JP2602218B2 - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JP2602218B2 JP2602218B2 JP62003178A JP317887A JP2602218B2 JP 2602218 B2 JP2602218 B2 JP 2602218B2 JP 62003178 A JP62003178 A JP 62003178A JP 317887 A JP317887 A JP 317887A JP 2602218 B2 JP2602218 B2 JP 2602218B2
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- liquid crystal
- crystal display
- sealing portion
- display element
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給電用に使用する金属配線が液晶セルの封
止部と交差する液晶表示素子で、色むらが発生し難いよ
うにしたものに関する。
止部と交差する液晶表示素子で、色むらが発生し難いよ
うにしたものに関する。
液晶表示素子の中には、電蝕され難く、電気抵抗が低
く、直接はんだ付け出来るなどのため、表示の妨げにな
らない液晶セル周辺部では、金属配線を使用するものが
ある。特に、液晶表示素子を駆動するLSIを液晶セルの
一方の基板上に取付けた所謂チップ・オンLCDなどに
は、広く採用されている。
く、直接はんだ付け出来るなどのため、表示の妨げにな
らない液晶セル周辺部では、金属配線を使用するものが
ある。特に、液晶表示素子を駆動するLSIを液晶セルの
一方の基板上に取付けた所謂チップ・オンLCDなどに
は、広く採用されている。
例えば、チップ・オンLCDの場合、耐湿性を向上させ
るためには、電蝕され易いITO透明導電膜による配線を
液晶セル外部に出さないように、表示の妨げにならない
表示部周辺の液晶セル内で、透明導電膜配線を金属配線
に接続して液晶セルの外に引き出す。当然、このような
金属配線が液晶セル封止部を横切ることになる。これら
の金属配線は、金属膜の厚さが5000Å以上あって、従来
は、主として配線に都合が良いように、液晶セル封止部
を随所で横切って不均等な間隔で引き出されていた。こ
のような従来の構造では、液晶セルの上下基板間の極め
て小さい間隙を正しい寸法に制御することは困難で、い
わゆる色むらが発生する原因となり易いという問題があ
った。
るためには、電蝕され易いITO透明導電膜による配線を
液晶セル外部に出さないように、表示の妨げにならない
表示部周辺の液晶セル内で、透明導電膜配線を金属配線
に接続して液晶セルの外に引き出す。当然、このような
金属配線が液晶セル封止部を横切ることになる。これら
の金属配線は、金属膜の厚さが5000Å以上あって、従来
は、主として配線に都合が良いように、液晶セル封止部
を随所で横切って不均等な間隔で引き出されていた。こ
のような従来の構造では、液晶セルの上下基板間の極め
て小さい間隙を正しい寸法に制御することは困難で、い
わゆる色むらが発生する原因となり易いという問題があ
った。
第2図は金属配線が液晶セルの封止部を横切って不均
等間隔で引き出されている従来の液晶表示素子の封止部
の一例を示す側断面図で、図中、1は封止部、1aは封止
材、2は金属配線、4は透明な基板である。この例で
は、図の左方では金属配線2が狭い間隔で4本配列さ
れ、図の右方では金属配線2が広い間隔で2本配列され
ている。図示の如く、上下基板間の間隙寸法はd1>d2と
なっている。基板の材料として比較的剛性に富むガラス
を用いても、余り厚くないガラスの板は意外に曲がり易
く、また十分流動性に富むように見えるペースト状封止
材も、このような僅かな寸法(μmの桁)を問題とする
場合には圧力に対し意外に強い抵抗力を有することが原
因と思われる。
等間隔で引き出されている従来の液晶表示素子の封止部
の一例を示す側断面図で、図中、1は封止部、1aは封止
材、2は金属配線、4は透明な基板である。この例で
は、図の左方では金属配線2が狭い間隔で4本配列さ
れ、図の右方では金属配線2が広い間隔で2本配列され
ている。図示の如く、上下基板間の間隙寸法はd1>d2と
なっている。基板の材料として比較的剛性に富むガラス
を用いても、余り厚くないガラスの板は意外に曲がり易
く、また十分流動性に富むように見えるペースト状封止
材も、このような僅かな寸法(μmの桁)を問題とする
場合には圧力に対し意外に強い抵抗力を有することが原
因と思われる。
なお、従来、液晶表示素子の引出し線に関して、液晶
表示素子の外部回路接続用ピンコネクタの一部分に固定
枠を設けてピンコネクタの間隔の寸法精度を向上させる
ことが特開昭59−157619号公報に、上下基板を可撓性ポ
リマーフィルムで作成した液晶表示素子の上下基板を接
着する際、電極引出しを行う部分(辺)を接着剤により
接着し、残りの部分(辺)は超音波で接着したり、又は
基板に用いるフィルムを単に折り曲げたりすることが特
