷凍装置等へのフロン、アンモニア等のような気化性液
体を充填する場合、公知のため詳細な説明及び図示等は
省略するが、一般にピストン形式のポンプを用いてフロ
ン等を吸引し、かつ吐出し、ノズルから放出して行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の方法
によると、次のような欠点がある。それは一般にフロン
等は高圧(一例として20kg/cm2)にし、上記ポ
ンプを用いて供給しないと、上記フロンに気相部分を生
じ、その気相部分がカークーラ、冷蔵庫、冷凍装置等に
入れられ、それらの装置の機能低下を来す。そのため、
それらの気化性液体を高圧にする装置を用いるとすると
高額の費用を要する。又そのような装置のメンテナスも
面倒である。
によると、次のような欠点がある。それは一般にフロン
等は高圧(一例として20kg/cm2)にし、上記ポ
ンプを用いて供給しないと、上記フロンに気相部分を生
じ、その気相部分がカークーラ、冷蔵庫、冷凍装置等に
入れられ、それらの装置の機能低下を来す。そのため、
それらの気化性液体を高圧にする装置を用いるとすると
高額の費用を要する。又そのような装置のメンテナスも
面倒である。
【0004】又他の課題として上記のような気化性液体
はホースに接続したノズルにより充填されるが、それら
のノズルは一般にその先端部に自動バルブが設けられて
おり、充填の終了と共に上記自動バルブが閉止するよう
になっており、このため充填が終了してその先端の自動
バルブが閉止すると、そのノズル内及び同ノズルに接続
したホース内には上記気化性液体が残留する。
はホースに接続したノズルにより充填されるが、それら
のノズルは一般にその先端部に自動バルブが設けられて
おり、充填の終了と共に上記自動バルブが閉止するよう
になっており、このため充填が終了してその先端の自動
バルブが閉止すると、そのノズル内及び同ノズルに接続
したホース内には上記気化性液体が残留する。
【0005】従来この残留したフロン等は廃棄され、か
つそのノズルは通常真空ポンプに連通されて、同真空ポ
ンプにより真空乾燥を行っていたものである。その理由
は、このように乾燥を行わないと、空気中の湿気により
上記ノズル内に水分が侵入し、次回に気化性液体を送入
する際に、それが混入してしまうからである。
つそのノズルは通常真空ポンプに連通されて、同真空ポ
ンプにより真空乾燥を行っていたものである。その理由
は、このように乾燥を行わないと、空気中の湿気により
上記ノズル内に水分が侵入し、次回に気化性液体を送入
する際に、それが混入してしまうからである。
【0006】しかし上記のような残量廃棄の方法は、フ
ロンのような公害性の液体を大量に大気中に放出するこ
とになり、好ましくない。この発明はこれらのような二
つの課題を解決するためになされたもので、その目的は
前記のような気化性液体を高圧にするための高価な装置
を用いることなく、従って又面倒なメンテナンスを要す
ることなく、簡単な装置で充填対象の装置に、気相部分
がなく純粋に液相部分のみから成る気化性液体を充填す
ることのできる、気化性液体の充填装置を提供すること
である。
ロンのような公害性の液体を大量に大気中に放出するこ
とになり、好ましくない。この発明はこれらのような二
つの課題を解決するためになされたもので、その目的は
前記のような気化性液体を高圧にするための高価な装置
を用いることなく、従って又面倒なメンテナンスを要す
ることなく、簡単な装置で充填対象の装置に、気相部分
がなく純粋に液相部分のみから成る気化性液体を充填す
ることのできる、気化性液体の充填装置を提供すること
である。
【0007】又他の目的は気化性液体を供給するノズル
において、同液体供給終了の際に、同ノズル内及びそれ
に接続したホース内に、気化性液体の残量をなくすこと
のできるノズル装置を提供することである。
において、同液体供給終了の際に、同ノズル内及びそれ
に接続したホース内に、気化性液体の残量をなくすこと
のできるノズル装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について、まず気化性液体の充填装置について述
べるとそれは、上部及び下部にそれぞれ上通路1及び下
通路2を有する気化性液体を収容するタンク3;上記下
通路2に供給バルブ4、ポンプ5を順次に介して連通さ
れた、気化性液体を収容したボンベ6;上記下通路2に
連通して設けられた、出口バルブ7を有する出口通路
8;上記上通路1に、加圧バルブ9を介して接続された
加圧気体源10;上記上通路1に設けられた排気弁1
1;から成ることを特徴とする気化性液体の充填装置で
ある。
の発明について、まず気化性液体の充填装置について述
べるとそれは、上部及び下部にそれぞれ上通路1及び下
