JP2601281B2 - 燃料噴射ポンプ装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプ装置

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JP2601281B2
JP2601281B2 JP62200091A JP20009187A JP2601281B2 JP 2601281 B2 JP2601281 B2 JP 2601281B2 JP 62200091 A JP62200091 A JP 62200091A JP 20009187 A JP20009187 A JP 20009187A JP 2601281 B2 JP2601281 B2 JP 2601281B2
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    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/045—Arrangements for driving rotary positive-displacement pumps
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関に燃料を供給する燃料噴射ポンプ
装置に関し、該装置は、高圧ポンプおよび流出部を有し
かつ圧力燃料を高圧ポンプに供給する低圧ポンプを内蔵
するハウジングを含み、このハウジングは空所を有しそ
の中に高圧ポンプの構成要素が配置され、かつその空所
内に燃料が蓄積される形式のものであって、該装置は前
記空所内の圧力を制御する逃し弁を含み、なお低圧ポン
プは回転ベーン型である。
既知の形式のそのようなポンプにおいては、低圧ポン
プは、一緒に接合された直径上に対向した４つのベーン
を持っている。ベーンの先端は、一般に偏心的に配列さ
れた面と協動してポンプ作用を発生させ、上記の面はロ
ータが回転するとき、ベーンとそれらが内側に配置され
た面との間に最小のすき間を保証することが必要である
ので細心の注意を払って形成しなければならない。その
ようなポンプの利点は、ベーンが配置されている溝穴内
でベーンが確実に運動することである。上記面およびブ
レードの加工における不利点は、一般的に有効な形式の
ベーンポンプを採用するに至らしめてきた。この形式で
は各ベーンは溝内に個々に配置され、この場合、ベーン
を面と接触状態に保つために外向きに偏椅するための或
る形式の弾性手段を具備している。
低圧ポンプの吐出圧力は、このポンプ装置が駆動され
る速度につれてこの吐出圧力が変化するように逃し弁に
よって制御されている。この方法では偏椅力は圧力が増
加すると偏椅力が高まり最大圧力に対向するために十分
な強さを持つベーンを偏椅する強制手段を提供する必要
がないので、ベーンを面と接触状態にさせるために外向
きに偏椅するのを助けるのに便利である。しかし、低い
弾性力は、燃料切れの状態から復帰する場合にポンプ装
置の有効な燃料再充填をさせるには実際上不適切である
ことが知られている。
本発明の目的は、簡単かつ便利な形式の再起動に際し
適切な再充填が可能な燃料ポンプ装置を提供することで
ある。
本発明によれば、上記形式の装置において、前記低圧
ポンプは、偏心的に形成された筒状内周面に依り画成さ
れたポンプ室と、該ポンプ室内において回転可能に設け
られたロータと、該ロータ内に半径方向に形成された溝
穴と、前記溝穴それぞれ内に配置されたベーンと、ポン
プ室の前記内周面に密接するようにベーンを外向きに偏
椅する弾性装置と、一方において、低圧ポンプの吐出圧
力が予め定めた値に達するまでの間、前記溝穴内のベー
ン内方端に形成された空胴に前記空所を接続し、他方に
おいて、前記吐出圧力が予め定め値を維持している間
に、低圧ポンプの吐出圧力を前記空胴に接続する弁装置
から構成されている。
附図を参照して、一実施例について以下に本発明を説
明する。
第１図および第４図において、この燃料システムは、
高圧ポンプ12および低圧ポンプ13を内蔵したハウジング
11を含む。これら２つのポンプは、装着エンジンと調時
関係を保って駆動されるように該エンジンの回転部材と
連結された駆動軸14によって駆動される。このポンプ装
置は、燃料フィルタ16を介して燃料供給タンク17に接続
された燃料流入部15をもつ。装置のハウジング11内に
は、潤滑を要する高圧ポンプの可動部分を収容した空所
18が形成され、かつ燃料はこと空所内に蓄積され、この
空所内の燃料の圧力は逃し弁19によって制御され、この
