JP2601333Y2 - 容器の蓋 - Google Patents

容器の蓋

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JP2601333Y2
JP2601333Y2 JP1993064716U JP6471693U JP2601333Y2 JP 2601333 Y2 JP2601333 Y2 JP 2601333Y2 JP 1993064716 U JP1993064716 U JP 1993064716U JP 6471693 U JP6471693 U JP 6471693U JP 2601333 Y2 JP2601333 Y2 JP 2601333Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はおしるこ、茶碗むし等
の食品や乳飲料、紅茶、コーヒー、ココア、飲料水、日
本酒、ジュース等の液体飲料を収納した容器の蓋に係
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容器の蓋は普通の1枚の厚さが約
38μ以上と厚い合成樹脂フィルムの上面に接着剤で接
着したアルミニウム箔を設けるとともにこのポリエチレ
ンフィルムの下面にエチレンビニールアセテートコーポ
リマー(EVA)またはエチレンエチルアクリレートコ
ーポリマー(EEA)などのヒートシール層を設けたも
のが一般に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の容器の蓋で
は食品や液体飲料などを入れた容器を蓋でヒートシール
により密封し、食す人が容器に入れた食品や液体飲料を
加熱して食す時に蓋にアルミニウム箔が使われているた
めに食品や液体飲料入り蓋付き容器を電子レンジでその
まま加熱することができないという問題点があったし、
アルミニウム箔の片面だけにに合成樹脂フィルムを設け
たために蓋が1方向にカールしやすいという問題点があ
った。
【0004】この考案は従来の容器の蓋が有するこれら
の問題点を解消し、蓋で容器の開口部を密封したままで
電子レンジにより加熱できることや蓋がいずれの方向に
もカールしないこと、蓋が耐水性を有することなどを目
的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の容器の蓋は、
紙の上面と下面とに、延伸して薄くした2枚の延伸合成
樹脂フィルムの厚さの合計が約32μから約8μである
とともに2枚の延伸合成樹脂フィルムのうちの1方が酸
化ケイ素蒸着層を有する延伸合成樹脂フィルムを、それ
ぞれ1枚ずつ接着して設けて、下面側の延伸合成樹脂フ
ィルムの下面にヒートシール層を設けたり、紙の上面と
下面とに、2枚の延伸合成樹脂フィルムの厚さの合計が
32μから8μの延伸合成樹脂フィルムを、それぞれ1
枚ずつ接着して設け、下面側の延伸合成樹脂フィルムの
下面に熱可塑性合成樹脂フィルムを接着してヒートシー
ル層を設けたりしたものである。
【0006】
【作用】この考案の容器の蓋で容器の上側開口部をヒー
トシールにより密封すると、蓋にアルミニウム箔が使わ
れていないので蓋をつけたままで食品や液体飲料入り蓋
付き容器は電子レンジでそのまま加熱される。そして紙
の上面と下面とに1枚づつ延伸合成樹脂フィルムを設け
てあるために蓋がカールするのを防止されるとともに蓋
は耐水性を有する。なお、紙の上面と下面とに1枚づつ
設けた2枚の延伸合成樹脂フィルムの厚さの合計が18
μ以下と薄くした場合には、液体飲料入り蓋付き容器の
蓋に合成樹脂製ストローが円滑に突き刺されるし、液体
飲料を飲む人は容器から蓋を剥ぎ取ることなく、ストロ
ーで液体飲料を零すことなく円滑に飲める。
【0007】
【実施例】次にこの考案の容器の蓋を実施例について図
面とともに説明する。(実施例1)図1と図2に図示し
たように、約35g/m2 の模造紙1の上面にポリエス
テル系樹脂の接着層3を介して厚さ16μの二軸延伸ポ
リエステル(PET)フイルム2を設け、この模造紙1
の下面に、酸化ケイ素蒸着層5を上面に有する厚さ12
μの二軸延伸ポリエステル(PET)フイルム4を、ポ
リエステル系樹脂の接着層6を介して設ける。この下面
側の二軸伸延ポリエステル(PET)フイルム4の下面
に、接着層7′を介してエチレンビニールアセテートコ
ーポリマー(EVA)フイルムからなるヒートシール層
7を、設けた容器の蓋8である。
【0008】この実施例1の容器の蓋8を使用する際は
図3に図示したように、例えばポリプロピレン樹脂製容