通路2を有する気化性液体を収容するタンク3;上記下
通路2に供給バルブ4、ポンプ5を順次に介して連通さ
れた、気化性液体を収容したボンベ6;上記下通路2に
連通して設けられた、出口バルブ7を有する出口通路
8;上記上通路1に、加圧バルブ9を介して接続された
加圧気体源10;上記上通路1に設けられた排気弁1
1;から成ることを特徴とする気化性液体の充填装置で
ある。
【0009】又上記タンク3は、該タンク3内の液面を
検出してそれにより供給バルブ4及び加圧バルブ9を制
御するセンサ12を有する前記気化性液体の充填装置で
ある。次に又前記の目的を達成するノズル装置について
述べるとそれは、気化性液体の充填装置の本体18にお
ける出口通路8に、第一バルブ17を介して連通され
た、ヒータ13を有するノズル基体14;該ノズル基体
14にホース15を介して設けられた、先端に自動バル
ブ21を有するノズル16;上記ノズル基体14に第二
バルブ19を介して連通された吸引装置20;上記ノズ
ル基体14に連通された圧抜き弁19a;から成ること
を特徴とする気化性液体の充填装置に用いるノズル装置
である。
検出してそれにより供給バルブ4及び加圧バルブ9を制
御するセンサ12を有する前記気化性液体の充填装置で
ある。次に又前記の目的を達成するノズル装置について
述べるとそれは、気化性液体の充填装置の本体18にお
ける出口通路8に、第一バルブ17を介して連通され
た、ヒータ13を有するノズル基体14;該ノズル基体
14にホース15を介して設けられた、先端に自動バル
ブ21を有するノズル16;上記ノズル基体14に第二
バルブ19を介して連通された吸引装置20;上記ノズ
ル基体14に連通された圧抜き弁19a;から成ること
を特徴とする気化性液体の充填装置に用いるノズル装置
である。
【0010】
【作用】この供給装置を使用する場合まずポンプ5を作
動させ、次に供給バルブ4及び排気弁11を開放してボ
ンベ6の気化性液体をタンク3に収容させる。この場合
出口バルブ7及び加圧バルブ8は予め閉止されている。
動させ、次に供給バルブ4及び排気弁11を開放してボ
ンベ6の気化性液体をタンク3に収容させる。この場合
出口バルブ7及び加圧バルブ8は予め閉止されている。
【0011】そうすると上記タンク3内には上記気化性
液体の液層24と気層25が生じる。排気弁11からは
気層25が若干排出される。次にこの状態において供給
バルブ4を閉止し、加圧バルブ9を開放して加圧気体源
10から加圧気体を上記タンク3内に供給し、同時に出
口バルブ7を開放すると、このタンク3内の前記液層2
4は、上記加圧気体により加圧付勢されて出口通路8か
らノズル16を経て噴出させられ、目的とする装置27
に充填される。こうして目的の装置27には特に高圧の
装置を使用することなく、気相成分を含まず、液相のみ
から成る気化性液体を充填することができる。
液体の液層24と気層25が生じる。排気弁11からは
気層25が若干排出される。次にこの状態において供給
バルブ4を閉止し、加圧バルブ9を開放して加圧気体源
10から加圧気体を上記タンク3内に供給し、同時に出
口バルブ7を開放すると、このタンク3内の前記液層2
4は、上記加圧気体により加圧付勢されて出口通路8か
らノズル16を経て噴出させられ、目的とする装置27
に充填される。こうして目的の装置27には特に高圧の
装置を使用することなく、気相成分を含まず、液相のみ
から成る気化性液体を充填することができる。
【0012】又ノズル装置については、気化性液体の充
填装置の本体18における出口通路8と、ノズル基体1
4が第一バルブ17を介して連通しているから、まず第
一バルブ17を開放し、目的とする装置27に気化性液
体を充填する。なおこの充填に先立って予め第二バルブ
19、圧抜き弁19aは閉止しておく。そして上記充填
が終了したならば上記第一バルブ17を閉止し、次にノ
ズル基体14のヒータ13を用いて同ノズル基体14中
の気化性液体を気化させる。
填装置の本体18における出口通路8と、ノズル基体1
4が第一バルブ17を介して連通しているから、まず第
一バルブ17を開放し、目的とする装置27に気化性液
体を充填する。なおこの充填に先立って予め第二バルブ
19、圧抜き弁19aは閉止しておく。そして上記充填
が終了したならば上記第一バルブ17を閉止し、次にノ
ズル基体14のヒータ13を用いて同ノズル基体14中
の気化性液体を気化させる。
【0013】そうすると、この気化により、上記基体1
4中にガスが発生し、その圧力により、上記ホース1
5、ノズル16中の残留液体は充填対象の装置中に圧入
させられる。なおこの圧入は、この圧入分を含めて所定
の全圧入量となるように予め計算されているものであ
る。この圧入が終了したならばノズル16を外し、圧抜
き弁19aを開放して残留しているガスを大気中に放出
