JP2602748B2 - 充填装置 - Google Patents

充填装置

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JP2602748B2
JP2602748B2 JP3276479A JP27647991A JP2602748B2 JP 2602748 B2 JP2602748 B2 JP 2602748B2 JP 3276479 A JP3276479 A JP 3276479A JP 27647991 A JP27647991 A JP 27647991A JP 2602748 B2 JP2602748 B2 JP 2602748B2
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器に洗剤等の内容物
を充填するに好適な充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58-82801号公報に記載の充
填装置、或いは特開昭56-23401号公報に記載の充填装置
がある。これらの充填装置は、容器に内容物を充填する
充填処理経路と、容器に他の処理を施す他の処理経路と
を接続して構成され、搬送中の容器に内容物を充填する
とともに、他の処理を施すこととしている。
【0003】ここで、上述の他の処理としては、空容器
をエア吹付けにより清浄化するクリーニング処理、内容
物を充填した容器にキャップを施すキャップ処理、内容
物を充填した容器の開口部をヒートシールするヒートシ
ール処理等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 特開昭58-82801号公報に記載の充填装置にあっては、
充填処理、他の処理等の処理単位毎に機械を分割し、複
数の機械を連結しているから、設置スペースが過大とな
る。
【0005】特開昭56-23401号公報に記載の充填装置
にあっては、充填処理経路と他の処理経路とを 1つの環
状(回転テーブル)内に設けているので、設置スペース
は小さくできる。ところがこの従来技術では各処理経路
に唯一の処理手段を設けているに過ぎないため、充填装
置全体の処理能力は一番生産能力の低い処理経路により
決定される。この従来技術において、高処理能力を引き
出すためには、各処理経路に複数の処理手段を設ける必
要があるが、1つの環状内に納められている複数の処理
経路のそれぞれに複数の処理手段を設ける場合には、設
置スペースが過大にならざるを得ない。
【0006】本発明は、充填装置全体の設置スペースを
小としながら、充填処理及び他の処理を高生産能力化す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、容器に内容物を充填する充填処理経路と、容器に他
の処理を施す他の処理経路とを接続して構成され、充填
処理経路上を搬送される容器に内容物を充填する充填処
理手段を複数個設けるとともに、他の処理経路上を搬送
される容器に他の処理を施す他の処理手段を複数個設
け、搬送中の容器に内容物を充填するとともに、他の処
理を施す充填装置において、充填処理経路と他の処理経
路とをそれぞれ略環状とし、かつ両経路を互いに内外の
位置関係に配置し、前記容器を保持する容器固定具が、
前記充填処理経路と前記他の処理経路にて磁力により保
持され、かつ両経路間を磁力に保持されて受渡され、前
記充填処理経路には、前記容器固定具を各充填処理手段
に対して位置決めする位置決め手段を備えるようにした
ものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、の作用効果がある。 充填処理経路と他の処理経路の各処理経路にそれぞれ
複数の処理手段を設けているから、充填処理及び他の処
理を高生産能力化することができる。そして、各処理経
路は、それぞれ複数の処理手段を設けられながら、それ
