JP2602770B2 - トラフコンベヤのパイプコンベヤへの改造方法 - Google Patents

トラフコンベヤのパイプコンベヤへの改造方法

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JP2602770B2
JP2602770B2 JP5191327A JP19132793A JP2602770B2 JP 2602770 B2 JP2602770 B2 JP 2602770B2 JP 5191327 A JP5191327 A JP 5191327A JP 19132793 A JP19132793 A JP 19132793A JP 2602770 B2 JP2602770 B2 JP 2602770B2
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幸一 平瀬
成彦 天野
忠男 中原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉体,粒状体等の運
搬物を輸送するコンベヤベルト、特に平ベルトを使用し
たトラフコンベヤをパイプコンベヤ改造する法に
わり、更に詳しくは既存のトラフコンベヤを長期間停止
させることなく、パイプコンベヤに順次改造させること
が出来るトラフコンベヤのパイプコンベヤの改造方
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、輸送作業の効率化,作業現場の環
境等を改善する目的から、粉体,粒状体等の運搬物を輸
送する平ベルトを使用した既設のトラフコンベヤを、パ
イプコンベヤに改造することが行われている。即ち、ヘ
ッドプーリとテールプーリとに、ヘッドプーリとテール
プーリとの間に設置された複数のリターンローラを介し
て無端状のコンベヤベルトを懸回して成るトラフコンベ
ヤを使用して、粉体,粒状体等の運搬物を輸送する場
合、コンベヤベルトの表面に付着していた運搬物は、ヘ
ッドプーリからリターン側に反転してテール側に移動す
る際、運搬物の付着物が基礎地盤上に落下し、粉体等の
場合には、廻りに飛び散ることからコンベヤ装置の下部
及びその近傍を汚し、環境を悪くすると言う問題があっ
た。
【0003】このため、特に粉体,粒状体等の運搬物を
輸送するトラフコンベヤを、パイプコンベヤに改造する
ことが近年行われつつある。然しながら、既存設備のト
ラフコンベヤのリターン側を、パイプコンベヤに改造す
るには、次のような作業を行う必要があった。まず、コ
ンベヤラインを停止させ、エンドレス状のコンベヤベル
トを切断し、改造しようとするリターン側のコンベヤベ
ルトをコンベヤラインから取り出し、次いで、リターン
ローラを取外し、リターンパイプ用の支持フレームを所
定の間隔を隔ててコンベヤラインの全長に取付ける。そ
して、コンベヤベルトを丸めて支持フレームに順次挿入
し、コンベヤベルトの端末部を接続させてエンドレス状
に構成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うなコンベヤラインの改造期間中は、全くコンベヤを稼
動させることが出来ず、また実際問題として、既存設備
のトラフコンベヤ装置を、パイプコンベヤに改造するこ
とが出来ないのが現状であり、パイプコンベヤに改造す
るには、既存の設備を全て取り替える必要があり、多大
な設備費と手間を要すると言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、既設のトラフコンベヤベルトを切断
したり、長期間稼動を停止させることなく、トラフコン
ヤをパイプコンベヤに順次連続して改造させることが
出来、また簡単でしかも安価にコンベヤ装置の改造を行
うことが出来るトラフコンベヤのパイプコンベヤの改
造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ヘッドプーリとテールプーリとの間に無端
状のコンベヤベルトを懸回すると共に、該テールプーリ
から前記ヘッドプーリに向かうキャリア側に複数のキャ
リアローラを設置する一方、該ヘッドプーリから前記テ
ールプーリに向かうリターン側に複数のリターンローラ
を設置したトラフコンベヤのリターン側および/または
キャリア側をパイプコンベヤに改造するトラフコンベヤ
のパイプコンベヤへの改造方法であって、 (1).前記ヘッドプーリ側のリターンローラおよび/
または前記テールプーリ側のキャリアローラを取外
て、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸める成