弁を通って燃料は供給タンク17に戻される。第３図に示
されるように、低圧ポンプ13への流入部15および流出部
20は、圧力逃し弁21によって連結され、この弁の作用は
この装置が駆動される速度に従って低圧ポンプの吐出圧
力を制御することである。高圧ポンプ12は、既知の方法
で装着エンジンの噴射ノズルに接続された流出部22をも
ち、かつ低圧ポンプの流出部20から高圧ポンプへの燃料
の流量は絞り装置23によって制御される。
低圧ポンプは第２図および第４図に示されるように、
ベーン形式のものであって、ポンプ室内に配設されたロ
ータ24を有し、ポンプ室の内周面25はロータの回転軸線
に対して偏心的に形成されている。なお、ロータ24は、
本装置が装着されるエンジンに依って回転駆動される高
圧ポンプ12の主たる構成要素である回転式分配部材24A
により直接回転される。さらに、ロータ24は４枚のベー
ン26を担持し、これらのベーンはロータの断面十字形に
穿設された溝穴内を半径方向に滑動可能でかつはねの弾
性作用によって外向きに軽度に負荷されている。
流入ポート27がポンプ室と連通し、この流入ポートは
燃焼流入部15、およびポンプ流出部20に接続された流出
部28に接続されている。ポンプの作用は一般に知られて
いるように行われる。
ポンプ作用を増大させるために、溝穴とベーン26の内
方端によって画成されたロータ24の回転軸方向に伸びる
空胴29は、通常はポンプの流出部20に接続されているの
で、ベーンの内方端には通常運転においてはポンプの吐
出圧力を恒常的に受ける。これは、ベーンを外向きに偏
椅するばねの作用を助ける望ましい効果をもち、かつこ
の圧力はこの装置が駆動される速度に従って変化するの
でベーンに作用される力もこの速度に従って変化し、こ
れは内周面25とベーン26の外端との間の漏洩を減少する
のに大いに役立っている。
しかし、このような装置においては、もし燃料タンク
が空になってから燃料を再充填する場合、この装置が装
着エンジンに燃料を再供給するまでにかなりの時間を要
する。もしベーンの内方端に形成された空胴29が装置の
ハウジング内の空所18に接続されて若干の圧力が加わっ
た燃料で満たされていれば上記時間はかなり減少できる
ことが判明した。
このために、全体を30で示された弁装置が提供され、
この弁装置は、第３図の例においては、一対の不還弁3
1,32を含み、一方の不還弁32は低圧ポンプ13の流出部20
からの吐出圧力を空胴29内に供給するように作動し、ま
た他方の不還弁31は、第４図に詳細に示されているよう
に、空所18を空胴29に接続するように作動する。ゆえ
に、燃料切れやフィルタ要素の交換等によりエンジンが
停止すると、かなりの量の空気が回転するロータ24の巻
き込みによりシステム内に流入する。その結果、不還弁
32は流出部20の圧力降下により閉じられ、同時に空所18
の逃し弁19も閉じられるのであるが、その代わりに不還
弁31は圧力差により開かれて空胴29は装置のハウジング
内の空所18に接続され、この空胴内に燃料が一杯に満た
されることとなる。
エンジンの再始動に際し、空胴内に流入した燃料はベ
ーン26を半径方向外方に押圧して密封作用を提供し、ポ
ンプの吸入作用を高め、低圧ポンプ13が十分な吐出圧力
を発生し、吸入される大量の空気を素早く放逐し、それ
により弁32を開き弁31を閉じるまでの間、エンジンの起
動によるポンプへの燃料の再充填作用を促進することと
なりエンジンの再始動を円滑にする。
不還弁32は軽度にばね負荷されているが、弁31は自由
ボール部材を含み、このボール部材は、圧力差によりそ
のシートから離れると空胴29への燃料の流動を許す。こ
のボールを収容している通路は、使用時には、燃料の流
動を妨げないように分配器部材24Aの回転軸線より下方
に配置されている。
不還弁32は、引き続き閉じる圧力よりも高い圧力で開
く作動式の弁を用いる事もでき、この閉じ圧力は最低エ
ンジン速度を得る圧力よりも低い。さらに、この弁は例
えばタイミング制御ピストンのような装置の部分を形成
する圧力応答装置に燃料を加えるのを制御することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による燃料噴射ポンプに用いる燃料シス
テムの解説図、第２図はこの装置の部分を構成する低圧
ポンプの詳細構造図、第３図はこの装置の燃料流動回路
図、第４図は低圧ポンプと高圧ポンプとの接続部分の具
体的構成を拡大して示した部分断面図である。 〔図中の符号〕 10……燃料噴射ポンプ、11……ハウジング、12……高圧
