JP2602460Y2 - 容 器 - Google Patents
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- JP2602460Y2 JP2602460Y2 JP1993060099U JP6009993U JP2602460Y2 JP 2602460 Y2 JP2602460 Y2 JP 2602460Y2 JP 1993060099 U JP1993060099 U JP 1993060099U JP 6009993 U JP6009993 U JP 6009993U JP 2602460 Y2 JP2602460 Y2 JP 2602460Y2
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- Japan
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- lid
- lock
- operation ring
- piece
- stopper
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は化粧用コンパクト容器等
の容器に関する。
の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器本体の後端部に蓋体の後端部を回動
自在に取り付け、蓋体を開閉自在にした容器において
は、一般に、蓋体が不用意に開かないように、容器本体
の前端部と蓋体の前端部との間にロック機構を設けてい
る。
自在に取り付け、蓋体を開閉自在にした容器において
は、一般に、蓋体が不用意に開かないように、容器本体
の前端部と蓋体の前端部との間にロック機構を設けてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記ロック機構には従
来から種々の構造のものがあるが、いずれの場合も構造
が複雑であったり、操作性が悪いなどの欠点があった。
来から種々の構造のものがあるが、いずれの場合も構造
が複雑であったり、操作性が悪いなどの欠点があった。
【0004】本考案はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で操作性のよい
ロック機構付きの容器を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、構造が簡単で操作性のよい
ロック機構付きの容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するために、以下の構成を採用した。第1の考案(請求
項1及び2)に係る容器は、(イ)平面視が非円形をな
す容器本体と、(ロ)平面視が前記容器本体と同形状を
なし、後端部を前記容器本体の後端部に回転自在に支持
された蓋体と、(ハ)前記蓋体に回動自在に支持され、
平面視が円形をなす操作環と、(ニ)前記容器本体と蓋
体のいずれか一方に設けられたロック受部と、(ホ)前
記容器本体と蓋体の残る他方に取り付けられ、前記ロッ
ク受部に係合離脱可能に直線移動可能なロック部材と、
(ヘ)前記ロック部材を前記ロック受部から離脱する方
向に付勢する付勢部材と、(ト)前記操作環に設けられ
ており、操作環を閉方向に回動したときに前記ロック部
材に係合して、ロック部材を前記付勢部材の付勢力に抗
して直線移動させ前記ロック受部に係合させる押動片、
とを具備する。前記付勢部材にはスプリング等が採用可
能である。
するために、以下の構成を採用した。第1の考案(請求
項1及び2)に係る容器は、(イ)平面視が非円形をな
す容器本体と、(ロ)平面視が前記容器本体と同形状を
なし、後端部を前記容器本体の後端部に回転自在に支持
された蓋体と、(ハ)前記蓋体に回動自在に支持され、
平面視が円形をなす操作環と、(ニ)前記容器本体と蓋
体のいずれか一方に設けられたロック受部と、(ホ)前
記容器本体と蓋体の残る他方に取り付けられ、前記ロッ
ク受部に係合離脱可能に直線移動可能なロック部材と、
(ヘ)前記ロック部材を前記ロック受部から離脱する方
向に付勢する付勢部材と、(ト)前記操作環に設けられ
ており、操作環を閉方向に回動したときに前記ロック部
材に係合して、ロック部材を前記付勢部材の付勢力に抗
して直線移動させ前記ロック受部に係合させる押動片、
とを具備する。前記付勢部材にはスプリング等が採用可
能である。
【0006】前記第1の考案においては、前記蓋体と操
作環の対向面のいずれか一方の面にストッパを突設し、
前記蓋体と操作環の対向面の他方の面に、開放側当接片
と閉鎖側当接片と閉鎖側弾片とを突設して、前記ロック
部材と前記ロック受部とがアンロックの状態から前記操
作環を閉方向に回動すると、前記ストッパが前記閉鎖側
弾片を乗り越えて閉鎖側当接片に突き当り、これとほぼ
同時に前記ロック部材が前記ロック受部に係合してロッ
ク状態になり、このロック状態から前記操作環を開方向
に回動すると前記ストッパが前記閉鎖側弾片を乗り越
え、これとほぼ同時に前記ロック部材が前記ロック受部
から離脱してアンロック状態になり、その後で前記スト
ッパが開放側当接片に突き当たるようにしてもよい。こ
のようにすると、ロック操作及びアンロック操作の終了
点を手による触感あるいはクリック音で確認することが
でき、確実な操作が保証される。
作環の対向面のいずれか一方の面にストッパを突設し、
前記蓋体と操作環の対向面の他方の面に、開放側当接片
と閉鎖側当接片と閉鎖側弾片とを突設して、前記ロック
部材と前記ロック受部とがアンロックの状態から前記操
作環を閉方向に回動すると、前記ストッパが前記閉鎖側
弾片を乗り越えて閉鎖側当接片に突き当り、これとほぼ
同時に前記ロック部材が前記ロック受部に係合してロッ
ク状態になり、このロック状態から前記操作環を開方向
に回動すると前記ストッパが前記閉鎖側弾片を乗り越
え、これとほぼ同時に前記ロック部材が前記ロック受部
から離脱してアンロック状態になり、その後で前記スト
ッパが開放側当接片に突き当たるようにしてもよい。こ
