JPH06100130A - パイプコンベヤの改造方法及びその改造方法に使用するパイプ状保持ユニット - Google Patents

パイプコンベヤの改造方法及びその改造方法に使用するパイプ状保持ユニット

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JPH06100130A
JPH06100130A JP19132793A JP19132793A JPH06100130A JP H06100130 A JPH06100130 A JP H06100130A JP 19132793 A JP19132793 A JP 19132793A JP 19132793 A JP19132793 A JP 19132793A JP H06100130 A JPH06100130 A JP H06100130A
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洋一 本間
Koichi Hirase
幸一 平瀬
Shigehiko Amano
成彦 天野
Tadao Nakahara
忠男 中原
Takao Ono
孝男 大野
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Yokohama Rubber Co Ltd
Chichibu Engineering KK
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Fujix Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設のトラフコンベヤベルトを切断したり、
長期間稼働を停止させることなく、パイプコンベヤに順
次連続して改造させることが出来、また簡単でしかも安
価にコンベヤ装置の改造を行うことが出来るパイプコン
ベヤの改造方法を提供する。 【構成】 既存設備のトラフコンベヤ5を、コンベヤベ
ルト4のリタン側Zをパイプコンベヤに改造する場合、
成形ローラユニット6と、分割されたパイプ状保持ユニ
ット9a,9bとを使用して、ヘッドプーリ1側からテ
ールプーリ2側に向かって順次リタンローラ3を外しな
がら取付けることで、既存のトラフコンベヤ5を長期間
稼働を停止させることなく、パイプコンベヤに順次連続
して改造させることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉体,粒状体等の運
搬物を輸送するコンベヤベルト、特に平ベルトを使用し
たトラフコンベヤを、パイプコンベヤの改造方法及びそ
の改造方法に使用するパイプ状保持ユニットに係わり、
更に詳しくは既存のトラフコンベヤを長期間停止させる
ことなく、パイプコンベヤに順次改造させることが出来
るパイプコンベヤの改造方法及びその改造方法に使用す
るパイプ状保持ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、輸送作業の効率化,作業現場の環
境等を改善する目的から、粉体,粒状体等の運搬物を輸
送する平ベルトを使用した既設のトラフコンベヤを、パ
イプコンベヤに改造することが行われている。即ち、ヘ
ッドプーリとテールプーリとに、ヘッドプーリとテール
プーリとの間に設置された複数のリターンローラを介し
て無端状のコンベヤベルトを懸回して成るトラフコンベ
ヤを使用して、粉体,粒状体等の運搬物を輸送する場
合、コンベヤベルトの表面に付着していた運搬物は、ヘ
ッドプーリからリターン側に反転してテール側に移動す
る際、運搬物の付着物が基礎地盤上に落下し、粉体等の
場合には、廻りに飛び散ることからコンベヤ装置の下部
及びその近傍を汚し、環境を悪くすると言う問題があっ
た。
【0003】このため、特に粉体,粒状体等の運搬物を
輸送するトラフコンベヤを、パイプコンベヤに改造する
ことが近年行われつつある。然しながら、既存設備のト
ラフコンベヤのリターン側を、パイプコンベヤに改造す
るには、次のような作業を行う必要があった。まず、コ
ンベヤラインを停止させ、エンドレス状のコンベヤベル
トを切断し、改造しようとするリターン側のコンベヤベ
ルトをコンベヤラインから取り出し、次いで、リターン
ローラを取外し、リターンパイプ用の支持フレームを所