開昭57−197520号公報に、フィルム基板を用いた液晶表
示素子に用いる該フィルム基板に、所定の作業位置へフ
ィルムを正しく導くために、孔や溝や突起をガイド用に
設けることが実開昭59−156222号公報に開示されている
が、上記のような、金属引出し線の封止部における配置
に関連して生ずる上下基板間の間隙寸法の不均一に対す
る対策の提案は見当たらない。
表示素子の外部回路接続用ピンコネクタの一部分に固定
枠を設けてピンコネクタの間隔の寸法精度を向上させる
ことが特開昭59−157619号公報に、上下基板を可撓性ポ
リマーフィルムで作成した液晶表示素子の上下基板を接
着する際、電極引出しを行う部分(辺)を接着剤により
接着し、残りの部分(辺)は超音波で接着したり、又は
基板に用いるフィルムを単に折り曲げたりすることが特
開昭57−197520号公報に、フィルム基板を用いた液晶表
示素子に用いる該フィルム基板に、所定の作業位置へフ
ィルムを正しく導くために、孔や溝や突起をガイド用に
設けることが実開昭59−156222号公報に開示されている
が、上記のような、金属引出し線の封止部における配置
に関連して生ずる上下基板間の間隙寸法の不均一に対す
る対策の提案は見当たらない。
本発明は、前記のような、表示面に不均衡に配置され
ている表示用透明電極に接続される引出し線として金属
配線を用いた従来の液晶表示素子に生じていた問題点を
解決し、上下基板間の微小な間隙の寸法を正しい所望値
に制御し易くした液晶表示素子を提供することを目的と
する。
ている表示用透明電極に接続される引出し線として金属
配線を用いた従来の液晶表示素子に生じていた問題点を
解決し、上下基板間の微小な間隙の寸法を正しい所望値
に制御し易くした液晶表示素子を提供することを目的と
する。
上記問題点を解決するために本発明においては、表示
面に不規則に配置されている表示用透明電極の配置とは
無関係に液晶セルの特定辺の封止部と交差する複数本の
金属配線を、相互隣接間隔を当該辺の封止部の全長にわ
たってほぼ均等に割り振って配列することとした。
面に不規則に配置されている表示用透明電極の配置とは
無関係に液晶セルの特定辺の封止部と交差する複数本の
金属配線を、相互隣接間隔を当該辺の封止部の全長にわ
たってほぼ均等に割り振って配列することとした。
上記のような手段を採ると、液晶セルを封止し、同時
に液晶セルの上下基板の間の間隙寸法を所望指定値とす
る工程で、上下基板間に加える圧力が基板全面の各部に
均等に作用して、上下基板の間の間隙寸法が何処でも一
様に正しく所望値になる。
に液晶セルの上下基板の間の間隙寸法を所望指定値とす
る工程で、上下基板間に加える圧力が基板全面の各部に
均等に作用して、上下基板の間の間隙寸法が何処でも一
様に正しく所望値になる。
第1図は本発明を実施したチップ・オンLCDの例を示
す上面図で、図中、5はITO透明導電膜からなる表示用
透明電極であり、種々の間隔で配置されている、3は液
晶表示素子駆動用のLSIチップ、その他の符号は第2図
の場合と同じである。なお、図中の破線はボンディング
ワイヤを示す。本実施例では金属配線の厚さは6000Åと
した。また、本実施例では封止部の長さ80mmに対し、金
属配線120本を等間隔で配置した。本発明を実施するこ
とにより、封止部の長さと引出し部金属配線数が本実施
例と同じで、金属配線の引出し位置が表示用透明電極が
配置されている位置に対応して配置され、不均等に分布
している従来の液晶表示装置の場合に比べて、色むら不
良を30%減少させることが出来た。
す上面図で、図中、5はITO透明導電膜からなる表示用
透明電極であり、種々の間隔で配置されている、3は液
晶表示素子駆動用のLSIチップ、その他の符号は第2図
の場合と同じである。なお、図中の破線はボンディング
ワイヤを示す。本実施例では金属配線の厚さは6000Åと
した。また、本実施例では封止部の長さ80mmに対し、金
属配線120本を等間隔で配置した。本発明を実施するこ
とにより、封止部の長さと引出し部金属配線数が本実施
例と同じで、金属配線の引出し位置が表示用透明電極が
配置されている位置に対応して配置され、不均等に分布
している従来の液晶表示装置の場合に比べて、色むら不
良を30%減少させることが出来た。
なお、金属配線を多数配列した辺に直交する辺で、金
属配線による引出しが行われていない辺では、封止材が
比較的容易に流動変形するためか、金属配線を配列した
部分の長さが、上記引出し線がない辺の部分(引出し線
のある辺の両端部近辺)にまで及んでも、及ばなくて
も、同様な効果が得られる。
属配線による引出しが行われていない辺では、封止材が
比較的容易に流動変形するためか、金属配線を配列した
部分の長さが、上記引出し線がない辺の部分(引出し線
のある辺の両端部近辺)にまで及んでも、及ばなくて
も、同様な効果が得られる。
以上説明したように本発明によれば、金属配線により
引出しを行った液晶表示素子の色むら不良発生率を大幅
に低下させることが出来る。
引出しを行った液晶表示素子の色むら不良発生率を大幅
に低下させることが出来る。
第1図は本発明をチップ・オンLCDに用いた実施例の上