のようにすると、ロック操作及びアンロック操作の終了
点を手による触感あるいはクリック音で確認することが
でき、確実な操作が保証される。
【0007】第2の考案(請求項3及び4)に係る容器
は、(イ)平面視が非円形をなす容器本体と、(ロ)平
面視が前記容器本体と同形状をなし、後端部を前記容器
本体の後端部に回転自在に支持された蓋体と、(ハ)前
記蓋体に回動自在に支持され、平面視が円形をなす操作
環と、(ニ)前記容器本体と蓋体のいずれか一方に設け
られたロック受部と、(ホ)前記容器本体と蓋体の残る
他方に取り付けられ、前記ロック受部に係合離脱可能に
直線移動可能なロック部材と、(ヘ)前記操作環に設け
られており、操作環を開方向に回動したときに前記ロッ
ク部材に係合して、ロック部材を前記ロック受部から離
脱させるべく直線移動させる押動片、とを具備する。
は、(イ)平面視が非円形をなす容器本体と、(ロ)平
面視が前記容器本体と同形状をなし、後端部を前記容器
本体の後端部に回転自在に支持された蓋体と、(ハ)前
記蓋体に回動自在に支持され、平面視が円形をなす操作
環と、(ニ)前記容器本体と蓋体のいずれか一方に設け
られたロック受部と、(ホ)前記容器本体と蓋体の残る
他方に取り付けられ、前記ロック受部に係合離脱可能に
直線移動可能なロック部材と、(ヘ)前記操作環に設け
られており、操作環を開方向に回動したときに前記ロッ
ク部材に係合して、ロック部材を前記ロック受部から離
脱させるべく直線移動させる押動片、とを具備する。
【0008】前記第2の考案においては、前記蓋体と操
作環の対向面のいずれか一方の面にストッパを突設し、
前記蓋体と操作環の対向面の他方の面に、開放側当接片
と開放側弾片と閉鎖側当接片とを突設して、前記ロック
部材と前記ロック受部とがロックした状態から前記操作
環を開方向に回動すると、前記ストッパが前記開放側弾
片を乗り越えて開放側当接片に突き当り、これとほぼ同
時に前記ロック部材が前記ロック受部から離脱してアン
ロック状態になり、このアンロック状態から前記操作環
を閉方向に回動すると、前記ストッパが前記開放側弾片
を乗り越え、これとほぼ同時に前記ロック部材が前記ロ
ック受部に係合してロック状態になり、その後で前記ス
トッパが閉鎖側当接片に突き当たるようにしてもよい。
このようにすると、ロック操作及びアンロック操作の終
了点を手による触感あるいはクリック音で確認すること
ができ、確実な操作が保証される。
作環の対向面のいずれか一方の面にストッパを突設し、
前記蓋体と操作環の対向面の他方の面に、開放側当接片
と開放側弾片と閉鎖側当接片とを突設して、前記ロック
部材と前記ロック受部とがロックした状態から前記操作
環を開方向に回動すると、前記ストッパが前記開放側弾
片を乗り越えて開放側当接片に突き当り、これとほぼ同
時に前記ロック部材が前記ロック受部から離脱してアン
ロック状態になり、このアンロック状態から前記操作環
を閉方向に回動すると、前記ストッパが前記開放側弾片
を乗り越え、これとほぼ同時に前記ロック部材が前記ロ
ック受部に係合してロック状態になり、その後で前記ス
トッパが閉鎖側当接片に突き当たるようにしてもよい。
このようにすると、ロック操作及びアンロック操作の終
了点を手による触感あるいはクリック音で確認すること
ができ、確実な操作が保証される。
【0009】この第2の考案においては、前記操作環に
別の押動片を設け、操作環を閉方向に回転したときに前
記別の押動片がロック部材に係合して、ロック部材をロ
ック受部に係合すべく移動させるようにすることも可能
であるし、あるいは、上記別の押動片を設けずに、前記
ロック部材をスプリング等の付勢部材によって前記ロッ
ク受部に係合する方向に付勢するようにしてもよい。
別の押動片を設け、操作環を閉方向に回転したときに前
記別の押動片がロック部材に係合して、ロック部材をロ
ック受部に係合すべく移動させるようにすることも可能
であるし、あるいは、上記別の押動片を設けずに、前記
ロック部材をスプリング等の付勢部材によって前記ロッ
ク受部に係合する方向に付勢するようにしてもよい。
【0010】前記第1の考案、及び第2の考案のいずれ
の容器においても、ロック受部を係合孔によって構成
し、この係合孔にロック部材を挿脱することにより、ロ
ック、アンロック状態とすることも可能である。また、
前記操作環を前記蓋体の内面側に取り付け、この操作環
によって容器本体の収納部を蓋するようにすることも可
能である。
の容器においても、ロック受部を係合孔によって構成
し、この係合孔にロック部材を挿脱することにより、ロ
ック、アンロック状態とすることも可能である。また、
前記操作環を前記蓋体の内面側に取り付け、この操作環
によって容器本体の収納部を蓋するようにすることも可
能である。
【0011】
【作用】第1の考案に係る容器においては、操作環の押
動片がロック部材に係合していない状態にある時には、
ロック部材はロック受部から離脱しており、蓋体を容器
本体に対し開閉操作することができる。蓋体を閉じて操
作環を閉方向に回動すると、前記押動片がロック部材に
係合し、さらに押動片がロック部材を動かしロック受部
に係合させ、ロック状態になる。
動片がロック部材に係合していない状態にある時には、
ロック部材はロック受部から離脱しており、蓋体を容器
本体に対し開閉操作することができる。蓋体を閉じて操
作環を閉方向に回動すると、前記押動片がロック部材に
係合し、さらに押動片がロック部材を動かしロック受部
に係合させ、ロック状態になる。
【0012】第2の考案における容器においては、操作
環を開方向に回転すると、操作環の押動片がロック部材
を動かしロック受部から離脱させてアンロック状態にな
る。その結果、蓋体は開閉可能になる。
環を開方向に回転すると、操作環の押動片がロック部材
を動かしロック受部から離脱させてアンロック状態にな
る。その結果、蓋体は開閉可能になる。
【0013】
【実施例】以下、図1から図11に基づいて本考案の実
施例を説明をする。尚、この実施例における容器は化粧
用コンパクト容器の態様である。
