JP2601178B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JP2601178B2
JP2601178B2 JP5332892A JP33289293A JP2601178B2 JP 2601178 B2 JP2601178 B2 JP 2601178B2 JP 5332892 A JP5332892 A JP 5332892A JP 33289293 A JP33289293 A JP 33289293A JP 2601178 B2 JP2601178 B2 JP 2601178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
rice cooker
plate
central
hot plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5332892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07184771A (ja
Inventor
昇治 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP5332892A priority Critical patent/JP2601178B2/ja
Publication of JPH07184771A publication Critical patent/JPH07184771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601178B2 publication Critical patent/JP2601178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器に関するものであ
り、詳しくは内鍋を収容する器体の底部に、この底部の
中央に配置した中央熱盤と、この中央熱盤の外まわりに
配置した外まわり熱盤とを設けてそれぞれにヒータを内
蔵し、これらの熱盤の上に前記内鍋を載置して加熱する
ようにした炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の炊飯器は、実公平5−3201
4号公報で知られている。このような構成は、炊飯の高
温加熱化が行われるにつれ、高容量のヒータによる局部
加熱が、熱盤の局部的な過熱や、ヒータの断線と云った
問題をもたらしている現状に対処すべく開発された。
【0003】熱盤は2つに分かれてヒータを別個に内蔵
し、それぞれが内鍋の底部2箇所に個別に当てがわれる
ことにより、ヒータを内鍋底部まわりに分散して働か
せ、内鍋3の底部の一部を集中して高容量のヒータで過
熱することによる問題を解消している。
【0004】一方、2つの熱盤を固定し、これの双方に
内鍋の底部が精度よく密着するような位置合わせは困難
である。そこで前記公報に開示のものは、外まわり熱盤
の方を器体の底部に固定し、中央熱盤を器体の底部にば
ねを介し遊びを持つとともに最上動位置にあるように付
勢して支持している。
【0005】これにより、内鍋を器体内に収容したと
き、内鍋はまず最上動位置にある中央熱盤に当接してこ
れを前記ばねに抗して押し下げていき、外まわり熱盤に
当接したときこれに受けられて安定し、所定の位置およ
び姿勢に矯正されて外回り熱盤に密着するし、内鍋に押
し下げられてきた中央熱盤は前記位置および姿勢に矯正
された内鍋に対応して位置および姿勢を変えることによ
り内鍋の底部に密着する位置および姿勢を採るようにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外まわり熱盤
は内鍋の底部外周部の、下向き面から外向き面への立ち
上がり形状に一致する複雑な内面形状となるので、内鍋
の底部の外周部を受けることにより内鍋を適正な位置お
よび姿勢に規正しにくいし、内鍋が少し傾いて器体に収
容されたとき、内鍋が外まわり熱盤の内面との間でこじ
れて適正に密着しないままになることもある。
【0007】内鍋が若干でも傾いていると、これの口部
に対する蓋の当接圧が不均一かつ部分的不足になるし、
蓋を規定高さ以上に押し上げるような事態も生じて器体
の肩部に設けられる肩ヒータから内鍋の口部を閉じる蓋
部分に熱を伝導して保温を行うようなタイプのものに
は、この蓋部への保温に不均一や不足が生じる。また、
内鍋の底部外周に外まわり熱盤が密着していなければ、
外まわり熱盤から内鍋への熱伝導に不均一と不足が生じ
る。