ぞれ略環状とされて、互いに内外の位置関係に配置され
るから、充填装置全体の設置スペースを小とすることが
できる。 容器固定具は充填処理経路と他の処理経路を移送さ
れ、かつ両経路間を受渡されるとき、容器固定具は磁力
により保持され、かつ磁力に保持されて受渡されるか
ら、簡素な構成により、容器固定具及び容器を振動等に
よりずれることのない安定姿勢で移送できる。 充填処理経路に位置決め手段を設けたから、簡素な構
成により、容器固定具及び容器を充填ヘッドに対して正
確に位置決めできる。
【0011】
【0012】
【実施例】図1は本発明が適用されてなる充填装置を示
す縦断面図、図2は図1の平面図、図3は充填スパイダ
と第1中間スパイダとの容器受渡し状態を示す模式図、
図4は第1中間スパイダとキャップスパイダとの容器受
渡し状態を示す模式図、図5は第2中間スパイダと搬出
コンベヤとの容器受渡し状態を示す模式図、図6は充填
スパイダに設けられる容器受渡し/保持装置を示す模式
図、図7は容器受渡し/保持装置を一部破断して示す斜
視図、図8は容器受渡し/保持装置を示す断面図、図9
は本発明の変形例を示す模式図、図10は他の変形例を
示す模式図、図11は他の変形例を示す模式図、図12
は他の変形例を示す模式図、図13は本発明の変形例を
示す模式図である。
【0013】充填装置10は、図1、図2に示す如く、
容器固定具11に装填された容器1に洗剤等の内容物を
充填し、その後容器1にキャップを装着するものであ
る。
【0014】充填装置10は、空容器供給スパイダ1
2、充填スパイダ13、第1中間スパイダ14、キャッ
プスパイダ15、第2中間スパイダ16、搬出コンベヤ
17を有している。充填スパイダ13、キャップスパイ
ダ15は中心柱18回りに旋回可能に支持され、中間ス
パイダ14、16はそれぞれ中心柱18に支持部材19
を介して保持されている支軸21、22回りに旋回可能
に支持されている。
【0015】各スパイダ12〜16、及び搬出コンベヤ
17は、互いに同期駆動されるようになっている。この
とき、モータ23の出力軸に固定されている歯車23A
には充填スパイダ13に固定の歯車13Aが噛合いさ
れ、充填スパイダ13に固定の歯車13Bには第1中間
スパイダ14に固定の歯車14Aが噛合いされ、第1中
間スパイダ14に固定の歯車14Bにはキャップスパイ
ダ15に固定の歯車15Aが噛合いされ、該歯車15A
には第2中間スパイダ16に固定の歯車16Aが噛合い
され、これによって、モータ23の回転により各スパイ
ダ13〜16を連動せしめることとしている。
【0016】以下、充填装置10による充填/キャップ
処理について説明する。 (1) 容器固定具11に保持されている空容器1が、空容
器供給スパイダ12から後述する受渡しメカニズムによ
り充填スパイダ13に受渡される。
【0017】(2) 充填スパイダ13に受渡された容器固
定具11は後述する保持メカニズムにより各充填ヘッド
13Dに設定されて充填処理経路13Cを移動する。
【0018】ここで、充填スパイダ13は60個の充填ヘ
ッド13Dを備えており、各充填ヘッド13Dに計量器
24、充填器25を備えている。そして、各充填ヘッド
13Dに設定された容器1は、充填処理経路13Cの入
側から出側に至る間に、充填器25のノズルより適量の
内容物を充填される。
【0019】(3) 充填スパイダ13において充填終了せ
しめられた容器1は、容器固定具11とともに、充填処
理経路13Cの出側にて、後述する受渡しメカニズムに
より、第1中間スパイダ14に受渡される。第1中間ス
パイダ14に受渡された容器固定具11は、後述する保
持メカニズムにより保持されて移送された後、後述する
受渡しメカニズムによりキャップスパイダ15に受渡さ
れる。
【0020】(4) キャップスパイダ15に受渡された容
器固定具11は後述する保持メカニズムにより各キャッ
プヘッド15Dの支持板27に設定されてキャップ処理
経路15Cを移動する。