施例を説明をする。尚、この実施例における容器は化粧
用コンパクト容器の態様である。
【0014】図1から図8は第1の考案(請求項1及び
2)に係る化粧用コンパクト容器を示すものである。図
1は蓋体18を取り除いた状態におけるコンパクト容器
の外観平面図、図2(A)は蓋体18が装着された状態
における同コンパクト容器の外観正面図、図2(B)は
同外観背面図、図3(A)は同左側面図、図3(B)は
同右側面図であり、図4は図1のI−I断面図、図5は
図1のII−II断面図である。
2)に係る化粧用コンパクト容器を示すものである。図
1は蓋体18を取り除いた状態におけるコンパクト容器
の外観平面図、図2(A)は蓋体18が装着された状態
における同コンパクト容器の外観正面図、図2(B)は
同外観背面図、図3(A)は同左側面図、図3(B)は
同右側面図であり、図4は図1のI−I断面図、図5は
図1のII−II断面図である。
【0015】コンパクト容器は合成樹脂製の容器本体1
と蓋体18を有し、容器本体1の後端部に蓋体18の後
端部が軸19により回転自在に軸着されている。容器本
体1と蓋体18は平面視が同形状をなし、非円形の小判
形に形成されている。前記容器本体1には、中皿5の周
壁部6と第2中皿15とが合成樹脂で一体成形されてな
る皿枠10が嵌着固定されている。前記周壁部6の内側
には樹脂製の皿状体9が嵌着されており、周壁部6と皿
状体9によって中皿5が構成されている。尚、皿枠10
と中皿5とを一体に形成して、容器本体1に取り付ける
ことも可能である。
と蓋体18を有し、容器本体1の後端部に蓋体18の後
端部が軸19により回転自在に軸着されている。容器本
体1と蓋体18は平面視が同形状をなし、非円形の小判
形に形成されている。前記容器本体1には、中皿5の周
壁部6と第2中皿15とが合成樹脂で一体成形されてな
る皿枠10が嵌着固定されている。前記周壁部6の内側
には樹脂製の皿状体9が嵌着されており、周壁部6と皿
状体9によって中皿5が構成されている。尚、皿枠10
と中皿5とを一体に形成して、容器本体1に取り付ける
ことも可能である。
【0016】図7は容器本体1の中皿5側の外観平面図
である。前記中皿5の周壁部6の外周には、4条ねじの
多条ねじとして形成した雄螺旋条7と無螺旋部8が交互
に、それぞれ4箇所に設けられている。前記雄螺旋条7
の周方向の長さは無螺旋部8の周方向の長さより小さく
形成されている。
である。前記中皿5の周壁部6の外周には、4条ねじの
多条ねじとして形成した雄螺旋条7と無螺旋部8が交互
に、それぞれ4箇所に設けられている。前記雄螺旋条7
の周方向の長さは無螺旋部8の周方向の長さより小さく
形成されている。
【0017】前記皿枠10の裏面側には、周壁部6と第
2中皿15との境界部の前方部分に、ロック部材70が
前後方向に直線移動可能に取り付けられている。図6
(A)はロック部材70の平面図、(B)は同正面図、
(C)は同右側面図である。ロック部材70の胴部71
は、皿枠10の裏面に固定された断面コ字形をなす支持
部材72によって、前後動可能に支持されている。胴部
71の前端には首部73が上方に延設され、首部73の
上端には頭部74が前方に突設されており、首部73と
頭部74は皿枠10に設けられた孔11を通って、皿枠
10の上方に突出している。頭部74は、蓋体18の前
壁部に内側へ突出して設けられた掛止突部(ロック受
部)16に対して係合離脱可能になっていて、頭部74
の下面と掛止突部16の上面は傾斜面になっている。
2中皿15との境界部の前方部分に、ロック部材70が
前後方向に直線移動可能に取り付けられている。図6
(A)はロック部材70の平面図、(B)は同正面図、
(C)は同右側面図である。ロック部材70の胴部71
は、皿枠10の裏面に固定された断面コ字形をなす支持
部材72によって、前後動可能に支持されている。胴部
71の前端には首部73が上方に延設され、首部73の
上端には頭部74が前方に突設されており、首部73と
頭部74は皿枠10に設けられた孔11を通って、皿枠
10の上方に突出している。頭部74は、蓋体18の前
壁部に内側へ突出して設けられた掛止突部(ロック受
部)16に対して係合離脱可能になっていて、頭部74
の下面と掛止突部16の上面は傾斜面になっている。
【0018】また、前記胴部71の前端の周壁部6側に
は、平面視で後方にくの字状に屈曲する腕部75が延設
されており、腕部75の先端は、皿枠10において周壁
部6と第2中皿15との境界部であって前記孔11より
も若干後方の周壁部6に近い部位に設けられた別の孔1
2を通って、皿枠10の上側に露出している。
は、平面視で後方にくの字状に屈曲する腕部75が延設
されており、腕部75の先端は、皿枠10において周壁
部6と第2中皿15との境界部であって前記孔11より
も若干後方の周壁部6に近い部位に設けられた別の孔1
2を通って、皿枠10の上側に露出している。
【0019】前記ロック部材70の胴部71の後端には
掛止突起76が下方に突設されており、この掛止突起7
6と、皿枠10の裏面に突設された掛止突起13との間
には、スプリング(付勢部材)77が取り付けられてい
る。このスプリング77によって、ロック部材70は後
方に引き付けられている。
掛止突起76が下方に突設されており、この掛止突起7
6と、皿枠10の裏面に突設された掛止突起13との間
には、スプリング(付勢部材)77が取り付けられてい
る。このスプリング77によって、ロック部材70は後
方に引き付けられている。
【0020】前記蓋体18の前記中皿5側を覆う部分の
下面には円環状突出部24が突設され、この円環状突出
部24の下端部外周の4箇所に、係止段部27が外側に
突出して設けられている。
下面には円環状突出部24が突設され、この円環状突出
部24の下端部外周の4箇所に、係止段部27が外側に
突出して設けられている。
【0021】前記蓋体18において円環状突出部24を
設けた側の周縁部下面には、前記中皿5の周壁部6に外
嵌する合成樹脂製の円形の操作環41が回動自在に、し
かも下方に脱落しないように装着されている。