【0008】さらに、中央熱盤の中央の開口を通じて内
鍋の底部中央に当接するセンサが中央熱盤の位置や姿勢
の変動の影響を受けて内鍋の底部中央に適正に当接でき
ず温度を誤検出する原因にもなる。
【0009】そこで本発明は、中央熱盤および外まわり
熱盤の遊び支持構造を改良することにより前記のような
問題を解消できる炊飯器を提供することを課題とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、内鍋を収容する器体の底部に、この
底部の中央に配置した中央熱盤と、この中央熱盤の外ま
わりに配置した外まわり熱盤とを設けてそれぞれにヒー
タを内蔵し、これらの熱盤の上に前記内鍋を載置し、中
央熱盤を器体の底部に固定し、外まわり熱盤を器体の底
部にばねを介し遊びを持つとともに最上動位置にあるよ
うに付勢して支持し、外まわり熱盤の内面を内鍋底部の
外周部形状に合わせて上方より下方に向け開口が小さく
なるほぼすり鉢型の形状に形成したことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】本発明の上記構成では、内鍋の底部の中央部に
高容量ヒータを集中して働かさなくてよいよう、ヒータ
を内蔵した熱盤を器体の底部中央に位置する中央熱盤
と、これの外まわりに位置する外まわり熱盤とに分けて
設けるのに、中央熱盤の側を器体の底部に固定し、他方
の外まわり熱盤を器体の底部にばねを介し遊びを持つと
ともに最上動位置にあるように付勢して支持したから、
これら熱盤に内鍋を載置するとき、内鍋は器体の底部に
対し遊びを持った外まわり熱盤の内面にて、これのほぼ
すり鉢状の形状と前記遊びとによるラフな案内を受けな
がら、こじれや大きな位置ずれなく器体に難なく収容さ
れていき、器体の底部に固定された中央熱盤上に載って
密着状態に自然に落ちつくのと同時に、外まわり熱盤を
ばねに抗して押し沈めながらこれを密着状態に沿わせる
ことになり、内鍋を簡易に装着して中央熱盤および外ま
わり熱盤との密着を図ることができる。またこの結果、
収容状態の内鍋は固定された中央熱盤によって適正な姿
勢および高さに規正されるので、器体の肩部や蓋との位
置関係を正しく保つことができるし、中央熱盤の中央の
開口を利用して内鍋の底部と接して炊飯や保温の温度を
検出するサンサ等との位置関係、およびこのセンサと内
鍋との位置関係をも適正に保つことができる。
【0012】
【実施例】図に示す本発明の一実施例としての炊飯およ
び保温を行う電気炊飯器について説明すれば、図1に全
体構成を示しているように器体1内に内鍋3を収容し、
器体1の後部にヒンジ軸4により枢支した蓋体5にて、
器体1および内鍋3の口部1a、3aを同時に開閉でき
るようにしている。
【0013】器体1は、金属製の内ケース7と樹脂製の
外装ケース8とで中空に形成されている。外装ケース8
は無理嵌め部8cにて胴継ぎされた有底の本体8aおよ
び肩部材8bとから形成され、内ケース7は上端の外向
きフランジ7aを肩部材8bが形成する器体口部1aの
口縁部に下方より受けられるとともに、内ケース7の口
部内周に樹脂製の肩リング10を嵌め合わせて、この肩
リング10の外周下端部に形成した無理嵌め係合部10
aを、肩部材8bの内周に設けられて内ケース7を貫通
し内側に突出する無理嵌め突起8b1に無理嵌めするこ
とにより、内ケース7の口部を肩部材8bとの間に挟み
付けて相互を一体に結合する一方、図2に示すようにね
じ9により前記外装ケース8の本体8aの底部との間を
スペーサ27を介して連結し、内ケース7を外装ケース
8全体と一体化してある。
【0014】図1、図5に示すように、内ケース7の底
部内には第1、第2の炊飯ヒータ11、12を内蔵した
中央、外まわり各熱盤13、14が設けられ、中央熱盤
13が内ケース7の底部中央に位置し、これの外まわり
に外まわり熱盤が同心的に位置するようにしてある。こ
れにより内鍋3の真下となる中央熱盤13は内ケース7
の底部に受止めて図2、図5に示すようにねじ15によ
り固定され、内ケース7の底部中央には第1、第2の炊
飯ヒータ11、12を発熱制御するための温度センサ1
6が、前記ねじ15を共用して取り付けることにより設
けられ、これが中央熱盤13の中央開口13aを通じて
中央熱盤13の上面に露出し、内ケース7内で中央熱盤
13の上に受載される内鍋3の底部と接して、炊飯温度
や保温温度を検知するようになっている。
【0015】外まわり熱盤14は内ケース7の底部に上
下動および若干の横方向の遊びSを持つようにばね87
を介して支持され、自身の下向き突起14aが内ケース
