JP2602185Y2 - オートテンショナ - Google Patents
オートテンショナInfo
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- JP2602185Y2 JP2602185Y2 JP1992075078U JP7507892U JP2602185Y2 JP 2602185 Y2 JP2602185 Y2 JP 2602185Y2 JP 1992075078 U JP1992075078 U JP 1992075078U JP 7507892 U JP7507892 U JP 7507892U JP 2602185 Y2 JP2602185 Y2 JP 2602185Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プーリに掛巻されたベ
ルト等のテンションを一定に保つためのオートテンショ
ナに関する。
ルト等のテンションを一定に保つためのオートテンショ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車のオルタネータ、
クーラーポンプおよびパワーステアリンングポンプ等の
複数の補機間に掛巻されたベルトのテンションを調節す
るために、オートテンショナが用いられている。オート
テンショナは、先端にプーリを取り付けた揺動アーム
を、基盤に対して回動自在に軸止し、揺動アームを、そ
の回動中心とほぼ同心に設けられたねじりコイルばねに
よってベルトの押圧する方向へ回動付勢しているもので
あり、ベルトの伸縮によるベルトの張力に対して追随で
きるように、揺動アームの揺動範囲を大きく設定してい
る。
クーラーポンプおよびパワーステアリンングポンプ等の
複数の補機間に掛巻されたベルトのテンションを調節す
るために、オートテンショナが用いられている。オート
テンショナは、先端にプーリを取り付けた揺動アーム
を、基盤に対して回動自在に軸止し、揺動アームを、そ
の回動中心とほぼ同心に設けられたねじりコイルばねに
よってベルトの押圧する方向へ回動付勢しているもので
あり、ベルトの伸縮によるベルトの張力に対して追随で
きるように、揺動アームの揺動範囲を大きく設定してい
る。
【0003】ところで、エンジンのクランクシャフトの
回転数は、例えば4気筒エンジンの場合、通常1回転ご
とに2回変動する。この回転変動は、特にエンジンの負
荷が大きい場合に相当に大きくなる。このため、ベルト
の張力の変動も大きくなり、オートテンショナの揺動ア
ームが激しく振動する。この振動は、オートテンショナ
自体の耐久性を低下させるだけでなく、ベルトの寿命を
低下させたり、ベルトのスリップに伴うベルト鳴き等の
不快状態を生じたりする。
回転数は、例えば4気筒エンジンの場合、通常1回転ご
とに2回変動する。この回転変動は、特にエンジンの負
荷が大きい場合に相当に大きくなる。このため、ベルト
の張力の変動も大きくなり、オートテンショナの揺動ア
ームが激しく振動する。この振動は、オートテンショナ
自体の耐久性を低下させるだけでなく、ベルトの寿命を
低下させたり、ベルトのスリップに伴うベルト鳴き等の
不快状態を生じたりする。
【0004】そこで、従来のオートートテンショナに
は、揺動アームがベルトの振動によって簡単に揺動しな
いように、揺動アームに対して所定の揺動抵抗を与える
機構(ダンパ機構)が採用されている。この揺動アーム
に対して揺動抵抗を与えるダンパ機構として、本出願人
は、図6に示すように、揺動アーム1の回動中心部に筒
状のボス1aを形成し、このボス1aを支軸Aにて円筒
状の基盤4に回動自在に取り付けるとともに、ボス1a
の周囲の複数箇所に、圧縮コイルばね2と摩擦部材3と
をそれぞれ揺動アーム1の回動軸線と平行に配列し、各
圧縮コイルばね2の付勢力にて摩擦部材3を基盤4に押
しつけることによって、揺動抵抗を付与するものを提案
している(特開平2−168049号公報参照)。な
お、図中5は揺動アーム1を一揺動方向に付勢しプーリ
6に対して圧接させるねじりコイルばねである。
は、揺動アームがベルトの振動によって簡単に揺動しな
いように、揺動アームに対して所定の揺動抵抗を与える
機構(ダンパ機構)が採用されている。この揺動アーム
に対して揺動抵抗を与えるダンパ機構として、本出願人
は、図6に示すように、揺動アーム1の回動中心部に筒
状のボス1aを形成し、このボス1aを支軸Aにて円筒
状の基盤4に回動自在に取り付けるとともに、ボス1a
の周囲の複数箇所に、圧縮コイルばね2と摩擦部材3と
をそれぞれ揺動アーム1の回動軸線と平行に配列し、各
圧縮コイルばね2の付勢力にて摩擦部材3を基盤4に押
しつけることによって、揺動抵抗を付与するものを提案
している(特開平2−168049号公報参照)。な
お、図中5は揺動アーム1を一揺動方向に付勢しプーリ