【0021】ここで、キャップスパイダ15は20個のキ
ャップヘッドを備えており、各キャップヘッド15Dに
支持板昇降ガイド28、容器位置決め部材29、キャッ
プ装着器31、キャップ装着器昇降ガイド32を備えて
いる。そして、各キャップヘッド15Dに設定された容
器1は、キャップ処理経路15Cの入側から出側に至る
間に、支持板昇降カム33により昇降せしめられる支持
板27とともに上昇して容器位置決め部材29のリング
状ガイド内に位置決めされる。他方、各キャップヘッド
15Dのキャップ装着器31は、キャップ処理経路15
Cの入側から出側に至る間に、キャップ装着器昇降カム
34により昇降せしめられ、キャップ供給テーブル35
が供給するキャップをチャックした後、このキャップ
を、上述した容器位置決め部材29に位置決めされてい
る容器1に螺着する。
【0022】(5) キャップスパイダ15においてキャッ
プ装着終了せしめられた容器1は、容器固定具11とと
もに、キャップ処理経路15Cの出側にて、後述する受
渡しメカニズムにより第2中間スパイダ16に受渡され
る。第2中間スパイダ16に受渡された容器固定具11
は後述する保持メカニズムにより保持されて移送された
後、後述する受渡しメカニズムにより搬出コンベヤ17
に受渡される。
【0023】(6) 搬出コンベヤ17に受渡された容器1
は、容器固定具11とともに、後述する搬送メカニズム
により次工程へと搬出される。
【0024】然るに、充填装置10にあっては、充填ス
パイダ13上の上述充填処理経路13Cと、キャップス
パイダ15上のキャップ処理経路15Cとをそれぞれ略
環状とし、かつ両経路13C、15Cを互いに内外の位
置関係に配置している。そして、前述の如く、充填処理
経路13C上を搬送される容器1に内容物を充填する充
填ヘッド13Dを複数個(60個)設けるとともに、キャ
ップ処理経路15C上を搬送される容器1にキャップ処
理を施すキャップヘッド15Dを複数個(20個)設けて
いるのである。
【0025】以下、充填装置10の各スパイダ12〜1
6、搬出コンベヤ17における容器固定具11の受渡し
メカニズム、保持メカニズム、搬送メカニズムについて
説明する。
【0026】ここで、容器固定具11は底部中央にリン
グ状永久磁石11Aを内蔵しており、永久磁石11Aの
中心孔部を第1位置決め孔11Bとし、容器固定具11
の底部における直径方向 2位置のそれぞれに左右の第2
位置決め孔11Cを備えている。
【0027】(A)空容器供給スパイダ12から充填ス
パイダ13への受渡し、充填スパイダでの保持、充填ス
パイダ13から第1中間スパイダ14への受渡し、第1
中間スパイダ14での保持(図3、図6、図7、図8参
照)
【0028】充填装置10は、充填スパイダ13の各充
填ヘッド13Dの下方に各充填ヘッド13Dに対応して
各物品受渡し/保持装置40を有している。
【0029】物品受渡し/保持装置40は、可動台41
と左右の固定台42とを備えている。可動台41は充填
スパイダ13上に設置されているガイドレール43にま
たがり、かつ充填装置10の外周柱44に支持されてい
る可動台駆動用カム溝45に係合するカムフォロア46
を備え、ガイドレール43に沿って充填スパイダ13の
半径方向における外方端位置と内方端位置との間を往復
動可能とされている。固定台42は充填スパイダ13上
にて、可動台41の両側のそれぞれに固定されている。
【0030】可動台41は、外方端部に位置決め装置4
7を備えている。位置決め装置47は、容器固定具11
の永久磁石11Aを吸着するリング状永久磁石からなる
物品吸着磁石47Aと、物品吸着磁石47Aの中心孔部
に格納される第1位置決めピン47Bとを備え、第1位
置決めピン47Bの下端部には、永久磁石47Cが設け
られている。他方、一方の固定台42が備える磁石支持
部42Aには永久磁石からなるピン駆動磁石47Dが設
けられている。ピン駆動磁石47Dは、前記充填ヘッド