7の底部穴7bに前記遊びSを持って嵌まり合って上下
動を案内されるとともに、内周縁14bが中央熱盤13
の外周縁13bに当接して上限位置が規制されている。
これにより外まわり熱盤14は、通常前記上限位置にば
ね87によって保持されているが、中央熱盤13に内鍋
3が受載されたとき、この内鍋3に押し下げられて内鍋
3の底部に密着する。
【0016】ここで中央、外まわり熱盤13、14は、
第1、第2の炊飯ヒータ11、12を分離して内蔵し、
内鍋3の底部の広い範囲に亘って働かせることにより、
高容量ヒータが内鍋3の底部の狭い部分に集中して働
き、部分過熱や部分溶融の原因となるようなことを回避
している。この場合、広い範囲に設ける第1、第2の炊
飯ヒータ11、12の双方を1つの熱盤に内蔵して内鍋
3の底部に当接させるのでは、熱盤の反りの影響が大き
くなって熱盤と内鍋3の底部との間に隙間ができて加熱
効率を低下させるが、中央、外まわり熱盤13、14に
分けて内蔵し内鍋3の底部との当接を図るのでこのよう
な熱盤の反りによる問題を解消することができる。
【0017】しかしこの場合、中央、外まわり熱盤1
3、14の双方が内鍋3の底部と適正に接触し合う取付
けの位置精度は得にくい。そこで、内鍋3の下面に真下
から接して加熱する第1の炊飯ヒータ11を内蔵した中
央熱盤13の側を内ケース7の底部に前記のように固定
し、内鍋3の底部の外周部に当接して内鍋3の底部まわ
りから加熱する第2の炊飯ヒータ12を内蔵した熱盤1
4の側を、前記のように上下動および横方向の遊びSを
持つようにフローティング支持してある。また外まわり
熱盤14の内面は、内鍋3の底部の外周部形状に合わせ
て上方より下方に向け開口が小さくなるほぼすり鉢型の
形状に形成してある。
【0018】要するに本実施例では、内鍋3の底部の中
央部に高容量ヒータを集中して働かさなくてよいよう、
炊飯ヒータを内蔵した熱盤を器体4の底部中央に位置す
る中央熱盤13と、これの外まわりに位置する外まわり
熱盤14とに分けて設けるのに、中央熱盤13の側を器
体4の内ケース7底部に固定し、他方の外まわり熱盤1
4を器体4の底部にばね87を介し遊びSを持つととも
に最上動位置にあるように付勢して支持したから、これ
ら熱盤13、14に内鍋3を載置するとき、内鍋3は内
ケース7底部に対し遊びSを持った外まわり熱盤14の
内面にて、これのほぼすり鉢状の形状と前記遊びSとに
よるラフな案内を受けながら、こじれや大きな位置ずれ
なく器体4内、つまり内ケース7に難なく収容されてい
き、内ケース7の底部に固定された中央熱盤13上に載
って密着状態に自然に落ちつくのと同時に、外まわり熱
盤14をばね87に抗して押し沈めながらこれを密着状
態に沿わせることになり、内鍋3を簡易に装着して中央
熱盤13および外まわり熱盤14との密着を図ることが
できる。またこの結果、収容状態の内鍋3は固定された
中央熱盤13によって適正な姿勢および高さに規正され
るので、器体1の肩部や蓋5との位置関係を正しく保つ
ことができるし、中央熱盤13の中央の開口13aを利
用して内鍋3の底部と接して炊飯や保温の温度を検出す
る温度サンサ16等との位置関係、およびこの温度セン
サ16と内鍋3との位置関係をも適正に保って適正な温
度検出が行われるようにすることができる。
【0019】器体1の内ケース7はアルミニウム製と
し、これの熱伝導性のよいのを利用して、鉄とアルミニ
ウムの合金鋼板(商品名アルスタ)等の熱伝導が期待で
きない材料よりなる内ケースに対応して従来から内ケー
スの胴部まわりに巻付けて採用されている胴部ヒータ
と、蓋体の内鍋口部を閉じる部分に設けていた蓋ヒータ
との代わりに、内ケース7の器体1の口部1aの肩部に
露出する外向きフランジ7a下面に当接する肩ヒータ1
7を、図1、図3、図4に示すように設け、この肩ヒー
タ17からの熱が内ケース7と、蓋体5の内鍋3の口部
3aに対向しかつこれを閉じるアルミニウム等の熱伝導
性のよい金属製の内蓋34とに伝導して、内鍋3内のご
飯をまわりから均一に過熱できるようにしている。した
がって、保温のためのヒータ数を1つ削減することがで
きる。
【0020】なお肩ヒータ17は、ケース7の外向きフ
ランジが形成している下向きの環状溝7c内に嵌め付け
てある。
【0021】蓋体5は、器体1にヒンジ軸4により枢支
されたヒンジ部31と、器体1および内鍋3の口部1a
および3aを開閉するように覆う大きさを有し、前記ヒ
ンジ部31に着脱される蓋本体32とからなり、蓋本体
32は前記ヒンジ部31とのアリ形状とアリ溝形状との