面図、第2図は金属配線による引出し線を有する従来の
液晶表示素子封止部の側断面図である。 1……封止部、1a……封止材、2……金属配線、3……
LSIチップ、4……ガラス性の基板、5……表示用透明
電極
面図、第2図は金属配線による引出し線を有する従来の
液晶表示素子封止部の側断面図である。 1……封止部、1a……封止材、2……金属配線、3……
LSIチップ、4……ガラス性の基板、5……表示用透明
電極
Claims (1)
- 【請求項1】液晶セルの上下基板間の特定辺に対して交
差する方向に平行に不規則間隔に配列される複数本の表
示用透明電極への給電用に金属配線を使用した液晶表示
素子において、上記特定辺に沿って配置された封止部と
交差する複数本の金属配線を、相互隣接間隔を上記特定
辺の封止部の全長にわたってほぼ均等に割り振って配列
したことを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62003178A JP2602218B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62003178A JP2602218B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63172124A JPS63172124A (ja) | 1988-07-15 |
JP2602218B2 true JP2602218B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=11550133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62003178A Expired - Fee Related JP2602218B2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602218B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114241922B (zh) * | 2021-12-31 | 2023-10-31 | 合肥维信诺科技有限公司 | 显示面板和显示模组 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5363047A (en) * | 1976-11-18 | 1978-06-06 | Seiko Epson Corp | Liquid crystal panel |
JPS5567728A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-22 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | Electro-optical display cell |
JPS5854617B2 (ja) * | 1976-06-03 | 1983-12-06 | 岩田塗装機工業株式会社 | ホットスプレ−装置 |
JPS62182790A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-08-11 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854617U (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-13 | カルソニックカンセイ株式会社 | 液晶セル |
JPS61148034U (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-12 |
-
1987
- 1987-01-12 JP JP62003178A patent/JP2602218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854617B2 (ja) * | 1976-06-03 | 1983-12-06 | 岩田塗装機工業株式会社 | ホットスプレ−装置 |
JPS5363047A (en) * | 1976-11-18 | 1978-06-06 | Seiko Epson Corp | Liquid crystal panel |
JPS5567728A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-22 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | Electro-optical display cell |
JPS62182790A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-08-11 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63172124A (ja) | 1988-07-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |