JPH0512261Y2 - - Google Patents

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JPH0512261Y2
JPH0512261Y2 JP11178788U JP11178788U JPH0512261Y2 JP H0512261 Y2 JPH0512261 Y2 JP H0512261Y2 JP 11178788 U JP11178788 U JP 11178788U JP 11178788 U JP11178788 U JP 11178788U JP H0512261 Y2 JPH0512261 Y2 JP H0512261Y2
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storage container
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gas
pump
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は液体ヘリウムを貯留した容器中から
クライオスタツトその他各種低温実験装置等へ液
体ヘリウムを移送する装置に関するものである。
従来の技術 一般に液体ヘリウムを貯留容器中からクライオ
スタツト等へ移送する場合、貯留容器内を加圧し
て、その加圧力によりトランスフアーチユーブと
称される真空断熱管を介して液体ヘリウムを移送
することが行なわれている。この場合に貯留容器
内を加圧する方法としては従来からいくつかの方
法が知られており、その代表的なものには次のA
〜Cに記すような方法がある。
A:外部から貯留容器内へヘリウムガスを導き、
その外部からのヘリウムガスの圧力によつて容
器内を加圧する方法。
B:貯留容器内の液体ヘリウム中にヒーターを浸
漬させておき、液体ヘリウムをヒーターにより
加熱して蒸発させ、貯留容器内のガス圧力を上
昇させる方法。
C:貯留容器の外部のフツトボールチユーブを貯
留容器内のガス層にパイプを介して連通させ、
フツトボールチユーブを手でもむことによつて
容器内に小さな圧力変動を生ぜしめ、その圧力
変動により蒸発したヘリウムガスによつて加圧
する方法。
考案が解決すべき問題点 前述のような各方法のうち、Aの外部からの加
圧による方法では、液体ヘリウム貯留容器とは別
にヘリウムガス源が必要となるから、簡便に液体
ヘリウムの移送を行なうことができない問題があ
るとともに、高コスト化を招く問題がある。また
Bのヒーター加熱による方法も、ヒーターのほか
温度制御装置などを必要とするため高コスト化を
招くばかりでなく、ヒーターを貯留容器内の液体
ヘリウム中に浸漬させなければならないため、貯
留容器の口部における接続治具に特別の配慮が必
要となるなどの面倒がある。さらにCのフツトボ
ールチユーブによる方法では、操作員が手でフツ
トボールチユーブをもまなければならないという
不便があり、省力化に逆行する問題があるほか、
容器内を常に一定の圧力に保持することが困難で
あり、そのためにも移送量も一定しない問題があ
る。
この考案は以上の事情を背景としてなされたも
ので、簡単かつ安価な構成にて液体ヘリウム貯留
容器内を加圧することができ、しかも移送の自動
化と移送量の一定化を図り得るようにした液体ヘ
リウム移送装置を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 この考案は、液体ヘリウムを貯留した容器内を
加圧手段により加圧して、先端が貯留容器内の液
体ヘリウム中に浸漬されたトランスフアーチユー
ブを介して外部へ液体ヘリウムを移送するための
液体ヘリウム移送装置において、前記加圧手段
が、貯留容器内のガス層に連通される圧力伝送管
と、貯留容器外部において前記圧力伝送管の先端
に連結され、外部からガスを導入することなく貯
留容器内のガス層に圧力振動を生ぜしめるための
ポンプとによつて構成されていることを特徴とす
るものである。
作 用 圧力伝送管の先端に連結されたポンプを作動さ
せれば、貯留容器内のガス層に圧力振動が生じ、
これによつて貯留容器内の液体ヘリウムガスの蒸
発が促進され、貯留容器内の圧力が上昇する。こ
の圧力上昇によつて貯留容器内の液体ヘリウムが
トランスフアーチユーブを介して外部のクライオ
スタツト等へ移送される。なおここで、前記ポン
プは、貯留容器内のガス層に圧力の振動(交番的
な圧力の変動)を生ぜしめれば良いから、外部か
ら別のガスを導入する必要はな全くない。
実施例 第1図にこの考案の一実施例の全体構成を示
す。
第1図において、1は液体ヘリウム2を貯留し
た容器であり、この貯留容器1内の液体ヘリウム
2中には、真空断熱構造のトランスフアーチユー
ブ3の先端が浸漬されている。このトランスフア
ーチユーブ3は、貯留容器1の口部1Aを介して
外部のクライオスタツト4等へ導かれている。
一方、貯留容器1内のガス層(ヘリウムガス
層)5には、この考案で特徴とする加圧手段6の
一部を構成する圧力伝送管7の先端が開口してい
る。この圧力伝送管7は、貯留容器1内の外部に
おいて制御加圧装置8に導かれ、この制御加圧装
置8内において電磁弁9を介してポンプ10に連
結されている。このポンプ10としては、ダイヤ
フラムポンプ、ベローズポンプ、あるいはレシプ
ロピストンポンプなど、圧力振動を生ぜしめるこ
とができるポンプであれば全て使用することがで
きる。さらに圧力伝送管7には、制御加圧装置8
内において、圧力解放用電磁弁11が連結される
とともに、圧力検出器12が連結されており、ま
た制御加圧装置8内には、コントローラー13が
設けられている。このコントローラー13は、圧
力検出器12からの圧力信号を受けて、前記ポン
プ10、電磁弁9,11を制御するためのもので
ある。
以上の実施例において、トランスフアーチユー
ブ3を介して貯留容器1内の液体ヘリウム2を外
部へ送り出すに足りるある圧力値を予め前記コン
トローラー13に設定しておき、電磁弁9を開く
とともにポンプ10を作動させれば、そのポンプ
