JP2602030Y2 - 車両用内装品 - Google Patents

車両用内装品

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JP2602030Y2
JP2602030Y2 JP1991105453U JP10545391U JP2602030Y2 JP 2602030 Y2 JP2602030 Y2 JP 2602030Y2 JP 1991105453 U JP1991105453 U JP 1991105453U JP 10545391 U JP10545391 U JP 10545391U JP 2602030 Y2 JP2602030 Y2 JP 2602030Y2
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JP
Japan
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rib
end side
vehicle interior
ribs
interior parts
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勝斎 尾世
睦雄 藤井
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西川化成株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用内装品の改良に
関し、特に表面のヒケ対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドアトリム等の車両用内装品は
表皮材の裏面に硬質発泡基材が一体に成形されて構成さ
れ、かつ硬質発泡基材の裏面には車体パネルと接触する
リブが一体に突設されている。このリブは硬質発泡基材
と同一の成形原料にてその成形時に同時に一体に成形さ
れる。
【0003】しかし、リブを硬質発泡基材の裏面に一体
に突設すると、リブ突設箇所がリブ突設分だけ他の箇所
に比べて厚くなることから、リブ突設箇所における成形
原料の冷却固化速度が他の箇所よりも遅くなり、成形
後、内装品表面にヒケが発生するという問題があった。
【0004】そこで、このようなヒケの発生を防止する
ために、例えば実開昭61―2915号公報に開示され
ているように、厚肉部であるボス部の基端側内部を盗ん
で基端側の肉厚を薄くすることにより、厚みの差に起因
する成形原料の冷却固化速度の遅れを少なくするように
した成形品が知られている。そして、このやり方を車両
用内装品のリブに適用することが考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の公報
例のようにボス部の基端側の肉厚を薄くしても、ボス部
とその周りとでは依然として厚みが急に変化することか
ら、両者間では成形原料の冷却固化速度に顕著な差があ
り、どうしてもヒケが目立ってしまうこととなる。した
がって、このやり方を車両用内装品のリブに適用しても
ヒケを目立たなくすることが困難である。
【0006】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、リブの基端側の形状を
変えることにより、リブとその周りとにおける成形原料
の冷却固化速度の急変をなくし、ヒケを目立たなくしよ
うとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の解決手段は、硬質発泡基材を有し、該硬質
発泡基材の裏面に車体パネルと接触するリブが一体に
された車両用内装品において、上記リブの途中から
端側に上記硬質発泡基材に近づくに従ってリブ幅が漸増
する厚肉部を設ける一方、上記リブの途中から先端側に
リブ幅が略均一な薄肉部を設ける構成としたことであ
る。
【0008】
【作用】上記の構成により、本考案では、硬質発泡基材
裏面に一体に突設されたリブの途中から基端側に設け
られた厚肉部は、硬質発泡基材に近づくに従ってリブ幅
が漸増せしめられていることから、リブとその周りとで
厚みが急に変化せず、よって成形原料の冷却固化速度も
リブ周りから内側に行くに従って徐々に変化して急変せ
ず、ヒケが目立たなくなる。また、上記リブの途中から
先端側はリブ幅が略均一な薄肉部であることから、リブ
全体の形状が硬質発泡基材に近づくに従ってリブ幅を漸
増させた形状である場合に比べてリブの体積が小さくな
り、リブの成形原料が少なくて済む。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図3および図4は本考案の実施例に係る車
両用内装品としてのドアトリムAを示す。該ドアトリム
Aは、ポリ塩化ビニル等の表皮材1と、該表皮材1の裏
面に一体に成形された硬質発泡ウレタン等の硬質発泡基
材3とでもって構成され、該硬質発泡基材3の上端裏面
には5つのリブ5,5,…が所定間隔をあけて一体に突
設されている。この各リブ5は、硬質発泡基材3と同一
の成形原料にてその成形時に同時に一体に成形され、ド
アトリムAをドアインナーパネル7に組み付けた状態
で、該ドアインナーパネル7の上端に接触するようにな
されている。
【0011】また、本考案の特徴として、上記各リブ5
途中から基端側には、図1および図2に拡大詳示する
ように、上記硬質発泡基材3に近づくに従ってリブ幅W
が漸増する厚肉部9が形成されている。つまり、各リブ
の中程から基端側にかけては横断面が基端側に行くに
従って末広がりに広くなる三角柱形状を呈している
方、上記リブ5の途中から先端側には、リブ幅Wが略
一な狭幅のプレート形状を呈した薄肉部11が形成さ
れ、薄肉部11でパネル接触部を構成している。因み
に、好ましい形状の一例を上げれば、硬質発泡基材3の
厚みt1 ;3〜6mm、リブ5の厚肉部9の厚みt2 ;1
5mm以下、厚肉部9の傾斜角度θ;30°である。
【0012】したがって、各リブ5とその周りとで厚み
が急変しないので、成形原料の冷却固化速度もリブ5周
りから内側に行くに従って徐々に変化して急変せず、ヒ
ケを目立たなくすることができる。
【0013】また、上記各リブ5の途中から先端側をリ
ブ幅が略均一な薄肉部11にしていることから、各リブ
5全体の形状が硬質発泡基材3に近づくに従ってリブ幅
Wを漸増させた形状である場合に比べて各リブ5の体積
を小さくすることができ、少 ない成形原料で各リブ5を
成形することができる。
【0014】なお、上記実施例では、車両用内装品がド
アトリムAである場合を示したが、インストルメントパ
ネル等であってもよい。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
硬質発泡基材裏面に一体に突設されたリブの途中から
端側に硬質発泡基材に近づくに従ってリブ幅が漸増する
厚肉部を設ける一方、上記リブの途中から先端側にリブ
幅が略均一な薄肉部を設けたので、リブとその周りとに
おける成形原料の冷却固化速度の急変をなくし得てヒケ
を目立たなくすることができるとともに、リブ先端側が
薄肉である分だけ少ない成形原料でリブを成形すること
ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線における断面図である。
【図2】図4のII−II線における断面図である。
【図3】図4のIII −III 線における断面図である。
【図4】ドアトリムの正面図である。
【符号の説明】
3 硬質発泡基材 5 リブ 9 厚肉部11 薄肉部 A ドアトリム(車両用内装品) W リブ幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/02 B32B 5/18 B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質発泡基材を有し、該硬質発泡基材の
    裏面に車体パネルと接触するリブが一体に突設された車
    両用内装品であって、 上記リブの途中から基端側には、上記硬質発泡基材に近
    づくに従ってリブ幅が漸増する厚肉部が設けられている
    一方、上記リブの途中から先端側には、リブ幅が略均一
    な薄肉部が設けられていることを特徴とする車両用内装
    品。
JP1991105453U 1991-12-20 1991-12-20 車両用内装品 Expired - Fee Related JP2602030Y2 (ja)

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