JP3152004B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3152004B2
JP3152004B2 JP08298393A JP8298393A JP3152004B2 JP 3152004 B2 JP3152004 B2 JP 3152004B2 JP 08298393 A JP08298393 A JP 08298393A JP 8298393 A JP8298393 A JP 8298393A JP 3152004 B2 JP3152004 B2 JP 3152004B2
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栄一 森本
輝 河原
清太 宮原
学 邑岡
幸憲 師星
良意 浜口
優 福田
照男 増田
保夫 窪木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラジオやテレビなどの各
種音響機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカについて以下に図面を用
いて説明する。
【0003】図7は従来のスピーカの構造を示すもので
あり、同図において1は磁石、2は上部プレート、3は
下部プレートで、上記磁石1を挟み込んで結合し、円環
状の磁気ギャップ13を形成した磁気回路15を構成し
ている。
【0004】4はボイスコイルで上記磁気ギャップ13
の周囲に接触しないようにダンパー5によって支持さ
れ、このボイスコイル4に巻かれた巻線12の両端は柔
軟性に富んだ一対の金糸線6に接続され、フレーム10
の後面側より取り付けられた端子板7まで引き出されて
いる。
【0005】8は振動板、9はダストキャップであり、
フレーム10は上部プレート2と結合され、振動板8、
ダンパー5の一端を支持している。
【0006】また、上記フレーム10に対する端子板7
の取り付け方法は一般的に、端子板7をフレーム10の
後面側からリベット等を利用して結合する方法がとられ
ており、何れもフレーム10と端子板7は予め結合した
状態で磁気回路15と結合する方法がとられていた。
【0007】また、ボイスコイル4に接続された金糸線
6はフレーム10の窓穴を通し、端子板7の端子14に
設けられた穴や切り欠き部を通し、さらにボイスコイル
4の中心軸方向の振動による激しい屈曲に耐えるように
するために適当なたるみをもって長さを調整した後、半
田11を用いて端子14に半田付けして後、さらにピン
セット等を用いてフレーム10の内側にある金糸線6に
山形の癖をつけていた。これらをフォーミング作業と呼
ぶが、この作業は加工状態を見ながら手加減を加えて行
うといった熟練のいる作業であり、当然見やすく、また
作業し易い位置まで持ち上げ回転しながら行うという複
雑な作業であるために手作業に委ねられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、あらかじめフレーム10に結合した端子板
7にボイスコイル4から引き出された金糸線6を接続す
る作業はフォーミング作業を必要とするために熟練を要
する手作業に委ねられたものであり、スピーカの組立て
作業を機械を用いて自動化しようという際にネックとな
るという課題を有したものであった。
【0009】また、これらの課題を解決して生産の合理
化を図る目的で発明者らは金糸線6を無調整で組立てす
ることができ、かつスピーカの姿勢を変更せずに一方向
から組立てることが可能なスピーカを先に特願平4−2
89875号にて提案しているが、同スピーカでは端子
板と金糸線の間に別の部品を追加した構成であるために
部品コストが高く、かつ組立て工数も増加するという課
題を有したものであった。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決し、安価な
構成でフォーミング作業を無くし、自動組立てによる生
産の効率化を図ることが可能なスピーカを提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるスピーカは、磁気ギャップを有する磁気
回路にフレームを結合し、このフレームの周縁に上記磁
気ギャップにはまり込むボイスコイルを中心に結合した
振動板の外周部を結合したスピーカにおいて、上記フレ
ームに端子板を挿入する穴およびこの穴の周縁に切り起
こし部を設け、ボイスコイルならびにこれから引き出さ
れた金糸線を接続した端子板を上記穴にはめ込んで切り
起こし部を曲げ加工して結合した構成としたものであ
る。
【0012】
【作用】この構成によりボイスコイルならびにこれから
引き出された金糸線を接続した端子板は、フレームに設
けた端子板を挿入するための穴にはめ込んでその周縁に
設けた切り起こし部を曲げ加工するだけで容易に、しか
も強固に結合することができるようになるばかりでな
く、スピーカを反転しての複雑なフォーミング作業が不
要となり、ボイスコイル、金糸線、端子板をあらかじめ
別工程で組立てておいてスピーカの組立て工程に投入す