器9に茶碗むし10を入れ、蓋8を容器9の上側開口部
にヒートシール層7でヒートシール11して容器9の上
側開口部を密封する。蓋付き容器9に入れた茶碗むし1
0を加熱して食す時に、蓋付き容器9を電子レンジに入
れて、加熱する。アルミニウム箔を使用していないので
そのまま電子レンジにかけられるし、また薄い模造紙1
の両面に二軸延伸ポリエステルフイルム2、4を積層し
ているために蓋8は耐水性に優れ、かつ適度の強度を有
するとともに容易に開封できる。そして1方の二軸延伸
ポリエステルフイルム4に酸化ケイ素蒸着層5を有する
ので酸素のバリヤー性を有しているために食品や液体飲
料の保存性が優れている。 この実施例1の蓋8では、
EVAのヒートシール層7を設けたものについて説明し
たが、ヒートシール層を構成する熱可塑性合成樹脂とし
てEVAの外にエチレンエチルアクリレートコーポリマ
ー(EEA)、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエス
テル(PET)樹脂、エチレンーアクリル酸コポリマー
(EAA)、ポリエステル系ヒートシールラッカー、塩
ビー酢ビ系ヒートシールラッカー、サーリン系ヒートシ
ールラッカー、エチレンーアクリル酸コポリマー系ヒー
トシールラッカー、エチレンビニールアセテートコーポ
リマー(EVA)系ホットメルトなどがある。同様に二
軸伸延合成樹脂フイルムとしては実施例1の蓋8のPE
Tフイルムの外に二軸延伸ポリプロピレン(PP)樹脂
フイルム、二軸延伸ポリエチレン(PE)樹脂フイルム
などがあり、更に二軸延伸合成樹脂フイルムに代えて、
これらのフイルムを一軸延伸したものでもよい。
【0009】(実施例2)図4に図示したように、約5
8g/m2 の上質紙12の上面にポリエチレン樹脂の接
着層14を介して厚さ6μの二軸延伸ポリエステル(P
ET)フイルム13を設け、この上質紙12の下面にポ
リエチレン樹脂の接着層16を介して厚さ6μの二軸延
伸ポリエステル(PET)フイルム15を設ける。この
下面側の二軸延伸ポリエステル(PET)フイルム15
の下面に、接着層17′を介してエチレンビニールアセ
テートコーポリマー(EVA)フイルムからなるヒート
シール層17を、設けた容器の蓋18である。
【0010】この実施例2の容器の蓋18を使用する際
は図5に図示したように、例えば合成樹脂製容器19に
乳飲料20を入れ、蓋18を容器19の上側開口部にヒ
ートシール層17でヒートシール21して容器19の上
側開口部を密封する。蓋付き容器19に入れた乳飲料2
0を加熱して飲む時に蓋付き容器19を電子レンジに入
れて、電子レンジで容器19に入れた乳飲料20を加熱
する。加熱することにより蓋付き容器19の乳飲料20
を加熱した後に図5に図示したように、容器19の上側
にヒートシール21してある蓋18に合成樹脂製ストロ
ー22を突き刺し、このストロー22で飲む人が加熱し
た乳飲料20を飲む。
【0011】この実施例2の容器の蓋18では、2枚の
二軸延伸PETフイルムの厚さが6μと6μと同じ厚さ
で合計が12μにしたものについて説明したが、2枚の
二軸伸延PETフイルムの厚さの合計が大きすぎると、
蓋の強度が大きすぎるために合成樹脂製ストローが突き
刺しにくくなったり、突き刺さらなくなるし、また2枚
の二軸延伸PETフイルムの厚さの合計が小さすぎる
と、蓋材の強度が小さすぎるために必要とする強度が不
足するので2枚の伸延合成樹脂フイルムの厚さの合計は
実験した結果では約18μから約8μがよい。同様に上
質紙などの紙は実験した結果では約20g/m2 から約
200g/m2 がよく、上質紙の外に模造紙、片面アー
ト紙、晒しクラフト紙などがよい。
【0012】(実施例3)図6に図示したように、約1
05g/m2 の片面アート紙31の上面にポリエチレン
樹脂の接着層33を介して厚さ6μの二軸延伸したポリ
プロピレン(PP)フイルム32を設け、この片面アー
ト紙31の下面にポリエチレン樹脂の接着層35を介し
て厚さ12μの二軸延伸したポリエステル(PET)フ
イルム34を設ける。このポリエステル(PET)フイ
ルム34の下面にポリエステル樹脂の接着層37を介し
てポリプロピレン(PP)フイルムのヒートシール層3
6を設けた容器の蓋38である。
【0013】この実施例3の容器の蓋38を使用する際
は図7から図9に図示したように、紙製容器39にコー
ヒー40を入れ、蓋38を容器39の上側開口部にヒー
トシール層36でヒートシール41して容器39の上側