6に対して圧接させるねじりコイルばねである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−168049号公報で提案されたオートテンショナ
は、図6の如く、揺動抵抗を付与するために、ねじりコ
イルばね5とは別に、複数の圧縮コイルばね2を使用
し、各圧縮コイルばね2の付勢力にて摩擦部材3を基盤
4に押しつけているので、部品点数が多くなり、コスト
高となっていた。また、オートテンショナの組み立てに
際し、各圧縮コイルばね2に対応するよう摩擦部材3を
位置決めした状態で、圧縮コイルばね2を圧縮させて組
み込まなければならず、組立作業も煩雑なものとなって
いた。さらに、揺動抵抗を調整するためには、複数の圧
縮コイルばね2の付勢力を調整して対応しなければなら
ないので、最適な揺動抵抗を得るのが非常に困難であっ
た。
2−168049号公報で提案されたオートテンショナ
は、図6の如く、揺動抵抗を付与するために、ねじりコ
イルばね5とは別に、複数の圧縮コイルばね2を使用
し、各圧縮コイルばね2の付勢力にて摩擦部材3を基盤
4に押しつけているので、部品点数が多くなり、コスト
高となっていた。また、オートテンショナの組み立てに
際し、各圧縮コイルばね2に対応するよう摩擦部材3を
位置決めした状態で、圧縮コイルばね2を圧縮させて組
み込まなければならず、組立作業も煩雑なものとなって
いた。さらに、揺動抵抗を調整するためには、複数の圧
縮コイルばね2の付勢力を調整して対応しなければなら
ないので、最適な揺動抵抗を得るのが非常に困難であっ
た。
【0006】さらに、上記オートテンショナにおいて
は、摩擦部材3と基盤4または揺動アーム1との摩擦面
が、ねじりコイルばね5の径方向内方に位置しているた
め、揺動アーム1の回動軸線と摩擦面との距離が短く、
充分な揺動抵抗を確保できないといった問題点があっ
た。本考案は、上記に鑑み、揺動アームの回動軸線回り
の複数箇所に圧縮コイルばねを用いることなく、揺動ア
ームに対して大きな揺動抵抗を付与し、部品点数の削減
による低廉化および組立作業の簡素化を実現でき、しか
も揺動アームに対する揺動抵抗を簡単に調整できるオー
トテンショナの提供を目的とする。
は、摩擦部材3と基盤4または揺動アーム1との摩擦面
が、ねじりコイルばね5の径方向内方に位置しているた
め、揺動アーム1の回動軸線と摩擦面との距離が短く、
充分な揺動抵抗を確保できないといった問題点があっ
た。本考案は、上記に鑑み、揺動アームの回動軸線回り
の複数箇所に圧縮コイルばねを用いることなく、揺動ア
ームに対して大きな揺動抵抗を付与し、部品点数の削減
による低廉化および組立作業の簡素化を実現でき、しか
も揺動アームに対する揺動抵抗を簡単に調整できるオー
トテンショナの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案請求項1による課
題解決手段は、支軸が突設された基盤と、支軸に回動自
在に支持されるハブが突設されていると共に、回動先端
側にプーリが取り付けられている揺動アームと、ハブに
外嵌され、揺動アームの基盤に対する相対回動に伴って
ねじり量を増大させるねじりコイルばねとを備え、ねじ
りコイルばねによって揺動アームを所定方向に回動付勢
しているオートテンショナにおいて、上記揺動アームお
よび基盤の少なくとも一方の、ねじりコイルばねよりも
径方向外方位置に、環状のボスが突設され、上記ボスの
端面に対応させて、弾性素材からなる環状の摩擦部材が
配置され、揺動アーム側を摩擦部材を介して基盤側に押
しつけるように、揺動アームを、支軸に嵌挿された付勢
部材によって軸方向に付勢しており、上記摩擦部材の少
なくとも一方の摺接面、および該摺接面に摺接するボス
若しくは基盤の端面のいずれか一方に、環状の凸条が設
けられ、他方に、上記凸条が楔状に嵌合される環状の凹
条が設けられているものである。
題解決手段は、支軸が突設された基盤と、支軸に回動自
在に支持されるハブが突設されていると共に、回動先端
側にプーリが取り付けられている揺動アームと、ハブに
外嵌され、揺動アームの基盤に対する相対回動に伴って
ねじり量を増大させるねじりコイルばねとを備え、ねじ
りコイルばねによって揺動アームを所定方向に回動付勢
しているオートテンショナにおいて、上記揺動アームお
よび基盤の少なくとも一方の、ねじりコイルばねよりも
径方向外方位置に、環状のボスが突設され、上記ボスの
端面に対応させて、弾性素材からなる環状の摩擦部材が
配置され、揺動アーム側を摩擦部材を介して基盤側に押
しつけるように、揺動アームを、支軸に嵌挿された付勢
部材によって軸方向に付勢しており、上記摩擦部材の少
なくとも一方の摺接面、および該摺接面に摺接するボス
若しくは基盤の端面のいずれか一方に、環状の凸条が設
けられ、他方に、上記凸条が楔状に嵌合される環状の凹
条が設けられているものである。
【0008】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、付