形ローラユニットを取付ける工程、 (2).取外されたリターンローラおよび/またはキャ
リアローラに続くリターンローラおよび/またはキャリ
アローラを取外す工程、 (3).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
トを取外されたリターンローラおよび/またはキャリア
ローラの部位に取り付ける工程、 (4).前記パイプ状保持ユニットのガイドローラに面
した内側に、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
丸めて押し込む工程、 (5).断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドロ
ーラを配設した他方のパイプ状保持ユニットを前記一方
のパイプ状保持ユニットに当接させて固定し、パイプ状
に丸めた無端状のコンベヤベルトを一対のパイプ状保持
ユニットにより保持させる工程、 (6).上記(2)から(5)の工程を順次繰り返し行
う工程、とからなることを要旨とするものである。
【0007】また、リターン側のみをトラフコンベヤか
らパイプコンベヤに改造する場合には、 (1).前記ヘッドプーリ側のリターンローラを取外
て、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸める成
形ローラユニットを取付ける工程、 (2).取外されたリターンローラに続くリターンロー
ラを取外す工程、 (3).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
トを開口部が下向きになるように取外されたリターンロ
ーラの部位に取り付る工程、 (4).前記パイプ状保持ユニットのガイドローラに面
した内側に、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
丸めて押し込む工程、 (5).前記一方のパイプ状保持ユニットに対向して、
下側から断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドロ
ーラを配設した他方のパイプ状保持ユニットを開口部を
上向きにして前記一方のパイプ状保持ユニットに当接さ
せて固定し、パイプ状に丸めた無端状のコンベヤベルト
を一対のパイプ状保持ユニットにより保持させる工程、 (6).上記(2)から(5)の工程を順次繰り返し行
う工程、とから構成するのがよい。
【0008】無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸め
るのを容易に行うようにするには、以下のようにするこ
とができる。
【0009】その一つは、一対のパイプ状保持ユニット
で無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸めて保持した
後、新たに取付けられたパイプ状保持ユニットのガイド
ローラに面した内側に、前記コンベヤベルトをパイプ状
に丸めて押し込む工程を行う際に、既にパイプ状に形成
されている無端状のコンベヤベルトに固定部材を巻き付
けることによって該コンベヤベルトをパイプ状に保持
し、その固定部材により保持されたパイプ状の部位を移
動させることにより、前記パイプ状保持ユニットのガイ
ドローラに面した内側に、無端状のコンベヤベルトをパ
イプ状に丸めて押し込むことである。
【0010】また、固定部材により保持されたパイプ状
の部位を移動させた後、一対のパイプ状保持ユニットを
順次取付するようにすることもできる。
【0011】もう一つは、無端状のコンベヤベルトをパ
イプ状に丸める成形ローラユニットと断面略凹状の支持
フレーム内に複数本のガイドローラを配設して構成され
た一対の分割型のパイプ状保持ユニットを連結したベル
ト丸め装置を用いることである。
【0012】ベルト丸め装置を無端状のコンベヤベルト
に取り付け、それを移動させることにより、取外された
ローラ部分におけるコンベヤベルトを順次パイプ状に丸
めることができるのである。
【0013】
【作用】この発明は上記のように構成され、既存設備の
トラフコンベヤをパイプコンベヤに改造する場合、分割
されたパイプ状保持ユニットを使用することにより、コ
ンベヤベルトを切断することなく、順次リターンローラ
またはキャリアローラを取り外しながらパイプ状保持ユ
ニットを取り付けることができ、また固定部材やベルト
丸め装置を利用して無端状のコンベヤベルトをパイプ状