定の間隔を隔ててコンベヤラインの全長に取付ける。そ
して、コンベヤベルトを丸めて支持フレームに順次挿入
し、コンベヤベルトの端末部を接続させてエンドレス状
に構成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うなコンベヤラインの改造期間中は、全くコンベヤを稼
動させることが出来ず、また実際問題として、既存設備
のトラフコンベヤ装置を、パイプコンベヤ化に改造する
ことが出来ないのが現状であり、パイプコンベヤに改造
するには、既存の設備を全て取り替える必要があり、多
大な設備費と手間を要すると言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、既設のトラフコンベヤベルトを切断
したり、長期間稼動を停止させることなく、トラフコン
ベヤベルトをパイプコンベヤに順次連続して改造させる
ことが出来、また簡単でしかも安価にコンベヤ装置の改
造を行うことが出来るパイプコンベヤの改造方法及びそ
の改造方法に使用するパイプ状保持ユニットを提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ヘッドプーリ1とテールプーリ2とに、そ
の間に設置された複数のキャリアローラ18およびリタ
ーンローラ3を介して無端状のコンベヤベルトを懸回し
て成る既存のトラフコンベヤをパイプコンベヤに改造す
る方法であって、キャリアローラ18またはリターンロ
ーラ3を取外し、ヘッドプーリ側またはテールプーリ側
から反転したコンベヤベルトをパイプ状に丸める成形ロ
ーラユニット6をヘッドプーリ側またはテールプーリ側
に取付け、断面略凹状の支持フレーム7内に複数本のガ
イドローラ8を配設した分割された一方のパイプ状保持
ユニット9aを取り付け、前記パイプ状保持ユニット9
aの内側に、コンベヤベルトをパイプ状に丸めて押し込
み、前記一方のパイプ状保持ユニットに対向して下側か
ら断面略凹状の支持フレームに複数本のガイドローラ8
を配設した他方のパイプ状保持ユニット9bを開口部を
上向きにして当接させて上下のパイプ状保持ユニット9
a,9bを固定し、順次この作業を繰り返し行って、ト
ラフコンベヤをパイプコンベヤに改造してゆくことを要
旨とするものである。
【0007】なお、この改造の工程は、たとえば成形ロ
ーラユニット6を取り付ける前に一方のパイプ状保持ユ
ニット9aを取り付ける等、場合によってはその工程の
順序を変更しても差し支えない。次は、リターン側のベ
ルトのみをパイプ状にする改造方法である。リターンロ
ーラ3を取外し、ヘッドプーリ側の部位に成形ローラユ
ニット6を取付け、断面略凹状の支持フレーム7内に複
数本のガイドローラ8を配設した分割された一方のパイ
プ状保持ユニット9aを開口部が下向きになるように取
り付け、前記支持フレーム7のガイドローラ8の内側
に、コンベヤベルトをパイプ状に丸めて押し込み、前記
一方のパイプ状保持ユニット9aに対向して、下側から
断面略凹状の支持フレーム7に複数本のガイドローラ8
を配設した他方のパイプ状保持ユニット9bを開口部を
上向きにして当接させて固定し、順次この作業を繰り返
し行って、トラフコンベヤのリターン側をパイプコンベ
ヤに改造してゆくことを要旨とするものである。
【0008】なお、この改造の工程は、たとえば成形ロ
ーラユニット6を取り付ける前に一方のパイプ状保持ユ
ニット9aを取り付ける等、場合によってはその工程の
順序を変更しても差し支えない。次に、パイプ状保持ユ
ニット9aの内側に、コンベヤベルトをパイプ状に丸め
て押し込む時のコンベヤベルトをパイプ状に丸めるため
のより改善された方法を二例のべる。
【0009】その一つの例としては、コンベヤベルトを
パイプ状に丸める方法が、既設の1対または複数のパイ
プ状保持ユニット9a,9bで、既にパイプ状に形成さ
れているコンベヤベルトを平バンド、ロープ、針金等の
パイプ状の固定部材13を巻き付けることによってパイ
プ状に保持し、固定部材13の取り付けられた部位を、
パイプ状保持ユニット9a,9bのまだ取り付けられて
いない所または一方のパイプ状保持ユニット9aだけが
取り付けられている所に移動することによってパイプ状
に丸めてゆく方法である。