勢部材によって揺動アームを軸方向に付勢し、揺動アー
ム側を摩擦部材を介して基盤側に押圧しているので、揺
動アームが回動すると、これに伴って、摩擦部材と揺動
アームまたは基盤との間に摩擦力が発生し、この摩擦力
による揺動抵抗を揺動アームに対して付与できる。
勢部材によって揺動アームを軸方向に付勢し、揺動アー
ム側を摩擦部材を介して基盤側に押圧しているので、揺
動アームが回動すると、これに伴って、摩擦部材と揺動
アームまたは基盤との間に摩擦力が発生し、この摩擦力
による揺動抵抗を揺動アームに対して付与できる。
【0009】また、オートテンショナの組み立てに際
し、摩擦部材をボスの端面に対応させて配置するだけ
で、これを組み込むことができるので、組立作業が簡単
となる。しかも、ボスがねじりコイルばねの径方向外方
に配置されているので、上記摩擦力を発生させる部分
と、揺動アームの回動軸線との距離を大きく確保でき、
従来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルばねの
径方向内方にある場合に比較して、揺動アームに対して
大きな揺動抵抗を付与することができる。
し、摩擦部材をボスの端面に対応させて配置するだけ
で、これを組み込むことができるので、組立作業が簡単
となる。しかも、ボスがねじりコイルばねの径方向外方
に配置されているので、上記摩擦力を発生させる部分
と、揺動アームの回動軸線との距離を大きく確保でき、
従来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルばねの
径方向内方にある場合に比較して、揺動アームに対して
大きな揺動抵抗を付与することができる。
【0010】さらに、付勢部材による付勢力を変更する
ことにより、摩擦力の大きさを任意に調整することがで
きる。したがって、従来と比較して、揺動抵抗調整のた
めの自由度が増大し、最適な揺動抵抗が容易に得られ
る。しかも、摩擦部材の摺接面とボスまたは基盤の端面
とが、環状の凸条と凹条により楔状に嵌合されるから、
軸方向に押し付ける力が同じでも、凸条と凹条との楔効
果により、摺接面での押付力が大きくなって摩擦部材と
基盤またはボスとの間で滑り摩擦力が大きくなる。よっ
て、揺動アームに対して大きな揺動抵抗を付与すること
ができる。
ことにより、摩擦力の大きさを任意に調整することがで
きる。したがって、従来と比較して、揺動抵抗調整のた
めの自由度が増大し、最適な揺動抵抗が容易に得られ
る。しかも、摩擦部材の摺接面とボスまたは基盤の端面
とが、環状の凸条と凹条により楔状に嵌合されるから、
軸方向に押し付ける力が同じでも、凸条と凹条との楔効
果により、摺接面での押付力が大きくなって摩擦部材と
基盤またはボスとの間で滑り摩擦力が大きくなる。よっ
て、揺動アームに対して大きな揺動抵抗を付与すること
ができる。
【0011】したがって、皿ばねの圧縮力を大きくする
ことなく、大きな減衰力を得ることができるため、支軸
の強度を確保する等の所定の対策を施したりする必要も
ない。
ことなく、大きな減衰力を得ることができるため、支軸
の強度を確保する等の所定の対策を施したりする必要も
ない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1に基づいて
説明する。図1は本考案の第1実施例に係るオートテン
ショナの縦断側面図である。本実施例のオートテンショ
ナは、図1の如く、支軸20が固定された基盤10と、
支軸20によって基盤10に対して揺動自在に軸支され
ると共に、先端にベルト(図示せず)掛巻用のプーリ3
0が取り付けられている揺動アーム40と、基盤10お
よび揺動アーム40の両者間に介在され、揺動アーム4
0の基盤10に対する相対回動に伴ってねじり量を増大
させるねじりコイルばね50とを備え、ねじりコイルば
ね50によって揺動アーム40を所定方向に回動付勢す
ることにより、プーリ30に掛巻されたベルトのテンシ
ョンを一定に保つものである。
説明する。図1は本考案の第1実施例に係るオートテン
ショナの縦断側面図である。本実施例のオートテンショ
ナは、図1の如く、支軸20が固定された基盤10と、
支軸20によって基盤10に対して揺動自在に軸支され
ると共に、先端にベルト(図示せず)掛巻用のプーリ3
0が取り付けられている揺動アーム40と、基盤10お
よび揺動アーム40の両者間に介在され、揺動アーム4
0の基盤10に対する相対回動に伴ってねじり量を増大
させるねじりコイルばね50とを備え、ねじりコイルば
ね50によって揺動アーム40を所定方向に回動付勢す
ることにより、プーリ30に掛巻されたベルトのテンシ
ョンを一定に保つものである。
【0013】基盤10は、有底円筒状に形成されてお
り、所定部位(図示せず)に対してボルト止めされる。
そして、基盤10の底部に設けられたフランジ部11に
は、固定用ボルトを挿入するための貫通孔12が形成さ
れている。また、基盤10の中央部には、支軸20の先