する。これで充填行程の一つのサイクルが終了する。な
おこの場合前記のようにヒータ13により発生したガス
によって充填対象の装置中に圧入させられた気化性液体
中には、上記の発生したガスが混入する。しかしこのガ
スは圧入されたのち発生時の温度及び圧力条件が変るた
め、再び液化してしまい、ガスとしては存在しないので
ある。こうして気相部分がなく、純粋に液相部分のみか
ら成る気化性液体の充填をすることができる。次にノズ
ル16、ホース15中に残留していて、圧抜き弁19の
開放により大気中に放出されたガスについてみると、前
記従来の方法においては、ノズル16、ホース15中に
残存した気化性液体を廃棄したのであり、その液体が大
気中で気化するため大量のガスを放出したことになった
ものである。これに対し、ノズル16、ホース15中に
残存していたガスを放出しても上記の液体の放出による
ガス化の場合に較べれば、量的にはごく微小とすること
ができるのである。次にノズル16は次回行程のため
に、吸引装置20を作動させ、第二バルブ19を開放し
てホース15及びノズル16内を吸引乾燥する。
4中にガスが発生し、その圧力により、上記ホース1
5、ノズル16中の残留液体は充填対象の装置中に圧入
させられる。なおこの圧入は、この圧入分を含めて所定
の全圧入量となるように予め計算されているものであ
る。この圧入が終了したならばノズル16を外し、圧抜
き弁19aを開放して残留しているガスを大気中に放出
する。これで充填行程の一つのサイクルが終了する。な
おこの場合前記のようにヒータ13により発生したガス
によって充填対象の装置中に圧入させられた気化性液体
中には、上記の発生したガスが混入する。しかしこのガ
スは圧入されたのち発生時の温度及び圧力条件が変るた
め、再び液化してしまい、ガスとしては存在しないので
ある。こうして気相部分がなく、純粋に液相部分のみか
ら成る気化性液体の充填をすることができる。次にノズ
ル16、ホース15中に残留していて、圧抜き弁19の
開放により大気中に放出されたガスについてみると、前
記従来の方法においては、ノズル16、ホース15中に
残存した気化性液体を廃棄したのであり、その液体が大
気中で気化するため大量のガスを放出したことになった
ものである。これに対し、ノズル16、ホース15中に
残存していたガスを放出しても上記の液体の放出による
ガス化の場合に較べれば、量的にはごく微小とすること
ができるのである。次にノズル16は次回行程のため
に、吸引装置20を作動させ、第二バルブ19を開放し
てホース15及びノズル16内を吸引乾燥する。
【0014】この発明のノズル装置は上記のように構成
されたことにより、ホース15、ノズル16中の気化性
液体の残存をなくすことができる。又その際この装置か
らはホース15、ノズル16内にあった気化性液体のガ
スを大気中に放出するのであるが、その量は、前記従来
のようにホース及び、ノズル中に気化性液体が残存し、
これを大気中に廃棄して気化させた場合に比較すれば、
遥に微量とすることができる。
されたことにより、ホース15、ノズル16中の気化性
液体の残存をなくすことができる。又その際この装置か
らはホース15、ノズル16内にあった気化性液体のガ
スを大気中に放出するのであるが、その量は、前記従来
のようにホース及び、ノズル中に気化性液体が残存し、
これを大気中に廃棄して気化させた場合に比較すれば、
遥に微量とすることができる。
【0015】
【実施例】図1において3は、フロン又はアンモニア等
の気化性液体を収容するタンクであり、上下部にそれぞ
れ上通路1及び下通路2が設けられている。そして上記
下通路2には供給バルブ4、ポンプ5を順次に介して気
化性液体を収容したボンベ6が設けられている。又上記
下通路2には出口バルブ7を介して出口通路8が連通さ
れている。この出口通路8に図2に示すノズル16が連
通して設けられている。又上記上通路1には加圧気体源
10が、加圧バルブ9を介して接続されている。加圧気
体源10は一例としてN2ガスを充填したタンクであ
り、又他の一例としてはドライエアを充填したタンクで
ある。11は上記上通路1に連通して設けられた排気弁
である。又11aは絞り弁であり、これにより排気弁1
1開放の際の、気化性液体が気化してしまうのを抑制し
ている。
の気化性液体を収容するタンクであり、上下部にそれぞ
れ上通路1及び下通路2が設けられている。そして上記
下通路2には供給バルブ4、ポンプ5を順次に介して気
化性液体を収容したボンベ6が設けられている。又上記
下通路2には出口バルブ7を介して出口通路8が連通さ
れている。この出口通路8に図2に示すノズル16が連
通して設けられている。又上記上通路1には加圧気体源
10が、加圧バルブ9を介して接続されている。加圧気