開口部を密封し、更に容器39の上側にカバー42を被
せる。このカバー42は合成樹脂製であり、カバー42
にストロー突き刺し用十字形切れ目43を設ける。蓋付
き容器39に入れたコーヒー40を加熱して飲む時に蓋
付き容器39を電子レンジに入れて、電子レンジで容器
39に入れたコーヒー40を加熱する。加熱することに
より蓋付き容器39のコーヒー40を加熱した後にカバ
ー42に設けたストロー突き刺し用十字形切れ目43か
らストロー44を蓋38に突き刺し、このストロー44
で飲む人が加熱したコーヒー40を飲む。このストロー
44は長さが伸縮自在なストローで、予め容器39の外
側側面に短縮したストローを仮着しておくと便利であ
る。カバー42を容器39の上側に被せることによりカ
バー42のストロー突き刺し用十字形切れ目43に沿っ
てストローを子供でもほぼ垂直に円滑に突き刺せるし、
かつ容器39の蓋に埃りや汚れなどが付くことが防止さ
れる。
【0014】
【考案の効果】この考案の容器の蓋は、容器の開口部を
蓋でヒートシールにより簡単に密封することができる
し、蓋に金属箔を用いてないために蓋で密封した液体飲
料入り容器を電子レンジでそのまま加熱することができ
る。更にこの考案の容器の蓋は紙の上下両面が薄い延伸
合成樹脂フイルムで保護されているので蓋がいずれの方
向にもカールしないという効果があるとともに蓋が耐水
性を有するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の1実施例の平面図である。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】使用時の断面図である。
【図4】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図5】飲む時の断面図である。
【図6】本考案品の更に別の実施例の拡大断面図であ
る。
【図7】使用時の断面図である。
【図8】使用時の平面図である。
【図9】飲む時の断面図である。
【符号の説明】
1 模造紙 2 延伸ポリエステルフィルム 3 接着層 4 延伸ポリエステルフィルム 5 酸化ケイ素蒸着層 6 接着層 7 ヒートシール層 7′ 接着層 8 容器の蓋 9 容器 10 茶碗むし 11 ヒートシール 12 上質紙 13 延伸ポリエステルフィルム 14 接着層 15 延伸ポリエステルフィルム 16 接着層 17 ヒートシール層 17′接着層 18 容器の蓋 19 容器 20 乳飲料 21 ヒートシール 22 ストロー 31 片面アート紙 32 延伸ポリプロピレンフィルム 33 接着層 34 延伸ポリプロピレンフィルム 35 接着層 36 ヒートシール層 37 接着層 38 蓋 39 容器 40 コーヒー 41 ヒートシール 42 カバー 43 十字形切れ目 44 ストロー

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の上面と下面とに、2枚の延伸合成樹
    脂フィルムの厚さの合計が32μから8μであるととも
    に2枚の延伸合成樹脂フィルムのうちの1方が酸化ケイ
    素蒸着層を有する延伸合成樹脂フィルムを、それぞれ1
    ずつ接着して設けて、下面側の延伸合成樹脂フィルム
    の下面にヒートシール層を設けたことを特徴とする容器
    の蓋。
  2. 【請求項2】 紙の上面と下面とに、2枚の延伸合成樹
    脂フィルムの厚さの合計が32μから8μの延伸合成樹
    脂フィルムを、それぞれ1枚ずつ接着して設けるととも
    に下面側の延伸合成樹脂フィルムの下面に、熱可塑性合
    成樹脂フィルムを接着してヒートシール層を、設けたこ
    とを特徴とする容器の蓋。
  3. 【請求項3】 2枚の延伸合成樹脂フィルムがそれぞれ
    同じ厚さであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    容器の蓋。
  4. 【請求項4】 2枚の延伸合成樹脂フィルムがそれぞれ
    異なる厚さであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の容器の蓋。
  5. 【請求項5】 紙の厚さが20g/m から200g/
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の容器
    の蓋。
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