端ねじ部と螺合するねじ孔13が形成されている。揺動
アーム40は、アルミニウム等の軽金属からなる。揺動
アーム40の回動先端には、軸41が突設されており、
この軸41に対してプーリ30が軸受(図示せず)を介
して回転自在に支持されている。また、揺動アーム40
の回動中心部には、アルミニウム等の軽金属からなるハ
ブ42が突設されており、このハブ42の外周外方で、
かつねじりコイルばね50の径方向外方位置に、アルミ
ニウム等の軽金属からなる環状のボス43が突出して一
体形成されている。そして、ボス43の内径は、基盤1
0の内径とほぼ同径とされると共に、ボス43の下端面
43aと基盤10の上端面10aとの間には、環状の摩
擦部材60が介在されている。
り、所定部位(図示せず)に対してボルト止めされる。
そして、基盤10の底部に設けられたフランジ部11に
は、固定用ボルトを挿入するための貫通孔12が形成さ
れている。また、基盤10の中央部には、支軸20の先
端ねじ部と螺合するねじ孔13が形成されている。揺動
アーム40は、アルミニウム等の軽金属からなる。揺動
アーム40の回動先端には、軸41が突設されており、
この軸41に対してプーリ30が軸受(図示せず)を介
して回転自在に支持されている。また、揺動アーム40
の回動中心部には、アルミニウム等の軽金属からなるハ
ブ42が突設されており、このハブ42の外周外方で、
かつねじりコイルばね50の径方向外方位置に、アルミ
ニウム等の軽金属からなる環状のボス43が突出して一
体形成されている。そして、ボス43の内径は、基盤1
0の内径とほぼ同径とされると共に、ボス43の下端面
43aと基盤10の上端面10aとの間には、環状の摩
擦部材60が介在されている。
【0014】ハブ42の中央には、支軸20が挿通され
る貫通孔44が形成されている。この貫通孔44の孔径
は、支軸20の軸径よりも僅かに大きく設定されてお
り、貫通孔44と支軸20との間には、すべり軸受とし
て機能する管状のブシュ70が介装されている。また、
ハブ42の上部には、貫通孔44と連通する座ぐり45
が凹設されている。この座ぐり45の底部には、ブシュ
70の鍔部70aが係止されており、鍔部70a上にワ
ッシャ80が配置されている。そして、ワッシャ80と
支軸20の頭部との間には、ボス43の下端面43aに
よって摩擦部材60を基盤10の上端面10a側に押し
つけるように、ボス43を軸方向に付勢する付勢部材と
しての皿ばね90が介装されている。すなわち、揺動ア
ーム40は、皿ばね90を所定容量収縮させた状態で支
軸20を基盤10のねじ孔13に螺合することにより軸
止されている。なお、図中100は支軸20の頭部を覆
うカバーである。
る貫通孔44が形成されている。この貫通孔44の孔径
は、支軸20の軸径よりも僅かに大きく設定されてお
り、貫通孔44と支軸20との間には、すべり軸受とし
て機能する管状のブシュ70が介装されている。また、
ハブ42の上部には、貫通孔44と連通する座ぐり45
が凹設されている。この座ぐり45の底部には、ブシュ
70の鍔部70aが係止されており、鍔部70a上にワ
ッシャ80が配置されている。そして、ワッシャ80と
支軸20の頭部との間には、ボス43の下端面43aに
よって摩擦部材60を基盤10の上端面10a側に押し
つけるように、ボス43を軸方向に付勢する付勢部材と
しての皿ばね90が介装されている。すなわち、揺動ア
ーム40は、皿ばね90を所定容量収縮させた状態で支
軸20を基盤10のねじ孔13に螺合することにより軸
止されている。なお、図中100は支軸20の頭部を覆
うカバーである。
【0015】摩擦部材60は、樹脂、ゴム等の弾性素材
からなり、摩擦部材60の鍔部60aが基盤10の内周
壁に内嵌されている。ねじりコイルばね50は、所定の
ねじり反力を得るように所定容量をもってねじられてい
る。そして、ねじりコイルばね50は、ハブ42に外嵌
されて、ハブ42とボス43との間の空間に、支軸20
とほぼ同心となるように導入されている。
からなり、摩擦部材60の鍔部60aが基盤10の内周
壁に内嵌されている。ねじりコイルばね50は、所定の
ねじり反力を得るように所定容量をもってねじられてい
る。そして、ねじりコイルばね50は、ハブ42に外嵌
されて、ハブ42とボス43との間の空間に、支軸20
とほぼ同心となるように導入されている。
【0016】上記構成において、揺動アーム40のボス
43が皿ばね90によって軸方向に付勢されて、ボス4
3の下端面43aが摩擦部材60を介して基盤10の上
端面10aを押圧するので、揺動アーム40の回動時
に、ボス43は、摩擦部材60を基盤10の上端面10
aに押しつけながら回転し、揺動アーム40に対して揺
動抵抗が付与される。その結果、ボス43の下端面43
aと摩擦部材60との間に摩擦力が発生することにな
り、共振等で揺動アーム40が激しく振動するのを防止
できる。
43が皿ばね90によって軸方向に付勢されて、ボス4