体源10は一例としてN2ガスを充填したタンクであ
り、又他の一例としてはドライエアを充填したタンクで
ある。11は上記上通路1に連通して設けられた排気弁
である。又11aは絞り弁であり、これにより排気弁1
1開放の際の、気化性液体が気化してしまうのを抑制し
ている。
【0016】次に12は上記タンク3内の液面を検出す
るセンサであり、同センサ12は液面を検出し、それが
所定の、第一のレベルに達すると、制御装置12aに信
号を送り、それによりポンプ5を停止し、供給バルブ4
を閉止するようになっている。24は液層、25は気層
である。
るセンサであり、同センサ12は液面を検出し、それが
所定の、第一のレベルに達すると、制御装置12aに信
号を送り、それによりポンプ5を停止し、供給バルブ4
を閉止するようになっている。24は液層、25は気層
である。
【0017】又上記センサ12が第一のレベルから下が
り、所定の第二ベルに達すると、これを制御装置12a
に送り、これにより上記加圧バルブ9、出口バルブ7等
がそれぞれ閉止させられるようになっている。図1にお
いて12bは供給バルブ4、排気弁11、出口バルブ
7、加圧バルブ9等に接続された接続端子を示す。従っ
てこの装置においては自動的に作動し、省力化すること
ができる。なお12cはアナログデジタル変換器であ
る。又18は上記のように構成された気化性液体の充填
装置の本体を示す。
り、所定の第二ベルに達すると、これを制御装置12a
に送り、これにより上記加圧バルブ9、出口バルブ7等
がそれぞれ閉止させられるようになっている。図1にお
いて12bは供給バルブ4、排気弁11、出口バルブ
7、加圧バルブ9等に接続された接続端子を示す。従っ
てこの装置においては自動的に作動し、省力化すること
ができる。なお12cはアナログデジタル変換器であ
る。又18は上記のように構成された気化性液体の充填
装置の本体を示す。
【0018】この実施例の作用は上記のこの発明の作用
とほぼ等しいため、説明を省略する。しかし若干異なる
ところは前記ポンプ5、供給バルブ4、加圧バルブ9等
が、センサ12からもたらされる信号により自動的に作
動させられることである。
とほぼ等しいため、説明を省略する。しかし若干異なる
ところは前記ポンプ5、供給バルブ4、加圧バルブ9等
が、センサ12からもたらされる信号により自動的に作
動させられることである。
【0019】図2において14は前記気化性液体の充填
装置の本体18の、出口通路8に連通させられたノズル
基体であり、内部にヒータ13を有しており、かつホー
ス15を介してノズル16が設けられている。21は自
動バルブであり、供給の終了と共に自動的に閉止するよ
うになっている。又17は第一バルブであり、上記ノズ
ル基体14に接続される気化性液体の充填装置の本体1
8の出口通路8を開閉するようになっている。又19は
第二バルブであり、真空ポンプ等の吸引装置20と上記
ノズル基体14をつなぐ通路に設けられている。27は
充填対象の装置、28はサーモスッタットを示す。又1
9aは圧抜き弁である。このノズル装置の実施例の作用
は上記の発明のノズル装置の作用と殆ど同様のため省略
する。
装置の本体18の、出口通路8に連通させられたノズル
基体であり、内部にヒータ13を有しており、かつホー
ス15を介してノズル16が設けられている。21は自
動バルブであり、供給の終了と共に自動的に閉止するよ
うになっている。又17は第一バルブであり、上記ノズ
ル基体14に接続される気化性液体の充填装置の本体1
8の出口通路8を開閉するようになっている。又19は
第二バルブであり、真空ポンプ等の吸引装置20と上記
ノズル基体14をつなぐ通路に設けられている。27は
充填対象の装置、28はサーモスッタットを示す。又1
9aは圧抜き弁である。このノズル装置の実施例の作用
は上記の発明のノズル装置の作用と殆ど同様のため省略
する。
【0020】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されたこと
により、特に高圧の装置を用いることなく、簡単な装置
により充填対象の装置に、気相を有しない液相のみの気
化性液体を充填することができる。
により、特に高圧の装置を用いることなく、簡単な装置
により充填対象の装置に、気相を有しない液相のみの気
化性液体を充填することができる。
【0021】又気化性液体を供給するノズル装置におい
て、同液体供給後に、前記ノズル及びホース内に気化性
液体が残留するのを防止することができる。なおこの装
置の充填動作の終りの行程において、前記ノズル及びホ
ース内にあった気化性液体のガスが大気中に放出される
が、その量は、仮に前記従来のようにノズル及びホース
内に気化性液体が残り、これを大気中に廃棄して気化さ
せた場合の量に比較すれば遥に微量とすることができ
