JP2601862Y2 - スピーカコード固定構造 - Google Patents

スピーカコード固定構造

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JP2601862Y2
JP2601862Y2 JP1992086206U JP8620692U JP2601862Y2 JP 2601862 Y2 JP2601862 Y2 JP 2601862Y2 JP 1992086206 U JP1992086206 U JP 1992086206U JP 8620692 U JP8620692 U JP 8620692U JP 2601862 Y2 JP2601862 Y2 JP 2601862Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピーカから引き出し
たコードを紐状のクランパー部材によって固定するスピ
ーカコード固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】音響機器などの再生装置として用いられ
るスピーカは、ボイスコイルに接続された入力用の端子
をスピーカフレームに取り付けて、この端子からコード
をスピーカの外部へ引き出すようにしている。この場合
コードが不要に引き回されて端子に過大な付加が加わる
のを防止するため、適当なクランパーを用いてコードを
スピーカフレームに固定することが行われている。
【0003】図3は従来のスピーカコード固定構造の例
を示すもので、スピーカフレーム1の一部には切り起こ
しによって略L字状の係止部2が形成されていると共
に、スピーカフレーム1の他部には図示しないボイスコ
イルに接続された端子3A,3Bが設けられた端子板4
が取り付けられている。各端子3A,3Bから引き出さ
れた一対のコード5A,5Bは、係止部2の内側に挿通
された状態でビーズバインダーのような紐状のクランパ
ー部材6によって締め付けられて係止部2に固定されて
いる。
【0004】ここで係止部2は略L字状に切り起こされ
て設けられているので、図示上方に応力が加わった場合
に折損する恐れがある。よって係止部2の幅W2はある
程度広く形成され、十分な強度が確保されている。ま
た、係止部2の内側のスペースは一対のコード5A,5
Bを挿通させる場合作業が容易に行えるように、ある程
度大きく設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで上述したよう
な従来のスピーカコード固定構造では、次のような問題
がある。(1)係止部2の幅W2が広くなっているの
で、コード5A,5Bをクランパー部材6によって締め
付ける際にコード5A,5Bの周囲に隙間が生じ易く、
各コード5A,5Bに遊びが生じるようになる。また、
係止部2はスピーカフレーム1の内側からプレス加工等
によって切り起こされているので、この係止部2の内面
の周縁にバリが発生し、各コード5A,5Bが係止部2
の内側で移動した際に、このコード5A,5Bの被覆が
破れてショートする恐れがある。(2)また、上記の如
くクランパー部材6によってコード5A,5Bを完全に
固定することが困難なため、経時的にコード5A,5B
がクランパー部材6と共に係止部2の先端に向かって移
動し、最悪の場合は図4に示すように係止部2の隙間7
から抜けてしまい、コード5A,5Bに加わる振動等が
直接端子3A,3Bに伝わり、接触不良等の障害の原因
となる恐れがある。これは特に車載用音響機器のよう
に、振動を伴う用途に適用されたスピーカにおいて著し
くなる。
【0006】本考案は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、係止部からのスピーカコードの抜けを防止
すると共に各コードの被覆の破れを防止してショートを
避けるようにしたスピーカコード固定構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、スピーカフレームの架橋部の一部を外側に
切り起こしてこの架橋部の長手方向と交差する方向に延
びたトンネル状の挿通孔を有する係止部を形成し、この
挿通孔に紐状のクランパー部材を挿通してスピーカから
引き出したコードを上記クランパー部材によって上記係
止部の外面に締め付けて固定することを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】上記手段によれば、係止部の挿通孔がトンネル
状になっているので、クランパー部材が係止部から抜け
出ることがなく、よってコードが係止部から離脱するの
を防止できる。また係止部の折損の恐れが少ないためこ
の係止部の幅も小さく形成できるので、クランパー部材
によって完全にコードを締め付け固定することができ、
コードの遊びがなくなりコードの被覆の破れを防止する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案のスピーカコード固定構造の実施例を
示す斜視図である。図中符号1はスピーカフレームで、
その外周部には複数の架橋部1a〜1dが放射状に設け