に丸めることができるので、コンベヤベルトを簡単にパ
イプ状にでき、既存のトラフコンベヤを長期間稼動を停
止させることなく、短期間でパイプコンベヤに改造する
ことができる。
【0014】しかも改造中であっても、改造を中断して
通常通りベルトコンベヤを稼動することができるので、
ベルトコンベヤを稼動しない夜間に改造を行ない、昼間
は通常通りベルトコンベヤを稼動することもできる。し
たがって簡単でしかも経済的にトラフコンベヤからパイ
プコンベアへの改造をおこなうことができる。また、上
記のような改造は、リターン側のみならず、キャリア側
においてもパイプコンベヤに改造することができるもの
である。
【0015】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1〜図8は、この発明を実施した
パイプコンベヤの改造工程を示す説明図であって、図
1において、1はヘッドプーリ、2はテールプーリ、3
はヘッドプーリ1からテールプーリ2に向かうリターン
側Zに設置された複数のリターンローラ、18はテール
プーリ2からヘッドプーリ1に向かう運搬物を搬送する
キャリア側Xに設置された複数のキャリアローラ、4は
ヘッドプーリ1とテールプーリ2との間に懸回された
端状のコンベヤベルトを示し、この実施例では、既存設
備のトラフコンベヤ5のリタン側Zのみをパイプコン
ベヤに改造する場合を説明するが、キャリア側Xをパイ
プコンベヤに改造することも可能である。
【0016】まず、既存設備のトラフコンベヤ5のリタ
ーン側Zをパイプコンベヤに改造する場合、ヘッドプー
リ1側のリターンローラ3を取外し、この取外したヘッ
ドプーリ1側の部位に、図2に示すようなヘッドプーリ
1側から反転したコンベヤベルト4をパイプ状に丸める
複数本のローラ6aから成る成形ローラユニット6を取
付ける。
【0017】次に、図3,図4及び図5に示すように、
テールプーリ2側に向かってリターンローラ3を順次取
外すと共に、この取外した部位に、図4に示すように断
面略凹状の支持フレーム7内に複数本のガイドローラ8
を配設した分割された一方のパイプ状保持ユニット9a
を開口部10が下向きとなるように取付け、パイプ状保
持ユニット9aのガイドローラ8に面した内側に、図5
に示すように、コンベヤベルト4をパイプ状に丸めて押
し込む。
【0018】そして、上記のような状態から、図6及び
図7に示すように、前記一方のパイプ状保持ユニット9
aに対向して、下側から断面略凹状の支持フレーム
複数本のガイドローラ8を配設した他方のパイプ状保持
ユニット9bを開口部10を上向きにして当接させると
共に固定し、そのフランジ部11を、ボルト等の締結部
材12により締付け固定し、一対のパイプ状保持ユニッ
ト9a,9bにより無端状のコンベヤベルト4をパイプ
状に保持させるものである。
【0019】なお、パイプ状保持ユニット9a,9bの
取付け順序は、特に上記の実施例に限定されるものでは
ない。このような操作を、順次テールプーリ2側に向か
ってリタンローラ3を取外すと共に、上記のパイプ状
保持ユニット9a,9bを装着してコンベヤベルト4を
パイプ状に成形保持させながら作業を進め、特にコンベ
ヤベルト4を切断することなく、トラフコンベヤ5のリ
ン側Z全体を、図8に示すようにパイプコンベヤに
改造するのである。キャリア側Xを改造する場合は、テ
ールプーリ2側からヘッドプーリ1側に向けて上記と同
様の手順で行うものである。
【0020】次に、図9はこの発明の第2実施例を示す
パイプコンベヤへの改造中のトラフコンベヤの側面図を
示し、この実施例は、上記第1実施例の図1及び図2の
工程と同様に、ヘッドプーリ1側のリターンローラ3を
取外し、この取外したヘッドプーリ1側に、ヘッドプー
リ1側から反転したコンベヤベルト4をパイプ状に丸め
る成形ローラユニット6と、分割された断面略凹状の上
下一対のパイプ状保持ユニット9a,9bを複数台取付
ける。
【0021】そして、前記コンベヤベルト4のパイプ状
丸められた部分の数カ所にポリプロピレンバンド,ロ
ープ,針金等からなる固定部材13を巻き付けてその部
位をパイプ状に丸めた状態に保持し、前記コンベヤベル
ト4のパイプ状に成形された長さ部分と略同じ長さ分に
相当する複数のリタンローラ3をテールプーリ2側に
向かって取外すと共に、その長さだけコンベヤベルト
を運転し、パイプ状に丸められたコンベヤベルト4をテ
ールプーリ2側に移動させるのである。
【0022】次いで、取外したリタンローラ3の部分
に断面略凹状の上下一対のパイプ状保持ユニット9a,