る。
て、同液体供給後に、前記ノズル及びホース内に気化性
液体が残留するのを防止することができる。なおこの装
置の充填動作の終りの行程において、前記ノズル及びホ
ース内にあった気化性液体のガスが大気中に放出される
が、その量は、仮に前記従来のようにノズル及びホース
内に気化性液体が残り、これを大気中に廃棄して気化さ
せた場合の量に比較すれば遥に微量とすることができ
る。
【図1】この発明の実施例を示し、気化性液体の充填装
置の概略を示す図である。
置の概略を示す図である。
【図2】この発明の実施例を示し、気化性液体の充填装
置に用いるノズル装置の概略を示す図である。
置に用いるノズル装置の概略を示す図である。
1 上通路 2 下通路 3 タンク 4 供給バルブ 5 ポンプ 6 ボンベ 7 出口バルブ 8 出口通路 9 加圧バルブ 10 加圧気体源 11 排気弁 12 センサ 12a 制御装置 13 ヒータ 14 ノズル基体 15 ホース 16 ノズル 17 第一バルブ 18 気化性液体の充填装置の本体 20 吸引装置 21 自動バルブ
Claims (3)
- 【請求項1】 上部及び下部にそれぞれ上通路1及び下
通路2を有する、気化性液体を収容するタンク3;上記
下通路2に、供給バルブ4、ポンプ5を順次に介して連
通された、気化性液体を収容したボンベ6;上記下通路
2に連通して設けられた、出口バルブ7を有する出口通
路8;上記上通路1に、加圧バルブ9を介して接続され
た加圧気体源10;上記上通路1に設けられた排気弁1
1;から成ることを特徴とする気化性液体の充填装置。 - 【請求項2】 タンク3は、該タンク3内の液面を検出
してそれにより制御装置12aを介して上記供給バルブ
4及び加圧バルブ9を制御するセンサ12を有する請求
項1記載の気化性液体の充填装置。 - 【請求項3】 気化性液体の充填装置の本体18におけ
る出口通路8に、第一バルブ17を介して連通された、
ヒータ13を有するノズル基体14;該ノズル基体14
にホース15を介して設けられた、先端に自動バルブ2
1を有するノズル16;上記ノズル基体14に第二バル
ブ19を介して連通された吸引装置20;上記ノズル基
体14に連通された圧抜き弁19a;から成ることを特
徴とする気化性液体の充填装置に用いるノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16823493A JP2603187B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 気化性液体の充填装置並びにそれに用いるノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16823493A JP2603187B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 気化性液体の充填装置並びにそれに用いるノズル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727298A JPH0727298A (ja) | 1995-01-27 |
JP2603187B2 true JP2603187B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=15864266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16823493A Expired - Lifetime JP2603187B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 気化性液体の充填装置並びにそれに用いるノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603187B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5075439B2 (ja) * | 2007-03-26 | 2012-11-21 | 株式会社ネリキ | 冷媒注入用マニホールド弁 |
JP5821412B2 (ja) * | 2011-08-25 | 2015-11-24 | 三浦工業株式会社 | 冷媒充填装置 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP16823493A patent/JP2603187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727298A (ja) | 1995-01-27 |
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