13Dが充填スパイダ13の周回ラインのうちで空容器
供給スパイダ12、第1中間スパイダ14との受渡し領
域外に位置し、可動台41が内方端位置に設定されると
き、第1位置決めピン47Bの永久磁石47Cと対面
し、永久磁石47Cに磁気反発作用を及ぼし、第1位置
決めピン47Bを上方へ突出せしめ、後述するように、
第1位置決めピン47Bを容器固定具11の第1位置決
め孔11Bに係合せしめる。他方、ピン駆動磁石47D
は、当該充填ヘッド13Dが充填スパイダ13の周回ラ
インのうちで、空容器供給スパイダ12、第1中間スパ
イダ14との受渡し領域内に位置し、可動台41が内方
端位置から外れて外方端位置側に移動しているとき、第
1位置決めピン47Bの永久磁石47Cと対面すること
なく、従って、永久磁石47Cに磁気反発作用を及ぼす
ことなく、第1位置決めピン47Bを重力によりリング
状物品吸着磁石47Aの中心孔部に格納せしめ、後述す
るように、第1位置決めピン47Bを容器固定具11の
第1位置決め孔11Bに対し係合解除せしめる。尚、第
1位置決めピン47Bの永久磁石47Cとピン駆動磁石
47Dは、互いに対面するとき、同一極(例えばS極)
を向かい合わせ、上述の磁気反発作用を生ぜしめるよう
になっている。
【0031】即ち、位置決め装置47にあっては、リン
グ状物品吸着磁石47Aが容器固定具11を可動台41
に吸着する磁気吸着手段を構成し、第1位置決めピン4
7Bと第1位置決め孔11Bとピン駆動磁石47Dとが
容器固定具11を充填スパイダ13に連係する磁気連係
手段を構成する。即ち、位置決め装置47において、容
器固定具11は磁気吸着手段によって可動台41上の位
置決め中心回りに吸着された後、磁気連係手段の位置決
めピン47Bにより可動台41と連係される。このと
き、磁気吸着手段を構成する物品吸着磁石47Aと容器
固定具11側の永久磁石11Aとは、それらの磁石中心
を互いに略一致するように吸引し合い、結果として、容
器固定具11を可動台41上の位置決め中心回りに自動
調心的にラフ位置決めする。従って、容器固定具11は
磁気吸着手段により自動調心的に可動台41上にラフ位
置決めされた後、磁気連係手段の位置決めピン47Bに
より可動台41と連係されることとなる。即ち、位置決
めピン47Bによる連係操作に先立ち、容器固定具11
は磁気吸着手段によって可動台41上にラフ位置決めさ
れるから、位置決め操作が単純簡素となる。
【0032】また、可動台41は、内方端部に、容器固
定具11の永久磁石11Aを吸着する永久磁石48を備
えている。
【0033】左右の各固定台42は、凹部42Bに格納
される第2位置決めピン42Cを備え、第2位置決めピ
ン42Cの下端部には永久磁石42Dが設けられてい
る。他方、可動台41が備える左右の各磁石支持部41
Aには永久磁石からなる 3個のピン駆動磁石49A、4
9B、49Cが設けられている。ピン駆動磁石49A、
49Cは、可動台41が外方端位置と内方端位置に設定
されるとき、第2位置決めピン42Cの永久磁石42D
と対面し、永久磁石42Dに磁気吸引作用を及ぼし、第
2位置決めピン42Cを凹部42Bに格納せしめる。他
方、ピン駆動磁石49Bは、可動台41が外方端位置と
内方端位置との中間にあるとき、第2位置決めピン42
Cの永久磁石42Dと対面し、永久磁石42Dに磁気反
発作用を及ぼし、第2位置決めピン42Cを上方へ突出
せしめ、後述するように、第2位置決めピン42Cを容
器固定具11の第2位置決め孔11Cに係合せしめる。
尚、第2位置決めピン42Cの永久磁石42Dとピン駆
動磁石49A、49Cは、互いに対面するとき、反対極
(S極とN極)を向かい合わせ、上述の磁気吸引作用を
生ぜしめる。また、第2位置決めピン42Cの永久磁石
42Dとピン駆動磁石49Bは、互いに対面するとき、
同一極(例えばN極)を向かい合わせ、上述の磁気反発
作用を生ぜしめる。
【0034】空容器供給スパイダ12と第1中間スパイ
ダ14は、実質的に同一の物品受渡し/保持装置を有し
ている。第1中間スパイダ14の物品受渡し/保持装置
50を代表として説明すれば以下の通りである。
【0035】物品受渡し/保持装置50は、第1中間ス
パイダ14の歯形状外周部に物品吸着磁石51を備え、
物品吸着磁石51の歯形谷部に、充填スパイダ13の物
品受渡し/保持装置40を構成する可動台41の内方端
部を噛合い可能としている。ここで、物品吸着磁石51
の磁力は、可動台41の永久磁石48の磁力より大きく
なるように設定されている。
【0036】(A-1) 然して、容器固定具11は物品受渡
し/保持装置40によって以下の如くにより、空容器供
給スパイダ12から充填スパイダ13へ受渡され、且つ
充填スパイダ13で保持される(図6参照)。
【0037】空容器供給スパイダ12と充填スパイダ1
3とが互いに近接する受渡し位置(A)に、充填スパイ
ダ13の充填ヘッド13Dが位置するとき、可動台41
は外方端位置に設定される。そして、可動台41の外方
端部は空容器供給スパイダ12の歯形状外周部に備えら
れている物品吸着磁石の歯形谷部に噛合う。このとき、
空容器供給スパイダ12は上述の物品吸着磁石に容器固
定具11の永久磁石11Aを吸着保持している。然る
に、可動台41の位置決め装置47は第1位置決めピン
47Bを没入させており、リング状物品吸着磁石47A
により空容器供給スパイダ12上の容器固定具11の永
久磁石11Aを吸着捕捉する。これにより、容器固定具
11の永久磁石11Aは、物品吸着磁石47Aと空容器
供給スパイダ12側の物品吸着磁石とに同時に吸着され
るものの、物品吸着磁石47Aの磁力の方が、空容器供
給スパイダ12側の物品吸着磁石の磁力より大きくなる
ように設定されているため、容器固定具11は空容器供
給スパイダ12から振動等によってずれることなく充填
スパイダ13へ受渡される。
【0038】充填スパイダ13の充填ヘッド13Dが上
述の受渡し位置(A)から充填作業開始位置(B)に到
達すると、可動台41が内方端位置に設定される。この
とき、可動台41の位置決め装置47は第1位置決めピ
ン47Bを突出させ、第1位置決めピン47Bを容器固
定具11の第1位置決め孔11Bに係合させ、容器固定
具11を位置決め完了し、保持する。これにより、充填
スパイダ13が旋回するとき、容器固定具11は永久磁
石11Aを物品吸着磁石47Aにより吸着保持され、か
つ第1位置決めピン47Bにより位置決めされて充填処
理経路13C上を移動する。
【0039】(A-2) 次に、容器固定具11は物品受渡し
/保持装置40によって以下の如くにより、充填スパイ
ダ13から第1中間スパイダ14へ受渡される(図6参
照)。
【0040】充填スパイダ13の充填ヘッド13Dが充
填作業終了位置(C)を通過すると、可動台41が内方
端位置から外方端位置へ向けて移動する。このとき、固
定台42の第2位置決めピン42Cが突出して容器固定
具11の 2個の第2位置決め孔11Cに係合し、容器固
定具11を保持する。他方、可動台41の位置決め装置
47は第1位置決めピン47Bを没入させ、第1位置決
めピン47Bと容器固定具11の第1位置決め孔11B
との係合を解除させる。これにより、可動台41は容器
固定具11を固定台42上に残して外方端位置にまで移
動し、上述(A-1) の繰り返しとなり、位置決め装置47
の物品吸着磁石47Aにより新たな容器固定具11を吸
着捕捉する。
【0041】固定台42上に残され第2位置決めピン4
2Cにより係合保持されていた充填処理経路13C通過
後の容器固定具11は、可動台41が上述の外方端位置
に達したときに可動台41の永久磁石48に吸着保持さ
れる。そして、可動台41が外方端位置から再び内方端
位置へ向けて復帰するとき、容器固定具11の第2位置
決め孔11Cに係合していた第2位置決めピン42Cは
没入し、容器固定具11は可動台41の永久磁石48に