9bを複数台取付ける。このようにして、パイプ状保持
ユニット9a,9bを複数台取付けてパイプ状に丸めら
れたコンベヤベルト4を保持し、前記複数台のパイプ状
保持ユニット9a,9bの取付け完了後、再び上記のよ
うに複数のリターンローラ3をテールプーリ2側に向か
って取外して、上述の工程を順次繰返し行うことによ
り、トラフコンベヤをパイプコンベヤに改造するもので
ある。改造後、コンベヤベルト4に巻き付けられた固定
部材13は除去される。
【0023】なお上記の実施例の説明では、リタン側
Zのみをパイプコンベヤに改造する場合を説明したが、
キャリア側Xをパイプコンベヤに改造することも可能で
ある。キャリア側Xを改造する場合は、テールプーリ2
側からヘッドプーリ1側に向けて上記と同様の手順で行
う。次に、図10はこの発明の第3実施例を示すパイプ
コンベヤに改造するトラフコンベヤの側面図を示し、こ
の実施例は、既存のトラフコンベヤをパイプコンベヤに
改造する場合、テールプーリ2側からヘッドプーリ1
向かってリタンローラ3を数台取外すと共に、この
取外した部分に、成形ローラユニット6と分割された断
面略凹状の上下一対のパイプ状保持ユニット9a,9b
とが一体的になった図11に斜視図で示すベルト丸め装
置14を取り付け、このベルト丸め装置14をヘッドプ
ーリ1側に向かって徐々に移動させながら上下一対の
イプ状保持ユニット9a,9bを取付けて順次トラフコ
ンベヤをパイプコンベヤに改造するものである。
【0024】前記パイプ状保持ユニット9a,9bは、
上記の実施例と同様に、断面略凹状の分割された一対の
支持フレーム7内に複数本のガイドローラ8が回転自在
に配設されて構成され、またベルト丸め装置14は、成
形ローラユニット6のフレーム6aとパイプ状保持ユニ
ット9a,9bの支持フレーム7とをパイプ、フラット
バー,型鋼等の連結部材15で溶接等により一体的に連
結され、またパイプ成形性を良くするため、成形ローラ
ユニット6の前方に成形補助ローラ16を連結部材15
で取り付けることが望ましい。
【0025】このベルト丸め装置14をヘッドプーリ1
の方向にロープ17等により引っ張って一定距離移動さ
せることにより、コンベヤベルト4を丸めた部分に前記
のパイプ状保持ユニット9a,9bを取り付け、これを
順次繰り返すことによりコンベヤベルトをパイプ状に保
持するものである。ベルト丸め装置14の移動側にある
リターンローラ3を全て取外し、ベルト丸め装置14を
ヘッドプーリ1側まで移動させた後、ベルト丸め装置1
4を取外し、上述した一対のパイプ状保持ユニット9
a,9bとコンベヤベルト4をパイプ状に丸める成形ロ
ーラユニット6とを、成形ローラユニット6をヘッドプ
ーリ1側にして取り付けるのである。尚、作業環境、作
業工程その他の理由により工事開始位置は適宜決定され
る。
【0026】また、上記の方法は、リタン側Zのみを
パイプコンベヤに改造する場合に限定されず、キャリア
側Xをパイプコンベヤに改造する場合にも実施すること
が出来るものである。以上のように、既存設備のトラフ
コンベヤ5をパイプコンベヤに改造する場合、成形ロー
ラユニット6と、分割された一対のパイプ状保持ユニッ
ト9a,9bとを使用することにより、コンベヤベルト
4を切断することなく、順次リターンローラ3を取外し
ながら取付け、また成形補助ローラ16や、パイプ状
丸めたコンベヤベルト4をその状態で保持するための
定部材13更にはベルト丸め装置14を利用してコンベ
ヤベルト4をパイプ状に丸めるので、コンベヤベルト4
をパイプ状にする手間を省略することができ、既存のト
ラフコンベヤ5を長期間稼働を停止させることなく、パ
イプコンベヤに順次連続して改造させることが出来、簡
単でしかも安価にトラフコンベヤ5をパイプコンベヤに
改造することが出来、また、上記のような改造は、リタ
ン側Zのみならず、キャリア側Xにおいてもパイプコ
ンベヤに改造することが出来るものである。なお、上記
第1、第2実施例では、成形ローラユニット6を取付け
た後、一方のパイプ状保持ユニット9aを取り付けた
が、場合によっては、成形ローラユニット6を取付ける
前に、一方のパイプ状保持ユニット9aを取り付ける
等、場合によっては工程の順次を変更しても差し支えな
い。
【0027】
【発明の効果】この発明は、上記のようにヘッドプーリ
とテールプーリ間の例えばリターンローラをヘッドプー
リ側から取外し、無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
丸める成形ローラユニットを取付けた以後、リターンロ