設けた側の周縁部下面には、前記中皿5の周壁部6に外
嵌する合成樹脂製の円形の操作環41が回動自在に、し
かも下方に脱落しないように装着されている。
【0022】前記操作環41を設けた側の蓋体18と容
器本体1は、前壁部の一部と側壁部、及び後壁部の一部
が除かれ、さらに、前記後壁部の除かれた部分に続いて
切除部4が形成されている。
器本体1は、前壁部の一部と側壁部、及び後壁部の一部
が除かれ、さらに、前記後壁部の除かれた部分に続いて
切除部4が形成されている。
【0023】前記操作環41の外縁部は、容器本体1及
び蓋体18において前壁部と側壁部と後壁部が除かれた
部分から膨出しており、操作環41の後部側の外縁部に
は突出部42が設けられている。この突出部42は、操
作環41を後述の閉鎖位置に位置させた時に、前記切除
部4に位置して切除部4を閉鎖するように形成されてい
る。
び蓋体18において前壁部と側壁部と後壁部が除かれた
部分から膨出しており、操作環41の後部側の外縁部に
は突出部42が設けられている。この突出部42は、操
作環41を後述の閉鎖位置に位置させた時に、前記切除
部4に位置して切除部4を閉鎖するように形成されてい
る。
【0024】また、前記操作環41の上部には、内向き
のフランジ状部44が一体に設けられ、このフランジ状
部44の内縁には環状の係止突部45が設けられてい
る。この係止突部45が、前記円環状突出部24に設け
た係止段部27の上に載置されることによって、操作環
41が蓋体18に対して回動自在で、かつ、下方に脱出
しないようにされている。
のフランジ状部44が一体に設けられ、このフランジ状
部44の内縁には環状の係止突部45が設けられてい
る。この係止突部45が、前記円環状突出部24に設け
た係止段部27の上に載置されることによって、操作環
41が蓋体18に対して回動自在で、かつ、下方に脱出
しないようにされている。
【0025】前記操作環41の内周面には、4条ねじの
多条ねじとして形成した雌螺旋条51が断続して4箇所
に設けられており、この雌螺旋条51は、前記周壁部6
の多条ねじの雄螺旋条7に螺合して蓋体18を容器本体
1に強く係止し、前記周壁部6の無螺旋部8に合致する
位置に回動された位置で、容器本体1から蓋体18を開
放するように形成されている。なお、雌螺旋条51の周
方向の長さは、前記中皿5の周壁部6に設けた無螺旋部
8の周方向長さより、小さく形成してある。
多条ねじとして形成した雌螺旋条51が断続して4箇所
に設けられており、この雌螺旋条51は、前記周壁部6
の多条ねじの雄螺旋条7に螺合して蓋体18を容器本体
1に強く係止し、前記周壁部6の無螺旋部8に合致する
位置に回動された位置で、容器本体1から蓋体18を開
放するように形成されている。なお、雌螺旋条51の周
方向の長さは、前記中皿5の周壁部6に設けた無螺旋部
8の周方向長さより、小さく形成してある。
【0026】前記操作環41のフランジ状部44の下面
と、蓋体18に設けた円環状突出部24の下側には、前
記中皿5の口縁を密閉する円板状の合成ゴムで形成され
た弾力性を有する内蓋61が、前記蓋体18の下面との
間に間隙を置いて嵌入されており、この内蓋61の周縁
が、前記操作環41の内周面の上部に密嵌され止着され
ている。
と、蓋体18に設けた円環状突出部24の下側には、前
記中皿5の口縁を密閉する円板状の合成ゴムで形成され
た弾力性を有する内蓋61が、前記蓋体18の下面との
間に間隙を置いて嵌入されており、この内蓋61の周縁
が、前記操作環41の内周面の上部に密嵌され止着され
ている。
【0027】図8は蓋体18と操作環41の要部平面図
であり、この図に示すように、前記蓋体18の中皿5側
の下面であって前記第2中皿15に近い部分には、スト
ッパ31が突設されている。そして、前記操作環41の
前記第2中皿15に近い部分の上面には、前記ストッパ
31に対して係合離脱可能な開放側当接片55と開放側
弾片57、及び閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58が設
けられている。さらに、前記操作環41の下面であって
前記開放側当接片55のほぼ下側には、前記ロック部材
70の腕部75の先端部分に対して係合離脱可能な押動
片47が設けられている。
であり、この図に示すように、前記蓋体18の中皿5側
の下面であって前記第2中皿15に近い部分には、スト
ッパ31が突設されている。そして、前記操作環41の
前記第2中皿15に近い部分の上面には、前記ストッパ
31に対して係合離脱可能な開放側当接片55と開放側
弾片57、及び閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58が設
けられている。さらに、前記操作環41の下面であって
前記開放側当接片55のほぼ下側には、前記ロック部材
70の腕部75の先端部分に対して係合離脱可能な押動
片47が設けられている。
【0028】これらストッパ31と開放側当接片55と
開放側弾片57と閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58と
の位置関係、及びロック部材70の腕部75の先端部分
と押動片47との位置関係は次のようになっている。
開放側弾片57と閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58と
の位置関係、及びロック部材70の腕部75の先端部分
と押動片47との位置関係は次のようになっている。
【0029】すなわち、蓋体18を容器本体1の上に重
ね、操作環41を閉方向いっぱいまで回動した状態で
は、ロック部材70の頭部74が蓋体18の掛止突部1
6に係合し、操作環41の押動片47がロック部材70
の腕部75の先端部分に突き当たって、ロック部材70
がスプリング77によって後方へ引き戻されるのを阻止
している(ロック状態)。また、蓋体18のストッパ3
1は操作環41の閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58と