【0010】その二つ目の例としては、コンベヤベルト
をパイプ状に丸める方法が、キャリアローラ18または
リターンローラ3を取り外した後に、コンベヤベルトを
パイプ状に丸める成形ローラユニットと分割された断面
略凹状のパイプ状保持ユニットを連結部材で連結したベ
ルト丸め装置14を、ベルトを囲うようにして取り付
け、該ベルト丸め装置14をコンベヤベルトの方向に移
動して、順次コンベヤベルトをパイプ状に丸めてゆく方
法である。
【0011】この発明はヘッドプーリとテールプーリと
に、その間に設置された複数のキャリアローラ・リター
ンローラを介して無端状のコンベヤベルトを懸回して成
るトラフコンベヤをパイプコンベヤに改造する方法であ
って、前記ヘッドプーリ側からテールプーリ側に向かっ
てリターンローラを取外すと共に、この取外したヘッド
プーリ側に、ヘッドプーリ側から反転したコンベヤベル
トをパイプ状に丸める成形ローラユニットと分解された
断面略凹状の上下一対のパイプ状保持ユニットとが一体
的になったベルト丸め装置を配設し、このベルト丸め装
置を順次ヘッドプーリ側に向かって除々に移動させなが
らパイプ状保持ユニットを取付けて順次トラフコンベヤ
をパイプコンベヤに改造することを要旨とするものであ
る。
【0012】またこの発明は、ヘッドプーリとテールプ
ーリとに、その間に設置された複数のローラを介して無
端状のコンベヤベルトを懸回して成るトラフコンベヤを
パイプコンベヤに改造する際に使用するパイプ状保持ユ
ニットであって、前記パイプ状保持ユニットは、断面略
凹状の分割された一対の支持フレームにより構成され、
この一対の支持フレーム内に、パイプ状に丸めたコンベ
ヤベルトを支持する複数本のガイドローラを回転自在に
配設して構成したことを要旨とするものである。
【0013】
【作用】この発明は上記のように構成され、既存設備の
トラフコンベヤをパイプコンベヤに改造する場合、分割
されたパイプ状保持ユニットを使用することにより、コ
ンベヤベルトを切断することなく、順次リターンローラ
またはキャリアローラを取り外しながらパイプ状保持ユ
ニットを取り付けることができ、またパイプ状の固定部
材やベルト丸め装置を利用してコンベヤベルトをパイプ
状に丸めることができのるで、コンベヤベルトを簡単に
パイプ状にできるので、既存のトラフコンベヤを長期間
稼動を停止させることなく、短期間でパイプコンベヤに
改造することができる。
【0014】しかも改造中であっても、改造を中断して
通常通りコンベヤベルトを稼動することができるので、
コンベヤベルトを稼動しない夜間に改造を行ない、昼間
は通常通りコンベヤベルトを稼動することもできる。し
たがって簡単でしかも経済的にコンベヤベルトの改造を
おこなうことができる。また、上記のような改造は、リ
ターン側のみならず、キャリア側においてもパイプコン
ベヤに改造することができるものである。
【0015】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1〜図8は、この発明を実施した
パイプコンベヤの改造工程を示す説明図であって、図1
において、1はヘッドプーリ、2はテールプーリ、3は
ヘッドプーリ1とテールプーリ2との間に設置された複
数のリタンローラ、18は同じく複数のキャリアロー
ラ、4は懸回されたコンベヤベルトを示し、この実施例
では、既存設備のトラフコンベヤ5のリタン側Zのみを
パイプコンベヤに改造する場合を説明するが、キャリア
側Xをパイプコンベヤに改造することも可能である。
【0016】まず、既存設備のトラフコンベヤ5のリタ
ン側Zをパイプコンベヤに改造する場合、ヘッドプーリ
1側のリタンローラ3を取外し、この取外したヘッドプ
ーリ1側の部位に、図2に示すようなヘッドプーリ1側
から反転したコンベヤベルト4をパイプ状に丸める複数
本のローラ6aから成る成形ローラユニット6を取付け
る。
【0017】次に、図3,図4及び図5に示すように、
テールプーリ2側に向かってリタンローラ3を順次取外
すと共に、この取外した部位に、図4に示すように断面
略凹状の支持フレーム7内に複数本のガイドローラ8を
配設した分割された一方のパイプ状保持ユニット9aを
開口部10が下向きとなるように取付け、前記支持フレ