ることにより、スピーカの前面側からの一方向だけの組
立てを機械によって自動で組立てることを実現し、生産
の効率化を実現することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0014】なお、従来例で示した部品と同じ構成の部
品には同じ符号を付与する。図1は同実施例によるスピ
ーカの全体構成を示す断面図であり、同図において1は
マグネット、2は上部プレート、3は下部プレートであ
り、これら3つの部品を積層して結合し、円環状の磁気
ギャップ13を形成した磁気回路15を構成している。
10は上記磁気回路15の上面に結合されたフレーム、
8はこのフレーム10の周縁に外周部を結合した振動
板、4はこの振動板8の中心に結合されたボイスコイル
で、このボイスコイル4は下端にコイル12を巻装して
磁気ギャップ13に偏心することなくはめ込まれてい
る。
【0015】5は周縁をフレーム10に、内周部をボイ
スコイル4に結合してボイスコイル4を支持するダンパ
ー、9は振動板8の中央上面に結合されたダストキャッ
プである。6は金糸線で、上記ボイスコイル4のコイル
12に一端を接続してから引き出され、他端をフレーム
10に結合された端子板7の端子14aに半田11によ
り接続されている。
【0016】図2(a),(b)は上記端子板7を示す
斜視図とこの端子板7のA−A′断面における断面図で
あり、先端に金糸線6を案内する溝を備えた金糸線6を
接続する一対の端子14aと、この端子14aに導通状
態の外部接続用端子14bがインサート成形されてい
る。また、この端子板7の下面側にはフレーム10には
め込むための突起7aを設け、上面側にはフレーム10
にはめ込んだ後に固定するための係止部7bを対向して
設け、この係止部7bは向かい合う方向にお互いが盛り
上げるように傾斜を設けた構成としている。
【0017】図3(a),(b),(c)はフレーム1
0を示す斜視図と端子板7を取り付ける近傍の要部斜視
図であり、フレーム10の一部に端子板7の突起7aを
はめ込む穴10aを設け、この穴10aの両端に切り起
こし部10bを一対で設け、この切り起こし部10bの
下端は切り欠いた構造としている。また、参考までに、
同図(c)に示すように切り起こし部10bの上端中央
部を分離した構造としても良い。
【0018】図4(a),(b),(c)は上記フレー
ム10に端子板7を取り付ける状態を部分的に拡大して
示した要部斜視図で、同図(a)のようにフレーム10
に設けた穴10aに端子板7の突起7aを矢印方向に挿
入して、同図(b)のように切り起こし部10bを端子
板7の係止部7bの曲面に沿って同図の矢印方向に曲げ
て固定する。
【0019】また同図(c)は上記図3(c)に示した
切り起こし部10bの上端中央部を分離したものを同様
に曲げて固定した状態を参考までに示すものである。
【0020】次に図5を用いて上記端子板7をフレーム
10に結合する方法について説明する。フレーム10に
端子板7を結合した後の必要な強度は同図矢印Aで示す
抜け方法に対する強度であり、この抜け方法に対する強
度を向上させるために端子板7の係止部7bには約10
度前後の勾配を設けており、フレーム10に設けた切り
起こし部10bに矢印Bないし同Cの方向から力を加え
て水平方向に切り起こし部10bを曲げると端子板7の
係止部7bに接触して上記上記矢印B,C方向の力は矢
印D,E方向の大きな力に変換され、端子板7を下方へ
押さえつけるようになる。しかも、上記矢印BないしC
の方向に力を加えて切り起こし部10bを変形させるに
は比較的小さな力で足りるものである。
【0021】さらに端子板7の係止部7bに勾配をつけ
ていることから、切り起こし部10bの曲げ初めは同図
寸法記号Fに示すような隙間が生じるが、この範囲であ
れば寸法のばらつきが生じても結合状態には何ら支障を
きたさないものである。
【0022】また、本実施例による端子板7の取り付け
構造は図5の矢印A方向から外部接続用端子14bにユ
ーザーがファストン端子やハーネス状のコネクターを接
続するために端子板7を脱落させようとする方向に働
き、このために端子板7の係止部7bが緩んだりして脱
落する危険があり、従来に増して高い取り付けの信頼性
が求められる。
【0023】このため、本実施例による端子板7をフレ
ーム10に結合する構造は、端子板7が緩んだり、ある
いは脱落するために必要な切り起こし部10bの板厚方
向の曲げでなく、その板厚を短辺としそれより少なくと
も2〜3倍の寸法を長辺とする桟状となった切り起こし
部10bの長手方向を曲げるような力が必要となること
に加え、鋼板の持つ塑性変形を利用しており、取り付け
時よりもはるかに大きな力を加えないと緩みや脱落を生
じない構造となり、きわめて強い取り付け強度と高い信
頼性が得られる。
【0024】また、上記の説明のように端子板7をフレ
ーム10に容易に取り付けることができるため、図6に
示すように、あらかじめ別工程でボイスコイル4と端子
板7を金糸線6を介して接続した仕掛り品16を準備し
ておくことにより、この仕掛り品16をスピーカの組立