の間に位置している(図1参照)。
ね、操作環41を閉方向いっぱいまで回動した状態で
は、ロック部材70の頭部74が蓋体18の掛止突部1
6に係合し、操作環41の押動片47がロック部材70
の腕部75の先端部分に突き当たって、ロック部材70
がスプリング77によって後方へ引き戻されるのを阻止
している(ロック状態)。また、蓋体18のストッパ3
1は操作環41の閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58と
の間に位置している(図1参照)。
【0030】このロック状態から操作環41を反時計回
りの開方向に回動すると、その初期回動時に、押動片4
7の回動に伴ってロック部材70がスプリング77によ
って後方へ引っ張られ、ロック部材70の頭部74と蓋
体18の掛止突部16との係合が解除される。また、こ
れとほぼ同時に、操作環41の閉鎖側弾片58が蓋体1
8のストッパ31を乗り越え、その際に発するクリック
音がアンロック状態になったことを知らせる。ただし、
この時点では、操作環41の雌螺旋条51と周壁部6の
雄螺旋条7とが螺合しており、蓋体18を回転(開操
作)することはできない。
りの開方向に回動すると、その初期回動時に、押動片4
7の回動に伴ってロック部材70がスプリング77によ
って後方へ引っ張られ、ロック部材70の頭部74と蓋
体18の掛止突部16との係合が解除される。また、こ
れとほぼ同時に、操作環41の閉鎖側弾片58が蓋体1
8のストッパ31を乗り越え、その際に発するクリック
音がアンロック状態になったことを知らせる。ただし、
この時点では、操作環41の雌螺旋条51と周壁部6の
雄螺旋条7とが螺合しており、蓋体18を回転(開操
作)することはできない。
【0031】この状態からさらに引き続いて操作環41
を開方向に回動し、操作環41の雌螺旋条51が周壁部
6の無螺旋部8に合致した位置にくると、操作環41の
開放側弾片57が蓋体18のストッパ31を乗り越えて
クリック音を発し、蓋体18の開操作が可能になったこ
とを知らせる。続いて、操作環41の開放側当接片55
が蓋体18のストッパ31に当接して、操作環41の回
動が停止する。これで、蓋体18を回転して開放するこ
とが可能になる。以上が蓋体18の開操作である。
を開方向に回動し、操作環41の雌螺旋条51が周壁部
6の無螺旋部8に合致した位置にくると、操作環41の
開放側弾片57が蓋体18のストッパ31を乗り越えて
クリック音を発し、蓋体18の開操作が可能になったこ
とを知らせる。続いて、操作環41の開放側当接片55
が蓋体18のストッパ31に当接して、操作環41の回
動が停止する。これで、蓋体18を回転して開放するこ
とが可能になる。以上が蓋体18の開操作である。
【0032】一方、蓋体18の閉操作は次のようにな
る。すなわち、前記開状態から蓋体18を容器本体1の
上に重ね、操作環41を時計回りの閉方向に回動する
と、その回動初期に操作環41の雌螺旋条51が周壁部
6の雄螺旋条7に螺合する位置にくるとともに、操作環
41の開放側弾片57が周壁部6のストッパ31を乗り
越える。
る。すなわち、前記開状態から蓋体18を容器本体1の
上に重ね、操作環41を時計回りの閉方向に回動する
と、その回動初期に操作環41の雌螺旋条51が周壁部
6の雄螺旋条7に螺合する位置にくるとともに、操作環
41の開放側弾片57が周壁部6のストッパ31を乗り
越える。
【0033】さらに引き続いて操作環41を閉方向に回
動すると、操作環41の押動片47がロック部材70の
腕部75の先端部分に突き当って、ロック部材70をス
プリング77の付勢力に抗して前方に押動し、ロック部
材70の頭部74を蓋体18の掛止突部16に係合させ
てロック状態になる。これとほぼ同時に、操作環41の
閉鎖側弾片58が前記ストッパ31を乗り越えてクリッ
ク音を発し、ロック状態になったことを知らせ、続いて
操作環41に設けた閉鎖側当接片56が前記ストッパ3
1に当接して、操作環41の回動が停止する。
動すると、操作環41の押動片47がロック部材70の
腕部75の先端部分に突き当って、ロック部材70をス
プリング77の付勢力に抗して前方に押動し、ロック部
材70の頭部74を蓋体18の掛止突部16に係合させ
てロック状態になる。これとほぼ同時に、操作環41の
閉鎖側弾片58が前記ストッパ31を乗り越えてクリッ
ク音を発し、ロック状態になったことを知らせ、続いて
操作環41に設けた閉鎖側当接片56が前記ストッパ3
1に当接して、操作環41の回動が停止する。
【0034】なお、操作環41が全閉位置にきた時に、
操作環41の突出部42は容器本体1と蓋体18の後部
側に形成された切除部4に位置し、この切除部4を閉ざ
す。操作環41が全閉位置にくると、多条に形成された
周壁部6の雄螺旋条7と操作環41の雌螺旋条51の螺
合により、内蓋61の外周面全面が中皿5の口縁に均等
に且つ強く圧接され、中皿5を気密に密閉する。
操作環41の突出部42は容器本体1と蓋体18の後部
側に形成された切除部4に位置し、この切除部4を閉ざ
す。操作環41が全閉位置にくると、多条に形成された
周壁部6の雄螺旋条7と操作環41の雌螺旋条51の螺
合により、内蓋61の外周面全面が中皿5の口縁に均等
に且つ強く圧接され、中皿5を気密に密閉する。
【0035】また、気温の変化に伴う中皿5内の圧力変
化は、内蓋61の弾性変形による中皿5内の容積変化で
相殺され、密閉力の低下が防止される。図9から図11
は第2の考案(請求項3及び4)に係る化粧用コンパク
ト容器を示すものであり、図9はロック状態において蓋
体18を取り除いた状態のコンパクト容器の外観平面
図、図10は図9のIII−III断面図、図11はアンロッ
ク状態において蓋体18を取り除いた状態のコンパクト
容器の要部平面図である。なお、前述第1の発明の化粧
用コンパクト容器と同一態様部分には同一符号を付して
説明を省略し、第1の発明の化粧用コンパクト容器との
相違点についてだけ以下に説明する。
化は、内蓋61の弾性変形による中皿5内の容積変化で