ーラを順次取外しながら、一方のパイプ状保持ユニット
を取り付け、そのガイドローラに面した内側に無端状の
コンベヤベルトをパイプ状に丸めて押し込み、他方のパ
イプ状保持ユニットを取り付けてパイプ状に丸めた無端
状のコンベヤベルトを保持させる工程を繰り返し行うこ
とにより、既存のトラフコンベヤのベルトを切断せず
に、トラフコンベヤからパイプコンベヤに改造すること
ができる。そのため、夜間等の空いている時に順次取り
付け、使用時には、そのまま使用することができるの
で、既設のトラフコンベヤを長期間稼働を停止させるこ
となく、パイプコンベヤに順次連続して改造させること
が出来、また分割された一対のパイプ状保持ユニットを
使用するので、組付け作業も容易であり、簡単でしかも
安価にコンベヤの改造を行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドプーリ側のリタンローラを取外してコ
ンベヤベルトをパイプ状に丸める複数本のローラから成
る成形ローラユニットを取付けた状態を示す既存設備の
トラフコンベヤの側面図である。
【図2】図1のA部の拡大正面図である。
【図3】既存設備のトラフコンベヤのリタン側に、順
次分割された一方のパイプ状保持ユニットを取付けた状
態を示す側面図である。
【図4】一方のパイプ状保持ユニットの拡大正面図であ
る。
【図5】一方のパイプ状保持ユニットのガイドローラに
面した内側に、コンベヤベルトをパイプ状に丸めて押し
込む工程を示す説明図である。
【図6】トラフコンベヤのリターンの途中まで、上下
対のパイプ状保持ユニットを取付け、コンベヤベルトを
パイプ状に丸めて挿入した工程を示す説明図である。
【図7】図6のB部の拡大正面図である。
【図8】トラフコンベヤのリターン側全体をパイプコン
ベヤに改造した状態を示す側面図である。
【図9】トラフコンベヤのリタ側をパイプコンベヤ
に改造するこの発明の第2実施例を示す側面図である。
【図10】トラフコンベヤのリタン側に、成形ローラ
ユニットとパイプ状保持ユニットとを一体的に構成した
ベルト丸め装置を取付けてパイプコンベヤに改造する
の発明の第3実施例を示す側面図である。
【図11】図10のC部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドプーリ 2 テールプーリ 3 リタンローラ 4 コンベヤベルト 5 トラフコンベヤ 6 成形ローラユニ
ット 7 支持フレーム 8 ガイドローラ 9a,9b パイプ状保持ユニット 10 開口部 13 定部材 14 ベルト丸め装置 15 連結部材 16 成形補助ローラ 17 ロープ X キャリア側 Z リタン側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平瀬 幸一 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (72)発明者 天野 成彦 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (72)発明者 中原 忠男 埼玉県秩父市下影森760−7 (72)発明者 大野 孝男 埼玉県大宮市染谷2−87 (56)参考文献 実公 昭45−4582(JP,Y1)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドプーリとテールプーリとの間に無
    端状のコンベヤベルトを懸回すると共に、該テールプー
    リから前記ヘッドプーリに向かうキャリア側に複数のキ
    ャリアローラを設置する一方、該ヘッドプーリから前記
    テールプーリに向かうリターン側に複数のリターンロー
    ラを設置したトラフコンベヤのリターン側および/また
    はキャリア側をパイプコンベヤに改造するトラフコンベ
    ヤのパイプコンベヤへの改造方法であって (1).前記ヘッドプーリ側のリターンローラおよび/
    または前記テールプーリ側のキャリアローラを取外
    て、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸める成
    形ローラユニットを取付ける工程、 (2).取外されたリターンローラおよび/またはキャ
    リアローラに続くリターンローラおよび/またはキャリ
    アローラを取外す工程、 (3).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
    トを取外されたリターンローラおよび/またはキャリア