3の下端面43aが摩擦部材60を介して基盤10の上
端面10aを押圧するので、揺動アーム40の回動時
に、ボス43は、摩擦部材60を基盤10の上端面10
aに押しつけながら回転し、揺動アーム40に対して揺
動抵抗が付与される。その結果、ボス43の下端面43
aと摩擦部材60との間に摩擦力が発生することにな
り、共振等で揺動アーム40が激しく振動するのを防止
できる。
【0017】このように、揺動アーム40に対して揺動
抵抗を与えるダンパ機構として、揺動アームの回動軸線
回りの複数箇所に圧縮コイルばねを用いないで済むか
ら、部品点数の削減による低廉化が図れる。また、組み
立てに際して、従来のように、摩擦部材を各圧縮コイル
ばねに対応して位置決めする必要がなく、摩擦部材60
をボス43の下端面43aと基盤10の上端面10aと
の間に介在させるだけで、これを組み込むことができる
ので、組立作業が簡単となる。
抵抗を与えるダンパ機構として、揺動アームの回動軸線
回りの複数箇所に圧縮コイルばねを用いないで済むか
ら、部品点数の削減による低廉化が図れる。また、組み
立てに際して、従来のように、摩擦部材を各圧縮コイル
ばねに対応して位置決めする必要がなく、摩擦部材60
をボス43の下端面43aと基盤10の上端面10aと
の間に介在させるだけで、これを組み込むことができる
ので、組立作業が簡単となる。
【0018】また、ボス43は、ねじりコイルばね50
よりも径方向外方で摩擦部材60を基盤10の上端面1
0aに押しつけているから、上記摩擦力は、揺動アーム
40の回動軸線から遠く離れた位置で作用する結果、従
来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルばねの径
方向内方にある場合に比較して、揺動アーム40に対し
て大きな揺動抵抗を付与することができる。
よりも径方向外方で摩擦部材60を基盤10の上端面1
0aに押しつけているから、上記摩擦力は、揺動アーム
40の回動軸線から遠く離れた位置で作用する結果、従
来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルばねの径
方向内方にある場合に比較して、揺動アーム40に対し
て大きな揺動抵抗を付与することができる。
【0019】さらに、ワッシャ80の厚みを変えたり、
皿ばね90自体の付勢力を変更することにより、ボス4
3の下端面43aと摩擦部材60との間で発生する摩擦
力を任意に調整することができる。したがって、従来と
比較して、揺動抵抗調整のための自由度が増大し、最適
な揺動抵抗が容易に得られる。図2は図1のX部拡大
図、図3は同じくその分解図である。
皿ばね90自体の付勢力を変更することにより、ボス4
3の下端面43aと摩擦部材60との間で発生する摩擦
力を任意に調整することができる。したがって、従来と
比較して、揺動抵抗調整のための自由度が増大し、最適
な揺動抵抗が容易に得られる。図2は図1のX部拡大
図、図3は同じくその分解図である。
【0020】特に、本実施例のオートテンショナは、図
1ないし図3の如く、摩擦部材60の、基盤10との摺
接面(下面)60bに、複数の環状の凸条110が設け
られており、摩擦部材60の下面60bと摺接する、基
盤10の摺接面(上端面)10aに、各凸条110が楔
状に嵌合される複数の環状の凹条120が設けられてい
る。
1ないし図3の如く、摩擦部材60の、基盤10との摺
接面(下面)60bに、複数の環状の凸条110が設け
られており、摩擦部材60の下面60bと摺接する、基
盤10の摺接面(上端面)10aに、各凸条110が楔
状に嵌合される複数の環状の凹条120が設けられてい
る。
【0021】各凸条110は、図2および図3の如く、
揺動アーム40の揺動中心(支軸20)を中心とした同
心円状に並列されており、各凹条120に案内されるよ
うに、その断面形状は台形に形成されている。各凹条1
20は、揺動アーム40の揺動中心を中心とした同心円
状に並列されており、各凸条110を案内するように、
その断面形状は山形に形成されている。そして、各凹条
120の深さは、歯底において凸条110と凹条120
とが互いに接触しないように設定されている。つまり、
各凸条110と各凹条120とは、互いの傾斜面のみが
接触した状態で嵌まり合っている。
揺動アーム40の揺動中心(支軸20)を中心とした同
心円状に並列されており、各凹条120に案内されるよ
うに、その断面形状は台形に形成されている。各凹条1
20は、揺動アーム40の揺動中心を中心とした同心円
状に並列されており、各凸条110を案内するように、
その断面形状は山形に形成されている。そして、各凹条
120の深さは、歯底において凸条110と凹条120
とが互いに接触しないように設定されている。つまり、
各凸条110と各凹条120とは、互いの傾斜面のみが
接触した状態で嵌まり合っている。
【0022】また、摩擦部材60の、ボス43との摺接