相殺され、密閉力の低下が防止される。図9から図11
は第2の考案(請求項3及び4)に係る化粧用コンパク
ト容器を示すものであり、図9はロック状態において蓋
体18を取り除いた状態のコンパクト容器の外観平面
図、図10は図9のIII−III断面図、図11はアンロッ
ク状態において蓋体18を取り除いた状態のコンパクト
容器の要部平面図である。なお、前述第1の発明の化粧
用コンパクト容器と同一態様部分には同一符号を付して
説明を省略し、第1の発明の化粧用コンパクト容器との
相違点についてだけ以下に説明する。
【0036】このコンパクト容器の場合には、ロック部
材80が、蓋体18の裏面であって操作環41の側部前
方の位置に、前後方向に直線移動可能に取り付けられて
いる。ロック部材80の胴部81は、蓋体18の裏面に
固定された断面コ字形をなす支持部材82によって、前
後動可能に支持されている。胴部81の前端には首部8
3が下方に延設され、首部83の先端には掛止突部84
が前方に突設されている。首部83と掛止突部84は、
皿枠10の前部中央に設けられた掛止孔(ロック受部)
17に挿入可能にされており、かつ、掛止突部84は掛
止孔17よりも前方に位置する皿枠10の裏面に対して
係合離脱可能になっている。また、前記胴部81の後端
には、脚部85が操作環41側に向かって延設されてい
る。
材80が、蓋体18の裏面であって操作環41の側部前
方の位置に、前後方向に直線移動可能に取り付けられて
いる。ロック部材80の胴部81は、蓋体18の裏面に
固定された断面コ字形をなす支持部材82によって、前
後動可能に支持されている。胴部81の前端には首部8
3が下方に延設され、首部83の先端には掛止突部84
が前方に突設されている。首部83と掛止突部84は、
皿枠10の前部中央に設けられた掛止孔(ロック受部)
17に挿入可能にされており、かつ、掛止突部84は掛
止孔17よりも前方に位置する皿枠10の裏面に対して
係合離脱可能になっている。また、前記胴部81の後端
には、脚部85が操作環41側に向かって延設されてい
る。
【0037】前記操作環41の上面の開放側当接片55
近傍には、開放側当接片55よりも前方寄りに、前記ロ
ック部材80の脚部85の先端部分に対して係合離脱可
能な、第1押動片48と第2押動片49が設けられてい
る。
近傍には、開放側当接片55よりも前方寄りに、前記ロ
ック部材80の脚部85の先端部分に対して係合離脱可
能な、第1押動片48と第2押動片49が設けられてい
る。
【0038】ストッパ31と開放側当接片55と開放側
弾片57と閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58との位置
関係、並びにロック部材80の脚部85の先端部分と第
1押動片48及び第2押動片49との位置関係は次のよ
うになっている。
弾片57と閉鎖側当接片56と閉鎖側弾片58との位置
関係、並びにロック部材80の脚部85の先端部分と第
1押動片48及び第2押動片49との位置関係は次のよ
うになっている。
【0039】すなわち、蓋体18を容器本体1の上に重
ね、操作環41を開方向いっぱいに回動した状態では、
図11に示すように、第1押動片48がロック部材80
の脚部85に係合してロック部材80を後方へ押し下げ
ており、ロック部材80の掛止突部84と皿枠10とは
非係合状態(アンロック状態)になっている。また、こ
の時には、蓋体18のストッパ31は操作環41の開放
側当接片55と開放側弾片57との間に位置している。
ね、操作環41を開方向いっぱいに回動した状態では、
図11に示すように、第1押動片48がロック部材80
の脚部85に係合してロック部材80を後方へ押し下げ
ており、ロック部材80の掛止突部84と皿枠10とは
非係合状態(アンロック状態)になっている。また、こ
の時には、蓋体18のストッパ31は操作環41の開放
側当接片55と開放側弾片57との間に位置している。
【0040】このアンロック状態から操作環41を時計
回りの閉方向に回動すると、操作環41の雌螺旋条51
が周壁部6の雄螺旋条7に螺合するとともに、操作環4
1の第2押動片49がロック部材80の脚部85の先端
部分に突き当ってロック部材80を前方に押動し、ロッ
ク部材80の掛止突部84が皿枠10の裏面に係合して
ロック状態になる。これとほぼ同時に、操作環41の開
放側弾片57がストッパ31を乗り越えてクリック音を
発し、ロック状態になったことを知らせる(図9参
照)。
回りの閉方向に回動すると、操作環41の雌螺旋条51
が周壁部6の雄螺旋条7に螺合するとともに、操作環4
1の第2押動片49がロック部材80の脚部85の先端
部分に突き当ってロック部材80を前方に押動し、ロッ
ク部材80の掛止突部84が皿枠10の裏面に係合して
ロック状態になる。これとほぼ同時に、操作環41の開
放側弾片57がストッパ31を乗り越えてクリック音を
発し、ロック状態になったことを知らせる(図9参
照)。
【0041】この状態からさらに引き続いて操作環41
を閉方向に回動すると、操作環41の閉鎖側弾片58が
前記ストッパ31を乗り越えてクリック音を発し、蓋体
18が全閉状態になったことを知らせる。続いて操作環
41の閉鎖側当接片56がストッパ31に当接して、操
作環41の回動が停止する。
を閉方向に回動すると、操作環41の閉鎖側弾片58が
前記ストッパ31を乗り越えてクリック音を発し、蓋体
18が全閉状態になったことを知らせる。続いて操作環
41の閉鎖側当接片56がストッパ31に当接して、操
作環41の回動が停止する。
【0042】一方、蓋体18の開操作は次のようにな
る。すなわち、前記全閉状態から操作環41を反時計回
り方向の開方向に回動すると、その回動初期に、操作環
41の閉鎖側弾片58が前記ストッパ31を乗り越え
る。
る。すなわち、前記全閉状態から操作環41を反時計回
り方向の開方向に回動すると、その回動初期に、操作環
41の閉鎖側弾片58が前記ストッパ31を乗り越え
る。
【0043】さらに操作環41を開方向に回動して操作
環41の雌螺旋条51が周壁部6の無螺旋部8に合致し