吸着保持される状態で充填スパイダ13と第1中間スパ
イダ14とが互いに近接する受渡し位置(D)に移送さ
れる(図3、図6参照)。
【0042】受渡し位置(D)において、可動台41の
内方端部は第1中間スパイダ14の歯形状外周部に設け
られている物品吸着磁石51の歯形谷部に噛み合う。こ
れにより、容器固定具11の永久磁石11Aは、可動台
41の永久磁石48と第1中間スパイダ14の物品吸着
磁石51とに同時に吸着されるものの、物品吸着磁石5
1の磁力の方が永久磁石48の磁力より大きくなるよう
に設定されているため、容器固定具11は充填スパイダ
13から振動等によってずれることなく第1中間スパイ
ダ14へ受渡される。
【0043】(A-3) 次に、容器固定具11は物品受渡し
/保持装置50によって以下の如くにより、第1中間ス
パイダ14で保持される(図3参照)。
【0044】第1中間スパイダ14が旋回するとき、容
器固定具11は永久磁石11Aを第1中間スパイダ14
の物品吸着磁石51により吸着保持される。
【0045】(B)第1中間スパイダ14からキャップ
スパイダ15へ受渡し、キャップスパイダ15での保
持、キャップスパイダ15から第2中間スパイダ16へ
の受渡し、第2中間スパイダ16での保持(図4、図5
参照)
【0046】キャップスパイダ15の物品受渡し/保持
装置60は、図4に示す如く、各キャップヘッド15D
の支持板27に物品吸着磁石61を備え、支持板27は
第1中間スパイダ14の歯形状外周部に設けられている
物品吸着磁石51の歯形谷部に噛み合い可能とされてい
る。ここで、物品吸着磁石61の磁力は物品吸着磁石5
1の磁力より大きくなるように設定されている。
【0047】第2中間スパイダ16の物品受渡し/保持
装置70は、図5に示す如く、第2中間スパイダ16の
歯形状外周部に物品吸着磁石71を備え、物品吸着磁石
71の歯形谷部に、キャップスパイダ15の支持板27
を噛み合い可能としている。ここで、物品吸着磁石71
の磁力は支持板27の物品吸着磁石61の磁力より大き
くなるように設定されている。
【0048】(B-1) 然して、容器固定具11は物品受渡
し/保持装置50、60によって以下の如くにより、第
1中間スパイダ14からキャップスパイダ15へ受渡さ
れ、且つキャップスパイダ15で保持される(図4参
照)。
【0049】第1中間スパイダ14とキャップスパイダ
15とが互いに近接する受渡し位置において、第1中間
スパイダ14の物品吸着磁石51の歯形谷部とキャップ
スパイダ15の支持板27とが噛み合う。これにより、
容器固定具11の永久磁石11Aは、第1中間スパイダ
14の物品吸着磁石51と支持板27の物品吸着磁石6
1とに同時に吸着されるものの、物品吸着磁石61の磁
力の方が物品吸着磁石51の磁力より大きくなるように
設定されているため、容器固定具11は第1中間スパイ
ダ14から振動等によってずれることなくキャップスパ
イダ15へ受渡される。
【0050】キャップスパイダ15が旋回するとき、容
器固定具11は永久磁石11Aを支持板27の物品吸着
磁石61により吸着保持され、キャップ処理経路15C
上を移動する。
【0051】(B-2) 次に、容器固定具11は物品受渡し
/保持装置60、70によって以下の如くにより、キャ
ップスパイダ15から第2中間スパイダ16へ受渡さ
れ、且つ第2中間スパイダ16に保持される。
【0052】キャップスパイダ15と第2中間スパイダ
16とが互いに近接する受渡し位置において、キャップ
スパイダ15の支持板27と第2中間スパイダ16の物
品吸着磁石71の歯形谷部とが噛み合う。これにより、
容器固定具11の永久磁石11Aは、支持板27の物品
吸着磁石61と第2中間スパイダ16の物品吸着磁石7
1とに同時に吸着されるものの、物品吸着磁石71の磁
力のほうが物品吸着磁石61の磁力より大きくなるよう
に設定されているため、容器固定具11はキャップスパ
イダ15から振動等によってずれることなく第2中間ス