ーム7のガイドローラ8の内側に、図5に示すように、
コンベヤベルト4をパイプ状に丸めて押し込む。
【0018】そして、上記のような状態から、図6及び
図7に示すように、前記一方のパイプ状保持ユニット9
aに対向して、下側から断面略凹状の支持フレーム9b
に複数本のガイドローラ8を配設した他方のパイプ状保
持ユニット9bを開口部10を上向きにして当接させる
と共に固定し、そのフランジ部11を、ボルト等の締結
部材12により締付け固定し、コンベヤベルト4をパイ
プ状に保持させるものである。
【0019】なお、パイプ状保持ユニット9a,9bの
取付け順序は、特に上記の実施例に限定されるものでは
ない。このような操作を、順次テールプーリ2側に向か
ってリタンローラ3を取外すと共に、上記のパイプ状保
持ユニット9a,9bを装着してコンベヤベルト4をパ
イプ状に成形保持させながら作業を進め、特にコンベヤ
ベルト4を切断することなく、トラフコンベヤ5のリタ
ン側Z全体を、図8に示すようにパイプコンベヤに改造
するのである。
【0020】次に、図9はこの発明の第2実施例を示す
パイプコンベヤの側面図を示し、この実施例は、上記第
1実施例の図1及び図2の工程と同様に、ヘッドプーリ
1側のリタンローラ3を取外し、この取外したヘッドプ
ーリ1側に、ヘッドプーリ1側から反転したコンベヤベ
ルト4をパイプ状に丸める成形ローラユニット6と、分
割された断面略凹状の上下一対のパイプ状保持ユニット
9a,9bを複数台取付ける。
【0021】そして、前記コンベヤベルト4のパイプ状
に成形された部分の数カ所をポリプロピレンバンド,ロ
ープ,針金等のパイプ状の固定部材13により固定し、
前記コンベヤベルト4のパイプ状に成形された長さ部分
と略同じ長さ分に相当する複数のリタンローラ3をテー
ル側に向かって取外すと共に、その長さだけコンベヤベ
ルト3を運転し、パイプ状に成形されたコンベヤベルト
4を、前記パイプ状の固定部材13により固定するもの
である。
【0022】また、これと同時に先に取外したリタンロ
ーラ3の部分に断面略凹状の上下一対のパイプ状保持ユ
ニット9a,9bを複数台取付ける。このようにして、
パイプ状保持ユニット9a,9bを複数台取付けてパイ
プ状に成形されたコンベヤベルト4を保持し、前記複数
台のパイプ状保持ユニット9a,9bの取付け完了後、
新たにコンベヤベルト4のパイプ状に成形された部分の
数カ所をパイプ状の固定部材13により固定し、上記の
工程を順次繰返し行うことにより、トラフコンベヤをパ
イプコンベヤに改造するものである。
【0023】なお上記の実施例の説明では、リタン側Z
のみをパイプコンベヤに改造する場合を説明したが、キ
ャリア側Xをパイプコンベヤに改造することも可能であ
る。次に、図10及び図11はこの発明の第3実施例を
示すパイプコンベヤの側面図と斜視図を示し、この実施
例は、既存のトラフコンベヤをパイプコンベヤに改造す
る場合、テールプーリ2側からヘッドプーリ1側、また
はヘッドプーリ1側からテールプーリ2側に向かってリ
タンローラ3を数台取外すと共に、この取外した部分
に、成形ローラユニット6と分割された断面略凹状の上
下一対のパイプ状保持ユニット9a,9bとが一体的に
なったベルト丸め装置14を配設し、このベルト丸め装
置14をヘッドプーリ1側に向かって徐々に移動させな
がらパイプ状保持ユニット6を取付けて順次トラフコン
ベヤをパイプコンベヤに改造するものである。
【0024】前記パイプ状保持ユニット9a,9bは、
上記の実施例と同様に、断面略凹状の分割された一対の
支持フレーム7内に複数本のガイドローラ8が回転自在
に配設されて構成され、またベルト丸め装置14は、成
形ローラユニット6のフレーム6aとパイプ状保持ユニ
ット9a,9bの支持フレーム7とをパイプ、フラット
バー, 型鋼等の連結部材15で溶接等により一体的に連
結され、またパイプ成形性を良くするため、成形ローラ
ユニット6の前方に成形補助ローラ16を連結部材15
でを取り付けることが望ましい。
【0025】このベルト丸め装置14をヘッドプーリ1
の方向にロープ17等により引っ張って一定距離移動さ
せることにより、コンベヤベルト4を丸めた部分に前記
のパイプ状保持ユニット9a,9bを取り付け、これを
順次繰り返すことによりコンベヤベルトをパイプ状に保