られている。1つの架橋部1aの長手方向(図示上下方
向)略中央には、プレス加工等による切り起こしによっ
てトンネル状の挿通孔8を有する係止部9が形成されて
いる。この係止部9は、挿通孔8が架橋部1aの長手方
向と交差する方向(図示左右方向)に延びるように、即
ち、その両端が架橋部1aの長手方向に間隙を有した状
態で切り起こし形成されている。また、スピーカフレー
ム1の他の架橋部1bには、図示しないボイスコイルに
接続された端子3A,3Bが設けられた端子板4が取り
付けられており、各端子3A,3Bには一対のコード5
A,5Bが半田付けされている。
【0010】係止部9の挿通孔8には、図2に示すよう
に例えばビーズバインダーのような紐状のクランパー部
材6が挿通される。続いて、端子3A,3Bから引き出
された一対のコード5A,5Bが、挿通孔8に挿通され
たクランパー部材6によって図1の如く締め付けられる
ことにより係止部9に固定される。なお、係止部9は挿
通孔8を有するトンネル状に形成されるので、従来のL
字状の係止部に比べて折損する恐れが少なく、その幅W
1は従来の係止部の幅よりも狭く形成される。
【0011】このような本実施例によれば、スピーカフ
レーム1の架橋部1aに、この架橋部1aの長手方向と
交差する方向に延びるトンネル状の挿通孔8を有する係
止部9を形成し、この挿通孔8に紐状のクランパー部材
6を挿通してスピーカコード5A,5Bを締め付けるこ
とで係止部9に固定するようにしたので、次のような効
果が得られる。 (1)紐状のクランパー部材6をトンネル状の挿通孔8
に挿通して各コード5A,5Bを締め付けるようにした
ので、図3及び図4に示す従来の係止部2のような隙間
7は存在していないため、クランパー部材6の挿通孔8
からの抜けは防止され、これにより各コード5A,5B
の抜け(離脱)も防止される。従って、端子3A,3B
にコード5A,5Bの自重や振動が直接加わることがな
く、端子3A,3B部の半田の剥がれ等による接触不良
の発生を防止できる。これは特に振動を伴う車載用音響
機器のような用途に適用されるスピーカで効果が大き
い。 (2)係止部9の幅を従来よりも狭く形成することがで
きるので、各コード5A,5Bをクランパー部材6によ
って完全に締め付けるのが容易となり、各コード5A,
5Bの周囲に遊びが生じにくくなると共に、各コード5
A,5Bの被覆が破れてショートする恐れが少なくな
る。
【0012】なお、トンネル状の挿通孔8を有する係止
部9は、スピーカフレーム1をプレスによって成形する
際同時に加工して切り起こすことができるので、別工程
によってわざわざ形成する必要はないためコストアップ
を伴うことはない。また、係止部9は1個所に限らず複
数個所に設けるようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、スピ
ーカフレームの架橋部に、この架橋部の長手方向と交差
する方向に延びたトンネル状の挿通孔を有する係止部を
形成し、この挿通孔に紐状のクランパー部材を挿通して
スピーカコードを締め付けることでこのスピーカコード
を係止部の外面に固定するようにしたので、係止部から
のコードの抜けを防止すると共にコードの被覆の破れに
よるショートを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスピーカコード固定構造の実施例を示
す斜視図である。
【図2】本実施例において係止部にクランパー部材を取
り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】従来例の欠点を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スピーカフレーム1a,1b,1c,1d 架橋部 4 端子板 5A,5B スピーカコード 6 クランパー部材 8 挿通孔 9 係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカフレームの架橋部の一部を外側
    に切り起こしてこの架橋部の長手方向と交差する方向に
    延びたトンネル状の挿通孔を有する係止部を形成し、こ
    の挿通孔に紐状のクランパー部材を挿通してスピーカか
    ら引き出したコードを上記クランパー部材によって上記
    係止部の外面に締め付けて固定することを特徴とするス
    ピーカコード固定構造。
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JP2007043230A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Pioneer Electronic Corp スピーカ装置

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JPS61173186U (ja) * 1985-04-17 1986-10-28

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