パイダ16へ受渡される。
【0053】第2中間スパイダ16が旋回するとき、容
器固定具11は永久磁石11Aを第2中間スパイダ16
の物品吸着磁石71により吸着保持される。
【0054】(C)第2中間スパイダ16から搬出コン
ベヤ17への受渡し、搬出コンベヤ17での保持(図5
参照)
【0055】搬出コンベヤ17は、図5に示す如く、一
定の移動経路に沿って移動する搬送ベルト81に容器固
定具11を載置して搬送するものである。搬出コンベヤ
17は、搬送ベルト81による物品移動経路に沿う下方
位置に、非磁性体製ベルト受82を介して、物品ガイド
用磁石83を配置している。物品ガイド用磁石83は、
鉄板等の磁性体によって代えることもできる。そして、
搬出コンベヤ17は、搬送ベルト81の搬入端部を第2
中間スパイダ16の歯形状外周部と重ね配置し、その重
ね部分を第2中間スパイダ16と搬出コンベヤ17との
受渡し位置としている。ここで、物品ガイド用磁石83
の磁力は第2中間スパイダ16の側の物品吸着磁石71
の磁力より大きくなるように設定されている。
【0056】然して、第2中間スパイダ16と搬出コン
ベヤ17とが重ね配置される受渡し位置において、容器
固定具11の永久磁石11Aは、第2中間スパイダ16
の物品吸着磁石71と搬出コンベヤ17の物品ガイド用
磁石83とに同時に吸着されるものの、物品ガイド用磁
石83の磁力の方が物品吸着磁石71の磁力より大きく
なるように設定されているため、容器固定具11は第2
中間スパイダ16から振動等によってずれることなく搬
出コンベヤ17へ受渡される。
【0057】搬出コンベヤ17が移動するとき、容器固
定具11は永久磁石11Aを物品ガイド用磁石83によ
り吸着されながら、搬送ベルト81とともに搬送され
る。
【0058】尚、前述した物品受渡し/保持装置40の
固定台42に設けられている第2位置決めピン42Cは
ピン駆動磁石49A〜49Cによって駆動されるもので
なく、図13に示す如く、第2位置決めピン42Cに連
結したカムフォロワ201を、充填装置10の外周柱4
4に設けたカム202に当接させることにて駆動され、
容器固定具11の第2位置決め孔11Cに係脱されるも
のであっても良い。
【0059】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。 充填処理経路13Cとキャップ処理経路15Cの各処
理経路にそれぞれ複数の充填ヘッド13D、キャップヘ
ッド15Dを設けているから、充填処理及びキャップ処
理を高生産能力化することができる。
【0060】そして、各処理経路13C、15Cは、そ
れぞれ複数の充填ヘッド13D、キャップヘッド15D
を設けられながら、それぞれ略環状とされて、互いに内
外の位置関係に配置されるから、充填装置10の全体の
設置スペースを小とすることができる。
【0061】容器固定具11が各スパイダ12〜1
6、搬出コンベヤ17を移送されるとき、物品受渡し/
保持装置40、50、60、70の如くにより、容器固
定具11は磁力により保持され、且つ磁力に保持されて
受渡されるから、簡素な構成により、容器固定具11及
び容器1を振動等によりずれることのない安定姿勢で移
送できる。
【0062】充填スパイダ13の充填処理経路13C
には位置決め装置47を設けたから、簡素な構成によ
り、容器固定具11及び容器1を充填ヘッド13Dの充
填器25に対して正確に位置決めできる。
【0063】尚、上記実施例の容器固定具11を用いる
ことなく、容器1そのものに磁石、磁性体等を内蔵し、
上述の各物品受渡し/保持装置40、50、60、70
にて受渡し/保持するものであっても良い。
【0064】また、上記実施例において、物品受渡し/
保持装置40、50、60、70を構成する磁石は、電
磁石を用いるものであっても良い。
【0065】以下、本発明の変形例について説明する。 (1) 搬送方向(図9) 充填処理経路91と他の処理経路92の各搬送方向は、