持するものである。尚、作業環境、作業工程その他の理
由により工事開始位置は適宜決定される。
【0026】また、上記の方法は、リタン側Zのみをパ
イプコンベヤに改造する場合に限定されず、キャリア側
Xをパイプコンベヤに改造する場合にも実施することが
出来るものである。以上のように、既存設備のトラフコ
ンベヤ5を、コンベヤベルト4のリタン側Zまたはキャ
リア側Xをパイプコンベヤに改造する場合、成形ローラ
ユニット6と、分割された一対のパイプ状保持ユニット
9a,9bとを使用することにより、コンベヤベルト4
を切断することなく、順次リタンローラ3を取外しなが
ら取付け、また成形補助ローラ16や、パイプ状の固定
部材13更にはベルト丸め装置14を利用してコンベヤ
ベルト4をパイプ状に丸めるので、コンベヤベルト4を
パイプ状にする手間を省略することができ、既存のトラ
フコンベヤ5を長期間稼働を停止させることなく、パイ
プコンベヤに順次連続して改造させることが出来、簡単
でしかも安価にトラフコンベヤ5をパイプコンベヤに改
造することが出来、また、上記のような改造は、リタン
側Zのみならず、キャリア側Xにおいてもパイプコンベ
ヤに改造することが出来るものである。
【0027】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成され、既
存のトラフコンベヤベルトを切断せずパイプコンベヤに
改造するので、既設のトラフコンベヤを長期間稼働を停
止させることなく、パイプコンベヤに順次連続して改造
させることが出来、また分割された一対のパイプ状保持
ユニットを使用するので、組付け作業も容易であり、簡
単でしかも安価にコンベヤの改造を行うことが出来る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドプーリ側のリタンローラを取外してコン
ベヤベルトをパイプ状に丸める複数本のローラから成る
成形ローラユニットを取付けた状態を示す既存設備のト
ラフコンベヤの側面図である。
【図2】図1のA部の拡大正面図である。
【図3】既存設備のトラフコンベヤのリタン側に、順次
分割されたパイプ状保持ユニットを取付けた状態を示す
側面図である。
【図4】一方のパイプ状保持ユニットの支持フレーム
に、コンベヤベルトを挿入する工程を示す説明図であ
る。
【図5】一方のパイプ状保持ユニットの支持フレーム
に、コンベヤベルトをパイプ状に丸めて挿入した工程を
示す説明図である。
【図6】トラフコンベヤのリタンの途中まで、上下パイ
プ状保持ユニットを取付け、コンベヤベルトをパイプ状
に丸めて挿入した工程を示す説明図である。
【図7】図6のB部の拡大正面図である。
【図8】トラフコンベヤのリタン側全体をパイプコンベ
ヤに改造した状態を示す側面図である。
【図9】トラフコンベヤのリタン側全体をパイプコンベ
ヤに改造したこの発明の第2実施例を示す側面図であ
る。
【図10】トラフコンベヤのリタン側に、成形ローラと
パイプ状保持ユニットとを一体的に構成したベルト丸め
装置を取付けたこの発明の第3実施例を示す側面図であ
る。
【図11】図10のC部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドプーリ 2 テールプーリ 3 リタンローラ 4 コンベヤベルト 5 トラフコンベヤ 6 成形ローラユニ
ット 7 支持フレーム 8 ガイドローラ 9a,9b パイプ状保持ユニット 10 開口部 13 パイプ状の固
定部材 14 ベルト丸め装置 15 連結部材 16 成形補助ローラ 17 ロープ X キャリア側 Z リタン側
フロントページの続き (72)発明者 平瀬 幸一 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 天野 成彦 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 中原 忠男 埼玉県秩父市下影森760−7 (72)発明者 大野 孝男 埼玉県大宮市染谷2−87

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドプーリとテールプーリとに、ヘッ
    ドプーリとテールプーリとの間に設置された複数のキャ