嵌まり合い部を持って図1の矢印で示す方向にスライド
して嵌まり合う嵌合凹部32aを有し、この嵌合凹部3
2aがヒンジ部31と嵌まり合う図1、図4に示すよう
な装着状態にて、ヒンジ部31内に収容している板ばね
33の先端クリックストッパ部33aと係合する図4に
示すような突起32bを有し、この係合によって前記装
着状態に安定させられ、蓋本体32がヒンジ部31から
不用意に脱落するのを防止している。蓋本体32をヒン
ジ部31から取り外すには、前記突起32bをクリック
ストッパ部33aとの係合を板ばね33のばね力に抗し
ながら引き外すことにより行える。
【0022】蓋本体32は樹脂製の上板36と下板37
とを合わせてねじ38にて結合した中空のものとされ、
内部に断熱材39を内蔵している。下板37の下には前
記内蓋34を有し、この内蓋34の中央部には内鍋3内
で発生する蒸気を外部に逃がす筒状の蒸気口41が固定
して設けられ、この蒸気口41は蓋本体32の中央の開
口42内に望み、開口42の上端部に装着した簀の子状
のカバー47を通じて蒸気を外部に逃がせるようにして
ある。
【0023】蒸気口41は基部まわりに内蓋34と協働
して形成した環状溝41aを有し、これが開口42の下
縁部に設けた内向きフランジ42aに上下の遊びSSを
持って不分離状態に嵌め合わされることにより、内蓋3
4を蓋本体32に取付け、このフランジ42aに装着し
たシールパッキング44の下端シールリップ44aが下
板37と内蓋34との間で突っ張って前記遊びSSによ
るぐらつきを防止するとともに、内蓋34を内鍋3の口
部3aに押しつけるようにしてある。また内鍋3の口部
3aの口縁に対向する内蓋34の部分には、前記口縁に
圧接するシールパッキング46が内蓋34の外向きの環
状溝34aを利用して装着されている。
【0024】これらシールパッキング44および46の
弾性は、内蓋34の外周が前記内ケース7の外向きフラ
ンジ7aの上面に確実に密着した状態を確保した上で、
内鍋3の製作誤差や組立て誤差、あるいは内鍋3の収容
状態の若干の違い等が生じても、内蓋34が内鍋3の口
部3aの口縁に確実に密着して十分なシール性が得られ
る。
【0025】蓋体5には図4に示すようにヒンジ軸4の
まわりに蔓巻き部を装着したばね51が働かされ、蓋体
5を開き方向に付勢するようにしている。そして、前記
板ばね33の後端部33bは肩部材8bの蓋体5をヒン
ジ軸4により枢支する軸受部52の背部に摺接して、蓋
体5がばね51により開かれる動きを制動して、ゆっく
りと開かれるようにしている。
【0026】蓋本体32はばね51に抗して閉じ状態に
されると、図3に示すように自由端部である前部に設け
られた係止部32aが器体1の肩部材8bの前部に設け
られたロックレバー53と係合することにより、前記閉
じ状態にロックされるようにしてある。したがってロッ
ク状態では蓋体5はばね51によっても開かれず、ロッ
クレバー53をロック位置にあるように付勢しているば
ね54に抗して押動し、枢軸55を中心に反時計方向に
回動させることにより前記係止部32aとの係合を外す
と、蓋体5がばね51の付勢によって自動的に低速度で
開かれるようになる。
【0027】内ケース7の胴部のまわりは断熱壁20に
よって覆い、炊飯および保温時の外部への熱の逃げを防
止するようにしている。
【0028】器体1の内ケース7および外装ケース8の
胴部間の前部空間内に、制御基板18が設けられ、肩部
材8bの前部に設けた操作パネル19の内側に位置する
操作基板21とともに、各種のモード設定とこれに応じ
た制御、および操作状態や動作状態の表示のための制御
を行うようにしてある。器体1の外装ケース8の底部下
に形成した下方に開放した凹部24内に器体1内の電気
装備品を電源に接続するための電源コードを引出せるよ
うに巻取り収納したコードリール25が設けられてい
る。
【0029】制御基板18および操作基板21は樹脂製
の制御ホルダ22に保持され、肩部材8bの前部の下面
に図3に示すようにねじ23によって取付けてある。肩
部材8bが係止している器体1の後半部外周に段部81
には伏倒したハンドル82を格納するようにしあり、ハ
ンドル82はこれの両端部に一体に設けた内向きの枢軸
82aを、図2に示すように肩部材8bの軸受穴83に
挿入して枢支してある。枢軸82aの先端外周にはスト
ッパ片82bが突設され、ハンドル82の非使用状態と
なる所定の回動姿勢でのみ、軸受穴83の切欠き84と
対向してハンドル82を着脱できるようにしている。
【0030】本実施例ではさらに、第1、第2の炊飯ヒ