面(上面)60cには、ボス43の摺接面(下端面)4
3に突設された嵌合突起130と嵌合する嵌合凹み14
0が設けられている。つまり、ボス43の嵌合突起13
0と摩擦部材60の嵌合凹み140とを凹凸嵌合するこ
とによって、摩擦部材60とボス43とは互いに滑らな
いようにされている。
面(上面)60cには、ボス43の摺接面(下端面)4
3に突設された嵌合突起130と嵌合する嵌合凹み14
0が設けられている。つまり、ボス43の嵌合突起13
0と摩擦部材60の嵌合凹み140とを凹凸嵌合するこ
とによって、摩擦部材60とボス43とは互いに滑らな
いようにされている。
【0023】上記補機用オートテンショナにあっては、
摩擦力による減衰力を摩擦部材60と基盤10またはボ
ス43との間で得ているが、摩擦部材60の下面60b
に環状の凸条110を、基盤10の上端面10aに環状
の凹条120をそれぞれ設け、凹条120に凸条110
を楔状に嵌合し、凸条110の傾斜面と凹条120の傾
斜面とを互いに接触させているので、軸方向に押し付け
る力が同じでも、凸条110と凹条120との楔効果に
より、上記傾斜面における押付力が大きくなって摩擦部
材60と基盤10との間で滑り摩擦力が大きくなる。よ
って、揺動アーム40に対して大きな揺動抵抗を付与す
ることができる。
摩擦力による減衰力を摩擦部材60と基盤10またはボ
ス43との間で得ているが、摩擦部材60の下面60b
に環状の凸条110を、基盤10の上端面10aに環状
の凹条120をそれぞれ設け、凹条120に凸条110
を楔状に嵌合し、凸条110の傾斜面と凹条120の傾
斜面とを互いに接触させているので、軸方向に押し付け
る力が同じでも、凸条110と凹条120との楔効果に
より、上記傾斜面における押付力が大きくなって摩擦部
材60と基盤10との間で滑り摩擦力が大きくなる。よ
って、揺動アーム40に対して大きな揺動抵抗を付与す
ることができる。
【0024】したがって、皿ばね90の圧縮力を大きく
することなく、大きな減衰力を得ることができる。皿ば
ね90の圧縮力を大きくしないので、支軸20のねじ部
の強度を確保したり、また支軸20のねじ部の緩み防止
対策を施したりする必要もない。また、凸条110と凹
条120とを、互いの傾斜面のみが接触した状態、すな
わち歯底では凸条110と凹条120とが互いに接触し
ない状態で嵌ま合せているため、上記楔効果を十分に得
ることができる。
することなく、大きな減衰力を得ることができる。皿ば
ね90の圧縮力を大きくしないので、支軸20のねじ部
の強度を確保したり、また支軸20のねじ部の緩み防止
対策を施したりする必要もない。また、凸条110と凹
条120とを、互いの傾斜面のみが接触した状態、すな
わち歯底では凸条110と凹条120とが互いに接触し
ない状態で嵌ま合せているため、上記楔効果を十分に得
ることができる。
【0025】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、摩擦部材60をボ
ス43の下端面43aに固定し、摩擦部材60と基盤1
0の上端面10aとの間に摩擦力を発生させる構成とし
てもよい。また、支軸20を基盤10に一体的に形成し
てもよい。さらに、基盤10を平板状としてもよい。
のではなく、本考案の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、摩擦部材60をボ
ス43の下端面43aに固定し、摩擦部材60と基盤1
0の上端面10aとの間に摩擦力を発生させる構成とし
てもよい。また、支軸20を基盤10に一体的に形成し
てもよい。さらに、基盤10を平板状としてもよい。
【0026】ボス43を、基盤10のねじりコイルばね
50の径方向外方位置に突設させてもよく、あるいは揺
動アーム40と基盤10の両方に突設させてもよい。第
2実施例において、図4(a)のように、摩擦部材60
の上面60cに環状の凸条110を、ボス43の下端面
43aに環状の凹条120をそれぞれ設け、凹条120
に凸条110を楔状に嵌合し、摩擦部材60とボス43
との間で大きな滑り摩擦力を得るようにしてもよく、図
4(b)のように、摩擦部材60の下面60bおよび上
面60cに環状の凸条110を、基盤10の上端面10
aおよびボス43の下端面43aに環状の凹条120を
それぞれ設け、凹条120に凸条110を楔状に嵌合
し、摩擦部材60と、基盤10およびボス43との間で
大きな滑り摩擦力を得るようにしてもよい。
50の径方向外方位置に突設させてもよく、あるいは揺
動アーム40と基盤10の両方に突設させてもよい。第
2実施例において、図4(a)のように、摩擦部材60
の上面60cに環状の凸条110を、ボス43の下端面
43aに環状の凹条120をそれぞれ設け、凹条120
に凸条110を楔状に嵌合し、摩擦部材60とボス43
との間で大きな滑り摩擦力を得るようにしてもよく、図
4(b)のように、摩擦部材60の下面60bおよび上