    リアローラおよびリターンローラを介して、無端状のコ
    ンベヤベルトを懸回してなるトラフコンベヤを、パイプ
    コンベヤに改造する方法であって、以下の6工程からな
    ることを特徴とするパイプコンベヤの改造方法。 (1) .キャリアローラおよび/またはリターンローラ
    を取外す工程、(2) .成形ローラユニットを取付ける
    工程、(3) .断面略凹状の支持フレーム内に複数本の
    ガイドローラを配設した分割された一方のパイプ状保持
    ユニットを取り付ける工程、(4) .前記パイプ状保持
    ユニットの内側に、コンベヤベルトをパイプ状に丸めて
    押し込む工程、(5) .断面略凹状の支持フレームに複
    数本のガイドローラを配設した他方のパイプ状保持ユニ
    ットを前記一方のパイプ状保持ユニットに当接させて固
    定する工程、(6) .上記 (3) ないし (5) の工程を
    順次繰り返し行う工程。
  2. 【請求項2】 ヘッドプーリとテールプーリとに、ヘッ
    ドプーリとテールプーリとの間に設置された複数のキャ
    リアローラおよびリターンローラを介して、無端状のコ
    ンベヤベルトを懸回してなるトラフコンベヤを、パイプ
    コンベヤに改造する方法であって、以下の6工程からな
    ることを特徴とするパイプコンベヤの改造方法。 (1) .リターンローラを取外す工程、(2) .ヘッドプ
    ーリ側の部位に成形ローラユニットを取付ける工程、
    (3) .断面略凹状の支持フレーム内に複数本のガイド
    ローラを配設した分割された一方のパイプ状保持ユニッ
    トを開口部が下向きになるように取り付ける工程、(4)
    .前記支持フレームのガイドローラの内側に、コンベ
    ヤベルトをパイプ状に丸めて押し込む工程、(5) .前
    記一方のパイプ状保持ユニットに対向して、下側から断
    面略凹状の支持フレームに複数本のガイドローラを配設
    した他方のコンベヤ成形ユニットを開口部を上向きにし
    て当接させて固定する工程、(6) .上記 (3) ないし
    (5) の工程を順次繰り返し行う工程
  3. 【請求項3】 コンベヤベルトをパイプ状に丸める方法
    が、既設のパイプ状保持ユニットにより、既にパイプ状
    に形成されているコンベヤベルトに、固定部材を巻き付
    けることによってパイプ状に保持し、固定部材の巻き付
    けられた部位をパイプ状保持ユニットの取り付けられて
    いない所または一方のパイプ状保持ユニットのみの取り
    付けられた所まで移動させることによってパイプ状に丸
    めてゆく方法である請求項1または請求項2に記載のパ
    イプコンベヤの改造方法。
  4. 【請求項4】 コンベヤベルトをパイプ状に丸める方法
    が、リターンローラまたはキャリアローラを取外した後
    に、その取外した部分に、コンベヤベルトをパイプ状に
    丸める成形ローラユニットと分割された断面略凹状のパ
    イプ状保持ユニットを連結部材で連結したベルト丸め装
    置をベルトを囲うようにして取り付け、該ベルト丸め装
    置をコンベヤベルトの進行方向に移動して、順次コンベ
    ヤベルトをパイプ状に丸めてゆく方法である請求項1ま
    たは請求項2に記載のパイプコンベヤの改造方法。
  5. 【請求項5】 ヘッドプーリとテールプーリとに、ヘッ
    ドプーリとテールプーリとの間に設置された複数のキャ
    リアローラおよびリターンローラを介して、無端状のコ
    ンベヤベルトを懸回してなるトラフコンベヤを、パイプ
    コンベヤに改造する際に使用するパイプ状保持ユニット
    であって、断面略凹状の分割された一対の支持フレーム
    により構成され、この一対の支持フレーム内に、パイプ
    状に丸めたコンベヤベルトを保持する複数本のガイドロ
    ーラを回転自在に配設して構成したことを特徴とするパ
    イプコンベヤの改造方法に使用するパイプ状保持ユニッ
    ト。
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