図9(A)、(C)に示す如く逆方向でも良く、図9
(B)に示す如く同一方向でも良い。93は受渡し部で
ある。
【0066】(2) 多段経路(図10) 充填処理経路91と他の処理経路92A〜92C・・・ と
を、図10(A)に示す如く同一平面上に配置しても良
く、図10(B)に示す如く上下方向に階層配置しても
良い。
【0067】(3) 経路順位(図11) 他の処理の処理内容により、充填処理経路91は他の処
理経路92に対して先行する場合もあり、或いは後続す
る場合もあり、或いは複数の他の処理経路92の中間に
位置される場合もある。このとき、先行する工程の経路
94は後続する工程の経路95に対し、図11(A)に
示す如く外側にあっても良く、図11(B)に示す如く
内側にあっても良い。
【0068】(4) 経路パターン(図12) 充填処理経路91と他の処理経路92のパターンは、図
12(A)に示す如くの円環状、図12(B)に示す如
くの楕円環状、図12(C)に示す如くの四角環状、図
12(D)に示す如くの円環、楕円環、四角環の複合パ
ターン等、いかなるパターンであっても良い。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、充填装置
全体の設置スペースを小としながら、充填処理及び他の
処理を高生産能力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されてなる充填装置を示す
縦断面図である。
【図2】図2は図1の平面図である。
【図3】図3は充填スパイダと第1中間スパイダとの容
器受渡し状態を示す模式図である。
【図4】図4は第1中間スパイダとキャップスパイダと
の容器受渡し状態を示す模式図である。
【図5】図5は第2中間スパイダと搬出コンベヤとの容
器受渡し状態を示す模式図である。
【図6】図6は充填スパイダに設けられる容器受渡し/
保持装置を示す模式図である。
【図7】図7は容器受渡し/保持装置を一部破断して示
す斜視図である。
【図8】図8は容器受渡し/保持装置を示す断面図であ
る。
【図9】図9は本発明の変形例を示す模式図である。
【図10】図10は他の変形例を示す模式図である。
【図11】図11は他の変形例を示す模式図である。
【図12】図12は他の変形例を示す模式図である。
【図13】図13は本発明の変形例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 10 充填装置11 容器固定具 13 充填スパイダ 13C 充填処理経路 13D 充填ヘッド(充填処理手段) 15 キャップスパイダ 15C キャップ処理経路(他の処理経路) 15D キャップヘッド(他の処理手段) 40、50、60、70 物品受渡し/保持装置 47 位置決め装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に内容物を充填する充填処理経路
    と、容器に他の処理を施す他の処理経路とを接続して構
    成され、充填処理経路上を搬送される容器に内容物を充
    填する充填処理手段を複数個設けるとともに、他の処理
    経路上を搬送される容器に他の処理を施す他の処理手段
    を複数個設け、搬送中の容器に内容物を充填するととも
    に、他の処理を施す充填装置において、 充填処理経路と他の処理経路とをそれぞれ略環状とし、
    かつ両経路を互いに内外の位置関係に配置し、前記容器を保持する容器固定具が、前記充填処理経路と
    前記他の処理経路にて磁力により保持され、かつ両経路
    間を磁力に保持されて受渡され、 前記充填処理経路には、前記容器固定具を各充填処理手
    段に対して位置決めする位置決め手段を備えることを特
    徴とする充填装置。
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