た位置にくると、操作環41の第1押動片48がロック
部材80の脚部85の先端部分に突き当りロック部材8
0を後方に押動して、ロック部材80の掛止突部84と
皿枠10の裏面との係合を解除し、アンロック状態にす
る。これとほぼ同時に、操作環41の開放側弾片57が
前記ストッパ31を乗り越えてクリック音を発し、アン
ロック状態になったことを知らせる。続いて操作環41
の開放側当接片55が蓋体18のストッパ31に当接し
て、操作環41の回動が停止する。これで蓋体18を回
転して開放することが可能になる。
環41の雌螺旋条51が周壁部6の無螺旋部8に合致し
た位置にくると、操作環41の第1押動片48がロック
部材80の脚部85の先端部分に突き当りロック部材8
0を後方に押動して、ロック部材80の掛止突部84と
皿枠10の裏面との係合を解除し、アンロック状態にす
る。これとほぼ同時に、操作環41の開放側弾片57が
前記ストッパ31を乗り越えてクリック音を発し、アン
ロック状態になったことを知らせる。続いて操作環41
の開放側当接片55が蓋体18のストッパ31に当接し
て、操作環41の回動が停止する。これで蓋体18を回
転して開放することが可能になる。
【0044】なお、この第2発明に係るコンパクト容器
の場合、ロック部材80と蓋体18との間にスプリング
を設けて、ロック部材80をアンロックの方向に付勢し
てもよい。その場合には、第2押動片49が不要であ
る。
の場合、ロック部材80と蓋体18との間にスプリング
を設けて、ロック部材80をアンロックの方向に付勢し
てもよい。その場合には、第2押動片49が不要であ
る。
【0045】
【考案の効果】以上説明したように、第1の考案に係る
容器は、容器本体と、蓋体と、操作環と、ロック受部
と、ロック部材と、付勢部材と、押動片とを備えること
により、操作環を閉方向に回転して、押動片をロック部
材に係合させ、ロック部材をロック受部に係合させるべ
く動かし、ロック状態にすることができる。また、押動
片によって操作環の回転運動をロック部材の直線運動に
変換しているので、ロック受部及びロック部材を所望す
る位置に設置することが可能になり、その結果、非円形
の容器本体及び蓋体を備えた容器に適用可能になって、
容器の設計自由度が増大する。
容器は、容器本体と、蓋体と、操作環と、ロック受部
と、ロック部材と、付勢部材と、押動片とを備えること
により、操作環を閉方向に回転して、押動片をロック部
材に係合させ、ロック部材をロック受部に係合させるべ
く動かし、ロック状態にすることができる。また、押動
片によって操作環の回転運動をロック部材の直線運動に
変換しているので、ロック受部及びロック部材を所望す
る位置に設置することが可能になり、その結果、非円形
の容器本体及び蓋体を備えた容器に適用可能になって、
容器の設計自由度が増大する。
【0046】前記第1の考案に係る容器において、スト
ッパと開放側当接片と閉鎖側当接片と閉鎖側弾片を設け
ると、ストッパが閉鎖側弾片を乗り越える時のクリック
音あるいは触感で、ロックあるいはアンロック状態にな
ったことを知ることができ便利である。
ッパと開放側当接片と閉鎖側当接片と閉鎖側弾片を設け
ると、ストッパが閉鎖側弾片を乗り越える時のクリック
音あるいは触感で、ロックあるいはアンロック状態にな
ったことを知ることができ便利である。
【0047】第2の考案に係る容器は、容器本体と、蓋
体と、操作環と、ロック受部と、ロック部材と、押動片
とを備えることにより、操作環を開方向に回転して、押
動片をロック部材に係合させ、ロック部材をロック受部
から離脱させるべく動かし、アンロック状態にすること
ができる。また、押動片によって操作環の回転運動をロ
ック部材の直線運動に変換しているので、ロック受部及
びロック部材を所望する位置に設置することが可能にな
り、その結果、非円形の容器本体及び蓋体を備えた容器
に適用可能になって、容器の設計自由度が大きくなる。
体と、操作環と、ロック受部と、ロック部材と、押動片
とを備えることにより、操作環を開方向に回転して、押
動片をロック部材に係合させ、ロック部材をロック受部
から離脱させるべく動かし、アンロック状態にすること
ができる。また、押動片によって操作環の回転運動をロ
ック部材の直線運動に変換しているので、ロック受部及
びロック部材を所望する位置に設置することが可能にな
り、その結果、非円形の容器本体及び蓋体を備えた容器
に適用可能になって、容器の設計自由度が大きくなる。
【0048】前記第2の考案に係る容器において、スト
ッパと開放側当接片と開放側弾片と閉鎖側当接片を設け
ると、ストッパが開放側弾片を乗り越える時のクリック
音あるいは触感で、ロックあるいはアンロック状態にな
ったことを知ることができ便利である。
ッパと開放側当接片と開放側弾片と閉鎖側当接片を設け
ると、ストッパが開放側弾片を乗り越える時のクリック
音あるいは触感で、ロックあるいはアンロック状態にな
ったことを知ることができ便利である。
【図1】本願の第1の考案に係る容器において蓋体を取
り除いた状態の外観平面図である。
り除いた状態の外観平面図である。
【図2】(A)は第1の考案に係る容器において蓋体を
装着した状態の外観正面図であり、(B)は同外観背面
図である。
装着した状態の外観正面図であり、(B)は同外観背面
図である。
【図3】(A)は第1の考案に係る容器において蓋体を
装着した状態の左側面図であり、(B)は同右側面図で
ある。
装着した状態の左側面図であり、(B)は同右側面図で
ある。
【図4】図1のI−I断面図である。
【図5】図1のII−II断面図である。
【図6】第1の考案に係る容器のロック部材を示すもの
であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右
側面図である。
であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右
側面図である。
【図7】第1の考案に係る容器における容器本体の要部
平面図である。
平面図である。