    ローラの部位に取り付ける工程、 (4).前記パイプ状保持ユニットのガイドローラに面
    した内側に、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
    丸めて押し込む工程、 (5).断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドロ
    ーラを配設した他方のパイプ状保持ユニットを前記一方
    のパイプ状保持ユニットに当接させて固定し、パイプ状
    に丸めた無端状のコンベヤベルトを一対のパイプ状保持
    ユニットにより保持させる工程、 (6).上記(2)から(5)の工程を順次繰り返し行
    う工程 とからなることを特徴とするトラフコンベヤのパイプコ
    ンベヤへの改造方法。
  2. 【請求項2】 ヘッドプーリとテールプーリとの間に無
    端状のコンベヤベルトを懸回すると共に、該テールプー
    リから前記ヘッドプーリに向かうキャリア側に複数のキ
    ャリアローラを設置する一方、該ヘッドプーリから前記
    テールプーリに向かうリターン側に複数のリターンロー
    ラを設置したトラフコンベヤのリター ン側をパイプコン
    ベヤに改造するトラフコンベヤのパイプコンベヤへの改
    方法であって (1).前記ヘッドプーリ側のリターンローラを取外
    て、前記無端状のコンべヤベルトをパイプ状に丸める成
    形ローラユニットを取付ける工程、 (2).取外されたリターンローラに続くリターンロー
    ラを取外す工程、 (3).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
    トを開口部が下向きになるように取外されたリターンロ
    ーラの部位に取り付る工程、 (4).前記パイプ状保持ユニットのガイドローラに面
    した内側に、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
    丸めて押し込む工程、 (5).前記一方のパイプ状保持ユニットに対向して、
    下側から断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドロ
    ーラを配設した他方のパイプ状保持ユニットを開口部を
    上向きにして前記一方のパイプ状保持ユニットに当接さ
    せて固定し、パイプ状に丸めた無端状のコンベヤベルト
    を一対のパイプ状保持ユニットにより保持させる工程、 (6).上記(2)から(5)の工程を順次繰り返し行
    う工程 とからなることを特徴とするトラフコンベヤのパイプコ
    ンベヤへの改造方法。
  3. 【請求項3】 前記一対のパイプ状保持ユニットで無端
    状のコンベヤベルトをパイプ状に丸めて保持した後、新
    たに取付けられたパイプ状保持ユニットのガイドローラ
    に面した内側に、前記コンベヤベルトをパイプ状に丸め
    て押し込む工程を行う際に、既にパイプ状に形成されて
    いる無端状のコンベヤベルトに固定部材を巻き付けるこ
    とによって該コンベヤベルトをパイプ状に保持し、その
    固定部材により保持されたパイプ状の部位を移動させる
    ことにより、前記パイプ状保持ユニットのガイドローラ
    に面した内側に、無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
    丸めて押し込む請求項1または2記載のトラフコンベヤ
    パイプコンベヤの改造方法。
  4. 【請求項4】 ヘッドプーリとテールプーリとの間に無
    端状のコンベヤベルトを懸回すると共に、該テールプー
    リから前記ヘッドプーリに向かうキャリア側に複数のキ
    ャリアローラを設置する一方、該ヘッドプーリから前記
    テールプーリ に向かうリターン側に複数のリターンロー
    ラを設置したトラフコンベヤのリターン側および/また
    はキャリア側をパイプコンベヤに改造するトラフコンベ
    ヤのパイプコンベヤへの改造方法であって、 (1).前記ヘッドプーリ側のリターンローラおよび/
    または前記テールプーリ側のキャリアローラを取外し
    て、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に丸める成
    形ローラユニットを取り付ける工程、 (2).取外されたリターンローラに続くリターンロー