10の作動により圧力伝送管7を介して貯留容器
1内のガス層5に圧力振動が伝送され、これによ
つて貯留容器1内の液体ヘリウム2が蒸発して貯
留容器1内の圧力が上昇し、その圧力上昇によつ
て液体ヘリウム2がトランスフアーチユーブ3を
介して外部のクライオスタツト4等へ移送され
る。そして貯留容器1内の圧力、したがつて圧力
伝送管7内の圧力が前記設定値より高くなつたこ
とが圧力検出器12により検出されれば、コント
ローラー13の制御動作によつてポンプ10の作
動が停止せしめられるとともに電磁弁9が閉じ
る。一方、圧力が前記設定値より下がれば、同様
にコントローラー13の制御動作によつて電磁弁
9が開くとともにポンプ10の作動が再開され
る。したがつて貯留容器1内のガス層5の圧力
は、液体ヘリウム2を移送するに足りる予め設定
した圧力値に常に一定に維持されるから、貯留容
器1からの液体ヘリウム2の移送量(移送速度)
は常に一定に維持されることになる。
なお以上の実施例においては、圧力伝送管7先
端が貯留容器1内のガス層5に開口しているもの
としたが、圧力伝送管7は要は貯留容器1内のガ
ス層5に連通していれば良い。通常の液体ヘリウ
ム貯留容器においては、その口部にガス放出口や
予備ポートが設けられており、これらは貯留容器
内のガス層に連通するように構成されているか
ら、実際には圧力伝送管7はその先端をこれらの
ガス放出口もしくは予備ポートに取付けもしくは
差し込むだけで足りる。
考案の効果 この考案の液体ヘリウム移送装置によれば、別
途加圧のためのガス源を必要としないため、加圧
ガス源のない現場においても簡単に液体ヘリウム
の移送を行なうことができ、またヒータの必要な
いためコスト的に安価であるとともに貯留容器の
口部の接続治具の制限がなく汎用性に富み、しか
も従来のフツトボールチユーブを用いた場合のよ
うに操作員の手をわずらわすことなく、自動的に
一定の移送量で安定に液体ヘリウムを移送するこ
とができる等、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の全体構成を示す
略解図である。 1……貯留容器、2……液体ヘリウム、3……
トランスフアーチユーブ、6……加圧手段、7…
…圧力伝送管、10……ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 液体ヘリウムを貯留した容器内を加圧手段によ
    り加圧して、先端が貯留容器内の液体ヘリウム中
    に浸漬されたトランスフアーチユーブを介して外
    部へ液体ヘリウムを移送するための液体ヘリウム
    移送装置において、 前記加圧手段が、貯留容器内のガス層に連通さ
    れる圧力伝送管と、貯留容器外部において前記圧
    力伝送管の先端に連結され、外部からガスを導入
    することなく貯留容器内のガス層に圧力振動を生
    ぜしめるためのポンプとによつて構成されている
    ことを特徴とする液体ヘリウム移送装置。
JP11178788U 1988-08-26 1988-08-26 Expired - Lifetime JPH0512261Y2 (ja)

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JP11178788U JPH0512261Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26

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Publication Number Publication Date
JPH0233227U JPH0233227U (ja) 1990-03-01
JPH0512261Y2 true JPH0512261Y2 (ja) 1993-03-29

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ID=31350147

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013556A1 (fr) * 1996-09-27 1998-04-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Procede de fabrication d'une grande cuve, systeme avec utilisation de cette grande cuve et procede de percement de tunnels avec utilisation de cette cuve
WO1998030833A1 (fr) * 1997-01-14 1998-07-16 Daikin Industries, Ltd. Procede de transfert de gaz liquefies entre des conteneurs

Cited By (4)

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US6237348B1 (en) 1997-01-14 2001-05-29 Daikin Industries, Ltd. Process for transferring liquefied gases between containers
MY120015A (en) * 1997-01-14 2005-08-30 Daikin Ind Ltd Process for transferring liquefied gases between containers.

Also Published As

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JPH0233227U (ja) 1990-03-01

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