ポンプ、 13……低圧ポンプ、14……駆動軸、15……燃料流入部、 16……燃料フィルタ、17……燃料供給タンク、18……空
所、 19……逃し弁、20……流出部、21……圧力逃し弁、 22……流出部、23……絞り装置、24……ロータ、 24A……回転分配部材、25……内周面、26……ベーン、 27……流出ポート、28……流出ポート、29……空胴、 30……弁装置、31……逆止め弁、32……逆止め弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ハウジング（11）と、該ハウジング内に配
    設された高圧ポンプ（12）と、ハウジング内に形成され
    かつその中に高圧ポンプの構成部材が配置されかつこの
    装置の使用時には燃料が蓄積される空所（18）と、前記
    高圧ポンプ燃料を供給する回転ベーン型の低圧ポンプ
    （13）と、前記空所内の圧力を制御するための逃し弁
    （19）とを含む内燃機関に燃料を供給するための燃料噴
    射ポンプ装置において、 前記低圧ポンプ（13）が、偏心的に形成された筒状内周
    面（25）に依り画成されたポンプ室と、 該ポンプ室内において回転可能に設けられたロータ（2
    4）と、 該ロータ内に半径方向に形成された溝穴と、 溝穴それぞれ内に配置されたベーン（26）と、 ポンプ室の前記内周面（25）に密接するようにベーンを
    外向きに偏椅する弾性装置と、 一方において、低圧ポンプの吐出圧力が予め定めた値に
    達するまでの間、前記溝穴内のベーン内方端に形成され
    た空胴（29）に前記空所（18）を接続し、他方におい
    て、前記吐出圧力が予め定めた値を維持している間、低
    圧のポンプ吐出圧力を前記空胴（29）に接続する弁装置
    （30）とから成ることを特徴とする燃料噴射ポンプ装
    置。
  2. 【請求項２】前記弁装置（30）が、低圧ポンプ（13）の
    流出部（20）を前記空胴（29）に接続する第１の不還弁
    （32）と、前記空胴（29）を前記空所（18）に接続する
    第２の不還弁（31）とを含む特許請求の範囲第１項記載
    の燃料ポンプ装置。
  3. 【請求項３】前記第１の不還弁（32）が、前記予め定め
    た圧力において前記空胴（29）と前記流出部（20）とを
    接続するように開くばね負荷弁である特許請求の範囲第
    ２項記載の燃料ポンプ装置。
  4. 【請求項４】前記第２の不還弁（31）が、自由運動ボー
    ル部材と、ボール用シートから構成され、ボール部材が
    シートから落下するとき空胴（29）と空所（18）とを接
    続する特許請求の範囲第２項または３項記載の燃料ポン
    プ装置。
  5. 【請求項５】前記第１の不還弁（32）が圧力差動弁とし
    て構成されている特許請求の範囲第３項または４項記載
    の燃料ポンプ装置。
JP62200091A 1986-08-16 1987-08-12 燃料噴射ポンプ装置 Expired - Lifetime JP2601281B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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GB868619991A GB8619991D0 (en) 1986-08-16 1986-08-16 Fuel pumping apparatus
GB8619991 1986-08-16

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JPS6350662A JPS6350662A (ja) 1988-03-03
JP2601281B2 true JP2601281B2 (ja) 1997-04-16

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US (1) US4738596A (ja)
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DE (1) DE3725802C2 (ja)
ES (1) ES2011828A6 (ja)
FR (1) FR2602830B1 (ja)
GB (2) GB8619991D0 (ja)
IT (1) IT1222497B (ja)

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