ータ11、12および肩ヒータ17は、図6に示す制御
回路によって通電制御し、炊飯および保温を行うように
してある。この制御回路は中央熱盤13内の第1の炊飯
ヒータ11、外回り熱盤14内の第2の炊飯ヒータ12
のそれぞれを単独でオン、オフするリレー接点61、6
2とこれらをオン、オフ制御するリレードライバ63、
およびこれら第1、第2の炊飯ヒータ11、12の双方
に直列に接続される肩ヒータ17の回路をオン、オフ制
御するトライアック65とを有し、これらリレードライ
バ63およびトライアック65をマイクロコンピュータ
66により制御するようにしてあり、この制御は各種モ
ード設定と、モードや動作の表示とを行う操作パネル6
7からの操作入力と、温度センサ16からの温度情報と
によって、設定されているモードを達成するように行わ
れる。
【0031】外まわり熱盤14は内鍋3の底部の外周部
に密着していて、内鍋3との接触面積を中央熱盤よりも
広く採りやすいので、外まわり熱盤14に内蔵している
第2の炊飯ヒータ12の方を、第1の炊飯ヒータ11よ
りも容量を高くして必要な容量を得、局部過熱の問題を
解消している。具体的には第1の炊飯ヒータ11を50
0W、第2の炊飯ヒータ12を800Wとして、総容量
1300Wの高容量を得ている。
【0032】これら第1、第2の炊飯ヒータ11、12
を利用した本実施例での炊飯について述べると、図7に
示すように炊飯温度が60℃に達するまでは、第1、第
2の炊飯ヒータ11、12肩ヒータ17を5/14の時
間割合でオンするとともに、肩ヒータ16を第1、第2
の炊飯ヒータ11、12とのシリーズな低発熱状態で9
/14の時間割合にてオンし、米への吸水工程を行う。
【0033】60℃に達して吸水が終了すると、炊飯温
度の単位時間当たりの上昇率によって内容量、つまり炊
飯の合数を判定し、例えば満杯状態では第1、第2の炊
飯ヒータ11、12の双方を14/14のフルパワー連
続通電と、肩ヒータ17のオフにより高容量通電を行
い、少量の場合は第1の炊飯ヒータ11を10/14、
第2の炊飯ヒータ12を4/14、肩ヒータ17を4/
14の各時間割合にて低容量通電して、いずれの場合も
炊飯温度が130℃になるまで炊飯工程を行う。
【0034】この少量の場合の通電は中央熱盤13に内
蔵している第1の炊飯ヒータ11を大きく使用すること
により、熱の無駄をなくすとともに、外まわり熱盤14
からの熱が内鍋3の水のない側周部分にまで及んで空炊
き状態となるのを防止する。
【0035】炊飯温度が130℃に達したら、ヒータの
通電容量を少し下げて110℃に保つ蒸らし工程を12
分行って後、保温工程に移行する。
【0036】なお本実施例では保温機能を持った炊飯器
について述べたが、保温機能を持たないものにも適用で
きることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、内鍋の底部の中央部に
高容量ヒータを集中して働かさなくてよいよう、ヒータ
を内蔵した熱盤を器体の底部中央に位置する中央熱盤
と、これの外まわりに位置する外まわり熱盤とに分けて
設けるのに、中央熱盤の側を器体の底部に固定し、他方
の外まわり熱盤を器体の底部にばねを介し遊びを持つと
ともに最上動位置にあるように付勢して支持したから、
これら熱盤に内鍋を載置するとき、内鍋は器体の底部に
対し遊びを持った外まわり熱盤の内面にて、これのほぼ
すり鉢状の形状と前記遊びとによるラフな案内を受けな
がら、こじれや大きな位置ずれなく器体に難なく収容さ
れていき、器体の底部に固定された中央熱盤上に載って
密着状態に自然に落ちつくのと同時に、外まわり熱盤を
ばねに抗して押し沈めながらこれを密着状態に沿わせる
ことになり、内鍋を簡易に装着して中央熱盤および外ま
わり熱盤との密着を図ることができる。またこの結果、
収容状態の内鍋は固定された中央熱盤によって適正な姿
勢および高さに規正されるので、器体の肩部や蓋との位
置関係を正しく保つことができるし、中央熱盤の中央の
開口を利用して内鍋の底部と接して炊飯や保温の温度を
検出するサンサ等との位置関係、およびこのセンサと内
鍋との位置関係をも適正に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す炊飯器の縦断面図
である。
【図2】図1の炊飯器の図1とは異なった向きで示す半
部の縦断面図である。
【図3】図1の炊飯器の蓋体のロック部を示す断面図で
ある。
【図4】図1の炊飯器の蓋体の枢着部を示す断面図であ
る。
【図5】図1の炊飯器の中央熱盤および外まわり熱盤の
設置状態を示す断面図である。
