JP2601814Y2 - 真空吸着システム - Google Patents

真空吸着システム

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JP2601814Y2
JP2601814Y2 JP1992039762U JP3976292U JP2601814Y2 JP 2601814 Y2 JP2601814 Y2 JP 2601814Y2 JP 1992039762 U JP1992039762 U JP 1992039762U JP 3976292 U JP3976292 U JP 3976292U JP 2601814 Y2 JP2601814 Y2 JP 2601814Y2
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vacuum
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battery power
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JP1992039762U
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江治 木舟
英夫 小境
豊彦 養安
幸雄 森谷
昌保 山口
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸着パットによってワ
ークを吸着する真空吸着システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように真空ポンプ1の吸込側
を管路2で吸着パット3に連通し、その真空ポンプ1を
ACモータ4で駆動してワーク5に接した吸着パット3
内を負圧としてワーク5を吸着支持する真空吸着システ
ムが知られている。このような真空吸着システムにおい
てはACモータ4とAC電源6の接続回路7にスイッチ
8を設け、このスイッチ8をON、OFFする真空圧力
自動制御部9を設け、前記AC電源6をトランス10、
整流器11でDC電源12に接続し、そのDC電源12
を真空圧力自動制御部9に接続し、前記管路2に圧力セ
ンサ13を設け、その検出した圧力信号を真空圧力自動
制御部9に入力して設定真空圧力となるとスイッチ8を
OFFし、設定真空圧力より低下した時にスイッチ8を
ONして吸着パット3内を常に設定真空圧力としてワー
ク5を確実に吸着支持できるようにしている。このよう
にすれば、吸着パッド3内の真空圧力が変化した時にの
みACモータ4が駆動して真空ポンプ1によって吸着パ
ッド3内を設定真空圧力とし、設定真空圧力の時にはA
Cモータ4を停止できるからACモータ4を常時駆動し
なくとも良い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる真空吸着システ
ムであると停電、断線、欠相、ブレーカトリップ等のA
C電源6に異常が発生してACモータ4を駆動できない
場合真空ポンプ1を回転できずに吸着パッド3内の圧力
が低下してワーク5を落下させることがあって危険であ
る。
【0004】そこで、本出願人は吸着パットと真空ポン
プ間の吸着回路の真空度低下を検出して警報を発する警
報装置を備えた真空吸着システムを出願した。この吸着
回路の真空度低下を検出して警報を発する警報装置を備
えた真空吸着システムであれば吸着パット内の真空度が
低下したことを作業者が知ることができるので、通気性
の少ないワークを吸着している場合吸着パット内の真空
度がワークを吸着支持できない程度に低下するまでの間
に作業者がワーク落下を未然に防止する安全処理をとる
ことができるので、ワーク落下を未然に防止できるが、
ワーク5がボード、ダンボール等の通気性の多いワーク
である場合には吸着部分からのエアの侵入が多く常時真
空ポンプ1を回転し続けないとワーク5を吸着支持でき
ないから、前述のようにAC電源異常によって真空ポン
プが停止すると吸着パット内の真空度が瞬時にワーク落
下程度まで低下し、前述の警報を発してから安全処理を
とる時間的余裕がなくワークの落下を防止できない。
【0005】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした真空吸着システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、DCモータ2
4で真空ポンプ1を駆動し、この真空ポンプ1を吸着パ
ット3に連通して吸着パット3でワーク5を吸着支持す
る構成とし、前記DCモータ24に接続したバッテリ電
源20とAC電源6をチャージャ21を介して接続し、
このチャージャ21によりバッテリ電源20を充電して
いない時かつバッテリー電源20の電圧が、DCモータ
24を正常動作させる限界値より大きいある値まで低下
した場合に作動するDC電源低下警報装置27を設けて
成る真空吸着システムである。
【0007】
【作 用】ワークを吸着している状態でバッテリ電源2
0に充電されずにバッテリ電源20の電圧がある値まで
低下してきた場合に警報が発生して作業者に知らせるの
で警報が発生してから、吸着パット3内の真空度がワー
クが落下するまで低下する間に時間的余裕があり、作業
者は安全処理をして通気性が多いワークを吸着支持して
いる場合においてもそのワークが落下することを未然に
防止できる。
【0008】
【実 施 例】図2に示すようにAC電源6の外にバッ
テリ電源20を設け、このバッテリ電源20をチャージ
ャ21によってAC電源6に接続してAC電源6でバッ
テリ電源20を充電するようにしてある。前記チャージ
ャ21はDC電圧制御装置22で制御される。前記バッ
テリ電源20は主回路23でDCモータ24に接続し、
この主回路23に手動操作される吸着スイッチ25が設
けられ、その吸着スイッチ25をONするとDCモータ
4が駆動して真空ポンプ1が回転して吸着パット3でワ
ーク5を吸着する。前記バッテリ電源20は警報回路2
6でDC電源低下警報装置27に接続し、この警報回路
26にはスイッチ28が設けてあり、このスイッチ28
はDC電圧制御装置22によってON、OFFされる。
【0009】前記DC電圧制御装置22はDCモータ2
4駆動入力電圧の監視と、チャージャ21によるバッテ
リ電源20の充電制御を行なってAC電源6がバッテリ
電源20に供給(充電)されている間はDCモータ24
で真空ポンプ1を駆動しても自動的にDCモータ入力電
圧を一定電圧に維持すると共に、DC電圧制御装置22
はAC電源6がチャージャ21に電力を供給しない場合
(充電しない時)に信号を出力し、その信号でスイッチ
28をONする。
【0010】このようであるから、DCモータ24で真
空ポンプ1を回転してワーク5を吸着支持した状態でA
C電源6を作業者がOFFとしたり、この真空吸着シス
テムを備えた走行台車の走行によってAC電源用コンセ
ントが抜けてAC電源6が供給されない場合やAC電源
6に異常が発生した場合にはDC電圧制御装置22がス
イッチ28をOFFしてDC電源低下警報装置27を直
ちに作動して警報を発する。これにより、作業者はDC
電源20にAC電源6で充電してないことを感知し、ワ
ークを安全に下降させる等の安全処理を行なってDC電
源20の低下によってDCモータ24が停止してワーク
5が落下することを未然に防止できる。つまり、バッテ
リ電源20がAC電源6で充電されない状態でDCモー
タ24をある時間駆動するとバッテリ電源20の電圧が
低下してDCモータ24が停止してワーク5が落下する
が、前述のように通気性が多いワーク5を吸着している
場合でも充電しない状態となった時に吸着パット3内の
真空度がワークを落下する程度となるまでに時間的に余
裕があり、作業者が安全処理してワーク落下を未然に防
止できる。
【0011】前記DC電圧制御装置22はAC電源6が
チャージャ21に電力を供給しない(充電しない)状態
で、バッテリー電源20の電圧がDCモータ24を正常
作動させる限界値より大きいある値まで低下してきた場
合に信号を出力し、その信号でスイッチ28をONする
ようにしても良い。
【0012】このようにすれば、DCモータ24で真空
ポンプ1を回転してワーク5を吸着支持した状態でAC
電源6を作業者がOFFとしたり、この真空吸着システ
ムを備えた走行台車の走行によってAC電源用コンセン
トが抜けてAC電源6が供給されない場合やAC電源6
に異常が発生しさらにバッテリー電源20の電圧が低下
してきた場合にはDC電圧制御装置22がスイッチ28
をONしてDC電源低下警報装置27を直ちに作動して
警報を発する。これにより、作業者はDC電源20にA
C電源6で充電されておらず電圧が低下してきているこ
とを感知し、ワークを安全に下降させる等の安全処理を
行なってDC電源20の低下がさらに進行しDCモータ
24が停止してワーク5が落下することを未然に防止で
きる。つまり、バッテリ電源20がAC電源6で充電さ
れない状態でDCモータ24をある時間駆動するとバッ
テリ電源20の電圧が低下してついてにはDCモータ2
4が停止してワーク5が落下するが、前述のように通気
性が多いワーク5を吸着している場合でも充電しない状
態となってもバッテリー電源により十分真空を維持でき
るし、さらにバッテリー電圧が低下し警報が発生してか
ら、さらに電圧が低下し真空モータが停止して吸着パッ
ト3内の真空度がワークを落下する程度となるまでに時
間的に余裕があり、作業者が安全処理してワーク落下を
未然に防止できる。
【0013】図3は第2実施例を示し、主回路23にス
イッチ29を設けてこのスイッチ29を圧力センサ13
による検出圧力信号で真空圧力自動制御部9によってO
N、OFFし、AC電源6の異常を検出して警報を発す
るAC電源異常警報装置30、DCモータ24の異常を
検出して警報を発生するDCモータ異常警報装置31、
真空度低下警報装置32を設け、この真空度低下警報装
置32を圧力センサ33による検出圧力信号で作動する
ようにしてある。ここで、真空度低下警報装置32が作
動する時の真空度は真空圧力自動制御部9でスイッチ2
9がONする時の真空度より低くしてある。このように
することで、通常のワークの場合でも通気性の多いワー
クの場合でも利用できる。
【0014】
【考案の効果】ワークを吸着している状態でバッテリ電
源20に充電されずにバッテリ電源20の電圧がある値
まで低下してきた場合に警報が発生して作業者に知らせ
るので警報が発生してから、吸着パット3内の真空度が
ワークが落下するまで低下する間に時間的余裕があり、
作業者は安全処理をして通気性が多いワークを吸着支持
している場合においてもそのワークが落下することを未
然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の構成説明図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す構成説明図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…真空ポンプ、3…吸着パット、5…ワーク、6…A
C電源、20…バッテリ電源、24…DCモータ、27
…DC電源低下警報装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森谷 幸雄 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株式会社小松製作所 川崎工場内 (72)考案者 山口 昌保 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株式会社小松製作所 川崎工場内 (56)参考文献 実開 昭61−205783(JP,U) 実開 平2−65048(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 15/06 B23Q 3/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCモータ24で真空ポンプ1を駆動
    し、この真空ポンプ1を吸着パット3に連通して吸着パ
    ット3でワーク5を吸着支持する構成とし、前記DCモ
    ータ24に接続したバッテリ電源20とAC電源6をチ
    ャージャ21を介して接続し、このチャージャ21によ
    りバッテリ電源20を充電していない時かつバッテリー
    電源20の電圧が、DCモータ24を正常動作させる限
    界値より大きいある値まで低下した場合に作動するDC
    電源低下警報装置27を設けて成る真空吸着システム。
  2. 【請求項2】 バッテリ電源20とDC電源低下警報装
    置27をスイッチ28を介して接続し、このスイッチ2
    8をチャージャ21を駆動制御するDC電圧制御装置2
    2でON、OFFする構成として成る請求項1記載の真
    空吸着システム。
JP1992039762U 1992-05-20 1992-05-20 真空吸着システム Expired - Lifetime JP2601814Y2 (ja)

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JPH0593783U JPH0593783U (ja) 1993-12-21
JP2601814Y2 true JP2601814Y2 (ja) 1999-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61205783U (ja) * 1985-06-14 1986-12-25
JPH0722998Y2 (ja) * 1988-11-02 1995-05-24 日産自動車株式会社 電動車両の充電制御装置

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