面60cに環状の凸条110を、基盤10の上端面10
aおよびボス43の下端面43aに環状の凹条120を
それぞれ設け、凹条120に凸条110を楔状に嵌合
し、摩擦部材60と、基盤10およびボス43との間で
大きな滑り摩擦力を得るようにしてもよい。
【0027】また、図6(a)のように、基盤10の上
端面10aに環状の凸条110を、摩擦部材60の下面
に環状の凹条120をそれぞれ設けてもよく、図5
(b)のように、ボス43の下端面43aに環状の凸条
110を、摩擦部材60の上面に環状の凹条120をそ
れぞれ設けてもよく、図5(c)のように、基盤10の
上端面10aおよびボス43の下端面43aに環状の凸
条110を、摩擦部材60の下面60bおよび上面60
cに環状の凹条120をそれぞれ設けてもよい。
端面10aに環状の凸条110を、摩擦部材60の下面
に環状の凹条120をそれぞれ設けてもよく、図5
(b)のように、ボス43の下端面43aに環状の凸条
110を、摩擦部材60の上面に環状の凹条120をそ
れぞれ設けてもよく、図5(c)のように、基盤10の
上端面10aおよびボス43の下端面43aに環状の凸
条110を、摩擦部材60の下面60bおよび上面60
cに環状の凹条120をそれぞれ設けてもよい。
【0028】さらに、凸条110の断面形状は、台形以
外に三角形(山形)ありるいは略半円径等、凸条110
と凹条120とが、互いの傾斜面のみが接触した状態で
嵌まり合う形状であればよい。
外に三角形(山形)ありるいは略半円径等、凸条110
と凹条120とが、互いの傾斜面のみが接触した状態で
嵌まり合う形状であればよい。
【0029】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案請
求項1によると、付勢部材によって揺動アームを軸方向
に付勢し、揺動アーム側を摩擦部材を介して基盤側に押
圧しているので、揺動アームが回動すると、これに伴っ
て、摩擦部材と揺動アームまたは基盤との間に摩擦力が
発生し、この摩擦力による揺動抵抗を揺動アームに対し
て付与できる。
求項1によると、付勢部材によって揺動アームを軸方向
に付勢し、揺動アーム側を摩擦部材を介して基盤側に押
圧しているので、揺動アームが回動すると、これに伴っ
て、摩擦部材と揺動アームまたは基盤との間に摩擦力が
発生し、この摩擦力による揺動抵抗を揺動アームに対し
て付与できる。
【0030】したがって、揺動アームに対して揺動抵抗
を与えるダンパ機構として、揺動アームの回動軸線回り
の複数箇所に圧縮コイルばねを用いないで済み、部品点
数の削減による低廉化が図れる。また、オートテンショ
ナの組み立てに際し、摩擦部材をボスの端面に対応させ
て配置するだけで、これを組み込むことができるので、
組立作業が簡単となる。
を与えるダンパ機構として、揺動アームの回動軸線回り
の複数箇所に圧縮コイルばねを用いないで済み、部品点
数の削減による低廉化が図れる。また、オートテンショ
ナの組み立てに際し、摩擦部材をボスの端面に対応させ
て配置するだけで、これを組み込むことができるので、
組立作業が簡単となる。
【0031】しかも、ボスがねじりコイルばねの径方向
外方に配置されているので、上記摩擦力を発生させる部
分と、揺動アームの回動軸線との距離を大きく確保で
き、従来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルば
ねの径方向内方にある場合に比較して、揺動アームに対
して大きな揺動抵抗を付与することができる。さらに、
付勢部材による付勢力を変更することにより、摩擦力の
大きさを任意に調整することができる。したがって、従
来と比較して、揺動抵抗調整のための自由度が増大し、
最適な揺動抵抗が容易に得られる。
外方に配置されているので、上記摩擦力を発生させる部
分と、揺動アームの回動軸線との距離を大きく確保で
き、従来のように摩擦部材の作用位置がねじりコイルば
ねの径方向内方にある場合に比較して、揺動アームに対
して大きな揺動抵抗を付与することができる。さらに、
付勢部材による付勢力を変更することにより、摩擦力の
大きさを任意に調整することができる。したがって、従
来と比較して、揺動抵抗調整のための自由度が増大し、
最適な揺動抵抗が容易に得られる。
【0032】特に、凸条と凹条との楔効果により、摺接
面での押付力が大きくなって摩擦部材と基盤またはボス
との間で滑り摩擦力が大きくなるから、揺動アームに対
して大きな揺動抵抗を付与することができる。したがっ
て、皿ばねの圧縮力を大きくすることなく、大きな減衰
力を得ることができるため、支軸の強度を確保する等の
所定の対策を施したりする必要もない。
面での押付力が大きくなって摩擦部材と基盤またはボス
との間で滑り摩擦力が大きくなるから、揺動アームに対
して大きな揺動抵抗を付与することができる。したがっ
て、皿ばねの圧縮力を大きくすることなく、大きな減衰
力を得ることができるため、支軸の強度を確保する等の