    ラを取外す工程(3).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
    トを取外されたリターンローラおよび/またはキャリア
    ローラの部位に取り付ける工程、 (4).前記パイプ状保持ユニットのガイドローラに面
    した内側に、前記無端状のコンベヤベルトをパイプ状に
    丸めて押し込む工程、 (5).断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドロ
    ーラを配設した他方のパイプ状保持ユニットを前記一方
    のパイプ状保持ユニットに当接させて固定し、パイプ状
    に丸めた無端状のコンベヤベルトを一対のパイプ状保持
    ユニットにより保持させる工程、 (6).パイプ状に丸められた無端状のコンベヤベルト
    に固定部材を巻き付け、その固定部材により該コンベヤ
    ベルトをパイプ状に保持する工程、 (7).前記(2)の工程、 (8).前記固定部材により保持された無端状のコンベ
    ヤベルトのパイプ状の部位をリターンローラおよび/ま
    たはキャリアローラが取外された側に移動させる工程、 (9).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した一対のパイプ状保持ユニットを取り付
    け、パイプ状に保持された無端状のコンベヤベルトを一
    対のパイプ状保持ユニットにより保持させる工程、 (10).上記(7)から(9)の工程を順次繰り返し
    行う工程、 とからなることを特徴とするトラフコンベヤのパイプコ
    ンベヤへの改造方法。
  5. 【請求項5】 ヘッドプーリとテールプーリとの間に無
    端状のコンベヤベルトを懸回すると共に、該テールプー
    リから前記ヘッドプーリに向かうキャリア側 に複数のキ
    ャリアローラを設置する一方、該ヘッドプーリから前記
    テールプーリに向かうリターン側に複数のリターンロー
    ラを設置したトラフコンベヤのリターン側および/また
    はキャリア側をパイプコンベヤに改造するトラフコンベ
    ヤのパイプコンベヤへの改造方法であって、 (1).前記テールプーリ側の複数のリターンローラお
    よび/または前記ヘッドプーリ側の複数のキャリアロー
    ラを取外す工程、 (2).ローラが取外され、パイプ状に丸められた無端
    状のコンベアベルトの部位に、該コンベヤベルトをパイ
    プ状に丸める成形ローラユニットと断面略凹状の支持フ
    レーム内に複数本のガイドローラを配設して構成された
    一対の分割型のパイプ状保持ユニットを連結したベルト
    丸め装置を、該成形ローラユニットが移動側となるよう
    にして取り付ける工程、 (3).前記ベルト丸め装置を移動させ、取外されたロ
    ーラ部分におけるコンベヤベルトを順次パイプ状に丸め
    る工程、 (4).断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した一対のパイプ状保持ユニットを取外さ
    れたリターンローラおよび/またはキャリアローラの部
    位に取り付け、前記ベルト丸め装置によりパイプ状に丸
    められた無端状のコンベヤベルトを一対のパイプ状保持
    ユニットにより保持させる工程、 (5).取外されたリターンローラおよび/またはキャ
    リアローラに続くベルト丸め装置移動側のリターンロー
    ラおよび/またはキャリアローラを取外す工程(6).上記(3)から(5)の工程を順次繰り返し行
    う工程、 (7).前記ベルト丸め装置の移動側にあるリターンロ
    ーラおよび/またはキャリアローラを全て取外し、該ベ
    ルト丸め装置をヘッドプーリ側および/またはテールプ
    ーリ側に移動させた後、ベルト丸め装置を取外して、断
    面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイドローラを配
    設した一対のパイプ状保持ユニットと無端状のコンベヤ
    ベルトをパイプ状に丸める成形ローラユニットとを取外
    されたリターンローラおよび/またはキャリアローラの
    部位に取り付ける工程、とからなることを特徴とするト
    ラフコンベヤのパイプコンベヤへの改造方法。
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