て工程に導入すればスピーカの前面方向から仕掛り品1
6を投入して組立てることができるようになり、従来の
ようにスピーカを反転して金糸線6を引き回したり、さ
らにはたるませたりという作業が不要になるために機械
化による組立ての自動化のネックとなっていた作業を一
挙に解決し、スピーカの前面方向からの一方向組立てに
よる自動組立てを実現することができるものである。
【0025】またフレーム10と端子板7は特殊な材料
や加工を必要とするものでなく、しかも取り付けは容易
に行え、しかも結合強度とその信頼性は極めて高いこと
から、安価に信頼性の高いスピーカを提供することがで
きるものである。なお、図6において17はボイスコイ
ル4の内部に組立て時の治具としてはめ込まれたスペー
サである。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によるスピーカは簡単
な構造でありながら端子板をスピーカの前面側方向から
容易にフレームに結合することができるため、あらかじ
め金糸線を介してボイスコイルと端子板を接続した仕掛
り品を準備し、この仕掛り品をスピーカの組立て工程に
投入することにより、金糸線の複雑な引き回しやフォー
ミング作業が不要となり、スピーカの前面側方向からの
一方向で、かつ機械を用いた自動組立てを実現して生産
性を大きく向上させることができるものである。また、
ボイスコイルから引き出された金糸線を端子板に接続す
る工程を別工程で行うことができるため、金糸線の長さ
を所定の長さに管理でき、かつ半田付け作業も安定して
行えることから品質の安定化にも貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピーカの全体構成を
示す断面図
【図2】(a)同実施例による端子板の構成を示す斜視
図 (b)同断面図
【図3】(a)同実施例によるフレームの構成を示す斜
視図 (b)同フレームの要部斜視図 (c)同フレームの他の実施例を示す要部斜視図
【図4】(a)同実施例による端子板とフレームの結合
前の状態を示す要部斜視図 (b)同結合後の状態を示す要部斜視図 (c)同結合後の他の実施例を示す要部斜視図
【図5】同実施例による端子板をフレームに結合する方
法を示す要部断面図
【図6】同実施例によるボイスコイルと端子板を金糸線
を介して接続した仕掛り品の斜視図
【図7】従来のスピーカの構成を示す断面図
【符号の説明】
1 マグネット 2 上部プレート 3 下部プレート 4 ボイスコイル 5 ダンパー 6 金糸線 7 端子板 7a 突起 7b 係止部 8 振動板 9 ダストキャップ 10 フレーム 10a 穴 10b 切り起こし部 11 半田 12 コイル 13 磁気ギャップ 14a 端子 14b 外部接続用端子 15 磁気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 邑岡 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 師星 幸憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 浜口 良意 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 福田 優 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 増田 照男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 窪木 保夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−146080(JP,U) 実開 昭52−147019(JP,U) 実開 昭61−176894(JP,U) 実開 昭48−89233(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/02 H04R 9/04 103 H04R 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子板をはめ込む穴ならびにこの穴の周
    縁に切り起こし部を設けたフレームを磁気ギャップを有
    する磁気回路に結合し、このフレームの周縁に上記磁気
    ギャップにはまり込むボイスコイルを中心に結合した振
    動板の外周部を結合し、上記フレームに設けた穴にはま
    り込む突起を下部に備えると共に切り起こし部を曲げ加
    工して当接させる係止部を上面に設けた端子板を上記フ
    レームに設けた穴にはめ込んで切り起こし部を曲げ加工
    して結合し、この端子板にボイスコイルから引き出され
    た金糸線を接続してなるスピーカ。
  2. 【請求項2】 フレームに設けた切り起こし部を曲げた
    際に当接する部分に傾斜を設けた端子板を用いてなる請
    求項1記載のスピーカ。
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