所定の対策を施したりする必要もない。
【図1】本考案の一実施例のオートテンショナに係る縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】図1のX部拡大図である。
【図3】同じくその分解図である。
【図4】他の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図5】他の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図6】従来のオートテンショナに係る縦断側面図であ
る。
る。
10 基盤 10a 上端面 20 支軸 40 揺動アーム 42 ハブ 43 ボス 43a 下端面 50 ねじりコイルばね 60 摩擦部材 60b 下面 60c 上面 90 皿ばね(付勢部材) 110 凸条 120 凹条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−7758(JP,U) 実開 昭58−86939(JP,U) 国際公開91/9237(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 7/00 - 7/24 F16F 7/06
Claims (1)
- 【請求項1】支軸が突設された基盤と、支軸に回動自在
に支持されるハブが突設されていると共に、回動先端側
にプーリが取り付けられている揺動アームと、ハブに外
嵌され、揺動アームの基盤に対する相対回動に伴ってね
じり量を増大させるねじりコイルばねとを備え、ねじり
コイルばねによって揺動アームを所定方向に回動付勢し
ているオートテンショナにおいて、 上記揺動アームおよび基盤の少なくとも一方の、ねじり
コイルばねよりも径方向外方位置に、環状のボスが突設
され、 上記ボスの端面に対応させて、弾性素材からなる環状の
摩擦部材が配置され、 揺動アーム側を摩擦部材を介して基盤側に押しつけるよ
うに、揺動アームを、支軸に嵌挿された付勢部材によっ
て軸方向に付勢しており、 上記摩擦部材の少なくとも一方の摺接面、および該摺接
面に摺接するボス若しくは基盤の端面のいずれか一方
に、環状の凸条が設けられ、 他方に、上記凸条が楔状に直接嵌合される環状の凹条が
設けられている ことを特徴とするオートテンショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075078U JP2602185Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-10-28 | オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3717992 | 1992-06-02 | ||
JP4-37179 | 1992-06-02 | ||
JP1992075078U JP2602185Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-10-28 | オートテンショナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614601U JPH0614601U (ja) | 1994-02-25 |
JP2602185Y2 true JP2602185Y2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=26376275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075078U Expired - Fee Related JP2602185Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-10-28 | オートテンショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602185Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008028026A2 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Borgwarner Inc | Tensioner with two way damper |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992075078U patent/JP2602185Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614601U (ja) | 1994-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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