【図8】第1の考案に係る容器における蓋体と操作部材
の要部平面図である。
の要部平面図である。
【図9】第2の考案に係る容器のロック状態における蓋
体を取り除いた状態の外観平面図である。
体を取り除いた状態の外観平面図である。
【図10】図9のIII−III断面図である。
【図11】第2の考案に係る容器のアンロック状態にお
ける蓋体を取り除いた状態の要部外観平面図である。
ける蓋体を取り除いた状態の要部外観平面図である。
1 容器本体 16 掛止突部(ロック受部) 17 掛止孔(ロック受部) 18 蓋体 31 ストッパ 41 操作環 47 押動片 48 第1押動片 55 開放側当接片 56 閉鎖側当接片 57 開放側弾片 58 閉鎖側弾片 70 ロック部材 77 スプリング(付勢部材) 80 ロック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−57312(JP,U) 実開 昭59−59905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 33/00 610
Claims (4)
- 【請求項1】 (イ)平面視が非円形をなす容器本体
と、 (ロ)平面視が前記容器本体と同形状をなし、後端部を
前記容器本体の後端部に回転自在に支持された蓋体と、 (ハ)前記蓋体に回動自在に支持され、平面視が円形を
なす操作環と、 (ニ)前記容器本体と蓋体のいずれか一方に設けられた
ロック受部と、 (ホ)前記容器本体と蓋体の残る他方に取り付けられ、
前記ロック受部に係合離脱可能に直線移動可能なロック
部材と、 (ヘ)前記ロック部材を前記ロック受部から離脱する方
向に付勢する付勢部材と、 (ト)前記操作環に設けられており、操作環を閉方向に
回動したときに前記ロック部材に係合して、ロック部材
を前記付勢部材の付勢力に抗して直線移動させ前記ロッ
ク受部に係合させる押動片、 とを具備することを特徴とする容器。 - 【請求項2】 前記蓋体と操作環の対向面のいずれか一
方の面にはストッパが突設され、前記蓋体と操作環の対
向面の他方の面には、開放側当接片と閉鎖側当接片と閉
鎖側弾片が突設されており、前記ロック部材と前記ロッ
ク受部とがアンロックの状態から前記操作環を閉方向に
回動すると、前記ストッパが前記閉鎖側弾片を乗り越え
て閉鎖側当接片に突き当り、これとほぼ同時に前記ロッ
ク部材が前記ロック受部に係合してロック状態になり、
このロック状態から前記操作環を開方向に回動すると前
記ストッパが前記閉鎖側弾片を乗り越え、これとほぼ同
時に前記ロック部材が前記ロック受部から離脱してアン
ロック状態になり、その後で前記ストッパが開放側当接
片に突き当たるように、前記ストッパと開放側当接片と
閉鎖側弾片と閉鎖側当接片が配置されていることを特徴
とする請求項1に記載の容器。 - 【請求項3】 (イ)平面視が非円形をなす容器本体
と、 (ロ)平面視が前記容器本体と同形状をなし、後端部を
前記容器本体の後端部に回転自在に支持された蓋体と、 (ハ)前記蓋体に回動自在に支持され、平面視が円形を
なす操作環と、 (ニ)前記容器本体と蓋体のいずれか一方に設けられた
ロック受部と、 (ホ)前記容器本体と蓋体の残る他方に取り付けられ、
前記ロック受部に係合離脱可能に直線移動可能なロック
部材と、 (ヘ)前記操作環に設けられており、操作環を開方向に
回動したときに前記ロック部材に係合して、ロック部材
を前記ロック受部から離脱させるべく直線移動させる押
動片、 とを具備することを特徴とする容器。 - 【請求項4】 前記蓋体と操作環の対向面のいずれか一
方の面にはストッパが突設され、前記蓋体と操作環の対
向面の他方の面には、開放側当接片と開放側弾片と閉鎖
側当接片が突設されており、前記ロック部材と前記ロッ
ク受部とがロックした状態から前記操作環を開方向に回
動すると、前記ストッパが前記開放側弾片を乗り越えて
開放側当接片に突き当り、これとほぼ同時に前記ロック
部材が前記ロック受部から離脱してアンロック状態にな
り、このアンロック状態から前記操作環を閉方向に回動
すると、前記ストッパが前記開放側弾片を乗り越え、こ
れとほぼ同時に前記ロック部材が前記ロック受部に係合
してロック状態になり、その後で前記ストッパが閉鎖側
当接片に突き当たるように、前記ストッパと開放側当接
片と開放側弾片と閉鎖側当接片が配置されていることを
特徴とする請求項3に記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060099U JP2602460Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060099U JP2602460Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 容 器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730906U JPH0730906U (ja) | 1995-06-13 |
JP2602460Y2 true JP2602460Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13132316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060099U Expired - Fee Related JP2602460Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602460Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP1993060099U patent/JP2602460Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730906U (ja) | 1995-06-13 |
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