【図6】図1の炊飯器の炊飯ヒータおよび肩ヒータの制
御回路図である。
【図7】図4の制御回路の主な制御のフローチャートを
示す図である。
【符号の説明】
1 器体 3 内鍋 11、12 炊飯ヒータ 13 中央熱盤 14 外まわり熱盤 15 ねじ 87 ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋を収容する器体の底部に、この底部
    の中央に配置した中央熱盤と、この中央熱盤の外まわり
    に配置した外まわり熱盤とを設けてそれぞれにヒータを
    内蔵し、これらの熱盤の上に前記内鍋を載置し、中央熱
    盤を器体の底部に固定し、外まわり熱盤を器体の底部に
    ばねを介し遊びを持つとともに最上動位置にあるように
    付勢して支持し、外まわり熱盤の内面を内鍋底部の外周
    部形状に合わせて上方より下方に向け開口が小さくなる
    ほぼすり鉢型の形状に形成したことを特徴とする炊飯
    器。
JP5332892A 1993-12-27 1993-12-27 炊飯器 Expired - Lifetime JP2601178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5332892A JP2601178B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5332892A JP2601178B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07184771A JPH07184771A (ja) 1995-07-25
JP2601178B2 true JP2601178B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=18259973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5332892A Expired - Lifetime JP2601178B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601178B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107912958B (zh) * 2016-10-08 2023-07-11 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 一种带热盘加热的电饭煲
KR102301813B1 (ko) * 2017-03-24 2021-09-14 쿠쿠전자 주식회사 전기밥솥의 열판 지지구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07184771A (ja) 1995-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007135829A (ja) 炊飯器
JP2601178B2 (ja) 炊飯器
JP2000217704A (ja) 炊飯器
JP3411424B2 (ja) 電磁炊飯器
JP2005034223A (ja) 電気炊飯器
JPH07194484A (ja) 炊飯ジャー
JP2007029403A (ja) 炊飯器
JP3595423B2 (ja) 炊飯調理器
JP5605415B2 (ja) 炊飯器
JP2715880B2 (ja) 電気炊飯器
JPH0748214Y2 (ja) スープ等の汁物ジャー
JP2009195486A (ja) 炊飯器
JP3025620B2 (ja) 調理用ホットプレート
JPH03915Y2 (ja)
JP3376987B2 (ja) 電気炊飯器
JP3468157B2 (ja) 炊飯器
JP3849595B2 (ja) 電気炊飯器
JP2620680B2 (ja) 電気煮炊器の制御装置
JP3334404B2 (ja) 調理器
JPH10314017A (ja) 電磁誘導炊飯器の内蓋加熱方法とこれを用いた電磁誘導炊飯器
JP2007135886A (ja) 炊飯器
JP2877460B2 (ja) 電気調理器
JP2004160184A (ja) 炊飯器
JPH0937929A (ja) 電磁誘導炊飯器
KR20040021908A (ko) 전기밥솥의 바텀센서 설치 구조

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees